JPH0774666A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

Info

Publication number
JPH0774666A
JPH0774666A JP5216276A JP21627693A JPH0774666A JP H0774666 A JPH0774666 A JP H0774666A JP 5216276 A JP5216276 A JP 5216276A JP 21627693 A JP21627693 A JP 21627693A JP H0774666 A JPH0774666 A JP H0774666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
data
wireless communication
response signal
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5216276A
Other languages
English (en)
Inventor
Michifumi Tsuchiya
理史 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5216276A priority Critical patent/JPH0774666A/ja
Publication of JPH0774666A publication Critical patent/JPH0774666A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線通信装置において、認識コード入力によ
る相手先の特定操作を行うことなく所望の通信相手との
データ通信動作が可能とする。 【構成】 無線通信装置は、発呼信号を送信する送信部
101と、発呼信号を受信した他機から返信された他機
のアドレス情報を含む応答信号を受信する受信部102
と、自機のアドレス情報を保持する自アドレス保持部1
05と、応答信号から抽出された他機のアドレス情報を
保持する他アドレス保持部104と、発呼信号送信時に
おいて、自機アドレスを含み、かつ通信相手先を指定し
ない発呼信号を生成して送信部101に出力し、応答信
号受信時において、受信した応答信号中から他機のアド
レス情報を抽出し、他アドレス保持部104に出力する
情報処理部110とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信装置に関し、
特に、相手先を自動的に認識して通信状態を確立するこ
とが可能な無線通信装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信装置を用いて無線による
データ通信を行う方法が注目されている。従来の無線通
信装置の一例が図5に示されている。図5は、データ通
信に使用される無線通信装置の内、特にデータ送受信動
作に関わる構成をブロック図で示している。図中、50
2は認識情報入力部であり、データ通信の相手先を認識
するための認識情報をオペレータが入力するものであ
る。503は他機認識情報保持部であり、認識情報入力
部502から入力された他機認識情報を保持する。50
5は自機認識情報保持部であり、自機の認識情報を保持
する。504はデータ送信部であり、他機認識情報保持
部503から読みだした他機認識情報と、自機認識情報
保持部505から読みだした自機認識情報とを含むデー
タを無線通信部506に出力する。506は無線通信部
であり、データ送信部504から受け取ったデータを通
信相手先に送信する。501は制御部であり、認識情報
入力部502から他機認識情報が入力されると、入力さ
れた他機認識情報と自機の認識情報とを含むデータを送
信するようにデータ送信部504の動作を制御する。
【0003】次に、この従来の無線通信装置の通信状態
の確立動作について説明する。図6は、データ通信開始
側の無線通信装置Aと通信相手側の無線通信装置Bとの
間の認識データの通信動作を模式的に示した図である。
図6に示す動作において、無線通信装置Aは、自機認識
コードとして「IDー1」を有し、無線通信装置Bは、
自機認識コードとして「ID−2」を有するものとす
る。
【0004】先ず、オペレータが無線通信装置Aの認識
情報入力部502から通信相手先(無線通信装置B)の
認識コード「ID−2」を入力すると、他機認識情報保
持部503に無線通信装置Bの認識コード「ID−2」
が保持される。認識コード「ID−2」の入力が検出さ
れると、制御部501は、データ送信部504を起動す
る。データ送信部504は自機の認識コード「ID−
1」と通信相手の認識コード「ID−2」とを含むデー
タを作成し、無線通信部506から送信する。
【0005】送信データを無線通信装置Bが受信する
と、無線通信装置Bは受信したデータを解析し、無線通
信装置Aからデータ通信の要求があったことを解読して
無線通信装置Aとの間での通信可能状態に設定する。そ
の後、無線通信装置AB間でデータ通信が開始される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線通信装置では、データ通信を開始するために通信相
手先の認識コードの入力が必須条件となる。このため
に、相手先の認識コードが不明の場合や不特定の相手に
対してデータ通信を行うことは不可能である。また、た
とえ通信相手が如何に近くに位置していても認識コード
を入力して通信相手を特定しない限り通信を行うことが
できないため、データ通信の通信状態の確立動作が煩わ
しくなるという問題があった。
【0007】したがって、本発明は上記のような問題点
を解消するためになされたもので、認識コード入力によ
る相手先の特定操作を行うことなく所望の通信相手との
データ通信が可能な無線通信装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る無
線通信装置は、発呼信号を送信する送信手段と、発呼信
号を受信した他機から返信された他機のアドレス情報を
含む応答信号を受信する受信手段と、自機のアドレス情
報と、応答信号から抽出された他機のアドレス情報を保
持するアドレス保持手段と、発呼信号送信時において、
アドレス保持手段から抽出した自機アドレスを含み、か
つ通信相手先を指定しない発呼信号を生成して送信手段
に出力し、応答信号受信時において、受信した応答信号
中から他機のアドレス情報を抽出し、アドレス保持手段
に出力する通信データ処理手段とを備えている。
【0009】請求項2の発明に係る無線通信装置は、請
求項1の発明に対し、さらに、通信相手先との間で送受
信する送受信データを格納するデータ格納手段と、通信
データ処理手段によって認識された通信相手先に対して
データ格納手段から読み出したデータを含む送信データ
を生成して送信手段から送信させるとともに、受信手段
が受信したデータをデータ格納手段に格納する情報処理
手段を備えている。
【0010】請求項3の発明に係る無線通信装置は、請
求項1の発明に対し、さらに、発呼信号を送信する送信
手段と応答信号を受信する受信手段とを所定の時間間隔
で切り換える送受信切り換え手段を備えている。
【0011】
【作用】請求項1の発明に係る無線通信装置において、
アドレス保持手段は自機のアドレスを格納している。そ
して、通信データ処理手段は、アドレス保持手段から読
み出した自機のアドレスを含み、かつ通信相手先のアド
レスを含まない発呼信号を生成して送信手段から送信さ
せる。発呼信号を受信した他機は、他機のアドレスを含
む応答信号を返信する。したがって、この応答信号を受
信手段が受信し、通信データ処理手段が応答信号中から
他機のアドレスを抽出してアドレス格納手段に格納す
る。この通信相手先のアドレスを認識することによって
通信相手が特定される。
【0012】また、請求項2の発明に係る無線通信装置
において、情報処理手段は、通信データ処理手段によっ
て認識された通信相手先に対してデータ格納手段から読
み出したデータを含む送信データを生成して送信手段か
ら送信させる。また、通信相手先から送信されたデータ
を受信手段が受信した場合には、受信したデータをデー
タ格納手段に格納する。さらに、請求項3の発明に係る
無線通信装置において、送受信切り換え手段は、発呼信
号を送信する送信手段と応答信号を受信する受信手段と
を所定の時間間隔で切り換える。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて詳
細に説明する。図1は、本発明の実施例による無線通信
装置の構成を示すブロック図である。本実施例の無線通
信装置は、大別すると、通信相手との間でデータの送受
信を行うための通信状態を設定する通信状態設定部分
と、送受信される情報のデータ処理を行うデータ処理部
分とから構成される。そして、通信状態設定部分におい
ては、微弱な無線信号の有効範囲内に存在する無線通信
装置を通信相手と認識し、その通信相手との間で通信状
態を確立する。また、データ処理部分は、特定された通
信相手先との間で送受信されるデータの処理を行う。特
に、本実施例における無線通信装置のデータ処理部分
は、通信相手との間で互いの名刺情報を交換する処理を
行う。
【0014】図1において、無線通信装置は、通信状態
設定部分として、送信部101と、受信部102と、通
信処理部103と、他アドレス保持部104と、自アド
レス保持部105と、アドレス処理部109と、無線通
信インタフェース113とを備え、さらにデータ通信処
理部分として、データ格納部106と、プログラム格納
部107と、表示部108と、情報処理部110と、制
御部111と、起動部112とを備えている。
【0015】送信部101は、無線通信インタフェース
113からの距離20cmでの電波の強さが、例えば5
00μV/mとなるように調節された微弱な電波を使っ
てデータを送信するものである。受信部102は、電波
の強さを検出し、例えば500μV/m以上の強さの電
波のみを受信するものである。
【0016】通信処理部103は、設定すべき送受信の
状態に対応して送信部101と受信部102とを切替え
るものである。自アドレス保持部104は、記憶装置等
から構成され、自機のアドレスを保持する。他アドレス
保持部105は、記憶装置等から構成され、他機のアド
レスを保持する。
【0017】アドレス処理部109は、自機のアドレス
を他機に知らせる処理、および他機から送信されてくる
信号から他機のアドレスを取得する処理を行なうもので
ある。起動部112は、タッチセンサーによって構成さ
れており、オペレータがセンサー部に触れたことを感知
して制御部111を起動する。
【0018】制御部111は、アドレス処理部109を
起動し、アドレス起動部109によって他機アドレスが
他アドレス保持部105に格納された後、起動部112
からの起動命令により情報処理部110を起動するよう
に指示を与える。。データ格納部106は、読み書き可
能な記憶装置等から構成され、オペレータの氏名、電話
番号、FAX番号、住所、会社名などの名刺情報を格納
し、さらに何人分かの名刺情報を記憶する。
【0019】プログラム格納部107は、オペレータの
名刺情報を他機に送信し、他機から送られてくる名刺情
報を前記データ格納部106に蓄積するためのプログラ
ムが格納されている記憶媒体である。データ表示部10
8は、たとえば液晶ディスプレイなどの表示装置113
に名刺情報を表示するものである。
【0020】情報処理部110は、自機アドレスおよび
他機アドレスを含んだデータの送信と、自機アドレスお
よび他機アドレスを含んだデータの受信と、データ格納
部106の読み書きとを、プログラム格納部107から
読み出したプログラムに従って実行するものである。ま
た、図3は、無線通信装置間で送受信されるデータのフ
レーム構造を模式的に示した図である。図3(a)に示
されるように、フレームの基本構造は、先頭側から、送
信先のアドレスを示す第1フィールド、送信元のアドレ
スを示す第2フィールド、送信データと終了コードを示
す第3フィールドから構成されている。さらに、図3
(b)〜図3(d)には、各々発呼信号、応答信号、デ
ータ通信時の送受信信号の具体例が示されている。
【0021】次に、本実施例の無線通信装置の動作につ
いて説明する。図2は、無線通信装置の動作を示すフロ
ーチャートである。このフローチャートは、無線通信装
置が呼び側の場合の動作と待側の動作とをまとめて示し
ている。以下、図2のフローチャートに従って説明す
る。まず、オペレータがタッチセンサ等に触れることに
よって起動部112がアドレス処理部109を起動し、
自アドレス保持部105から自機のアドレスを読み出
し、情報処理部110において発呼信号を生成する。発
呼信号は、図3(b)に示されるように、自機(送信
元)のアドレスのみを含み、送信先アドレスを指定しな
い不特定の無線通信装置を対象としている。そして、こ
の発呼信号は、通信処理部103が選択した送信部10
1から発信される(ステップS200)。
【0022】次に、通信処理部103は、他機からの応
答信号のランダムな待ち受け時間Tを設定する(ステッ
プS202)。そして、通信処理部103が受信部10
2による受信動作に切り替えることによって、本無線通
信装置の通信状態を受信状態に切り替える。そして、発
呼信号を発信した後、待ち受け時間Tが経過したか否か
を判定する(ステップS204)。待ち受け時間Tが経
過すると、再び、発呼信号を生成して送信部101から
送信する(ステップS200〜S204)。また、待ち
受け時間Tの経過前であれば、受信部102が他機から
の応答信号を受信したか否かを判定する(ステップS2
06)。受信していなければ、待ち受け時間T内で待機
し、さらに、待ち受け時間Tを経過すれば、再度、発呼
信号の発信、応答信号の待ち受け処理を繰り返し行う。
他機からの応答信号を受信すると、情報処理部110
において応答信号を解析する。応答信号は、例えば図3
(c)に示されるように、第1フィールドに発呼信号を
送信した無線通信装置のアドレスを有し、第2フィール
ドにこの応答信号を返信した無線通信装置の自機のアド
レスを有している。また、第3フィールドのデータフィ
ールドには0または1のいずれかのデータが設定されて
いる。0が設定されている場合には、その応答信号は、
発呼信号が送信された無線通信装置に対して発呼信号を
受信したことを知らせるための応答信号Aであることを
示し、1が設定されている場合には、その応答信号は、
他機からの応答信号Aを受け取った無線通信装置がさら
にその他機に対して応答信号Aを受け取ったことを知ら
せるための応答信号Bであることを示している。
【0023】情報処理部110による解析の結果、応答
信号の第3フィールドに0が設定されていることが判明
した場合には、ステップS214の処理に移行し、0以
外のものが設定されていることが判明した場合には、ス
テップS210の処理に移行する(ステップS20
8)。ステップS214の処理において、アドレス処理
部109は、応答信号の第2フィールドから相手先のア
ドレスを取り出し、他アドレス保持部104に格納す
る。
【0024】通信相手のアドレスが認識されると、情報
処理部110は、通信相手に対して応答信号Aを受信し
たことを知らせるための応答信号Bを生成し、送信部1
01から送信する(ステップS216)。その後、下記
のステップS218に示すデータ通信動作に移行する。
また、ステップS208において、受信した応答信号A
の第3フィールドに0以外のものが設定されていた場合
は、その応答信号Aの第1フィールドに自機のアドレス
が設定されているか否かを判定する。自機のアドレスが
設定されていなければ、この応答信号は本無線通信装置
に関係の無い他の無線通信装置に対して送信されたもの
であるため、これを無視し、再度、応答信号の待ち受け
状態に戻る(ステップS204)。また、自機のアドレ
スが設定されていれば、応答信号の第3フィールドに1
が設定されているか否かを判定する(ステップS21
2)。1が設定されていなければ、この応答信号を無視
し、再度、応答信号待ち受け状態に戻る(ステップS2
04)。1が設定されていれば、次にステップS220
に移行し、応答信号の第2フィールドから他機のアドレ
スを取り出し、アドレス処理部109を介して、他アド
レス保持部104に格納する。
【0025】以上の処理によって、無線通信装置間の通
信状態が確立する。その後、所定のデータ通信を行う。
制御部111は、他アドレス保持部104に他機のアド
レスが格納されていることを確認した後、情報処理部1
10を起動する。情報処理部110は、プログラム格納
部107から所望のデータ通信の手続き命令を定めたプ
ログラムを読み出し、そのプログラム命令にしたがって
データ格納部106から通信データを読み出す。本実施
例の場合、オペレータの氏名、電話番号、FAX番号、
住所、会社名等の名刺情報が読み出される。そして、図
3(d)に示されるように、自機と他機のアドレスと名
刺情報とを含む通信データが生成される。通信データ
は、通信処理部103を経て、送信部101から通信相
手先に送信される。また、通信相手先から相手側の名刺
情報を含むデータを受信すると、情報処理部110は、
受信したデータを表示部108のディスプレイに表示す
るとともに、データ格納部106に格納する。さらに、
データ格納部106に格納されたデータを表示部108
に表示し、オペレータに確認を促すことができる。
【0026】さらに、本実施例による無線通信装置を用
いてデータ通信を行う場合の無線通信装置の動作につい
て説明する。図4は、無線通信装置Xと無線通信装置Y
との間でデータ通信を行う場合の状態を模式的に示して
いる。図示された状態は、無線通信装置Xから送信した
発呼信号を無線通信装置Yが受信し、両者の間で通信状
態が確立された後、所定のデータ通信を行う場合を示し
ている。なお、無線通信装置Xは「4321」のアドレ
スを有し、無線通信装置Yは「8765」のアドレスを
有するものとする。なお、下記の説明文の冒頭の数字
(1)〜(8)は、図中の動作を示す(1)〜(8)に
対応している。
【0027】(1)図4(a)に示すように、オペレー
タが各々無線通信装置Xと無線通信装置Yを持ち、タッ
チセンサーに触れることによってそれぞれの起動部11
2が制御部111を起動する。制御部111は、アドレ
ス処理部109を起動し、上記の図2のフローチャート
に示す処理を開始する。両者が20cmよりも離れてい
る場合は、両機に届く電波が500μV/mより弱くな
るので、互いに電波を受信せず、通信は行われない。
【0028】(2)図4(b)に示すように、両機の距
離が20cm以内になると、両機に届く電波が500μ
V/m以上になるので、互いの電波を受信し、通信を開
始する。 (3)まず、無線通信装置Xは、通信先不明(不特定)
という情報と自機のアドレス「4321」とを含む発呼
信号を送信する。
【0029】(4)無線通信装置Yは、他機からの発呼
信号を受信し、そのアドレスが「4321」であること
を認識する。 (5)図4(c)に示すように、無線通信装置Yは、他
機のアドレス「4321」と自機のアドレス「876
5」とを含む応答信号Aを送信する。 (6)無線通信装置Xは、送信先アドレスが「432
1」、送信元アドレスが「8765」であるという情報
を含む応答信号Aを受信する。これにより、アドレス
「8765」の無線通信装置Yからの応答信号を受信し
たことを認識する。
【0030】(7)さらに、無線通信装置Xは、通信相
手として無線通信装置Yを認識したことを知らせる応答
信号Bを送信する。以上の動作によって、無線通信装置
X、Y間の通信状態が確立される。 (8)その後、両機の間で名刺情報等のデータ通信が行
われる。 このように、本実施例による無線通信装置は、自機のア
ドレスを含む不特定の発呼信号を発信し、発呼信号の電
波の及ぶ範囲内に存在する無線通信装置が自らのアドレ
スを含む応答信号を返信することによって互いに相手方
を認識して通信状態を確立する。
【0031】なお、図4に示す例においては、説明の都
合上、無線通信装置Xが発呼信号を発信し、無線通信装
置Yが応答信号Aを返信しているが、双方の無線通信装
置ともに、ランダムに設定された受信待ち受け時間Tに
よって送信状態と受信状態が切り替わるので、いずれの
無線通信装置が発呼側になるかは定まっていない。ま
た、希な場合ではあるが、双方の無線通信装置が同時に
送信状態あるいは受信状態になる場合も考えられる。こ
の場合、受信待ち受け時間Tがランダムに設定されてさ
れているため、しばらくすると、両機の間の送受信状態
にずれが生じて双方間の発呼信号及び応答信号の送受信
が可能となる。特に、受信待ち受け時間Tが例えば1/
10秒程度と小さければ、通信可能となるまでの通信確
立動作の遅延は実用上無視できるものである。
【0032】また、上記実施例においては、発呼信号の
電波の強さを20cmにおいて500μV/mとした
が、これに限定されるものではない。電波の強さは、無
線通信装置が使用される態様に応じて自由に設定するこ
とができる。上記の例では、本無線通信装置に名刺情報
交換機能を付加した例を示したために、双方の無線通信
装置を寄せ合い、名刺交換する状況を想定して20cm
の距離に設定したものである。したがって、データ格納
部106に格納するデータの内容及びそのデータを使用
して通信を行わせるプログラムの内容を変更することに
応じて、所望の条件を設定することができる。
【0033】さらに、上記実施例において、起動部11
2はタッチセンサーを用いた例を示したが、それ以外
に、例えば光センサ、赤外線センサ、熱センサ、磁気セ
ンサ、圧力センサ等でもよく、また押しボタンスイッチ
やスライドスイッチ等、あるいはこれらを組み合わせた
ものでもよい。さらに、送信部に指向性のアンテナを用
いれば、互いに所定の方向を向き合った時に通信する無
線通信装置を構成することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項3の
発明において、通信データ処理手段が生成した不特定の
相手に対する発呼信号を発信すると、発呼信号を受信し
た他機が他機のアドレスを含む応答信号を返信すること
によって両機の間で互いの通信相手を認識して通信状態
を確立するように構成されているので、通信相手先のア
ドレスを事前に確認することなく通信を行うことがで
き、オペレータの通信開始操作を簡略化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による無線通信装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す無線通信装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】図1に示す無線通信装置の間で送受信されるデ
ータのフレーム構成図である。
【図4】図1に示す無線通信装置を用いて行われるデー
タ通信の状態を時系列で示した模式図である。
【図5】従来の通信装置の通信処理に関する部分の構成
を示すブロック図である。
【図6】従来の通信装置の間のアドレス認識動作を模式
的に示した模式図である。
【符号の説明】 101 送信部 102 受信部 103 通信処理部 104 他アドレス保持部 105 自アドレス保持部 106 データ格納部 107 プログラム格納部 109 アドレス処理部 110 情報処理部 111 制御部 112 起動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼信号を送信する送信手段と、 前記発呼信号を受信した他機から返信された前記他機の
    アドレス情報を含む応答信号を受信する受信手段と、 自機のアドレス情報と、前記応答信号から抽出された他
    機のアドレス情報を保持するアドレス保持手段と、 前記発呼信号送信時において、前記アドレス保持手段か
    ら抽出した自機アドレスを含み、かつ通信相手先を指定
    しない発呼信号を生成して前記送信手段に出力し、前記
    応答信号受信時において、受信した前記応答信号中から
    他機のアドレス情報を抽出し、前記アドレス保持手段に
    出力する通信データ処理手段とを備えた、無線通信装
    置。
  2. 【請求項2】 該無線通信装置は、さらに、 通信相手先との間で送受信する送受信データを格納する
    データ格納手段と、 前記通信データ処理手段によって認識された通信相手先
    に対して前記データ格納手段から読み出したデータを含
    む送信データを生成して前記送信手段から送信させると
    ともに、前記受信手段が受信したデータを前記データ格
    納手段に格納する情報処理手段を備えたことを特徴とす
    る、請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 該無線通信装置は、さらに、 前記発呼信号を送信する前記送信手段と前記応答信号を
    受信する前記受信手段とを所定の時間間隔で切り換える
    送受信切り換え手段を備えたことを特徴とする、請求項
    1記載の無線通信装置。
JP5216276A 1993-08-31 1993-08-31 無線通信装置 Pending JPH0774666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5216276A JPH0774666A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 無線通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5216276A JPH0774666A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 無線通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0774666A true JPH0774666A (ja) 1995-03-17

Family

ID=16686006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5216276A Pending JPH0774666A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0774666A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204239A (ja) * 2000-10-24 2002-07-19 Sony Corp 情報処理装置および方法、電子機器、情報処理システム、並びに記録媒体
JP2009065666A (ja) * 2000-10-24 2009-03-26 Sony Corp 情報処理装置、電子機器、通信システム
US9326130B2 (en) 2005-10-17 2016-04-26 Sony Corporation Communication method and apparatus

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10390375B2 (en) 2000-10-24 2019-08-20 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method having communication function
JP2009065666A (ja) * 2000-10-24 2009-03-26 Sony Corp 情報処理装置、電子機器、通信システム
JP2011193474A (ja) * 2000-10-24 2011-09-29 Sony Corp 情報処理装置および電子機器
US8175531B2 (en) 2000-10-24 2012-05-08 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method having communication function
US8185053B2 (en) 2000-10-24 2012-05-22 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method having communication function
US8639188B2 (en) 2000-10-24 2014-01-28 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method having communication function
JP2002204239A (ja) * 2000-10-24 2002-07-19 Sony Corp 情報処理装置および方法、電子機器、情報処理システム、並びに記録媒体
US10798759B2 (en) 2000-10-24 2020-10-06 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method having communication function
US9510379B2 (en) 2000-10-24 2016-11-29 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method having communication function
US9326130B2 (en) 2005-10-17 2016-04-26 Sony Corporation Communication method and apparatus
US10291577B2 (en) 2005-10-17 2019-05-14 Sony Corporation Communication method and apparatus
US9596581B2 (en) 2005-10-17 2017-03-14 Sony Corporation Communication method and apparatus
US10587567B2 (en) 2005-10-17 2020-03-10 Sony Corporation Communication method and apparatus
US9338644B2 (en) 2005-10-17 2016-05-10 Sony Corporation Communication method and apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2264990A2 (en) Information processing apparatus and information processing method having communication function
JP3886908B2 (ja) 携帯情報端末
CN106356060A (zh) 语音通信方法及装置
CN104392626A (zh) 路线信息提醒方法及装置
CN105430185A (zh) 信息提示的方法、装置和设备
EP1276337B1 (en) Transmitting user's name information between two terminals
CN109314842A (zh) 资源感应结果上报方法、装置、用户设备及存储介质
JP2012039282A (ja) 電子機器、その情報表示プログラム及びその情報表示方法
JP3050364B2 (ja) 携帯用個人呼出無線通信システム
JPH0774666A (ja) 無線通信装置
CN107820229A (zh) 终端检测方法和通信设备
CN111885558A (zh) 电子设备定位方法及装置
US7668553B2 (en) Mobile communication system and method for capturing information of other mobile communication terminals
JP2907119B2 (ja) 無線電話装置
JP4418301B2 (ja) 情報機器
CN108769093A (zh) 软件应用商店的推送方法、装置以及移动终端
JPH118874A (ja) 携帯型無線通信装置
CN107734679A (zh) 通信方法及终端
JP2007208916A (ja) 通信端末装置
JPS62279774A (ja) 画像検索登録端末装置
JP2655084B2 (ja) 無線呼出信号受信装置
JP2834090B2 (ja) 無線選択呼出受信機
JP2002342809A (ja) 現金自動取引システム
KR200223327Y1 (ko) 신용카드 조회기능을 갖는 키폰시스템
JPH0352441A (ja) 無線電話装置