JPH07725A - 液体を除去する方法および装置 - Google Patents

液体を除去する方法および装置

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JPH07725A
JPH07725A JP3105243A JP10524391A JPH07725A JP H07725 A JPH07725 A JP H07725A JP 3105243 A JP3105243 A JP 3105243A JP 10524391 A JP10524391 A JP 10524391A JP H07725 A JPH07725 A JP H07725A
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filtrate
pump
gas
duct
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JP3105243A
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Pasi Immonen
イモネン パシ
Raimo Kohonen
コホネン レイモ
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Ahlstrom Corp
Original Assignee
Ahlstrom Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】実質的に懸濁液のシックナーやワッシャーの高
さ位置にてシックナーやワッシャーから濾過液を除去
し、大きな濾過液タンクを必要としない方法及び装置を
提供する。 【構成】液体浸透部材の上流側の面に液体含有物質の層
を形成し、液体浸透部材の下流側の面に真空圧を発生し
て液体浸透部材を通して前記層からの液体もしくは液体
−ガスの濾過液を吸引する。濾過装置21から液体もし
くはガス/液体の混合液を除去するための濾過液除去手
段は濾過液ダクト22を含んでいて、ダクトは排出側端
部で濾過液ポンプ23の吸引側に気密に連結され且つ吸
入側端部でそれぞれの濾過装置に気密に連結された閉流
路を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシックナー、フィルタ
ー、ワッシャー又は同様装置から濾過液を除去するため
の方法および装置に関する。本発明による方法および装
置は、木材処理工業の分野、例えばパルプおよび紙のミ
ル機械、の脱水装置として特に適している。
【0002】
【従来の技術】パルプおよび紙の製造工程に於いては、
様々な形式の多くの装置が繊維懸濁液から液体(即ち
水)を分離するのに使用されてきた。ワッシングやシッ
クニングの処理工程では、繊維懸濁液はワイヤー又は同
様な液体浸透性の平面又は曲面とされた部材の上に給送
される。この部材の反対側である下流側の面には低圧
(真空圧)が作用される。このようにして形成された圧
力差が液体を除去する。液体を除去する理由は、懸濁液
に於ける密度を高めること、即ち、化学溶液又はその他
の液体を含む懸濁液から液体を除去することである。こ
のような液体の除去は繊維層の反対両面に作用する圧力
差に基づいて液体が圧力の低い側へ向かって移動すると
いうことによって常に行われる。圧力差を形成する1つ
の知られた方法は装置全体を加圧することである。これ
は加圧シックニングと呼ばれており、これに使用される
装置は基本的には圧力容器である。この他の方法である
更に一般的な方法は真空シックニングと呼ばれており、
これに於いては繊維層の片側に真空圧が発生され、この
真空圧が繊維層から液体を吸引する。
【0003】この真空圧は通常は流下レッグ(drop
leg)によって発生される。流下レッグは典型的に
ほぼ10mの長さを有する。このことは、繊維層を排出
するシックニング装置やワッシャーが濾過液タンクより
もほぼ10m程高く配置されねばならないことを意味す
るのである。この濾過液タンクはシックナーやワッシャ
ーに空気が戻るように流れるのを防止するようにしてパ
イプを通じてシックナーやワッシャーの濾過液空間と連
通される。繊維層から分離された液体およびガスの混合
液の流下コラムが繊維層に於ける吸引力を発生する。こ
の装置は流下レッグパイプに対して閉じられており、シ
ックナーやワッシャーの中の繊維層がパイプの頂端に
「シール」を形成したときは液体がパイプから濾過液タ
ンクへ流れることはできない。繊維マットからパイプへ
分離される量だけの液体がパイプから濾過液タンクへ流
れることができる。パイプ内の液体のレベルは液体コラ
ムによって発生される真空圧でそのパイプ内液体が或る
程度蒸発するのを引き起こすように定められる。この真
空圧は有効吸引レッグ(流下リング)の長さ即ち液体お
よびガスの混合液の崩れていないコラムの長さやその混
合液の密度によって定まる。
【0004】最新式のミル機械は増々多くの加圧シック
ニング装置を使用するという事実にも拘わらず流下レッ
グを未だに使用しており、流下レッグが繊維層に跨がる
圧力差を明らかに有利な方法で増大している。しかしな
がら、10mの深さ空間が流下レッグ自体および濾過液
タンクのために備え、この空間から濾過液は更に別の処
理を行うためにポンプ推進されるようにしなければなら
ない。或いは又、シックナーやワッシャーは処理される
材料がポンプ推進されねばならない位置よりも10m高
い位置にてミル機械内に配置されねばならない。従っ
て、流下リングの使用はミル機械の計画並びに建設段階
に於いて既に多大の投資を必要とする。更に、処理され
るべき濾過液および繊維懸濁液はこのような10mもの
高さをポンプ推進されねばならず、これは当然のことな
がら不要なエネルギー損失を意味している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の方法および装
置の目的は、実質的に懸濁液のシックナーやワッシャー
の高さ位置にてシックナーやワッシャーから濾過液を除
去することで上述した欠点を排除し、又は少なくとも低
減することにある。従ってシックナーやワッシャーはパ
ルプや紙のミル機械に於ける地上階層に配置されること
が可能となり、濾過液は同じレベル位置でポンプ推進さ
れることが可能となる。更に、本発明による装置の典型
的な特徴は、大きな濾過液タンクを使用することが不要
とされることである。
【0006】
【課題を達成する手段】一般的に言って、本発明の1つ
の概念を考えれば、本発明はシックナー、フィルター、
ワッシャー又は同様な水分離装置から液体を除去する方
法であって、 a) 液体浸透部材の上流側の面に液体含有物質の層を
形成し、 b) 液体浸透部材の下流側の面に作用する真空圧を発
生して該液体浸透部材を通して前記層からの液体もしく
は液体−ガスの濾過液を吸引し、 c) 前記液体浸透部材の下流側の面の付近から濾過液
ポンプの入口へ向けて濾過液を導き、 d) 濾過液ポンプの入口へ向けて濾過液を導く前記段
階が囲まれた通路を通して行われ、これにより該ポンプ
が少なくとも液体浸透部材の下流側の面位置に於ける減
圧の一部を発生するようになされる、諸段階を包含する
ことを特徴とする液体を除去する方法を提供する。
【0007】他の概念によれば、シックナー、フィルタ
ー、ワッシャー又は同様な工業用の濾過装置から濾過液
を除去する装置であって、それぞれの濾過装置から液体
もしくはガス/液体の混合液を除去するために濾過液除
去手段を備えており、この濾過液除去手段は濾過液ダク
トを含んでいて、ダクトは排出側端部で濾過液ポンプの
吸引側に気密に連結され且つ吸入側端部でそれぞれの濾
過装置に気密に連結された閉流路を形成していることを
特徴とする濾過液を除去する装置を提供する。
【0008】本発明の装置および方法は、添付されてい
る簡略化された図面を参照して以下に詳細に説明され
る。
【0009】
【実施例】図1に示されるように従来の吸引式フィルタ
ーユニットは、ディスクフィルター、ドラムフィルタ
ー、ワッシャー又は同様装置とされることのできるフィ
ルター装置1と、流下レッグ2と、濾過液タンク3とを
含んで構成されている。繊維懸濁液はこのフィルター装
置のタンク4内に導かれる。このタンクの頂部は周囲空
間に対して実質的に開口されている。フィルターディス
ク又はフィルタードラムがタンク4内で水平軸線の回り
を比較的遅い速度で回転する間、フィルター装置のワイ
ヤー面に於ける他側面に作用する真空圧が該ワイヤー面
に対して材料層を付着させる。流下レッグ2は濾過工程
で必要とする吸引力を発生させ、又、該レッグ2を通し
て濾過液タンク3へ向かう濾過液の流れを引き起こす。
このタンク3から濾過液は更にポンプ5によってポンプ
推進される。濾過液は多量の空気を含む。これは、出来
るだけ高濃度化を達成するために高真空圧が使用される
からである。従って、実際に多量の空気が繊維層を通し
て流下レッグ2へ吸引されて該レッグで液体と混合され
ることになる。濾過液タンク3に於いて空気は、液体が
タンク内に自由状態で滞留する間に液体から分離され
る。このようにして、空気は排出ポンプ5に於いて如何
なる大きな問題も引き起こさないのである。
【0010】図2に於いては、濾過装置の表面に於ける
ワイヤー面の後方から濾過液を吸引するためのドラムフ
ィルター又はディスクフィルター21の濾過液ダクト2
2がポンプ23に直接に接続されている。このポンプ2
3は脱ガス式遠心ポンプであるのが好ましく、ガスはダ
クト28を通して排出される。従来の構造との相違点
は、本発明を図1に示した従来装置と比較することによ
って理解できる。本発明は図1の流下レッグおよび濾過
液タンクを省略している。実際のところ、濾過液ダクト
22は濾過装置のタンク底部と実質的に同じ高さレベル
に配置されたポンプ23に通じている。この説明および
特許請求の範囲の欄の記載に於いて「実質的に同じ高さ
レベル」なる言葉は、シックナー等の最下位置のレベル
とポンプとの間の相違が約2mを超えず、既知の流下レ
ッグ構造に必要とされる10mよりは遥かに小さいとい
うことを意味する。従って理論的には、「実質的に外部
の流下レッグを備えない」と定義される構造は、約10
mの範囲内で、2mもしくはそれ以下とされることがで
きる垂直パイプを含まない流下レッグを示している。後
者の実施例は「ほぼ等しいレベル位置」とされた2つの
端部を有するものと見做される。この形式の構造はプラ
ントのレイアウトを実質的に簡単化し、吸引レッグや大
きな濾過液タンクのための空間を確保する必要がないの
でフィルター21の位置決めを容易となす。既に説明し
たように、濾過液が多量のガスを含んでいる場合にはポ
ンプ推進する液体から空気もしくはガスを除去できる遠
心ポンプを使用するのが有利である。このような液体に
含まれるガスは通常の遠心ポンプの作動を阻止したり、
或いは少なくともその作動をきびしく阻害する。図2は
また遠心ポンプと組み合わせて使用される調節制御ユニ
ットの構造原理を示している。ポンプ23の圧力側には
バルブ24が備えられている。こまバルブはポンプ23
の吸引側に配置された圧力センサー25から受け入れた
情報によって制御されるのが好ましい。或る場合には、
ポンプの吸引側に配置された温度センサー26からの情
報を収容するのが好ましいとされる。これらの両情報
は、バルブ24のスロットルを制御するための制御ユニ
ット27或いは同等装置に付与される。ポンプの回転速
度は得られたパラメータを使用して制御され、これによ
りポンプ能力およびこれと同時に吸引側の真空圧が所望
値となるように変化される。図2はまた入口端部の近
く、即ち濾過液ダクトの最初の部分にて連結管29を通
してガスが分離できる便利な形式を示している。この構
造が一般的に実施例として参照される。これに於いてガ
ス(空気)は、ポンプ23によってのみ行われるポンプ
推進であるポンプ推進段階に先立って濾過液から分離さ
れる。このような構造によれば、ガス分離のための吸引
力を与えるいわゆる液体リングポンプが濾過液ポンプ2
3の外側に配置されている。図2の実施例によれば、濾
過液ダクトの直立端部から派生している連結管29とポ
ンプ23からガスを排出するダクト28との両方が同一
の真空ポンプ30に連結されるように構成されていて、
これによって最適な構造上の解決が達成されているので
ある。
【0011】従って、勿論のことながら、望まれるなら
ばバルブを連結管29およびダクト28の両方に介在さ
せてこれらの導管28、29に於ける真空圧レベルを制
御するように構成することができる。ガス分離のための
真空ポンプは遠心ポンプの中に組み入れられることもで
きる。このようなポンプの1つの実施例は1988年1
0月11日付けで付与された米国特許明細書第4,77
6,758号グリッチセン)に開示されている。この内
容は参照することでここに組み入れられる。このような
ポンプを備えた構造は図示していない。この形式のポン
プによれば、ガスは同一の真空ポンプ(ポンプ23の一
体部分を形成する)によってその上流側の濾過液ダクト
22から、および濾過装置又は同様装置に於けるガス排
出装置から、吸引されることができる。遠心ポンプに於
ける真空ポンプ部分は少なくとも2つの吸引連結管を備
えている。その1つは内部吸引用である。他方は恐らく
しばしば完全に閉じられている可能性があるが、例えば
ダクト29に類似した濾過液ポンプ23のポンプハウジ
ングの真空ポンプ部分に接続されたダクトを通すように
した外部吸引用である。それ故に最後に記載した実施例
は、液体(水)とガス(空気)との分離動作が濾過液ポ
ンプにて行われるような作動を与える。
【0012】最後に記載した実施例は付加的な利点を与
える。ワッシャーやシックナーから排出される濾過液に
含まれている空気の量を最少限にする必要はなく、処理
済材料に脱水吸引作用を施す継続時間を増大することが
可能となる。これにより吸引工程はより早い時期に開始
できる。即ち、濾過液中の空気量が比較的多量であって
も、シックナーに於けるワイヤー面をほんの僅かな量の
濾過液が通過した位置に於いてワッシャー/シックナー
に対して吸引源が連結されることができる。このような
位置では、空気が濾過液成分中に吸引されることを回避
することは殆どできない。しかしこの濾過液ポンプ推進
装置は空気に対して比較的鈍感であるから、空気がその
ポンプ推進動作に如何なる障害も引き起こさないのであ
る。
【0013】図3は水分離のための他の従来技術による
装置を示している。この装置はヘッドボックス31およ
びワイヤー32を含み、ワイヤー32の上に懸濁液が分
散される。又、ワイヤー面を通して液体がワイヤーピッ
ト、即ちタンク33、の内部に濾過される。このタンク
の中で空気は、液体がポンプ34によってポンプ推進さ
れる前に、液体から分離される。
【0014】図4は、図3の構造に対して本発明を適用
した方法および装置を示している。実際には多数の吸引
ボックスとされるフォードリニエル(Fourdrei
nier)シックナー即ち製紙機械の吸引ボックス41
はダクト42を通してポンプ43に接続されている。こ
のポンプは脱ガスポンプであって、ガスはポンプから更
に導管37を通して抜き出される。この実施例では、濾
過液タンクは非常に小さくすることができ、又、ワイヤ
ーからの脱水は非常に効率良く行なえる。
【0015】脱ガスボンプは市販されているものから得
られる。例えば、エイ・アルストロム・コーポレーショ
ン(A.Ahlstrom Corporatio
n)、ポンプ・インダストリー、SF−4860カルー
ラ(Karhula)、フィンランドにより出版され、
子会社から世界中に頒布された「アルストロム・アルス
ター・プロセス・ポンプ」(AHLSTROMAHLS
TAR PROCESSPUMP)と題する論文が参照
される。
【0016】図5は更に他の従来の水分離装置50を示
している。これに於いては、回転シリンダー、或いはデ
ィスクフィルターの場合は一連のディスク、を耐圧フー
ド51が取り囲んでいる。このスクリーン面に跨がる圧
力差はファン52によって発生される。ファンはシリン
ダーから空気を吸い出し、又、圧縮した状態の空気をフ
ード51の中へ圧送する。流下レッグ53もこの形式の
水分離装置に含まれている。又、分離タンク54も含ま
れている。このタンクからガスを含まない濾過液がポン
プ55によって排出される。
【0017】図6は本発明による更に他の方法および装
置の実施例を示している。加圧フィルター61からの濾
過液は濾過液ダクト62を通してポンプ63へ運ばれ
る。このポンプは脱ガス遠心ポンプである。従来の加圧
手段、即ちファン52、が図5の使用されているように
使用できる。更に、液体/液体と蒸気を含みポンプ63
によって分離されたガスが導管64を通してフード内に
導かれることができる。これによって符号63で示す場
所に於いて分離されたガス混合気のための液体分離の分
離器は不要となる。図6は導管64に組み合う別個のフ
ァンを示していないが、当業者にはポンプ63の脱ガス
装置がガスをフードの中へ圧送するのに十分に強力でな
い場合には、導管64にファンを介装することのできる
ことは明白となろう。図5の応用に比べた場合のこの応
用例の利点は濾過液タンクが不要であることにあり、こ
れはミル機械の所望箇所にフィルター61を容易に配置
できるようになす。
【0018】このようにしてここに示した全ての実施例
はワッシャー/シックナーを他の装置やタンクの上方の
或る高さ位置に配置しなければならないという必要性を
無くしているのである。
【0019】図7は概略的に他のポンプを示している。
このポンプは多くのワッシャー/シックナーと共に使用
することができる。何故ならば、そのポンプの脱ガス能
力は全ての予測される状況に対して適当だからである。
この概略図は1980年5月6日付けで付与された米国
特許明細書第4,201,555号(トカチ)に開示さ
れているようなポンプに関する。この内容は参照するこ
とでここに組み入れられる。空気を含んだ液体は入口7
2を通してポンプ71の中へ流入し、そして加圧され、
実質的にガスが含まれていない液体が出口73を通して
排出される。ガス(空気)はインペラー74で分離さ
れ、そこから開口75を通してインペラー74の背面側
に流れる。空気と一緒に流入した液体は通路76を通し
て分離され、空気は開口77を通して排出される。必要
とされるならば、別個のベーン付ホイール78がポンプ
の背面側に配置されて液体をポンプ推進し、これにより
インペラーの背面側の空間内での液体とガスとの分離を
助成するようになすことができる。必要とされるなら
ば、ポンプの脱ガス能力は空気排出開口77を真空ポン
プのような真空装置に接続することによって高めること
ができる。上述した方法によってポンプはガスを含んだ
液体を受け入れて脱ガスした液体を所要の場所へポンプ
推進することができる。必要とされるならば、開口77
を通して排出された空気は水分離器に与えられて、空気
によって運ばれた液体を空気から分離して濾過液の溜へ
排出するようになすことができる。図2および図4に示
した実施例に於いて、導管28および37を通して排出
されたガスは、そのガスに液体が含まれている可能性が
あることから液体分離器へ向けて同様に導くことができ
る。
【0020】勿論ガス/空気の除去はその他の方法でも
行われることができる。ポンプと材料処理装置との間に
装置を備えて、その装置にて空気が材料から部分的もし
くは完全に除去されるようになすことができる。後者の
場合には、材料の空気含有量が非常に少なくて遠心ポン
プが実質的な能力の低下を伴わずに材料をポンプ推進で
きるならば、特別の構造をした遠心ポンプは不要であ
る。しかしながら、空気分離器を出た後の材料の空気含
有量が通常の遠心ポンプで材料をポンプ推進できない程
に高いならば、或いは、ガスがそれ移行の処理工程にて
問題を生じるようならば、脱ガス遠心ポンプを使用する
ことができる。これによりガスはガス分離の分離器とポ
ンプとの両方に於いて除去されることになる。又、材料
処理装置に於ける濾過液取り出し導管の吸引側端部がガ
スを分離するための装備を施されることができる。この
場合、その吸引側端部は濾過液からのガスの分離を助成
するように設計され、分離されたガスは例えば真空ポン
プによって吸引側端部から除去されることができる(図
2に符号29で示されている)。
【0021】液体/空気混合液のポンプ推進とは別に、
このポンプは或る程度の真空圧レベルを発生することが
できる。換言すれば、吸引側に或る程度の真空圧を発生
することができ、この真空圧はフィルター/ワッシャー
の吸引レッグの代わりに使用することができる。この真
空圧は、例えばポンプの圧力側にバルブを配備して、図
2の符号26および25で示すようにこのバルブが吸引
側の瞬時の真空圧値の関数および恐らく液体の温度の関
数として調節されるようになすことによって、ポンプの
吸引開口部の中で液体の沸騰を発生しないように調節さ
れることができる。負圧を調節する1つの可能性のある
方法は、ポンプの回転速度をも変化し、これは実際的に
加圧側のスロットル動作を行うのと同様な結果を与え
る。
【0022】ガスを分離することを意図されたポンプ、
そしてガスを分離し、この目的のためにキャビテーショ
ンを利用するポンプの両方共が技術的に知られているに
も拘わらずに、このような遠心ポンプの吸引力が、例え
ば、真空圧を発生してワッシャー/シックナーに於ける
繊維層から液体を除去するための工程に於いて遠心ポン
プの前に配備されたその他の装置の作動を支援するため
に、全体的に利用できることは全く示唆されていなかっ
た。
【0023】
【発明の効果】上述したように、従来技術とは異なる完
全に新規な装置および方法が、何れも木材処理工業或い
はその他の工業分野に於けるワッシャーおよびフィルタ
ーから濾過液を除去するために開発された。この新規な
装置の好ましい実施例によれば、大きな濾過液タンクを
必要としない。又、従来使用されていた高い流下レッグ
は非常の簡単な遠心ポンプと置き換えられ、この遠心ポ
ンプは有効な脱ガス装置とを備えることができる。この
ようにして、新しいみる機械の装備が極めて顕著に自由
に行え、小さな空間しか必要としない。このことは投資
の大きな節約となる。当業者には、説明した発明に対し
てその発明の範囲から逸脱せずに多くの変更がなし得る
ことは認識されよう。従って、この技術分野に対する貢
献の範囲に適正に含まれるような全ての実施例を本願に
付与されたレターパテントによって保護することを意図
するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術によるシックニング装置、即ち吸引フ
ィルター装置、を示す概略図。
【図2】図1の高い流下レッグと濾過液タンクを代えた
本発明の好ましい実施例の概略図。
【図3】従来の製紙機械にも適用することのできる従来
技術のワイヤーシックナーを示す概略図。
【図4】図3の流下レッグおよび濾過液タンクを代えた
本発明の他の好ましい実施例の概略図。
【図5】従来技術のシックナー/ワッシャーを示す概略
図。
【図6】図5の流下レッグおよび濾過液タンクを代えた
本発明の第3の好ましい実施例の概略図。
【図7】本発明の方法を実施するポンプの好ましい実施
例の概略的な側面図。
【符号の説明】
1 濾過装置 2 流下レッグ 3 濾過液タンク 4 タンク 5 ポンプ 21 フィルター 22 濾過液ダクト 23 ポンプ 24 バルブ 25 圧力センサー 26 温度センサー 27 制御ユニット 28 ダクト 29 連結管 30 リングポンプ 31 ヘッドボックス 32 ワイヤー 33 タンク 34 ポンプ 37 導管 41 吸引ボックス 42 ダクト 43 ポンプ 50 水分離装置 51 耐圧フード 52 ファン 53 流下レッグ 54 分離タンク 55 ポンプ 61 加圧フィルター 62 濾過液ダクト 63 ポンプ 64 導管 71 ポンプ 72 入口 73 出口 74 インペラー 75 開口 76 通路 77 開口 78 ベーン付ホイール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 36/00 7305−4D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シックナー、フィルター、ワッシャー又
    は同様な水分離装置から液体を除去する方法であって、 a) 液体浸透部材の上流側の面に液体含有物質の層を
    形成し、 b) 液体浸透部材の下流側の面に作用する真空圧を発
    生して該液体浸透部材を通して前記層からの液体もしく
    は液体−ガスの濾過液を吸引し、 c) 前記液体浸透部材の下流側の面の付近から濾過液
    ポンプの入口へ向けて濾過液を導き、 d) 濾過液ポンプの入口へ向けて濾過液を導く前記段
    階が囲まれた通路を通して行われ、これにより該ポンプ
    が少なくとも液体浸透部材の下流側の面位置に於ける減
    圧の一部を発生するようになされる、諸段階を包含する
    ことを特徴とする液体を除去する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された方法であって、濾
    過液が液体−ガスの濾過液であり、該液体−ガスの濾過
    液に含まれている液体およびガスを互いに分離する段階
    を更に含み、この液体およびガスを互いに分離する段階
    が濾過液ポンプにて行われることを特徴とする液体を除
    去する方法。
  3. 【請求項3】 シックナー、フィルター、ワッシャー又
    は同様な工業用の濾過装置から濾過液を除去する装置で
    あって、濾過液除去手段を備えており、該濾過液除去手
    段は、 それぞれの濾過装置から液体もしくはガス/液体の混合
    液を除去するために備えられており、この濾過液除去手
    段は濾過液ダクト(22,42,62)を含んでいて、
    ダクトは排出側端部で濾過液ポンプの吸引側に気密に連
    結され且つ吸入側端部でそれぞれの濾過装置に気密に連
    結された閉流路を形成している、ことを特徴とする濾過
    液を除去する装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された装置であって、ポ
    ンプ(23,43,63)がガス分離装置(28,3
    0)を備えており、これらのガス分離装置はポンプハウ
    ジング又はその下流側に含まれていることを特徴とする
    濾過液を除去する装置。
JP3105243A 1990-02-13 1991-02-13 液体を除去する方法および装置 Pending JPH07725A (ja)

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FI900687A FI87538C (fi) 1990-02-13 1990-02-13 Foerfarande och anordning foer avlaegsnande av vaetska fraon faellningsanordningar, filterapparater, tvaettare och dylika

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