JPH07730A - 平面配列多連中空体フィルターエレメント及びその製造方法 - Google Patents
平面配列多連中空体フィルターエレメント及びその製造方法Info
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- JPH07730A JPH07730A JP17097493A JP17097493A JPH07730A JP H07730 A JPH07730 A JP H07730A JP 17097493 A JP17097493 A JP 17097493A JP 17097493 A JP17097493 A JP 17097493A JP H07730 A JPH07730 A JP H07730A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルターを自立形で、リテーナの使用を必
要としない、1エレメントの濾過面積の広い、しかも均
一な形状の製品が容易に製造できるフィルターエレメン
トを提供すること。 【構成】 高耐熱性ポリイミド繊維からなり、280℃
以上の耐熱温度を有し、一体として自立可能に剛直な横
1列平面配列構造を有する複数の縦長片方開放の管状中
空体セルよりなることを特徴とする平面配列多連中空体
フィルターエレメント及びポリイミド繊維からなるフェ
ルトシートを原料として通気性成形により製造する該中
空体フィルターエレメントの製造方法。なお、缶体取り
付け部材を配備したフィルターエレメントとすることが
好ましい。
要としない、1エレメントの濾過面積の広い、しかも均
一な形状の製品が容易に製造できるフィルターエレメン
トを提供すること。 【構成】 高耐熱性ポリイミド繊維からなり、280℃
以上の耐熱温度を有し、一体として自立可能に剛直な横
1列平面配列構造を有する複数の縦長片方開放の管状中
空体セルよりなることを特徴とする平面配列多連中空体
フィルターエレメント及びポリイミド繊維からなるフェ
ルトシートを原料として通気性成形により製造する該中
空体フィルターエレメントの製造方法。なお、缶体取り
付け部材を配備したフィルターエレメントとすることが
好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリイミド繊維からな
り、280℃以上の耐熱温度を有する、大型で濾過面積
の大きい、特に焼却炉排ガス中の煤塵その他微粒子状を
捕集するのに好適な平面配列多連中空体フィルターエレ
メントおよびそれを製造する方法に関する。
り、280℃以上の耐熱温度を有する、大型で濾過面積
の大きい、特に焼却炉排ガス中の煤塵その他微粒子状を
捕集するのに好適な平面配列多連中空体フィルターエレ
メントおよびそれを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリイミドは熱安定性に優れ、難
燃性である等優れた特性を有する素材高分子である。し
かしながら、この芳香族ポリイミドは分解を伴わずに溶
融することが困難で、また沸点の高い極性溶剤にしか溶
解しない等の特性から、例えば製膜する場合、通常の溶
融製膜法や溶液製膜法を用いることは困難である。ポリ
イミド粉体材料を使用して成形体を成形することはリー
(B.H.Lee)によりモダーン・プラスチック・エ
ンサイクロペディア(Modern Plastic
Encyclopedia)1988年、62頁に記載
されている。しかし、この成形方法は、予備成形体に加
工する必要がある場合があるなど、簡単な成形法ではな
い。またさらに、芳香族ポリイミドは高耐熱性で、かつ
難溶解性の材料であるため、この材料から均一な粒径分
布を有する粉体を得ることは困難である。
燃性である等優れた特性を有する素材高分子である。し
かしながら、この芳香族ポリイミドは分解を伴わずに溶
融することが困難で、また沸点の高い極性溶剤にしか溶
解しない等の特性から、例えば製膜する場合、通常の溶
融製膜法や溶液製膜法を用いることは困難である。ポリ
イミド粉体材料を使用して成形体を成形することはリー
(B.H.Lee)によりモダーン・プラスチック・エ
ンサイクロペディア(Modern Plastic
Encyclopedia)1988年、62頁に記載
されている。しかし、この成形方法は、予備成形体に加
工する必要がある場合があるなど、簡単な成形法ではな
い。またさらに、芳香族ポリイミドは高耐熱性で、かつ
難溶解性の材料であるため、この材料から均一な粒径分
布を有する粉体を得ることは困難である。
【0003】溶剤やオリゴマーを数%含む芳香族ポリイ
ミド繊維を使用し、この芳香族ポリイミド繊維を不織布
又はフェルトに予備成形し、その芳香族ポリイミド繊維
不織布又はフェルトを、ポリイミドのガラス転移点を超
えた温度で適当な時間加熱することにより、芳香族ポリ
イミド繊維の有する収縮性とそれによって促進される繊
維の相互の融合により加圧することなく通気性を有する
膜を成形する方法が特開平2−503333号公報に記
載されている。また、ここでは原料中に溶剤やオリゴマ
ーを含むことが重要な要因とされている。この技術を用
いて平板形や円筒形のような単純かつ均整の取れた成形
物を成形することは可能であっても、少し複雑な形に成
形する場合には製品を同じ形に制御することは難しい。
ミド繊維を使用し、この芳香族ポリイミド繊維を不織布
又はフェルトに予備成形し、その芳香族ポリイミド繊維
不織布又はフェルトを、ポリイミドのガラス転移点を超
えた温度で適当な時間加熱することにより、芳香族ポリ
イミド繊維の有する収縮性とそれによって促進される繊
維の相互の融合により加圧することなく通気性を有する
膜を成形する方法が特開平2−503333号公報に記
載されている。また、ここでは原料中に溶剤やオリゴマ
ーを含むことが重要な要因とされている。この技術を用
いて平板形や円筒形のような単純かつ均整の取れた成形
物を成形することは可能であっても、少し複雑な形に成
形する場合には製品を同じ形に制御することは難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高耐熱性のポリイミド
繊維を使用した平板状の通気性成形物からバグフィルタ
ーバグとする場合、ポリイミド繊維フェルトを縫製して
バグを製作する。そしてこの場合には、他のガラス繊
維、ポリエステル繊維やポリプロピレン繊維の不織布又
はフェルトから製作されたバグ同様、バグフィルターバ
グとして使用する時形状支持体のリテーナを用いてバグ
の形を保持する。これでは、ポリイミド繊維を使用した
フィルターは耐熱性である以外には特に特徴が発揮され
ない。
繊維を使用した平板状の通気性成形物からバグフィルタ
ーバグとする場合、ポリイミド繊維フェルトを縫製して
バグを製作する。そしてこの場合には、他のガラス繊
維、ポリエステル繊維やポリプロピレン繊維の不織布又
はフェルトから製作されたバグ同様、バグフィルターバ
グとして使用する時形状支持体のリテーナを用いてバグ
の形を保持する。これでは、ポリイミド繊維を使用した
フィルターは耐熱性である以外には特に特徴が発揮され
ない。
【0005】大量の流体から固体−流体の分離を濾過材
を使用して行う場合、最近では複数本の筒形フィルター
を缶体に一本づつ落とし込んで取り付ける方式が多く使
用されている。このような使用形式では、たとえポリイ
ミド繊維を使用した自立形筒形フィルターであってもリ
テーナを用いたバグフィルターの場合と、その着脱やフ
ィルター洗浄の効率は変わらない。また、前記したよう
に、芳香族ポリイミド繊維フェルトを縫製して製作した
バグを、芳香族ポリイミドのガラス転移温度を越えた温
度で、加圧することなく、加熱して、芳香族ポリイミド
繊維の有する収縮性を利用して、通気性を有する膜を成
形する場合には、その繊維フェルトの収縮の程度が予測
できないため、長さが十分に長いバグを製作し、加熱成
形後に所定の長さより長い部分を切り落とす作業が必要
であり、このため不要の部分ができてコスト的に不利で
あった。
を使用して行う場合、最近では複数本の筒形フィルター
を缶体に一本づつ落とし込んで取り付ける方式が多く使
用されている。このような使用形式では、たとえポリイ
ミド繊維を使用した自立形筒形フィルターであってもリ
テーナを用いたバグフィルターの場合と、その着脱やフ
ィルター洗浄の効率は変わらない。また、前記したよう
に、芳香族ポリイミド繊維フェルトを縫製して製作した
バグを、芳香族ポリイミドのガラス転移温度を越えた温
度で、加圧することなく、加熱して、芳香族ポリイミド
繊維の有する収縮性を利用して、通気性を有する膜を成
形する場合には、その繊維フェルトの収縮の程度が予測
できないため、長さが十分に長いバグを製作し、加熱成
形後に所定の長さより長い部分を切り落とす作業が必要
であり、このため不要の部分ができてコスト的に不利で
あった。
【0006】本発明の目的は従来技術の欠点を改良し、
フィルターバグの着脱やフィルター洗浄の効率を大幅に
改善し、フィルターを自立形にしリテーナの使用を必要
としない、1エレメントの濾過面積の広い、しかも均一
な形状の製品が容易に製造できる、かつ余分な部分が少
ない、コスト的にも優れたフィルターエレメントを提供
することにある。以下の本発明の平面配列多連中空体フ
ィルターエレメントの製造方法に関する記載において、
芳香族ポリイミド繊維をフェルトに予備成形するとして
記載するが、不織布等に予備成形する場合も含んでい
る。
フィルターバグの着脱やフィルター洗浄の効率を大幅に
改善し、フィルターを自立形にしリテーナの使用を必要
としない、1エレメントの濾過面積の広い、しかも均一
な形状の製品が容易に製造できる、かつ余分な部分が少
ない、コスト的にも優れたフィルターエレメントを提供
することにある。以下の本発明の平面配列多連中空体フ
ィルターエレメントの製造方法に関する記載において、
芳香族ポリイミド繊維をフェルトに予備成形するとして
記載するが、不織布等に予備成形する場合も含んでい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の平
面配列多連中空体フィルターエレメント及びその製造方
法によって達成される。すなわち、 1)高耐熱性ポリイミド繊維からなり、280℃以上の
耐熱温度を有し、一体として自立可能に剛直な平面配列
構造を有する複数の縦長片方開放の管状中空体セルより
なることを特徴とする平面配列多連中空体フィルターエ
レメント。 2)各管状中空体フィルターの開放端に密着嵌入した、
中空あるいは通気性を有する金属製、セラミック製ある
いは耐熱樹脂製の嵌入体を有し、上記平面配列多連中空
体フィルターエレメントの該嵌入体嵌入部分外側に上下
1対の金属製あるいはセラミック製の缶体取り付け部材
を配備したことを特徴とする上記1)記載の平面配列多
連中空体フィルターエレメント。
面配列多連中空体フィルターエレメント及びその製造方
法によって達成される。すなわち、 1)高耐熱性ポリイミド繊維からなり、280℃以上の
耐熱温度を有し、一体として自立可能に剛直な平面配列
構造を有する複数の縦長片方開放の管状中空体セルより
なることを特徴とする平面配列多連中空体フィルターエ
レメント。 2)各管状中空体フィルターの開放端に密着嵌入した、
中空あるいは通気性を有する金属製、セラミック製ある
いは耐熱樹脂製の嵌入体を有し、上記平面配列多連中空
体フィルターエレメントの該嵌入体嵌入部分外側に上下
1対の金属製あるいはセラミック製の缶体取り付け部材
を配備したことを特徴とする上記1)記載の平面配列多
連中空体フィルターエレメント。
【0008】3)高耐熱性ポリイミド繊維からなるフェ
ルトシート2枚を重ね合わせ、該2枚のフェルトシート
を線状に接着して、平面配列構造の複数の縦長片方開放
の袋状セルに縁取りし、各袋状セルに開放端から金属製
の所望の断面形状を有する管状中子を嵌入して内部支持
した後、嵌入した管状中子によって形成された前記2枚
のフェルトシートの凸状起伏に相似した凹状接触面を有
する上下1対の金属製金型によって2枚のフェルトシー
トの外側両面から挟み、加圧加熱して成形すること特徴
とする上記1)記載の平面配列多連中空体フィルターエ
レメントを製造するための製造方法。 4)前記2枚のフェルトシートの凸状起伏に相似した凹
状接触面を有する上下1対の金属製金型によって2枚の
フェルトシートの外側両面から挟み、加圧加熱して成形
するに際して、250〜430℃の範囲の温度、0.0
3〜2.0kgf/cm2 の範囲の圧力をかけて加圧加
熱して成形することを特徴とする上記3)記載の平面配
列多連中空体フィルターエレメントの製造方法。
ルトシート2枚を重ね合わせ、該2枚のフェルトシート
を線状に接着して、平面配列構造の複数の縦長片方開放
の袋状セルに縁取りし、各袋状セルに開放端から金属製
の所望の断面形状を有する管状中子を嵌入して内部支持
した後、嵌入した管状中子によって形成された前記2枚
のフェルトシートの凸状起伏に相似した凹状接触面を有
する上下1対の金属製金型によって2枚のフェルトシー
トの外側両面から挟み、加圧加熱して成形すること特徴
とする上記1)記載の平面配列多連中空体フィルターエ
レメントを製造するための製造方法。 4)前記2枚のフェルトシートの凸状起伏に相似した凹
状接触面を有する上下1対の金属製金型によって2枚の
フェルトシートの外側両面から挟み、加圧加熱して成形
するに際して、250〜430℃の範囲の温度、0.0
3〜2.0kgf/cm2 の範囲の圧力をかけて加圧加
熱して成形することを特徴とする上記3)記載の平面配
列多連中空体フィルターエレメントの製造方法。
【0009】5)上記1)記載の平面配列多連中空体フ
ィルターエレメントの各管状中空体フィルターの開放端
に、該開放端に密着嵌入できる中空あるいは通気性を有
する金属製、セラミック製あるいは耐熱樹脂製の嵌入体
を嵌入し、上記平面配列多連中空体フィルターエレメン
トの該嵌入体を密着嵌入した開放端部分の外側に密着し
て、上下1対の金属製あるいはセラミック製の缶体取り
付け部材を挟着し、該缶体取り付け部材を加圧加熱ある
いは溶接して平面配列多連中空体フィルターエレメント
に取り付けることを特徴とする平面配列多連中空体フィ
ルターエレメントの製造方法。
ィルターエレメントの各管状中空体フィルターの開放端
に、該開放端に密着嵌入できる中空あるいは通気性を有
する金属製、セラミック製あるいは耐熱樹脂製の嵌入体
を嵌入し、上記平面配列多連中空体フィルターエレメン
トの該嵌入体を密着嵌入した開放端部分の外側に密着し
て、上下1対の金属製あるいはセラミック製の缶体取り
付け部材を挟着し、該缶体取り付け部材を加圧加熱ある
いは溶接して平面配列多連中空体フィルターエレメント
に取り付けることを特徴とする平面配列多連中空体フィ
ルターエレメントの製造方法。
【0010】本発明に使用する高耐熱性ポリイミド繊維
は、本発明の目的を達成し得るポリイミド繊維であれば
いずれも使用できるが、特に例示すれば、下記一般式
(1)で表される繰り返し単位を有するポリイミドから
製作される繊維が好ましい例として挙げられる。
は、本発明の目的を達成し得るポリイミド繊維であれば
いずれも使用できるが、特に例示すれば、下記一般式
(1)で表される繰り返し単位を有するポリイミドから
製作される繊維が好ましい例として挙げられる。
【0011】
【化1】
【0012】また、本発明に使用するポリイミド繊維か
ら構造のないフリースを得る方法については米国特許第
4,188,690号明細書に記載されている。このフ
リースからフェルトを製造する方法については西ドイツ
特許第1,785,165号明細書に記載されている。
ら構造のないフリースを得る方法については米国特許第
4,188,690号明細書に記載されている。このフ
リースからフェルトを製造する方法については西ドイツ
特許第1,785,165号明細書に記載されている。
【0013】以下に図1〜図5を用いて本発明の平面配
列構造の多連中空体フィルターエレメントの製造方法の
1例について具体的に説明する。ただし以下の説明は本
発明の理解を深めるためのものであり、発明を制限する
ものではない。図2には、例えば一般式(1)で表され
る繰り返し単位を有するポリイミド繊維から製作された
2枚のフェルト2を重合わせた状態を示している。図3
には、上記重合わせた2枚のフェルト2を例えば縫製に
よって2枚のフェルトの周囲3方を縫い合わせ、さらに
縦長に等しい幅の5本の片方開放の袋状セルに縫い合わ
せる、袋状セルの型取りを示している。(縫目3)上記
縫製による袋状セル4の型取りは、ある適当な幅の線状
熱プレスによるメルト接着によって行われても良い。
列構造の多連中空体フィルターエレメントの製造方法の
1例について具体的に説明する。ただし以下の説明は本
発明の理解を深めるためのものであり、発明を制限する
ものではない。図2には、例えば一般式(1)で表され
る繰り返し単位を有するポリイミド繊維から製作された
2枚のフェルト2を重合わせた状態を示している。図3
には、上記重合わせた2枚のフェルト2を例えば縫製に
よって2枚のフェルトの周囲3方を縫い合わせ、さらに
縦長に等しい幅の5本の片方開放の袋状セルに縫い合わ
せる、袋状セルの型取りを示している。(縫目3)上記
縫製による袋状セル4の型取りは、ある適当な幅の線状
熱プレスによるメルト接着によって行われても良い。
【0014】図4には、断面菱形の金属製の管状中子5
を各袋状セル4に開放端から嵌入して内部支持した状態
を示している。ここで、嵌入するというのは管状中子5
の表面とフェルト製袋状セル4の内面とがよく密着し、
しかしフェルト製布が著しく引き伸ばされることがない
ように管状中子5が袋状セル4に挿入されていることを
表す。勿論管状中子5の断面は円形、楕円形、正方形な
ど凸形のものなら特に制限されない。
を各袋状セル4に開放端から嵌入して内部支持した状態
を示している。ここで、嵌入するというのは管状中子5
の表面とフェルト製袋状セル4の内面とがよく密着し、
しかしフェルト製布が著しく引き伸ばされることがない
ように管状中子5が袋状セル4に挿入されていることを
表す。勿論管状中子5の断面は円形、楕円形、正方形な
ど凸形のものなら特に制限されない。
【0015】図5には、上記嵌入した断面菱形の金属製
の管状中子5によって形成された2枚のフェルトシート
2の表面に出来た(片側が三角柱の2面を形成する)凸
状起伏を、その起伏に相似した凹状接触面を有する上下
1対の金属製金型6によって2枚のフェルトシートの外
側両面から挟み、加圧加熱して成形することにより図1
に示したような本発明の平面配列多連中空体フィルター
エレメント1が得られる。勿論嵌入する管状中子5の断
面形状によって円形、楕円形、正方形など凸形の断面形
状の多連中空体フィルターエレメント1が得られる。特
筆すべきはかくして得られた多連中空体フィルターエレ
メント1は自立可能に剛直な通気性の成形体であること
である。また、本発明の多連中空体フィルターエレメン
ト1は、金型を使用して加圧加熱して成形するため、成
形する前と寸度の変化が殆ど起こらず、設計通りのフィ
ルターエレメントを成形することができることである。
の管状中子5によって形成された2枚のフェルトシート
2の表面に出来た(片側が三角柱の2面を形成する)凸
状起伏を、その起伏に相似した凹状接触面を有する上下
1対の金属製金型6によって2枚のフェルトシートの外
側両面から挟み、加圧加熱して成形することにより図1
に示したような本発明の平面配列多連中空体フィルター
エレメント1が得られる。勿論嵌入する管状中子5の断
面形状によって円形、楕円形、正方形など凸形の断面形
状の多連中空体フィルターエレメント1が得られる。特
筆すべきはかくして得られた多連中空体フィルターエレ
メント1は自立可能に剛直な通気性の成形体であること
である。また、本発明の多連中空体フィルターエレメン
ト1は、金型を使用して加圧加熱して成形するため、成
形する前と寸度の変化が殆ど起こらず、設計通りのフィ
ルターエレメントを成形することができることである。
【0016】次に、図6及び図7を用いて本発明の平面
配列構造の多連中空体フィルターエレメント1に缶体取
り付け部材を配備して製品多連中空体フィルターエレメ
ント7とする製造方法について具体的に説明する。ただ
し以下の説明は上記と同様、本発明の理解を深めるため
のものであり、発明を制限するものではないことはいう
までもない。
配列構造の多連中空体フィルターエレメント1に缶体取
り付け部材を配備して製品多連中空体フィルターエレメ
ント7とする製造方法について具体的に説明する。ただ
し以下の説明は上記と同様、本発明の理解を深めるため
のものであり、発明を制限するものではないことはいう
までもない。
【0017】図6には、上記多連中空体フィルターエレ
メント1に断面菱形の中空金属製の、缶体取り付け部材
9の奥行きと同じ長さの、嵌入体8を各中空体フィルタ
ーに開放端から嵌入して内部補強した状態を示してい
る。ここで、嵌入するというのは中空金属製嵌入体8表
面と中空体フィルターの内面とがよく密着し、緊密に挿
入されていることを意味する。勿論嵌入する嵌入体8の
断面は多連中空体フィルターエレメント1の断面によっ
て円形、楕円形、正方形など凸形の断面とする。また嵌
入体8の長さは缶体取り付け部材9(図7)の長さと同
じとし、嵌入体8の形状および材質は中空あるいは通気
性を有する金属製、セラミック製あるいは耐熱樹脂製の
ものを使用することができる。
メント1に断面菱形の中空金属製の、缶体取り付け部材
9の奥行きと同じ長さの、嵌入体8を各中空体フィルタ
ーに開放端から嵌入して内部補強した状態を示してい
る。ここで、嵌入するというのは中空金属製嵌入体8表
面と中空体フィルターの内面とがよく密着し、緊密に挿
入されていることを意味する。勿論嵌入する嵌入体8の
断面は多連中空体フィルターエレメント1の断面によっ
て円形、楕円形、正方形など凸形の断面とする。また嵌
入体8の長さは缶体取り付け部材9(図7)の長さと同
じとし、嵌入体8の形状および材質は中空あるいは通気
性を有する金属製、セラミック製あるいは耐熱樹脂製の
ものを使用することができる。
【0018】次に、例えば上記中空金属製嵌入体8が嵌
入されている開放端部分の多連中空体フィルターエレメ
ント1の外側に密着して、上下1対の金属製あるいはセ
ラミック製の缶体取り付け部材9を挟着し、該缶体取り
付け部材を加圧加熱あるいは溶接して多連中空体フィル
ターエレメント1の外側に上下1対の金属製缶体取り付
け部材9を気密に取り付ける、この時同時に嵌入体8も
各中空体フィルターエレメントに気密に取り付けられ
る。かくして図7に示した製品多連中空体フィルターエ
レメント7が完成される。
入されている開放端部分の多連中空体フィルターエレメ
ント1の外側に密着して、上下1対の金属製あるいはセ
ラミック製の缶体取り付け部材9を挟着し、該缶体取り
付け部材を加圧加熱あるいは溶接して多連中空体フィル
ターエレメント1の外側に上下1対の金属製缶体取り付
け部材9を気密に取り付ける、この時同時に嵌入体8も
各中空体フィルターエレメントに気密に取り付けられ
る。かくして図7に示した製品多連中空体フィルターエ
レメント7が完成される。
【0019】
【実施例】上記、本発明の通気性の高耐熱性ポリイミド
成形体よりなる多連中空体フィルターエレメント濾過材
およびそれを製造する方法の例を以下に実施例を示して
説明する。しかし本発明は以下の実施例によって制限さ
れるものではない。
成形体よりなる多連中空体フィルターエレメント濾過材
およびそれを製造する方法の例を以下に実施例を示して
説明する。しかし本発明は以下の実施例によって制限さ
れるものではない。
【0020】実施例1 ベンゾフェノン−3,3´,4,4´−テトラカルボン
酸二無水物および4,4´−メチレン−ビス−(トリレ
ンイソシアネート)から製造された延伸比1:5、太さ
30μmのポリイミド繊維からニードルパンチ法で予備
成形された目付475g/m2 、厚さ2mmのフェルト
から幅1,600mm、長さ1,650mmの試験片を
切り取った。上記のポリイミド繊維を構成するポリイミ
ドの化学構造式を下記に示す。
酸二無水物および4,4´−メチレン−ビス−(トリレ
ンイソシアネート)から製造された延伸比1:5、太さ
30μmのポリイミド繊維からニードルパンチ法で予備
成形された目付475g/m2 、厚さ2mmのフェルト
から幅1,600mm、長さ1,650mmの試験片を
切り取った。上記のポリイミド繊維を構成するポリイミ
ドの化学構造式を下記に示す。
【0021】
【化2】
【0022】本試験片を2枚重合わせ、縫製によって2
枚のフェルトの周囲3方を縫い合わせ、さらに縦長に等
しい幅の30本の片方開放の袋状セルに縫い合わせる、
これら30本の片方開放の袋状セルに断面菱形の長さ1
600mm、縦方向の幅50mm、横方向の幅25mm
の金属製の管状中子を開放端から嵌入して内部支持した
状態とする。上記嵌入した断面菱形の金属製の管状中子
によって形成された2枚のフェルトシート1の表面に出
来た凸状起伏を、その起伏に相似した凹状接触面を有す
る上下1対の金属製金型によって2枚のフェルトシート
の全面を外側両面から挟み、340℃、1.0kgf/
cm2 の条件で30分間加圧加熱して成形することによ
り、前記図5に示したものと類似の、セルが多い、本発
明の平面配列多連中空体フィルターエレメントを得た。
この多連中空体フィルターエレメントには縦50mm、
横25mmの断面菱形の長さ1600mm(実使用長さ
1500mm)の中空体フィルターエレメント30本が
横1列に平面配列している。
枚のフェルトの周囲3方を縫い合わせ、さらに縦長に等
しい幅の30本の片方開放の袋状セルに縫い合わせる、
これら30本の片方開放の袋状セルに断面菱形の長さ1
600mm、縦方向の幅50mm、横方向の幅25mm
の金属製の管状中子を開放端から嵌入して内部支持した
状態とする。上記嵌入した断面菱形の金属製の管状中子
によって形成された2枚のフェルトシート1の表面に出
来た凸状起伏を、その起伏に相似した凹状接触面を有す
る上下1対の金属製金型によって2枚のフェルトシート
の全面を外側両面から挟み、340℃、1.0kgf/
cm2 の条件で30分間加圧加熱して成形することによ
り、前記図5に示したものと類似の、セルが多い、本発
明の平面配列多連中空体フィルターエレメントを得た。
この多連中空体フィルターエレメントには縦50mm、
横25mmの断面菱形の長さ1600mm(実使用長さ
1500mm)の中空体フィルターエレメント30本が
横1列に平面配列している。
【0023】上記多連中空体フィルターエレメントの各
中空体フィルターエレメントの開放端に長さ100mm
の中空金属製の嵌入体を嵌入し、嵌入体が嵌入されてい
る開放端部分の多連中空体フィルターエレメントの外側
に密着して、上下1対の金属製の缶体取り付け部材を挟
着し、該缶体取り付け部材を340℃、50kgf/c
m2 の条件で30分間加圧加熱して溶接して外側に上下
1対の金属製缶体取り付け部材を気密に取り付ける。か
くして前記図7に示したものと類似の、セルが多い、製
品多連中空体フィルターエレメントが完成される。
中空体フィルターエレメントの開放端に長さ100mm
の中空金属製の嵌入体を嵌入し、嵌入体が嵌入されてい
る開放端部分の多連中空体フィルターエレメントの外側
に密着して、上下1対の金属製の缶体取り付け部材を挟
着し、該缶体取り付け部材を340℃、50kgf/c
m2 の条件で30分間加圧加熱して溶接して外側に上下
1対の金属製缶体取り付け部材を気密に取り付ける。か
くして前記図7に示したものと類似の、セルが多い、製
品多連中空体フィルターエレメントが完成される。
【0024】上記缶体取り付け部材を配備した幅700
mm、高さ1500mm、有効厚さ50mmの製品多連
中空体フィルターエレメント7を図8の平面図に示した
幅950mm、奥行き1160mm、高さ1170mm
の缶体10に16枚設置し、この缶体10に産業廃棄物
の焼却炉の排ガスを導入、本発明のフィルターエレメン
ト7によって濾過する。なお、図8においては、前記フ
ィルターエレメント7を便宜上一つの長方形で示してい
る。この時の本発明のフィルターエレメント1枚当たり
の濾過面積は図9に示したように約4.5m2 である。
図9において、aは先に図3を用いて説明したフィルタ
ーエレメントに管状中子5を嵌入し、金型で挟んで加熱
して設けた縦50mm、横25mmの菱形凸状起伏の縦
幅(波形の断面の縦幅)を示す。また、bは凸状起伏の
斜面の幅を示す。
mm、高さ1500mm、有効厚さ50mmの製品多連
中空体フィルターエレメント7を図8の平面図に示した
幅950mm、奥行き1160mm、高さ1170mm
の缶体10に16枚設置し、この缶体10に産業廃棄物
の焼却炉の排ガスを導入、本発明のフィルターエレメン
ト7によって濾過する。なお、図8においては、前記フ
ィルターエレメント7を便宜上一つの長方形で示してい
る。この時の本発明のフィルターエレメント1枚当たり
の濾過面積は図9に示したように約4.5m2 である。
図9において、aは先に図3を用いて説明したフィルタ
ーエレメントに管状中子5を嵌入し、金型で挟んで加熱
して設けた縦50mm、横25mmの菱形凸状起伏の縦
幅(波形の断面の縦幅)を示す。また、bは凸状起伏の
斜面の幅を示す。
【0025】第1表に、上記図8に示したように、幅9
50mm、奥行き1160mm、高さ1170mmの缶
体10に本発明の製品多連中空体フィルターエレメント
7を16枚設置した場合について、缶体床面積100m
2 当たりの濾過面積を示した。 参考値として平板状フ
ィルター2枚からなるフィルターエレメント(第1表に
は波形無しとして掲載)を缶体10に16枚設置した場
合についても濾過面積を示した。本発明の製品多連中空
体フィルターエレメントは第1表には波形有りとして掲
載してある。
50mm、奥行き1160mm、高さ1170mmの缶
体10に本発明の製品多連中空体フィルターエレメント
7を16枚設置した場合について、缶体床面積100m
2 当たりの濾過面積を示した。 参考値として平板状フ
ィルター2枚からなるフィルターエレメント(第1表に
は波形無しとして掲載)を缶体10に16枚設置した場
合についても濾過面積を示した。本発明の製品多連中空
体フィルターエレメントは第1表には波形有りとして掲
載してある。
【0026】比較例1 比較のため、本発明のフィルターエレメント同様、高耐
熱性ポリイミドフィルターである筒形バグについて、そ
の1本当たりの濾過面積、及び缶体に取り付けた場合の
缶体床面積100m2 当たりの濾過面積を計算するため
の前提について説明する。高耐熱性ポリイミドフィルタ
ーの筒形バグにはフィルター表面に波形の無いものと、
波形付きのものがあり、図10には波形付き筒形バグ1
1の側面の斜視図を、図11にはその断面の斜視図を示
した。また直径115mm、有効高さ1500mmの波
形付き筒形バグ11の1本当たりの濾過面積の計算は図
12の形状として行った。
熱性ポリイミドフィルターである筒形バグについて、そ
の1本当たりの濾過面積、及び缶体に取り付けた場合の
缶体床面積100m2 当たりの濾過面積を計算するため
の前提について説明する。高耐熱性ポリイミドフィルタ
ーの筒形バグにはフィルター表面に波形の無いものと、
波形付きのものがあり、図10には波形付き筒形バグ1
1の側面の斜視図を、図11にはその断面の斜視図を示
した。また直径115mm、有効高さ1500mmの波
形付き筒形バグ11の1本当たりの濾過面積の計算は図
12の形状として行った。
【0027】この筒形バグ11を図13の平面図に示し
た幅950mm、奥行き1240mm、高さ1170m
mの缶体10に千鳥配置に50本、または図14の平面
図に示した幅950mm、奥行き1250mm、高さ1
170mmの缶体に正方配置に48本配置し、この缶体
を産業廃棄物の焼却炉の排ガスの排出管に配備し、排出
管の1次側からフィルターエレメントの排ガス流入端に
排ガスを送り込み、フィルター中を通過して排ガスを濾
過する。
た幅950mm、奥行き1240mm、高さ1170m
mの缶体10に千鳥配置に50本、または図14の平面
図に示した幅950mm、奥行き1250mm、高さ1
170mmの缶体に正方配置に48本配置し、この缶体
を産業廃棄物の焼却炉の排ガスの排出管に配備し、排出
管の1次側からフィルターエレメントの排ガス流入端に
排ガスを送り込み、フィルター中を通過して排ガスを濾
過する。
【0028】上記前提に基づき、本発明の波形無し及び
波形付き多連中空体フィルターエレメント及び波形無し
及び波形付きの筒形バグにつき、それらの1本当たりの
濾過面積、及び缶体に取り付けた場合の缶体床面積10
0m2 当たりの濾過面積を計算した結果を第1表に示し
た。
波形付き多連中空体フィルターエレメント及び波形無し
及び波形付きの筒形バグにつき、それらの1本当たりの
濾過面積、及び缶体に取り付けた場合の缶体床面積10
0m2 当たりの濾過面積を計算した結果を第1表に示し
た。
【0029】
【表1】
【0030】
(1)本発明の製品多連中空体フィルターエレメント
は、自立性のエレメントであり、使用時缶体に組み入れ
るに際しリテーナを必要としない。 (2)1つのエレメント当たりの濾過面積が大きい。ま
た缶体床面積100m2 当たりの濾過面積も大きい。 (3)平板状のエレメントであるので、缶体内に縦に平
行に配列して取りつけることができ、平板状のエレメン
ト単位で交換可能である。 (4)本発明のフィルターエレメントの製造は、構成繊
維の収縮性を抑え、加熱・加圧して成形するので、所期
の寸法通りの成形体を製造することができ、歩留りが良
い。
は、自立性のエレメントであり、使用時缶体に組み入れ
るに際しリテーナを必要としない。 (2)1つのエレメント当たりの濾過面積が大きい。ま
た缶体床面積100m2 当たりの濾過面積も大きい。 (3)平板状のエレメントであるので、缶体内に縦に平
行に配列して取りつけることができ、平板状のエレメン
ト単位で交換可能である。 (4)本発明のフィルターエレメントの製造は、構成繊
維の収縮性を抑え、加熱・加圧して成形するので、所期
の寸法通りの成形体を製造することができ、歩留りが良
い。
【図1】本発明の多連中空体フィルターエレメントを示
す斜視図
す斜視図
【図2】2枚のフェルトを重合わせた状態をを示す斜視
図。
図。
【図3】本発明の中間製品である袋状セルを示す斜視
図。
図。
【図4】袋状セルに管状中子を嵌入した状態をを示す斜
視図。
視図。
【図5】本発明の多連中空体フィルターエレメントを加
圧・加熱成形する製造工程を示す説明図。
圧・加熱成形する製造工程を示す説明図。
【図6】取り付け金具を配備して完成する本発明の製品
多連中空体フィルターエレメントの製造工程を示す説明
図。
多連中空体フィルターエレメントの製造工程を示す説明
図。
【図7】本発明の製品多連中空体フィルターエレメント
を示す斜視図
を示す斜視図
【図8】本発明の多連中空体フィルターエレメントの缶
体取り付け図。
体取り付け図。
【図9】本発明の多連中空体フィルターエレメント1枚
の濾過面積の算出法の説明図。
の濾過面積の算出法の説明図。
【図10】波形付き筒形バグの側面からの斜視図。
【図11】波形付き筒形バグの断面の斜視図。
【図12】波形付き筒形バグ1本の濾過面積の算出法の
説明図。
説明図。
【図13】筒形バグの千鳥配置形缶体取り付け図。
【図14】筒形バグの正方配置形缶体取り付け図。
1 多連中空体フィルターエレメント 2 フェルト 3 縫目 4 袋状セル 5 管状中子 6 金属製金型 7 製品多連中空体フィルターエレメント 8 嵌入体 9 缶体取り付け部材 10 缶体 11 波形付き筒形バグ a 本発明のフィルターエレメントの厚み b 本発明のフィルターエレメントの襞の幅 c 筒形バグの直径
Claims (5)
- 【請求項1】 高耐熱性ポリイミド繊維からなり、28
0℃以上の耐熱温度を有し、一体として自立可能に剛直
な平面配列構造を有する複数の縦長片方開放の管状中空
体セルよりなることを特徴とする平面配列多連中空体フ
ィルターエレメント。 - 【請求項2】 各管状中空体フィルターの開放端に密着
嵌入した、中空あるいは通気性を有する金属製、セラミ
ック製あるいは耐熱樹脂製の嵌入体を有し、上記平面配
列多連中空体フィルターエレメントの該嵌入体嵌入部分
外側に上下1対の金属製あるいはセラミック製の缶体取
り付け部材を配備したことを特徴とする請求項1記載の
平面配列多連中空体フィルターエレメント。 - 【請求項3】 高耐熱性ポリイミド繊維からなるフェル
トシート2枚を重ね合わせ、該2枚のフェルトシートを
線状に接着して、平面配列構造の複数の縦長片方開放の
袋状セルに縁取りし、各袋状セルに開放端から金属製の
所望の断面形状を有する管状中子を嵌入して内部支持し
た後、嵌入した管状中子によって形成された前記2枚の
フェルトシートの凸状起伏に相似した凹状接触面を有す
る上下1対の金属製金型によって2枚のフェルトシート
の外側両面から挟み、加圧加熱して成形することを特徴
とする請求項1記載の平面配列多連中空体フィルターエ
レメントを製造するための製造方法。 - 【請求項4】 前記2枚のフェルトシートの凸状起伏に
相似した凹状接触面を有する上下1対の金属製金型によ
って2枚のフェルトシートの外側両面から挟み、加圧加
熱して成形するに際して、250〜430℃の範囲の温
度、0.03〜2.0kgf/cm2 の範囲の圧力をか
けて加圧加熱して成形することを特徴とする請求項3記
載の平面配列多連中空体フィルターエレメントの製造方
法。 - 【請求項5】 請求項1記載の平面配列多連中空体フィ
ルターエレメントの各管状中空体フィルターの開放端
に、該開放端に密着嵌入できる中空あるいは通気性を有
する金属製、セラミック製あるいは耐熱樹脂製の嵌入体
を嵌入し、上記平面配列多連中空体フィルターエレメン
トの該嵌入体を密着嵌入した開放端部分の外側に密着し
て、上下1対の金属製あるいはセラミック製の缶体取り
付け部材を挟着し、該缶体取り付け部材を加圧加熱ある
いは溶接して平面配列多連中空体フィルターエレメント
に取り付けることを特徴とする平面配列多連中空体フィ
ルターエレメントの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17097493A JPH07730A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 平面配列多連中空体フィルターエレメント及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17097493A JPH07730A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 平面配列多連中空体フィルターエレメント及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07730A true JPH07730A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15914810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17097493A Pending JPH07730A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 平面配列多連中空体フィルターエレメント及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07730A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0692293A1 (en) * | 1994-07-12 | 1996-01-17 | Nittetsu Mining Co., Ltd. | Reinforced filter element |
US7374796B2 (en) * | 2001-11-30 | 2008-05-20 | Bha Group, Inc. | High temperature polymer filtration medium |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP17097493A patent/JPH07730A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0692293A1 (en) * | 1994-07-12 | 1996-01-17 | Nittetsu Mining Co., Ltd. | Reinforced filter element |
US7374796B2 (en) * | 2001-11-30 | 2008-05-20 | Bha Group, Inc. | High temperature polymer filtration medium |
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