JPH0773403B2 - 防火材及びこの防火材を用いた架空絶縁ケーブルの防火方法 - Google Patents

防火材及びこの防火材を用いた架空絶縁ケーブルの防火方法

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JPH0773403B2
JPH0773403B2 JP2086610A JP8661090A JPH0773403B2 JP H0773403 B2 JPH0773403 B2 JP H0773403B2 JP 2086610 A JP2086610 A JP 2086610A JP 8661090 A JP8661090 A JP 8661090A JP H0773403 B2 JPH0773403 B2 JP H0773403B2
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博明 小野寺
進次郎 武田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発泡防火性の防火材及びこの防火材を用いた
架空絶縁ケーブル、例えば架空通信ケーブルの防火方法
に関する。
〔従来の技術〕
通信ケーブルが家屋や樹木に近接して架空されている個
所で、万一家屋等の火災が発生した場合、架空通信ケー
ブルが類焼して電話回線が不通となる。かかる架空通信
ケーブルの類焼が起こると、人命及び社会経済上重大事
件に発展する恐れさえある。架空通信ケーブルが上記し
た重要な機能を果たしており、これに防災処置を施す必
要があるが、これまでは対策のための技術は皆無に等し
かった。故に、作業効率よくこれを行い得る技術の開発
が焦眉の問題となっている。
〔解決を要すべき問題点〕
而して本発明において、解決を要すべき問題点は、架空
通信ケーブル等の架空絶縁ケーブルに作業能率よく防災
処置を施すことができる防火材及び防火方法を開発する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、本発明は、火炎に接す
ると発泡炭化層を形成して防火及び断熱作用を奏し得る
柔軟で自己融着性を有するエラストマー組成物(以下、
該組成物を「発泡炭化性エラストマー組成物」と言う)
からなり、予めスパイラル状、あるいは片割りのスリー
ブ状に成形されてなる防火材を提案する。
本発明は、また架空絶縁ケーブルの直線部には上記した
防火材のうち少なくとも1種を施し更にその上に粘着テ
ープにより抑え巻きし、該架空絶縁ケーブルの曲線部に
は柔軟で自己融着性を有する発泡炭化性エラストマー組
成物からなるテープを捲回し更にその上に粘着テープに
より抑え巻きする防火方法を提案する。
第1図は本発明のスパイラル状防火材の斜視図例であ
り、第2図は本発明の片割りスリーブ状防火材の斜視図
例である。第1図及び第2図において、7は発泡炭化性
エラストマー組成物からなるスパイラル状防火材、9は
発泡炭化性エラストマー組成物からなる片割スリーブ状
防火材であり、第2図において10はスリーブに入れられ
た1条の切目である。
各防火材の肉厚は0.5〜5mm程度、予備成形内径は20〜10
0cm程度、長さは工事区間の状況にもよるが一般に0.5〜
5m程度が適当である。
発泡炭化性エラストマー組成物からなるテープやシート
の市販品としては、三菱電線工業株式会社の商品名「DF
テープ」、「DFシート」等があり、本発明のスパイラル
状防火材は、これら市販品をマンドレルにスパイラル状
巻付成形してヒートセットすることにより製造すること
ができ、一方片割のスリーブ状防火材は真円に押出し成
形し、ついで1条の切目を入れることによりそれぞれ製
造することができる。上記のヒートセットは、単なる型
癖を賦与するための軽度(例えば60〜100℃で10〜60分
の加熱)の加熱でよい。
発泡炭化性エラストマー組成物としては、特公昭53−24
215号公報、特公昭61−36791号公報等に記載されたもの
が例示される。
本発明の防火材は、スパイラル状又は片割のスリーブ状
に形成されているので、既設のケーブルに容易に施与で
きるのみならず、その施与径を縮小、拡大できるので、
外形の異なる種々のケーブルに対して1種で対応できる
長所がある。特に工事や機材運搬の困難な山間部におい
て、1種類の防火材にて防火工事ができることは至極便
利であり、且つ実作業上頗る重要なことである。
なお、片割スリーブ上防火材の場合は、施与径に限界が
あり、また細径のケーブルに適用する際には重なり部が
過大となって不経済であり、この防火材の重なり部によ
るケーブル重量増の問題もあって多少適用の範囲が狭く
なるが、スパイラル状防火材の場合は、そのような問題
がないので特に好ましい。即ち、細径ケーブルに適用す
る際にはスパイラルを絞ればよいし、大径ケーブルに適
用する際にはスパイラルを弛めればよい。従って、施与
径に大きな裕度がある。
次に、上記した防火材を用いた架空絶縁ケーブルの防火
方法につき説明する。
第3図は架空絶縁ケーブルの1例としての架空通信ケー
ブルの一般的な布設状況を示す説明図、第4図は第3図
における通信ケーブルに本発明の防火材を施した状態を
示す説明図、第5図は第4図におけるA部の部分拡大斜
視図、第6図は第4図におけるB部の部分拡大斜視図で
ある。
第3図〜第6図において、1は架空通信ケーブル、11は
架空通信ケーブル1の直線部、12は該ケーブル1の曲線
部、13は該ケーブル1の直線部11と曲線部12とを接続す
る接続箱、2は電信柱、3はメッセンジャーワイヤ、31
は架空通信ケーブル1をメッセンジャーワイヤ3に係留
するハンガー、4はスパイラル状防火材からなる防火
層、5は防火テープからなる防火層、6は粘着テープの
抑え巻き層である。
架空通信ケーブル1の直線部11においては、架空通信ケ
ーブル1を包むようにスパイラル状防火材7を突き合わ
せ巻きした防火層4が形成されており、その上に防水性
の粘着ビニルテープをラップ巻きして抑え巻き層6が形
成されている。
架空通信ケーブル1の曲線部12においては、架空通信ケ
ーブル1の上に柔軟で自己融着性を有する発泡炭化性エ
ラストマー組成物からなる防火テープを1/4〜1/2程度の
ラップ巻きにて施して防火層5が形成されており、その
上に防水性の粘着ビニルテープをラップ巻きして抑え巻
き層6が形成されている。この際の防火テープとして
は、厚みはスパイラル状防火材のそれの1/2程度であ
り、テープ幅は20〜60mm程度のものが適当である。
なお本発明において、架空絶縁ケーブルの「直線部」な
る意味は、本発明の防火材を無理なく使用できる曲率半
径の大きな曲線部(例えばケーブルが自重でカテナリー
状となる場合)をも包含する概念であり、また、架空絶
縁ケーブルの「曲線部」とは少なくとも第3図に例示す
るように、本発明の防火材を適用するのが困難かあるい
は不可能な程度の、曲率半径の小さな曲線部を意味す
る。
〔発明の効果〕
本発明の防火材は、架空絶縁ケーブルが火災に遭遇して
火炎に接すると発泡炭化層を形成し、その防火及び断熱
作用により架空絶縁ケーブルを火炎から保護、あるいは
少なくともケーブル絶縁層の焼失を遅延させて、火災の
発生を通報し、救助を求め得る時間を延長する効果があ
る。しかも、本発明の防火材は、スパイラル状または片
割のスリーブ状に形成されているので、既設のケーブル
に容易に施与できるのみならず、その施与を縮小、拡大
できるので、外径の異なる種々のケーブルに対して1種
で対応できる長所がある。特にスパイラル状防火材は、
施与径の縮小、拡大の自由度が大きいので特に好まし
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスパイラル状防火材の斜視図例、第2
図は本発明の片割スリーブ状防火材の斜視図例、第3図
は架空通信ケーブルの一般的な布設状況を示す説明図、
第4図は第3図における通信ケーブルに本発明の防火材
を施した状態を示す説明図、第5図は第4図におけるA
部の部分拡大斜視図、第6図は第4図におけるB部の部
分拡大斜視図である。 1:架空通信ケーブル 4:スパイラル状防火材からなる防火層 5:防火テープからなる防火層 6:粘着テープの抑え巻き層 7:スパイラル状防火材 9:片割スリーブ状防火材 11:架空通信ケーブル1の直線部 12:該ケーブル1の曲線部
フロントページの続き (72)発明者 小野寺 博明 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 武田 進次郎 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 牛尾 豊 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 新 国際ビル 三菱電線工業株式会社東京事務 所内 (72)発明者 中野 勝己 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 新 国際ビル 三菱電線工業株式会社東京事務 所内 (56)参考文献 特開 昭62−264506(JP,A) 特開 昭58−19113(JP,A) 実開 昭59−41023(JP,U) 実開 平2−14227(JP,U) 実開 昭59−13033(JP,U) 実開 昭62−104517(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火炎に接すると発泡炭化層を形成して防火
    及び断熱作用を奏し得る柔軟で自己融着性を有するエラ
    ストマー組成物からなり、予めスパイラル状に成形され
    てなることを特徴とする防火材。
  2. 【請求項2】火炎に接すると発泡炭化層を形成して防火
    及び断熱作用を奏し得る柔軟で自己融着性を有するエラ
    ストマー組成物からなり、予め片割りのスリーブ状に成
    形されてなることを特徴とする防火材。
  3. 【請求項3】架空絶縁ケーブルの直線部に請求項(1)
    又は請求項(2)に記載の防火材を施し更にその上に粘
    着テープにより抑え巻きし、該架空絶縁ケーブルの曲線
    部に火炎に接すると発泡炭化層を形成して防火及び断熱
    作用を奏し得る柔軟で自己融着性を有するエラストマー
    組成物からなるテープを捲回し更にその上に粘着テープ
    により抑え巻きすることを特徴とする架空絶縁ケーブル
    の防火方法。
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