JPH0771518B2 - 全血サンプル中のフィブリノーゲンの定量 - Google Patents
全血サンプル中のフィブリノーゲンの定量Info
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- JPH0771518B2 JPH0771518B2 JP3169706A JP16970691A JPH0771518B2 JP H0771518 B2 JPH0771518 B2 JP H0771518B2 JP 3169706 A JP3169706 A JP 3169706A JP 16970691 A JP16970691 A JP 16970691A JP H0771518 B2 JPH0771518 B2 JP H0771518B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N15/00—Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
- G01N15/04—Investigating sedimentation of particle suspensions
- G01N15/042—Investigating sedimentation of particle suspensions by centrifuging and investigating centrifugates
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【0001】本発明は、血液サンプル中の血液フィブリ
ノーゲン含量の定量操作に関する。さらに詳しくは、本
発明は、遠心分離血液サンプル中のフィブリノーゲン含
量を迅速かつ正確に、可視的に測定する操作に関する。
ノーゲン含量の定量操作に関する。さらに詳しくは、本
発明は、遠心分離血液サンプル中のフィブリノーゲン含
量を迅速かつ正確に、可視的に測定する操作に関する。
【0002】フィブリノーゲンは、適切な血液凝固に必
要な、主要の血漿蛋白質である。血液中に存在するフィ
ブリノーゲン量は、血液が血餅を形成する能力に直接比
例する。血液中のフィブリノーゲンは、血餅形成時にフ
ィブリンに変形し、したがって、フィブリノーゲンの欠
乏は、不適切なフィブリン形成および不適切な血液凝固
を生じることになる。
要な、主要の血漿蛋白質である。血液中に存在するフィ
ブリノーゲン量は、血液が血餅を形成する能力に直接比
例する。血液中のフィブリノーゲンは、血餅形成時にフ
ィブリンに変形し、したがって、フィブリノーゲンの欠
乏は、不適切なフィブリン形成および不適切な血液凝固
を生じることになる。
【0003】血漿中のフィブリノーゲンのレベルの不足
は、たとえば肝不全によるフィブリノーゲン産生低下に
より、または先天性低フィブリノーゲン血症によって生
じることがある。播種性血管内凝固のような病的現象で
も、血餅形成に利用できるフィブリノーゲンの消費が正
常時よりも著しく上昇する。当然ながら、過度の出血に
よってもフィブリノーゲンの欠乏が起こりうる。
は、たとえば肝不全によるフィブリノーゲン産生低下に
より、または先天性低フィブリノーゲン血症によって生
じることがある。播種性血管内凝固のような病的現象で
も、血餅形成に利用できるフィブリノーゲンの消費が正
常時よりも著しく上昇する。当然ながら、過度の出血に
よってもフィブリノーゲンの欠乏が起こりうる。
【0004】血液中の過剰のフィブリノーゲンも、一般
的には炎症症状に関連した異常状態である。血中の高フ
ィブリノーゲン含量は、望ましくない血液凝固亢進状態
の素因を与える。フィブリノーゲンのレベルの有意な上
昇は妊婦にも認められる。
的には炎症症状に関連した異常状態である。血中の高フ
ィブリノーゲン含量は、望ましくない血液凝固亢進状態
の素因を与える。フィブリノーゲンのレベルの有意な上
昇は妊婦にも認められる。
【0005】血中のフィブリノーゲン濃度の上昇は、心
脈管系疾患の危険因子であることも確定している。
脈管系疾患の危険因子であることも確定している。
【0006】以上のことから、血中のフィブリノーゲン
レベルのモニタリングが患者の健常状態の判定に有用な
操作であることは明白であり、これは異常な身体状態の
予備的指標のための手段として使用できる。すなわち、
血中フィブリノーゲン含量の分析は、正常者の健康診断
または身体検査において、早期の警告指標として用いら
れる有用な操作である。
レベルのモニタリングが患者の健常状態の判定に有用な
操作であることは明白であり、これは異常な身体状態の
予備的指標のための手段として使用できる。すなわち、
血中フィブリノーゲン含量の分析は、正常者の健康診断
または身体検査において、早期の警告指標として用いら
れる有用な操作である。
【0007】血漿フィブリノーゲンの定量的な測定には
いくつかの方法がある。現在使用されている方法は、血
漿が赤血球から完全に分離されていることを要求し、し
かも次に、分離された血漿中でフィブリノーゲンをフィ
ブリンに変換することが必要である。ついで、フィブリ
ンは、重量測定、比濁分析、または化学分析によって定
量される。先行技術としては、免疫学的および化学/物
理的沈殿による血漿中フィブリノーゲンの定量法も開示
されている。
いくつかの方法がある。現在使用されている方法は、血
漿が赤血球から完全に分離されていることを要求し、し
かも次に、分離された血漿中でフィブリノーゲンをフィ
ブリンに変換することが必要である。ついで、フィブリ
ンは、重量測定、比濁分析、または化学分析によって定
量される。先行技術としては、免疫学的および化学/物
理的沈殿による血漿中フィブリノーゲンの定量法も開示
されている。
【0008】1971年Millarによって報告され
た方法は、遠心分離された血漿分画中の熱沈殿フィブリ
ノーゲンバンドを測定するものである。Millarの
文献に記載されたこのフィブリノーゲンの熱沈殿は、他
の研究者、たとえばFredericq(1877)、
Schulz(1955)、Goodwin(196
5)およびLowら(1967)によっても報告されて
いる。血漿を血液サンプルの残部から分離したのち、血
漿をミクロヘマトクリットチューブ中に吸引し、この中
で、水浴中56℃の温度に3分間加熱する。加熱サンプ
ルを次に遠心分離して、フィブリンの沈殿バンドを血漿
中に形成させる。ついで、サンプル中のフィブリノーゲ
ンの量を、フィブリンバンドの長さを最初の血漿カラム
の長さで除して決定する。この方法は、パックされた沈
殿フィブリノーゲンの容量百分率をそのままフィブリノ
ーゲン濃度に変換するもので、パックされたフィブリン
の血漿100ml中のml容量が、血液100ml中の
mg数で表示した血液サンプル中フィブリノーゲン濃度
のほぼ1.0%に相当するとの仮定に基づくものであ
る。上述の操作を用いれば、加熱、遠心分離後の上清の
血漿中には、フィブリノーゲンは残らない。他の正常血
漿蛋白質がこの加熱工程で沈殿しないことも確認されて
いる。
た方法は、遠心分離された血漿分画中の熱沈殿フィブリ
ノーゲンバンドを測定するものである。Millarの
文献に記載されたこのフィブリノーゲンの熱沈殿は、他
の研究者、たとえばFredericq(1877)、
Schulz(1955)、Goodwin(196
5)およびLowら(1967)によっても報告されて
いる。血漿を血液サンプルの残部から分離したのち、血
漿をミクロヘマトクリットチューブ中に吸引し、この中
で、水浴中56℃の温度に3分間加熱する。加熱サンプ
ルを次に遠心分離して、フィブリンの沈殿バンドを血漿
中に形成させる。ついで、サンプル中のフィブリノーゲ
ンの量を、フィブリンバンドの長さを最初の血漿カラム
の長さで除して決定する。この方法は、パックされた沈
殿フィブリノーゲンの容量百分率をそのままフィブリノ
ーゲン濃度に変換するもので、パックされたフィブリン
の血漿100ml中のml容量が、血液100ml中の
mg数で表示した血液サンプル中フィブリノーゲン濃度
のほぼ1.0%に相当するとの仮定に基づくものであ
る。上述の操作を用いれば、加熱、遠心分離後の上清の
血漿中には、フィブリノーゲンは残らない。他の正常血
漿蛋白質がこの加熱工程で沈殿しないことも確認されて
いる。
【0009】血液サンプル中のフィブリノーゲンを定量
する上述の操作は、上に引用し以下に説明するLowら
の操作を除いて、すべて、血漿を他の血液成分から単離
できるように全血サンプルを前処理し、ついで他の血液
成分から分離しなければならないので、かなり複雑で、
時間がかかる。分離された血漿は、さらに処理および分
析を行うために、ついで他の容器に移す必要がある。フ
ィブリノーゲン測定の全試験プロトコールの複雑さか
ら、この分析は、臨床検査実験室で行うべきことが指図
され、医院で実施するのは適当でない。
する上述の操作は、上に引用し以下に説明するLowら
の操作を除いて、すべて、血漿を他の血液成分から単離
できるように全血サンプルを前処理し、ついで他の血液
成分から分離しなければならないので、かなり複雑で、
時間がかかる。分離された血漿は、さらに処理および分
析を行うために、ついで他の容器に移す必要がある。フ
ィブリノーゲン測定の全試験プロトコールの複雑さか
ら、この分析は、臨床検査実験室で行うべきことが指図
され、医院で実施するのは適当でない。
【0010】Lowら(1967)の方法は、血液の細
胞成分を血漿から分離する予備工程を回避し、沈殿した
フィブリノーゲンを、パックされた赤血球の頂部に同じ
く沈積するバフィーコート(buffy coat)か
ら分離しない。Lowらの方法は、Millarの記載
と同様、血液サンプルを含有するミクロヘマトクリット
チューブを遠心分離したのち56℃に3分間加熱する。
次にチューブを、12,000Gで3分間、遠心分離機
で再び回転させ、熱沈殿フィブリノーゲンを同様に着色
したバフィーコートの頂部に直接沈積させるものであ
る。
胞成分を血漿から分離する予備工程を回避し、沈殿した
フィブリノーゲンを、パックされた赤血球の頂部に同じ
く沈積するバフィーコート(buffy coat)か
ら分離しない。Lowらの方法は、Millarの記載
と同様、血液サンプルを含有するミクロヘマトクリット
チューブを遠心分離したのち56℃に3分間加熱する。
次にチューブを、12,000Gで3分間、遠心分離機
で再び回転させ、熱沈殿フィブリノーゲンを同様に着色
したバフィーコートの頂部に直接沈積させるものであ
る。
【0011】本発明は、とくに白血球数の測定用として
従来技術に開示されている血液サンプルチューブおよび
フロートを使用し、簡単な遠心分離プロトコールによ
り、血液サンプルのフィブリノーゲン含量を定量する方
法に関する。用いられる装置一式および一般的な細胞数
測定操作は、米国特許第4,027,660号(197
7年6月7日登録)、第4,077,396号(197
8年3月7日登録)、第4,082,085号(197
8年4月4日登録)、および第4,137,755号
(1979年2月6日登録)に開示されている。これら
の開示はすべてその全文を本明細書にとくに導入する。
血液および他のサンプルの他の分析を実施するためにチ
ューブおよびフロートの装置一式を使用する他の多数の
特許が本発明者らによって取得されている。
従来技術に開示されている血液サンプルチューブおよび
フロートを使用し、簡単な遠心分離プロトコールによ
り、血液サンプルのフィブリノーゲン含量を定量する方
法に関する。用いられる装置一式および一般的な細胞数
測定操作は、米国特許第4,027,660号(197
7年6月7日登録)、第4,077,396号(197
8年3月7日登録)、第4,082,085号(197
8年4月4日登録)、および第4,137,755号
(1979年2月6日登録)に開示されている。これら
の開示はすべてその全文を本明細書にとくに導入する。
血液および他のサンプルの他の分析を実施するためにチ
ューブおよびフロートの装置一式を使用する他の多数の
特許が本発明者らによって取得されている。
【0012】本発明の方法は、血液サンプルを入れる透
明なチューブ、たとえば毛細管等を使用する。プラスチ
ックのフロートがチューブ内に配置され、血液サンプル
はフロートを含有するチューブ中に導入される。チュー
ブの内壁には細胞層増強染料をコーティングする。血液
サンプルは上述の先行技術に記載されているように遠心
分離して、白血球、ヘマトクリットおよび血小板数を読
み取る。最初の遠心分離、ついで細胞数の確認ののち、
サンプルを約56℃の温度に約5分間加熱する。これに
よって血漿中にフィブリノーゲンの沈殿が生じ、ついで
次の遠心分離工程でフィブリノーゲンの沈殿がフロート
の頂部に沈積される。フロートの頂部はバフィーコート
の頂部から識別可能な距離だけ外れているので、フィブ
リノーゲン層はバフィーコートから明瞭に識別可能であ
る。フロートとチューブ内径の間の環状の空間は十分に
狭く、沈殿したフィブリノーゲン成分がそこに止まるこ
とは防止できる。したがって、フィブリノーゲンのバン
ドは明瞭に識別され、またその軸方向の長さは、米国特
許第4,209,226号(1980年6月24日登
録)および第4,558,947号(1985年12月
17日登録)に開示された一般的な形態の適宜改良され
た装置で、正確に測定することができる。装置/マイク
ロプロセッサーソフトウェアは、フィブリノーゲン層の
軸方向の長さを血液サンプル中のフィブリノーゲンの定
量的測定値に変換できるように改変するだけでよい。
明なチューブ、たとえば毛細管等を使用する。プラスチ
ックのフロートがチューブ内に配置され、血液サンプル
はフロートを含有するチューブ中に導入される。チュー
ブの内壁には細胞層増強染料をコーティングする。血液
サンプルは上述の先行技術に記載されているように遠心
分離して、白血球、ヘマトクリットおよび血小板数を読
み取る。最初の遠心分離、ついで細胞数の確認ののち、
サンプルを約56℃の温度に約5分間加熱する。これに
よって血漿中にフィブリノーゲンの沈殿が生じ、ついで
次の遠心分離工程でフィブリノーゲンの沈殿がフロート
の頂部に沈積される。フロートの頂部はバフィーコート
の頂部から識別可能な距離だけ外れているので、フィブ
リノーゲン層はバフィーコートから明瞭に識別可能であ
る。フロートとチューブ内径の間の環状の空間は十分に
狭く、沈殿したフィブリノーゲン成分がそこに止まるこ
とは防止できる。したがって、フィブリノーゲンのバン
ドは明瞭に識別され、またその軸方向の長さは、米国特
許第4,209,226号(1980年6月24日登
録)および第4,558,947号(1985年12月
17日登録)に開示された一般的な形態の適宜改良され
た装置で、正確に測定することができる。装置/マイク
ロプロセッサーソフトウェアは、フィブリノーゲン層の
軸方向の長さを血液サンプル中のフィブリノーゲンの定
量的測定値に変換できるように改変するだけでよい。
【0013】毛細管チューブを用いた場合の変換式は、
本明細書に開示された毛細管チューブ操作によるサンプ
ルの臨床検査分析と、標準操作により、両者の結果を統
合することによって、確定されている。Becton
Dickinson andCompanyから“QB
C”毛細管チューブの商品名で販売されている市販の静
脈用毛細管チューブに、血液111μlを充填して使用
した場合の変換式は、
本明細書に開示された毛細管チューブ操作によるサンプ
ルの臨床検査分析と、標準操作により、両者の結果を統
合することによって、確定されている。Becton
Dickinson andCompanyから“QB
C”毛細管チューブの商品名で販売されている市販の静
脈用毛細管チューブに、血液111μlを充填して使用
した場合の変換式は、
【数2】Fq =KFl +b であり、式中、Fq は血中のフィブリノーゲンの量をmg
/dlで表す数であり、Fl はフロートの頂部のチューブ
内に認められる沈殿フィブリノーゲンバンドの、000
5インチの単位で測定した長さであり、Kは一定の乗数
であり、bはフロートの頂部の形状とチューブの直径に
よって変動する計算可能な定数である。
/dlで表す数であり、Fl はフロートの頂部のチューブ
内に認められる沈殿フィブリノーゲンバンドの、000
5インチの単位で測定した長さであり、Kは一定の乗数
であり、bはフロートの頂部の形状とチューブの直径に
よって変動する計算可能な定数である。
【0014】市販の“QBC”チューブとフロートを使
用する場合は、定数Kは3.411であり、bは−6
6.702になる。チューブおよびフロートとして別の
サイズのものを使用する場合は、簡単な実験によってK
およびbの他の値を容易に確定できる。
用する場合は、定数Kは3.411であり、bは−6
6.702になる。チューブおよびフロートとして別の
サイズのものを使用する場合は、簡単な実験によってK
およびbの他の値を容易に確定できる。
【0015】上述のKおよびbの値は、医師によって正
常とみられているヘマトクリット数30〜48の範囲
(平均39.4)の患者からの血液サンプルについて決
定した。異常に高いまたは低いヘマトクリット数を示す
血液サンプルは、それに応じて正常よりも低いまたは高
い血漿含量を示し、この場合には、確実なフィブリノー
ゲンの読みを得るため適当に改変したKおよびb値が必
要になる。
常とみられているヘマトクリット数30〜48の範囲
(平均39.4)の患者からの血液サンプルについて決
定した。異常に高いまたは低いヘマトクリット数を示す
血液サンプルは、それに応じて正常よりも低いまたは高
い血漿含量を示し、この場合には、確実なフィブリノー
ゲンの読みを得るため適当に改変したKおよびb値が必
要になる。
【0016】したがって、本発明の目的は、血液サンプ
ル中のフィブリノーゲン含量測定のための改良された操
作を提供することにある。
ル中のフィブリノーゲン含量測定のための改良された操
作を提供することにある。
【0017】本発明の更なる目的は、簡単なサンプルの
遠心分離によって透明なサンプリングチューブ内に容易
に測定可能な沈殿フィブリノーゲン層を生成させる、上
述の特徴をもつ操作を提供することにある。
遠心分離によって透明なサンプリングチューブ内に容易
に測定可能な沈殿フィブリノーゲン層を生成させる、上
述の特徴をもつ操作を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、血液サンプル中に含
まれるフィブリノーゲンを、血液サンプルの他の細胞要
素から分離して、サンプリングチューブ内に沈殿フィブ
リノーゲンとして層形成させる、上述の特徴をもつ操作
を提供することにある。
まれるフィブリノーゲンを、血液サンプルの他の細胞要
素から分離して、サンプリングチューブ内に沈殿フィブ
リノーゲンとして層形成させる、上述の特徴をもつ操作
を提供することにある。
【0019】本発明のさらに他の目的は、サンプリング
チューブ内の沈殿フィブリノーゲン層の軸方向の長さ
が、血液サンプル中のフィブリノーゲン含量の定量値に
比例し、それに変換できる、上述の特徴をもつ操作を提
供することにある。
チューブ内の沈殿フィブリノーゲン層の軸方向の長さ
が、血液サンプル中のフィブリノーゲン含量の定量値に
比例し、それに変換できる、上述の特徴をもつ操作を提
供することにある。
【0020】本発明のこれらのおよび他の目的および利
点は、本発明の好ましい実施態様についての以下の詳細
な説明を添付図面を参照しながら読めばさらに容易に明
らかになるものと考える。図面(図1)は、フロートを
有するサンプルチューブに、フィブリノーゲン層をフロ
ートの頂部に沈殿させた場合の、立面図である。
点は、本発明の好ましい実施態様についての以下の詳細
な説明を添付図面を参照しながら読めばさらに容易に明
らかになるものと考える。図面(図1)は、フロートを
有するサンプルチューブに、フィブリノーゲン層をフロ
ートの頂部に沈殿させた場合の、立面図である。
【0021】図面(図1)を参照しながら説明すると、
チューブは番号2で指示され、毛細管のまたはもっと太
い真空の血液サンプリングチューブである。チューブ2
はフロート4を含有し、このフロートはプラスチックで
作られ、遠心分離された赤血球層にそれが浮くような比
重を有する。チューブ2の頂部8は開放されていて、底
部6はプラスチックキャップ10で閉じられている。前
述のように、チューブ2が真空の血液サンプリングチュ
ーブある場合には、キャップ10は必要ではなく、その
代わり、一体の閉鎖壁部11と頂部閉鎖プラグ9が設け
られる。抗凝固処理した血液サンプルをチューブ2内に
導入し、その中で遠心分離する。これによって赤血球は
チューブ2の底部にカラム12として層を形成し、フロ
ート4は赤血球カラム12中に止まり、そこに浮かぶ。
赤血球層12の上部には、白血球および血小板層、また
はバフィーコート、14が沈積する。バフィーコート1
4の個々の成分も、従来技術によって教示されるよう
に、分離したバンドとして層を形成する。血漿層16は
バフィーコート14の上部に位置する。フロート4は、
有意な距離dだけバフィーコート14の上方、血漿層1
6中にまで突出することに注目すべきである。これによ
り、フロート4の頂部表面5はバフィーコート14から
離れて配置される。
チューブは番号2で指示され、毛細管のまたはもっと太
い真空の血液サンプリングチューブである。チューブ2
はフロート4を含有し、このフロートはプラスチックで
作られ、遠心分離された赤血球層にそれが浮くような比
重を有する。チューブ2の頂部8は開放されていて、底
部6はプラスチックキャップ10で閉じられている。前
述のように、チューブ2が真空の血液サンプリングチュ
ーブある場合には、キャップ10は必要ではなく、その
代わり、一体の閉鎖壁部11と頂部閉鎖プラグ9が設け
られる。抗凝固処理した血液サンプルをチューブ2内に
導入し、その中で遠心分離する。これによって赤血球は
チューブ2の底部にカラム12として層を形成し、フロ
ート4は赤血球カラム12中に止まり、そこに浮かぶ。
赤血球層12の上部には、白血球および血小板層、また
はバフィーコート、14が沈積する。バフィーコート1
4の個々の成分も、従来技術によって教示されるよう
に、分離したバンドとして層を形成する。血漿層16は
バフィーコート14の上部に位置する。フロート4は、
有意な距離dだけバフィーコート14の上方、血漿層1
6中にまで突出することに注目すべきである。これによ
り、フロート4の頂部表面5はバフィーコート14から
離れて配置される。
【0022】ヘマトクリット、ヘモグロビン、白血球分
類等、初期の血球の測定を行ったのち、サンプルを、血
漿からフィブリノーゲンが沈殿するのに十分な温度まで
加熱する。サンプルの56℃での5分間のインキュベー
ションが有効であることが見出されている。ついで、サ
ンプルをチューブ2内で、沈殿したフィブリノーゲンが
フロート4の頂部5にバンド18として集塊化するのに
十分な時間、もう一度遠心分離する。沈殿したフィブリ
ノーゲンは白色のバンド18となり、フロート4の頂部
表面5上に安定する。このようにして、フィブリノーゲ
ン層18はバフィーコート14から分離して、正確な測
定が可能になる。フロート4とチューブ2の間の環状の
自由空間は、沈殿したフィブリノーゲンが遠心分離時に
環状の自由空間内へ落下しないように十分狭く保持しな
ければならない。既定の血液サンプル容量に対しての特
定のチューブとフロートの組合せにおける自由空間の厚
さは、慣例の実験によって決定することができる。上述
の先行技術に記載されている形の“QBC”毛細管チュ
ーブとフロートの組合せを用いる場合には、厚さ35〜
45ミクロンの環状の自由空間が有効なことが明らかに
されている。
類等、初期の血球の測定を行ったのち、サンプルを、血
漿からフィブリノーゲンが沈殿するのに十分な温度まで
加熱する。サンプルの56℃での5分間のインキュベー
ションが有効であることが見出されている。ついで、サ
ンプルをチューブ2内で、沈殿したフィブリノーゲンが
フロート4の頂部5にバンド18として集塊化するのに
十分な時間、もう一度遠心分離する。沈殿したフィブリ
ノーゲンは白色のバンド18となり、フロート4の頂部
表面5上に安定する。このようにして、フィブリノーゲ
ン層18はバフィーコート14から分離して、正確な測
定が可能になる。フロート4とチューブ2の間の環状の
自由空間は、沈殿したフィブリノーゲンが遠心分離時に
環状の自由空間内へ落下しないように十分狭く保持しな
ければならない。既定の血液サンプル容量に対しての特
定のチューブとフロートの組合せにおける自由空間の厚
さは、慣例の実験によって決定することができる。上述
の先行技術に記載されている形の“QBC”毛細管チュ
ーブとフロートの組合せを用いる場合には、厚さ35〜
45ミクロンの環状の自由空間が有効なことが明らかに
されている。
【0023】フィブリノーゲン含量は、チューブ内のフ
ィブリノーゲンバンド18の軸方向の寸法、すなわち長
さを測定することによって決定される。この寸法をつい
で数学的に、フィブリノーゲン含量を表す値に変換す
る。すなわち、バンドの長さが、血液サンプル中のフィ
ブリノーゲン量の指標となる。
ィブリノーゲンバンド18の軸方向の寸法、すなわち長
さを測定することによって決定される。この寸法をつい
で数学的に、フィブリノーゲン含量を表す値に変換す
る。すなわち、バンドの長さが、血液サンプル中のフィ
ブリノーゲン量の指標となる。
【0024】フィブリノーゲンのバンドの長さの程度を
正確に測定する能力を著しく上昇させるためには、フィ
ブリノーゲンのバンドをバフィーコートから分離させる
ことが重要である。
正確に測定する能力を著しく上昇させるためには、フィ
ブリノーゲンのバンドをバフィーコートから分離させる
ことが重要である。
【0025】正常なバフィーコート成分、正常なヘマト
クリット数および正常なフィブリノーゲンレベルを有す
る正常な患者では、拡散していないバフィーコートバン
ドの長さはフィブリノーゲンバンドの長さの約10%で
ある。バフィーコート成分が増大し、フィブリノーゲン
濃度が低下している患者では、バフィーコートバンドの
長さがフィブリノーゲンバンドの長さより大きくなるこ
とがあって、その場合には、バフィーコートバンドのす
べてまたは一部がフィブリノーゲンのバンドの測定値に
包含されると、重大な誤差を生じることになる。
クリット数および正常なフィブリノーゲンレベルを有す
る正常な患者では、拡散していないバフィーコートバン
ドの長さはフィブリノーゲンバンドの長さの約10%で
ある。バフィーコート成分が増大し、フィブリノーゲン
濃度が低下している患者では、バフィーコートバンドの
長さがフィブリノーゲンバンドの長さより大きくなるこ
とがあって、その場合には、バフィーコートバンドのす
べてまたは一部がフィブリノーゲンのバンドの測定値に
包含されると、重大な誤差を生じることになる。
【0026】フィブリノーゲン層を血液細胞成分から分
離するための、フロート以外の手段として、セパレータ
ーを上述の操作に使用できることを理解すべきである。
このセパレーターとしては、たとえば、適当な比重のゲ
ル層を使用して、フィブリノーゲン層を形成されたバフ
ィーコート層から分離することができる。また、適当な
比重のプラスチックビーズをある量で使用することも可
能である。
離するための、フロート以外の手段として、セパレータ
ーを上述の操作に使用できることを理解すべきである。
このセパレーターとしては、たとえば、適当な比重のゲ
ル層を使用して、フィブリノーゲン層を形成されたバフ
ィーコート層から分離することができる。また、適当な
比重のプラスチックビーズをある量で使用することも可
能である。
【0027】上述の本発明の様式で測定が可能である限
り、フィブリノーゲンの沈殿には、熱以外の他の手段も
使用できることを理解すべきである。たとえば、フィブ
リノーゲンを不溶性のフィブリンに変換するためには、
血液サンプルにトロンビンおよびカルシウムを添加する
ことも可能であった。
り、フィブリノーゲンの沈殿には、熱以外の他の手段も
使用できることを理解すべきである。たとえば、フィブ
リノーゲンを不溶性のフィブリンに変換するためには、
血液サンプルにトロンビンおよびカルシウムを添加する
ことも可能であった。
【0028】上述の操作が、血液サンプル中のフィブリ
ノーゲン含量の簡単な、より正確な定量法を提供するも
のであることも容易に理解できるものと考える。Bec
ton Dickinson and Company
から、“QBC”の商品名で入手できるチューブ及びフ
ロートの装置一式を使用すれば、医院での操作が可能と
なり、高価な臨床検査室での操作が回避できる。さら
に、試験の結果を迅速に医師および患者が役立てること
ができる。
ノーゲン含量の簡単な、より正確な定量法を提供するも
のであることも容易に理解できるものと考える。Bec
ton Dickinson and Company
から、“QBC”の商品名で入手できるチューブ及びフ
ロートの装置一式を使用すれば、医院での操作が可能と
なり、高価な臨床検査室での操作が回避できる。さら
に、試験の結果を迅速に医師および患者が役立てること
ができる。
【0029】本発明の開示された実施態様には、本発明
の概念から逸脱することなく、多くの変化および改変が
可能であり、本発明は特許請求の範囲の記載以外によっ
て限定されるものではないことを銘記すべきである。
の概念から逸脱することなく、多くの変化および改変が
可能であり、本発明は特許請求の範囲の記載以外によっ
て限定されるものではないことを銘記すべきである。
【図1】本発明のフィブリノーゲンの定量操作に用いら
れる装置の一例の立面図。
れる装置の一例の立面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591007332 ベクトン・ディッキンソン・アンド・カン パニー BECTON DICKINSON AN D COMPANY アメリカ合衆国ニュージャージー州07417 −1880,フランクリン・レイクス,ワン・ ベクトン・ドライブ (番地なし) (72)発明者 スチーブン シー. ワードロウ アメリカ合衆国 コネチカット州,オール ド セイブルック,ノース コウブ ロー ド 191 (72)発明者 ロバート エイ. レビン アメリカ合衆国 コネチカット州,ギルフ ォード,ピルグリム レーン 31 (72)発明者 アラン エィチ. ハート アメリカ合衆国コネチカット州ギルフォー ド,ウェーザーリィ トレイル 290 (56)参考文献 米国特許4027660(US,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 抗凝固処理した全血のフィブリノーゲン
含量の測定方法において、a)フロートを含有する透明
チューブに血液サンプルを取り、b)血液サンプルを遠
心分離してチューブ中の血液の細胞成分と血漿成分とを
分離し、c)血漿中のフィブリノーゲンをフィブリンま
たは沈殿フィブリノーゲンに変換し、d)血液サンプル
を再び遠心分離してフロートの上端に血漿中フィブリン
または沈殿フィブリノーゲン層を形成させ、ついでe)
チューブ内の形成したフィブリンもしくは沈澱したフィ
ブリノーゲン層の長さを測定し、測定された層の長さを
フィブリノーゲンの量を表す数に変換する各工程からな
り、そこで、フロートは、形成したフィブリンもしくは
沈澱したフィブリノーゲン層が血液サンプル中に形成さ
れたいずれの成分とも間隔を置いて配置され、容易な識
別を確実にするのに十分な長さを有し、かつフロートと
チューブのサイズは、チューブとフロートとの間のフィ
ブリンまたはフィブリノーゲンの有意な蓄積を防止でき
るような相互関係とする、フィブリノーゲン含量の測定
方法。 【請求項2】 フィブリノーゲンの沈殿フィブリノーゲ
ンへの変換は、チューブ内の血液サンプルの加熱によっ
て行われる、請求項1に記載の方法。 【請求項3】 形成層の長さのフィブリノーゲン数への
変換は、式 【数1】 (式中、Fqはフィブリノーゲンの量を表す数、Flは
形成層の長さの測定値、Kは一定の乗数であり、bはフ
ロートの末端表面の形状とチューブの直径の関数である
定数を示す)を解くことによって行われる請求項1に記
載の方法。 【請求項4】 チューブは毛細管である請求項1に記載
の方法。 【請求項5】 チューブは予め空気を抜いた採血管であ
る請求項1に記載の方法。 【請求項6】 抗凝固処理した全血のフィブリノーゲン
含量の測定方法において、a)フロートを含有する透明
チューブに血液サンプルを取り、b)血液サンプル中の
フィブリノーゲンを沈殿させ、c)チューブ中の血液サ
ンプルを遠心分離して、血液サンプルの細胞成分から離
れたフロートの上端に沈殿フィブリノーゲンの層を生じ
させ、ついでd)沈殿フィブリノーゲン層の長さをフィ
ブリノーゲン数に変換する各工程からなり、そこで、フ
ロートとチューブのサイズは、チューブとフロートとの
間のフィブリノーゲンの有為な蓄積を防止できるような
相互関係とする、フィブリノーゲン含量の測定方法。 【請求項7】 体液物質のサンプル中の複合体液物質の
標的成分の量を定量する方法において、a)体液物質の
サンプルをフロートを含有する透明チューブに取り、
b)チューブ内のサンプルを遠心分離して、フロートの
頂部上に体液物質のすべての他の可視成分と間隔を置い
て配置されたバンドとして標的成分の層を生じさせ、つ
いでc)標的成分のバンドの軸方向の長さを測定し、得
られた測定値をサンプル中の標的成分の量の表示に変換
する各工程からなり、そこで、フロートとチューブのサ
イズはチューブとフロートとの間の標的成分の有為な蓄
積を防止できるような相互関係とする標的成分の定量方
法。 【請求項8】 抗凝固処理した全血のフィブリノーゲン
含量を測定する方法において、a)血液のサンプルをセ
パレーターを含有する透明なチューブに取り、b)血液
サンプルを遠心分離してチューブ内の血液の血漿成分か
ら細胞成分を分離させ、c)血漿成分中のフィブリノー
ゲンを可視形態に変換し、d)血液サンプルを再び遠心
分離して、遠心分離された血液サンプル中の細胞成分か
ら離れたチューブ内で、セパレーターの頂部上に血液サ
ンプル中のフィブリノーゲンの可視形態の層を形成さ
せ、ついでe)チューブ内の形成したフィブリノーゲン
層の長さを測定し、この測定された層の長さをフィブリ
ノーゲン量を表す数に変換する各工程からなり、そこ
で、セパレーターとチューブのサイズは、チューブとセ
パレーターとの間のフィブリノーゲンの有為な蓄積を防
止できるような相互関係とする、フィブリノーゲン含量
の測定方法。
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