JPH077071A - 静電チャック - Google Patents

静電チャック

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JPH077071A
JPH077071A JP14317093A JP14317093A JPH077071A JP H077071 A JPH077071 A JP H077071A JP 14317093 A JP14317093 A JP 14317093A JP 14317093 A JP14317093 A JP 14317093A JP H077071 A JPH077071 A JP H077071A
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JP
Japan
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power source
electrostatic chuck
wafer
voltage
electrode
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Application number
JP14317093A
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English (en)
Inventor
Yasutsugu Usami
康継 宇佐見
Yasuo Ouchi
保夫 大内
Hitoshi Azuma
人士 東
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着用電源の電圧降下や停電によらず吸着力
が低下することのない静電チャックを提供する。 【構成】 絶縁層12を介して電極13上に置かれたウ
ェハ11を常用電源14により静電吸着する静電チャッ
クにおいて、電流計18により絶縁層12の漏洩電流を
監視し、常用電源14の電圧降下や停電等によりこの漏
洩電流が低下した場合に非常用スイッチ17を非常用電
源15側に切りかえる。また、非常用電源15を予め常
用電源14の電圧に充電したコンデンサ19に切りかえ
る。また、常用電源14をダイオ−ドを介して電極13
に接続し、このダイオ−ドの先に接地したコンデンサを
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電チャックに係り、と
くに電圧降下や停電による静電吸着力の低下を防止する
ことのできる静電チャックに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の半導体製造装置ではウェハ保持に
クーロン力を利用する静電チャックが広く使われてい
る。静電チャックは真空吸着ができない真空中のウェハ
搬送やウェハ保持に好適であり、摺動機構がないため発
塵の心配が無いのでドライエッチング装置やイオン打込
装置に利用されている。
【0003】特開昭59−79545号公報には、誘電
層を介してウェハを電極に静電吸着する静電チャックに
おいて、誘電層の絶縁抵抗を介して流れる微小電流検出
によりウエハと誘電層間の接触状態を検出する方法が開
示されている。また、特開平1−321136号公報に
は、誘電層を介してウェハを電極に静電吸着する静電チ
ャックにおいて、ウェハと電極間に印加する静電吸着用
の直流電圧に交流電圧を重畳し、静電チャックの静電容
量を介する交流電流を検出してこれが所定値以下になっ
た場合に吸着力劣化と判定することが開示されている。
【0004】また、特開平4−348543号公報に
は、上部電極を接地し、ウェハを載置した下部電極に直
流電圧を印加してウエハを吸着し、さらに下部電極上に
高周波電圧を印加してウエハをプラズマエッチングする
装置において、ウエハの直流電圧を一定に制御すること
によりウエハの吸着力を一定化して下部電極とウエハ間
の熱伝導率を安定化することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記静電吸着装置にお
いては、ウエハ処理中や搬送中はウェハを安定に保持す
る必要があるものの、停電や断線時にウエハが落下して
破損するという問題があった。本発明の目的は、停電や
断線時にもウエハを安定に保持することのできる静電チ
ャックを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、接地したウエハ等の試料を絶縁層を介して電極上に
載置し、上記電極に常用電源の電圧を印加して試料を静
電吸着する静電チャックにおいて、電圧低下や停電時の
上記絶縁層の漏洩電流低下を検知して常用電源を非常用
電源に切り替えるようにする。また、上記絶縁層の漏洩
電流低下により常用電源を予め常用電源電圧に充電した
コンデンサに切り替えるようにする。また、常用電源を
ダイオ−ドを介して上記電極に接続し、このダイオ−ド
を介して常用電源の電圧に充電されるコンデンサを設け
るようにする。
【0007】
【作用】常用電源の電圧低下や停電時における上記絶縁
層の漏洩電流低下検知により、常用電源が非常用電源に
自動的に切り替えられる。また、上記非常用電源の代わ
りに予め常用電源電圧に充電されたコンデンサが用いら
れる。また、コンデンサをダイオ−ドを介して常用電源
電圧に充電することにより、常用電源の電圧低下や停電
時にコンデンサ電圧が上記電極に自動的に印加される。
【0008】
【実施例】〔実施例 1〕図1は静電チャックを備えた
イオン打込装置実施例の構成図である。イオン源1から
発生したイオンビ−ム8の中から分離磁石2により所望
のイオン種のイオンのみを分離し、後段加速管3にて加
速後、偏向磁石4により中性粒子やエネルギ−コンタミ
ネ−ションの除去を行う。このようにして得られたイオ
ンビ−ム8は打込室5内のウェハ(吸着物)11に打込
まれる。また、ウエハ11は搬送ア−ムによりウェハ交
換を行う搬送室6ウエハを一時的に保管するロ−ドロッ
ク室7に搬送される。
【0009】図2は図1における搬送室6の内部状態図
である。打込室5にてイオン打ち込みを完了したウェハ
11は搬送ア−ム9により搬送室6からロ−ドロック室
7に搬送される。上記ウエハ11の搬送時においては供
給系の異常や停電等によりウェハ11が搬送ア−ム9か
ら落下して破損する場合がある。
【0010】図3は上記ウエハの落下を防止することの
できる本発明による静電チャックの回路図である。図3
において、ウェハ11を接地し、通常時には吸着用スイ
ッチ16により電極13に常用電源14の電圧を印加し
てウェハ11を絶縁層12を介して電極13に吸着す
る。このため非常用スイッチ17は常用電源14側に接
続される。
【0011】このとき、電流計18は絶縁層12のリ−
ク電流を常時監視する。常用電源14の電圧が低下した
り停電した場合には上記リ−ク電流が低下するので、電
流計18によりこの電流低下を自動的に検知して非常用
スイッチ17を非常用電源15側に切り替えるようにす
る。この結果、電極13には常用電源14の電圧低下や
停電等にかかわりなくウエハ11を十分に吸着すること
のできる電圧が印加されるので吸着物11の落下を防止
することができる。
【0012】〔実施例 2〕図4は本発明による他の静
電チャックの回路図である。図4では図3における非常
用電源15の代わりにコンデンサ19を用いる。充電用
スイッチ20は非常用スイッチ17と連動し、非常用ス
イッチ17が常用電源14側に接続されているときには
閉じてコンデンサ19を充電している。
【0013】図3の場合と同様に、電流計18は絶縁層
12のリ−ク電流を常時監視し、常用電源14の電圧低
下や停電等により上記リ−ク電流が低下した場合には、
電流計18の電流低下検知に応じて非常用スイッチ17
をコンデンサ19側に切り替え、同時に充電用スイッチ
20を開放する。
【0014】通常、絶縁層12のリ−ク電流は10~12
〜10~13A、常用電源14の電圧は150V程度であ
るから、コンデンサ19の容量値を0.01μF、とし
ても、コンデンサ19の端子電圧は上記リ−ク電流によ
り1時間当り、略0.2%以下に過ぎないから、停電
後、数時間はコンデンサ19によりウエハ11を十分に
吸着することができるのである。
【0015】〔実施例 3〕図5は本発明による他の静
電チャックの回路図である。図3および図4に示した実
施例では、電流計18の応答が遅れる懸念がある。すな
わち、絶縁層12のリ−ク電流のような微小電流の計測
には応答が遅れが通常伴うので、常用電源14の停電
後、非常用スイッチ17が非常用電源15側に直ちに切
り替わらず、この間にウエハ11が位置ずれしたり最悪
の場合には脱落するという懸念がある。
【0016】したがって本実施例では図5に示すよう
に、ダイオ−ド22を介して常用電源14により接地し
たコンデンサ21を充電するようにし、常用電源14の
電圧が低下したり停電した場合にはダイオ−ド22によ
り常用電源14を電極13より切り離すようにする。こ
の結果、電極13は電圧低下や停電後、コンデンサ21
より給電され、実施例2で述べたようにコンデンサ21
の容量値を0.1μFレベルに設定すれば数時間以上に
わたって電圧低下や停電をバックアップすることができ
るのである。
【0017】また、図5においては非常用スイッチ17
と電流計18は不要である。また、ダイオ−ド22の代
わりに、抵抗値が絶縁層12のリ−ク抵抗より低めの抵
抗を用いてもよく、この抵抗によりコンデンサ21の電
圧降下が若干早まるものの、実用上十分な電圧低下や停
電のバックアップ時間を確保することができる。また、
図5のダイオ−ド22とコンデンサ21を図3、および
図4の回路に同様に接続しても、上記電流計18の応答
遅れによる問題点をカバ−することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明により、吸着用電源の電圧低下や
停電時における吸着力低下を防止した静電チャックを提
供することができる。また、本発明の静電チャックをウ
エハ吸着用に用いることにより、電源異常時にウエハの
位置ずれや脱落等の事故を発生することのない半導体製
造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イオン打込装置の構成図である。
【図2】図1の搬送室の内部状況を示す配置図である。
【図3】本発明による静電チャックの実施例回路図であ
る。
【図4】本発明による静電チャックの他の実施例の回路
図である。
【図5】本発明による静電チャックの他の実施例の回路
図である。
【符号の説明】
11…ウエハ(吸着物)、12…絶縁層、13…電極、
14…常用電源、15…非常用電源、16…吸着用スイ
ッチ、17…非常用スイッチ、18…電流計、19、2
1…コンデンサ、20…充電用スイッチ、22…ダイオ
−ド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地したウエハ等の試料を絶縁層を介し
    て電極上に載置し、上記電極に常用電源の電圧を印加し
    て試料を静電吸着する静電チャックにおいて、上記絶縁
    層の漏洩電流を検知する手段と、上記漏洩電流の低下に
    より常用電源を非常用電源に切り替える手段とを備えた
    ことを特徴とする静電チャック。
  2. 【請求項2】 接地したウエハ等の試料を絶縁層を介し
    て電極上に載置し、上記電極に常用電源の電圧を印加し
    て試料を静電吸着する静電チャックにおいて、コンデン
    サとこのコンデンサを常用電源の電圧に予め充電する手
    段と、上記絶縁層の漏洩電流を検知する手段と、上記漏
    洩電流の低下により常用電源を上記常用電源の電圧に充
    電したコンデンサに切り替える手段とを備えたことを特
    徴とする静電チャック。
  3. 【請求項3】 接地したウエハ等の試料を絶縁層を介し
    て電極上に載置し、上記電極に常用電源の電圧を印加し
    て試料を静電吸着する静電チャックにおいて、常用電源
    と上記電極間に接続するダイオ−ドと、さらに、このダ
    イオ−ドを介して常用電源の電圧に充電されるコンデン
    サとを設けたことを特徴とする静電チャック。
JP14317093A 1993-06-15 1993-06-15 静電チャック Pending JPH077071A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010021317A1 (ja) * 2008-08-20 2010-02-25 株式会社アルバック 静電チャックの使用限界判別方法
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