JPH0773940A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JPH0773940A
JPH0773940A JP5240727A JP24072793A JPH0773940A JP H0773940 A JPH0773940 A JP H0773940A JP 5240727 A JP5240727 A JP 5240727A JP 24072793 A JP24072793 A JP 24072793A JP H0773940 A JPH0773940 A JP H0773940A
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relay
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connector
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JP5240727A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Ato
清 阿藤
Masakazu Koiso
正和 小磯
Shoichi Mochizuki
省一 望月
Etsuro Doi
悦郎 土居
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Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
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Publication of JPH0773940A publication Critical patent/JPH0773940A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/72Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/721Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures cooperating directly with the edge of the rigid printed circuits

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気コネクタにおいて時間差接続や短絡接続
等を容易に行えるようにし、また、基板等に取り付けら
れたコネクタ部材の破損を少なくする。 【構成】 本電気コネクタCでは、第1,第2コネクタ
部材1,2の外部接続用コンタクト13,13′を比較
的丈夫な雄型コンタクトとし、中継コネクタ部材3の中
継用コンタクト35を比較的強度面で不利な雌型コンタ
クトとすることにより、第1,第2コネクタ部材1,2
自体の故障を少なくすることができる。そして、中継コ
ネクタ部材3が故障した場合でも、この中継コネクタ部
材3の交換を行うだけで修理が可能である。また、第
1,第2コネクタ部材1,2はそのままでも、中継コネ
クタ部材3に細工することによって、時間差接続や短絡
接続等、様々な用途に適応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板同士等を接続する
場合に用いられる電気コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来多く用いられる電気コネクタは、雄
型の外部接続用コンタクトを有するコネクタ部材と雌型
の外部接続用コンタクトを有するコネクタ部材とを直接
相互に結合させるものである。そして、このような両コ
ネクタ部材の結合により、各コネクタ部材が取り付けら
れている基板同士等を電気的に接続することができる。
そして、このようなコネクタ部材には小さなコンタクト
が多数配列保持されていることが多く、両コネクタ部材
の結合・離脱により、各コンタクトにつながる多数の基
板上配線を一括して接続・切断することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気コネクタにはいくつかの問題点がある。例えば、雄
雌一対のコネクタ部材を組み合わせるタイプの電気コネ
クタでは、両コネクタ部材のコンタクト間の接触を確実
なものにするために、一般に雌型コンタクトの接触部分
に湾曲部を形成する必要がある。このため、雄型コンタ
クトに比べて雌型コンタクトの構造が複雑になり、変形
し易い。したがって、雌型コンタクトが雄型コンタクト
との接続の際にこじられて変形したときは、小さな多数
のコンタクトの半田付けがなされたコネクタ部材を基板
から取り外すことが困難である等の理由から、この雌型
コンタクトを保持するコネクタ部材を基板ごと交換しな
ければならない。
【0004】また、複数のコンタクトはそれぞれ、基板
間の信号授受のための信号用のほか電源用およびアース
用等に割り当てられるが、コネクタ部材を結合させる場
合には、基板上の回路を保護するために、まず電源用,
アース用コンタクトを接続してから信号用コンタクトを
接続するというように時間差接続を行う必要がある。さ
らに、用途に応じて、電気コネクタをいわゆるシールド
構造や短絡接続構造にしたり電気コネクタ内の不要回線
を除去したりする必要もある。しかしながら、従来は、
それぞれ専用の電気コネクタを用意しなければならず不
便であった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、コンタクトに損傷が生じた場合にこのコ
ンタクトを保持するコネクタ部材の交換だけで済むよう
にし、かつ用途に応じて選択的に適用できる電気コネク
タを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電気コネクタは、それぞれ基板等に取り
付けられ、外部接続用コンタクトを保持してなる第1コ
ネクタ部材および第2コネクタ部材を有する。さらに、
一端に第1コネクタ部材に着脱自在に結合される第1結
合部を有し、他端に第2コネクタ部材に着脱自在に結合
される第2結合部を有するハウジングと、両結合部間に
延びるようにハウジングに保持され、各結合部に結合さ
れた第1・第2コネクタ部材の外部接続用コンタクトに
接続される両端部を有する中継用コンタクトとからなる
中継コネクタ部材を有して構成されている。
【0007】なお、第1コネクタ部材および第2コネク
タ部材における外部接続用コンタクトをともに雄型のコ
ンタクトとし、中継コネクタ部材における中継用コンタ
クトが両端雌型のコンタクトとするのが望ましい。
【0008】
【作用】このような電気コネクタでは、例えば、第1,
第2コネクタ部材の外部接続用コンタクトを比較的丈夫
な雄型コンタクトとし、中継コネクタ部材の中継用コン
タクトを比較的強度的に不利な雌型コンタクトとするこ
とにより、第1,第2コネクタ部材自体の故障を少なく
することができる。そして、中継コネクタ部材が故障し
た場合でも、この中継コネクタ部材の交換を行うだけで
修理できる。
【0009】また、基板等に取り付けられた第1,第2
コネクタ部材が複数の外部接続用コンタクトを横一列に
配置したものであっても、例えば、中継コネクタ部材に
保持された複数の中継用コンタクトの長さを変えること
によって、両コネクタ部材の結合時における各外部接続
用コンタクトと各中継用コンタクトとの接触タイミング
を調節することができる。さらに、互いに短絡させた中
継用コンタクトを予め中継コネクタ部材にセットしてお
けば、第1,第2コネクタ部材に何ら細工することなく
外部接続用コンタクトを短絡接続することができる。こ
のように、中継コネクタ部材に細工することによって、
用途に応じた電気コネクタを構成することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る電気
コネクタCを示している。この電気コネクタCは、図中
手前に示した第1コネクタ部材1,図中奥に示した第2
コネクタ部材2および第1コネクタ部材1に結合してい
る状態で示した中継コネクタ部材3とから構成される。
【0011】第1コネクタ部材1は、横長形状のメイン
ハウジング11およびこのメインハウジング11の前面
(図中に矢印Fで示す側の面)に取り付けられるサブハ
ウジング12(ただし、図1はこれらハウジング11,
12を長手方向途中で切断して示している。)と、メイ
ンハウジング11内に保持された2種類の外部接続用コ
ンタクト13,13′とから構成されている。なお、第
2コネクタ部材2は、第1コネクタ部材1と全く同様に
構成されているため、ここでは共通の構成部品に同番号
を付して両コネクタ部材1,2を一緒に説明する。
【0012】メインハウジング11の長手方向中間部
は、図2に詳しく示すように、断面形状が「E」字形に
なるように、上下に延びる垂直部11aと、この垂直部
11aにおける前面(図では右面)の上部,中央部,下
部から前方に突出する3つの突出部11b,11c,1
1dとから構成されている。なお、上部突出部11bお
よび下部突出部11dは、長手方向両端において上下に
延び、正面視において矩形状になるようにつながってい
る。
【0013】また、図1から分かるように、メインハウ
ジング11の長手方向両端には、このメインハウジング
11を基板(図4の記号B1,B2参照)の上面にネジ
止めするための貫通穴付フランジ部11fおよび第2コ
ネクタ部材2を取り付けるための貫通穴11gが形成さ
れている。このメインハウジング11は、2種類の外部
接続用コンタクト13,13′を挿入した状態で樹脂に
よりインサートモールドされる。
【0014】第1の外部接続用コンタクト13は、図2
に詳しく示すように、メインハウジング11の垂直部1
1a内の後側において上下に延びる本体部13aと、こ
の本体部13aの上部から前方に向かって延び、メイン
ハウジング11の中央突出部11cの上面にて外部に露
出する先端接触部13bと、本体部13aの下部から後
方に向かって延び、垂直部11aの後端面下部から外部
に突出するリード部13cとから構成されている。
【0015】また、第2の外部接続用コンタクト13′
は、メインハウジング11の垂直部11a内の前側にお
いて上下に延びる本体部13a′と、この本体部13
a′の上部から前方に向かって延び、メインハウジング
11の中央突出部11cの下面にて外部に露出する先端
接触部13b′と、本体部13a′の下部から前方に向
かって延び、下突出部11dの前端面下部から外部に突
出するリード部13c′とから構成されている。
【0016】こうして、中央突出部11cの上下面に配
設された外部接続用コンタクト13,13′は、相手方
のコンタクト(中継コネクタ部材3)の内側に受容され
るいわゆる雄型のコンタクトとなる。なお、各リード部
13c,13c′の先端部は、この先端部の下面が垂直
部11aおよび下突出部11dの下端面と同じ高さにな
るように一段下げられて水平に延びている。
【0017】サブハウジング12は、図1に示すよう
に、長手方向中間部に前後方向に貫通する矩形開口12
aを有しており、この開口12a内にメインハウジング
11の中央突出部11dの前端部を受容するようにしな
がらメインハウジング11の前面に着脱自在に取り付け
られる。なお、メインハウジング11とサブハウジング
12の取り付けは、図1に示すように、両者間に形成さ
れた係合部11e,12e同士のスナップフィットによ
る。メインハウジング11に取り付けられたサブハウジ
ング12の上面部12bは、図2に示すように、メイン
ハウジング11の上突出部11bに連なって前方に延
び、下面部12dはメインハウジング11の下突出部1
1d(ただし、第2のコンタクト13′のリード部13
c′の上方部分)に連なって前方延びる。これにより、
開口12aとメインハウジング11の各突出部11b,
11c,11d間に形成された空間とは、一つの中継コ
ネクタ受容空間としてつながる。
【0018】また、サブハウジング12の長手方向両端
部は矩形断面を有するように形成されているが、各端部
近傍には、第2コネクタ部材2への取り付けに利用され
る貫通穴(メインハウジング11のネジ穴11gにつな
がる穴)12gが形成されている。なお、このサブハウ
ジング12も、樹脂から成形される。
【0019】中継コネクタ部材3は、図1に示すよう
に、横長形状に形成されたハウジング30と、このハウ
ジング30内の上下に配列保持された複数の中継用コン
タクト35とから構成されている。
【0020】ハウジング30は、図3に詳しく示すよう
に、前後方向(図では左右方向)両端部にそれぞれ前後
方向に向かって開口する第1開口31aおよび第2開口
32aを有する。なお、ハウジング30における第1開
口31aの上下左右を囲む部分を第1結合部31とい
い、第2開口32aの上下左右を囲む部分を第2結合部
32という。また、このハウジング30の前後方向中央
の内部上下には、両開口31a,32aをつなぐように
コンタクト保持穴33,33が横方向(図では、紙面に
垂直な方向)に並んで複数本形成されている。さらに、
両結合部31,32における各開口31a,32aの上
下に面する部分には、各コンタクト保持穴33につなが
るコンタクト受容溝34,34が形成されている。
【0021】中継用コンタクト35は、図3に詳しく示
すように、細長い帯状に形成されている。この中継用コ
ンタクト35の長手方向中間部は上下端が平行に延びる
ように形成されているが、長手方向両端には、高さ方向
に山状に膨らむ挟持部35a,35aが形成されてお
り、さらに、各挟持部35aの上下方向反対側には先細
りとなる方向に傾斜するテーパー部35bが設けられて
いる。
【0022】このように形成された複数の中継用コンタ
クト35,35,…は、各挟持部35aが、第1,第2
開口31a,32aの内方を向くようにハウジング30
内のコンタクト保持穴33にそれぞれ圧入される。この
際、各中継用コンタクト35の長手方向両端近傍は、各
コンタクト受容溝34に受容される。こうしてハウジン
グ30に保持された複数の中継用コンタクト35,3
5,…のうち上下に位置するもの同士は、第1,第2開
口31a,32a内において互いに挟持部35a,35
aを対向突出させている。このように配列保持された中
継用コンタクト35,35,…は、内側に相手方のコン
タクトを受容するいわゆる雌型のコンタクトとなる。な
お、各中継用コンタクト35のテーパー部35bは、コ
ンタクト受容溝34の底部から若干浮き上がった状態と
なるので、各中継用コンタクト35の長手方向両端近傍
は、上下方向に弾性変形が可能である。
【0023】以上のように構成された電気コネクタCを
用いて基板同士を接続させる場合には、まず、第1コネ
クタ部材1および第2コネクタ部材2をそれぞれ、図4
に示すように第1基板B1および第2基板B2に取り付
ける。即ち、各メインハウジング11を基板上に載置ネ
ジ止めするとともに、各外部接続用コンタクト13,1
3′のリード部13c,13c′を基板B1,B2の上
面に形成されたプリント配線層(パターン層)PCに半
田接合して、各コネクタ部材1,2を基板B1,B2に
サーフェスマウントする。この半田接合に際しては、第
1,第2コネクタ部材1,2における外部接続用コンタ
クト13,13′のリード部13c,13c′の上面に
図示しないヒーターチップが押し付けられ、各リード部
13c,13c′が加熱される。この熱により各配線層
PCに予め塗布されたクリーム半田が溶融し、各リード
部13c,13c′の各配線層PCに対する半田接合が
行われる。ここで、第2外部接続用コンタクト13′の
リード部13c′にヒーターチップを押し付ける際に
は、サブハウジング12をメインハウジング11から取
り外しておく。これにより、サブハウジング12がヒー
ターチップ押し付けの邪魔になることがなく、スムーズ
に半田接合を行うことができる。
【0024】そして、上記半田接合終了後にサブハウジ
ング12をメインハウジング11の前面に取り付け、第
1コネクタ部材1の中継コネクタ受容空間に、中継コネ
クタ部材3の第1結合部31を嵌合挿入する。これによ
り、中継コネクタ部材3の第1開口31a内には、第1
コネクタ部材1の中央突出部11cが、対向する中継用
コンタクト35,35の挟持部35a,35aを若干押
し広げるようにしながら圧入される。押し広げられた上
下の中継用コンタクト35,35は、自らの弾性力によ
って挟持部35a,35aを外部接続用コンタクト1
3,13′における先端接触部13b,13b′に押し
付けながら中央突出部11cを挟持する。こうして、第
1コネクタ部材1と中継コネクタ部材3とが互いに結合
されて、第1コネクタ部材1の各外部接続用コンタクト
13,13′と中継コネクタ部材3の各中継用コンタク
ト35とが電気的に接続される。
【0025】次に、基板B2に取り付けられた第2コネ
クタ部材2を、上記と同様にして中継コネクタ部材3の
第2結合部32側に結合させる。これにより、各中継用
コンタクト35を介して第1コネクタ部材1の外部接続
用コンタクト13,13′(第1基板B1上の配線層P
C)と第2コネクタ部材2の外部接続用コンタクト1
3,13′(第2基板B2上の配線層PC)とが電気的
に接続される。
【0026】ところで、中継コネクタ部材3を第1,第
2コネクタ部材1,2に結合させる際には、前述のよう
に中継用コンタクト35,35を押し広げて中央突出部
11cを中へ押し込むかたちになるが、無理な押し込み
を行うことによって中継用コンタクト35が曲がったり
折れたりする場合がある。しかし、このような場合に
は、中継コネクタ部材3だけを交換すれば足り、第1,
第2コネクタ部材1,2はそのまま使用できる。このよ
うに、中継用コンタクト35,35を比較的破損し易い
雌型コンタクトとし、第1,第2コネクタ部材1,2の
外部接続用コンタクト13,13′を比較的丈夫な雄型
コンタクトにすることによって、基板B1,B2からの
取り外し・交換が困難である第1,第2コネクタ部材
1,2自体の破損を少なくすることもできる。
【0027】また、基板上の配線層には、信号用配線層
のほかに電源用配線層やアース用配線層があり、それぞ
れ相手方の基板における対応する配線層に接続するのは
もちろんであるが、各基板上の回路を保護するために、
電源用配線層,アース用配線層,信号用配線層の順で時
間的に差を設けて接続しなければならない場合がある。
このような場合には、例えば、図5(A),(B)に示
すように、アース用の中継用コンタクト35(G)と信
号用の中継用コンタクト35(S)の第2結合部32側
における挿入深さD,D′(D<D′)を、電源用の中
継用コンタクト35(P)の挿入深さよりも深くして、
図5(C)に示すように、各コンタクト35の挟持部3
5aの位置に差を設ける。これにより、既に第1コネク
タ部材1に結合された中継コネクタ部材3の第2結合部
32側を第2コネクタ部材2に結合させれば、まず、電
源用の中継用コンタクト35(P)と外部接続用コンタ
クト13(P)とが接触し、次に、アース用の中継用コ
ンタクト35(G)と外部接続用コンタクト13(G)
とが接触し、最後に信号用の中継用コンタクト35
(S)と外部接続用コンタクト13(S)とが接触す
る。即ち、自動的に上記の時間差接続が行われる。な
お、各コンタクト35の長さを変えることにより、各挟
持部35aの位置に差を設けてもよい。
【0028】さらに、基板上の一部の配線層を短絡接続
させたいような場合には、図6に示すように、中継コネ
クタ部材3のハウジング30の上部または下部に、平行
に配置された2本の中継用コンタクト35の挟持部35
a間に短絡ブリッジ35b′を設けたかたちに形成され
た短絡接続用の中継用コンタクト35′を挿入する。こ
の短絡接続用の中継用コンタクト35′に接触した2つ
の外部接続用コンタクト13,13(または13′,1
3′)は短絡され、これら外部接続用コンタクトに接合
された基板上の配線層も短絡接続される。また、一部の
配線層について相手方基板の配線層との接続が不要であ
る場合には、図示はしないが、中継コネクタ部材3のコ
ンタクト保持穴33に中継用コンタクト35を挿入せず
に使用すればよい。さらに、図示はしないが、2つの信
号用の中継用コンタクト35の間にシールド板を挿入し
て、両中継用コンタクト35,35間のシールドを行う
こともできる。このように、中継コネクタ3において適
宜細工をすることによって、第1,第2コネクタ部材
1,2について何ら細工をすることなく様々な用途に適
応可能な電気コネクタを作ることができる。
【0029】なお、本電気コネクタ1は、図7(A),
(B)に示すように用いることもできる。これらは、2
つの中継コネクタ部材3,3を用いるとともに、両中継
コネクタ部材3,3間にフレキシブルブリント配線板F
PCを介在させたものである。(A)は、フレキシブル
ブリント配線板FPCの両端に取り付けられたプラグ5
0,50を各中継コネクタ部材3の中継用コンタクト3
5,35に挟持させたものを示している。一方、(B)
は、上記プラグ50,50に中継用コンタクト35″,
35″の端部を直接半田付けしたものを示している。
【0030】また、中継コネクタ部材を図8に示すよう
に構成してもよい。この中継コネクタ部材3′は、前側
に第1,第2コネクタ部材1,2に結合するためのコネ
クタ結合部(第1結合部)31′を有し、後側にフレキ
シブルブリント配線板FPCに取り付けられたプラグ5
0′を受容しこれと結合するためのプラグ結合部(第2
結合部)32′を有する。さらに、この中継コネクタ部
材3′の長手方向端部には、プラグ結合部32′に受容
させたプラグ50′が抜けるのを防止するためのロック
機構37′が設けられている。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電気コネク
タでは、特に、第1,第2コネクタ部材の外部接続用コ
ンタクトを比較的丈夫な雄型コンタクトとし、中継コネ
クタ部材の中継用コンタクトを破損し易い雌型コンタク
トとすることにより、第1,第2コネクタ部材自体の故
障を少なくすることができる。そして、中継コネクタ部
材が故障した場合でも、この中継コネクタ部材の交換を
行うだけで修理が可能であり、従来のように基板ごと交
換する必要をなくすることができる。
【0032】また、本電気コネクタでは、第1,第2コ
ネクタ部材が複数の外部接続用コンタクトを横一列に保
持したものであっても、中継コネクタ部材に保持された
複数の中継用コンタクトの長さや中継コネクタ部材内に
おける結合方向に対する保持位置を変えることによっ
て、電源用,アース用および信号用コンタクトの時間差
接続を行うことができる等、第1,第2コネクタ部材に
何ら細工を施さなくても、中継コネクタ部材に適宜細工
を施すことによって容易に様々な用途に適応させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コネクタの斜視図である。
【図2】上記電気コネクタにおける第1,第2コネクタ
部材の側面断面図である。
【図3】上記電気コネクタにおける中継コネクタ部材の
側面断面図である。
【図4】上記電気コネクタの結合状態を示す側面断面図
である。
【図5】(A),(B)は上記中継コネクタ部材の側面
断面図であり、(C)は同平面断面図である。
【図6】上記中継コネクタ部材の平面断面図である。
【図7】(A),(B)とも上記電気コネクタの実施態
様を示す側面断面図である。
【図8】上記中継コネクタ部材の実施態様を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 第1コネクタ部材 13,13′外部接続用コンタクト 2 第2コネクタ部材 3,3′ 中継コネクタ部材 30 ハウジング 31,31′ 第1結合部 32,32′ 第2結合部 35,35′ 中継用コンタクト C 電気コネクタ B1,B2 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 悦郎 東京都多摩市永山6−17−7 ケル株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ基板等に取り付けられ、外部接
    続用コンタクトを保持してなる第1コネクタ部材および
    第2コネクタ部材と、 一端に前記第1コネクタ部材に着脱自在に結合される第
    1結合部を有し、他端に前記第2コネクタ部材に着脱自
    在に結合される第2結合部を有するハウジング、および
    前記両結合部間に延びるように前記ハウジングに保持さ
    れ、前記各結合部に結合された前記第1・第2コネクタ
    部材の前記外部接続用コンタクトに接続される両端部を
    有する中継用コンタクトからなる中継コネクタ部材とか
    ら構成されることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第1コネクタ部材および第2コネク
    タ部材における前記外部接続用コンタクトがともに雄型
    のコンタクトであり、前記中継コネクタ部材における前
    記中継用コンタクトが両端雌型のコンタクトであること
    を特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010055975A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 接続構造
JP2013176487A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Fujifilm Corp 端子接続ユニットおよび端子接続方法

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