JPH0771502A - 振動ダンパ - Google Patents

振動ダンパ

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JPH0771502A
JPH0771502A JP6072828A JP7282894A JPH0771502A JP H0771502 A JPH0771502 A JP H0771502A JP 6072828 A JP6072828 A JP 6072828A JP 7282894 A JP7282894 A JP 7282894A JP H0771502 A JPH0771502 A JP H0771502A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単な構造および漏洩損失に依存しない運転
関係を有する空間を節約した緩衝弁装置を提供する。 【構成】 振動ダンパは緩衝媒体で充填された圧力管、
それぞれ主段弁体21a,21bにより形成される流れ
方向ごとに主段弁を備えた、緩衝弁体7からなる緩衝弁
装置、および前記主段弁21a,21bを制御する前段
弁、制御空間と作動空間との間の流れ結合に作用する調
整可能なアクチユエータからなる調整可能な緩衝力を有
する前記制御空間1aが第1および第2のばね力作用の
主段弁体21a,21bにより軸方向に画成され、その
さい前記第1の主段弁体21aが閉止位置から開放位置
への運動に際して前記制御空間内で軸方向に緩衝媒体に
より閉止弁位置に保持される前記第2の主段弁体21b
上に動かされそして逆の運動方向に際して前記第2の主
段弁体21bが前記閉止位置から開放位置へ前記閉止位
置にある第1の主段弁体21aの方向に軸方向に動く構
成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストンが軸方向に可
動のピストンロツドによつて作動空間をピストンロツド
側とピストンロツドから離れた側に分割し、そのさい主
流および副流に分割される緩衝媒体流が両作動空間間に
存在する緩衝媒体で充填された圧力管、それぞれ主段弁
体により形成される流れ方向ごとに主段弁を備えた、緩
衝弁体からなる緩衝弁装置、および前記主段弁を制御す
る前段弁、制御空間と作動空間との間の流れ結合に作用
する調整可能なアクチユエータからなる調整可能な緩衝
力を有する振動ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国公開特許第41180
30号から、主段弁および前段弁から形成される緩衝弁
装置を備えている振動ダンパは公知である。前段弁はそ
の場合に貫流方向に対して予備制御室内で軸方向に移動
可能である解放ピストンからなる。解放ピストンの移動
運動はその場合に緩衝媒体の押圧力によつて行われ、そ
のさい両解放ピストンの運動は緩衝媒体の影響により同
時にかつその運動方向により行われる。運転に際して小
さい作動空間に向けられた解放ピストンは予備制御空間
へかつ他方の解放ピストンがそれから動かされる。それ
により緩衝弁装置に関しては高められた軸方向の位置要
求が生じる。弁装置の構造の大きさは顕著な欠点を示
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この弁構造のさらに他
の欠点は、予備制御空間からの漏洩流が主段弁の開口関
係に重大な影響を有するということにある。弁装置の結
合支持と両方解放ピストンとの間の間隙密封ならびにス
ライダと支持との間の漏洩損失が付加される。この漏洩
損失は関連の構造部材の許容誤差に決定的に依存する。
続いて漏洩損失は主段弁の開口関係を間接的に決定す
る。
【0004】本発明の目的は簡単な構造および漏洩損失
から独立した運転関係を有する空間を節約した緩衝弁装
置を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、制御空
間が第1および第2のばね力作用の主段弁体により軸方
向に画成され、そのさい前記第1の主段弁体が閉止位置
から開放位置への運動に際して前記制御空間内で軸方向
に緩衝媒体により閉止弁位置に保持される前記第2の主
段弁体上に動かされそして逆の運動方向に際して前記第
2の主段弁体が前記閉止位置から開放位置へ前記閉止位
置にある第1の主段弁体の方向に軸方向に動くことによ
り解決される。
【0006】上記従来技術に比して緩衝弁装置の軸方向
構造的浪費を明らかに好都合に減少する。主段弁体と制
御空間の限界との間の作動結合により部品または部品数
を減少しかつ簡単化する。
【0007】変形実施例において、主段弁が主流により
かつ前段弁が副流により両流れ方向に貫流されることが
提案される。かなりの構造空間を必要とする逆止め弁が
除去される。両貫流方向が緩衝弁装置の内部の汚染の危
険を減少する。そのために可動部材の数が減少し、その
さい加えてコスト減少が生じる。
【0008】さらに、好都合には、緩衝弁体の内部に緩
衝媒体の副流が制御空間を通ってかつ主流が結合通路を
通って前記制御空間の外部に半径方向に走行しそしてア
クチユエータにより形成された前方空間が前記制御空間
に対して同中心的に配置され、そのさい前記前方空間と
作動空間との間に少なくとも流れ方向に結合が存在しか
つそのさい前記アクチユエータにより作用される半径方
向の流れ結合が前記制御空間と前記前方空間との間に設
けられることが提案される。漏洩の影響は実際には排除
される。同時に、緩衝弁空間および結合通路の半径方向
の配置により、また主段の大きな容量の流れが実現され
得ることが保証された。副流の流路は短く保持されこと
ができ、その結果また考え得る汚れは機能的損傷を生じ
ない。
【0009】半径方向の構造空間の低減のためにかつ大
きな貫流断面を緩衝弁装置内に可能とするために、緩衝
弁体の内部に少なくとも貫流方向に、主および副流が共
通の流れ開口を有するように設けられる。
【0010】緩衝弁装置の両貫流方向に対して緩衝力調
整を同時に変更する、すなわち同時に引っ張りおよび押
圧方向に硬くまたは柔軟にさせることが望まれるとき、
緩衝弁装置は、制御空間の両貫流方向に関して緩衝力調
整が前記制御空間と前方空間との間の副流の流出の制御
により行われるように主およびまたは副流用の逆止め弁
が設けられる。
【0011】本発明の代替の実施例は緩衝弁装置が、制
御空間の一方の貫流方向に関して緩衝力調整が流入の制
御によつてかつ他方の貫流方向に関して前記制御空間と
前方空間との間の副流の排出によつて行われるように主
および副流用の逆止め弁を備えるように呈する。それ
は、調整可能な緩衝力により車両の水平が達成されるべ
きであるとき利用される。一方の貫流方向に対して緩衝
が硬く調整されると、同時に対向の緩衝方向は柔らかく
なる。
【0012】好都合な従属請求項によれば、手段弁体は
絞り孔を有し、該孔を通って副流が制御空間に流れる。
さらに孔は制御空間または前方空間に対して方向依存で
作用する貫流弁を有し、該貫流弁はそれぞれの空間の流
出方向において流入方向におけるより大きい絞り断面を
解放する。この好都合な手段により予備制御の帯域幅
は、流入断面体流出断面の関係が予備制御の拡張の程度
と同様に考慮されるので、大きく保持され得る。
【0013】好都合には、主段弁体が制御空間内に流入
方向に開放する逆止め弁を備えている。それによりさら
に副流の流路は、従来技術に対して曲がり角の多い流路
を回避するために、短くまたは簡単化される。変形実施
例において、少なくとも1つの逆止め弁が弾性変形可能
な閉止リングにより形成される。これは振動ダンパの期
待すべき圧力レベルに依存して合成樹脂またはゴムから
作られまたは高い圧力に際してスリツトを備えた金属リ
ングとして形成される。
【0014】さらに、主段弁が多数のばねにより形成さ
れる方向依存の緩衝力特性曲線を有し、そのさい一方の
主段弁体にばねが支持されかつ他方の主段弁体に前記ば
ねの部分が係合し、その結果ばね力が前記手段弁体に加
わりかつ他方の主段弁体にばね力の1部分が作用する。
ばねは制御空間内部に同中心的に配置され得る。ばね用
の追加の空間は必要ない。代替的に、方向依存の緩衝力
特性曲線が、主段弁体にばねの1つが支持されかつ他の
主段弁体に従属のばねが支持されることにより、多数の
ばねにより実現され、そのさい両方のばねが緩衝弁中間
ケースに対して位置固定のばねにおいて交互に係合す
る。その利点は、ばね力が手段弁に交互に影響を及ぼさ
ず、その結果両貫流方向に関して独立の緩衝力設計が可
能であるということにある。
【0015】望ましくない緩衝力ピークを回避するため
に、緩衝弁装置は少なくとも1つの圧力制限弁を有す
る。閉止されない開放断面において緩衝弁自体が調整し
かつそれにより圧力制限弁を形成する。好都合な特徴に
よれば、主流用の逆止め弁が圧力制限弁を備えることが
できる。
【0016】好都合な実施変形例は、主流用の前記逆止
め弁が前記緩衝弁体上のばねによつて緊張させられた逆
止め弁からなり、結合断面が前記弁体の両側に対してま
たばね負荷の閉止体により覆われ、その結果主流の一方
の貫流方向において閉止体がかつ他方の方向において逆
止め弁体が緩衝弁体から上昇する。
【0017】空間関係を許容するために、好都合な可能
性は、副流用の逆止め弁が圧力制限弁を備えていること
からなる。逆止め弁の貫流断面は、それにも拘わらず十
分に作用するように、非常に小さく実施され得る。
【0018】1実施例において、好都合には、副流用過
圧弁が制御空間の内部に配置され、そのさい前記過圧弁
および逆止め弁が組み合わせ構成要素として実施されか
つ交互にその弁座面から上昇する2つの円板体として緊
張させられる。
【0019】主段弁体を簡単化するために、前記主段弁
体が2つの個々の弁体からなり、そのさい一方が案内体
をかつ他方が座体を示す。
【0020】過圧弁の代わりにまたはそれと組み合わせ
て、好都合には、前段弁が常に部分的に開放され、その
結果主段弁が同時に圧力制限弁を示すように設けられる
ことが可能である。そのために好都合には主段弁の油圧
作動弁開放面が弁閉止面より大きい。
【0021】アクチユエータが回転円板と結合してサー
ボモータからなる。この変形例は非常に大きな副流断面
を示す。
【0022】代替的に、アクチユエータが軸方向に移動
可能なアンカと結合してリング磁石からなる。この変形
例は、アクチユエータの開口位置が、アクチユエータ流
れがアンカの調整通路に比例するので、緩衝力調整に必
要とされるときとくに関心がある。
【0023】汚染の危険およびそれと結び付けられる作
用の危険を減少するために、好都合にはアンカの内部に
結合舌片が配置され、該舌片は少なくとも一端でボール
状に実施されかつ適合された対向面により角度充填調整
を形成する。
【0024】できるだけ大きな特性曲線範囲が緩衝弁装
置により実現し得るように、アクチユエータは無段式に
調整可能である。
【0025】それに対して一定の緩衝力特性曲線のみが
緩衝弁装置により変えられるべきであると、段階的に調
整可能であるアクチユエータが投入される。段階的なア
クチユエータにより緩衝弁装置の内部には制御空間と前
方空間との間結合通路の許容誤差が大きく選択され得
る。
【0026】とくに好都合な緩衝弁装置は2つの別個の
制御空間を有し、そのさい貫流方向ごとに制御空間が貫
流されかつ前記制御空間と前方空間との間の結合が共通
のアクチユエータにより制御され、その結果前記緩衝弁
装置の2つの基本調整範囲が生じ、そのさい該範囲の一
方が両貫流方向に対して同一方向の緩衝力調整をかつ他
方の範囲が交互の方向の緩衝力調整を必然的に伴う。こ
の緩衝弁装置の実施は両方の貫流方向に関して同時に緩
衝力が上昇する緩衝力の通常の調整を一方の貫流方向に
関して緩衝力を上昇しかつ同時に他方の貫流方向に関し
て低減されかつ逆にされる調整と結合する。好都合には
緩衝弁装置の内部に通常のかついわゆる「スカイフツク
性能グラフ」が実現される。
【0027】その利用のために、2つの別個の制御空間
を有する緩衝装置が利用され、そのさい貫流方向ごとに
制御空間が貫流されかつ前記制御空間と前方空間との間
の結合が共通のアクチユエータによつて制御され、その
結果前記緩衝弁装置の貫流方向ごとにアクチユエータ位
置に依存して両貫流方向に対して同一方向にまたは交互
の方向に調整され得る2つの異なる緩衝力特性曲線が存
在する。緩衝特性曲線の数は制御可能な結合の数により
定められる。
【0028】好都合な形態によれば、前方空間と制御空
間との間の結合が前開口断面を示し、緩衝力特性曲線推
移が使用に適して形成され得る。僅かな流れ媒体振動お
よび柔らかな緩衝力調整直後に大きな前開口断面が振動
ダンパの良好な反応関係を生じる。
【0029】個々の部材を減少するために、緩衝弁筺体
がそれぞれ1側の緩衝弁体および緩衝弁中間体からな
る。これらの特徴の首尾一貫した発展の継続において緩
衝弁体は緩衝弁筺体の内部に鏡像的に配置される。
【0030】その「積層された」構造方法を備えた緩衝
弁筺体は主段弁体を負荷しているばねの偏倚に影響を及
ぼし、その結果緩衝力の拡散に至る。この欠点の調整の
ために好都合には、緩衝弁中間体と同中心的に外被管が
配置されかつ少なくとも1つの緩衝弁体がその固定の前
にこれに対して外被管により移動され、その結果緩衝弁
中間体の軸方向の構造長さが任意に調整され得ることが
提案される。まず第1に緩衝弁調整体の構造長さは緩衝
力のずれの原因である。緩衝弁中間体を少なくとも1つ
の緩衝弁体を介して圧縮することにより、構造長さの許
容誤差が実質上調整され得る。緩衝弁中間体の対応する
弾性は、緩衝弁中間体が例えばアルミニウムから作られ
ることにより、非常に簡単に製造される。緩衝弁中間体
と外被管との間の固定が可塑的変形によつて、例えばク
サビ止めによつて行われ、そのさいしかしまた他の公知
の結合が利用され得る。
【0031】緩衝弁体および緩衝中間体をまた1つの構
造ユニツトにまとめることができ、その結果緩衝弁筺体
が2つのみの構成部材からなる。
【0032】好都合には、主段弁がピストンロツドに並
置されたピン断面において心出しされる。この心出しは
漏洩を無視し得る程度に減少する密封体を備えている。
上記従来技術に対して内径のみが狭く許容されねばなら
ない。主段弁体の外径は、これがどのような密封作用も
受容しないので、一般に漏洩に対して役割を持たない。
【0033】アクチユエータの電磁コイルが電流供給を
有しない場合には、緩衝弁装置は好都合にはアクチユエ
ータのアンカを接触面に対して押圧する少なくとも1つ
のばね装置からなる必要な駆動位置にわたつて自由にな
り、それにより中間の緩衝力調整が関連付けられる。
【0034】調整力かつ対応して電流の必要を減少する
ために、アクチユエータは好都合には圧力均一の調整ス
ライドを有する。
【0035】変形実施例は2部分からなる制御空間を有
し、そのさい両方の制御空間部分は前段弁を介して接続
される。さらに向流は結合孔を介して主段弁体の外部に
生じることができる。それにより主段弁体は単一構造部
材として簡単化される。
【0036】以下の図面の説明に基づいて本発明をより
詳細に説明する。
【0037】図1は緩衝弁装置1の図示において中空の
ピストンロツド3に制限される。緩衝弁装置1は例えば
さらに端部でそれぞれ緩衝弁体7および2つの緩衝弁中
間体9を有する緩衝弁筺体5を含んでいる。両緩衝弁中
間体9は同一に実施され、しかも鏡像的に配置され、そ
の結果貫通孔が流入開口15への流入13として半径方
向の結合を有する結合通路11a,11bを形成する。
結合通路に関連して半径方向にさらに内方にピストンロ
ツド3のピン断面17は緩衝弁中間体19とともにそれ
ぞれ主段弁体21a,21bにより軸方向に画成される
制御空間19を形成する。該制御空間19と同軸に半径
方向の流れ結合25を介して制御空間19と接続される
前方空間23が配置される。緩衝弁装置1全体はナツト
27を介してピストンロツド3と固定される。
【0038】緩衝弁装置1は緩衝弁装置1の内部に流れ
関係を導く一連の逆止め弁を有する。一方で結合通路1
1a,11bの出口開口は逆止め弁29a,29bを備
えている。他方で、逆止め弁31a,31bは前方空間
23をそれぞれ隣接の作動空間33,35に対して遮断
するピストンロツド3の近傍にまたはその中に配置され
る。最後に各主段弁体21a,21bは制御空間19へ
の流入のみ許容する逆止め弁37a,37bを備えてい
る。
【0039】前方空間23の内部には制御ロツド41を
介して図示してない回転角度モータと接続される回転円
板39が配置される。該回転円板39は制御空間19間
の結合に半径方向の流れ結合25を介して影響を及ぼす
出口断面43を有する。
【0040】方向Aへの緩衝弁装置1の運動に際して、
緩衝媒体は排除されねばならず、その結果流入開口15
aに流れ込む。流入開口15aの内部で、媒体は主流と
副流に分割される。副流は主段弁体21aおよび逆止め
弁37aを通って制御空間19に流れる。出口開口43
に依存して制御空間19内に閉止ばね45の力により重
ねられる閉止力を主段弁体21aに働かす圧力を形成す
る。開放力が流入開口15aの範囲において、主段弁体
21aを弁座47aから持ち上げるように、制御空間1
9の閉止力より大きく、それにより結合通路11aへの
流入13が開放される。逆止め弁31aは作動空間33
を前方空間23に対して遮断し、それにより作動空間3
3内の装置圧力は制御空間19内の閉止力に影響を及ぼ
さないようにすることができる。制御空間19の排出
は、左半分に図示されるように、回転円板39に隣接し
かつ右半分においてピストンロツドピン断面17からの
出口開口に配置され得る逆止め弁31bを介して行われ
る。
【0041】記載された上昇運動の間中逆止め弁29b
は結合通路11bを閉止し、それにより装置圧力は制御
空間内に影響を及ぼさない。方向Bへの上昇運動に際し
て逆止め弁29aならびに31bは閉止する。緩衝媒体
は逆止め弁37bを通過しかつ主段弁体21a用の閉止
力を形成する。制御空間19を介して副流の排出が行わ
れる。主流は、結合通路11b内に、主段弁体21aと
同様にピン断面17において心出しされる主段弁体21
bの上昇により放出される。
【0042】緩衝力は出口断面43の大きさを介して間
接的に決定され、そのさい両流れ方向に関して基本的に
制御空間19の排出が緩衝力変更のために利用される。
したがつて出口断面43の変更は基本的には同一方向に
生じる、すなわち引っ張りおよび押圧方向に関して同一
の変更が硬いまたは柔らかい緩衝力調整の方向に生じ
る。それにより出口断面43が主弁体と関連して圧力制
限作用を引き受け、該出口断面がまつたく閉止されない
ので主弁体21はピーク圧力に際して上昇することがで
きる。
【0043】アクチユエータのために、さらに、回転円
板39がエネルギ消費を最小にするために圧力調整で行
われるように実施することができる。さらに、同時に前
開口断面を意味する出口断面43が常に部分的に開放さ
れるように設けられる。それから、制御空間19の排出
が決して遮断されないので、圧力制限作用が生じる。出
口開口43を前開口断面として示すために、緩衝力調整
に際して出口断面43が「柔らかく」最大に開放される
ので、好都合な方法において緩衝弁装置1の特性曲線推
移を変更する。同時にそれにより前開口断面はとくに大
きく、その結果振動ダンパは非常に柔らかいかつ快適な
反応関係を表す。
【0044】結合通路11aおよび11bと結合して前
方空間23に対する制御空間19の半径方向配置は緩衝
弁装置1の非常に短い構造方式を生じる。それにより短
い流路になる。そのさい、できるだけ大きな輸送量を実
現するために、流れは中央で僅かな容量によりかつ主流
が大きな部分回路で半径方向に外方に置かれることが考
慮に入れられた。例えば、主段弁体21a,21bまた
は緩衝弁体7および9の部材の同一性は製造費用を非常
に低減する。
【0045】図2は主段弁体21の範囲において図1か
ら非常に拡大した断面図を示す。主段弁体21の作用は
常に部分的に開放された前開放断面と結合して制御空間
側と流入開口側の油圧作用面との間の面関係(Ao/A
s)から結果として生じる。弁開放面Aoは主段弁体2
1の環状面から生じ、そのさい弁座47の内径は環状面
Aoの外径を意味する。油圧作用面Agは主段弁体21
の制御空間側面および板ばね69により形成される。該
板ばね69はケース9および主段弁体21上に支持され
る。したがつて油圧閉止力はケース9に半分かつ他の半
分が主段弁体に作用する。それにより弁閉止油圧作用の
作用面が制御空間側主段弁体の面および半分の作用の板
ばね面のの合計から形成される。圧力制限作用に関して
は、弁開放面が弁閉止面より大きいことが必須である。
制御空間19および小さい作動空間における圧力同一に
際して油圧開放力は弁閉止力より大きい。そのさい閉止
ばねの説明に関して、振動ダンパの定義された運転圧力
から弁開放と弁閉止との間の差の面に作用する油圧圧力
が閉止ばねより大きな量を有する。
【0046】図3の基本的な構造は図1に対応する。差
異はピン断面17の内部に摺動かのうに配置される軸方
向に移動可能なアンカ51と結合してリング磁石49か
らなるアクチユエータにより生じる。半径方向の流れ結
合25は共通肩部55を備えたスリーブ53を有し、該
共通肩部は切り欠き59とともに前開口断面を決定する
さらに他の解放57を有している。共通肩部55は緩衝
媒体を制御空間から前開口断面に導く。敏感な制御のた
めに切り欠き59は、所望の横断面をアンカ51の持ち
上げ高さに依存して実現するために、任意に形成され得
る追加の形成61を有している。
【0047】リング磁石が欠陥により作動されない場合
のフエールセーフ装置として、1対のコイルばね63が
ピン断面17の出口開口にアンカ51に対して張設され
る。ばね63は僅かに異なる長さおよび異なる強さを有
し、そのさいより長いばね63がより小さいばね強さを
有する。電磁コイル49の電流損失に際してより長いば
ねがアンカ51をストツパ面65に押圧する。この位置
において前開口断面は中間の大きさに調整され、その結
果また中間の緩衝力特性曲線が効果を表す。
【0048】図4は基本的には図3と同一の構造である
が、以下に説明される作用的な差異を示す。
【0049】図3に対する相違はとくに制御空間19が
逆止め弁を持たないことからなる。主段弁体21aは副
流用の孔67のみを有しかつ主段弁体21bは完全体と
して実施される。また前方空間23は逆止め弁なしで現
れ、そのさい前方空間23と作動空間33との間の結合
が行われずかつ作動空間35への結合は柔軟さを欠いた
ままである。
【0050】方向Aへのピストンロツド3の上昇運動に
際して、緩衝媒体は流入開口15aに流れ、そのさい副
流は孔67を通って制御空間19へ続く。出口断面−ア
ンカ51とスリーブ53との間の前開口断面−を介して
の排出に依存して主段弁体21a上に、制御空間側の面
が主段弁体21aに関連して弁開放側より小さいので、
閉止力が閉止ばね45と重なって生じる。圧力が作動空
間33内でさらに上昇すると、主段弁体21aはその弁
座47aから上昇する。結合通路11aへの半径方向の
供給路13が開放される。引っ張り方向においてかくし
て緩衝力制御が緩衝媒体排出を介して制御空間19から
生じる。方向Aからの緩衝弁装置1の流れに際して緩衝
媒体は主段弁体21bをその弁座に対して押圧する。主
段弁体21a,21bは、板ばね69が緩衝弁中間体9
の内径と主段弁体21a,21bとの間の間隙を閉止す
るので、溢れさせられることができない。
【0051】また、方向Bからの、反対の流れ方向に際
して緩衝媒体は流入開口15bおよび前方開口23に同
時に流れる。前開口断面に依存して緩衝媒体は半径方向
の流れ結合25を介して制御空間19内へ多少大きな圧
力損失により流入することができる。小さな前開口断面
に際して制御空間には流入開口15bに隣接する装置圧
力に対向する緩衝媒体の僅かな圧力のみが隣接する。
【0052】したがつて主段弁体21bはその弁座47
bから上昇しかつ結合通路11bへの供給路13bを解
放する。緩衝力特性曲線は方向Bに関して供給路から制
御空間19へ調整される。
【0053】前開口断面が比較的大きく調整されるアン
カ51の静止状態から開始すると、行程方向Aにおいて
柔らかなかつ行程方向Bにおいて硬い緩衝力特性曲線を
呈する。小さな前開口断面に際して緩衝力は両流れ方向
に関して正確に対向のレベルに横たわる。一方の行程方
向に関して緩衝力調整を端部調整に変更するような程度
において、他方の行程方向に関して緩衝力調整は反対に
推移する。この実施例において緩衝弁装置1は、該緩衝
弁装置1の切り換え速度を低下し得るように、車両の水
平を達成するかまたはいわゆるスカイフツクダンパを実
現するときとくに関心がある。
【0054】図5はさらに実質的には図3と同一の機能
的構造を有する。構造的な差異は、例えば、2つの閉止
ばね45a,45bが両主段弁体21a,21bに対し
て利用されることにある。主段弁体21aは両方のばね
に関して板ばね69の内径に係合する支持体71を有す
る。主段弁体21bは同様に、しかしながら2つの支持
体71a,71bがその上に支持される板ばね69を有
している。主段弁体21aに関して、閉止ばね45a,
45bのばね力の合計が有効であることを意味するが、
主段弁体21bに関してはばね45aが板ばね69の外
径範囲を介して緩衝弁筺体に支持されるのでばね45b
のみが有効である。この方策によれば方向依存の緩衝力
基本調整が制御空間19の軸方向の構造空間を増大する
ことなしに達成される。
【0055】さらに、緩衝弁装置1はばね負荷の閉止体
79により被覆される結合断面77が加工される逆止め
弁体75からなる過圧弁73を介して自由になる。閉止
体79上の圧力がばね負荷の上方に横たわるレベルを超
えると、閉止体79が上昇しかつ結合通路11aおよび
11b内の通路を解放する。逆の流れ方向において過圧
弁73は実際には案内ばね81に対する圧力予備負荷な
しに開く。
【0056】図6の描写は緩衝弁体7の、とくに主段弁
体21の範囲の緩衝弁装置1の断面に制限される。主段
弁体21は2つの部分から形成される。とくにそれはピ
ン断面77に対して有効である密封体85を備えた主段
弁体案内83を含んでいる。第2の部材は案内ブリツジ
89において心出しされる実際の弁体87を配置する。
該弁体87には孔67が加工され、該孔が、2つの互い
に固定された円板体からなる、流入開口15の方向に組
み合わされた逆止めおよび過圧弁91により覆われる。
該過圧弁91は主段弁体案内83と弁体87との間に張
設される板ばね93により形成される。該板ばね93は
制御空間19の流入方向において板ばね93から上昇す
る高い弾性の円板95により覆われる貫通孔を有する。
【0057】振動ダンパの通常の運転範囲における圧力
関係において逆止め弁は図1および図3に関してすでに
説明されたように作動する。緩衝媒体は流入開口15に
流れ、そのさい副流は板ばね93の貫通孔を通って続き
かつ弾性円板95が上昇し、その結果緩衝媒体が制御空
間19に流れることができる。逆の流れおよび制御空間
19内の過圧に際して板ばね93の外径が弁体87から
上昇し、その結果制御空間19内の圧力が急激に形成さ
れることができる。副流内の過圧弁の利点は非常に小さ
い容量の流れのみが、過圧保護を得るために、克服され
ねばならないということである。
【0058】図7は図3、図5および図6の組み合わせ
を含む緩衝弁装置1を示し、その結果構造的な差異のみ
が示される。実質的な差異の特徴はピン断面とともに座
弁51aを形成するアンカ51を示す。ピン断面は半径
方向の流れ接続25の範囲に傾斜面25aを有し、その
結果座弁51aの連続開口関係が保証される。アンカは
結合孔51bを有し、その結果前方空間23の両方の部
分が接続されかつアンカ51が調整される。さらにアン
カ51の内部には少なくとも一端でボール状に実施され
る結合舌片51cが配置され、その結果角度充填調整が
緩衝弁装置の内部で可能とされる。
【0059】これに対して逆止め弁37a/bはこれま
で記載の弁から逸脱する。制御空間19への副流の流入
が半径方向に生じると、その結果逆止め弁は半径方向の
運動を実施しなければならない。そのために、リング状
の弾性閉止体が設けられ、該閉止体は基体すべき圧力レ
ベルに依存して合成樹脂、ゴムまたは、とくに高い圧力
において、スリツトを備えた金属リングからなる。逆止
め弁のこの実施例は振動ダンパの調整において好都合で
ある流入方向における非直線開口関係を可能にする。付
随的に、部品、とくに可動部品の数を低減する。
【0060】過圧弁の挿入に関して図6にすでに言及さ
れた利点の利用により過圧弁91において逆止め弁37
aからの分離が企てられる。それにより主段弁体におい
て緊張させられる1または多数の板ばねについて過圧弁
の構造費用が低減される。
【0061】とくに図5の説明すべき変形例に対するさ
らに他の実質的な差異は、両方の閉止ばね45a,45
bがその特別な配置に基づいて主段弁体21a,21b
のばね力の依存を必然的に伴わない。緩衝弁中間体9に
対して位置固定で配置されるばね案内スリーブ45cは
両ばね用の支持機構として役立ち、その結果ばね地下は
反対側に影響を及ぼされない。この図において閉止ばね
45aの緊張力は閉止ばね45bの緊張力より何倍か高
く、経験によればほぼ4倍高く、その結果閉止ばね45
aは緩衝弁筺体5の段部分45d上でばね案内スリーブ
45cの位置を定義する。代替的にばね案内スリーブ4
5cはまた緩衝弁体7と緩衝弁中間体9との間で張設さ
れ得る。閉止ばね45は支持体71a/bを介して主段
弁体21a/bに係合し、そのさいとくに逆止め弁37
b用の支持体71bはそのリング輪郭を介して案内作用
を引き受ける。
【0062】緩衝弁装置1において緩衝弁体7の互いに
向かい合う側部間に多くの部品量が一列に配置され、そ
れはその許容誤差のずれにより閉止ばね45の緊張長さ
が決定的に影響を及ぼす。それから、取り付けに際して
緩衝装置1の作用が点検されかつ両緩衝弁体7の距離を
ばね45の緊張長さが調整されるまで減少することによ
り分解される特記すべき緩衝力拡散が生じるかも知れな
い。このために緩衝弁体7の少なくとも1つが外被管5
aに関連して軸方向に緩衝弁中間体9に対して移動さ
れ、その結果これはその軸方向長さの短縮をこうむる。
そのために緩衝弁中間体9は可塑的に変形可能な材料、
とくにアルミニウムから作られる。正しい調整が行われ
ると、外被管5aは緩衝弁体7と、例えばクサビを介し
て接続される。
【0063】緩衝弁中間体9は緩衝弁体7の中心7zを
介して案内される。さらに外被管5aは周部フランジ7
mに半径方向に支持され、その結果外被管5と緩衝弁中
間体9との間のリング空間11が主流用の結合通路11
として自由になる。
【0064】図8ないし図11は共通のアンカ51によ
り制御される2つの制御空間19a/bを有する緩衝弁
装置1を示す。緩衝弁筺体5内の制御空間19a,19
bは油圧密封の中間の底部97により分離される。アン
カの内部には切り欠き59a,59bが加工され、該切
り欠きは拡大部61a,61bによつて軸方向に拡張さ
れる。かかる構造は実質上図3に対応する。アンカ51
は前方空間23と半径方向の流れ断面25との間に有効
である前開口断面をスリーブ53とともに形成する。ス
リーブ53は、その場合に制御空間19aまたは19b
に配置される軸方向の切り換え孔99a,99bおよび
解放57を有する。
【0065】図8においてアンカ51はスリーブ53に
対して、解放57がそのさい拡大部61aによつてのみ
覆われる切り換え位置を占め、その結果小さな前開口断
面が存在する。そのさい切り換え孔97a内部の断面全
体に切り欠き59bを備えた拡大部61bがある。この
切り換え位置は方向Aへの緩衝弁装置1の行程運動に関
して、緩衝媒体が制御空間19aから排出制御されかつ
傾向的に硬い緩衝特性曲線が存在することを意味する。
緩衝媒体は切り欠き59bおよび拡大部61bによつて
切り換え孔99aを介してしかも制御空間19aに流れ
るが、逆止め弁37bが排出を阻止し、その結果主段弁
体21bが制御空間19bを閉止する。制御空間19a
からの副流は逆止め弁31bを通って前方空間23を介
して流れ出ることができる。
【0066】行程方向Bにおいて緩衝弁装置1は副流を
制御空間19bおよび切り換え孔99aを通って前方空
間23内の切り欠き59bおよび拡大部61の共通断面
に流す。制御空間19aを介しての短い閉鎖は逆止め弁
37aによつて阻止される。前方空間23からの排出は
逆止め弁31aを介して行われる。しかしながらより硬
くなる柔らかい基本調整が存在すると、解放57との切
り欠き59aとの間の覆いは益々大きく調整される。
【0067】図9は切り換え孔を備えた切り欠き59b
および拡大部61bと同様に切り欠き59aまたは拡大
部61aと解放57との間の端部切り換え位置を示す。
このアンカ位置によつて行程方向Aに柔らかい特性曲線
がかつ引っ張り方向Bにかたい特性曲線が存在する。
【0068】図10において制御空間19bの排出は常
に切り換え孔99bを介して行われる。解放57と切り
欠き51aおよびbとの間の被覆の大きさが緩衝力を決
定する。全く同様に緩衝力調整は切り換え孔99bを介
して切り欠き59bおよび拡大部61bにより行われ
る。被覆または前開口断面はアンカ運動に際して同時に
変更される。緩衝力調整に関して前開口拡大に際して緩
衝力位置が引っ張りおよび押圧方向において柔らかい緩
衝力の方向に調整されることを意味する。硬い緩衝力特
性曲線に対して傾向的に調整に関しては両方の前開口が
減少される。
【0069】両方の切り換え孔99a,99bまたは切
り換え孔グループを介して、多数の切り換え孔が配置さ
れるとき、それぞれ2つの端部調整、「硬い」および
「柔らかい」調整間の緩衝力の無段式調整を各々の行程
方向に関して可能にする、緩衝弁装置1の2つの基本調
整が実現される。
【0070】図11は両方の行程方向に関して最も硬い
調整を意味する切り換え位置におけるアンカを示す。
【0071】図12ないし図15はこの実施例において
それぞれ2つの緩衝力特性曲線と結合して2つの基本調
整を可能にする段階的に切り換え可能なアンカ51を示
す。緩衝力調整は以前の図に際してと同様にアンカ51
とスリーブ53との間の被覆によつて行われる。図8な
いし図11に対する差異はアンカ51が切り欠き59a
とbおよび拡大部61a,61bと並んでそれぞれ1ま
たは多数の一定の絞り101a,101bを有するとい
うことである。スリーブ53には各制御空間19a,1
9bに関して半径方向の流れ結合25a,25bの延長
部が加工される。
【0072】緩衝弁装置の全体の機能形式は図8ないし
図11から引き継がれ得る。重要な差異として緩衝弁装
置1の段階的な調整に言及することができる。図8にお
いて方向Aへの行程運動に関して、制御空間19aの前
開口断面が拡大部61aによつてのみ決定されるので、
硬い緩衝力調整が調整される。反対の行程運動に関して
制御空間19bに切り欠き59により形成された、最大
の前空間が自由になり、それにより柔らかい緩衝力調整
が結合される。
【0073】図13は両方の行程方向に関して最大の前
開口を意味するアンカ位置を示し、その結果また両方の
行程方向に関して最も柔らかい緩衝力が調整される。
【0074】図14において、切り欠き59aは半径方
向の流れ結合25aの持続により被覆される一方、半径
方向の流れ結合25bに関して拡大部61bのみが閉鎖
または前開口として利用されることができる。したがつ
て行程方向Aへの緩衝弁装置は最も柔らかな緩衝力調整
をかつ行程方向Bにおいて最も硬い緩衝力調整になる。
【0075】方向にしたがつて図15に関して両方の貫
流方向に対して、一定の絞り101aおよび101bの
みが前開口断面を決定するので、最も硬い緩衝調整が生
じる。
【0076】無段式の緩衝弁実施に対する段階式の緩衝
弁実施の利点は、一定の絞り101aおよび101bが
緩衝弁装置の内部に受容し得る許容誤差を増加させると
いうことにある。一定の絞りが切り換え点の半径方向の
流路25の持続内で移動される数十分の1ミリメートル
を占めるかどうかは些細なことである。前開口は一定の
絞りの断面から幾つか形成される。
【0077】図8ないし図15の描写は自明のように、
図5、図6および図7に対応して過圧弁により補充され
ることができる。同様に緩衝弁装置1の利用はピストン
弁に制限されるだけでなく、自明のように振動ダンパの
バイパスに設けられ得る。
【0078】図16には図8ないし図15のように場合
によつては2つの制御空間19a/19bに分割される
制御空間を有する緩衝弁装置1が示される。両制御空間
19a/19bは前方空間23a/23bならびにアン
カ51から形成される前段弁を介して互いに接続され
る。
【0079】作動は図16において引っ張り方向に、作
動空間33からの容積流が副流と主流に分割され、その
さい副流が主段弁体21aを通って制御空間19aに流
入しかつ主段弁体21aに作用する圧力を形成するよう
に進行する。副流は半径方向の流れ接続25aを通って
前段弁に向かって座弁51aの実施において継続する。
もちろんまた回転円板弁が図1に対応して設けられ得
る。座弁51aの開口一に依存して主段弁体21aに閉
止力を働かす圧力を形成する。そのさい図2による説明
に対応して主段弁体での弁開閉面の形成により絞り断面
が結合通路かつさらに主弁で緩衝力を生じる作動空間3
5において調整される。
【0080】副流は前方空間23bおよび半径方向の流
れ接続25bを介して制御空間19bに流れかつ主段弁
体21bを介して作動空間35に注ぐ。緩衝媒体が緩衝
弁装置1を通って作動空間35から作動空間33に流れ
るとき、圧力緩衝において貫流は同一の空間および接続
を介して副流および主流に関して逆の流れ方向において
正確に行われる。
【0081】図面の左半分において主段弁体は方向依存
で作用の貫通弁103a,103bを介して自由であ
り、貫通弁はそれぞれ少なくとも1つの絞り断面105
a,105bを有し、これは付属の制御空間の流入方向
に作用する。制御空間からの流出方向において板ばねか
ら形成される貫通弁はその座面から上昇し、かつ大きな
断面を主段弁体21a/21bによつて解放する。それ
により絞り断面が制御空間19の流入方向において緩衝
弁装置の貫流方向に関連付けられる流出方向におけるよ
り小さいことが達成される。
【0082】貫通弁103は、図面の右半分に対する作
動説明から理解できるように、必須であるだけでなく、
しかも利用の場合に、緩衝力調整がとくに厳密に形成さ
れることを提供する。制御空間19aの流入方向におけ
る絞り断面、例えば、105aから制御空間19bの流
出断面の関係は前方制御弁を通る緩衝力の変更可能性の
程度を決定する。逆の貫流方向においてこの関係は場合
によつては有効である。
【0083】図17は主段弁体の形成について図16に
よる実施例に正確に対応する。異なって、副流を前段弁
に導く絞り断面107a/107bは主段弁21a/2
1bとは別に実施される。制御空間19a/19bの流
入および流出方向における副流の断面の関係の調整のた
めに簡単な逆止め弁109a/109bを利用する。代
替的にまた閉止リングは図7による閉止リングと同様に
逆止め弁109a/109bに代えて利用され得る。そ
のさい閉止リング11a/11bは、流入方向におい
て、主段弁体21a/21bが完全体として実施され得
る利点を備えて前方空間23aまたは制御空間19bに
おいて流出方向におけるよりも小さい貫通断面を有する
ように実施されることが可能である。
【0084】図16および図17による変形例に関し
て、前方空間23a/23bを形成するスリーブがピス
トンロツドピンと堅固に接続されることが必要である。
さらに、それぞれ制御空間19a/19bとともに前方
空間23a/23bは、半径方向の流れ接続25a/2
5bの断面が作動的に互いに緊密である前方空間/制御
空間において実質的に同一の運転圧力が調整されるよう
に残りの副流断面に比して実施するので、共通の油圧作
動空間を形成する。
【0085】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明は、ピストンが軸
方向に可動のピストンロツドによつて作動空間をピスト
ンロツド側とピストンロツドから離れた側に分割し、そ
のさい主流および副流に分割される緩衝媒体流が両作動
空間間に存在する緩衝媒体で充填された圧力管、それぞ
れ主段弁体により形成される流れ方向ごとに主段弁を備
えた、緩衝弁体からなる緩衝弁装置、および前記主段弁
を制御する前段弁、制御空間と作動空間との間の流れ結
合に作用する調整可能なアクチユエータからなる調整可
能な緩衝力を有する振動ダンパにおいて、前記制御空間
が第1および第2のばね力作用の主段弁体により軸方向
に画成され、そのさい前記第1の主段弁体が閉止位置か
ら開放位置への運動に際して前記制御空間内で軸方向に
緩衝媒体により閉止弁位置に保持される前記第2の主段
弁体上に動かされそして逆の運動方向に際して前記第2
の主段弁体が前記閉止位置から開放位置へ前記閉止位置
にある第1の主段弁体の方向に軸方向に動く構成とした
ので、簡単な構造でかつ漏洩損失から独立した運転関係
を有する振動ダンパを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転円板アクチユエータを備えた緩衝弁装置を
示す長手方向断面図である。
【図2】主段弁体範囲を示す断面図である。
【図3】リング磁石およびアンカを備えた緩衝弁装置を
示す断面図である。
【図4】交互の方向の緩衝力調整を有する緩衝弁装置を
示す断面図である。
【図5】過圧弁を備えた緩衝弁装置を示す断面図であ
る。
【図6】座弁を備えた緩衝弁装置を示す断面図である。
【図7】2つの制御空間を有する無段式に切り換え可能
な緩衝弁装置を示す断面図である。
【図8】2つの制御空間を有する無段式に切り換え可能
な緩衝弁装置を示す断面図である。
【図9】2つの制御空間を有する無段式に切り換え可能
な緩衝弁装置を示す断面図である。
【図10】2つの制御空間を有する無段式に切り換え可
能な緩衝弁装置を示す断面図である。
【図11】2つの制御空間を有する段階的調整の緩衝弁
装置を示す断面図である。
【図12】2つの制御空間を有する段階的調整の緩衝弁
装置を示す断面図である。
【図13】2つの制御空間を有する段階的調整の緩衝弁
装置を示す断面図である。
【図14】2つの制御空間を有する段階的調整の緩衝弁
装置を示す断面図である。
【図15】2つの制御空間を有する段階的調整の緩衝弁
装置を示す断面図である。
【図16】両側の貫流方向を備えた緩衝弁装置を示す断
面図である。
【図17】両側の貫流方向を備えた緩衝弁装置を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 緩衝弁装置 3 ピストンロツド 5 緩衝弁筺体 5a 外被管 7 緩衝弁体 9 緩衝弁中間体 11a 結合通路 11b 結合通路 13 供給路 15 流入開口 17 ピン断面 19 制御空間 19a 制御空間 19b 制御空間 21a 主段弁体 21b 主段弁体 23 前方空間 25 半径方向流れ結合 29a 逆止め弁 29b 逆止め弁 31a 逆止め弁 31b 逆止め弁 33 作動空間 35 作動空間 37a 逆止め弁 37b 逆止め弁 39 回転スライダ(調整スライダ) 45a ばね 45b ばね 51 アンカ(調整スライダ) 51a 前段弁(座弁) 63 ばね装置 65 ストツパ面 73 圧力制限弁 75 逆止め弁 77 結合断面 79 閉止体 83 個々の弁体 87 弁座 89 過圧弁

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンが軸方向に可動のピストンロツ
    ドによつて作動空間をピストンロツド側とピストンロツ
    ドから離れた側に分割し、そのさい主流および副流に分
    割される緩衝媒体流が両作動空間間に存在する緩衝媒体
    で充填された圧力管、それぞれ主段弁体により形成され
    る流れ方向ごとに主段弁を備えた、緩衝弁体からなる緩
    衝弁装置、および前記主段弁を制御する前段弁、制御空
    間と作動空間との間の流れ結合に作用する調整可能なア
    クチユエータからなる調整可能な緩衝力を有する振動ダ
    ンパにおいて、前記制御空間(19;19a;19b)
    が第1および第2のばね力作用の主段弁体(21a;2
    1b)により軸方向に画成され、そのさい前記第1の主
    段弁体が閉止位置から開放位置への運動に際して前記制
    御空間(19;19a;19b)内で軸方向に緩衝媒体
    により閉止弁位置に保持される前記第2の主段弁体上に
    動かされそして逆の運動方向に際して前記第2の主段弁
    体が前記閉止位置から開放位置へ前記閉止位置にある第
    1の主段弁体の方向に軸方向に動くことを特徴とする振
    動ダンパ。
  2. 【請求項2】 前記主段弁が主流によりかつ前記前段弁
    (39,51a)が副流により両流れ方向に貫流される
    ことを特徴とする請求項1に記載の振動ダンパ。
  3. 【請求項3】 前記緩衝弁体(7)の内部に緩衝媒体の
    前記副流が前記制御空間(19;19a;19b)を通
    ってかつ前記主流が結合通路(11a;11b)を通っ
    て前記制御空間(19;19a;19b)の外部に半径
    方向にに走行しそして前記アクチユエータにより形成さ
    れた前方空間(23)が前記制御空間(19;19a;
    19b)に対して同中心的に配置され、そのさい前記前
    方空間(23)と作動空間(33;35)との間に少な
    くとも流れ方向に結合が存在しかつそのさい前記アクチ
    ユエータにより作用される半径方向の流れ結合が前記制
    御空間(19;19a;19b)と前記前方空間(2
    3)との間に設けられることを特徴とする請求項1およ
    び2に記載の振動ダンパ。
  4. 【請求項4】 前記緩衝弁体(5)の内部に少なくとも
    貫流方向に、前記主および副流が共通の流れ開口(15
    a;15b)を有するように設けられることを特徴とす
    る請求項1および2に記載の振動ダンパ。
  5. 【請求項5】 前記緩衝弁装置(1)が、前記制御空間
    (19;19a;19b)の両貫流方向に関して緩衝力
    調整が前記制御空間(19;19a;19b)と前記前
    方空間(23)との間の前記副流の流出の制御により行
    われるように主およびまたは副流用の逆止め弁(29
    a;29b;31a;31b;37a;37b)が設け
    られることを特徴とする請求項1に記載の振動ダンパ。
  6. 【請求項6】 前記緩衝弁装置が、前記制御空間の一方
    の貫流方向に関して緩衝力調整が流入の制御によつてか
    つ他方の貫流方向に関して前記制御空間(19;19
    a;19b)と前記前方空間(23)との間の副流の排
    出によつて行われるように主および副流用の逆止め弁
    (29a;29b;31a;31b;37a;37b)
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の振動ダ
    ンパ。
  7. 【請求項7】 前記主段弁体(21a/21b)が絞り
    孔を有し、該絞り孔を通って副流が前記制御空間(19
    /19a/19b)に流れることを特徴とする請求項1
    または2に記載の振動ダンパ。
  8. 【請求項8】 前記孔が前記制御空間(19a/19
    b)または前記前方空間(23/23a/23b)に対
    して方向依存で作用する貫通弁(103/105/11
    1)を有し、これらの弁がそれぞれの空間の漏出方向に
    流入方向におけるより大きい絞り断面を解放することを
    特徴とする請求項1または2に記載の振動ダンパ。
  9. 【請求項9】 前記主段弁体(21a;21b)が前記
    制御空間(19;19a;19b)内に流入方向に開放
    する逆止め弁(37a;37b)を備えていることを特
    徴とする請求項2または4に記載の振動ダンパ。
  10. 【請求項10】 前記逆止め弁(37a;37b)の少
    なくとも1つが弾力的に形成可能な閉止リングにより形
    成されることを特徴とする請求項8に記載の振動ダン
    パ。
  11. 【請求項11】 前記主段弁が多数のばねにより形成さ
    れる方向依存の緩衝力特性曲線を有し、そのさい一方の
    主段弁体(21a)に前記ばね(45a;45b)が共
    同して支持されかつ他方の主段弁体(21b)に前記ば
    ね(45a;45b)の部分が係合し、その結果ばね力
    が前記手段弁体(21a)に加わりかつ他方の主段弁体
    (21b)にばね力の1部分が作用することを特徴とす
    る請求項8に記載の振動ダンパ。
  12. 【請求項12】 前記主段弁が多数のばね(45a;4
    5b)により形成される方向依存の緩衝力特性曲線を有
    し、そのさい一方の主段弁体(21a)に前記ばね(4
    5a)が支持しかつ前記主段弁(21b)に前記ばね
    (45b)が支持し、そのさい両方のばね(45a;4
    5b)が緩衝弁中間ケース(9)に対して位置固定の案
    内スリーブ(45c)で交互に係合することを特徴とす
    る請求項1に記載の振動ダンパ。
  13. 【請求項13】 前記緩衝弁装置(1)が少なくとも1
    つの圧力制限弁を有することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の振動ダンパ。
  14. 【請求項14】 前記主流用の前記逆止め弁が圧力制限
    弁(73)を備えていることを特徴とする請求項5また
    は13に記載の振動ダンパ。
  15. 【請求項15】 前記主流用の前記逆止め弁が前記緩衝
    弁体(5)上のばね(81)によつて緊張させられた逆
    止め弁(75)からなり、結合断面(77)が前記弁体
    の両側に対してまたばね負荷の閉止体(79)により覆
    われることを特徴とする請求項14に記載の振動ダン
    パ。
  16. 【請求項16】 前記過圧弁が、閉止体が上昇しかつ前
    記制御空間(19)用の前記逆止め弁が迂回することに
    より副流を解放することを特徴とする請求項13に記載
    の振動ダンパ。
  17. 【請求項17】 前記副流用の前記逆止め弁(37a;
    37b)が圧力制限弁(91)を備えていることを特徴
    とする請求項2または5に記載の振動ダンパ。
  18. 【請求項18】 前記副流用過圧弁(91)が前記制御
    空間(19;19a;19b)の内部に配置され、その
    さい前記過圧弁(91)および前記逆止め弁(37a;
    37b)が組み合わせ構成要素として実施されかつ交互
    にその弁座面から上昇する2つの円板体として緊張させ
    られることを特徴とする請求項5に記載の振動ダンパ。
  19. 【請求項19】 前記主段弁体が2つの個々の弁体(8
    3;87)からなり、そのさい一方(83)が案内体を
    かつ他方が座体(87)を示すことを特徴とする請求項
    1ないし17のいずれか1項に記載の振動ダンパ。
  20. 【請求項20】 前記前段弁は常に部分的に開放され、
    その結果前記主段弁(21a;21b)が同時に圧力制
    限弁を示すことを特徴とする請求項1または2に記載の
    振動ダンパ。
  21. 【請求項21】 前記主段弁の油圧作動弁開放面が弁閉
    止面より大きいことを特徴とする請求項20に記載の振
    動ダンパ。
  22. 【請求項22】 前記アクチユエータが回転円板(3
    9)と結合してサーボモータからなることを特徴とする
    請求項1または2に記載の振動ダンパ。
  23. 【請求項23】 前記アクチユエータが軸方向に移動可
    能なアンカ(51)と結合してリング磁石(49)から
    なることを特徴とする請求項1または2に記載の振動ダ
    ンパ。
  24. 【請求項24】 前記調整可能なアンカ(51)が座弁
    を意味することを特徴とする請求項23による振動ダン
    パ。
  25. 【請求項25】 前記アンカ(51)の内部に結合舌片
    (51c)が配置され、この結合舌片が少なくとも一端
    でボール状に形成されそして適合された対向面により角
    度充填調整を形成することを特徴とする請求項23また
    は24に記載の振動ダンパ。
  26. 【請求項26】 前記アクチユエータは無段式に調整可
    能であることを特徴とする請求項22または23に記載
    の振動ダンパ。
  27. 【請求項27】 前記アクチユエータが段階的に調整可
    能であることを特徴とする請求項22または23に記載
    の振動ダンパ。
  28. 【請求項28】 前記緩衝弁装置(1)が2つの別個の
    制御空間(19a;19b)を有し、そのさい貫流方向
    ごとに制御空間(19a;19b)が貫流されかつ前記
    制御空間(19a;19b)と前記前方空間(23)と
    の間の結合が共通のアクチユエータにより制御され、そ
    の結果前記緩衝弁装置(1)の2つの基本調整範囲が生
    じ、そのさい該範囲の一方が両貫流方向に対して同一方
    向の緩衝力調整をかつ他方の範囲が交互の方向の緩衝力
    調整を必然的に伴うことを特徴とする請求項1に記載の
    振動ダンパ。
  29. 【請求項29】 前記緩衝弁装置(1)が2つの別個の
    制御空間(19a;19b)を有し、そのさい貫流方向
    ごとに制御空間(19a;19b)が貫流されかつ前記
    制御空間(19a;19b)と前記前方空間(23)と
    の間の結合が共通のアクチユエータによつて制御され、
    その結果前記緩衝弁装置(1)の貫流方向ごとにアクチ
    ユエータ位置に依存して両貫流方向に対して同一方向に
    または交互の方向に調整され得る2つの異なる緩衝力特
    性曲線が存在することを特徴とする請求項1に記載の振
    動ダンパ。
  30. 【請求項30】 前記前方空間(23)と前記制御空間
    (19;19a;19b)との間の結合が前開口断面を
    示すことを特徴とする請求項20に記載の振動ダンパ。
  31. 【請求項31】 前記緩衝弁筺体(5)がそれぞれ一端
    側の緩衝弁体(7)および緩衝弁中間体(9)を含むこ
    とを特徴とする請求項1ないし30のいずれか1項に記
    載の振動ダンパ。
  32. 【請求項32】 前記緩衝弁体(7)が前記緩衝弁筺体
    (5)の内部に鏡像的に配置されることを特徴とする請
    求項31に記載の振動ダンパ。
  33. 【請求項33】 前記緩衝弁中間体(9)に対して同中
    心的に外被管(5a)が配置されそして少なくとも1つ
    の緩衝弁体がその固定前にこれに対して外被管と接続さ
    れ、その結果前記緩衝弁中間体(9)の軸方向構造長さ
    が任意に調整され得ることを特徴とする請求項31に記
    載の振動ダンパ。
  34. 【請求項34】 前記緩衝弁体(7)と前記外被管(5
    a)との間の固定が可塑的変形により行われることを特
    徴とする請求項33に記載の振動ダンパ。
  35. 【請求項35】 前記緩衝弁体(7)および前記緩衝弁
    中間体(9)が構造ユニツトにまとめられ、その結果前
    記緩衝弁筺体(5)が2つの等しくしかも鏡像的な個々
    の部材からなることを特徴とする請求項1ないし32の
    いずれか1項に記載の振動ダンパ。
  36. 【請求項36】 前記主段弁(21a;21b)が前記
    ピストンロツド(3)に並置されたピン断面(17)に
    おいて心出しされることを特徴とする前記請求項のいず
    れか1項に記載の振動ダンパ。
  37. 【請求項37】 前記緩衝弁装置(1)が前記アクチユ
    エータの前記アンカ(51)を接触面(65)に対して
    押圧する少なくとも1つのばね装置(63)からなる必
    要な駆動位置にわたつて自由になり、それにより中間の
    緩衝力調整が関連付けられることを特徴とする請求項1
    に記載の振動ダンパ。
  38. 【請求項38】 前記緩衝弁装置(1)が圧力均一の調
    整スライド(39;51)を有するアクチユエータを介
    して自由になることを特徴とする請求項1または2に記
    載の振動ダンパ。
  39. 【請求項39】 前記緩衝弁装置(1)が2部分からな
    る制御空間(19)を有し、そのさい両方の制御空間部
    材(19a/19b)が前段弁(39/51a)を介し
    て結合されることを特徴とする請求項2に記載の振動ダ
    ンパ。
  40. 【請求項40】 前記副流の向流が結合孔(107a/
    107b)を介して主段弁体(21a/21b)の外部
    て行われることを特徴とする請求項2に記載の振動ダン
    パ。
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