JPH0771471A - 軸継手 - Google Patents
軸継手Info
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- JPH0771471A JPH0771471A JP18052294A JP18052294A JPH0771471A JP H0771471 A JPH0771471 A JP H0771471A JP 18052294 A JP18052294 A JP 18052294A JP 18052294 A JP18052294 A JP 18052294A JP H0771471 A JPH0771471 A JP H0771471A
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- rubber elastic
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Abstract
して回転力を伝達する、推進軸等に使用される軸継手に
関する。 【構成】 駆動側の軸と連結される複数の筒体1を同心
円上に等距離をもって配列し、被駆動側の軸と連結され
る複数の筒体2を同心円上に等距離をもち、かつ前記筒
体1と交互に配列してなり、前記各筒体1、2をゴム弾
性体で囲繞すると共に、隣り合う当該ゴム弾性体間を合
成樹脂盤体にて連結し、前記ゴム弾性体の一部が前記合
成樹脂盤体より解放された軸継手。1、2‥筒体、3、
4‥ゴム弾性体、5‥合成樹脂盤体。
Description
の間を接続して回転力を伝達する、推進軸等に使用され
る軸継手に関し、例えばエンジンの駆動力を伝達するプ
ロペラシャフト、ステアリングホイ−ルの回転力を伝達
するステアリングシャフトの接続等に利用することがで
きる。
ペラシャフトの接続に用いられるものの例として図5、
図6及び図7に示すような分割タイプのものがある。図
において、21(211 、212 、213 、… …)は
軸継手基体であり、これを連結ピン22によって一般に
は6個の基体を連結して軸継手としている。この軸継手
においては、一つの基体21内に装着された連結ピン2
2、22間に生じる張力に耐え得るよう、二つのピン2
2、22間を抗張材23例えば有機繊維束が巻き掛けさ
れていて、全体をゴム弾性体24で覆って弾力性を保持
して形成されている。そして図6及び図7は、図5にお
けるC−C線及びD−D線での断面図を示し、軸継手基
体21は一般にはフランジ25を備えたカラ−26が突
き合され、パイプ27がこれに圧入されている。この状
態のカラ−26及びパイプ27を所定の間隔を保持しつ
つこのカラ−26内に繊維コ−ド23を巻くものであっ
て、これら全体をその後ゴム弾性体24にて包み一体化
するものである。図においては、かかる基体21を6個
(211 、212 、213 、… …)使用して、パイプ
27内に連結ピン21を圧入することによって軸継手が
完成されるものである。
何層にも繊維コ−ド23を巻きがけすることから各層で
のコ−ドテンションのバラツキ、コ−ド23、23間及
びコ−ド23とゴム弾性体24との接着性が均一でない
という欠点がある。このことは各基体間に特性のバラツ
キがあることは当然であり、これらが原因となって、更
にゴムの加硫工程における熱の作用によってコ−ドの熱
収縮率のバラツキ、ゴム弾性体の表面へのコ−ドの浮き
出し等製造上及び性能上にも大きな影響をもたらすこと
となっている。
の軸継手は、従来の軸継手が補強コ−ドの巻きがけ積層
及びゴム弾性体からなっていたが故の欠点を解決するこ
とをその課題とするものである。即ち、軸継手の基体を
合成樹脂をもって構成したので、軸継手としての強度の
向上、性能のバラツキを低減し、製造上の簡便さはもと
より、コスト低減及び軽量化を狙ったものであり、特に
言えば、ゴム弾性体の一部が前記合成樹脂より解放され
ているため、軸継手として得られる剛性変化の自由度が
増すこととなり、より広い適用範囲での軸継手が得られ
ることとなった。
解決するために鋭意検討した結果、次の構成を採用する
ことにより解決を見たものである。即ち、駆動側の軸端
と被駆動側の軸端間に取り付けられて動力を伝達する盤
状の軸継手であって、駆動側の軸と連結される複数の筒
体1を同心円上に等距離をもって配列し、被駆動側の軸
と連結される複数の筒体2を同心円上に等距離をもち、
かつ前記筒体1と交互に配列してなり、前記各筒体1、
2をゴム弾性体で囲繞すると共に、隣り合う当該ゴム弾
性体間を合成樹脂盤体にて連結し、前記ゴム弾性体の一
部が前記合成樹脂盤体より解放されていることを特徴と
する軸継手であって、この合成樹脂盤体は連続して一体
的に形成されているのがよく、更に言えば、ゴム弾性体
の合成樹脂盤体より解放される部位が、合成樹脂盤体に
て区画される軸継手の外周面に形成された軸継手に係る
ものである。
わゆるエンジニアリングプラスチックと称されるものが
主として採用され、中でもポリアミド樹脂が一般に用い
られる。勿論、かかるプラスチックに強度向上のために
ガラスや炭素等の繊維を混合した複合系としてもよい。
に、繊維コ−ドに代わり筒体1、2間に介在する合成樹
脂盤体が回転トルクを直接伝達することとなり、この合
成樹脂盤体が筒体1、2間の引張力に抗し、或いは筒体
2、1間の圧縮力に抗することによってトルクを被駆動
側の軸に伝えることになるのである。特に剛性について
言及すれば、捩り剛性は筒体金具と合成樹脂盤体間に介
在するゴム弾性体の引張り及び圧縮により決定され、こ
れはゴム弾性体の全周を合成樹脂盤体で囲んだタイプと
ほヾ同等である。しかるに、曲げ及び軸方向の剛性は筒
体金具と合成樹脂盤体間に介在するゴム弾性体の軸直方
向の引張りと圧縮剛性及び剪断剛性が寄与するが、これ
はゴム弾性体の周囲の一部が合成樹脂盤体より解放され
ているため、この解放の程度によりこの面での剛性の自
由度が図られることとなったものである。又、本発明で
用いられる合成樹脂盤体は、全体として一体的に形成さ
れるべきであり、その製造のし易さと共に、軸継手とし
ての捩り剛性が十分に得られるからである。
する。図1は本発明の軸継手の第1実施例を示す正面図
であり、図2は図1におけるA−A線での断面図であ
る。図中1は駆動側の軸と連結される筒体であり、2は
被駆動側の軸と連結される筒体である。そして筒体1と
筒体2は一般に夫々2〜3個(この例では2個づつ)が
備えられて、各軸からのびるヨ−ク(図示せず)に対応
しており、これらは交互に配置されるものである。ここ
に示した軸継手において、この筒体1、2の外径は20
mm、その内径は15mm、長さは35mmであった。
そして、筒体1及び筒体2は全て同心円上に配置されて
いるものであるが、場合によっては筒体1と筒体2は各
々別の同心円上に配置することも可能である。又、符号
3、4で示すものはこれら筒体1、2の全周を囲むゴム
弾性体であって、回転使用時における振動の吸収作用、
急激な負荷に対する緩衝作用をなし、更には騒音の低減
のために供されるものである。このゴム弾性体3、4は
扇状に形成され、広角部側が後述する合成樹脂盤体5よ
り解放されている。その厚さは33mmである。
をなす合成樹脂盤体であり、ゴム弾性体3、4を所定位
置に配置して夫々を独立させた合成樹脂盤体であり、こ
こでは厚さ30mm、外径150mmの円盤状のナイロ
ン樹脂が使用されている。ここで使用した合成樹脂盤体
5は全体が一体となって連続しているため、軸継手の製
造時等にあってその取り扱いは楽である。図中6は軸と
の連結時に利用されるセンタ−ホ−ルである。
所定位置に設定する機能をもつと共に、回転使用時にお
いて駆動側の軸に連結される筒体1と被駆動側の軸に連
結される筒体2間の引張り力を伝達する機能をなすもの
であり、従来の軸継手における抗張体の機能を奏するも
のである。この場合、まず筒体1、2の周囲にゴム弾性
体3、4を加硫接着によって一体化し、これらを盤体を
形成する型内の位置にセットし、次いで合成樹脂を射出
成形する手段によって各要素を一体化することが一般的
であるが、合成樹脂盤体5を先に形成し、次いで前記し
た筒体1、2を内包したゴム弾性体3、4を圧入するこ
とも可能である。
ゴム弾性体3、4が合成樹脂盤体5にて全周が囲まれて
いるものではないため、その解放の程度によって軸継手
の剛性を変えることができる。このため、多くの用途に
適する軸継手が得られることとなったのである。
いて、その周方向に合成樹脂盤体5より突起を備えるこ
とも可能であり、かかる場合にあっては、回転方向に対
して剛性が高く、このため急に立ち上がるリニア−な回
転トルクの伝達特性にすぐれたものとなる。尚、この突
起は筒体1、2より突出させることもできることとな
る。
してスグリを形成してもよく、かかる軸継手を使用した
場合、スグリ方向に柔かい継手が得られることになる。
尚、このスグリと前記の突起との組合せをゴム弾性体
3、4中に備えることも可能であり、例えば、スグリと
突起が各ゴム弾性体3、4の同一円周上に形成された場
合には、回転方向に剛性が大きいので急に立ち上がるリ
ニア−な回転トルク伝達特性を得ることができることと
なる。
は、合成樹脂盤体5と筒体1、2との位置関係を種々変
更することにより、軸継手としての性能に特徴のあるも
のが得られることができる。図3はこの変形例の一つで
あって、図1に示した合成樹脂盤体5を変形した第2実
施例である。即ち、この例は合成樹脂盤体5の全体に丸
みを持たせたことを特徴とし、筒体 1、2に対してその
内周側が略々一定のゴム弾性体3、4が充填されるよう
になっている。
変形した第3実施例である。この例は合成樹脂盤体5の
先端を更に広げたものであり、ゴム弾性体3、4の解放
側(軸継手の外周側)以外はほヾ均等にゴム弾性体3、
4を充填させたものである。
縮力)を合成樹脂盤体が受けるものであって、これは従
来の繊維コ−ドを何回も巻き掛けして構成する抗張体よ
りも単一材料であるが故に高精度化が図れ、更にオゾ
ン、油等にも強い材質が選択でき耐久性も向上すること
となったものである。そして、本発明の軸継手は回転ト
ルクに対する剛性が比較的高く、他の方向の剛性が低い
場合に好ましく、例えば自動車用の駆動側ヨ−クとプロ
ペラシャフト又はプロペラシャフトとデイファレンシャ
ル側との接合部その他に用いられ、その用途は広い。
図である。
図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動側の軸端と被駆動側の軸端間に取り
付けられて動力を伝達する盤状の軸継手であって、駆動
側の軸と連結される複数の筒体1を同心円上に等距離を
もって配列し、被駆動側の軸と連結される複数の筒体2
を同心円上に等距離をもち、かつ前記筒体1と交互に配
列してなり、前記各筒体1、2をゴム弾性体で囲繞する
と共に、隣り合う当該ゴム弾性体間を合成樹脂盤体にて
連結し、前記ゴム弾性体の一部が前記合成樹脂盤体より
解放されていることを特徴とする軸継手。 - 【請求項2】 前記合成樹脂盤体が連続して一体的に形
成されている請求項第1項記載の軸継手。 - 【請求項3】 前記ゴム弾性体の解放部位が合成樹脂盤
体にて区画される軸継手の外周面に形成された請求項第
1項記載の軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6180522A JP2696307B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6180522A JP2696307B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 軸継手 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41453390A Division JPH04224314A (ja) | 1990-12-25 | 1990-12-25 | 軸継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0771471A true JPH0771471A (ja) | 1995-03-17 |
JP2696307B2 JP2696307B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=16084742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6180522A Expired - Fee Related JP2696307B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2696307B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003269483A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-25 | Kurashiki Kako Co Ltd | 軸継手 |
KR102078469B1 (ko) * | 2018-09-11 | 2020-02-19 | 주식회사 티에스알 | 내구성을 상승시킨 스티어링커플링용 코드어셈블리 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943648A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 双方向伝送回路 |
JPS6217432U (ja) * | 1985-07-18 | 1987-02-02 | ||
JPH0495614A (ja) * | 1990-08-09 | 1992-03-27 | Tokai Rubber Ind Ltd | カップリングの製造方法 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP6180522A patent/JP2696307B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5943648A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 双方向伝送回路 |
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JP2003269483A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-25 | Kurashiki Kako Co Ltd | 軸継手 |
KR102078469B1 (ko) * | 2018-09-11 | 2020-02-19 | 주식회사 티에스알 | 내구성을 상승시킨 스티어링커플링용 코드어셈블리 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2696307B2 (ja) | 1998-01-14 |
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