JPH0773683A - 連想記憶装置 - Google Patents
連想記憶装置Info
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- JPH0773683A JPH0773683A JP22075193A JP22075193A JPH0773683A JP H0773683 A JPH0773683 A JP H0773683A JP 22075193 A JP22075193 A JP 22075193A JP 22075193 A JP22075193 A JP 22075193A JP H0773683 A JPH0773683 A JP H0773683A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】1ビット当りの回路素子数,占有面積を低減し
て大容量化を容易とし、電源がオフとなっても記憶内容
の破壊がなく、かつ検索データに対するドントケア状態
を可能として適用範囲の拡大をはかる。 【構成】各メモリセルMCを、電気的に書込み消去可能
な不揮発性のメモリトランジスタMT1,MT2で構成
する。ビット線駆動回路2を、書込み(登録)モード時
には書込み用のデータDw1のレベルに従ってこれらメ
モリトランジスタMT1,MT2の一方を書込み状態と
し、検索モード時には検索データDs1のレベルに従っ
てメモリトランジスタMT1,MT2の一方を活性化
(ゲート電圧の印加)する回路とする。各メモリセル列
それぞれと対応接続する一致検出線EDL1を設ける。
対応メモリセル列の活性化状態のメモリトランジスタM
T1,MT2のオン,オフ電流を各メモリセル列ごとに
検知する一致検出回路5を設ける。
て大容量化を容易とし、電源がオフとなっても記憶内容
の破壊がなく、かつ検索データに対するドントケア状態
を可能として適用範囲の拡大をはかる。 【構成】各メモリセルMCを、電気的に書込み消去可能
な不揮発性のメモリトランジスタMT1,MT2で構成
する。ビット線駆動回路2を、書込み(登録)モード時
には書込み用のデータDw1のレベルに従ってこれらメ
モリトランジスタMT1,MT2の一方を書込み状態と
し、検索モード時には検索データDs1のレベルに従っ
てメモリトランジスタMT1,MT2の一方を活性化
(ゲート電圧の印加)する回路とする。各メモリセル列
それぞれと対応接続する一致検出線EDL1を設ける。
対応メモリセル列の活性化状態のメモリトランジスタM
T1,MT2のオン,オフ電流を各メモリセル列ごとに
検知する一致検出回路5を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連想記憶装置に関し、特
に与えられた検索データに一致するデータを記憶してい
るアドレスやそのアドレスのデータを出力する機能を有
する連想記憶装置に関する。
に与えられた検索データに一致するデータを記憶してい
るアドレスやそのアドレスのデータを出力する機能を有
する連想記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の半導体記憶装置がメモリセルのア
ドレスを指定してその記憶データの読出し,書込みを行
うのに対し、連想記憶装置は、検索データを入力してこ
れと記憶データとが一致したメモリセル群を探し出し、
このメモリセル群に属する記憶データやアドレスを出力
する。
ドレスを指定してその記憶データの読出し,書込みを行
うのに対し、連想記憶装置は、検索データを入力してこ
れと記憶データとが一致したメモリセル群を探し出し、
このメモリセル群に属する記憶データやアドレスを出力
する。
【0003】このような連想記憶装置については、既に
多数の提案が論文や特許公報に公表されている。例え
ば、“アイイーイーイー ジャーナル オブ ソリッド
ステート サーキッツ(IEEE JOURNAL O
F SOLID−STATECIRCUITS),VO
L.SC−20,NO.5,1985年の「アン 8キ
ロビット コンテントアドレサブル アンド リエント
ラント メモリ(An8−kbit Content−
Addressable and Reentrant
Memory)」”、また、情報処理学会誌の「情報
処理」第32巻,第12号,第1239頁〜第1248
頁、平成3年12月発行の「集積回路からみた機能メモ
リの現状と展望」や米国特許第4,538,243号、
あるいは特開昭56−71886号公報、特開昭62−
165794号公報、特開昭62−293596号公
報、特開昭63−266697号公報、特開平1−18
4790号公報などがある。これら文献に記載されてい
る連想記憶装置は、データを格納する記憶素子毎に一致
検出回路を設けた構成をとっている。
多数の提案が論文や特許公報に公表されている。例え
ば、“アイイーイーイー ジャーナル オブ ソリッド
ステート サーキッツ(IEEE JOURNAL O
F SOLID−STATECIRCUITS),VO
L.SC−20,NO.5,1985年の「アン 8キ
ロビット コンテントアドレサブル アンド リエント
ラント メモリ(An8−kbit Content−
Addressable and Reentrant
Memory)」”、また、情報処理学会誌の「情報
処理」第32巻,第12号,第1239頁〜第1248
頁、平成3年12月発行の「集積回路からみた機能メモ
リの現状と展望」や米国特許第4,538,243号、
あるいは特開昭56−71886号公報、特開昭62−
165794号公報、特開昭62−293596号公
報、特開昭63−266697号公報、特開平1−18
4790号公報などがある。これら文献に記載されてい
る連想記憶装置は、データを格納する記憶素子毎に一致
検出回路を設けた構成をとっている。
【0004】上記文献等に記載されている代表的な従来
の連想記憶装置の一例を図4に示す。
の連想記憶装置の一例を図4に示す。
【0005】この連想記憶装置は、対をなす第1及び第
2のビット線BL1,BL2と、ソースを共に基準電位
点(接地電位点)に接続しゲートを互いに相手方のドレ
インに接続するN型のトランジスタTN11,TN1
2、ソースを共に電源電位点に接続しドレインをトラン
ジスタTN11,TN12のドレインにゲートをトラン
ジスタTN11,TN12のゲートにそれぞれ対応して
接続するP型のトランジスタTP11,TTP12、並
びにソース,ドレインの一方をトランジスタTN11,
TN12のドレインに他方を第1及び第2のビット線B
L1,BL2にそれぞれ対応して接続するN型のトラン
ジスタTN13,TN14を備えたフリップフロップ型
のメモリセルMCaと、メモリセルMCaのトランジス
タTN13,TN14のゲートに接続し選択レベルのと
きこのトランジスタTN13,TN14をオンにしてメ
モリセルMCaの記憶節点(N1,N2、トランジスタ
TN11,TN12のドレイン)をビット線BL1,B
L2に接続するワード線WL1と、一致検出線EDL1
と、ソースを共に基準電位点に接続しゲートをビット線
BL1,BL2にそれぞれ対応して接続するN型のトラ
ンジスタTN15,TN16、並びにソースをトランジ
スタTN15,TN16のドレインにそれぞれ対応して
接続しゲートをメモリセルMCaの記憶節点N1,N2
にそれぞれ対応して接続しドレインを共に一致検出線E
DLに接続するN型のトランジスタTN17,TN18
を備えビット線BL1,BL2に伝達された検索データ
がメモリセルMCaに記憶されているデータと一致した
とき一致検出線EDL1を基準電位点と切離し不一致の
とき基準電位点に接続する一致検出回路5aとを有する
構成となっている。すなわち、メモリセルMCaと一致
検出回路5aとは1対1で設けられている。また、この
メモリセルMCaは、メモリ容量と見合った数だけ行方
向,列方向にマトリクス状に配列されてメモリセルアレ
イを形成し、同一行のメモリセルMCaの一致検出線
(EDL1)は共通となっている。そして、所定の行の
検索データが入力されてその行の記憶データと比較さ
れ、これらデータが一致したとき一致検出信号EDが高
レベル(接地電位レベルでない)となり、その行の記憶
データ又はアドレスが出力される。
2のビット線BL1,BL2と、ソースを共に基準電位
点(接地電位点)に接続しゲートを互いに相手方のドレ
インに接続するN型のトランジスタTN11,TN1
2、ソースを共に電源電位点に接続しドレインをトラン
ジスタTN11,TN12のドレインにゲートをトラン
ジスタTN11,TN12のゲートにそれぞれ対応して
接続するP型のトランジスタTP11,TTP12、並
びにソース,ドレインの一方をトランジスタTN11,
TN12のドレインに他方を第1及び第2のビット線B
L1,BL2にそれぞれ対応して接続するN型のトラン
ジスタTN13,TN14を備えたフリップフロップ型
のメモリセルMCaと、メモリセルMCaのトランジス
タTN13,TN14のゲートに接続し選択レベルのと
きこのトランジスタTN13,TN14をオンにしてメ
モリセルMCaの記憶節点(N1,N2、トランジスタ
TN11,TN12のドレイン)をビット線BL1,B
L2に接続するワード線WL1と、一致検出線EDL1
と、ソースを共に基準電位点に接続しゲートをビット線
BL1,BL2にそれぞれ対応して接続するN型のトラ
ンジスタTN15,TN16、並びにソースをトランジ
スタTN15,TN16のドレインにそれぞれ対応して
接続しゲートをメモリセルMCaの記憶節点N1,N2
にそれぞれ対応して接続しドレインを共に一致検出線E
DLに接続するN型のトランジスタTN17,TN18
を備えビット線BL1,BL2に伝達された検索データ
がメモリセルMCaに記憶されているデータと一致した
とき一致検出線EDL1を基準電位点と切離し不一致の
とき基準電位点に接続する一致検出回路5aとを有する
構成となっている。すなわち、メモリセルMCaと一致
検出回路5aとは1対1で設けられている。また、この
メモリセルMCaは、メモリ容量と見合った数だけ行方
向,列方向にマトリクス状に配列されてメモリセルアレ
イを形成し、同一行のメモリセルMCaの一致検出線
(EDL1)は共通となっている。そして、所定の行の
検索データが入力されてその行の記憶データと比較さ
れ、これらデータが一致したとき一致検出信号EDが高
レベル(接地電位レベルでない)となり、その行の記憶
データ又はアドレスが出力される。
【0006】この連想記憶装置(第1の例)では、検索
データと記憶データとの一致,不一致のいずれか一方の
検索結果しか出力されないため、固定長のデータしか取
扱うことができないが、パターンマッチング処理や文字
列照合処理の分野においては、可変長のデータを取扱う
ため、検索データのレベルにかかわらず「一致」を示す
ような情報を格納する機能、すなわちドントケア(Do
n′t care)機能が必要となる。
データと記憶データとの一致,不一致のいずれか一方の
検索結果しか出力されないため、固定長のデータしか取
扱うことができないが、パターンマッチング処理や文字
列照合処理の分野においては、可変長のデータを取扱う
ため、検索データのレベルにかかわらず「一致」を示す
ような情報を格納する機能、すなわちドントケア(Do
n′t care)機能が必要となる。
【0007】図5はドントケア機能を備えた従来の連想
記憶装置の一例(第2の例)を示す回路図である。
記憶装置の一例(第2の例)を示す回路図である。
【0008】この連想記憶装置は、図4に示された第1
の例に、トランジスタTN20,TN21及びインバー
タIV13,IV14から成るドントケア用メモリセル
DMCと、このドントケア用メモリセルDMCに記憶デ
ータの書込み制御を行うマスクワード線MWLと、一致
検出回路5aと一致検出線EDL1との間に設けられド
ントケア用メモリセルDMCの記憶データのレベルに応
答してオン,オフするトランジスタTN19とを付加
し、ドントケアのときにはトランジスタTN19をオフ
とする構成となっている。なお、メモリセルMCaのイ
ンバータIV11,IV12は図4に示されたトランジ
スタTN11,TP11/TN12,TN12の部分を
示し、ドントケア用メモリセルDMCのインバータIV
13,IV14もインバータIV11,IV12と同様
の構成となっている。また、一致検出回路5bは、接地
線と一致検出線EDL1との関係が逆になっているが、
その機能は図4の一致検出回路5aと全く同じである。
の例に、トランジスタTN20,TN21及びインバー
タIV13,IV14から成るドントケア用メモリセル
DMCと、このドントケア用メモリセルDMCに記憶デ
ータの書込み制御を行うマスクワード線MWLと、一致
検出回路5aと一致検出線EDL1との間に設けられド
ントケア用メモリセルDMCの記憶データのレベルに応
答してオン,オフするトランジスタTN19とを付加
し、ドントケアのときにはトランジスタTN19をオフ
とする構成となっている。なお、メモリセルMCaのイ
ンバータIV11,IV12は図4に示されたトランジ
スタTN11,TP11/TN12,TN12の部分を
示し、ドントケア用メモリセルDMCのインバータIV
13,IV14もインバータIV11,IV12と同様
の構成となっている。また、一致検出回路5bは、接地
線と一致検出線EDL1との関係が逆になっているが、
その機能は図4の一致検出回路5aと全く同じである。
【0009】この連想記憶装置では、ドントケア用メモ
リセルDMCに低レベルのデータを記憶しておきトラン
ジスタTN19を常にオフとしておくことにより、検索
データ及びメモリセルMCaの記憶データに関係なく一
致検出線EDL1が常に接地電位点から切離されるの
で、一致検出信号EDは常に「一致」を示す。また、高
レベルのデータを記憶しておきトランジスタTN19を
常にオンとしておくことにより、第1の例と同様に、一
致検出信号EDは、検索データをメモリセルMCaの記
憶データとの比較結果に従って一致または不一致を示
す。
リセルDMCに低レベルのデータを記憶しておきトラン
ジスタTN19を常にオフとしておくことにより、検索
データ及びメモリセルMCaの記憶データに関係なく一
致検出線EDL1が常に接地電位点から切離されるの
で、一致検出信号EDは常に「一致」を示す。また、高
レベルのデータを記憶しておきトランジスタTN19を
常にオンとしておくことにより、第1の例と同様に、一
致検出信号EDは、検索データをメモリセルMCaの記
憶データとの比較結果に従って一致または不一致を示
す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の連想記
憶装置は、第1の例ではメモリセルMCaと一致検出回
路5aとが1対1対応となっており、これらの回路素子
(トランジスタ)数も1ビット当り10個と多いため、
大容量化が困難である上ドントケア機能がなく適用範囲
が制限されるという欠点があり、第2の例ではドントケ
ア機能を有するもののその分、第1の例より1ビット当
りの回路素子数が増加し(17個)、更に大容量化が困
難であるという欠点がある。また、これらの例ではメモ
リセルMa及びドントケア用メモリセルがフリップフロ
ップ型となっているので、電源断により記憶内容が破壊
されるため、やはり適用範囲が制限されるという欠点が
ある。
憶装置は、第1の例ではメモリセルMCaと一致検出回
路5aとが1対1対応となっており、これらの回路素子
(トランジスタ)数も1ビット当り10個と多いため、
大容量化が困難である上ドントケア機能がなく適用範囲
が制限されるという欠点があり、第2の例ではドントケ
ア機能を有するもののその分、第1の例より1ビット当
りの回路素子数が増加し(17個)、更に大容量化が困
難であるという欠点がある。また、これらの例ではメモ
リセルMa及びドントケア用メモリセルがフリップフロ
ップ型となっているので、電源断により記憶内容が破壊
されるため、やはり適用範囲が制限されるという欠点が
ある。
【0011】本発明の目的は、回路素子を低減して大容
量化が容易となり、かつドントケア機能付き、不揮発性
メモリとして適用範囲が拡大できる連想記憶装置を提供
することにある。
量化が容易となり、かつドントケア機能付き、不揮発性
メモリとして適用範囲が拡大できる連想記憶装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の連想記憶装置
は、電気的に書込み消去可能な不揮発性の第1及び第2
のメモリトランジスタをそれぞれ備え行,列マトリクス
状に配列された複数のメモリセル、これら複数のメモリ
セルの各列とそれぞれ対応して設けられ対応する列の第
1及び第2のメモリトランジスタそれぞれのソース,ド
レインのうちの一方と接続する複数のワード線、前記複
数のメモリセルの各列とそれぞれ対応して設けられ対応
する列の第1及び第2のメモリトランジスタそれぞれの
ソース,ドレインのうちの他方と接続する複数の一致検
出線、並びに前記複数のメモリセルの各行とそれぞれ対
応して設けられ対応する行の第1のメモリトランジスタ
それぞれのゲート及び第2のメモリトランジスタそれぞ
れのゲートと対応して接続する複数の対をなす第1及び
第2のビット線を備えたメモリセルアレイと、登録モー
ド時には前記複数の対をなす第1及び第2のビット線と
それぞれ対応する書込み用のデータのレベルに従って対
応する第1及び第2のビット線のうちの一方に書込み用
のゲート電圧を供給し、検索モード時には前記複数の対
をなす第1及び第2のビット線とそれぞれ対応する検索
データのレベルに従って対応する第1及び第2のビット
線のうちの一方に検索用のゲート電圧を供給するビット
線駆動回路と、前記複数のワード線のうちの選択状態の
ワード線に前記登録モード及び検索モードに応答したレ
ベルの電圧を供給するワード線電圧発生回路と、前記検
索モード時に前記複数の一致検出線に流れる電流を各列
ごとに検出して対応する列の各メモリセルの記憶データ
と前記検索データとの一致,不一致を検出する一致検出
回路とを有している。また、検索データに対して一致,
不一致が検出可能な状態とするときには対応するメモリ
セルの第1及び第2のメモリトランジスタのうちの一方
を書込み用のデータに従って書込み状態とし、前記検索
データに対してドントケア状態とするときには対応する
メモリセルの第1及び第2のメモリトランジスタ両方を
書込み状態とするようにして構成される。
は、電気的に書込み消去可能な不揮発性の第1及び第2
のメモリトランジスタをそれぞれ備え行,列マトリクス
状に配列された複数のメモリセル、これら複数のメモリ
セルの各列とそれぞれ対応して設けられ対応する列の第
1及び第2のメモリトランジスタそれぞれのソース,ド
レインのうちの一方と接続する複数のワード線、前記複
数のメモリセルの各列とそれぞれ対応して設けられ対応
する列の第1及び第2のメモリトランジスタそれぞれの
ソース,ドレインのうちの他方と接続する複数の一致検
出線、並びに前記複数のメモリセルの各行とそれぞれ対
応して設けられ対応する行の第1のメモリトランジスタ
それぞれのゲート及び第2のメモリトランジスタそれぞ
れのゲートと対応して接続する複数の対をなす第1及び
第2のビット線を備えたメモリセルアレイと、登録モー
ド時には前記複数の対をなす第1及び第2のビット線と
それぞれ対応する書込み用のデータのレベルに従って対
応する第1及び第2のビット線のうちの一方に書込み用
のゲート電圧を供給し、検索モード時には前記複数の対
をなす第1及び第2のビット線とそれぞれ対応する検索
データのレベルに従って対応する第1及び第2のビット
線のうちの一方に検索用のゲート電圧を供給するビット
線駆動回路と、前記複数のワード線のうちの選択状態の
ワード線に前記登録モード及び検索モードに応答したレ
ベルの電圧を供給するワード線電圧発生回路と、前記検
索モード時に前記複数の一致検出線に流れる電流を各列
ごとに検出して対応する列の各メモリセルの記憶データ
と前記検索データとの一致,不一致を検出する一致検出
回路とを有している。また、検索データに対して一致,
不一致が検出可能な状態とするときには対応するメモリ
セルの第1及び第2のメモリトランジスタのうちの一方
を書込み用のデータに従って書込み状態とし、前記検索
データに対してドントケア状態とするときには対応する
メモリセルの第1及び第2のメモリトランジスタ両方を
書込み状態とするようにして構成される。
【0013】
【作用】本発明においては、各メモリセルを、電気的に
書込み消去可能な不揮発性のメモリトランジスタ2個で
構成し、一致検出回路を1メモリセル列に1つ設けた構
成となっているので、1ビット当りの回路素子数を大幅
に低減することができ、大容量化が容易となる。また、
不揮発性のメモリトランジスタを使用しているので、電
源がオフとなっても記憶内容が破壊されることがなく、
更に2つのメモリトランジスタを書込み状態とすること
により検索データに対するドントケア状態が可能となる
ので、適用範囲を拡大することができる。
書込み消去可能な不揮発性のメモリトランジスタ2個で
構成し、一致検出回路を1メモリセル列に1つ設けた構
成となっているので、1ビット当りの回路素子数を大幅
に低減することができ、大容量化が容易となる。また、
不揮発性のメモリトランジスタを使用しているので、電
源がオフとなっても記憶内容が破壊されることがなく、
更に2つのメモリトランジスタを書込み状態とすること
により検索データに対するドントケア状態が可能となる
ので、適用範囲を拡大することができる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。
る。
【0016】この実施例は、浮遊ゲートを有する電界効
果トランジスタによる電気的に書込み消去可能な不揮発
性の第1及び第2のメモリトランジスタMT1,MT2
をそれぞれ備え行,列マトリクス状に配列された複数の
メモリセルMC(1個のみ表示)、これら複数のメモリ
セルMCの各列とそれぞれ対応して設けられ対応する列
の第1及び第2のメモリトランジスタMT1,MT2そ
れぞれのドレインと接続する複数のワード線WL1(1
本のみ表示)、複数のメモリセルMCの各列とそれぞれ
対応して設けられ対応する列の第1及び第2のメモリト
ランジスタMT1,MT2それぞれのソースと接続する
複数の一致検出線EDL1(1本のみ表示)、並びに複
数のメモリセルMCの各行とそれぞれ対応して設けられ
対応する行の第1のメモリトランジスタMT1それぞれ
のゲート及び第2のメモリトランジスタMT2それぞれ
のゲートと対応して接続する複数の対をなす第1及び第
2のビット線BL11,BL12(1対のみ表示)を備
えたメモリセルアレイ1と、ゲート電圧発生回路21、
及びインバータIV1と論理ゲートG1,G2とトラン
ジスタTN1,TN2,TP1,TP2とを含む論理ゲ
ート回路22を備えモード信号MDにより登録モードの
時には複数の対をなす第1及び第2のビット線(BL1
1,BL12等)とそれぞれ対応する書込み用のデータ
(Dw1等)のレベルに従って対応する第1及び第2の
ビット線(BL11,BL12等)のうちの一方に書込
み用のゲート電圧Vgを供給し、検索モードの時には複
数の対をなす第1及び第2のビット線(BL11,BL
12等)とそれぞれ対応する検索データ(Ds1等)の
レベルに従って対応する第1及び第2のビット線(BL
11,BL12等)のうちの一方に検索用のゲート電圧
Vgを供給し消去信号ERの反転信号を受けて消去モー
ド時には第1及び第2のビット線(BL11,BL12
等)を共に接地電位とするビット線駆動回路2と、複数
のワード線(WL1等)のうちの選択状態のワード線
(WL1等)に登録モード及び検索モードに応答したレ
ベルの電圧Vdを供給するためのワード線電圧発生回路
3と、ワード線電圧発生回路3からの電圧Vdを、消去
信号ERがインアクティブレベルの消去モード以外のと
きはワード線(WL1等)に供給し消去モードのときは
その供給を停止するトランジスタTP3と、消去信号E
Rの反転信号をビット線駆動回路2等に供給するインバ
ータIV2と、トランジスタTN5〜TN7を備え検索
モード時に複数の一致検出線(EDL1等)に流れる電
流をそれぞれ検出して対応する列の各メモリセルの記憶
データと検索データとの一致,不一致を検出するカレン
トミラー回路型の一致検出回路5と、トランジスタTN
3,TN4,TP4を備え消去信号ERの反転信号及び
書込み信号WRに従って一致検出線EDL1を、消去モ
ード時には消去電圧にすると共に一致検出回路5と切離
し、書込み時(登録時)には接地電位とし、検索時には
一致検出回路5と接続する消去回路4とを有する構成と
なっている。
果トランジスタによる電気的に書込み消去可能な不揮発
性の第1及び第2のメモリトランジスタMT1,MT2
をそれぞれ備え行,列マトリクス状に配列された複数の
メモリセルMC(1個のみ表示)、これら複数のメモリ
セルMCの各列とそれぞれ対応して設けられ対応する列
の第1及び第2のメモリトランジスタMT1,MT2そ
れぞれのドレインと接続する複数のワード線WL1(1
本のみ表示)、複数のメモリセルMCの各列とそれぞれ
対応して設けられ対応する列の第1及び第2のメモリト
ランジスタMT1,MT2それぞれのソースと接続する
複数の一致検出線EDL1(1本のみ表示)、並びに複
数のメモリセルMCの各行とそれぞれ対応して設けられ
対応する行の第1のメモリトランジスタMT1それぞれ
のゲート及び第2のメモリトランジスタMT2それぞれ
のゲートと対応して接続する複数の対をなす第1及び第
2のビット線BL11,BL12(1対のみ表示)を備
えたメモリセルアレイ1と、ゲート電圧発生回路21、
及びインバータIV1と論理ゲートG1,G2とトラン
ジスタTN1,TN2,TP1,TP2とを含む論理ゲ
ート回路22を備えモード信号MDにより登録モードの
時には複数の対をなす第1及び第2のビット線(BL1
1,BL12等)とそれぞれ対応する書込み用のデータ
(Dw1等)のレベルに従って対応する第1及び第2の
ビット線(BL11,BL12等)のうちの一方に書込
み用のゲート電圧Vgを供給し、検索モードの時には複
数の対をなす第1及び第2のビット線(BL11,BL
12等)とそれぞれ対応する検索データ(Ds1等)の
レベルに従って対応する第1及び第2のビット線(BL
11,BL12等)のうちの一方に検索用のゲート電圧
Vgを供給し消去信号ERの反転信号を受けて消去モー
ド時には第1及び第2のビット線(BL11,BL12
等)を共に接地電位とするビット線駆動回路2と、複数
のワード線(WL1等)のうちの選択状態のワード線
(WL1等)に登録モード及び検索モードに応答したレ
ベルの電圧Vdを供給するためのワード線電圧発生回路
3と、ワード線電圧発生回路3からの電圧Vdを、消去
信号ERがインアクティブレベルの消去モード以外のと
きはワード線(WL1等)に供給し消去モードのときは
その供給を停止するトランジスタTP3と、消去信号E
Rの反転信号をビット線駆動回路2等に供給するインバ
ータIV2と、トランジスタTN5〜TN7を備え検索
モード時に複数の一致検出線(EDL1等)に流れる電
流をそれぞれ検出して対応する列の各メモリセルの記憶
データと検索データとの一致,不一致を検出するカレン
トミラー回路型の一致検出回路5と、トランジスタTN
3,TN4,TP4を備え消去信号ERの反転信号及び
書込み信号WRに従って一致検出線EDL1を、消去モ
ード時には消去電圧にすると共に一致検出回路5と切離
し、書込み時(登録時)には接地電位とし、検索時には
一致検出回路5と接続する消去回路4とを有する構成と
なっている。
【0017】次に、この実施例の動作の説明の前に、メ
モリトランジスタTM1,TM2を形成する浮遊ゲート
を有する電界効果トランジスタの動作について図2
(A)〜(C)を参照して説明する。なお、この電界効
果トランジスタの詳細は、電子情報通信学会技術研究報
告(ICD91−134)等に述べられている。
モリトランジスタTM1,TM2を形成する浮遊ゲート
を有する電界効果トランジスタの動作について図2
(A)〜(C)を参照して説明する。なお、この電界効
果トランジスタの詳細は、電子情報通信学会技術研究報
告(ICD91−134)等に述べられている。
【0018】書込み,登録は、ゲートGとドレインDに
高電圧(例えば、ゲートGにVpp=12V、ドレイン
DにVd=6V)を印加して、ドレイン接合付近で発生
したホットエレクトロンを浮遊ゲートに注入する事によ
って行う。電子が浮遊ゲートに蓄積されるとゲートGか
らみたしきい電圧は高くなる。この記憶状態が記憶値
“0”(又は“1”)を格納している状態(書込み状
態)である。消去はソースSに高電圧(例えば、Vpp
=12V)を印加し、ゲートGを接地電位GNDとする
事により、浮遊ゲート内の電子をトンネル効果を用いて
ソースSに引き抜く事で行う。電子が浮遊ゲートから引
き抜かれるとゲートGからみたしきい電圧は低くなり、
論理値“1”(又は“0”)を記憶している状態とな
る。消去されている状態は、“1”(“0”)を記憶し
ている状態である(未書込みの状態もほぼ同じ)。読出
し,検索はゲートGに電源電圧Vcc(例えば、5V)
を印加し、ドレインDに約1Vを印加して行う。この時
に流れる電流の大小が、記憶情報“1”,“0”に対応
する。
高電圧(例えば、ゲートGにVpp=12V、ドレイン
DにVd=6V)を印加して、ドレイン接合付近で発生
したホットエレクトロンを浮遊ゲートに注入する事によ
って行う。電子が浮遊ゲートに蓄積されるとゲートGか
らみたしきい電圧は高くなる。この記憶状態が記憶値
“0”(又は“1”)を格納している状態(書込み状
態)である。消去はソースSに高電圧(例えば、Vpp
=12V)を印加し、ゲートGを接地電位GNDとする
事により、浮遊ゲート内の電子をトンネル効果を用いて
ソースSに引き抜く事で行う。電子が浮遊ゲートから引
き抜かれるとゲートGからみたしきい電圧は低くなり、
論理値“1”(又は“0”)を記憶している状態とな
る。消去されている状態は、“1”(“0”)を記憶し
ている状態である(未書込みの状態もほぼ同じ)。読出
し,検索はゲートGに電源電圧Vcc(例えば、5V)
を印加し、ドレインDに約1Vを印加して行う。この時
に流れる電流の大小が、記憶情報“1”,“0”に対応
する。
【0019】次にこの実施例の動作について説明する。
【0020】ワード線電圧発生回路3は、メモリトラン
ジスタTM1,TM2のドレインに登録モード(書込み
動作)時に約6V、検索モード(読出し動作)時に約1
Vを印加するためのドレイン電圧Vdを発生し、トラン
ジスタTP3のソースに供給する。登録モード時の約6
V、あるいは消去検索モード時の約1Vのドレイン電圧
Vdは、トランジスタTP3を介してメモリトランジス
タTM1,TM2のドレインに印加される。消去モード
時には、アクティブレベルの消去信号ERが入力される
ので、トランジスタTP3が非導通となる。このため、
メモリトランジスタTM1,TM2のドレインは開放状
態になる。消去モード以外では消去信号ERはインアク
ティブレベルであるのでトランジスタTP3は導通状態
である。
ジスタTM1,TM2のドレインに登録モード(書込み
動作)時に約6V、検索モード(読出し動作)時に約1
Vを印加するためのドレイン電圧Vdを発生し、トラン
ジスタTP3のソースに供給する。登録モード時の約6
V、あるいは消去検索モード時の約1Vのドレイン電圧
Vdは、トランジスタTP3を介してメモリトランジス
タTM1,TM2のドレインに印加される。消去モード
時には、アクティブレベルの消去信号ERが入力される
ので、トランジスタTP3が非導通となる。このため、
メモリトランジスタTM1,TM2のドレインは開放状
態になる。消去モード以外では消去信号ERはインアク
ティブレベルであるのでトランジスタTP3は導通状態
である。
【0021】ビット線駆動回路2のゲート電圧発生回路
21は、登録モード時に約12Vの電圧を発生し、検索
モード時に約5Vの電圧を発生し、トランジスタTP
1,TP2のソースに供給する。登録モード時に、この
約12Vの電圧は、データ入力端子から供給される登録
データ(Dw1)が“0”の時にトランジスタTP1を
介してメモリトランジスタTM1のゲートに印加され
る。一方、登録データ(Dw1)が“1”の時はトラン
ジスタTP2が導通し、メモリトランジスタTM2のド
レインに約12Vが印加される。検索モード時の約5V
の電圧は、データ入力端子に入力された検索データ(D
s1)が“0”のときに、トランジスタTP1を介して
メモリトランジスタTM1のゲートに印加され、登録デ
ータ(Dw1)が“1”の時はトランジスタTP2が導
通し、第2のメモリトランジスタTM2のドレインに印
加される。消去モード時には、アクティブレベルの消去
信号ERがインバータIV2に入力されるので、論理ゲ
ートG1,G2の出力はデータ(DW1,Ds1)に関
係なく“1”となる。このため、トランジスタTN1,
TN2が導通し、メモリトランジスタTM1,TM2の
ゲートは接地電位点になる。
21は、登録モード時に約12Vの電圧を発生し、検索
モード時に約5Vの電圧を発生し、トランジスタTP
1,TP2のソースに供給する。登録モード時に、この
約12Vの電圧は、データ入力端子から供給される登録
データ(Dw1)が“0”の時にトランジスタTP1を
介してメモリトランジスタTM1のゲートに印加され
る。一方、登録データ(Dw1)が“1”の時はトラン
ジスタTP2が導通し、メモリトランジスタTM2のド
レインに約12Vが印加される。検索モード時の約5V
の電圧は、データ入力端子に入力された検索データ(D
s1)が“0”のときに、トランジスタTP1を介して
メモリトランジスタTM1のゲートに印加され、登録デ
ータ(Dw1)が“1”の時はトランジスタTP2が導
通し、第2のメモリトランジスタTM2のドレインに印
加される。消去モード時には、アクティブレベルの消去
信号ERがインバータIV2に入力されるので、論理ゲ
ートG1,G2の出力はデータ(DW1,Ds1)に関
係なく“1”となる。このため、トランジスタTN1,
TN2が導通し、メモリトランジスタTM1,TM2の
ゲートは接地電位点になる。
【0022】消去回路4は、消去モード時にアクティブ
レベルの消去信号ERによりトランジスタTP4が導通
し、メモリトランジスタTM1,TM2のソースに約1
2Vの電圧(Vpp)を印加する。登録モード時にはア
クティブレベルの書込み信号WRが入力され、トランジ
スタTN3が導通し、メモリトランジスタTM1,TM
2のソースを接地電位とする。検索モード時はトランジ
スタTN4のみが導通する。
レベルの消去信号ERによりトランジスタTP4が導通
し、メモリトランジスタTM1,TM2のソースに約1
2Vの電圧(Vpp)を印加する。登録モード時にはア
クティブレベルの書込み信号WRが入力され、トランジ
スタTN3が導通し、メモリトランジスタTM1,TM
2のソースを接地電位とする。検索モード時はトランジ
スタTN4のみが導通する。
【0023】一致検出回路5はカレントミラー型の電流
増幅器を構成する。この一致検出回路5は、検索モード
時にメモリトランジスタTM1,TM2のソースからト
ランジスタTN4を介して接地電位点へと流れ込む電流
を増幅して、一致検出信号EDとして出力する。
増幅器を構成する。この一致検出回路5は、検索モード
時にメモリトランジスタTM1,TM2のソースからト
ランジスタTN4を介して接地電位点へと流れ込む電流
を増幅して、一致検出信号EDとして出力する。
【0024】この実施例の登録動作はメモリトランジス
タTM1,TM2への書込み動作であり、検索動作はメ
モリトランジスタTM1,TM2の読出し動作となる。
データ入力端子に“0”の登録データ(Dw1)を入力
して登録動作を行うと、ビット線BL1にのみ約12
V、ワード線WL1に約6Vが印加され、メモリトラン
ジスタTM1,TM2のソースが接地電位点になる。こ
のため、メモリトランジスタTM1にのみ書込みがなさ
れ、このメモリトランジスタTM1のしきい電圧が5V
以上に高められる。メモリトランジスタTM2のしきい
電圧は、ゲートに12Vが印加されないため、消去状態
の低いしきい電圧の1V程度を維持する。メモリセルM
Cのこの記憶状態は記憶データ“0”を記憶しているこ
とを示す。一方、“1”の登録データ(Dw1)が入力
されると、メモリトランジスタTM2のみ書込まれ、そ
のしきい電圧が5V以上に高められる。メモリセルMC
のこの記憶状態は記憶データ“1”を記憶していること
を示す。
タTM1,TM2への書込み動作であり、検索動作はメ
モリトランジスタTM1,TM2の読出し動作となる。
データ入力端子に“0”の登録データ(Dw1)を入力
して登録動作を行うと、ビット線BL1にのみ約12
V、ワード線WL1に約6Vが印加され、メモリトラン
ジスタTM1,TM2のソースが接地電位点になる。こ
のため、メモリトランジスタTM1にのみ書込みがなさ
れ、このメモリトランジスタTM1のしきい電圧が5V
以上に高められる。メモリトランジスタTM2のしきい
電圧は、ゲートに12Vが印加されないため、消去状態
の低いしきい電圧の1V程度を維持する。メモリセルM
Cのこの記憶状態は記憶データ“0”を記憶しているこ
とを示す。一方、“1”の登録データ(Dw1)が入力
されると、メモリトランジスタTM2のみ書込まれ、そ
のしきい電圧が5V以上に高められる。メモリセルMC
のこの記憶状態は記憶データ“1”を記憶していること
を示す。
【0025】図3はこの実施例の検索動作説明図であ
る。記憶データ“0”は、メモリトランジスタTM1の
しきい電圧が高く、TM2のしきい電圧が低い状態を示
す。また、記憶データ“1”は、メモリトランジスタT
M2のしきい電圧が高く、TM1のしきい電圧が低い状
態を示す。検索動作時に、“0”の検索データ(Ds
1)が入力されると、メモリトランジスタTM1のゲー
トに約5Vの電圧が印加され、TM2には印加されな
い。“1”の検索データ(Ds1)が入力された場合に
は、メモリトランジスタTM2のゲートにのみ5Vの電
圧が印加され、TM1には印加されない。
る。記憶データ“0”は、メモリトランジスタTM1の
しきい電圧が高く、TM2のしきい電圧が低い状態を示
す。また、記憶データ“1”は、メモリトランジスタT
M2のしきい電圧が高く、TM1のしきい電圧が低い状
態を示す。検索動作時に、“0”の検索データ(Ds
1)が入力されると、メモリトランジスタTM1のゲー
トに約5Vの電圧が印加され、TM2には印加されな
い。“1”の検索データ(Ds1)が入力された場合に
は、メモリトランジスタTM2のゲートにのみ5Vの電
圧が印加され、TM1には印加されない。
【0026】記憶データ“0”の記憶状態でワード線W
L1に約1Vを印加し、検索データ“0”が入力される
と、メモリトランジスタTM1のゲートにのみ5Vが印
加されるがしきい電圧が高いのでメモリトランジスタT
M1の非導通(オフ)、0Vのゲート電圧が印加されて
いるTM2も非導通(オフ)となる。このため、メモリ
セルMCにセル電流が流れない(×印)。この記憶状態
で検索データ“1”が入力されると、しきい電圧が低く
ゲートに5Vが印加されるメモリトランジスタTM2が
導通する。このTM2を介してメモリセルMCにセル電
流が流れる(○印)。
L1に約1Vを印加し、検索データ“0”が入力される
と、メモリトランジスタTM1のゲートにのみ5Vが印
加されるがしきい電圧が高いのでメモリトランジスタT
M1の非導通(オフ)、0Vのゲート電圧が印加されて
いるTM2も非導通(オフ)となる。このため、メモリ
セルMCにセル電流が流れない(×印)。この記憶状態
で検索データ“1”が入力されると、しきい電圧が低く
ゲートに5Vが印加されるメモリトランジスタTM2が
導通する。このTM2を介してメモリセルMCにセル電
流が流れる(○印)。
【0027】記憶データ“1”の記憶状態でワード線W
L1に約1Vを印加し、検索データ“0”が入力される
と、メモリトランジスタTM1のゲートにのみ5Vが印
加され、しきい電圧が低いメモリトランジスタTM1が
導通(オン)、0Vのゲート電圧が印加されているTM
2は非導通(オフ)となる。このため、メモリセルMC
にセル電流が流れる(○印)。この記憶状態で検索デー
タ“1”が入力されると、ゲートに0Vが印加されるメ
モリトランジスタTM1が非導通、ゲートに5Vが印加
されてもしきい電圧が高いメモリトランジスタTM2は
非導通となる。このためメモリセルMCにセル電流が流
れない(×印)。
L1に約1Vを印加し、検索データ“0”が入力される
と、メモリトランジスタTM1のゲートにのみ5Vが印
加され、しきい電圧が低いメモリトランジスタTM1が
導通(オン)、0Vのゲート電圧が印加されているTM
2は非導通(オフ)となる。このため、メモリセルMC
にセル電流が流れる(○印)。この記憶状態で検索デー
タ“1”が入力されると、ゲートに0Vが印加されるメ
モリトランジスタTM1が非導通、ゲートに5Vが印加
されてもしきい電圧が高いメモリトランジスタTM2は
非導通となる。このためメモリセルMCにセル電流が流
れない(×印)。
【0028】このように、メモリセルMCの記憶データ
に一致する検索データ(Ds1)が供給された場合には
セル電流が流れず、記憶データと異なる検索データ(D
s1)が入力されるとセル電流が流れる。すなわち、セ
ル電流の大きさにより検索データ(Ds1)に一致する
記憶データが格納されているか否かを判断できる。
に一致する検索データ(Ds1)が供給された場合には
セル電流が流れず、記憶データと異なる検索データ(D
s1)が入力されるとセル電流が流れる。すなわち、セ
ル電流の大きさにより検索データ(Ds1)に一致する
記憶データが格納されているか否かを判断できる。
【0029】以上の説明では、メモリセルMC内のメモ
リトランジスタTM1,TM2のいずれか一方のみを書
込み状態とすることで登録動作を行っていた。しかし、
本発明では、“1”,“0”のデータを順次書込むこと
により、メモリトランジスタTM1,TM2の両方を書
込み状態とすることも可能である。この場合、両メモリ
トランジスタTM1,TM2のしきい電圧が5V以上に
高まり、検索データ(Ds1)に関わらず一致検出線
(EDL1)に電流が流れず、「一致」を示す。この記
憶状態がドントケアの記憶状態であり、例えば一列のメ
モリセルMCのうちの所定のメモリセルをドントケア状
態で記憶させる事により、種々のビット長のデータ、す
なわち可変長データの登録検索が可能となる。また、メ
モリトランジスタTM1,TM2を共に消去状態にして
おく事により、検索データに関わらず一致検出線に不一
致を示す電流が検索動作時に流れる。これは消去後の初
期状態であり、全てのワードで不一致を示す。
リトランジスタTM1,TM2のいずれか一方のみを書
込み状態とすることで登録動作を行っていた。しかし、
本発明では、“1”,“0”のデータを順次書込むこと
により、メモリトランジスタTM1,TM2の両方を書
込み状態とすることも可能である。この場合、両メモリ
トランジスタTM1,TM2のしきい電圧が5V以上に
高まり、検索データ(Ds1)に関わらず一致検出線
(EDL1)に電流が流れず、「一致」を示す。この記
憶状態がドントケアの記憶状態であり、例えば一列のメ
モリセルMCのうちの所定のメモリセルをドントケア状
態で記憶させる事により、種々のビット長のデータ、す
なわち可変長データの登録検索が可能となる。また、メ
モリトランジスタTM1,TM2を共に消去状態にして
おく事により、検索データに関わらず一致検出線に不一
致を示す電流が検索動作時に流れる。これは消去後の初
期状態であり、全てのワードで不一致を示す。
【0030】また、この実施例では一致検出回路5をメ
モリトランジスタTM1,TM2のソース側に設けた
が、ドレイン側に設ける事も可能であり、メモリトラン
ジスタに流れる電流やドレイン電圧を検出できる種々の
構成が可能である。
モリトランジスタTM1,TM2のソース側に設けた
が、ドレイン側に設ける事も可能であり、メモリトラン
ジスタに流れる電流やドレイン電圧を検出できる種々の
構成が可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、各メモリ
セルを、電気的に書込み消去可能な不揮発性のメモリト
ランジスタ2個で構成し、書込み(登録)モード時には
書込み用のデータのレベルに従ってこれらメモリトラン
ジスタの一方を書込み状態とし、検索モード時には検索
データのレベルに従って上記メモリトランジスタの一方
を活性化(ゲート電圧の印加)し、各メモリセル列それ
ぞれと対応接続する一致検出線を設けて対応メモリセル
列の活性化状態のメモリトランジスタのオン,オフ電流
を各メモリセル列ごとに検知する構成としたので、1ビ
ット当りの回路素子数,占有面積を大幅に低減すること
ができるため大容量化が容易となり、電源がオフとなっ
ても記憶内容が破壊されることなく、また検索データに
対しドントケアな状態とすることができるため、適用範
囲を拡大することができる効果がある。
セルを、電気的に書込み消去可能な不揮発性のメモリト
ランジスタ2個で構成し、書込み(登録)モード時には
書込み用のデータのレベルに従ってこれらメモリトラン
ジスタの一方を書込み状態とし、検索モード時には検索
データのレベルに従って上記メモリトランジスタの一方
を活性化(ゲート電圧の印加)し、各メモリセル列それ
ぞれと対応接続する一致検出線を設けて対応メモリセル
列の活性化状態のメモリトランジスタのオン,オフ電流
を各メモリセル列ごとに検知する構成としたので、1ビ
ット当りの回路素子数,占有面積を大幅に低減すること
ができるため大容量化が容易となり、電源がオフとなっ
ても記憶内容が破壊されることなく、また検索データに
対しドントケアな状態とすることができるため、適用範
囲を拡大することができる効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1に示された実施例のメモリセルの動作を説
明するためのメモリトランジスタの各電極への印加電圧
を示す図である。
明するためのメモリトランジスタの各電極への印加電圧
を示す図である。
【図3】図1に示された実施例の検索動作説明図であ
る。
る。
【図4】従来の連想記憶装置の第1の例を示す回路図で
ある。
ある。
【図5】従来の連想記憶装置の第2の例を示す回路図で
ある。
ある。
1 メモリセルアレイ 2 ビット線駆動回路 3 ワード線電圧発生回路 4 消去回路 5,5a,5b 一致検出回路 21 ゲート電圧発生回路 22 論理ゲート回路 BL11,BL12,BL1,BL2 ビット線 EDL1 一致検出線 G1,G2 論理ゲート IV1〜IV3,IV11〜IV14 インバータ MC,MCa メモリセル MT1,MT2 メモリトランジスタ MWL マスクワード線 TN1〜TN7,TN11〜TN21,TP1〜TP
4,TP11,TP12トランジスタ WL1 ワード線
4,TP11,TP12トランジスタ WL1 ワード線
Claims (2)
- 【請求項1】 電気的に書込み消去可能な不揮発性の第
1及び第2のメモリトランジスタをそれぞれ備え行,列
マトリクス状に配列された複数のメモリセル、これら複
数のメモリセルの各列とそれぞれ対応して設けられ対応
する列の第1及び第2のメモリトランジスタそれぞれの
ソース,ドレインのうちの一方と接続する複数のワード
線、前記複数のメモリセルの各列とそれぞれ対応して設
けられ対応する列の第1及び第2のメモリトランジスタ
それぞれのソース,ドレインのうちの他方と接続する複
数の一致検出線、並びに前記複数のメモリセルの各行と
それぞれ対応して設けられ対応する行の第1のメモリト
ランジスタそれぞれのゲート及び第2のメモリトランジ
スタそれぞれのゲートと対応して接続する複数の対をな
す第1及び第2のビット線を備えたメモリセルアレイ
と、登録モード時には前記複数の対をなす第1及び第2
のビット線とそれぞれ対応する書込み用のデータのレベ
ルに従って対応する第1及び第2のビット線のうちの一
方に書込み用のゲート電圧を供給し、検索モード時には
前記複数の対をなす第1及び第2のビット線とそれぞれ
対応する検索データのレベルに従って対応する第1及び
第2のビット線のうちの一方に検索用のゲート電圧を供
給するビット線駆動回路と、前記複数のワード線のうち
の選択状態のワード線に前記登録モード及び検索モード
に応答したレベルの電圧を供給するワード線電圧発生回
路と、前記検索モード時に前記複数の一致検出線に流れ
る電流を各列ごとに検出して対応する列の各メモリセル
の記憶データと前記検索データとの一致,不一致を検出
する一致検出回路とを有することを特徴とする連想記憶
装置。 - 【請求項2】 検索データに対して一致,不一致が検出
可能な状態とするときには対応するメモリセルの第1及
び第2のメモリトランジスタのうちの一方を書込み用の
データに従って書込み状態とし、前記検索データに対し
てドントケア状態とするときには対応するメモリセルの
第1及び第2のメモリトランジスタ両方を書込み状態と
するようにする請求項1記載の連想記憶装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5220751A JP2605595B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 連想記憶装置 |
US08/288,190 US5455784A (en) | 1993-08-09 | 1994-08-09 | Associative memory device with small memory cells selectively storing data bits and don't care bits |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5220751A JP2605595B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | 連想記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0773683A true JPH0773683A (ja) | 1995-03-17 |
JP2605595B2 JP2605595B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=16755973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5220751A Expired - Lifetime JP2605595B2 (ja) | 1993-08-09 | 1993-09-06 | 連想記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605595B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011187150A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-09-22 | Soitec Silicon On Insulator Technologies | SeOIの連想メモリでデータを比較するデバイス |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6331091A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-09 | Hitachi Ltd | 半導体メモリ装置 |
JPH02237063A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-19 | Fujitsu Ltd | 半導体メモリ |
JPH05189980A (ja) * | 1992-01-10 | 1993-07-30 | Kawasaki Steel Corp | 連想メモリ装置 |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP5220751A patent/JP2605595B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6331091A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-09 | Hitachi Ltd | 半導体メモリ装置 |
JPH02237063A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-19 | Fujitsu Ltd | 半導体メモリ |
JPH05189980A (ja) * | 1992-01-10 | 1993-07-30 | Kawasaki Steel Corp | 連想メモリ装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011187150A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-09-22 | Soitec Silicon On Insulator Technologies | SeOIの連想メモリでデータを比較するデバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2605595B2 (ja) | 1997-04-30 |
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Legal Events
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