JPH0773647B2 - フィルター装置 - Google Patents

フィルター装置

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JPH0773647B2
JPH0773647B2 JP5050751A JP5075193A JPH0773647B2 JP H0773647 B2 JPH0773647 B2 JP H0773647B2 JP 5050751 A JP5050751 A JP 5050751A JP 5075193 A JP5075193 A JP 5075193A JP H0773647 B2 JPH0773647 B2 JP H0773647B2
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憲嗣 兼重
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アスカ工業株式会社
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    • B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、各種プラントなどに
あって、流体中のゴミ、異物を取り除き、流体を清澄に
するためのフィルター装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】フィルター装置は、プラントなどにあっ
て、流体中のゴミ・異物を取り除き流体を清澄にするた
めのものであるが、濾材が閉塞すると流れを止めて交換
しなければならず、このため、複数のフィルター容器と
その切り換え装置を備えて流体の流れを継続しながら閉
塞した濾材を交換することのできるフィルター装置が考
案されている。
【０００３】複数のフィルター容器と切り換え装置を有
するフィルター装置は、濾材を交換するに際して流体の
流れを止める必要がなく、プラントの稼働率を高めるば
かりでなく、プラントの停止・立ち上げに伴う諸作業が
不要であるため、広く産業界で使用されている。
【０００４】流体の流れを継続しながら閉塞した濾材を
交換することのできるフィルター装置の、フィルター容
器の洗浄ならびに濾材の再生の方法は、大きく次の２つ
の方法に分類することができる。
【０００５】フィルター容器を切り換え装置に固定し
たままで濾材のみを交換し、濾材の再生作業は別の場所
で行い、フィルター容器およびその周辺は他のフィルタ
ー容器を使用してプラントを運転している間に、適当な
溶剤を用いてプラントの中で洗浄する。
【０００６】濾材をフィルター容器に装着したままで
切り換え装置と切離し、別の場所に移動して分解洗浄す
る。
【０００７】の方法は、切り換え装置を含めてフィル
ター容器およびその周辺を溶剤で洗浄するので、すべて
の部分をきれいにすることができ、つぎに流体をながし
ても流体が装置に汚されることがない。しかしながら、
この方法は次の欠点を有する。
【０００８】１）フィルター装置を設置してある現場で
危険物である溶剤を使用しなければならないという危険
性。
【０００９】２）周辺の電気機器を防爆仕様にしなけれ
ばならず、設備費の増大を招く。
【００１０】３）切り換え装置の周辺に溶剤の入出口を
設けねばならず、切り換え装置の構造が複雑になり、ま
た費用がかかる。
【００１１】の方法はフィルター容器に濾材を収めた
ままで交換するので、安全で簡便である。また容器の洗
浄を外注化することも可能であり、装置も大掛かりにな
らず、価格も安くでき、特に人気が高い。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】ところで、の方法に
は、切り換え装置とフィルター容器の接続部が洗浄でき
ないという欠点がある。従来はこの部分を布で拭きとっ
たり、洗浄再生した濾材を装着したフィルター容器を切
り換え装置に接続した後、つぎに流体を流す時にしばら
く流体を放流してこの部分を洗い流した後に正規の運転
に入るという方法をとっている。
【００１３】しかしながら、加熱していないと固化する
合成樹脂などに用いる場合には、装置全体を加熱する必
要があり、その加熱体が邪魔になってフィルター装置の
常時使用する部分と交換着脱する部分の接続部の掃除は
非常にしずらく、また流体で洗い流す方法も不完全で、
濾材を切り換えると後の工程にトラブルが頻繁に発生す
る。このため、特に、製糸・製膜などミクロン単位の細
かな濾過をしているプロセスでは、この問題のために使
用を思い留まっている例も多い。
【００１４】そこでこの発明の課題は、加熱体の構造を
改良し、上記した接続部の洗浄掃除が行ないやすいフィ
ルター装置を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第１の発明は、内部に濾材を装着した複数の
フィルター容器と、それを切り換えて交互に使用するた
めの切り換え機構を備え、それらが共通の加熱箱に納め
られたフィルター装置において、前記加熱箱の周壁でフ
ィルター容器と切り換え機構の接続部分と対向する位置
に、人間の手が挿入できる程度の直径を有し、外部から
内面側に貫通する開口を設けた構成としたものである。
【００１６】同第２の発明は、内部に濾材を装着した複
数のフィルター容器と、それを切り換えて交互に使用す
るための切り換え機構を備え、それらが共通の加熱箱に
納められたフィルター装置において、前記加熱箱が複数
に分割されて開閉自在になっている構成としたものであ
る。
【００１７】
【作用】
第１の発明 フィルター装置のフィルター容器を交換したとき、加熱
箱に設けた開口の部分から手を挿入して接続部の洗浄掃
除を行なう。
【００１８】第２の発明 フィルター装置のフィルター容器を交換したとき、加熱
箱を開いて接続部を露出させ、該接続部の洗浄掃除を行
なう。
【００１９】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【００２０】図１乃至図４に示す第１の実施例におい
て、フィルター装置は、直方体の加熱箱１内の両側にフ
ィルター容器２と２を着脱自在となるよう設置し、加熱
箱１内で両フィルター容器２と２間の両端部寄りの位置
に切り換えバルブ３と３が設けられている。
【００２１】上記フィルター容器２は、外形が角形でそ
の内部に濾材４を着脱自在に収納し、両端部寄りの位置
に流体の入口５と出口６が一方の側面で開口するように
設けられている。
【００２２】切り換えバルブ３と３は、角形ブロック状
に形成したバルブ本体７に、流体の流出入口８と両側面
で開口する流出入口９、９を設け、内部に収納した弁体
１０の回動操作により、流出入口８に対する両流出入口
９と９の連通を切り換えるようになっている。
【００２３】両切り換えバルブ３と３は、シャフト１
１、ジョイント１２、１２、ウオームとウオームホイル
１３等を介して弁体１０、１０を連動し、加熱箱１の外
部に配置したハンドル１４の回動により、両弁体１０、
１０を同時に切り換えるようになっている。
【００２４】両切り換えバルブ３、３を挟んで両側定位
置に配置したフィルター容器２、２は、図１と図３に示
すように、入口５が一方切り換えバルブ３の流出入口９
と連通し、出口６が他方切り換えバルブ３の流出口９と
連通し、一方切り換えバルブ３の流出入口８から流入し
た流体は図１矢印の如く、一方フィルター容器２内を通
過し、他方切り換えバルブ３の流出入口８から流出し、
両弁体１０、１０を切り換えると、流体は他方フィルタ
ー容器２内を通過することになる。
【００２５】前記フィルター容器２、２と切り換えバル
ブ３、３を収納する加熱箱１は、ベース１５上に配置し
た下部加熱体１６と、この加熱体１６上の両端部で、フ
ィルター容器２、２の一方端部側に立設した角形の端部
加熱体１７と、他方端部側に立設した角形の端部加熱体
１８と、両端部加熱体１７と１８間に位置し、フィルタ
ー容器２、２の側面に重なる加熱体１９、１９と、フィ
ルター容器２、２の上面に重なる加熱体１９ａ、１９ａ
とからなり、フィルター容器２、２の三面を覆って加熱
するようになっている。
【００２６】また、両切り換えバルブ３、３とフィルタ
ー容器２、２で囲まれた空間の周囲に加熱体２０を配置
し、切り換えバルブ３、３及びフィルター容器２、２を
加熱するようになっている。上記加熱箱１の構造によ
り、フィルター容器２、２の四周面において、加熱体と
接触していないのは、切り換えバルブ３、３と接する部
分だけとなり、加熱効率が大幅に向上することになる。
なお、上面加熱体１９ａ、１９ａを取外すことにより、
上部からフィルター容器２、２の着脱が行える。
【００２７】図示の場合、加熱箱１を構成する各加熱体
は、通電により加熱する熱板２１を用い、その外側を断
熱材２２で覆った構造を示したが、他の熱源で加熱され
て供給される熱媒体を用いて加熱する構造を採用しても
よい。
【００２８】前記加熱箱１において、側面加熱体１９、
１９の垂直部分で両端部寄りの位置に、外面から内面に
貫通する開口２３が設けられている。
【００２９】両フィルター容器２、２と切り換えバルブ
３、３の接続部は、流体の入口５と出口６及び流出入口
９、９の接続部分であり、上記開口２３は、該接続部分
と対向する位置に、人間の手が挿入できる程度の直径で
形成されている。
【００３０】フィルター装置の第１の実施例は上記のよ
うな構成であり、加熱箱１内の両側にフィルター容器
２、２を水平に嵌め込んでセットした図１の状態で、何
れか一方のフィルター容器２内を流体が通過していると
共に、両フィルター容器２、２は加熱されている。
【００３１】一方フィルター容器２の濾材４に目詰まり
が発生すると、切り換えバルブ３、３をハンドル１４で
同時に切り換え、流体が他方フィルター容器２内を通過
するようにすると共に、一方フィルター容器２を加熱箱
１内から抜き取って取り外し、他の部分で濾材４の洗浄
を行なう。
【００３２】また、フィルター容器２を抜き取った後
で、切り換えバルブ３、３の中に残った流体は流出入口
９から自然に流れ出てくるため、開口２３に手を挿入
し、切り換えバルブ３、３に付着している流体を布など
により拭き取る作業を行なえばよい。
【００３３】次に、図５と図６に示す第２の実施例を説
明する。なお、図１乃至図４で示した第１の実施例と同
一部分には、同一符号を付して説明に代える。
【００３４】この第２の実施例は、加熱箱１における側
面加熱体１９、１９と上面加熱体１９ａ、１９ａを一体
としてＬ形に形成し、その下部を下部加熱体１６に蝶番
２４で取り付け、この蝶番２４を支点にして開閉自在に
なっている。
【００３５】上記Ｌ形加熱体１９、１９、１９ａ、１９
ａは、閉鎖位置にあるとき、図６の右側のように、フィ
ルター容器２、２の側面と上面を覆い、また、フィルタ
ー容器２を取り外すときは、同図左側のように、外方へ
回動させて開放状態とすれば、フィルター容器２を取り
外した後、切り換えバルブ３、３の接続部が露出し、付
着した流体の拭き取り作業が極めて容易に行なえる。
【００３６】なお、何れの実施例においても、図示省略
したが、フィルター容器２、２と切り換えバルブ３、３
の接続部は水平となり、この接続部の気密を保持するた
めに、ガスケットを切り換えバルブ３、３側に組込み、
このガスケットの形状を工夫して接続部の一部または全
部の内側をガスケットとし、フィルター容器と一緒に交
換すれば、この部分の掃除は不要となる。
【００３７】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、フィ
ルター容器と切り換え機構を共通の加熱箱に納めて加熱
効率を向上させたフィルター装置において、加熱箱の周
壁でフィルタ容器と切り換え機構の接続部分と対向する
位置に、人間の手が挿入できる程度の直径を有する開口
を設けたので、フィルター容器と切り換え機構の接続部
の掃除が円滑に行なえる。
【００３８】更に、加熱箱を複数に分割して開閉自在と
したので、加熱箱の一部を開くことにより、フィルター
容器と切り換え機構の接続部の掃除が外部から円滑に行
なえる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係るフィルター装置の第１の実施例
を示す横断平面図
【図２】同上の縦断正面図
【図３】同縦断側面図
【図４】同上の分解斜視図
【図５】同第２の実施例を示す斜視図
【図６】同上の縦断側面図
【符号の説明】
１ 加熱箱 ２ フィルター容器 ３ 切り換えバルブ ４ 濾材 ５ 入口 ６ 出口 １９ 加熱体 ２３ 開口 ２４ 蝶番

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 内部に濾材を装着した複数のフィルター
    容器と、それを切り換えて交互に使用するための切り換
    え機構を備え、それらが共通の加熱箱に納められたフィ
    ルター装置において、前記加熱箱の周壁でフィルター容
    器と切り換え機構の接続部分と対向する位置に、人間の
    手が挿入できる程度の直径を有し、外部から内面側に貫
    通する開口を設けたフィルター装置。
  2. 【請求項２】 内部に濾材を装着した複数のフィルター
    容器と、それを切り換えて交互に使用するための切り換
    え機構を備え、それらが共通の加熱箱に納められたフィ
    ルター装置において、前記加熱箱が複数に分割されて開
    閉自在になっているフィルター装置。
JP5050751A 1993-03-11 1993-03-11 フィルター装置 Expired - Lifetime JPH0773647B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5050751A JPH0773647B2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 フィルター装置
DE4407941A DE4407941C2 (de) 1993-03-11 1994-03-09 Filtervorrichtung

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5050751A JPH0773647B2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 フィルター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06262009A JPH06262009A (ja) 1994-09-20
JPH0773647B2 true JPH0773647B2 (ja) 1995-08-09

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ID=12867546

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JP5050751A Expired - Lifetime JPH0773647B2 (ja) 1993-03-11 1993-03-11 フィルター装置

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Families Citing this family (3)

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DE4407941C2 (de) 1997-02-27
DE4407941A1 (de) 1994-09-15
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