JPH0773534B2 - ストロー付水筒 - Google Patents

ストロー付水筒

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JPH0773534B2
JPH0773534B2 JP1106183A JP10618389A JPH0773534B2 JP H0773534 B2 JPH0773534 B2 JP H0773534B2 JP 1106183 A JP1106183 A JP 1106183A JP 10618389 A JP10618389 A JP 10618389A JP H0773534 B2 JPH0773534 B2 JP H0773534B2
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JP
Japan
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straw
water bottle
opening
tubular body
closed
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JP1106183A
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JPH02283309A (ja
Inventor
泰成 中山
茂樹 和久田
Original Assignee
ニッスイ工業株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はストローが付属した水筒に関するものである。
(従来の技術) ストロー付きの水筒は周知であり、本件の出願人もその
メーカーの内の1社として種々の製品を開発して来た
(実公昭58−8098号、同58−11722号他)。
この種の水筒は小蓋を開くと、出没可能なストローの上
部だけが突出して、キャップを外さなくても飲用できる
ような構造を有する。
このストロー付水筒は、通常、清涼飲料水やジュース、
スポーツドリンク或いは水などを飲用する目的で使われ
るのが本来である。しかし冷ましてから飲むつもりで熱
湯や茶、コーヒー、紅茶等を入れることもあり、その場
合そのことを失念して、或いは他人の入れたものを誤っ
てストローから飲むと火傷の危険がある。
水筒とはいっても、保温、保冷性を具えたものがあり、
さらに魔法瓶と同等の性能を持つものもあるため、手で
持っただけでは内容物の温度まで分りにくいからであ
る。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の課題は、設定温度以上の飲料を入れたときはス
トローから吸飲することをできなくすることにある。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため本発明は、液体を貯溜すること
ができる水筒本体と、前記液体に下部で通じる下部スト
ローと該下部ストローに連通可能であり、かつその上部
から液体を吸飲するように水筒本体に設けられた上部ス
トローとから成り、上下両ストローは管状構造を備え、
下部ストローは常温下で開口し液体温度が設定範囲を越
えたときに管状体の一部又は全部が記憶された形状に変
形し、開口を閉じるように形状記憶樹脂によって形成さ
れた吸込み口を下部に具備し、また下部ストローは上端
部にて水筒本体に取付けたキャップのストロー接続口に
接続されており、上部ストローは、前記接続口を通る液
体を開閉するために前記キャップに起伏可能に軸支して
ある連通部材に接続されていて、その起立時に上下両ス
トローがほぼ折線状に連通するようにばねによって付勢
されており、倒伏時に接続口を閉じた状態で固定するた
め上部ストローを上から押える開閉カバーを前記キャッ
プに開閉可能に軸支するという手段を講じたものであ
る。
この水筒に用いるストローは、上部に吸飲口、下部に吸
込口を有する管状構造を具え、少なくとも吸込口を有す
る下部が、形状記憶樹脂により形成されており、下部吸
込口は常温下で開口し、液体温度が設定範囲を越えたと
きに管状体の一部又は全部が記憶された形状に変形し、
吸込口の開口が閉じられるように構成されたものであ
る。
(実施例) 以下図面を参照して説明する。各図に於て、1は上端に
のみ開口2を有する水筒本体、3は開口近くの外周にね
じ4a,4bによって着脱可能に取付けられたキャップで、
該キャップ3は本体内へ飲料を入れたり、内部を洗浄し
たりする場合に脱着される。この水筒本体1とキャップ
3はポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂の成形品に
よって形成することができる。また、いずれも保温、保
冷性、さらには魔法瓶と同じ構造を具えていても良い。
5はキャップ3の天板部中央を凹ませるように設けられ
た、吸飲口Aである上部ストロー6の収容凹部、7は上
部ストロー6を接続し、また本体内に吊り下げるように
設けた下部ストロー8とも通じるように設けられた連通
部材で、キャップ天板部に形成された、ストロー接続口
9の上端が開口する収容凹部5の基端5aに、基部7aに於
て起状可能に軸支され、かつ連通部材7の中心には起立
時に下部ストロー8と連通する連通孔10が基部7aから先
端までを貫通して設けられており、連通部材7を伏せる
と通液が遮断されるようになっている。
11は連通部材7を軸支するために基部左右に突設された
支軸、12はシールで、連通部材7を伏せたときキャップ
に設けられた通液孔13を閉じる。また14は吸飲部6を起
立位置に置く起立ばねで前記連通部材7の支軸11に取付
けられ、一端14aはキャップに他端14bは支軸カバー15に
係合する。16は前記支軸11の軸受溝で、収容凹部5の両
側壁部に形成されている。また17は収容凹部5内の上部
ストロー6を覆う開閉カバー、18は該カバー17をキャッ
プ3に軸支した開閉軸部、19はカバー開閉端内側の係止
部17aと係脱する係止爪19aを具えた押しボタンで、閉じ
ばね20によって係止方向へ付勢されている。なお、2aは
開口上外縁に固定されたシールリング、3aは該リング2a
に接するようにキャップ3の内側に設けられたシール縁
を示す。
キャップ3に吊下げられた下部ストロー8は下部の吸込
口Bの部分が別体となっていてそこに液路の開閉手段が
設けられている。
第5図の例は、管状体20の下端を閉じる底面25にX字型
の切込み26を形成し、これを対角線とする方形部分が常
温では内方(或いは外方でも良い)へ変形して吸込口B
を形成し、設定温度を越えると前記方形部分が底面25と
同一面に変形するように構成されている。
第6図の例は、下端で閉じた管状体20の下部側面に、略
周方向に形成された2条の切込み21、21が対称に2組形
成されており、切込み21、21の間に変形部分22が設けら
れている。常温では同図(a)に示されているように内
方へ変形部分が変形して吸込口Bを形成し、設定温度を
越えると管状体20の側面23と同一面に変形するように構
成されている。24は閉じた底部を示す。
第7図の例は、管状体20の下端がそのままの断面で開口
した吸込口Bとし、設定温度を越えると中途部分が管状
体20の軸方向と直交する方向へ折曲がるように構成され
ている。
前記の管状体20はストロー8そのものから取り外すこと
ができ、従って熱変形後新品と交換使用する意図であ
る。このため一度変形したものは再使用を予定しない
が、熱変形直後の冷めない間であれば手で原形に戻すこ
とも可能なのでスペアがない場合は再使用も不可能では
ない。このような形状記憶樹脂としては設定温度で高分
子が冷却固化するガラス転移点を持つポリノルボルネン
等を用いることができる。上記樹脂は、変形後温度が常
温に下がっても原状に戻らない所謂片道型の形状記憶材
であるが、往復型の素材を用いる場合は下部ストロー8
の下部にそのまま開閉手段27を設けることができる。
(第8図)。
(作用) 以上の如く構成された本発明の水筒は、キャップ3を外
して水筒本体1の開口から内部へ様々な飲料を入れ、キ
ャップ3を閉じて飲用に供することができ、その際開閉
カバー17を開くと、起立ばね14のばね力によって上部ス
トロー6が開閉カバー17を押上げて所定の角度に起立
し、下部ストロー8と連通する。故に吸飲口Aは連通孔
10、接続口9、ストロー8及び吸込口Bより飲料に通じ
るから通常のストロー付水筒と同様に使用することがで
きる。
しかし、容器本体1内に設定温度以上に加熱された飲料
が入れられると、下部ストロー8の下部は形状記憶樹脂
によって形成されているため、予め記憶させた形状に変
形し、その変形によって吸込口Bが閉じられるため飲料
は下部ストロー8より吸飲されず誤飲が防止される。記
憶された形状にストローが変形した場合、内容物を入れ
換え、管状体部分のみを正常なものと交換すれば、設定
温度以下の飲料について全く支障なく使用することがで
きる。吸込口Bの閉止は、本発明のものが形状記憶樹脂
からなるため反応が早く、かつまた単独で十分シール性
を期待できるため、単純な構造に拘らず密封効果は高
い。
(効果) 従って本発明によれば、設定温度以上の飲料を入れたと
きは形状記憶樹脂からなる吸込口が直かに温度を感知
し、変形によって開口を速やかに閉じ、吸飲することが
できなくなるので誤飲事故の発生を防ぐことが確実にな
り、しかもそのためのストローは使用の際にばねによっ
て起立し、上下両ストローが自動的に通じるので、スト
ロー付水筒をワンタッチで使用(飲用)状態にすること
ができ、上下ストローは折線上に連通するので吸引効率
も良好に維持されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るストロー付水筒の実施例を示すもの
で、第1図はストロー付水筒上部の斜視図、第2図は縦
断面図、第3図は上部ストローの斜視図、第4図は水筒
本体のキャップ部分の断面図、第5図、第6図、第7
図、第8図は形状記憶樹脂による開閉手段の4例を示す
もので、各図(a)は常温状態、各図(b)は設定温度
を越えた変形状態を示す斜視図、第9図はストロー付水
筒の全体斜視図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体を貯溜することができる水筒本体と、
    前記液体に下部で通じる下部ストローと該下部ストロー
    に連通可能であり、かつその上部から液体を吸飲するよ
    うに水筒本体に設けられた上部ストローとから成り、上
    下両ストローは管状構造を備え、下部ストローは常温下
    で開口し液体温度が設定範囲を越えたときに管状体の一
    部又は全部が記憶された形状に変形し、開口を閉じるよ
    うに形状記憶樹脂によって形成された吸込口を下部に具
    備し、また下部ストローは上端部にて水筒本体に取付け
    たキャップのストロー接続口に接続されており、上部ス
    トローは、前記接続口を通る液体を開閉するために前記
    キャップに起伏可能に軸支してある連通部材に接続され
    ていて、その起立時に上下両ストローがほぼ折線状に連
    通するようにばねによって付勢されており、倒伏時に接
    続口を閉じた状態で固定するため上部ストローを上から
    押える開閉カバーを前記キャップに開閉可能に軸支した
    ことを特徴とするストロー付き水筒。
  2. 【請求項2】下部ストローは下端部が下方に開口した吸
    込口を有する管状構造を具え、該下端部の開口を有する
    部分が、形状記憶樹脂により形成されている請求項1記
    載のストロー付き水筒。
  3. 【請求項3】吸込口は、下端で閉じた管状体の下部側面
    に、略周方向に形成された2条の切込みが内方へ変形し
    て開口したもので、過熱により管状体側面と同じ側面に
    復帰するように構成された請求項第1項記載のストロー
    付水筒。
  4. 【請求項4】吸込口は、管状体下端の開じた底面に形成
    された切込みが変形して開口したもので、過熱により閉
    じた底面に復帰するように構成された請求項第1項記載
    のストロー付水筒。
  5. 【請求項5】吸込口は、管状体下端の開口であり、過熱
    により管状体の途中の部位が折曲がるように構成された
    請求項第1項記載のストロー付水筒。
JP1106183A 1989-04-26 1989-04-26 ストロー付水筒 Expired - Lifetime JPH0773534B2 (ja)

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JPH02283309A JPH02283309A (ja) 1990-11-20
JPH0773534B2 true JPH0773534B2 (ja) 1995-08-09

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