JPH0774333B2 - 発光組成物 - Google Patents
発光組成物Info
- Publication number
- JPH0774333B2 JPH0774333B2 JP62161565A JP16156587A JPH0774333B2 JP H0774333 B2 JPH0774333 B2 JP H0774333B2 JP 62161565 A JP62161565 A JP 62161565A JP 16156587 A JP16156587 A JP 16156587A JP H0774333 B2 JPH0774333 B2 JP H0774333B2
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- JP
- Japan
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- phosphor
- white powder
- weight
- inorganic white
- fluorescent lamp
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/38—Devices for influencing the colour or wavelength of the light
- H01J61/42—Devices for influencing the colour or wavelength of the light by transforming the wavelength of the light by luminescence
- H01J61/44—Devices characterised by the luminescent material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K11/00—Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
- C09K11/02—Use of particular materials as binders, particle coatings or suspension media therefor
- C09K11/025—Use of particular materials as binders, particle coatings or suspension media therefor non-luminescent particle coatings or suspension media
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
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- H01J61/42—Devices for influencing the colour or wavelength of the light by transforming the wavelength of the light by luminescence
- H01J61/46—Devices characterised by the binder or other non-luminescent constituent of the luminescent material, e.g. for obtaining desired pouring or drying properties
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は発光組成物および蛍光ランプに関する。
[従来の技術および問題点] 近年、蛍光ランプの光の量と質の向上が益々求められ、
そのために蛍光ランプに用いる蛍光体として高輝度、高
演色性の希土類蛍光体が使用されるようになっている。
そのために蛍光ランプに用いる蛍光体として高輝度、高
演色性の希土類蛍光体が使用されるようになっている。
しかしながら、希土類蛍光体は、高輝度で発光効率が高
いものの、非常に高価であり、従来用いられてきたハロ
リン酸カルシウム蛍光体と比較して10〜15倍と高価格で
ある。そこで、希土類蛍光体に対して、その使用量を減
少させようとする試みがなされている。例えば、用いる
希土類蛍光体を小粒子化し、その塗布量を減少させるこ
とがおこなわれている。しかしながら、蛍光体は、小粒
子化すると、輝度が低下し、また少量では蛍光体をバル
ブ内面に均一に塗布することが困難となるとともに、塗
布不良によりバルブ面が露出する恐れがある。また、蛍
光体膜が薄くなる結果、蛍光ランプ製造における加熱過
程においてバルブを構成するガラスからナトリウムが多
量に析出してしまう。こうしたことから、蛍光ランプ
は、光束維持率が低下し、カラーシフトが増大し、バル
ブ壁が黒化し、蛍光体層が剥落するなどの問題を招来す
る。
いものの、非常に高価であり、従来用いられてきたハロ
リン酸カルシウム蛍光体と比較して10〜15倍と高価格で
ある。そこで、希土類蛍光体に対して、その使用量を減
少させようとする試みがなされている。例えば、用いる
希土類蛍光体を小粒子化し、その塗布量を減少させるこ
とがおこなわれている。しかしながら、蛍光体は、小粒
子化すると、輝度が低下し、また少量では蛍光体をバル
ブ内面に均一に塗布することが困難となるとともに、塗
布不良によりバルブ面が露出する恐れがある。また、蛍
光体膜が薄くなる結果、蛍光ランプ製造における加熱過
程においてバルブを構成するガラスからナトリウムが多
量に析出してしまう。こうしたことから、蛍光ランプ
は、光束維持率が低下し、カラーシフトが増大し、バル
ブ壁が黒化し、蛍光体層が剥落するなどの問題を招来す
る。
蛍光ランプの諸特性を損なうことなく蛍光体の使用量を
減少させる手法として、特開昭57−128452号に、蛍光体
に所定の無機白色粉末物質を配合して発光組成物とする
ことが記載されている。しかしながら、この発光組成物
でも、蛍光ランプに使用したときの経時特性、特に光束
維持率、カラーシフトおよびバルブ壁の黒化の点でなお
満足できるものでない。
減少させる手法として、特開昭57−128452号に、蛍光体
に所定の無機白色粉末物質を配合して発光組成物とする
ことが記載されている。しかしながら、この発光組成物
でも、蛍光ランプに使用したときの経時特性、特に光束
維持率、カラーシフトおよびバルブ壁の黒化の点でなお
満足できるものでない。
したがって、この発明の目的は、ランプ特性の経時的低
下を招来することなく蛍光体特に希土類蛍光体の使用量
を減少させることのできる発光組成物および蛍光ランプ
を提供することにある。
下を招来することなく蛍光体特に希土類蛍光体の使用量
を減少させることのできる発光組成物および蛍光ランプ
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この発明においては、上記目的を達成するために、蛍光
体に配合する無機白色粉末物質として、紫外赤外までの
波長範囲において分光反射率の平均値が、酸化マグネシ
ウムの煙着膜の分光反射率曲線を各波長毎に100%とし
たときその90%以上であるものを用い、かつこの無機白
色粉末物質にチタン、セリウム、カドミウム、セシウ
ム、アンチモン、カリウム、スカンジウム、ジルコニウ
ム、ゲルマニウム、アルミニウム、ルテチウム、ランタ
ン、ガドリニウム、テルビウム、ホウ素およびケイ素よ
りなり群の中から選ばれた少なくとも1種のドープ剤を
5重量%以下の割合でドープさせている。
体に配合する無機白色粉末物質として、紫外赤外までの
波長範囲において分光反射率の平均値が、酸化マグネシ
ウムの煙着膜の分光反射率曲線を各波長毎に100%とし
たときその90%以上であるものを用い、かつこの無機白
色粉末物質にチタン、セリウム、カドミウム、セシウ
ム、アンチモン、カリウム、スカンジウム、ジルコニウ
ム、ゲルマニウム、アルミニウム、ルテチウム、ランタ
ン、ガドリニウム、テルビウム、ホウ素およびケイ素よ
りなり群の中から選ばれた少なくとも1種のドープ剤を
5重量%以下の割合でドープさせている。
この発明において、蛍光体に配合する無機白色粉末物質
は、特開昭57−128452号公報に記載されている通り、難
溶性、耐熱性、耐候性に優れ、減圧下で紫外線照射に対
しても安定性を有するものであり、紫外から赤外までの
波長範囲(すなわち、100nmから880nmまでの波長領域)
にわたって分光反射率の平均値が、酸化マグネシウムの
煙着膜の分光反射率曲線を各波長毎に100%としたとき
その90%以上である。その例を挙げると、マグネシア、
アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の軽金属酸
化物またはそれらの複合酸化物、マグネシウム、アルミ
ニウム、カルシウム、チタン、亜鉛、ストロンチウム、
ジルコニウム、カドミウム、スズ、バリウム等の金属の
リン酸塩、ケイ酸塩、硫酸塩等を含む酸素酸塩またはそ
れらの複合酸素酸塩である。
は、特開昭57−128452号公報に記載されている通り、難
溶性、耐熱性、耐候性に優れ、減圧下で紫外線照射に対
しても安定性を有するものであり、紫外から赤外までの
波長範囲(すなわち、100nmから880nmまでの波長領域)
にわたって分光反射率の平均値が、酸化マグネシウムの
煙着膜の分光反射率曲線を各波長毎に100%としたとき
その90%以上である。その例を挙げると、マグネシア、
アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の軽金属酸
化物またはそれらの複合酸化物、マグネシウム、アルミ
ニウム、カルシウム、チタン、亜鉛、ストロンチウム、
ジルコニウム、カドミウム、スズ、バリウム等の金属の
リン酸塩、ケイ酸塩、硫酸塩等を含む酸素酸塩またはそ
れらの複合酸素酸塩である。
上記無機白色粉末物質の粒径は、フィッシャー・サブ−
シーブ・サイザー(Fisher Sub−Sieve Sizer)測定器
による平均粒度No.()で20μm以下であることが好
ましい。この粒径は、通常、2ないし15μmである。
シーブ・サイザー(Fisher Sub−Sieve Sizer)測定器
による平均粒度No.()で20μm以下であることが好
ましい。この粒径は、通常、2ないし15μmである。
上記無機白色粉末物質は、蛍光体重量の10%を越え230
%までに相当する量的範囲で配合することが好ましい。
この無機白色粉末物質は、反射率が高く、蛍光体に10%
以上の割合で配合したときに入射光を効率よく反射し、
蛍光体への光供給を効果的に達成して輝度を低下させる
ことがない。しかしその量が蛍光体の230重量%を越え
ると、蛍光体の輝度が低下して好ましくない。
%までに相当する量的範囲で配合することが好ましい。
この無機白色粉末物質は、反射率が高く、蛍光体に10%
以上の割合で配合したときに入射光を効率よく反射し、
蛍光体への光供給を効果的に達成して輝度を低下させる
ことがない。しかしその量が蛍光体の230重量%を越え
ると、蛍光体の輝度が低下して好ましくない。
さて、この発明においては、上記無機白色粉末物質にチ
タン(Ti)、セリウム(Ce)、カドミウム(Cd)、セシ
ウム(Cs)、アンチモン(Sb)、カリウム(K)、スカ
ンジウム(Sc)、ジルコニウム(Zr)、ゲルマニウム
(Ge)、アルミニウム(Al)、ルテチウム(Lu)、ラン
タン(La)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、
ホウ素(B)およびケイ素(Si)よりなる群の中から選
ばれた少なくとも1種のドープ剤を5重量%以下の割合
でドープさせている。これらドープ剤は、ランプ製造工
程における焼成、焼結等の加熱によるナトリウムの析出
を抑制してバルブ壁の黒化を防止し、上記無機白色粉末
物質の波長185nmにおけるカラーセンターの生成を抑止
し、また無機白色物質に対する蛍光ランプ中の水銀の吸
着、付着を防止し、もって蛍光ランプ特性の経時変化を
軽減するものである。
タン(Ti)、セリウム(Ce)、カドミウム(Cd)、セシ
ウム(Cs)、アンチモン(Sb)、カリウム(K)、スカ
ンジウム(Sc)、ジルコニウム(Zr)、ゲルマニウム
(Ge)、アルミニウム(Al)、ルテチウム(Lu)、ラン
タン(La)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、
ホウ素(B)およびケイ素(Si)よりなる群の中から選
ばれた少なくとも1種のドープ剤を5重量%以下の割合
でドープさせている。これらドープ剤は、ランプ製造工
程における焼成、焼結等の加熱によるナトリウムの析出
を抑制してバルブ壁の黒化を防止し、上記無機白色粉末
物質の波長185nmにおけるカラーセンターの生成を抑止
し、また無機白色物質に対する蛍光ランプ中の水銀の吸
着、付着を防止し、もって蛍光ランプ特性の経時変化を
軽減するものである。
なお、ランプ製造工程における加熱によるナトリウムの
析出を抑制することに対してはチタン、セリウム、ジル
コニウム、カリウム、アルミニウム、ランタン等が特に
有効である。185nmにおけるカラーセンターの抑制に
は、それ自体が185nmの光を吸収し、カラーセンター生
成のエネルギーを与えないカドミウム、ジルコニウム、
ゲルマニウム、テルビウム、セシウム、スカンジウム等
が特に効果的である。また、水銀の吸着・付着防止には
ランタン、ホウ素、アンチモン等が特に有効であり、こ
れら元素をドープすることにより無機白色粉末物質は水
銀との親和性が低下し、水銀の吸着・付着が減少する。
なお、これらドープ剤のドープ量が無機白色粉末物質の
5重量%を越えると、光吸収が大きくなり、蛍光ランプ
の初光束の低下を招く。その量は、0.001ないし2重量
%であることが好ましい。
析出を抑制することに対してはチタン、セリウム、ジル
コニウム、カリウム、アルミニウム、ランタン等が特に
有効である。185nmにおけるカラーセンターの抑制に
は、それ自体が185nmの光を吸収し、カラーセンター生
成のエネルギーを与えないカドミウム、ジルコニウム、
ゲルマニウム、テルビウム、セシウム、スカンジウム等
が特に効果的である。また、水銀の吸着・付着防止には
ランタン、ホウ素、アンチモン等が特に有効であり、こ
れら元素をドープすることにより無機白色粉末物質は水
銀との親和性が低下し、水銀の吸着・付着が減少する。
なお、これらドープ剤のドープ量が無機白色粉末物質の
5重量%を越えると、光吸収が大きくなり、蛍光ランプ
の初光束の低下を招く。その量は、0.001ないし2重量
%であることが好ましい。
上記白色粉末が配合される蛍光体に特に制限はなく、価
格低下の点においては、用いる無機白色粉末物質より高
価なもの特に希土類蛍光体が有効である。例えば、プラ
ズマディスプレー用蛍光体(すなわち、真空紫外励起蛍
光体)、低圧水銀ランプ用蛍光体、高圧水銀ランプ用蛍
光体等がある。具体的には、(Ca,Zn)(PO4)2:Tl、Ca
3(PO4)2:Tl、(Sr,Mg)2P2O7:Eu、Sr2P2O7:Eu、YVP
O4:Eu、YVO4:Eu、LiAlO2:Fe、SrB4O7:Eu、Sr3P2O7:E
u2+、3Sr3(PO4)2・SrCl2:Eu2+、3Sr3(PO4)2・CaC
l2:Eu2+、BaMg2Al16O27:Eu2+、2SrO・0.84P2O7・0.16B2
O3:Eu2+、ユーロピウム付活クロロリン酸ストロンチウ
ム、セリウム・テルビウム付活リン酸ランタン、ユーロ
ピウム付活酸化イットリウムなどである。これら蛍光体
は1種のみでも2種以上混合して(例えば、ユーロピウ
ム付活クロロリン酸ストロンチウム、セリウム・テルビ
ウム付活リン酸ランタンおよびユーロピウム付活酸化イ
ットリウムを混合した三波長型)用いてもよい。その
他、タングステン酸カルシウムタングステン酸マグネシ
ウム等の自己付活型蛍光体がある。その 以上述べたこの発明の発光組成物は、常法によりランプ
バルブの内面に塗布して蛍光ランプ特に水銀蒸気放電灯
として作製される。
格低下の点においては、用いる無機白色粉末物質より高
価なもの特に希土類蛍光体が有効である。例えば、プラ
ズマディスプレー用蛍光体(すなわち、真空紫外励起蛍
光体)、低圧水銀ランプ用蛍光体、高圧水銀ランプ用蛍
光体等がある。具体的には、(Ca,Zn)(PO4)2:Tl、Ca
3(PO4)2:Tl、(Sr,Mg)2P2O7:Eu、Sr2P2O7:Eu、YVP
O4:Eu、YVO4:Eu、LiAlO2:Fe、SrB4O7:Eu、Sr3P2O7:E
u2+、3Sr3(PO4)2・SrCl2:Eu2+、3Sr3(PO4)2・CaC
l2:Eu2+、BaMg2Al16O27:Eu2+、2SrO・0.84P2O7・0.16B2
O3:Eu2+、ユーロピウム付活クロロリン酸ストロンチウ
ム、セリウム・テルビウム付活リン酸ランタン、ユーロ
ピウム付活酸化イットリウムなどである。これら蛍光体
は1種のみでも2種以上混合して(例えば、ユーロピウ
ム付活クロロリン酸ストロンチウム、セリウム・テルビ
ウム付活リン酸ランタンおよびユーロピウム付活酸化イ
ットリウムを混合した三波長型)用いてもよい。その
他、タングステン酸カルシウムタングステン酸マグネシ
ウム等の自己付活型蛍光体がある。その 以上述べたこの発明の発光組成物は、常法によりランプ
バルブの内面に塗布して蛍光ランプ特に水銀蒸気放電灯
として作製される。
[実施例] 実施例 1 フィッシャー・サブ−シーブ・サイザー測定器による平
均粒度No.()が4μmのユーロピウム付活クロロリ
ン酸ストロンチウム青色蛍光体20重量%、が4μmの
セリウム・テルビウム付活リン酸ランタン緑色蛍光体40
重量%、およびが3μmのユーロピウム付活酸化イッ
トリウム赤色蛍光体40重量%を混合して5000K白色蛍光
体を調製した。
均粒度No.()が4μmのユーロピウム付活クロロリ
ン酸ストロンチウム青色蛍光体20重量%、が4μmの
セリウム・テルビウム付活リン酸ランタン緑色蛍光体40
重量%、およびが3μmのユーロピウム付活酸化イッ
トリウム赤色蛍光体40重量%を混合して5000K白色蛍光
体を調製した。
上記白色蛍光体70gに、セリウムを0.1重量%ドープした
無機白色粉末物質ピロリン酸カルシウム(=4μm)
30gを配合し発光組成物を調製した。この発光組成物100
gに1%ニトロセルロース酢酸ブチル(バインダー)120
gを加え発光組成物スラリーを作り、以下常法に従ってF
L40Sの蛍光ランプを作製し、光束維持率、カラーシフト
を測定した。なお、比較として、セリウムをドープして
いないピロリン酸カルシウムを用いた以外は同様に作製
した蛍光ランプを用いた。結果を以下の表1に示す。
無機白色粉末物質ピロリン酸カルシウム(=4μm)
30gを配合し発光組成物を調製した。この発光組成物100
gに1%ニトロセルロース酢酸ブチル(バインダー)120
gを加え発光組成物スラリーを作り、以下常法に従ってF
L40Sの蛍光ランプを作製し、光束維持率、カラーシフト
を測定した。なお、比較として、セリウムをドープして
いないピロリン酸カルシウムを用いた以外は同様に作製
した蛍光ランプを用いた。結果を以下の表1に示す。
実施例 2 セリウムをドープしたピロリン酸カルシウムの代りにセ
シウムを0.05重量%ドープしたピロリン酸カルシウムを
用いた以外は実施例1と全く同様にしてFL40S蛍光ラン
プを作製し、その特性を測定した。結果を以下の表2に
示す。
シウムを0.05重量%ドープしたピロリン酸カルシウムを
用いた以外は実施例1と全く同様にしてFL40S蛍光ラン
プを作製し、その特性を測定した。結果を以下の表2に
示す。
実施例 3 セリウムをドープしたピロリン酸カルシウムの代りにラ
ンタンを1%ドープしたアルミナ粉末(=3μm)を
用いた以外は実施例1と全く同様にしてFL40S蛍光ラン
プを作製し、その特性を測定した。なお、比較として、
ランタンをドープしていないアルミナ粉末を用いた以外
は同様に作製した蛍光ランプを用いた。結果を以下の表
3に示す。
ンタンを1%ドープしたアルミナ粉末(=3μm)を
用いた以外は実施例1と全く同様にしてFL40S蛍光ラン
プを作製し、その特性を測定した。なお、比較として、
ランタンをドープしていないアルミナ粉末を用いた以外
は同様に作製した蛍光ランプを用いた。結果を以下の表
3に示す。
実施例 4 実施例1で調製した白色蛍光体をそれぞれ2.0gおよび2.
5g塗布したFL40S蛍光ランプ(AおよびB)、および実
施例1で調製した白色蛍光体2.0gとセリウムを0.1%ド
ープしたピロリン酸カルシウム2.0gとを配合した発光組
成物を塗布したFL40S蛍光ランプを作製し、2000時間点
灯時のランプ特性を測定した。結果を以下の表4に示
す。
5g塗布したFL40S蛍光ランプ(AおよびB)、および実
施例1で調製した白色蛍光体2.0gとセリウムを0.1%ド
ープしたピロリン酸カルシウム2.0gとを配合した発光組
成物を塗布したFL40S蛍光ランプを作製し、2000時間点
灯時のランプ特性を測定した。結果を以下の表4に示
す。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明によれば、所定のドープ剤
をドープした無機白色粉末を蛍光体に配合してなる発光
組成物によって、ランプ特性の経時的低下を招来するこ
となく蛍光体特に希土類蛍光体の使用量を減少させるこ
とができるとともに、経時的特性劣化の少ない安価な蛍
光ランプを提供できる。
をドープした無機白色粉末を蛍光体に配合してなる発光
組成物によって、ランプ特性の経時的低下を招来するこ
となく蛍光体特に希土類蛍光体の使用量を減少させるこ
とができるとともに、経時的特性劣化の少ない安価な蛍
光ランプを提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土倉 要 徳島県阿南市上中町岡491番地100 日亜化 学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−128452(JP,A) 特開 昭56−123661(JP,A) 特開 昭58−218745(JP,A) 特開 昭56−114274(JP,A) 実開 昭51−147(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】紫外から赤外までの波長範囲において分光
反射率の平均値が、酸化マグネシウムの煙着膜の分光反
射率曲線を各波長毎に100%としたときその90%以上で
ある無機白色粉末物質、および蛍光体を含んでなり、該
無機白色粉末物質にセリウム、セシウム、及びランタン
よりなる群の中から選ばれた少なくとも1種のドープ剤
を5重量%以下の割合でドープさせ、かつ該無機白色粉
末物質を蛍光体重量の10重量%を超え、230重量%まで
に相当する量的範囲を含んでなり、該無機白色粉末物質
の粒径が2ないし15μmであることを特徴とする発光組
成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62161565A JPH0774333B2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 発光組成物 |
US07/212,581 US4890033A (en) | 1987-06-29 | 1988-06-28 | Light-emitting composition and fluorescent lamp |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62161565A JPH0774333B2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 発光組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS646355A JPS646355A (en) | 1989-01-10 |
JPH0774333B2 true JPH0774333B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=15737528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62161565A Expired - Lifetime JPH0774333B2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 発光組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4890033A (ja) |
JP (1) | JPH0774333B2 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5170095A (en) * | 1989-02-24 | 1992-12-08 | Tungsram Reszvenytarsasag | Low-pressure mercury vapor discharge light source of high wall loadability |
EP0479298B1 (en) * | 1990-10-02 | 1995-08-02 | Nichia Kagaku Kogyo K.K. | Phosphor composition, phosphor-coating composition, discharge lamp, and preparation method thereof |
JP2784255B2 (ja) * | 1990-10-02 | 1998-08-06 | 日亜化学工業株式会社 | 蛍光体及びそれを用いた放電ランプ |
IL116092A (en) * | 1994-11-30 | 2000-06-29 | Honeywell Inc | Ultraviolet transparent binder for phosphor fluorescent light box |
CA2185957A1 (en) * | 1995-10-11 | 1997-04-12 | Jon Bennett Jansma | Fluorescent lamp having phosphor layer with additive |
US6069441A (en) * | 1996-10-31 | 2000-05-30 | Honeywell Inc. | Method for producing phospher binding materials |
AU747260B2 (en) | 1997-07-25 | 2002-05-09 | Nichia Chemical Industries, Ltd. | Nitride semiconductor device |
US6223071B1 (en) | 1998-05-01 | 2001-04-24 | Dusa Pharmaceuticals Inc. | Illuminator for photodynamic therapy and diagnosis which produces substantially uniform intensity visible light |
JP3770014B2 (ja) | 1999-02-09 | 2006-04-26 | 日亜化学工業株式会社 | 窒化物半導体素子 |
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