JPH07109664A - ポリイミド繊維成形体の製造方法 - Google Patents

ポリイミド繊維成形体の製造方法

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JPH07109664A
JPH07109664A JP5274749A JP27474993A JPH07109664A JP H07109664 A JPH07109664 A JP H07109664A JP 5274749 A JP5274749 A JP 5274749A JP 27474993 A JP27474993 A JP 27474993A JP H07109664 A JPH07109664 A JP H07109664A
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JP
Japan
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polyimide fiber
bag
breathable
fixing jig
felt
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Application number
JP5274749A
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English (en)
Inventor
Kiyomine Taniguchi
清峰 谷口
Takeshi Hajiyama
毅 櫨山
Tsuneo Asada
庸夫 浅田
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Nittetsu Mining Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の形状で大型のものまで、かつ種々のメ
ッシュの通気性のものがなるだけ薄く、かつコンパクト
に成形できる製造できる、高耐熱性ポリイミド繊維成形
体の製造方法を提供すること。 【構成】 高耐熱性ポリイミド繊維を不織布又はフェル
トシートに成形した後、(より具体的には上記フェルト
シートを2枚合わせ片方開放の袋状に縁取りし、開放端
から袋を、一定間隔を置いて配列した複数の金属製の所
望の断面形状を有する内部中空の棒状体等からなる内部
支持体を備えた固定治具に被せ、内部支持体の間の位置
にフェルトシートの外から締付治具を挟むように取付け
て)フェルトシートに0.03kg/cm2 〜2kg/
cm2 の範囲の引張り応力を掛けながら250〜430
℃の温度範囲に加熱して通気性に製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族ポリイミド繊維
からなる、難燃性でかつ高耐熱性の通気性ポリイミド繊
維成形体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリイミドは熱安定性に優れ、難
燃性である等優れた特性を有する素材高分子である。し
かしながら、この芳香族ポリイミドは分解を伴わずに溶
融することが困難で、また沸点の高い極性溶剤にしか溶
解しない等の特性から、例えば製膜する場合、通常の溶
融製膜法や溶液製膜法を用いることは困難である。ポリ
イミド粉体材料を使用して成形体を成形することは知ら
れている。しかしこの場合予備成形体に加工する必要が
ある場合があるなど、簡単な成形法ではない。またさら
に、芳香族ポリイミドは高耐熱性で、かつ難溶解性の材
料であるため、この材料から均一な粒径分布を有する粉
体を得ることは困難である。
【0003】高耐熱性のポリイミド繊維を使用し、該繊
維を不織布又はフェルトシートに成形した後、その平板
状不織布又はフェルトシートからバグフィルターバグと
する場合は通常ポリイミド繊維不織布又はフェルトを縫
製してバグを製作することが知られている。そしてこの
場合には、他のガラス繊維、ポリエステル繊維やポリプ
ロピレン繊維の不織布又はフェルトから製作されたバグ
同様、バグフィルターバグとして使用する時形状支持体
のリテーナを用いてバグの形を保持する。これでは、ポ
リイミド繊維を使用したフィルターは耐熱性である以外
には特に特徴が発揮されない。また、高耐熱性のポリイ
ミド繊維を使用した不織布又はフェルトシートを筒状リ
テーナを用いて支持したバグフィルターも知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】溶剤やオリゴマーを数
%含む芳香族ポリイミド繊維を使用し、この芳香族ポリ
イミド繊維を不織布又はフェルトに予備成形し、その芳
香族ポリイミド繊維不織布又はフェルトを、ポリイミド
のガラス転移点を超えた温度で適当な時間加熱すること
により、芳香族ポリイミド繊維を収縮させて通気性成形
体を成形する方法が特開平2−503333号公報に記
載されている。また、ここでは原料中に溶剤やオリゴマ
ーを含むことが重要な要因とされている。しかしながら
この技術によっては望ましい通気度に調整することは困
難であり、また平板形や筒形のような単純かつ均整の取
れた成形物を成形することは可能であっても、少し複雑
な形に成形する場合には製品を同じ形に制御することは
難しい。
【0005】大量の流体から固体−流体の分離を濾過材
を使用して行う場合、最近では複数本の筒形フィルター
を缶体に一本づつ落とし込んで取り付ける方式が多く使
用されている。このような使用形式では、たとえポリイ
ミド繊維を使用した自立形筒形フィルターであってもリ
テーナを用いたバグフィルターの場合と、その着脱やフ
ィルター洗浄の効率は変わらない。
【0006】本発明の目的は従来技術の欠点を改良し、
以下に記載するような諸特性を備えた立体自立構造の通
気性ポリイミド繊維成形体及び該ポリイミド繊維成形体
からなる平面配列多連中空体フィルターエレメントを製
造する製造方法を提供することにある。すなわち、 大型のものまで得られる。 所望の形状のものが得られる。 広い表面積を有するものが得られる。 なるだけ薄く、かつコンパクトに成形できる。 種々のメッシュの通気性のものが得られる。 目詰まりし難く長寿命である。 高耐熱性である。 等の諸特性を備えたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の立
体自立構造の通気性ポリイミド繊維成形体及び該ポリイ
ミド繊維成形体からなる平面配列多連中空体フィルター
エレメントの製造方法によって達成される。
【0008】すなわち、 1)下記一般式(1)で表される繰り返し単位を有する
高耐熱性ポリイミド繊維からなる、通気性ポリイミド繊
維成形体を製造する方法において、上記高耐熱性ポリイ
ミド繊維を不織布又はフェルトシートに成形した後、該
不織布又はフェルトシートに0.03kg/cm2 〜2
kg/cm2 の範囲の引張り応力を掛けながら250〜
430℃の温度範囲に加熱して、嵩密度が0.5g/c
3 〜1.0g/cm3 である通気性ポリイミド繊維成
形体を成形することを特徴とするポリイミド繊維成形体
の製造方法。
【0009】
【化3】
【0010】2)下記一般式(1)で表される繰り返し
単位を有する高耐熱性ポリイミド繊維からなる、通気性
ポリイミド繊維成形体を製造する方法において、上記高
耐熱性ポリイミド繊維を不織布又はフェルトシートに成
形した後、該不織布又はフェルトシートを2枚を重ね合
わせ、該2枚の前記シートの周囲を線状に接着して片方
開放の袋状に縁取りし、開放端から袋を、一定間隔を置
いて配列した複数の内部支持体を備えた固定治具に被
せ、該固定治具の内部支持体の間の上記不織布又はフェ
ルトシートに0.03kg/cm2 〜2kg/cm2
範囲の引張り応力を掛けながら250〜430℃の温度
範囲に加熱して、嵩密度が0.5g/cm3 〜1.0g
/cm3 であり、表面が波形である立体自立構造の通気
性ポリイミド繊維成形体を成形することを特徴とするポ
リイミド繊維成形体の製造方法。
【0011】
【化4】
【0012】3)上記2枚のシートの周囲を線状に接着
して片方開放の袋状に縁取りし、開放端から袋を、一定
間隔を置いて配列した複数の金属製の所望の断面形状を
有する内部中空の或いは充実した棒状体からなる内部支
持体を備えた固定治具に被せ、該固定治具の内部支持体
の間の上記不織布又はフェルトシートに0.03kg/
cm2 〜2kg/cm2 の範囲の引張り応力を掛けなが
ら250〜430℃の温度範囲に加熱して成形した後、
前記棒状体を引抜くことを特徴とする上記2)記載の表
面が波形である立体自立構造の通気性ポリイミド繊維成
形体の製造方法。 4)上記2枚のシートの周囲を線状に接着して片方開放
の袋状に縁取りし、開放端から袋を、一定間隔を置いて
配列した複数の金属製の所望の断面形状を有する穴明き
パイプ或いは筒状金網からなる内部支持体を備えた固定
治具に被せ、該固定治具の内部支持体の間の上記不織布
又はフェルトシートに0.03kg/cm2 〜2kg/
cm2 の範囲の引張り応力を掛けながら250〜430
℃の温度範囲に加熱して成形した後も穴明きパイプ或い
は筒状金網はそのまま放置することを特徴とする上記
2)記載の表面が波形である立体自立構造の通気性ポリ
イミド繊維成形体の製造方法。
【0013】本発明の要旨は、高耐熱性ポリイミド繊維
により成形された不織布又はフェルトシートを0.03
kg/cm2 〜2kg/cm2 の範囲の引張り応力を掛
けながら250〜430℃の温度範囲に加熱して成形し
て望ましい通気性を備えた剛直な成形体を製造すること
にある。また、本発明に使用するポリイミド繊維からフ
リースを得る方法については米国特許第4,188,6
90号明細書に記載されている。このフリースからフェ
ルトを製造する方法については西ドイツ特許第1,78
5,165号明細書に記載されている。
【0014】以下に図1〜図6により、楕円の断面形状
を有する金属製の内部中空の棒状体からなる固定治具と
締めつけ用のU字丸棒とを用いて、表面が波形である立
体自立構造の通気性ポリイミド繊維成形体を製造する方
法の1例について具体的に説明する。ただし以下の説明
は本発明の理解を深めるためのものであり発明を制限す
るものではない。図5には、例えば一般式(1)に示し
た繰り返し単位を有するポリイミド繊維から製作された
2枚のフェルト1を重ね合わせ、重ね合わせた2枚のフ
ェルト1を例えば縫製によってその周囲三方を縫い合わ
せ(縫い目2)、片方開放の袋状セル4としたものを示
している。また上記縫製による袋状セル3の型取りは、
ある適当な幅の線状熱プレスによるメルト接着によって
行われても良い。図6は、上記重合わせた2枚のフェル
ト1を縫製によってその周囲三方を縫い合わせ、片方開
放の袋状セル3としたものの開放口側から見た模式図で
ある。図6中縫い目を2で示した。
【0015】図3は楕円の断面形状を有する金属製の内
部中空の棒状体からなる固定治具5と締めつけ用のU字
丸棒の差し込み穴6を有する治具取付け台4の正面図を
示す。図4は締めつけ用のU字丸棒7の側面図である。
本発明の表面が波形である立体自立構造の通気性ポリイ
ミド繊維成形体の成形に際しては、図3に示した上記固
定治具5とU字丸棒の差し込み穴6を有する治具取付け
台4に図5に示した重ね合わせた2枚のフェルト1から
なる片方開放の袋状セル3を開放口を上記固定治具4の
固定治具5に被せ、重ね合わせた2枚のフェルト2を挟
むようにU字丸棒7を通し、丸棒7の両先端をU字丸棒
の差し込み穴6に差し込み、図2に示す形にセットす
る。
【0016】この図2の形で温度を250〜430℃の
温度範囲に加熱すると、フェルト構造の袋状セル3は収
縮し、固定治具5と丸棒7の間のフェルト1には0.0
3kg/cm2 〜2kg/cm2 の範囲の引っ張り力が
かかるようになる。所望の時間緊張下に加熱して、予備
的実験により嵩密度が0.5g/cm3 〜1.0g/c
3 の所望の嵩密度となる時期まで加熱し、冷却し、丸
棒7及び固定治具5を引き抜いて所望の表面が波形であ
る立体自立構造の通気性ポリイミド繊維成形体8を得
る。本発明の成形体の製造方法によって得られた表面が
波形である立体自立構造の通気性ポリイミド繊維成形体
8を図1に示した。
【0017】図7には、フェルト1と接触する部分を金
属製円弧状の金網とした内部支持材10を図3に示した
のと同様なU字丸棒の差し込み穴6を有する別種の治具
取付け台9に装填し、この円弧状の金網とした内部支持
材10に上記図5に示した重ね合わせたフェルト1から
なる片方開放の袋状セル3を被せ、2枚のフェルト2を
挟むようにU字丸棒7を通し、丸棒7の両先端をU字丸
棒の差し込み穴6に差し込みセットした、本発明の立体
自立構造の通気性ポリイミド繊維成形体成形セットを示
した。上記金属製円弧状の金網とした内部支持材10を
備えた治具取付け台9を用いて図7の形で、成形される
フェルト1に0.03kg/cm2 〜2kg/cm2
範囲の引っ張り力をかけながら250〜430℃の温度
範囲に加熱すると、所望の表面が波形である立体自立構
造の通気性ポリイミド繊維成形体10が得られる。この
場合には、円弧状の金網の内部支持材10は取り外すこ
となく成形体にくみこまれた状態で使用に供される。こ
の成形体を図8に断面図として示した。
【0018】図1及び図8に示したような、本発明の表
面が波形である立体自立構造の通気性ポリイミド繊維成
形体は使用に際しては成形体に開放端面に缶体取付け部
材を設けてもよい。その場合、缶体取付け部材を設ける
1例を示せば、上記本発明の成形体の開放端に、開放端
に密着嵌入できる例えば金属製の中空嵌入体を嵌入し、
嵌入体を密着嵌入した成形体の部分の外側に密着して、
上下1対の金属製の缶体取付部材を挟着して、この缶体
取付部材及び中空嵌入体を加圧加熱して成形体に取付け
るという方法である。
【0019】
【実施例】本発明の表面が波形である立体自立構造の通
気性ポリイミド繊維成形体を製造する方法の例を以下に
実施例を示して説明する。しかし本発明は以下の実施例
によって制限されるものではない。
【0020】実施例1 下記構造式で表される繰り返し単位を有する、ベンゾフ
ェノン−3,3´,4,4´−テトラカルボン酸二無水
物および4,4´−メチレン−ビス−(トリレンイソシ
アネート)から製造されたポリイミドを延伸比1:5に
延伸して太さ30μmのポリイミド繊維とし、このポリ
イミド繊維からニードルパンチ法で目付475g/
2 、厚さ3mmのフェルトから、幅50mm、長さ1
20mmのニードルフェルトを予備成形して試料とし
た。
【0021】
【化5】
【0022】このニードルフェルト試料を(株)東洋精
機製作所製の恒温槽付き引張り試験機を用いて、0.0
5kg/cm2 の力で引張りながら340℃に20分間
加熱・保温した。上記引張り応力下に加熱成形したシー
トは、その厚みから密度を測定した。また、試料シート
を直径20mmのパイプに挟み、0.1kg/cm2
圧力下で空気通過量を測定した。結果を第1表に示す。
【0023】
【表1】
【0024】実施例2 実施例1で用いたニードルフェルト試料を同じ引張り試
験機を用いて、340℃に加熱・保温し、0.1kg/
cm2 で20分間引張った。結果は実施例1と同様第1
表に示す。 実施例3 実施例1で用いたニードルフェルト試料を同じ引張り試
験機を用いて、340℃に加熱・保温し、0.5kg/
cm2 で20分間引張った。結果は実施例1と同様第1
表に示す。
【0025】実施例4 実施例1で用いたニードルフェルト試料を同じ引張り試
験機を用いて、400℃に加熱・保温し、0.1kg/
cm2 で20分間引張った。結果は実施例1と同様第1
表に示す。 実施例5 実施例1で用いたニードルフェルト試料を同じ引張り試
験機を用いて、430℃に加熱・保温し、0.03kg
/cm2 で20分間引張った。結果は実施例1と同様第
1表に示す。
【0026】比較例1 実施例1で用いたニードルフェルト試料を同じ引張り試
験機を用いて、370℃に加熱・保温し、5.0kg/
cm2 で20分間引張った。結果を第2表に示す。
【0027】
【表2】
【0028】比較例2 実施例1で用いたニードルフェルト試料を同じ引張り試
験機を用いて、280℃に加熱・保温し、0.01kg
/cm2 で20分間保持した。結果は比較例1と同様第
2表に示す。 比較例3 実施例1で用いたニードルフェルト試料を同じ引張り試
験機を用いて、240℃に加熱・保温し、5.0kg/
cm2 で20分間引張った。結果は比較例1と同様第2
表に示す。 比較例4 実施例1で用いたニードルフェルト試料を同じ引張り試
験機を用いて、430℃に加熱・保温し、2.0kg/
cm2 で20分間引張った。結果は比較例1と同様第2
表に示す。
【0029】実施例1で用いたニードルフェルト試料を
図5に示す袋状に縫合し、図3に示した固定治具5とU
字丸棒の差し込み穴6を有する治具取付け台4に図5に
示した2枚のフェルト1からなる片方開放の袋状セル3
を開放口を上記固定治具4の固定治具5に被せ、2枚の
フェルト2を挟むようにU字丸棒7を通し、丸棒7の両
先端をU字丸棒の差し込み穴6に差し込み、図2に示す
形にセットした。この場合、U字丸棒7によってニード
ルフェルト試料を締めつけ、引張り応力を与えた。続い
て、340℃に保った電気炉に移し、30分間保持した
後、冷却することにより図1に示したような表面が波形
である立体自立構造の通気性ポリイミド繊維成形体を得
た。
【0030】
【発明の効果】
(1)本発明のポリイミド繊維成形体は、高耐熱性で、
種々の通気性を付与でき、表面が平滑となるため、粉末
が付き難く、付着した粉末も容易に剥離・脱落させるこ
とができ、目詰まりし難く長寿命である。 (2)本発明のポリイミド成形体の製造方法により、適
度の通気性を有するシート、板などの成形品を作成する
ことが可能である。また、 (3)本発明のポリイミド成形体の製造方法により、筒
状、箱状の三次元構造の成形体も自由に作成することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面が波形である立体自立構造の通気
性ポリイミド繊維成形体の1例を示す正面図。
【図2】本発明の原料フェルトを成形用固定治具に嵌
め、締付け治具を取付けた状態を示す断面図。
【図3】本発明の固定治具を取付けた成形用治具の正面
図。
【図4】本発明の締付け治具を示す側面図。
【図5】本発明の2枚のフェルト縫製によって縫い合わ
せた片方開放の袋状セルの斜視図。
【図6】本発明の片方開放の袋状セルの正面図。
【図7】本発明の多連中空体フィルターエレメントの他
の1例を示すを示す説明図。
【図8】図3の袋状セル中に筒状金網を嵌入して内部支
持した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 フェルト 2 縫目 3 袋状セル 4 治具取付け台 5 固定治具 6 締付け治具差込み穴 7 締付け治具 8 通気性ポリイミド繊維成形体 9 治具取付け台 10 金網状固定治具 11 金網付き通気性ポリイミド繊維成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06C 3/00 // B29K 79:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される繰り返し単
    位を有する高耐熱性ポリイミド繊維からなる、通気性ポ
    リイミド繊維成形体を製造する方法において、上記高耐
    熱性ポリイミド繊維を不織布又はフェルトシートに成形
    した後、該不織布又はフェルトシートに0.03kg/
    cm2 〜2kg/cm2 の範囲の引張り応力を掛けなが
    ら250〜430℃の温度範囲に加熱して、嵩密度が
    0.5g/cm3 〜1.0g/cm3 である通気性ポリ
    イミド繊維成形体を成形することを特徴とするポリイミ
    ド繊維成形体の製造方法。 【化1】
  2. 【請求項2】 下記一般式(1)で表される繰り返し単
    位を有する高耐熱性ポリイミド繊維からなる、通気性ポ
    リイミド繊維成形体を製造する方法において、上記高耐
    熱性ポリイミド繊維を不織布又はフェルトシートに成形
    した後、該不織布又はフェルトシートを2枚を重ね合わ
    せ、該2枚の前記シートの周囲を線状に接着して片方開
    放の袋状に縁取りし、開放端から袋を、一定間隔を置い
    て配列した複数の内部支持体を備えた固定治具に被せ、
    該固定治具の内部支持体の間の上記不織布又はフェルト
    シートに0.03kg/cm2 〜2kg/cm2 の範囲
    の引張り応力を掛けながら250〜430℃の温度範囲
    に加熱して、嵩密度が0.5g/cm3 〜1.0g/c
    3 であり、表面が波形である立体自立構造の通気性ポ
    リイミド繊維成形体を成形することを特徴とするポリイ
    ミド繊維成形体の製造方法。 【化2】
  3. 【請求項3】 上記2枚のシートの周囲を線状に接着し
    て片方開放の袋状に縁取りし、開放端から袋を、一定間
    隔を置いて配列した複数の金属製の所望の断面形状を有
    する内部中空の或いは充実した棒状体からなる内部支持
    体を備えた固定治具に被せ、該固定治具の内部支持体の
    間の上記不織布又はフェルトシートに0.03kg/c
    2 〜2kg/cm2 の範囲の引張り応力を掛けながら
    250〜430℃の温度範囲に加熱して成形した後、前
    記棒状体を引抜くことを特徴とする請求項2記載の表面
    が波形である立体自立構造の通気性ポリイミド繊維成形
    体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記2枚のシートの周囲を線状に接着し
    て片方開放の袋状に縁取りし、開放端から袋を、一定間
    隔を置いて配列した複数の金属製の所望の断面形状を有
    する穴明きパイプ或いは筒状金網からなる内部支持体を
    備えた固定治具に被せ、該固定治具の内部支持体の間の
    上記不織布又はフェルトシートに0.03kg/cm2
    〜2kg/cm2 の範囲の引張り応力を掛けながら25
    0〜430℃の温度範囲に加熱して成形した後も穴明き
    パイプ或いは筒状金網はそのまま放置することを特徴と
    する請求項2記載の表面が波形である立体自立構造の通
    気性ポリイミド繊維成形体の製造方法。
JP5274749A 1993-10-07 1993-10-07 ポリイミド繊維成形体の製造方法 Pending JPH07109664A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097117A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Kaneka Corp 非熱可塑性不織布及びその利用、並びに当該非熱可塑性不織布の製造方法。

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097117A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Kaneka Corp 非熱可塑性不織布及びその利用、並びに当該非熱可塑性不織布の製造方法。

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