JPH0772Y2 - 抽出液製造釜 - Google Patents
抽出液製造釜Info
- Publication number
- JPH0772Y2 JPH0772Y2 JP11141990U JP11141990U JPH0772Y2 JP H0772 Y2 JPH0772 Y2 JP H0772Y2 JP 11141990 U JP11141990 U JP 11141990U JP 11141990 U JP11141990 U JP 11141990U JP H0772 Y2 JPH0772 Y2 JP H0772Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- pot
- bottom lid
- liquid
- extract
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Tea And Coffee (AREA)
- Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本考案の装置は主としてコーヒーや紅茶の抽出液を製造
するのに使用する。
するのに使用する。
＜従来技術＞ 出願人会社では濃縮コーヒー液や紅茶液を、これらの焙
煎豆とか焙煎葉を加圧しながら蒸気や熱湯を加えて抽出
する方法およびそのための抽出釜を開発した。
煎豆とか焙煎葉を加圧しながら蒸気や熱湯を加えて抽出
する方法およびそのための抽出釜を開発した。
いままで採用してきた抽出釜、例えばコーヒー液抽出釜
は、一例を挙げると第３図（ａ）のように、釜胴体１は
開閉上蓋２と開閉底蓋３を備え、底蓋３内にはスクリー
ン４を備えていて、釜内へ不活性ガスを圧送することに
よりスクリーン４上の原材料たる焙煎コーヒー豆Ｍを加
圧し、かつ釜内へは蒸気や熱湯を供給してコーヒー液を
コーヒー豆から煮出すようにしてあり、煮出し液の排出
は底蓋の排出口７から行われるようにしてある。
は、一例を挙げると第３図（ａ）のように、釜胴体１は
開閉上蓋２と開閉底蓋３を備え、底蓋３内にはスクリー
ン４を備えていて、釜内へ不活性ガスを圧送することに
よりスクリーン４上の原材料たる焙煎コーヒー豆Ｍを加
圧し、かつ釜内へは蒸気や熱湯を供給してコーヒー液を
コーヒー豆から煮出すようにしてあり、煮出し液の排出
は底蓋の排出口７から行われるようにしてある。
すなわち、底蓋を同図仮線図示のように下方へ開くと、
スクリーンも一緒に胴体から外れ、コーヒー豆の残滓は
底が開いている下部から落下する。
スクリーンも一緒に胴体から外れ、コーヒー豆の残滓は
底が開いている下部から落下する。
この抽出釜は残滓の排除を容易に行えるという利点はあ
るが、排出後釜内の清掃および原料の仕込み中は、底蓋
の前記排出口７およびこれへジョイント10で接続してい
るフレキシブルチューブの排液管11内に前の抽出液が残
溜しており、その残溜液が時間とともに変質する。
るが、排出後釜内の清掃および原料の仕込み中は、底蓋
の前記排出口７およびこれへジョイント10で接続してい
るフレキシブルチューブの排液管11内に前の抽出液が残
溜しており、その残溜液が時間とともに変質する。
したがって次の抽出液にはこの変質した古い抽出液が混
じっており、古い抽出液によって製品の品質や風味が損
われる。
じっており、古い抽出液によって製品の品質や風味が損
われる。
また、抽出釜には第３図（ｂ）に示すように、下向き排
出口７にジョイント10にて排液管11を接続したものもあ
り、このタイプのものでは抽出液を残溜することなく排
出することができる。
出口７にジョイント10にて排液管11を接続したものもあ
り、このタイプのものでは抽出液を残溜することなく排
出することができる。
しかしこのタイプのものでは抽出液の排出作業毎に排液
管11をジョイント10へ着脱せねばならず、着脱作業に手
間が掛かり、生産性が良好でないばかりか、排出直後は
抽出液の温度が高いため排出部が高温となっており、排
液管の着脱作業は危険を伴う。
管11をジョイント10へ着脱せねばならず、着脱作業に手
間が掛かり、生産性が良好でないばかりか、排出直後は
抽出液の温度が高いため排出部が高温となっており、排
液管の着脱作業は危険を伴う。
＜考案の目的＞ 本考案は抽出液が残溜することがなく、したがって次の
抽出液は古い残溜液の混じっていない全く新しいもの
で、品質、風味のすぐれた抽出液を取り出せる抽出液製
造釜を提供できるようにした。
抽出液は古い残溜液の混じっていない全く新しいもの
で、品質、風味のすぐれた抽出液を取り出せる抽出液製
造釜を提供できるようにした。
＜考案の手段＞ 本考案に係る抽出液製造釜は、釜用胴体に開閉式上蓋と
同じく開閉式の底蓋を有し、かつ熱流体供給口を有する
釜において、底蓋内の上部に原料載置用のスクリーンを
設け、かつ抽出液排出口を内端が底蓋の内底面と続くよ
う胴体の下側部に設けた構造のものとしてある。
同じく開閉式の底蓋を有し、かつ熱流体供給口を有する
釜において、底蓋内の上部に原料載置用のスクリーンを
設け、かつ抽出液排出口を内端が底蓋の内底面と続くよ
う胴体の下側部に設けた構造のものとしてある。
＜作用＞ 上蓋を開いて釜内のスクリーン上へ原材料を仕込み、次
いで上蓋を閉めてから熱流体供給口から蒸気や熱湯内へ
注入する。また必要に応じては釜内に不活性ガスを圧入
せしめて原材料を加圧する。
いで上蓋を閉めてから熱流体供給口から蒸気や熱湯内へ
注入する。また必要に応じては釜内に不活性ガスを圧入
せしめて原材料を加圧する。
かくすることにより釜内の原材料の成分は煮出しされ、
その煮出し抽出液はスクリーンの目（孔）から底蓋内に
流下し、底蓋内の抽出液は胴部の排出口からすべて排出
され、釜内に抽出液が残ることはない。
その煮出し抽出液はスクリーンの目（孔）から底蓋内に
流下し、底蓋内の抽出液は胴部の排出口からすべて排出
され、釜内に抽出液が残ることはない。
＜実施例＞ 第１〜２図は本考案に係る抽出液製造釜の一例を示す。
同図のように、釜用胴体１は開閉式の上蓋２と同じく開
閉式の底蓋３を備え、底蓋３の内底（上面）上方には支
持体５によりスクリーン４を横設し、スクリーン４と底
蓋内底間の空間を液溜め部としてある。
閉式の底蓋３を備え、底蓋３の内底（上面）上方には支
持体５によりスクリーン４を横設し、スクリーン４と底
蓋内底間の空間を液溜め部としてある。
また、胴体１には蒸気または熱湯を釜内へ供給する熱流
体供給口６を設けてあり、しかも胴体の下側部には、内
端口が底蓋の内底面に臨む液排出口７を設けてあり、底
蓋の内底面は排出口７への下り勾配を附してる。
体供給口６を設けてあり、しかも胴体の下側部には、内
端口が底蓋の内底面に臨む液排出口７を設けてあり、底
蓋の内底面は排出口７への下り勾配を附してる。
なお、図示において符号８はサブの供給口で、残滓排出
後の釜内の洗浄時に水を供給したり、あるいは抽出用の
不活性ガスを供給するため等に設けてある。
後の釜内の洗浄時に水を供給したり、あるいは抽出用の
不活性ガスを供給するため等に設けてある。
また、閉めた上蓋および底蓋はクランプ９によって締め
られるようにしてある。
られるようにしてある。
この実施例のものでは上蓋２を開いてスクリーン４上へ
原材料Ｍを仕込み、上蓋を閉めてから熱流体供給口６よ
り蒸気や熱湯を釜内へ注入し、また必要に応じてはサブ
の供給口から不活性ガス（例えば窒素）を圧入する。
原材料Ｍを仕込み、上蓋を閉めてから熱流体供給口６よ
り蒸気や熱湯を釜内へ注入し、また必要に応じてはサブ
の供給口から不活性ガス（例えば窒素）を圧入する。
かくすることにより釜内の原材料の成分は蒸気や熱湯に
より煮出しされ、その煮出し抽出液はスクリーン４の目
から底蓋の内底へ落下し、落下した抽出液は胴体側部の
排出口７からすべて排出される。
より煮出しされ、その煮出し抽出液はスクリーン４の目
から底蓋の内底へ落下し、落下した抽出液は胴体側部の
排出口７からすべて排出される。
抽出後は底蓋を開くとスクリーン４が胴体から外れるの
で、原材料の残滓は胴体の開口下端から自重にて落下
し、外部に排出される。
で、原材料の残滓は胴体の開口下端から自重にて落下
し、外部に排出される。
＜効果＞ 本考案によれば抽出液は胴体下側部の排出口よりすべて
排出され、釜内や排出部に残溜することはない。
排出され、釜内や排出部に残溜することはない。
したがって次の抽出液に前の古い抽出残溜液が混じると
いうようなことはないので、抽出液が古い残溜液によっ
て品質、風味が損われるということはなく、常に新鮮に
して品質、風味の良好な飲料液を得ることができる。
いうようなことはないので、抽出液が古い残溜液によっ
て品質、風味が損われるということはなく、常に新鮮に
して品質、風味の良好な飲料液を得ることができる。
第１図は本考案に係る抽出釜の正面図、 第２図は中央縦断側面図、 第３図（ａ）および（ｂ）は従来のものの各縦断面図で
ある。 図中 １……胴体、２……上蓋 ３……底蓋、４……スクリーン ５……支持体、６……熱流体供給口 ７……液排出口、８……サブ供給口 ９……クランプ、10……ジョイント 11……排液管
ある。 図中 １……胴体、２……上蓋 ３……底蓋、４……スクリーン ５……支持体、６……熱流体供給口 ７……液排出口、８……サブ供給口 ９……クランプ、10……ジョイント 11……排液管
Claims (1)
- 【請求項１】釜用胴体に開閉式上蓋と同じく開閉式の底
蓋を有し、かつ熱流体供給口を有する釜において、底蓋
内の上部に原料載置用のスクリーンを設け、かつ抽出液
排出口を内端が底蓋の内底面と続くよう胴体の下側部に
設けてなる抽出液製造釜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141990U JPH0772Y2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 抽出液製造釜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141990U JPH0772Y2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 抽出液製造釜 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0468687U JPH0468687U (ja) | 1992-06-17 |
| JPH0772Y2 true JPH0772Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31858870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11141990U Expired - Lifetime JPH0772Y2 (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 抽出液製造釜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0772Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009279212A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | S Ishimitsu & Co Ltd | 工業用抽出カートリッジおよびその製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4526155B2 (ja) * | 2000-04-24 | 2010-08-18 | 株式会社ニッセー | 多機能抽出器 |
-
1990
- 1990-10-23 JP JP11141990U patent/JPH0772Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009279212A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | S Ishimitsu & Co Ltd | 工業用抽出カートリッジおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0468687U (ja) | 1992-06-17 |
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