JPH0774891A - 撮影システム - Google Patents

撮影システム

Info

Publication number
JPH0774891A
JPH0774891A JP6203537A JP20353794A JPH0774891A JP H0774891 A JPH0774891 A JP H0774891A JP 6203537 A JP6203537 A JP 6203537A JP 20353794 A JP20353794 A JP 20353794A JP H0774891 A JPH0774891 A JP H0774891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
temperature
light
image
controls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6203537A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Kaimai
達夫 開米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP6203537A priority Critical patent/JPH0774891A/ja
Publication of JPH0774891A publication Critical patent/JPH0774891A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】シェーディング,収差,S/N比の劣化を防止
出来る、すなわち従来に比べてより一層画質の劣化を防
止することが出来る撮影システムを提供することを目的
とする。 【構成】サンプル/ホールド回路56からの出力に基づ
いて、まず、光源51の発光光量を制御し、この後、シ
ェーディング,収差が生じないように絞り54を制御
し、さらに、必要に応じてゲインコントロール回路57
を制御するCPU59等を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影システム、詳しく
は、例えば高輝度光源を用いる際、光量の補正を行う撮
影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD等の撮像素子を有した撮影
装置は広く普及しており、また、当該撮影装置に高輝度
の光源を具備した、たとえばフィルムスキャナ等の装置
も知られるところにある。このようなフィルムスキャナ
等の装置は、その装置内部に高輝度な光源を用いている
ため、該光源の発光動作に伴う発熱により装置内の温度
が上昇し、該装置内の様々の電気回路,電気素子等に影
響を及ぼしている。
【0003】たとえば、上記フィルムスキャナの場合、
光源から投射された照射光による被写体像を受けるCC
D等の撮像素子を具備しているが、該光源の発熱等によ
りCCDの雰囲気温度が上昇し、これにより該CCDの
出力値が変化してしまう。すなわち、CCD等の撮像素
子は一般的に温度依存性が大きく、上記光源の発熱ある
いはCCD自体の発熱による雰囲気温度の上昇により、
その暗電流は図2に示すように変化することになる。
【0004】このような不具合を解消する手段として、
たとえば、特公平5−5435号公報には、CCD素子
に電子冷却素子を装着すると共に該CCD素子の温度を
検出し、この検出情報に基づいて該CCD素子の温度を
制御して暗電流を低減する技術手段が提案されている。
【0005】一方、従来のこのようなフィルムスキャナ
等の撮影システムでは、ハロゲン等の光源を使用してい
るが、このような光源は、図11に示すように使用する
時間と共に光量が落ちてくる。このように、光源等の劣
化により光量が不足した場合、光量を補正する必要性が
あり、以下、この光量補正手段について説明する。
【0006】図12は、従来の撮影システムの主要部を
示したブロック図であり、特に光量補正手段について示
している。
【0007】この図に示すように、光源コントローラ6
2に制御され、光源ドライバー61によって駆動される
光源51からの投射光は、フィルム等の被写体52を透
過した後レンズ53で集光され、絞り54を経てCCD
55に結像される。
【0008】このとき、上述したような光源の劣化等に
より光量が不足した場合、従来の撮影システムでは、サ
ンプル/ホールド回路(図中、S/Hと示す)56の出
力に基づいてCPU59が光量の低下分を検出し、さら
に絞り制御回路60を制御して上記絞り54を開放する
ように制御する。この絞り54の制御によっても光量不
足が解消できないときは、さらに、ゲインコントロール
回路(図中、GCと示す)57においてゲインアップす
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】しかしながら、このような従来の構成で
は、絞り54を制御することで光量を補正することか
ら、シェーディングが劣化したりレンズの収差が悪くな
るため画質が劣化するといった欠点があった。また、ゲ
インコントロールにより光量を補正することにより、ノ
イズ成分まで増幅してしまうのでS/N比が悪くなり、
やはり画質が劣化するといった課題を有していた。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、シェーディング,レンズ収差,S/N比の劣
化を防止出来る、すなわち従来に比べてより一層画質の
劣化を防止することが出来る撮影システムを提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による撮影システムは、当該光源の投射光に
依存して生じる光学像を光電変換する撮像素子の出力レ
ベルに応じて上記光源の投射光量を制御する制御手段を
有している。
【0013】
【作用】本発明では、制御手段が当該光源の投射光に依
存して生じる光学像を光電変換する撮像素子の出力レベ
ルに応じて上記光源の投射光量を制御する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1は、本発明の1実施例を示す撮影装置
の構成を示したブロック図である。
【0016】この実施例は、本発明をフィルムスキャナ
に適用したものであり、フィルムを透過させた光源から
の照射光をレンズで集光してイメージャ(CCD)上に
結像させるものである。
【0017】以下、図1を参照して該実施例を説明す
る。
【0018】図に示すように、本例は、光源コントロー
ラ11に制御されて被写体であるフィルム2に対しての
照射光を投射する光源1を具備している。該光源1から
投射された照射光は、上記フィルム2を透過し、これに
より該フィルム2上の被写体像がレンズ3で集光され、
その後、該レンズ3で集光された被写体像はCCD4の
結像面に結像されるようになっている。
【0019】上記CCD4における、入射面の裏面がわ
には公知の温度制御素子5が一体的に配設されており、
また、該裏面上における上記温度制御素子5の近傍には
温度検出素子6が密着して配設されている。さらに、上
記温度制御素子5の所定面にはフィン,ヒートシンク等
の温度制御機構7が配設されている。
【0020】上記温度制御素子5は、ペルチェ素子等の
いわゆる電子冷却素子で構成され、温度コントローラ1
5に制御された温度制御素子ドライバ14によって駆動
されて発熱・冷却動作を行い、上記CCD4本体の温度
を制御するようになっている。
【0021】上記温度検出素子6は、上記CCD4本体
の温度を検知する公知の素子であり、その出力は温度検
出回路13に入力されるようになっている。該温度検出
回路13では、上記温度検出素子6の出力値を温度情報
に変換するようになっており、該温度情報は上記温度コ
ントローラ15に対して送出されるようになっている。
【0022】該温度コントローラ15は、該温度情報に
基づいて上記温度制御素子ドライバ14を駆動して上記
温度制御素子5を制御するようになっており、また、そ
の動作の開始は、図に示すように温度制御開始手段16
からの出力に基づいてなされるようになっている。
【0023】一般に、上記温度制素子ドライバ14等
による温度制御素子5の駆動は、比較的大電力を消費
し、本例の撮影装置においても約64W/hの電力を消
費する。
【0024】一方、上記光源コントローラ11は、光源
1の発光制御を司る制御部であり、その動作は光源スイ
ッチ12のオン・オフに連動するようになっている。す
なわち、該光源スイッチ12がオンのときにのみ上記光
源1を発光可能な状態に制御するようになっている。ま
た、該光源コントローラ11からは、上記光源スイッチ
12のオン・オフ情報の信号が送出されており、該情報
の信号出力に基づいて上記温度コントローラ15が動作
するようになっている。
【0025】上記温度制御開始手段16は、たとえばア
ンド回路で構成され、その入力端には、図示しないCP
U等の制御部からの温度制御オン信号と、上記光源コン
トローラ11からの光源スイッチ12のオン・オフ情報
信号が入力されるようになっている。そして、上記光源
スイッチ12がオンのとき、すなわち、上記光源1が発
光可能な状態であって、かつ、上記CPU等の制御部か
らの温度制御オン信号がオンされたときに、上記温度コ
ントローラ15の動作開始信号を出力するようになって
いる。
【0026】次に、このような構成をなす本例の作用を
簡単に説明する。
【0027】まず、光源スイッチ12がオンすると該オ
ン信号が光源コントローラ11に伝達される。該光源コ
ントローラ11では、光源1の発光動作の駆動を開始す
るとと共に、上記オン信号を温度制御開始手段16に送
出する。該温度制御開始手段16で、図示しないCPU
等の制御部からの温度制御オン信号と、上記光源コント
ローラ11からのオン信号を受けると、温度コントロー
ラ15が動作を開始する。該温度コントローラ15は、
温度検出回路13からのCCD4の温度情報に基づいて
温度制御素子ドライバ14を制御し、温度制御素子5を
駆動する。
【0028】一方、光源1からの照射光は、フイルム2
を透過してレンズ3で集光され、CCD4の結像面に到
達する。これにより、上記温度制御素子5により最適な
温度に制御されたCCD4に該フィルム2上の被写体像
が結像される。
【0029】また、上記光源スイッチ12がオフする
と、光源コントローラ11よりオフ信号が上記温度制御
開始手段16に送出され、温度コントローラ15以降の
動作が停止し、したがって、上記温度制御素子5の駆動
が停止される。このとき、上記温度制御素子ドライバ1
4および温度制御素子5での消費電力はほぼゼロとな
る。
【0030】本例のようなフィルムスキャナの場合、実
際の撮影にかかる時間(数秒)よりも、フィルムの装填
や位置合わせ等のスタンバイ動作に費やす時間(数分〜
数十分)の方が長く、本例では、このスタンバイ時に温
度制御手段の動作を停止しているので、該温度制御にか
かる消費電力を低減することが可能となっている。
【0031】このような構成をなす本例によると、装置
内部において最大の発熱体である光源1が発光するとき
にのみ、撮像素子の温度制御手段を動作させるので、該
温度制御手段で消費する消費電力(本出願人の実験によ
ると、約64W/h)の低減が可能となる。
【0032】次に、本例の第1変形例を説明する。
【0033】この第1変形例は、基本的には上記実施例
と同様な構成をなすが、画質の切変えモードを有してい
る。
【0034】一般に、本例に適用したような撮像素子の
温度制御手段を用いずとも、該撮像素子による画像撮影
は可能であるが、この場合、該画像のS/N比は悪くな
り、ダイナミックレンジの狭い画質の劣るものとなる。
しかしながら、撮影の際に、常に高画質の画像を必要と
しているとは限らず、むしろ、上述したような温度制御
手段にかかる消費電力が低減されることの方がメリット
が大きい場合もある。
【0035】本第1変形例は、かかる事情を鑑みてなさ
れており、上記実施例の撮影装置に画質切換えスイッチ
を設け、高画質モードと通常モードとが切換えられるよ
うになっている。そして、該画質切換えスイッチに連動
して上記温度制御手段が動作するようになっている。す
なわち、高画質の画像が要求されるときには、上記画質
切換えスイッチにより高画質モードが選択され、上述し
たように温度制御手段が動作し、CCDの温度が制御さ
れるようになっている。これにより、高画質の画像が撮
影できる。一方、通常モードが選択された際には、上記
温度制御手段の動作が停止し、該制御手段にかかる消費
電力が低減されるようになっている。
【0036】この第1変形例によると、上記実施例の効
果に加え、高画質を必要としない撮影の場合には、より
消費電力の低減が実現できる。
【0037】次に、本例の第2変形例を説明する。
【0038】この第2変形例は、基本的には上記実施例
と同様な構成をなすが、上記温度検出素子6は、常時C
CD4の温度を検知するようになっており、該CCD4
の異常昇温を検知すると図示しないCPU等の制御部に
対して異常信号を送出するようになっている。上記CP
U等の制御部は該異常信号を受信すると、装置の一部あ
るいは全体の動作を停止させるようになっている。
【0039】この第2変形例によると、上記実施例の効
果に加え、撮像素子の異常昇温を検知した際に、装置の
一部あるいは全体の動作を停止させることが可能である
ので、該撮像素子の異常をすばやく認知し、誤動作,装
置の破損等を未然に防ぐことができる。
【0040】次に、本例の第3変形例を説明する。
【0041】この第3変形例は、上記実施例におけるC
CD4に、上記温度検出素子6に加えて湿度検出素子を
配設したものである。
【0042】この湿度検出素子の出力は図示しない湿度
検出回路で湿度情報に変換され、該湿度情報は上記温度
コントローラ15に入力されるようになっている。この
温度コントローラ15では、上記実施例の説明において
示した温度制御のほかに、上記湿度検出回路からの情報
に基づいての温度制御も行うようになっている。すなわ
ち、たとえば、本発明の撮影装置が適用された装置が低
温地帯等に備えられた場合、温度変化によってCCD表
面に結露が生じることがあるが、このようなときに、上
記温度制御素子5を駆動してCCD4本体の温度を上昇
させ、該結露を除くことが可能となっている。
【0043】この第3変形例によると、上記実施例の効
果に加え、結露による誤動作あるいは動作不良を防ぐこ
とが可能となる。
【0044】なお、上記実施例において、光源は装置内
に配設されているがこれに限ることなく、該装置と別に
設けられても良い。また、撮像素子としてCCDを例に
挙げたが、エリア型センサ,ライン型センサの何れの場
合にも適用可能である。
【0045】ところで、従来、撮像素子の温度制御は、
図3に示すように、撮像素子104に固着して配設され
た、温度検出素子106からの出力を温度検出回路11
3で温度情報に変換し、該温度情報に基づいて温度コン
トローラ115で冷却素子ドライバーを制御して、たと
えばペルチェ素子等からなる冷却素子105を駆動して
いた。
【0046】しかしながら、このような温度制御手段
は、機能別に回路を構成しており、これにより回路の規
模も複雑かつ大きく、コスト的にも不利なものとなって
いた。
【0047】本出願人はかかる事情に鑑みて以下に示す
技術手段を提案する次第である。
【0048】この技術手段は、撮像素子等の電子部品と
熱的に結合されて配され、第1の抵抗−温度特性を有
し、供給された電力に応じた冷却効果を奏する冷却素子
と、上記電子部品と熱的に結合されて配され、上記第1
の抵抗−温度特性とは増減が逆の関係にある第2の抵抗
−温度特性を有する抵抗素子と、所定の定電圧源(また
は定電流源)に対し上記冷却素子および抵抗素子を直列
(または並列)に接続するようになされた給電回路とを
備えたことを特徴とする電子部品冷却装置である。
【0049】この電子部品冷却装置は、上記図3に示す
従来の回路より温度検出回路113,温度コントローラ
115を省略し、簡素化したものであり、図4に示すよ
うに、撮像素子24と、該撮像素子24に固着して配設
された温度検出素子26と、該撮像素子24に一体的に
配設された冷却素子25と、該冷却素子25を制御する
温度制御素子ドライバ34とで主要部が構成されてい
る。
【0050】本例では、上記温度制御素子ドライバ34
は定電圧源であり、また、上記温度検出素子26と冷却
素子25とは、図8に示すように、上記温度制御素子ド
ライバ34を定電圧源31として考えた場合、図示の如
く直列に接続されている。
【0051】図5は、上記電子部品冷却装置に冷却素子
25とその周辺部を示した断面図であり、図6は、上記
冷却素子25の要部拡大断面図である。
【0052】この図5に示すように、上記冷却素子25
における上記撮像素子24との当接面の反対側面にはヒ
ートシンク等の冷却部材27が固着されている。また、
該冷却素子25は、ペルチェ素子等の冷却素子であり、
図6の拡大断面図に示すように、撮像素子24側のTc
部からの熱が冷却部材27側のTh部に伝達するような
構成をなしている。そして、上記温度制御素子ドライバ
34(図4参照)によって駆動されるようになってい
る。
【0053】該冷却素子25は、上記温度制御素子ドラ
イバ34によって駆動されると、上記Tc部において撮
像素子24の熱を奪い、上記Th部に伝達し、さらに、
該熱を上記冷却部材27に伝達する。この冷却部材27
では、該熱を空中に放熱するようになっている。
【0054】次に、該電子部品冷却装置の動作について
説明する。
【0055】図7は、上記冷却素子25における冷却特
性を示した線図である。
【0056】この図に示すように、該冷却素子25の両
端電圧V2(図8参照)が高くなるほど、上記Th部と
Tc部との温度差DT=(Th−Tc)が高くなること
がわかる。すなわち、該冷却素子25のTh部とTc部
との温度差が大きくなるということは、上記Th部の温
度は、上記冷却部材27の放熱によりほぼ一定であるの
で、したがって、Tc部の温度、すなわち、撮像素子2
4の温度が下がることになる。
【0057】図8は、上記温度制御素子ドライバ34を
定電圧源としてみなした場合について、該温度制御素子
ドライバ34(定電圧源31)と、上記冷却素子25,
温度検出素子26との接続関係を示した回路図である。
【0058】この図に示すように、上記冷却素子25と
定電圧源31との間に、直列に挿入された上記温度検出
素子26は、該冷却素子25とは逆の温度特性を有して
いる。
【0059】図9は、上記温度検出素子26における温
度−抵抗値特性を示した線図である。
【0060】この図に示すように、該温度検出素子26
の温度が高くなると、抵抗値が小さくなることがわか
る。したがって、光源等からの発熱あるいは撮像素子2
4自体の発熱等により該撮像素子24の温度が上昇する
と、該撮像素子24に固着されている温度検出素子26
の温度も高くなり、抵抗値が小さくなる。
【0061】ここで、図8に示すように、温度制御素子
ドライバ34は、電圧V1の定電圧源であるので、上記
温度検出素子26の抵抗値が小さくなり、該温度検出素
子26の両端電圧V3が小さくなると、直列に接続され
た上記冷却素子25の両端電圧V2が大きくなる。この
冷却素子25の両端電圧V2が大きくなると、上述した
ように該冷却素子25のTc部の温度が下がるので、結
果的に撮像素子24の温度が下がることになる。
【0062】なお、上記冷却素子25自体には、温度依
存性、すなわち、温度変化による内部抵抗値の変化も存
在するが、上記温度検出素子26の温度依存性に比較す
ると無視できる程度に小さいため、ここでは、考慮しな
くても問題はない。
【0063】このような電子部品冷却装置によると、簡
単な構成で撮像素子24の温度制御を行うことができ、
装置の小型化および低コスト化に寄与する。
【0064】次に、上記電子部品冷却装置の変形例につ
いて図10を参照して説明する。
【0065】上記電子部品冷却装置では、冷却素子25
と温度検出素子26とは、温度制御素子ドライバ34
(定電圧源31)に直列に接続されていたが、この変形
例は、図10に示すように定電流源32の温度制御素子
ドライバ34に対して、上記冷却素子25と温度検出素
子26とをそれぞれ並列に接続している。なお、この他
の構成は上記電子部品冷却装置と同等であるので、ここ
での説明は省略する。
【0066】また、この変形例においても冷却素子25
と温度検出素子26とは、上記電子部品冷却装置と同様
な作用をし、また、それによる効果も同等なものが期待
できる。
【0067】次に、画質が劣化するといった従来の、上
述した課題を解決出来る、本発明の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0068】図13は、本発明にかかる一実施例の撮影
システムの構成を示したブロック図であり、同図を用い
て、本実施例の構成及び動作について述べる。
【0069】ところで、従来の撮影システムでは、上述
したようにサンプル/ホールド回路56からの出力に基
づき、CPU59で絞りの制御とゲインコントロール回
路57の制御を行っていた(図12参照)。
【0070】これに対して、本実施例の撮影システムに
おいては、これらの制御に加えて、CPU59によって
光源51の光量を制御するようにしている。
【0071】すなわち、図13に示すように、サンプル
/ホールド回路56からの出力に基づいて、上記CCD
55の結像面で適正な照度が得られるように、CPU5
9が上述したように絞り54,ゲインコントロール回路
57を制御すると共に、光源コントローラ62を制御し
て光源51の発光光量を制御する。このとき、上記CP
U59は、上記サンプル/ホールド回路56からの出力
に基づいて、まず、光源51の発光光量を制御し、この
後、シェーディング,収差が生じないように絞り54を
制御し、さらに、必要に応じてゲインコントロール回路
57を制御する。ここで、本発明の制御手段は、CPU
59等を含む。
【0072】このような構成をなす撮影システムを用い
れば、光源側で光量をコントロールすることでシェーデ
ィング,収差,S/N比を劣化させることなく、撮像素
子の結像面での照度を一定に保つように光量を補正する
ことができる。
【0073】ところで、従来、フィルムスキャナ等の撮
影システムでは、フィルム種類(ネガ・ポジ)にかかわ
らず一定の光量で撮影を行っていた。しかしながら、ポ
ジフィルムに対しネガフィルムは、該ネガフィルムのベ
ース部分の光透過率が低いため、ポジフィルムと同等な
光量で撮影を行うと、撮像素子の結像面での照度が低下
するという問題点があった。
【0074】このような不具合を解消する手段として、
従来は、図14に示すような撮影システムにより光量補
正がなされていた。
【0075】この図に示すように、光源コントローラ6
2に制御され、光源ドライバー61によって駆動される
光源51からの投射光は、フィルム等の被写体52を透
過した後レンズ53で集光され、絞り54を経てCCD
55に結像される。
【0076】このとき、上述したようにフィルムの種類
の違い等によって光量が適正値でなくなった場合、従来
の撮影システムでは、CPU59がゲインコントロール
回路57(図中、GCと示す)の出力に基づいて光量の
変化分を検出し、絞り制御回路60を制御して上記絞り
54を制御する。この絞り54の制御によっても光量が
適正とならない場合には、さらにゲインコントロール回
路57を制御する。
【0077】このように、絞り54を制御することで光
量を補正するとシェーディングが劣化したりレンズの収
差が悪くなるため画質が劣化することになる。また、ゲ
インコントロールにより光量を補正すると、ノイズ成分
まで増幅してしまうのでS/N比が悪くなり、やはり画
質が劣化することになる。
【0078】このような事情に鑑みて、本出願人は、以
下に示す技術手段を提案する。
【0079】この技術手段は、適用されたフィルムを透
過せしめられた所定光源の投射光に基づく光学像を撮像
素子により光電変換して出力映像信号を得る撮影システ
ムにおいて、当該適用されたフィルムのネガ・ポジの別
を弁別する弁別手段と、この弁別手段の弁別結果に応じ
て上記光源の投射光量を制御する投射光量制御手段と、
を有してなることを特徴とする撮影システムである。
【0080】図15は、上記撮影システムの構成を示し
たブロック図である。
【0081】この図に示すように、提案する撮影システ
ムは、図14に示す従来の撮影システムに加え、上記フ
ィルム等の被写体52の種別(ネガ・ポジ)を弁別する
フィルム弁別センサ63を具備している。また、従来
は、光量の補正手段として、絞り54の制御およびゲイ
ンコントロール回路57の制御を行っていたが、本撮影
システムではこれらの制御に加え、CPU59で光源コ
ントローラ62を制御して光源51の発光光量を制御す
るようにしている。
【0082】上記フィルム弁別センサ63は、光源51
からの投射光を受けて上記被写体(フィルム)52の透
過率を検出する光センサで構成されており、図16に示
すフィルム面の内、斜線部で示す部分41の透過率を検
出するようになっている。この透過率はネガフィルムと
ポジフィルムとで異なるので、該透過率の差の情報に基
づいてCPU59において装填された被写体(フィル
ム)のネガ・ポジを弁別するようになっている。そし
て、この弁別結果に基づいて該CPU59が光源コント
ローラ62を制御して光源51の発光光量を制御するよ
うになっている。
【0083】具体的には、上記被写体52がネガフィル
ムの場合、CPU59は、上記CCD55の結像面での
照度が一定となるように光源コントローラ62を制御し
て光源51の発光光量を制御する。その他の光量制御
は、従来の撮影システムと同様であるので、ここでの説
明は省略する。
【0084】なお、上記フィルム弁別センサ63に対す
る発光部として、本撮影システムでは光源51の投射光
を利用しているが、新たに、たとえばLED等の発光部
を設け、該発光部の光により上記フィルムの透過率を検
出してもよい。
【0085】また、本撮影システムは、図15に示すよ
うに、CPU59にはフィルム種別の切換えスイッチ6
4が接続されている。撮影者は、装填されたフィルムの
種別に応じて該切換えスイッチ64を切換えるようにな
っており、該フィルム種別情報に基づいて、CPU59
で上記同様な光量制御を行うようになっている。
【0086】このような構成をなす撮影システムによれ
ば、シェーディング,レンズ収差,S/N比の低下を招
くことなく、フィルムの種別(ネガフィルムとポジフィ
ルム)に関係なく、撮像素子の結像面において適正な照
度を保つことができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来に比
べてより一層画質の劣化を防止することが出来るという
長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す撮影装置の構成を示し
たブロック図である。
【図2】従来の撮影装置における撮像素子の、暗時出力
温度特性を示した線図である。
【図3】従来に電子部品冷却装置の温度制御手段を示し
たブロック図である。
【図4】上記図3に示した電子部品冷却装置の不具合を
解消した電子部品冷却装置を示したブロック図である。
【図5】上記図4に示した電子部品冷却装置における撮
像素子および冷却素子の周辺部を示した要部拡大断面図
である。
【図6】上記図4に示した電子部品冷却装置における冷
却素子を示した要部拡大断面図である。
【図7】上記図4に示した電子部品冷却装置における冷
却素子の冷却特性を示した線図である。
【図8】上記図4に示した電子部品冷却装置における冷
却素子,温度検出素子および定電圧源との接続関係を示
した電気回路図である。
【図9】上記図4に示した電子部品冷却装置における温
度検出素子の温度特性を示した線図である。
【図10】上記図4に示した電子部品冷却装置における
冷却素子,温度検出素子および定電流源との接続関係を
示した電気回路図である。
【図11】従来の撮影システムにおける光源の時間に対
する光量の変化を示した線図である。
【図12】従来の、光量補正手段を具備する撮影システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図13】上記図12に示す撮影システムの不具合を解
消する本実施例の撮影システムの構成を示すブロック図
である。
【図14】従来の、光量補正手段を具備する撮影システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図15】上記図14に示す撮影システムの不具合を解
消する撮影システムの構成を示すブロック図である。
【図16】上記図15に示す撮影システムにおけるフィ
ルム弁別センサに対向するフィルム面を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
51 光源 52 フィルム(被写体) 53 レンズ 54 絞り 55 CCD 56 サンプル/ホールド回路 59 CPU 61 光源ドライバー 62 光源コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該光源の投射光に依存して生じる光学
    像を光電変換する撮像素子の出力レベルに応じて上記光
    源の投射光量を制御する制御手段を有してなることを特
    徴とする撮影システム。
JP6203537A 1994-08-29 1994-08-29 撮影システム Withdrawn JPH0774891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203537A JPH0774891A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 撮影システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203537A JPH0774891A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 撮影システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5127115A Division JPH06338990A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0774891A true JPH0774891A (ja) 1995-03-17

Family

ID=16475798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6203537A Withdrawn JPH0774891A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 撮影システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0774891A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155575A (ja) * 2004-11-05 2006-06-15 Hitachi Ltd 指認証装置
JP2010225179A (ja) * 2004-11-05 2010-10-07 Hitachi Automotive Systems Ltd 指認証装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155575A (ja) * 2004-11-05 2006-06-15 Hitachi Ltd 指認証装置
JP2010225179A (ja) * 2004-11-05 2010-10-07 Hitachi Automotive Systems Ltd 指認証装置
US7881506B2 (en) 2004-11-05 2011-02-01 Hitachi, Ltd. Finger identification method and apparatus
JP4671811B2 (ja) * 2004-11-05 2011-04-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 指認証装置
US8103064B2 (en) 2004-11-05 2012-01-24 Hitachi, Ltd. Finger identification method and apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7108399B2 (en) Light source unit
US7616874B2 (en) Image-taking apparatus
US6693673B1 (en) Digital camera for adjusting charge accumulation time in response to object distance
JP4818189B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4615458B2 (ja) 露出制御方法及び撮像装置
JP2006317947A (ja) 単一の多機能光モジュールを使用して異なるタイプの写真用光を提供するための写真光システム、イメージング装置、及び方法
JP2006086752A (ja) 撮像素子一体型レンズ交換式カメラ及び撮像素子一体型交換レンズユニット
JP2006072353A (ja) ストロボ制御器を備えたディジタルカメラ
JP2002101274A (ja) 光源装置、画像読取装置及び画像読取方法
US20030133021A1 (en) Camera having improved image quality
JPH0794882A (ja) 電子冷却装置
JPH0774891A (ja) 撮影システム
JP3797136B2 (ja) 閃光装置の設定方法
JPH0774892A (ja) 撮影システム
JP2006066880A (ja) 電子機器、デジタルカメラ、及び電子機器の駆動方法
JPH06338990A (ja) 撮影装置
JP4374863B2 (ja) 撮像装置
JP4542787B2 (ja) 照明装置
US20070247545A1 (en) Auxiliary light irradiating device for photographing device, method thereof and storage medium storing program
JP2000121924A (ja) 自動焦点調節装置
JP2021067800A (ja) 撮像装置およびその制御方法、マウントアダプタ、撮像システム
JP2003005023A (ja) 撮像装置
JP2006135659A (ja) 撮像素子モジュール及び電子機器
KR101279436B1 (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
JP4479021B2 (ja) デジタルスチルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000801