JPH0775009B2 - 直接制御が可能なキャッシュメモリ - Google Patents

直接制御が可能なキャッシュメモリ

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JPH0775009B2
JPH0775009B2 JP4146795A JP14679592A JPH0775009B2 JP H0775009 B2 JPH0775009 B2 JP H0775009B2 JP 4146795 A JP4146795 A JP 4146795A JP 14679592 A JP14679592 A JP 14679592A JP H0775009 B2 JPH0775009 B2 JP H0775009B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャッシュメモリに関
し、特に診断検査が可能であり、実施間応答プログラム
の特定部分の命令やデータを常駐させることにより、高
いビット率を保障したキャッシュメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理機器の処理速度は、メモリのア
クセス速度により大きく影響を受けるため、アクセス速
度が速いメモリが要求される。しかし、高速アクセスメ
モリは値段が非常に高いので、すべてのメモリを高速ア
クセスメモリで構成するのは経済的な理由で困難であ
る。したがって、メモリのアクセス速度を高めるための
方法として、1次メモリとして高速アクセスである低容
量メモリを、2次メモリとして低速アクセスである高容
量メモリを有する階層構造記憶システムを用いることが
広く一般化されている。
【0003】このような階層構造システムは、中央演算
処理装置の処理速度とメインメモリの処理速度に著しい
差があるとき、情報処理機器の性能を高めるため中央演
算処理装置とメインメモリとの間に、命令の処理速度が
中央演算装置と類似なキャッシュメモリが用いられる。
【0004】前記キャッシュメモリは、メインメモリよ
り容量が小さくてメインメモリに記憶された内容の一部
分をのみ有しているため、演算処理遂行の際、必要とす
る命令語やデータをキャッシュメモリから探すことがで
きない場合には、メインメモリから命令語やデータを読
み取らなければならない。演算処理の際、望む命令語や
データをキャッシュメモリから探すことができる場合に
はヒットであるといい、キャッシュメモリの効率はヒッ
ト率により左右される。このように、キャッシュメモリ
は、情報処理機器において作動されるプログラムがアク
セスするようになる情報の局所性であるという特性を有
することにより、大部分のメインメモリのアクセスをキ
ャッシュメモリそれ自体から処理させることができるの
で、メインメモリの呼び出し時間を実質的に短縮させる
役割をする。
【0005】前記したキャッシュメモリの構造は、大韓
民国特許公告第91−2555号“2端子対メモリを用
いたキャッシュメモリ回路”または同特許公告第91−
2556号“キャッシュメモリ装置”に開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャッシュメモリは、ヒット率を、演算処理の際遂行さ
れる情報の局所性という特性にのみ限定されることによ
り、常に高いヒット率を保障し難いという短所があっ
た。かかる短所は、メモリアクセス時間が重視される実
施間応用プログラム(Real Time Appli
cation Program:システムにおいて定め
られている時間中に定められている仕事を遂行させるた
めのコントロールプログラム)において、キャッシュメ
モリのヒット率を一定の値以上に高めることができない
ため、実施間応用プログラムの効率を低める結果を生む
ことになる。また、キャッシュメモリが有している命
令,検証が困難であるという点は、前記した短所を加重
させる理由となっている。
【0007】本発明の目的は、前記した従来の短所を解
決するためのものであり、実施間応用プログラムにおい
て、特定部分の命令あるいはデータを常にキャッシュヒ
ットするようにして、キャッシュミスによる交替の対象
から除いて、実施間応用プログラムの特定部分に対して
常に100%の保障されたヒット率を有するキャッシュ
メモリを提供することである。
【0008】また、本発明の目的は、キャッシュメモリ
に、メインメモリのようなアドレス指定方式によるアク
セス手段を設けることにより、診断検査が可能なキャッ
シュメモリを提供することである。さらに、本発明の目
的は、プログラムによらず、ハードウェアによる誤検出
を行なうことができるトラップを有するキャッシュメモ
リを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、中央処理装置とのインタフェース機能とキャ
ッシュブロック部の状態制御機能とキャッシュアクセス
制御機能とを有するステートマシンと、前記ステートマ
シンに連結されてキャッシュヒットを判断する機能とプ
ログラムカウンタ機能とメモリアクセス機能とを有する
キャッシュメモリブロック部と、ステートマシンとキャ
ッシュメモリブロック部に連結されてプログラマーによ
りアクセスが可能なキャッシュコントロールレジスタ部
とで構成してある。そして、好ましくは、前記ステート
マシンを、中央処理装置の新しいメモリアクセス要求信
号を受け入れるアイドル状態と、キャッシュメモリをア
クセスするサーブ状態と、中央処理装置が要求するデー
タをラインバッファから中央処理装置に伝送した後アイ
ドル状態に移るメモリ命令レスポンス状態と、データが
ラインバッファにアップデートされる時間のための前遅
延状態、遅延状態(de1ay)を有するキャッシュブ
ロック状態制御部と、キャッシュアクセスできるキャッ
シュ待機状態と、キャッシュミスである場合にバスリク
ウェストするミス状態1、ミス状態Vと、バスを通じて
入力されるデータをキャッシュとラインバッファにアッ
プデートさせるミス終了状態1、ミス終了状態2と、キ
ャッシュセットのLRU具現のためのUw ビットをオ
ンさせた後キャッシュ待機状態に移るキャッシュ終了状
態を有するキャッシュアクセス制御部とで構成し、ま
た、前記キャッシュコントロールレジスタを、キャッ
シュディスエーブルプラグ(CADIS)と、Xキャッ
シュ区域ディスエーブルプラグ(XDIS)と、ブレー
クポイントイネーブルプラグ(BPEN)と、キャッシ
ュメモリブロック部のLVx、LVw、Uw ビットを
リセットするプラグ(RESLVx,RESLVw,R
ESLUw)とで構成し、さらに、前記キャッシュメモ
リを、ハードウェアによる誤検査を可能にするトラップ
部をさらに含んだ構成としてある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を添付図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施例にし
たがう直接制御が可能なキャッシュメモリの全体ブロッ
ク図である。ステートマシン部1は、中央処理装置との
インタフェース機能及びキャッシュメモリブロック部3
を制御する機能を有する。ステートマシン部1とキャッ
シュメモリブロック部3とトラップ部4に連結されたキ
ャッシュコントロールレジスタ部2は、キャッシュメモ
リブロック部3をリセットする機能と、キャッシュディ
スエーブル機能と、Xキャッシュ区域ディスエーブル機
能と、ブレークポイント機能を有する。ステートマシン
部1とキャッシュコントロールレジスタ部2とトラップ
部4とに連結されたキャッシュメモリブロック部3は、
プログラムカウンタ機能と、キャッシュヒットを判断す
る比較機能とラインバッファ機能と、メモリアクセス機
能とを有する。キャッシュコントロールレジスタ部2と
キャッシュメモリブロック部3に連結されたトラップ部
4はブレークポイントトラップとアラインメントトラッ
プを発生させる機能を有している。なお、実施例におい
ては、トラップ部4が含まれているが、本発明はトラッ
プ部4がなくても構成することができる。
【0011】図2は本発明の実施例にしたがう直接制御
が可能なキャッシュメモリブロック部の詳細図である。
同図において、iasf(instruction address strobe
fast) 信号とsend信号は図示しない中央処理装置か
ら発生される信号である。iasf信号はプログラム実
行中、ブランチ,コール,リターン,インタラプタ,ト
ラップなどによりプログラムの制御流れが変わるとき、
中央処理装置がステートマシン1に新しいアドレスを提
供しながら該当アドレスのデータを提供してくれという
要請信号である。またsend信号は、中央処理装置内
の命令バッファ5が空いているので連続的なアドレスの
データをアクセスしてくれという要請信号である。
【0012】中央処理装置はブランチが発生する場合、
ブランチアドレスを送りながらiasf信号をオンさせ
る。iasf信号がオンされると、キャッシュメモリブ
ロック部3内にあるプログラムカウンタ31に中央処理
装置からバスを通じて提供されるブランチアドレスがア
ップデートされる。このとき、キャッシュビズィである
とアイドル状態に転換するまで待っていた後、キャッシ
ュプログラムカウンタ32にブランチアドレスがアップ
デートされる。キャッシュプログラムカウンタ32にブ
ランチアドレスがアップデートされながらビット10〜
ビット4の7ビットによりキャッシュ部35のキャッシ
ュセットが選択される。
【0013】本発明の実施例において、キャッシュ部3
5であるキャッシュメモリの容量は4キロバイト(4K
B)であり、二重セット組合方式にて写像(mappi
ng)されている。キャッシュセットの数は128個で
あり、1セットは2ライン(Wライン,Xライン)とな
っており、1ラインは4ワード、LV(Line Va
lid)ビット及びタグ(TAG)からなっており、1
ワードは4バイトとなっている。また、それぞれのキャ
ッシュセットごとにLRU(Least Recent
ly Used)具現のためのUw(Used W−l
ine)ビットがある。前記Uwビットがオンである
と、Wラインのデータは最近に用いられたデータであ
る。したがって、キャッシュミスである場合に交替され
る方はXラインである。LVビットがオンであると該当
ラインが有効であることを示すが、該LVビットの初期
値はオフであるが、該当ラインにデータがアップデート
されるとオンされる。かかるLVビット及びUwビット
は、キャッシュコントロールレジスタ2のRESLV
x,RESLVw,RESLUwプラグを用いてクリア
(リセット)することができる。Wライン及びXライン
のタグ信号(TAGw,TAGx)は、同時にプログラ
ムカウンタ31のビット31〜ビット11の21ビット
と比較部36で比較されて、二つのタグ(TAGw,T
AGx)の中のいずれか一方でもプログラムカウンタ3
1のビット31〜ビット11のインコーディング値と一
致すると、キャッシュヒットであるといい、そうでなけ
ればキャッシュミスであるという。キャッシュヒットで
ある場合は、該当ラインのラインバッファ33,34が
選択される。
【0014】ブランチアドレスにより選択されたキャッ
シュセットのデータは、ラインバッファ33,34にア
ップデートされ、タグ信号(TAGw,TAGx)はブ
ランチアドレスのビット31〜ビット11の21ビット
と比較されることにより、キャッシュヒット/キャッシ
ュミスの可否が判定され、その結果、信号(ヒット)が
ステートマシン1に入力される。キャッシュヒットであ
る場合には、キャッシュヒットされた方のラインバッフ
ァ33,34からブランチアドレスのビット3〜ビット
2の2ビットにより選択されたワードを中央処理装置内
の命令バッファ5へ送るようになり、このとき、ステー
トマシン1はメモリ命令レスポンス(memory instructi
on response : 以下、“mirsp”という)信号をオ
ンさせる。キャッシュミスである場合は、バス要請をし
てメインメモリをアクセスするが、4ワードで構成され
たラインすべてをアップデートしなければならないので
四回のメインメモリアクセスがなされる。
【0015】メインメモリからアクセスされたデータ
は、キャッシュ部35とラインバッファ33,34にア
ップデートされながら、同時に中央処理装置内の命令バ
ッファ5に送られる。中央処理装置がsend信号をオ
ンさせるときにも、アドレスがラインバッファ33,3
4の境界をすぎる場合はiasf信号発生時のようにキ
ャッシュをアクセスするが、そうでない場合にはライン
バッファ33,34に望むアドレスのデータがあるかを
検査して、該当データがあるとラインバッファ33,3
4で直接アクセスする。キャッシュが交替中であるとき
に、ラインバッファ33,34がまだアップデートされ
ない場合はラインバッファ33,34でアクセスしない
で高速バスを通じて直接データを中央処理装置内の命令
バッファ5に送る。したがって、ラインバッファ33,
34を経る時間を節約して中央処理装置に速いアクセス
時間を提供することができる。
【0016】プログラムカウンタ31のアドレスは、m
irsp信号が発生するとき四つ増加されて次のワード
を指定するようになる。キャッシュプログラムカウンタ
32のビット3〜ビット2の2ビットは、キャッシュが
交替されるごとに次の交替ワードを指定し、ビット10
〜ビット4の7ビットはキャッシュセットを選択する役
割をする。したがって、一つのラインの交替が済むとキ
ャッシュプログラムカウンタ32は、次のキャッシュセ
ットを指定するようになる。
【0017】プログラマーが望むブレークポイントアド
レスをBPR(Break Point Register)41に設定する
と、該当アドレスのデータが中央処理装置に供給される
ときにトラップ発生部43からブレークポイントトラッ
プが発生する。トラップ発生部43はBPR41の値と
現在のプログラムカウンタ31の値とを比較してトラッ
プを発生させるが、BPM(Break Point Mask Registe
r) 42のビットが“1”である場合のみ比較するの
で、単ステップ機能を支援することができる。アライン
メントトラップは、ノンマスクアブルトラップ(non-mas
kable trap) として、中央処理装置が求めるデータのア
ドレスがハーフワード境界(half-word boundary)をすぎ
るとき発生する。
【0018】図3は本発明の実施例にしたがうキャッシ
ュブロック状態制御部のステートダイヤグラムである。
キャッシュブロック状態制御部11の役割は、中央処理
装置の要請信号を受けてラインバッファ33,34ある
いはキャッシュ部35でデータをアクセスすることがで
きるかを確認し、データをアクセスすることができる場
合はmirsp信号を発生させ、データを直ちにアクセ
スすることができないキャッシュビズィの場合は、その
要請を待機させデータをアクセスすることができるまで
これを記憶しているものである。前記したiasf信号
発生の可否を記憶するフラブがiasrq(iasf
request)レジスタにあり、iasf信号が発生
されるとオンされ、ステートマシン1がサーブ状態(s
erve)に変わるときオフされる。send信号は、
現在のプログラムカウンタ31の値に応じてステートマ
シン1により二つに分けられるが、現在のプログラムカ
ウンタ31のビット3とビット2のいずれもが”0”で
あるとbydrq(send request bey
ond line buffer bound)信号が
発生され、そうでなければsendrq(send r
equesut)信号が発生される。sendrq信号
発生の際、4ワードで構成されたラインバッファ33,
34にデータがあると、ラインバッファ33,34でデ
ータをアクセスすることができるが、プログタムカウン
タ31のビット3とビット2のいずれもが”0”である
bydrqである場合は、ラインバッファ33,34に
望むデータがないので次のキャッシュセットをアクセス
しなければならない。
【0019】図3のアイドル状態111は、新しい中央
処理装置の要請が受けられる状態を意味する。アイドル
状態111においてiasrqあるいはbydrq信号
が発生するとサーブ状態112に変わるようになり、サ
ーブ状態112においてキャッシュをアクセスする。キ
ャッシュアクセスの結果、キャッシュヒットであるとm
irsp(memory instruction response) 状態115に
変わるようになり、この状態から中央処理装置内の命令
バッファ5にデータを伝送するようになる。サーブ状態
112においてキャッシュミスが発生すると、メインメ
モリからデータをアクセスしてキャッシュにアップデー
トさせるまでサーブ状態112が持続され、メインメモ
リアクセスのためのバスサイクルが済むieoc信号が
発生するときmirsp状態115に変わるようになれ
る。mirsp状態115は、1クロックサイクル間の
データ伝送状態であり、1クロックサイクルのあと無条
件アイドル状態111に移るようになる。
【0020】サーブ状態112においてiasrq信号
がオンされると、既存の要請信号はアクセスすることが
必要でないのでこれを中止し、アイドル状態111に戻
って新しいiasrq信号に対する用意をするようにな
る。サーブ状態112においてmirsp状態115に
移るときは、send信号がオンされなければならな
い。前記send信号は、プログラムの遂行中に条件部
分岐命令にあたるとオフされるが、分岐条件の検討の結
果、分岐しなければsend信号は再びオンされ、分岐
するとiasf信号を発生するようになる。サーブ状態
112において、キャッシュヒット信号あるいはieo
c信号が発生するときにsend信号がオフであると、
サーブ状態112は前遅延状態113あるいは遅延状態
114に変わるようになり、iasf信号が発生するか
を確認した後、次の状態を決める。ieoc信号発生の
際、メインメモリからくるデータがラインバッファ3
3,34にアップデートされる時間が必要であるため、
前遅延状態113を経て遅延状態114に移るようにな
る。遅延状態114においてiasrp信号がオンされ
ると、遂行していた作業を中断しアイドル状態111に
移るが、iasrp信号が続けてオフでありsend信
号が再びオンされると、mirsp状態115となって
中央処理装置にデータを提供するようになる。
【0021】アイドル状態111において、sendr
q信号がオンであるとき、該当するデータがラインバッ
ファ33,34にあるとlbhit(line buffer hit)
信号がオンされ、すぐmirsp状態115に変わるよ
うになる。ラインバッファミスである場合は、lbhi
t信号がオフされながら送り待ち状態(send wait:sd
wt)116に移るようになるが、送り待ち状態116
においてlbhit信号あるいはieoc信号が発生す
るとmirsp状態115に移って中央処理装置にデー
タを送るようになる。
【0022】図4は本発明の実施例にしたがうキャッシ
ュアクセス制御部のステートダイヤグラムである。同図
に示すキャッシュ待機状態(cache ready)121は、キ
ャッシュをアクセスすることができる状態である。キャ
ッシュ待機状態121において、iasrq信号あるい
はbydrq信号によりキャッシュアクセスがはじまる
キャッシュ可能1状態122に移る。キャッシュ可能2
状態123において、プログラムカウンタ31のビット
31〜ビット11がキャッシュセットのタグ信号A(T
AGx,TAGw)と比較されてキャッシュヒットの可
否を決める。キャッシュヒットであると、キャッシュ終
了状態128に移ってUwビットをアップデートさせキ
ャッシュアクセスが済む。一方、キャッシュミスである
と、ミス1状態124においてバスリクエストしてbu
sgr(bus grant) 信号がオンされると、ミスV状態1
25で待機している間に、四つのieoc信号が入る
と、ミス終了1状態126,ミス終了2状態127を経
てキャッシュ終了状態128に移るようになる。四つの
バスサイクルを行なう理由は、キャッシュの1ラインが
4ワードで構成されているためである。バスを通じて入
るデータは、ラインバッファ33,34及びキャッシュ
部35にアップデートされる。ミス終了1状態126,
ミス終了2状態127が必要な理由は、キャッシュにデ
ータがアップデートされる時間をかせぐためである。c
adis(cache disable) 信号がオンされているキャッ
シュディスエーブルモードにおいては、実際キャッシュ
アクセスは行なわないでいずれもキャッシュミスに扱う
ため、キャッシュ待機状態121で直ぐミス1状態12
4に移って一度だけのメインメモリアクセスを行なうよ
うになる。キャッシュディスエーブルモードにおいて
は、キャッシュメモリはキャッシュミスによりアップデ
ートされない。
【0023】図5は本発明の実施例にしたがうキャッシ
ュコントロールレジスタ部の構造図である。CADIS
(cache disable) プラグがオンされるとキャッシュディ
スエーブルモードとなり、このモードにおいてはキャッ
シュの診断検査をすることができる。このモードにおい
ては、主メモリからアクセスされたデータがキャッシュ
にアップデートされず、LOAD/STOREのような
メモリ基準命令により直接キャッシュをアクセスするこ
とができる。キャッシュをイネーブルするためにはCA
DISプラグをオフしなければならないし、もし、キャ
ッシュビズィ状態でCADISプラグの値を変える命令
を行なうと、キャッシュがアイドル状態になるとき値が
変わるようになる。CADISプラグをソフトウェアに
よりオンさせると、キャッシュはデータを提供する役割
をしないでメモリアドレスに写像された内部レジスタで
扱われる。したがって、メモリ基準命令を用いてキャッ
シュメモリ診断プログラムを行なうことができる。キャ
ッシュディスエーブルモードにおけるiasf信号ある
いはsend信号のいずれもキャシュミスで扱われ、バ
スリクウェストを通じてアクセスされたメインメモリの
データはキャッシュ部35やラインバッファ33,34
にアップデートされず中央処理装置内の命令バッファ5
にアップデートされる。
【0024】キャッシュディスエーブルモードにおい
て、キャシュメモリのアドレスはキャシュプログラムカ
ウンタ32によらずアドレスバスによる。アドレスバス
のビット31〜ビット13の19ビットはキャッシュが
指定されたことを知らせ、ビット12はタグ/命令フィ
ールドを、ビット11はW/Xキャッシュ区域を、ビッ
ト10〜ビット4の7ビットはキャッシュセットを、ビ
ット3〜ビット2の2ビットはワードを区分する。タグ
を指定するアドレスにはLVビット、Uwビットなども
含まれている。キャッシメモリに対するリード動作は、
キャッシュイネーブルモードのときのようにキャッシュ
メモリの出力がラインバッファ33,34にアップデー
トされ、ラインバッファ33,34の出力がマルチプレ
クサ37を経てデータバスに出力される。ライト動作
も、キャッシュイネーブルモードのときのようにデータ
バスにのったデータを入力レジスタ6から読み出してキ
ャッシュに書き込むようになる。
【0025】XDIS(X compartment disable) プラグ
がオンであるとUwビットの内容にかかわらずWキャッ
シュ区域のみ交替の対象となる。この機能を用いると、
速い遂行が要求されるルーチンをキャッシュに常駐させ
ることができるので、キャッシュヒットが常に保障され
て、キャッシュミスによるメインメモリアクセス時間を
縮めることができる。したがって、実施間応用において
キャッシュディスエーブルモードを用いてXキャッシュ
区域に特定のルーチンを貯蔵した後、キャッシュコント
ロールレジスタのXDISプラグをオンすると、Xキャ
ッシュ区域のデータは交替されず続けてキャッシュに常
駐させることができ、この機能を用いて速い遂行が要求
されるルーチンをキャッシュに常駐させてキャッシュミ
スによる交替を防止し、常にキャッシュヒットを保障す
ることによりメインメモリアクセス時間を縮めて速いプ
ログラムの遂行を保障することができる。
【0026】RESLVx(reset LVx) ,RESLVw
(reset LVw) ,RESUw(RESET Uw)のプラグは、それ
ぞれ128個のLVx(X-line valid), LVw(W-line
valid),Uw(Used W-line) のビットをクリアするため
のプラグである。これらプラグを用いてキャッシュをき
れいにクリアすることができる。キャッシュビズィであ
るときにこれらプラグをオンすると、アイドル状態とな
るまで待っていたキャッシュがアイドル状態となって1
クロックサイクルの間のクリアパルスを発生した以後オ
フされる。
【0027】BPEN(break point enable)プラグの初
期値はオフであり、このプラグをオンさせるとブレーク
ポイントがオンされる。ブレークポイントアドレスはB
PR41及びBPM42により決まる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の実施例において、
実施間応用プログラムから特定部分の命令あるいはデー
タを常にキャッシュヒットされるようにしてキャッシュ
ミスによる交替の対象から除いて、実施間応用プログラ
ムの特定部分に対して100%のヒット率を保障させる
ことにより、アクセス速度を非常に向上させた効果を有
する直接制御が可能なキャッシュメモリを提供すること
ができる。さらに、キャッシュメモリにメインメモリの
ようにアドレス指定方式によるアクセス手段を設けるこ
とにより診断検査が可能であり、プログラムによらずハ
ードウェアによるキャッシュ診断検査分野において広く
利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にしたがう直接制御が可能なキ
ャッシュメモリの全体ブロック図である。
【図2】本発明の実施例にしたがう直接制御が可能なキ
ャッシュメモリの詳細ブロック図である。
【図3】本発明の実施例にしたがうキャッシュブロック
状態制御部のステートダイヤグラムである。
【図4】本発明の実施例にしたがうキャッシュアクセス
制御部のステートダイヤグラムである。
【図5】本発明の実施例にしたがうキャッシュコントロ
ールレジスタの構造図である。
【符号の説明】
1…ステートマシン部 2…キャッシュコントロールレジスタ部 3…キャッシュメモリブロック部 4…トラップ部 5…命令バッファ 31…プログラムカウンタ 32…キャッシュプログラムカウンタ 33,34…ラインバッファ 35…キャッシュ部 36…比較部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置のメモリアクセス要求信号
    に対してラインバッファあるいはキャッシュメモリから
    応答できるかどうかの要否を確認して応答できる場合、
    応答信号を発生させキャッシュメモリのアクセスを制御
    するステートマシンと、 前記ステートマシンに連結され、プログラムカウンタ機
    能と、キャッシュヒットの可否の比較判断機能と、ライ
    ンバッファ機能と、メモリアクセス機能とを有するキャ
    ッシュメモリブロック部と、 前記ステートマシン及びキャッシュメモリブロック部に
    連結されてキャッシュメモリブロック部をリセットする
    機能と、キャッシュディスエーブル機能と、Xキャッシ
    ュ区域ディスエーブル機能と、ブレークポイント設定機
    とを提供することができるキャッシュコントロールレ
    ジスタ部とからなることを特徴とする直接制御が可能な
    キャッシュメモリ。
  2. 【請求項2】 前記ステートマシンは、中央処理装置の
    新しいメモリアクセス要求信号を受け入れるアイドル状
    態と、キャッシュメモリをアクセスするサーブ状態と、
    中央処理装置が要求するデータをラインバッファから中
    央処理装置に伝送した後アイドル状態に移るメモリ命令
    レスポンス状態(memory instructio
    n response)と、データがラインバッファに
    アップデートされる時間のための前遅延状態(pre−
    delay)、遅延状態(delay)を有するキャッ
    シュブロック状態制御部と、 キャッシュアクセスできるキャッシュ待機状態(cac
    he ready)と、キャッシュアクセスがなすキャ
    ッシュ可能状態(cache enable)1、キャ
    ッシュ可能状態2と、キャッシュミスである場合にバス
    リクウェストするミス状態(miss)1、ミス状態V
    と、バスを通じて入力されるデータをキャッシュとライ
    ンバッファにアップデートさせるミス終了状態(mis
    s end)1、ミス終了状態2と、キャッシュセット
    のLRU(Least Recently Used)
    具現のためのUw(Used W−line)ビットを
    オンさせた後キャッシュ待機状態に移るキャッシュ終了
    状態(cache end)を有するキャッシュアクセ
    ス制御部とからなることを特徴とする請求項1記載の直
    接制御が可能なキャッシュメモリ。
  3. 【請求項3】 前記キャッシュコントロールレジスタ
    は、キャッシュディスエーブルプラグ(CADIS)
    と、Xキャッシュ区域ディスエーブルプラグ(XDI
    S)と、ブレークポイントイネーブルプラグ(BPE
    N)と、キャッシュメモリブロック部のLVx(X−l
    ine valid)、LVw(W−line val
    id)、Uw(Used W−line)ビットをリセ
    ットするプラグ(RESLVx,RESLVw,RES
    LUw)とからなることを特徴とする請求項1記載の直
    接制御が可能なキャッシュメモリ。
  4. 【請求項4】 前記キャッシュメモリは、ハードウェア
    による誤検査を可能にするトラップ部をさらに含んでな
    ることを特徴とする請求項1記載の直接制御が可能なキ
    ャッシュメモリ。
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