JPH0770396A - 低煙・難燃性ｖｄｆポリマー - Google Patents
低煙・難燃性ｖｄｆポリマーInfo
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- JPH0770396A JPH0770396A JP6180434A JP18043494A JPH0770396A JP H0770396 A JPH0770396 A JP H0770396A JP 6180434 A JP6180434 A JP 6180434A JP 18043494 A JP18043494 A JP 18043494A JP H0770396 A JPH0770396 A JP H0770396A
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- vdf
- polymer
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/18—Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
- C08K3/24—Acids; Salts thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L27/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L27/12—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
- C08L27/16—Homopolymers or copolymers or vinylidene fluoride
-
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- C08L27/18—Homopolymers or copolymers or tetrafluoroethene
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発火した際に低減された煙発生力を有し、且
つ、発火に対して高い抵抗性（極限酸素指数又はＬＯ
Ｉ）を有する弗化ビニリデン（ＶＤＦ）ポリマーを提供
すること。 【構成】 本発明は、弗化ビニリデンポリマーの低煙・
難燃性組成物に関し、この組成物は、組成物の重量に対
して約０．０２〜約２．０重量％のタングステン酸カル
シウムを含むことを特徴とする。
つ、発火に対して高い抵抗性（極限酸素指数又はＬＯ
Ｉ）を有する弗化ビニリデン（ＶＤＦ）ポリマーを提供
すること。 【構成】 本発明は、弗化ビニリデンポリマーの低煙・
難燃性組成物に関し、この組成物は、組成物の重量に対
して約０．０２〜約２．０重量％のタングステン酸カル
シウムを含むことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、発火した際に低減さ
れた煙発生力を有し、且つ、発火に対して高い抵抗性
（極限酸素指数又はＬＯＩ）を有する弗化ビニリデン
（ＶＤＦ）ポリマーに関し、より詳細には、タングステ
ン酸カルシウムを分散させたＶＤＦポリマー含有組成物
に関する。
れた煙発生力を有し、且つ、発火に対して高い抵抗性
（極限酸素指数又はＬＯＩ）を有する弗化ビニリデン
（ＶＤＦ）ポリマーに関し、より詳細には、タングステ
ン酸カルシウムを分散させたＶＤＦポリマー含有組成物
に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】弗素化
ポリマーの注目に値する特徴の１つは、比較的燃焼しに
くいということ及び燃焼の際に他のポリマーと比較して
発生する煙の量が少ないということである。この特徴
は、他の用途の中でも特に電線ケーブル産業、より特定
的にはプレナムケーブル構造及びファイバーオプチック
ケーブル用途において利用されてきている。フルオルポ
リマーは、ＡＳＴＭ法Ｄ−２８６３によって測定して４
０台〜９０台の範囲のＬＯＩ値を有し、より高い指数値
は最低の燃焼性を有するポリマーによって達成される。
ポリ弗化ビニリデン（ＰＶＤＦ）系樹脂は通常、この範
囲の低い方の側のＬＯＩ値を有する。従って、ＶＤＦポ
リマーの煙密度を低減させ且つ難燃性を高めることが望
ましい目標である。この場合には、ケーブル構造物は、
非弗素化成分の包含に対して、より大きい寛容性を示す
だろう。
ポリマーの注目に値する特徴の１つは、比較的燃焼しに
くいということ及び燃焼の際に他のポリマーと比較して
発生する煙の量が少ないということである。この特徴
は、他の用途の中でも特に電線ケーブル産業、より特定
的にはプレナムケーブル構造及びファイバーオプチック
ケーブル用途において利用されてきている。フルオルポ
リマーは、ＡＳＴＭ法Ｄ−２８６３によって測定して４
０台〜９０台の範囲のＬＯＩ値を有し、より高い指数値
は最低の燃焼性を有するポリマーによって達成される。
ポリ弗化ビニリデン（ＰＶＤＦ）系樹脂は通常、この範
囲の低い方の側のＬＯＩ値を有する。従って、ＶＤＦポ
リマーの煙密度を低減させ且つ難燃性を高めることが望
ましい目標である。この場合には、ケーブル構造物は、
非弗素化成分の包含に対して、より大きい寛容性を示す
だろう。
【０００３】難燃性を高めて煙を減少させるために、カ
オリンクレーのような他の候補が試みられている（米国
特許第４８０４７０２号）が、しかし中程度の成功を収
めているのみである。従って、改良型の難燃剤が非常に
望ましい。かかるＶＤＦポリマーを用いる典型的なケー
ブル構造物の教示については、米国特許第４８０４７０
２号を参照されたい。
オリンクレーのような他の候補が試みられている（米国
特許第４８０４７０２号）が、しかし中程度の成功を収
めているのみである。従って、改良型の難燃剤が非常に
望ましい。かかるＶＤＦポリマーを用いる典型的なケー
ブル構造物の教示については、米国特許第４８０４７０
２号を参照されたい。
【０００４】
【課題を解決するための手段】発明の概要 本発明に従えば、ＶＤＦポリマーを基材とする低煙・難
燃性組成物が提供される。この組成物は、ＶＤＦポリマ
ーと、組成物の重量を基準として約０．０２〜約２．０
０重量％のタングステン酸カルシウムとを含み、このポ
リマーは随意にポリテトラフルオルエチレン（ＰＴＦ
Ｅ）のような他の添加剤を含有していてもよい。
燃性組成物が提供される。この組成物は、ＶＤＦポリマ
ーと、組成物の重量を基準として約０．０２〜約２．０
０重量％のタングステン酸カルシウムとを含み、このポ
リマーは随意にポリテトラフルオルエチレン（ＰＴＦ
Ｅ）のような他の添加剤を含有していてもよい。
【０００５】発明の具体的な説明 ＶＤＦポリマーにタングステン酸カルシウムを少量添加
することによって、このポリマーの煙及び燃焼特性の有
意の改善がもたらされ、このポリマーをケーブル構造物
について特に有用にするということが、ここに見出され
た。
することによって、このポリマーの煙及び燃焼特性の有
意の改善がもたらされ、このポリマーをケーブル構造物
について特に有用にするということが、ここに見出され
た。
【０００６】ＶＤＦポリマーとは、ＶＤＦのホモポリマ
ーだけではなく、少なくとも約８０重量％のＶＤＦモノ
マーから製造されたコポリマーをも含むものとする。コ
モノマーには、ヘキサフルオルプロピレン（ＨＦＰ）、
テトラフルオルエチレン（ＴＦＥ）及び弗化ビニルのよ
うな他の弗素化モノマーが包含され得る。ホモポリマ
ー、並びに、少量（約５重量％まで、好ましくは約０．
０１〜約０．０５重量％）のＰＴＦＥを添加されたＶＤ
Ｆ及びＨＦＰから製造されたコポリマーが好ましい。ま
た、炭酸カルシウムのような他の慣用の添加剤を少量添
加することもできる。
ーだけではなく、少なくとも約８０重量％のＶＤＦモノ
マーから製造されたコポリマーをも含むものとする。コ
モノマーには、ヘキサフルオルプロピレン（ＨＦＰ）、
テトラフルオルエチレン（ＴＦＥ）及び弗化ビニルのよ
うな他の弗素化モノマーが包含され得る。ホモポリマ
ー、並びに、少量（約５重量％まで、好ましくは約０．
０１〜約０．０５重量％）のＰＴＦＥを添加されたＶＤ
Ｆ及びＨＦＰから製造されたコポリマーが好ましい。ま
た、炭酸カルシウムのような他の慣用の添加剤を少量添
加することもできる。
【０００７】好ましいＶＤＦポリマー樹脂は、剪断速度
１００秒-1、温度２３２℃において約１３〜約２７ｋＰ
（キロポアズ）の範囲の溶融粘度を有するものである。
かかるポリマーの例には、エルフ・アトケム社の「カイ
ナー（KYNAR ）２８２１」（ＶＤＦ及びＨＦＰから製造
された溶融粘度１７〜２０ｋＰのコポリマー）、「カイ
ナー２８５１」（ＶＤＦ及びＨＦＰから製造された溶融
粘度２０〜２３ｋＰのコポリマー）並びに「カイナー７
４１」（ＰＶＤＦホモポリマー）が包含される。
１００秒-1、温度２３２℃において約１３〜約２７ｋＰ
（キロポアズ）の範囲の溶融粘度を有するものである。
かかるポリマーの例には、エルフ・アトケム社の「カイ
ナー（KYNAR ）２８２１」（ＶＤＦ及びＨＦＰから製造
された溶融粘度１７〜２０ｋＰのコポリマー）、「カイ
ナー２８５１」（ＶＤＦ及びＨＦＰから製造された溶融
粘度２０〜２３ｋＰのコポリマー）並びに「カイナー７
４１」（ＰＶＤＦホモポリマー）が包含される。
【０００８】ＶＤＦポリマーは、タングステン酸カルシ
ウム約０．０２〜２．０重量％、より典型的には約０．
０７〜１．５重量％、好ましくは約０．５〜１．５重量
％とブレンドされる。添加剤は、ベースポリマー中に添
加剤が良好に分散されるように、慣用のポリマー混練及
び混合装置を用いることによって、ポリマー中にブレン
ドすることができる。実施例においては、ブラベンダー
（Bravender ）ミキサーを用い、約２２５℃の混合温度
を用いた。高純度の粉末状合成タングステン酸カルシウ
ム、例えばケム−メット社（Chem-Met Company）から商
品として入手できるものが好ましい。
ウム約０．０２〜２．０重量％、より典型的には約０．
０７〜１．５重量％、好ましくは約０．５〜１．５重量
％とブレンドされる。添加剤は、ベースポリマー中に添
加剤が良好に分散されるように、慣用のポリマー混練及
び混合装置を用いることによって、ポリマー中にブレン
ドすることができる。実施例においては、ブラベンダー
（Bravender ）ミキサーを用い、約２２５℃の混合温度
を用いた。高純度の粉末状合成タングステン酸カルシウ
ム、例えばケム−メット社（Chem-Met Company）から商
品として入手できるものが好ましい。
【０００９】
【実施例】実施例においては、ＬＯＩ試験はＡＳＴＭ法
Ｄ−２８６３に従った。
Ｄ−２８６３に従った。
【００１０】光透過試験のためには、ＡＮＳＩ／ＡＳＴ
Ｍ法Ｄ−２８４３を用い、但し、煙指数よりもむしろ光
透過率が記録される改良型煙室を用いた。ブロワーは用
いなかった。光線部分を通過させるために煙を引き寄せ
るのに必要な真空は、排気式フードによって達成され
た。煙を観察するためにバックグラウンド標識は用いな
かった。光透過率の数値が高ければ、それは、煙が低減
されたことを示す。
Ｍ法Ｄ−２８４３を用い、但し、煙指数よりもむしろ光
透過率が記録される改良型煙室を用いた。ブロワーは用
いなかった。光線部分を通過させるために煙を引き寄せ
るのに必要な真空は、排気式フードによって達成され
た。煙を観察するためにバックグラウンド標識は用いな
かった。光透過率の数値が高ければ、それは、煙が低減
されたことを示す。
【００１１】本発明の３種の処方物（例１Ｂ、２Ｂ及び
３）の試験結果、並びにタングステン酸カルシウムを含
有しない比較用処方物（比較例１Ａ）及び従来技術にお
いて教示されたカオリン添加剤を含有する比較用処方物
（比較例２Ａ）についての結果を下記の表Ｉに報告す
る。これらの試験の結果から、ＶＤＦポリマーにタング
ステン酸カルシウムを添加することによって、ＬＯＩ及
び光透過率が共に高くなることが示された。表中、ＣＴ
とはタングステン酸カルシウムを表わし、ＬＴとは光透
過率を表わす。
３）の試験結果、並びにタングステン酸カルシウムを含
有しない比較用処方物（比較例１Ａ）及び従来技術にお
いて教示されたカオリン添加剤を含有する比較用処方物
（比較例２Ａ）についての結果を下記の表Ｉに報告す
る。これらの試験の結果から、ＶＤＦポリマーにタング
ステン酸カルシウムを添加することによって、ＬＯＩ及
び光透過率が共に高くなることが示された。表中、ＣＴ
とはタングステン酸カルシウムを表わし、ＬＴとは光透
過率を表わす。
【００１２】
【表１】
Claims (4)
- 【請求項１】 低煙・難燃性組成物であって、弗化ビニ
リデンポリマーと、組成物の重量の約０．０２〜約２．
０％の量のタングステン酸カルシウムとを含む、前記組
成物。 - 【請求項２】 約５重量％までのポリテトラフルオルエ
チレンを含有する請求項１記載の組成物。 - 【請求項３】 弗化ビニリデンポリマーが弗化ビニリデ
ンとヘキサフルオルプロピレンとのコポリマーである、
請求項１記載の組成物。 - 【請求項４】 タングステン酸カルシウムを組成物の重
量の約０．５〜約１．５％の量で存在させた、請求項３
記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US090676 | 1993-07-13 | ||
| US08/090,676 US5919852A (en) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | Low smoke, flame retardant, VDF polymers |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0770396A true JPH0770396A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=22223800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6180434A Withdrawn JPH0770396A (ja) | 1993-07-13 | 1994-07-11 | 低煙・難燃性ｖｄｆポリマー |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5919852A (ja) |
| EP (1) | EP0634446A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0770396A (ja) |
| KR (1) | KR960014232A (ja) |
| CA (1) | CA2113296A1 (ja) |
| TW (1) | TW260691B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108494267A (zh) * | 2018-03-09 | 2018-09-04 | 长沙市航信电力科技有限公司 | 一种高效率的光伏逆变器及其控制方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU746387B2 (en) * | 1996-10-23 | 2002-05-02 | Valspar Corporation, The | Vinylidene difluoride-based coating compositions |
| US7054530B2 (en) * | 2004-01-12 | 2006-05-30 | Arkema Inc. | Limited combustible cables |
| US7642313B2 (en) * | 2004-06-25 | 2010-01-05 | Arkema Inc. | Fluoropolymer with inorganic fluoride filler |
| EP3268429B1 (en) * | 2015-03-11 | 2021-07-21 | Arkema, Inc. | High impact blends of vinylidene fluoride-containing polymers |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3901850A (en) * | 1974-08-01 | 1975-08-26 | Goodrich Co B F | Vinyl chloride polymers containing zinc tungstate |
| FR2411855A1 (fr) * | 1977-12-14 | 1979-07-13 | Rhone Poulenc Ind | Compositions a base de chlorure de polyvinyle produisant une emission de fumee reduite |
| US4490615A (en) * | 1981-10-30 | 1984-12-25 | Radiographic Screen Oy | X-ray intensifying screen |
| FR2534264B1 (fr) * | 1982-10-11 | 1985-10-31 | Solvay | Compositions a base de polymeres du fluorure de vinylidene presentant une fumigenicite reduite |
| US4585703A (en) * | 1982-11-15 | 1986-04-29 | Dainippon Ink & Chemicals, Inc. | Method of treating woody material and treated woody material |
| JPS61235409A (ja) * | 1985-04-10 | 1986-10-20 | Daikin Ind Ltd | 含フツ素弾性状共重合体 |
-
1993
- 1993-07-13 US US08/090,676 patent/US5919852A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-01-12 CA CA002113296A patent/CA2113296A1/en not_active Abandoned
- 1994-01-12 TW TW083100203A patent/TW260691B/zh active
- 1994-01-27 EP EP94101208A patent/EP0634446A1/en not_active Withdrawn
- 1994-07-11 KR KR1019940016571A patent/KR960014232A/ko not_active Application Discontinuation
- 1994-07-11 JP JP6180434A patent/JPH0770396A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108494267A (zh) * | 2018-03-09 | 2018-09-04 | 长沙市航信电力科技有限公司 | 一种高效率的光伏逆变器及其控制方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0634446A1 (en) | 1995-01-18 |
| CA2113296A1 (en) | 1995-01-14 |
| US5919852A (en) | 1999-07-06 |
| TW260691B (ja) | 1995-10-21 |
| KR960014232A (ko) | 1996-05-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |