JPH0772226B2 - 熱可塑性ポリエステル―カーボネート樹脂 - Google Patents

熱可塑性ポリエステル―カーボネート樹脂

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JPH0772226B2
JPH0772226B2 JP61308980A JP30898086A JPH0772226B2 JP H0772226 B2 JPH0772226 B2 JP H0772226B2 JP 61308980 A JP61308980 A JP 61308980A JP 30898086 A JP30898086 A JP 30898086A JP H0772226 B2 JPH0772226 B2 JP H0772226B2
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halogen
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ニールス・リチャード・ロセンクイスト
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ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/64Polyesters containing both carboxylic ester groups and carbonate groups

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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリカーボネート及び共ポリエステル−カーボ
ネート樹脂、特に熱可塑的加工に有用な特定の物理的性
質を与えるように変性されたかゝる樹脂に関するもので
ある。
従来の技術 広範囲のポリカーボネート及び共ポリエステル−カーボ
ネート樹脂が既に知られておりかつ広範囲の成形物品及
び有用な物品の部材に対する熱可塑性プラスチックス材
料として有用されている。従来技術に於けるこれらの樹
脂が著しく多様な物理的性質を具えているにもかゝわら
ず、さらにより多様な物理的性質が要求されている。本
発明の樹脂は熱可塑性成形用樹脂の所望の特性を有効な
程度まで保有しながら、しかもより低いガラス転移温度
をもつ点で注目すべきものである。
発明を要旨 本発明は重合体鎖中に式: (式中、Rは1〜9個の炭素原子を含む脂肪族ヒドロカ
ルビル基、1〜9個の炭素原子を含むハロゲン置換脂肪
族ヒドロカルビル基、7〜10個の炭素原子を含むアルア
ルキル基又は7〜10個の炭素原子を含むハロゲン置換ア
ルアルキル基を表わし;a及びbはそれぞれ0〜1の整数
でありかつa+bの合計が1である)の反復する二価の
成分を含む共ポリエステル−カーボネート樹脂の提供す
るものである。
本発明の共ポリエステル−カーボネートは熱可塑性成形
用組成物として有用である。かゝる成形用樹脂及び樹脂
組成物は広範囲の有用な物品、たとえば自動車の構造部
品、工具用、特に金型用ハウジング及び類似の物品の成
形のために有用である。
本発明はさらに本発明の樹脂を含有する熱可塑性ポリカ
ーボネート及び共ポリエステル−カーボネート熱硬化性
成形用組成物を包含する。
本明細書において使用する用語“ヒドロカルビル基”は
もとの炭化水素から水素原子を除去して得られる一価の
成分を意味する。脂肪族ヒドロカルビル基の代表的な例
は1〜9個の炭素原子をもつアルキル基、たとえばメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
ヘプチル、オクチル、ノニル及びそれらの異性体;3〜8
個の炭素原子をもつシクロアルキル基、たとえばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル、シクロオクチル;4−12個の炭素
原子をもつアルキル置換シクロアルキル基、たとえば2
−メチルシクロプロピル、3,4−ジメチルシクロヘキシ
ル;3〜9個の炭素原子をもつアルケニル基、たとえばア
リル、3−ヘキセニル、2,4−ペンタジエニル;及び7
〜10個の炭素原子をもつアルアルキル基、たとえばベン
ジル、フェネチル、フェンプロピル、フェンブチル基等
である。好ましいヒドロカルビル基はオキサ原子に対し
てβ位の炭素上に水素原子をもたない、たとえばベンジ
ル及びネオペンチル基である。
本明細書において使用する用語“ハロゲン置換ヒドロカ
ルビル基”は一個又はそれ以上の水素原子がハロゲン原
子で置換されている前記定義したごときヒドロカルビル
基を意味するものである。
用語“ハロゲン”は、本明細書において使用する場合、
塩素、臭素、ヨウ素及びフッ素を包含するものである。
発明の好ましい実施態様の詳細な開示 本発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂ははカーボ
ネート前駆体、二価フェノール及び式: 及び (式中、Rは前記の意義を有する)から選んだジカルボ
ン酸又はジカルボン酸混合物の反応によって製造するこ
とができる。式(II A)の化合物は式(II B)の化合物
の異性体であり、以下の説明ではこれらの化合物を総括
的に式(II)の化合物と呼ぶこととする。上記反応は共
ポリエステル−カーボネート樹脂を生成する条件下で行
なわれる。かゝる反応条件はポリカーボネート重合体技
術の当業者には周知であり、たとえば米国特許第3,028,
365号、同第3,334,154号、同第3,275,601号、同第3,91
5,926号、同第3,030,331号、同第3,169,121号、同第3,0
27,814号及び同第4,188,314号明細書に記載されてい
る。一般に、この製造は界面重合即ち相境界分離、エス
テル交換、溶液重合、溶融重合及び同様の方法によって
行なうことができる。界面重合が好ましい。
これらの製造方法は多様であり得るが、好ましいいくつ
かの方法について典型的な手順は反応剤を適当な水に非
混和性の溶剤媒質中に溶解又は分散させそして該反応剤
を、適当な触媒の存在下でかつ制御されたpH条件下にお
ける苛性アルカリ水溶液の存在下で、カーボネート前駆
体、たとえばホスゲンと接触させることからなる。もっ
とも普通に使用される水に非混和性の溶剤は塩化メチレ
ン、1,2−ジクロルエタン、クロルベンゼン、トルエン
等を包含する。通常、反応剤をカーボネート前駆体と接
触させる前に又は接触中に分子量調節剤、すなわち連鎖
停止剤を反応剤に添加する。有用な分子量調節剤は一価
フェノール、たとえばフェノール、クロマン−I、パラ
−第3級ブチルフェノール等を包含するが、これらに限
定されるものではない。かゝる分子量調節技術は当業者
に周知であり、これら周知の方法を本発明の共ポリエス
テル−カーボネート樹脂の分子量の調節のために使用し
得る。
界面重合法を使用する場合、使用される触媒は二価フェ
ノール反応剤とジカルボン酸のごときエステル前駆体及
びホスゲンのごときカーボネート前駆体との重合反応を
促進する。適当な触媒は第3級アミン、たとえばトリエ
チルアミン;第4級ホスホニウム化合物;第4級アンモ
ニウム化合物等を包含するが、これらに限定されるもの
ではない。
本発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂の製造に好
ましい方法はホスゲン化反応を含む。ホスゲン化反応の
ための温度は0℃以下から100℃以上までの広い範囲で
あり得る。ホスゲン化反応は室温(25℃程度)〜50℃の
温度で行なうことが好ましい。反応は発熱的であるの
で、ホスゲンの添加速度を調節することによって反応温
度を制御することができる。ホスゲンの所要量は一般に
存在する二価フェノールの量及びジカルボン酸の量によ
って決まる。
本発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂の製造に使
用される二価フェノール反応剤は一般に周知の化合物で
あり、それらの製造法も同様に周知である。かゝる二価
フェノールの代表的なものは一般式: (式中、Aは1〜約15個の炭素原子を含む二価の炭化水
素基、1〜約15個の炭素原子を含むハロゲン置換二価炭
化水素基及び −S−;−S−S−; −O−;又は のごとき二価の基から選んだものであり;各Xはそれぞ
れハロゲン、一価炭化水素基、たとえば1〜約8個の炭
素原子を含むアルキル基;6〜18個の炭素原子を含むアリ
ール基;7〜約14個の炭素原子を含むアルアルキル基;1〜
約8個の炭素原子を含むオキシアルキル基;及び6〜18
個の炭素原子を含むオキシアリール基から選んだもので
あり;mは0又は1であり;そしてyは0〜4の整数であ
る)のフェノール系ジオールである。
有利に使用し得る二価フェノールの代表的ないくつかの
例はビス−フェノール類、たとえばビス(4−ヒドロキ
シフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン(ビスフェノールAとしても知られてい
る)、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニ
ル)プロパン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ヘプタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロル
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−ジブロムフェニル)プロパン;二価フェニルエーテル
類、たとえばビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、ビス(3,5−ジクロル−4−ヒドロキシフェニル)
エーテル;ジヒドロキシジフェニル類、たとえばp,p′
−ジヒドロキシジフェニル、3,3′−ジクロル−4,4′−
ジヒドロキシジフェニル;ジヒドロキシアリールスルホ
ン類、たとえばビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
スルホン;シヒドロキシベンゼン類、レゾルシノール、
ハイドロキノン、ハロー及びアルキル−置換ジヒドロキ
シベンゼン類、たとえば1,4−ジヒドロキシ−2,5−ジク
ロルベンゼン、1,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンゼ
ン;及びジヒドロキシジフェニルスルフイド類及びスル
ホキシド類、たとえばビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルフィド及びビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホ
キシドである。別の種々の二価フェノール類もまた使用
することができ、これらは米国特許第2,999,835号、同
第3,028,365号及び同第3,153,008号明細書に記載されて
いるので参照されたい。二種又はそれ以上の異なる二価
フェノール類又は二価フェノールとグリコールとの組合
せを使用することも勿論可能である。
式(III)の好ましい二価フェノールは4,4′−ビスフェ
ノール類である。
本発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂の製造に使
用されるカーボネート前駆体はカルボニルハライド、ジ
アリールカーボネート又はビスハロホルメートであり得
る。カルボニルハライドの例はカルボニルブロマイド、
カルボニルクロライド及びそれらの混合物を包含する。
ビスハロホルメートは二価フェノールのビスハロホルメ
ート類、たとえば2,3−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、ハイドロキノン等のビスハロホルメート
類;又はグリコールのビスクロルホルメート類、たとえ
ばエチレングリコール、ネオペンチレングリコール、ポ
リエチレングリコール等のビスクロルホルメート類を包
含する。使用し得るジアリールカーボネート類の代表例
はジフェニルカーボネート及びジ(アルキルフェニル)
−カーボネート、たとえばジ(トリル)カーボネートを
包含する。適当なジアリールカーボネート類の他の若干
の、たゞし非限定的な例はジ(ナフチル)カーボネー
ト、フェニルトリルカーボネート等を包含する。
好ましいカーボネート前駆体はカルボニルハライドであ
り、特に好ましいカルボニルハライドはホスゲンとして
も知られるカルボニルクロライドである。
前記式(II)のジカルボン酸は無水トリメリト酸(IV)
と脂肪族アルコール(V)とをつぎの反応式に従って反
応させることによって製造することができる。
(式中、Rは前記の意義を有する。) 式(II A)及び(II B)の異性体の製造のための上述し
た反応は反応剤(IV)及び(V)を化学量論的割合で混
合しそして得られる混合物をそのまゝ又は不活性有機溶
剤の存在下で、好ましくは約100℃〜200℃の温度に加熱
することによって行なうことができる。本明細書におい
て使用する用語“不活性有機溶剤”は反応剤(IV)又は
(V)の反応せず、また所望の反応に対して悪影響を及
ぼさない、生成物に対する有機溶剤を意味する。かゝる
不活性有機溶剤の代表的な例はメチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等である。化合物(II)の製造の
ための一般的手順についてはたとえば米国特許第3,578,
638号明細書の記載を参照されたい。
上述した式(V)の脂肪族アルコールは周知の化合物で
あり、それらの製造法もまたよく知られている。式
(V)の脂肪族アルコールの代表的な例はメタノール、
エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール、ネオ
ペンタノール、ヘキサノール、2−エチルヘキサノー
ル、イソオクタノール、ノナノール、アリルアルコー
ル、シクロプロパノール、シクロブタノール、シクロヘ
キサノール、シクロオクタノール、ベンジルアルコー
ル、2−フェニルエタノール、4−第3級ブチル−シク
ロヘキサノール、トリフルオルエタノール等である。
上述した式(II)のジカルボン酸に加えて、本発明の共
ポリエステル−カーボネート樹脂は随意に共ポリエステ
ル−カーボネート樹脂の製造に慣用的に使用されている
他の二官能性カルボン酸の反応残基を含有し得る。一般
に、線状ポリエステルの製造に慣用的に使用されている
任意の二官能性カルボン酸を前記式(II)のジカルボン
酸のほかに、本発明の共ポリエステル−カーボネート樹
脂の製造に随意に使用することができる。一般に、随意
に使用し得る二官能性カルボン酸は脂肪族カルボン酸、
芳香族カルボン酸及び脂肪−芳香族カルボン酸を包含す
る。これらの酸は周知であり、たとえば米国特許第3,16
9,121号明細書に記載されているので参照されたい。か
ゝる二官能性カルボン酸の代表的な例は式: R1R2 nCOOH (VI) (式中、R2はアルキレンアルキレン、アルキリデン又は
脂環式基;エチレン性不飽和分を含むアルキレン、アル
キリデン又は脂環式基;芳香族基、たとえばフェニレ
ン、ビフェニレン等の基;アルキレン又はアルキリデン
基のような非芳香族結合を介して連結された2個又はそ
れ以上の芳香族基及び二価アルアルキル基、たとえばト
リレン、キシリレン等であり;R1はカルボキシル基又は
ヒドロキシル基であり;qはR1がヒドロキシル基の場合は
1、R1がカルボキシル基の場合は0又は1である)の二
官能性カルボン酸である。
随意成分として使用される好ましい二官能性カルボン酸
は芳香族ジカルボン酸である。特に有用な芳香族ジカル
ボン酸は一般式: (式中、jは0〜4の整数でありそして各R3はアルキル
基、好ましくは1〜約5個の炭素原子を含む低級アルキ
ル基を表わす)で表わされるものである。
これらの随意に使用される二官能性カルボン酸の混合物
も単一の酸と同様に使用することができる。したがっ
て、本明細書において用語“二官能性カルボン酸”を使
用する場合、この用語は個々単一の二官能性カルボン酸
及び二種又はそれ以上の二官能性カルボン酸の混合物を
包含するものであることを理解すべきである。
随意に使用されるもっとも好ましい芳香族ジカルボン酸
はイソフタル酸、テレフタル酸及びそれらの混合物であ
る。特に有用な二官能性カルボン酸はテレフタル酸対イ
ソフタル酸の重量比が約1:10〜約0.2:9.8の範囲である
両者の混合物からなるものである。
随意成分である二官能性カルボン酸それ自体を使用する
代りにかゝる酸の反応性誘導体を使用することができ、
また場合によっては反応性誘導体の使用の方が好ましい
こともある。これらの反応性誘導体の例は酸ハライドで
ある。好ましい酸ハライドはかゝる酸のジクロライド及
びジブロマイドである。したがって、たとえば、イソフ
タル酸、テレフタル酸又はそれらの混合物を使用する代
りに、イソフタルイルジクロライド、テレフタロイルジ
クロライド及びそれらの混合物を使用することができ
る。
本発明はさらに、少量(典型的には二価フェノールの使
用量に基づいて0.05〜2モル%)の多官能性芳香族化合
物が二価フェノール、カーボネート前駆体及びエステル
前駆体を含有する反応混合物中において二価フェノール
に対する共反応剤となり、それによって熱可塑性の不規
則に分枝した共ポリエステル−カーボネートを与える場
合の、不規則に分枝した共ポリエステル−カーボネート
樹脂を提供するものである。これらの多官能性芳香族化
合物はヒドロキシル、カルボキシル、カルボン酸無水
物、ハロホルミル又はこれらの混合基を含有する化合物
であり得る。これらの多官能性芳香族化合物の若干の代
表的な、たゞし非限定的な例は無水トリメリト酸、トリ
メリト酸、トリメリチルトリクロライド、4−クロルホ
ルミル無水フタル酸、ピロメリト酸、ピロメリト酸ジ無
水物、メリト酸、無水メリト酸、トリメシン酸、ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸、ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸無水物等を包含する。これらの不規則に分枝した
共ポリエステル−カーボネートの製造に有用なその他の
有機多官能性化合物は米国特許第3,635,895号及び同第
4,001,184号明細書に記載されているので参照された
い。
本発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂の製造に使
用される反応剤の割合は生成する樹脂の用途に応じて変
わる。対応するポリカーボネートに比較してより低いガ
ラス転移温度Tgを与えるに十分な量の式(II)のジカル
ボン酸を存在させるべきである。たとえば式(II)のジ
カルボン酸のみを使用する場合には、少なくとも約2
%、好ましくは5%(モル%)のエステル結合を使用す
べきである。5モルのビスフェノールAを4.75モルのホ
スゲン及び0.25モルの式(II)のジカルボン酸と反応さ
せる場合には、5%のエステル結合をもつ共ポリエステ
ル−カーボネートが形成される。
上述したところから明らかなとおり、前記式(I)の二
価成分を含む本発明の共ポリエステル−カーボネート樹
脂は式: の反復カーボネート成分及び式: のカルボキシレート基を含む。前述した式(VI)で表わ
されるごとき随意成分としての二官能性カルボン酸を本
発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂の製造に使用
しない場合には、本発明の好ましい重合体樹脂は式: (式中、A、X、R、m、y、a及びbは前記の意義を
有し;z及びwはw/zが一般に50/1〜1/9であるような整数
である)の反復連鎖単位を含む。
前述したた式(VI)であらわされるごとき随意に使用さ
れる二官能性カルボン酸を本発明において使用する場合
には、本発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂はさ
らに重合体鎖中に好ましくは式: (式中、R2、A、X、m及びyは前記の意義を有する)
で表わされる成分のごときエステル成分を含む。
これらの共ポリエステル−カーボネート重合体は、既に
述べたごとく、重合体鎖中にエステル結合及びカーボネ
ート結合を含む。エステル結合の総数はカーボネート結
合に対して約5〜約90モル%、好ましくは約35〜約80モ
ル%の範囲であり得る。たとえば、4モルのイソフタロ
イルジクロライド及び1モルのホスゲンと完全に反応し
た5モルのビスフェノール−Aは上記式(X II)に示す
ごとき80モル%のエステル結合をもつ共ポリエステル−
カーボネートを与える。
本発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂は熱可塑性
成形用組成物用の基剤として、慣用の成形用助剤、たと
えば酸化防止剤;帯電防止剤;不活性充填剤、たとえば
ガラス、タルク、雲母及びクレー;紫外線吸収剤、たと
えばベンゾフェノン、ベンズトリアゾール等;加水分解
安定剤、たとえば米国特許第3,489,716号、同第4,138,3
79号及び同第3,839,247号明細書に記載されるごときエ
ポキシド類;色安定剤、たとえばオルガノホスファイ
ト;熱安定剤、たとえばホスファイト;難燃化剤;及び
離型剤と混合して使用することができる。
特に有用な難燃化剤はスルホン酸のアルカリ及びアルカ
リ土類金属塩である。これらの型の難燃化剤は米国特許
第3,933,734号、同第3,931,100号、同第3,978,024号、
同第3,948,851号、同第3,926,980号、同第3,919,167
号、同第3,909,490号、同第3,953,396号、同第3,953,30
0号、同第3,917,559号、同第3,951,910号及び同第3,94
0,366号明細書に記載されているので参照されたい。
十分に活性の高いR基、たとえばハロゲン化アルキル
基、好ましくはトリフルオルエチル基は第二の重合体鎖
中に存在するエステル結合又はカーボネート結合とエス
テル交換反応を生起する。これにより架橋結合された生
成物が形成される。この際、触媒量のエステル交換触媒
を存在せしめるべきである。触媒量は一般に組成物の約
0.01〜約0.00001重量部の範囲内である。本発明の熱硬
化性組成物の成分として有用なエステル交換触媒はエス
テル交換反応に慣用的に使用される塩基性触媒である。
かゝる触媒の代表例はアルカリ又はアルカリ土類金属の
酸化物、水素化物、水酸化物又はアミド、たとえば水酸
化リチウム等である。塩基性金属酸化物、たとえば酸化
亜鉛等も使用し得る。エステル交換触媒の別の例は弱酸
の塩、たとえばステアリン酸リチウム;テトラオクチル
チタネートのようなオルガノチタン触媒;ジブチル錫オ
キシドのようなオルガノ錫触媒;米国特許第4,330,669
号及び同第4,395,062号明細書に記載されるごときアル
ミニウム又はホウ素アニオン含有触媒等を包含する。
一般に、架橋を達成するのに必要な温度は約5〜約30分
の反応時間において約200〜約300℃の範囲である。
本発明の架橋結合された組成物は耐熱性、耐溶剤性及び
熱クリープ抵抗性のようなある特定の物理的性質を改善
することが期待される。
つぎに本発明の共ポリエステル−カーボネート樹脂の製
造及び式(II))の反応剤の製造を実施例及び調製剤に
よって説明するが、これらは何等本発明を限定するもの
ではない。実施例中に示した試験はつざの方法で行なっ
たものである。
ガラス転移温度 ガラス転移温度は差動走査熱量測定法によってガラス転
移温度、すなわちTgを測定するパーキン−エルマー(Pe
rkin−Elmer)式DSC−2B型測定器を用いて測定した。
固有粘度 固有粘度は塩化メチレン中25℃で測定しそしてデシリッ
トル/グラム(dl/g)で表示した。
調製例1 適当な反応器にメチルイソブチルケトン中の等モル量の
無水トリメリト酸及びベンジルアルコールを装入し、こ
の装入物を還流温度(約150℃)に約60分間加熱した。
この加熱時間の終りに反応混合物の小部分を赤外分析に
よって試験して無水トリメリト数が存在しないことを確
認した。溶剤を真空下に除去して1,2,4−ベンゼントリ
カルボン酸のベンジルエステルである白色粉末を得た
(JR:1735cm-1及び1705cm-1)。
調製例2 ベンジルアルコールの代りに等割合のアリルアルコー
ル、ネオペンチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、シクロヘキサノール又は4−第3級プチルシクロヘ
キサノールをそれぞれ使用したことを除いては調製例1
の方法を反復して1,2,4−ベンゼントリカルボン酸の対
応するエステルを得た。
調製例3 ベンジルアルコールの溶剤溶液の代りに過剰のメタノー
ルを使用した以外は調製例1の方法を反復した。この混
合物を100℃の油浴中で還流温度に30分間加熱して1,2,4
−ベンゼントリカルボン酸のメチルエステルを得た。
調製例4 ベンジルアルコールの溶剤溶液の代りに1.5モル過剰の
トリフルオルエタノールを使用した以外は調製例1の方
法を反復した。この混合物を130℃の油浴中で還流温度
に24時間加熱して1,2,4−ベンゼントリカルボン酸のト
リフルオロエチルエステルを得た。
実施例1(比較例) 本実施例は本発明の実施例ではなく、比較のためのもの
である。
1000ml容量の4つ首フラスコに機械的撹拌機、pH探針、
苛性アルカリ水溶液導入管及びドライアイス冷却器及び
ガラス導入管をとりつけたクライゼン(Claisen)アダ
プターを装着した。このフラスコに水280ml、塩化メチ
レン350ml、トリエチルアミン1.4ml(0.01モル)及びビ
スフェノール−A57g(0.25モル)を添加した。このフラ
スコ中に撹拌下にホスゲンを1g/分の速度で30分間導入
し、その間水酸化ナトリウムの25%水溶液の添加によっ
てpHを10〜11の範囲に保持した。ついで樹脂層を塩水層
から分離し、3重量%のHCl水溶液で洗滌液が酸性にな
るまで洗滌し、ついで蒸留水で2回洗滌した。ついで樹
脂をワーリング(Waring)式混合器中でメタノール1500
ml中に沈澱させそして別量500mlのメタノールで洗滌し
た。
実施例2 1,2,4−ベンゼントリカルボン酸のモノベンジルエステ
ル10モル%のポリカーボネートコポリマーの製造 容量1000mlの4つ首フラスコに機械的撹拌機、pH探針、
苛性アルカリ水溶液導入管及びドライアイス冷却器及び
ガラス導入管をとりつけたクライゼンアダプターを装着
した。このフラスコに水280ml、塩化メチレン350ml、ト
リエチルアミン1.4ml(0.01モル)ビスフェノール−A57
g(0.25モル)、フェノール0.85g(0.009モル)及び1,
2,4−ベンゼントリカルボン酸のモノベンジルエステル
7.45g(0.025モル、10モル%)を添加した。このフラス
コに、撹拌下、ホスゲンを1g/分の速度で10分間、導入
し、その間25%水酸化ナトリウム水溶液の添加によって
pHを6〜8の範囲に保持した。ついでpHを10〜11の範囲
まで上昇させそしてこの範囲内のpHを保持しつつホスゲ
ンを1g/分の速度でさらに30分間導入した。ついで実施
例1と同様にして樹脂層を洗滌しそして樹脂を単離し
た。
実施例3−13 反応器装入物中に1,2,4−ベンゼントリカルボン酸モノ
ベンジルエステルの代りに前記調製例2−4にしたがっ
て製造した1,2,4−ベンゼントリカルボン酸のエステル
をある割合で含有せしめたことを除いて実施例2の方法
を反復した。若干の実施例では、フェノール装入物の割
合も減少させた。ホスゲン化反応も種々の時間でかつpH
条件を変えて行なった。使用したエステル、その装入割
合、pH範囲及び反応時間をつぎの表に各樹脂の固有粘度
及びTgの測定値とともに示す。
上表から明らかなごとく、本発明の各樹脂(実施例2−
13)のTg値は一般的に云って対照試験の樹脂のTg値より
1〜10℃低く、一方固有粘度は対照試験の樹脂も含めて
全樹脂について実質的に同等であった。
実施例14 実施例1に述べた反応器中で、まずトリメリト酸のモノ
トリフルオルエチルエステル2.92g(0.1モル)、CH2Cl2
600ml、トリエチルアミン1.4ml及びジメチルホルムアミ
ド2.0mlを混合した。この反応器(フラスコ)中に、撹
拌下、ホスゲンを1g/分の速度で5分間導入した。つい
で混合物をさらに5分間撹拌し、その後にこのフラスコ
にビスフェノール−A45.6g(0.2モル)、t−ブチルフ
ェノール0.15g(0.001モル)及び水400mlを添加した。
ついでホスゲンを1g/分の速度で34分間添加し、その間p
Hは9〜10の範囲に保持した。ついで実施例1に述べた
ごとく、樹脂層を洗滌しそして樹脂を単離した。この樹
脂は固有粘度0.998を示した。
実施例15 実施例14の樹脂2.5g(0.01モル)を塩化メチレン10mlに
溶解した。(CH34NBφ40.0019g(0.000005モル)を添
加しこの溶液中に微細懸濁物として分散させた。ついで
溶液をオーブン中で110℃で乾燥することによって溶剤
をストリッピングして除去した。得られる試料をついで
直径1.5インチの円形圧縮成形ダイ中に装入し、247℃ま
で加熱しそして247゜−252℃に20分間保持した。
得られる円板の1.35gの試料をついで40mlのCH2Cl2中に
装入した。この円板は膨潤しその形状を実質的に保持し
た。塩化メチレンで完全に洗滌した後、ゲル部分を単離
しかつ乾燥したところ、もとの試料の70重量%であるこ
とが認められた。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合体鎖中に、式: (式中、Rは1〜9個の炭素原子を有する脂肪族ヒドロ
    カルビル基、1〜9個の炭素原子を有するハロゲン置換
    脂肪族ヒドロカルビル基、7〜10個の炭素原子を有する
    アルアルキル基又は7〜10個の炭素原子を有するハロゲ
    ン置換アルキル基を表わし;a及びbはそれぞれ0〜1の
    整数でありかつa+bの合計は1である)の二価の成分
    を含み、しかも式(I)の成分が重合体のガラス転移温
    度を低下させるに十分な量で結合されており、 式(I)の成分が重合体鎖中に少なくとも約2%結合さ
    れており、且つ、 重合体鎖中に、式: (式中、Rは前記の意義を有し;Aは1〜約15個の炭素原
    子を含む二価の炭化水素基、1〜約15個の炭素原子を含
    むハロゲン置換二価炭化水素基、 −S−、−S−S−、 −O−、又は であり;各Xはそれぞれハロゲン、1〜約8個の炭素原
    子を含む一価炭化水素基、6〜18個の炭素原子を含むア
    リール基、7〜約14個の炭素原子を含むアルアルキル
    基、1〜約8個の炭素原子を含むオキシアルキル基及び
    6〜18個の炭素原子を含むオキシアリール基を表わし;m
    は0又は1でありそしてyは0〜4の整数である)の反
    復単位を含む、 熱可塑性ポリエステル−カーボネート樹脂。
  2. 【請求項2】脂肪族ヒドロカルビル基が1〜約6個の炭
    素原子を含むものである特許請求の範囲第1項記載の樹
    脂。
  3. 【請求項3】前記Rは1〜6個の炭素原子を有する脂肪
    族ヒドロカルビル基を表す、特許請求の範囲第1項記載
    の樹脂。
  4. 【請求項4】前記Rは1〜9個の炭素原子を有するハロ
    ゲン置換ヒドロカルビル基を表す、特許請求の範囲第1
    項記載の樹脂。
  5. 【請求項5】前記Rは7〜10個の炭素原子を有するアラ
    ルキル基を表す、特許請求の範囲第1項記載の樹脂。
  6. 【請求項6】前記Rは7〜10個の炭素原子を有するハロ
    ゲン置換アラルキル基を表す、特許請求の範囲第1項記
    載の樹脂。
  7. 【請求項7】前記Rは、ベンジルである、特許請求の範
    囲第1項記載の樹脂。
  8. 【請求項8】前記Rは、ネオペンチル、アルキル、シク
    ロヘキシル、4−第3級ブチルシクロヘキシル、メチ
    ル、イソプロピルの内から選択される、特許請求の範囲
    第1項記載の樹脂。
  9. 【請求項9】前記Rは、トリフルオロエチルである、特
    許請求の範囲第1項記載の樹脂。
  10. 【請求項10】前記重合体鎖中のエステル結合の総数は
    カーボネート結合に対して約5〜90モル%である、特許
    請求の範囲第1項記載の樹脂。
JP61308980A 1985-12-30 1986-12-26 熱可塑性ポリエステル―カーボネート樹脂 Expired - Lifetime JPH0772226B2 (ja)

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