JPH0772644B2 - 風向変更装置 - Google Patents

風向変更装置

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JPH0772644B2
JPH0772644B2 JP1340075A JP34007589A JPH0772644B2 JP H0772644 B2 JPH0772644 B2 JP H0772644B2 JP 1340075 A JP1340075 A JP 1340075A JP 34007589 A JP34007589 A JP 34007589A JP H0772644 B2 JPH0772644 B2 JP H0772644B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は吐出口に板金製の可動羽根が配置される風向変
更装置に関する。
(ロ)従来の技術 吐出口の両側壁に可動羽根の夫々端部を支持させる風向
変更装置が示されたものとして、実公平1−19001号公
報がある。
この公報で示された風向変更装置は、吹出口の一側壁に
固定軸を突出させ、他側壁に軸受孔を設けていた。一
方、可動羽根の一端には前記固定軸に嵌まり合う係合穴
を、他端には前記軸受孔に挿入される回転軸が設けられ
ていた。
このような装置において、吹出口の一側壁の固定軸の先
端から他側壁までの吹出口の幅寸法は可動羽根の一端か
ら回転軸までのこの羽根の幅寸法よりも小さく設定され
ている。従って、可動羽根を合成樹脂等の弾性力を有す
る材質で成形して、この可動羽根を吹出口に取り付ける
場合は、この可動羽根の回転軸を吹出口の他端の軸受孔
に挿入した状態で、この可動羽根をその弾性力で弓なり
に曲げてこの可動羽根の係合穴を吹出口の一側壁の固定
軸へ嵌め込むようにしている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 このように可動羽根を合成樹脂等の弾性力を有する材質
で成形した場合をこの可動羽根を弓なりに曲げることが
できるため上述したように可動羽根の幅寸法が吹出口の
幅寸法よりも大きくてもこの可動羽根を吹出口に取り付
けることができる。しかしながらこの吹出口が比較的長
かったり、吹出口から吐出される温度が高い場合は剛性
や耐熱性を考慮して可動羽根を板金等で成型することが
ある。このとき、板金には比較的弾性力がないため、吹
出口の両側壁のどちらか一方はU字状に切り欠いて、こ
の切り欠き部に板金製の羽根を位置させこの切り欠き部
に別部材を嵌め込むことが考えられる。しかしながら、
このような構造では吹出口の一側壁のみに別部材が取り
付けられるため見栄えが悪く、又別部材と一側壁とが確
実に嵌め合わないとこの付近から乱流が発生して騒音の
一因となることがある。
本発明は、吐出口に可動羽根が配置される風向変更装置
において、その吐出口の側壁の見栄えを良くし、この側
壁の乱流の発生を防止することを目的としたものであ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明は吐出口に一板の板
金を折り曲げて同形に形成された複数の可動羽根が配置
される風向変更装置において、これら夫々の羽根の一端
に嵌まり前記吐出口の一側壁の支持穴へ挿入される一方
の軸を有する一方の支持具と、これら夫々の羽根の他端
に嵌まり前記吐出口の他側壁の支持穴から突出したピン
が挿入される筒状の他方の軸を有する他方の支持具と、
これら全ての一方の支持具を夫々の一方の軸を中心に同
時に同じ角度回転させる連動板とを備えるようにしたも
のである。
(ホ)作 用 可動羽根の一端は吐出口の一側壁の支持穴で、又この可
動羽根の他端は吐出口の他側壁の支持穴から突出したピ
ンで夫々支持されている。従って吐出口の両側壁には夫
々支持穴が形成されるのみで事足り、この両側壁に吐出
空気が沿って流れても乱流は発生しにくくなる。
(ヘ)実施例 第1図において、1は一体型空気調和機の本体で、この
一体型空気調和機は本体1と、この本体1が挿入される
外装体(後述する)とから構成されている。2は底板
で、その前部3が後部4より一段高くなるよう段差部5
が形成されている。6はこの底板に立てられる仕切板
で、この仕切板によって底板2上は室内側7と室外側8
とに区画される。9はファンモータ、10はこのファンモ
ータの固定板で、この板の一側面11にファンモータ9の
フランジ片12が固定される。そしてこの固定板10の脚片
13が仕切板6の室外側面に取り付けられる。14はこの固
定板10の補強板で、その詳細は後述する。15はこのファ
ンモータ9の一方の駆動軸で、この駆動軸15にはプロペ
ラファン16が固定される。17はスリンガリングで、プロ
ペラファン16の回転によって、底板2の後部4に溜った
ドレン水がスリンガリング17でかき上げられて室外熱交
換器18へ飛散するようにしている。19はこのプロペラフ
ァン16のファンカバーで、その左右両片20は室外熱交換
器18の左右の管板21に夫々固定される。22は室外側天板
で、このファンカバー19の上縁23に固定され室外熱交換
器18をおおう。24はシール材で、この室外側天板22の後
縁に貼着されている。
25は仕切板6に設けた開口で、ファンモータ9の他方の
駆動軸26が突出される。27はこの駆動軸26に取り付けら
れる遠心型ファン、28はこのファンのケーシングで、そ
の前部に吸込口29が、上部に吐出口30が夫々形成されて
いる。31はこの吐出口30をおおう金網である。そして、
このファンケーシング28はそのフランジ片32が仕切板6
の室内側面33に当てられて、螺子(図示せず)でこの仕
切板6に固定される。ここでファンケーシング28の吐出
口30の大きさ(すなわち吐出口30の幅寸法a並びに奥行
寸法b)は遠心型ファン27の大きさ(すなわち遠心型フ
ァン27の直径c並びに奥行寸法d)よりも大きく設定さ
れており、この遠心型ファン27を吐出口30から取り出せ
るようにしている。
34は配管カバーで、一端はファンケーシング28の反ノー
ズ側の端部35に、他端は仕切板6の左縁36に夫々固定さ
れる。
37はこのファンケーシング28の前部に取り付けられる取
付板で、ベルマウス(吸込口)38が形成されている。39
はこの取付板の上縁の一部を後方へ折り曲げた取付片
で、取付孔40が形成されている。そして、この取付板37
をファンケーシング28の前面に沿って下方へ降ろすと、
この取付片39の取付孔40がファンケーシング28の上面の
ピン41に挿入される。これによって、取付板37はファン
ケーシング28の前面に固定され、ベルマウス38が遠心型
ファン27の開口と対向する。従って、遠心型ファン27の
サービス点検時は、まず取付板37を上方へ引き出し、そ
の後この遠心型ファン27のボス(図示せず)をファンモ
ータ9の駆動軸26から外す。そして、この遠心型ファン
27を少し手前(室内熱交換器42側)へ動かした後、この
遠心型ファン27をファンケーシング28の吐出口30より引
き上げる。このようにして、遠心型ファン27のサービス
点検が簡単に行なえる。
43は底板2の前部3に載置された発泡スチロール製のド
レンパンで、排水口44が仕切板6の下部切欠口(図示せ
ず)より室外側8へ臨む。45はこのドレンパンの後部に
敷かれた熱遮蔽板で、この板の立ち上り片46並びに後片
47が、ドレンパン43の立ち上り縁48をおおう。
49はアルミテープで、ドレンパン43のコーナ部の立ち上
り壁50に貼付される。従って、仕切板37の前面に取り付
けられた電気ヒータ(第1図では省略した)からの幅射
熱の一部は熱遮蔽板45やアルミテープ49でさえぎられ
て、発泡スチロール製のドレンパン43に伝わりにくくな
り、このドレンパン43が熱変形しにくいようにしてい
る。前記室内熱交換器42は、ドレンパン43の上に載置さ
れる。そして、この室内熱交換器42につながれた冷媒管
57はファンケーシング28のまわり(左方)を通って、仕
切板6の配管穴58へ挿入されている。そしてこの冷媒管
57の上方には配管カバー34が配置されている。51はこの
室内熱交換器42の上部に配置される吹出部材で、縦羽根
52が並べられている。
53は仕切板6の上縁54に固定された室内側天板で、その
上面には掛止片(固定部)55が設けられており、この掛
止片55には前パネル56が係止される。ここで、室内熱交
換器42のサービス点検を行なう場合は、室外側8内にお
いて、冷媒管の一部を切断して、室内熱交換器42から延
びた冷媒管57を直線状にしておく。次に、室内側天板5
3、吹出部材51、配管カバー34を外すと、冷媒管57は仕
切板6の配管穴58、貫通した状態でファンケーシング28
の側方に位置している。従って室内熱交換器42を上方へ
引き出し、その後この室内熱交換器42を斜め前方へ引き
出すと、ファンケーシング28を外さなくても室内熱交換
器42が取り出せる。
59は平板状の金具で仕切板6の上縁54と室外側天板22と
をつなぐものである。60は電装箱で、仕切板6の室内側
面に固定される。
61は圧縮機で、底板2の後部4に取り付けられている。
前記前パネル56は、その下部に吸込グリル62が、上部に
吐出口63が設けられている。64はこの吐出口63に配置さ
れる可動羽根(以下「横羽根」という。)である。202
はこの吐出口63の側方に設けられた操作口である。
第2図はこのような機器(前パネル56を除く)が組み立
てられた状態の本体1を示す斜視図である。この第2図
において、65は本体1の外装体、200はこの外装体の内
側に貼付されたポリエチレン製のパットで、このパット
200は圧縮機61の側方に位置している。従って、この空
気調和機の輸送時の落下等に圧縮機61が異常振動しよう
としても、この振動はパット200によって規制される。
尚、この本体1は外装体65が外された状態でも出荷され
る。この場合は、外装体65の代りにカバーがこのユニッ
トに取り付けられる。そして、このカバーの内側に発泡
スチロール製のパットが貼付されており、このパットで
圧縮機61の異常振動を規制する。そして据付時にこのカ
バーはパットと共に外される。
第3図はこの空気調和機66の縦断面図で、前記外装体65
は室内壁67を貫通して取り付けられている。そして、こ
の外装体65へ第2図で示した状態の本体1が室内側から
挿入される。その後前パネル56の下部68を第4図で示す
ように手前に向けて、この前パネル56の上部69の突出片
70を掛止片55に係合させ、その下部68の係止片71を底板
2の受具72に挿入して固定する。このようにして前パネ
ル56を取り付けると、この前パネル56の後縁73が外装体
65の前縁74に当って、この外装体65の表面と前パネル56
の表面とが一致する。
ここで前パネル56の突出片70を、この前パネル56の後縁
73よりも内方に設けて、この後縁のまわりにはスペース
75を形成している。このようにスペース75を形成したの
で、第5図に示すように前縁に突起76のある別の外装体
77(既存の外装体)へこの本体1を挿入して、この前パ
ネル56を掛止片55に係合させると、この前パネル56のス
ペース75に突起76が位置する。そしてこの前パネル56と
外装体77とが面一状態となる。言い換えれば、前縁に突
起がある外装体77(第5図参照)、又は前縁に突起76の
ない外装体65(第3図参照)のいずれの外装体にも、前
パネル56を組み付けることができる。
78,79は、ヒータ並びにそのヒータのヒューズで、支持
枠201を介して取付板37に固定されている。尚、詳述は
後述する。室内熱交換器42は蒸発器として作用するもの
で、冷媒は実線矢印のように流れる。すなわち、減圧器
(図示せず)で減圧された低温の冷媒は、まず、上部風
下側パイプ80に流れ込み、その後この熱交換器42内の上
部85を逆U字状に流れ風上側パイプ81へ導びかれる。こ
の風上側パイプ内を上から下に向って流れ、その下部に
おいて、チーズ82によって2つに分流され風下側パイプ
83と中間パイプ84内とを並流し、その上部で合流した後
この上部から圧縮機へ戻るようにしている。このように
まず低温の冷媒を室内熱交換器42の上部85で、逆U字状
に流すようにしたのは、この上部85における熱交換率を
下部86における熱交換率よりも向上させたかったためで
ある。これによって、室内熱交換器42の上部85を通過し
た空気は、下部を通過した空気86よりも冷却され温度が
低くなっている。従って、この温度を低く抑えた空気が
ヒータ78の保護装置(ヒューズ)79に流れるようにな
り、この保護装置79に露が付きにくくなる。
従ってこの保護装置79の絶縁不良が発生しにくくなり、
暖房運転時にヒータへの通電を行なった場合、ヒータ78
の異常加熱を未然に防止できる。
吹出部材51の後縁87は逆U字状に形成されており、取付
板37の上縁88がこの吹出部材51の後縁87に嵌まり合うよ
うにしている。このように吹出部材51によって取付板37
の上縁88を固定すると共にこの取付板37と吹出部材51と
を確実に組み合せて、ファンケーシング28の吐出口30か
ら吐出された風が取付板37と吹出部材51との間にもれな
いようにしている。
又、本体1を外装体65に入れると、室外側天板22に貼着
したシール材24は、外装体65の後縁89に近ずく。このよ
うにシール材24を外装体65の後縁89に近ずけたのは、室
外熱交換器21から吐出された空気が外装体65と室外側天
板22との隙間にはいり込むのを極力抑えるためである。
第6図は室内熱交換器の左下部付近を示す斜視図であ
る。90は補助具で断面略L字状に形成されており、螺子
91で仕切板6の前片92に回動自在に固定されている。そ
してサービス点検時に、本体1を外装体65から外す場合
は、この補助具90を下向き(一点鎖線状態)にする。一
方、本体1を外装体65に挿入した後は、この補助具90を
水平にしてその突出片93を外装体65の前縁94に係合させ
る。そして、本体1が不用意に外装体65から引き出せな
いようにしている。このようにしたのは、例えばこの本
体1を外装体65に挿入した後、この本体1を室外から室
内へ押すと、前パネル56が取り付けられた状態の本体1
が室内へ落下する。そして外装体65のみが残り、壁が外
装体65を介して貫通状態となって、不用心となり、防犯
上好ましくなかったためである。
第7図は、本体1の下部60を示す斜視図で、95は電装箱
から延びた電源コード、96はこのコード95を止めるクラ
ンパで、手前側97が底板2に固定されている。従って電
源コード95は奥側98から手前側97へ引いて、このクラン
パ96に係合させる。そしてこの本体1を外装体65に挿入
した状態では(第3図参照)、このクランパ96の下方に
外装体65の前縁74が位置するようになる。従って電源コ
ード95をクランパ96の奥側98から手前側97へ引いてこの
クランパ96に係合させ、この本体1を外装体65へ挿入す
ると、不用意に電源コード95が手前(前パネル56側)に
引かれて、クランパ96が変形しようとしても、このクラ
ンパ96は外装体65の前縁74によってその変形は阻止され
る。従って、電源コード95がクランパ96から外れるおそ
れはない。ここで、この電源コード95は前パネル56の下
部の切欠口(図示せず)から引き出されているため、電
源コード95が手前に引かれても、これによって前パネル
56が外れるおそれはない。
第8図は、吐出口63に配置される横羽根64と操作口65に
取り付けられる表示枠99との関係を示す斜視図である。
横羽根64は夫々一板の板金を折り曲げて形成されてお
り、その内部には空間100が設けられている。101は合成
樹脂製の左支持具で、夫々の横羽根64の空間100に挿入
される(第9図参照)。102は左軸(一方の軸)で、吐
出口63の左側支持穴103に挿入される。104は連動軸で、
連動板105の切り欠き106が嵌合する。107は合成樹脂製
の右支持具で、夫々の横羽根64の空間100に挿入され
る。108は右軸(他方の軸)で筒状に形成されている。
この右軸108の外径寸法は吐出口63の右側支持穴109の内
径寸法よりも小さく設定されている。110は押当具で、
突出ピン111が形成されている。そして、この押当具110
を操作口202の左側片112へ押し当てると、この突出ピン
111は吐出口63の右側支持穴109を介して、この突出ピン
111の先端が右支持具107の右側108に挿入される。これ
によって横羽根64は吹出口63内で回動自在に支持され
る。
このように、右支持具107の右軸108を吹出口63の右側面
203に当てて、押当具110の突出ピン111で、支持するよ
うにしたので、吐出口63の左右の側壁には夫々支持穴10
3,109が形成されるのみで事足りる。従って吹出口63の
側壁の見栄えが良くなり、この側壁付近での乱流の発生
を少なくして、吹出口63から冷風が吹き出された場合の
吐出口63まわりの露付きを抑えやすくしている。
99は操作口202に嵌め込まれる表示枠で、その左側面に
突起113が、上片に係合片114が、下片に固定片115が夫
々形成されている。そして、係合片114を前パネル56の
上部裏側の突起210(第10図参照)に嵌め込みながら、
その固定片115を前パネル56の下部裏側に螺子で固定す
る。ここで、係合片114間の距離xは突起210間の距離と
一致されている。従って、この表示枠99の係合片114を
突起210に嵌め込んだ状態で、この表示枠99は前パネル5
6の操作口65に位置ぎめされる。そして、固定片115を前
パネル56の下部裏側に螺子で固定することによって、突
起113が押当具110に当たり、この押当具110の外れを防
止している。
第11図は仕切板6とファンモータ9と、このファンモー
タの固定板10と、補強板14との関係を示す断面図で、11
6はファンモータ9と仕切板6の開口25との間に設けら
れたクッションゴムである。そして補強板14の下端117
は底板に、上端118は固定板10に夫々固定されている。
このようにして、ファンモータ9が取り付けられた仕切
板6と底板2とを補強板14でつないだので、ファンモー
タ9の回転時の振動が仕切板6と底板2とで受けとめら
れ、仕切板6のみにこのファンモータ9の振動が伝わら
ないようになる。これによって仕切板6の振動を小さく
することができ、且つこの仕切板6を薄くすることがで
きる。特にこの仕切板6は底板2上を室内側7と室外側
8とに区画するため比較的大きな部材であり、この仕切
板6の厚さを小さくすることによって、この仕切板6の
コストダウンを図ることができる。
第12図,第13図は遠心型ファン27とファンケーシング28
との関係を示す正面図並びに風量−回転数の特性図で、
この遠心型ファン27の直径eは、180mmで、その中心119
は、ファンケーシング28の中心120より右にf寸法(10m
m)上にg寸法(7mm)ずれている。このようにファンケ
ーシング内において、遠心型ファン27をファンケーシン
グ28のノーズ部121に近づけたので、このノーズ部121と
遠心型ファン27との間隙の寸法hは約11mmとなった。
(尚、ファンケーシング28の中心120に遠心型ファン122
の中心を一致させた場合のノーズ部121と遠心型ファン1
21との間隙の寸法は約20mm)。第13図において、この遠
心型ファン27の中心119とファンケーシング28の中心120
とをずらせた場合(本発明の実施例)の遠心型ファン27
の回転数と風量との関係を実線で、遠心型ファン122の
中心120とファンケーシング28の中心120とを一致させた
場合(第12図の破線状態)の遠心型ファン122の回転数
と風量との関係を破線で示した。これによれば、遠心型
ファン27の中心119とファンケーシング28の中心120とを
ずらせた場合(実線)はこの両者の中心を一致させた場
合(破線)よりも同一回転数において0.25×100cm3風量
が増加した。これは遠心型送風機27の中心119とファン
ケーシング28の中心120とをずらせた場合は、ノーズ部1
21と遠心型送風機27との間隙寸法hが小さくなり、これ
によって、ファンケーシング28の吐出口30から吹き出さ
れる空気がこの間隙に吸込まれにくくなったためと考え
られる。
第14図は、この空気調和機66のリアグリル123とユニッ
ト1との関係を示す平面図で、124は吸込口につながる
吸込桟、125は室外熱交換器18の後方に位置する吐出桟
で、特に吸込桟124と近接する両端部126は内方へ角度θ
(45゜±2゜)で傾斜している。このように傾斜させた
ので吐出桟125の両端部126から吐出された室外空気は実
線矢印のように流れ、吐出空気が吸込桟124を介して空
気調和機66に吸込まれるというエアーショートを極力防
止している。
第15図において、127は取付板37の前面に固定されるヒ
ータ部材で、この部材は取付板37に固定される支持枠20
1と、この支持枠201で蛇行状に配置されるヒータ78とか
ら構成されている。128はサーモスタットでこのヒータ7
8の保護装置の一つである。そして、このヒータ78と支
持枠201とはその交点で支持されている。特にこの支持
枠201の中央片129によってヒータ78のたるみを防止して
いる。又、この中央片129の上部130は右側(第15図にお
いて)へ折れ曲がっており、この上部130をヒータ78の
ヒューズ79の一端の固定部131として兼用している。換
言すれば、ヒータ78のたるみ防止用に設けた中央片129
の上部130をヒューズ79の固定部として兼用するため右
側へ折れ曲げたので、この折れ曲げによってベルマウス
38の中央の上部132付近に中央片129がなくなりこの部分
132の通風抵抗が減少した。これによって吸込風量の低
下が小さく抑えられた。
(ト)発明の効果 以上述べたように本発明は吐出口に一板の板金を折り曲
げて同形に形成された複数の可動羽根が配置される風向
変更装置において、これら夫々の羽根の一端に嵌まり前
記吐出口の一側壁の支持穴へ挿入される一方の軸を有す
る一方の支持具と、これら夫々の羽根の他端に嵌まり前
記吐出口の他側壁の支持穴から突出したピンが挿入され
る筒状の他方の軸を有する他方の支持具と、これら全て
の一方の支持具を夫々の一方の軸を中心に同時に同じ角
度回転させる連動板とを備えるようにしたので、吐出口
の両側壁には夫々支持穴が形成されるのみで事足り、従
来のように一方の側壁に切り欠きを設ける必要がなく見
栄えを良くすることができる。さらに、支持具を用いる
ことにより羽根の汎用性が増し、またこの支持具の角度
を運動板で同時に変えるので角度を変えるための力が羽
根にかからず、羽根の変形を防止することができる。
又、この両側壁に吐出空気が沿って流れても乱流は発生
しにくくなり、騒音並びに露付を発生しにくくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一体型空気調和機の分解
斜視図、第2図は同機の前パネルを外した状態の斜視
図、第3図は同機の縦断面図、第4図は同機の前パネル
の取付状態を示す説明図、第5図はこの前パネルの異な
る取り付け状態を示す要部縦断面図、第6図は同機の外
装体と補助具との関係を示す同機の要部斜視図、第7図
は同機の電源コードの取付状態を示す同機の下部斜視
図、第8図は同機の吐出口の分解斜視図、第9図は第8
図の要部拡大図、第10図は前パネルの裏面の一部を示す
斜視図、第11図はこの空気調和機のファンモータの取付
状態を示す要部材断面図、第12図は同機の遠心型ファン
とケーシングとの関係を示す説明図、第13図は同機の遠
心型ファンの回転数と吐出風量との関係を示す特性図、
第14図は同機のリアグリルの断面図、第15図は同機に取
り付けられるヒータ部材の立面図である。 63……吐出口、64……可動(横)羽根、102……一方の
軸、103,109……支持穴、108……他方の軸、111……ピ
ン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出口に一板の板金を折り曲げて同形に形
    成された複数の可動羽根が配置される風向変更装置にお
    いて、これら夫々の羽根の一端に嵌まり前記吐出口の一
    側壁の支持穴へ挿入される一方の軸を有する一方の支持
    具と、これら夫々の羽根の他端に嵌まり前記吐出口の他
    側壁の支持穴から突出したピンが挿入される筒状の他方
    の軸を有する他方の支持具と、これら全ての一方の支持
    具を夫々の一方の軸を中心に同時に同じ角度回転させる
    連動板とを備えたことを特徴とする風向変更装置。
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