JPH0770072A - チオウレア誘導体 - Google Patents

チオウレア誘導体

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JPH0770072A
JPH0770072A JP14522894A JP14522894A JPH0770072A JP H0770072 A JPH0770072 A JP H0770072A JP 14522894 A JP14522894 A JP 14522894A JP 14522894 A JP14522894 A JP 14522894A JP H0770072 A JPH0770072 A JP H0770072A
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JP
Japan
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group
thiourea
cis
pyridyloxy
butenyl
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Pending
Application number
JP14522894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fukumi
宏 福見
Mitsuo Sugiyama
充男 杉山
Yasuo Noguchi
泰男 野口
Keiichi Tabata
敬一 田端
Yukio Utsui
幸男 宇津井
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式(I)を有するチオウレア誘導体及びそ
の薬理上許容される塩、ならびに当該化合物もしくはそ
の薬理上許容される塩を有効成分とする抗潰瘍剤。 [R1 :3−7員環状アミノ、ジ(C1 −C6 アルキ
ル)アミノ;R2 :CSNHR3 、CO−A−NHCS
NHR3 (R3 :C1 −C6 アルキル、C3−C10シク
ロアルキル、置換されてもよいC6 −C10アリール、置
換されてもよいC7 −C11アラルキル;A:C1 −C5
アルキレン)] 【効果】この化合物はすぐれた胃酸分泌抑制作用及び抗
潰瘍作用並びにヘリコバクターピロリ(Helicobacter p
ylori)に対する抗菌作用を有し、抗潰瘍剤として有用で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はすぐれた胃酸分泌抑制作
用、抗潰瘍作用及びヘリコバクター ピロリ(Helicoba
cter pylori)に対する抗菌作用を有するチオウレア誘導
体及びその薬理上許容される塩に関する。
【0003】
【従来の技術】消化性潰瘍は、消化器粘膜に対する攻撃
因子と防御因子とのバランスが崩れることにより生ずる
といわれている。そこで、攻撃因子である胃酸分泌を抑
制することは、潰瘍の予防、治療に有用な方法となり得
る。従来、胃酸分泌を抑制するのに用いられる薬剤とし
て、抗コリン剤、シメチジン等のヒスタミンH2 受容体
拮抗剤が広く臨床に用いられている。抗コリン剤は、胃
腸管運動の抑制、口渇、散瞳、発汗抑制等の副作用を有
している。また、ヒスタミンH2 受容体拮抗剤のあるも
のは、望ましくない中枢作用、抗アンドロゲン作用等を
有し、長期投与による胃粘膜防御因子の低下が問題とさ
れ、投与中断後の潰瘍再発も見られる。再発は、防御因
子の低下によって起こると考えられることから、胃酸分
泌抑制作用と防御因子増強作用を併せ持つ薬剤の開発が
望まれている。また、近年、潰瘍再発の患者には、ヘリ
コバクター ピロリ(Helicobacterpylori)が高率に増
殖しいることが明らかになり、ヘリコバクター ピロリ
Helicobacter pylori)と潰瘍再発との相関関係が示唆
され、潰瘍再発を防止するため、ヘリコバクター ピロ
リ(Helicobacter pylori)に対する抗菌活性をさらに併
せ持つ薬剤の開発も求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、上記諸
問題を解決すべく、攻撃因子である胃酸分泌を抑制し、
一方、防御因子増強作用(細胞保護作用)を有する抗潰
瘍剤の開発を目指して、チオウレア誘導体の合成とその
薬理活性について永年に亘り鋭意研究を行なった結果、
特異な置換基を有するチオウレア誘導体が、すぐれた胃
酸分泌抑制作用、抗潰瘍作用及び防御因子増強作用を有
すること並びにヘリコバクター ピロリ(Helicobacter
pylori)に対する抗菌活性を有することを見出し、本発
明を完成した。なお、チオウレア誘導体の近縁の構造を
有し、抗潰瘍作用を有するものとしては、例えば、以下
の化合物Aが知られている(特開平5−59038号公
報)。
【0005】
【化2】
【0006】
【発明の構成】本発明のチオウレア誘導体は、一般式
【0007】
【化3】
【0008】を有する。
【0009】上記式中、R1 は、3−7員環状アミノ基
又はジ(C1 −C6 アルキル)アミノ基を示し、R2
は、式 CSNHR3 又は式 CO−A−NHCSNH
3(式中、R3 は、C1 −C6 アルキル基、C3 −C
10シクロアルキル基、置換されてもよいC6 −C10アリ
ール基又は置換されてもよいC7 −C11アラルキル基を
示し、Aは、C1 −C5 アルキレン基を示す。)を有す
る基を示す。
【0010】前記一般式(I)において、R1 の3−7
員環状アミノ基は、例えば、アジリジノ、アゼチジノ、
ピロリジノ、ピペリジノ、ヘキサヒドロアゼピノ基であ
り得、好適には、ピロリジノ又はピペリジノ基であり、
特に好適には、ピペリジノ基である。
【0011】R1 に含まれる又はR3 のC1 −C6 アル
キル基は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、s−ブチル、ペンチル、ヘキシル基で
あり得、好適には、C1 −C4 アルキル基であり、更に
好適には、メチル又はエチル基である。
【0012】R3 のC3 −C10シクロアルキル基は、例
えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル、アダマンチル基であり得、好適には、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル又はアダマンチル基であり、さらに
好適には、シクロペンチル又はシクロヘキシル基であ
る。
【0013】R3 のC6 −C10アリール基は、例えば、
フェニル、ナフチル基であり得、好適には、フェニル基
である。また、環上には置換基(好適には、1乃至3
個)を有していてもよく、それらは、前述のC1 −C6
アルキル基、C1 −C6 アルコキシ基(アルコキシ基の
アルキル部分は、前述したものと同様である。)、弗
素、塩素、臭素、沃素原子のようなハロゲン原子、フル
オロメチル、トリフルオロメチルのようなフルオロ置換
メチル基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、C1 −C6
ルコキシカルボニル基(アルコキシ基のアルキル部分
は、前述したものと同様である。)、シアノ基、ニトロ
基、メチレンジオキシ基であり得、好適には、C1 −C
4 アルキル基、C1 −C4 アルコキシ基、ハロゲン原
子、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基、カルボキシ
基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基又は
メチレンジオキシ基であり、さらに好適には、メチル
基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、弗素原子、塩
素原子、トリフルオロメチル基、ヒドロキシ基又はメチ
レンジオキシ基であり、特に好適には、メチル基、メト
キシ基、弗素原子、塩素原子、トリフルオロメチル基又
はメチレンジオキシ基である。
【0014】R3 のC7 −C11アラルキル基は、例え
ば、(C6 −C10アリール)−C1 −C6 アルキル基で
あり、このアリール部分及びアルキル部分は、前述した
ものと同様であり、好適には、ベンジル、フェネチル、
フエニルプロピル又はナフチルメチル基であり、さらに
好適には、ベンジル、フェネチル又はフエニルプロピル
基であり、特に好適には、ベンジル又はフェネチル基で
ある。
【0015】AのC1 −C5 アルキレン基は、例えば、
メチレン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、テト
ラメチレン、ペンタメチレン基であり得、好適には、直
鎖のC1 −C5 アルキレン基であり、さらに好適には、
直鎖のC1 −C4 アルキレン基であり、更により好適に
は、メチレン、エチレン又はトリメチレン基であり、特
に好適には、エチレン又はトリメチレン基である。
【0016】前記一般式(I)を有する化合物は、必要
に応じて薬理上許容し得る塩にすることができる。その
ような塩としては、好適にはフッ化水素酸塩、塩酸塩、
臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩のようなハロゲン化水素
酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩、炭酸塩等
の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタン
スルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルキ
ルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエン
スルホン酸塩のようなアリールスルホン酸塩、フマール
酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マ
レイン酸塩等の有機酸塩及びグルタミン酸塩、アスパラ
ギン酸塩のようなアミノ酸塩などの有機酸の酸付加塩を
あげることができる。なお、化合物(I)において、不
斉炭素原子に基く光学異性体が存在する場合には、本発
明はかかる立体異性体及びその混合物を包含するもので
ある。また、ブテニレン基の二重結合に基づく幾何異性
体が存在するが、本発明はかかる幾何異性体及びその混
合物を包含し、好適には、シス体をあげることができ
る。
【0017】前記一般式(I)において、好適には、
(1)R1 がピロリジノ、ピペリジノ、ジメチルアミノ
又はジエチルアミノ基である化合物又は/及び(2)R
2 が式 CSNHR3 又はCO−A−NHCSNHR3
(式中、R3 は、C1 −C4 アルキル基、C3 −C6
クロアルキル基、アダマンチル基、C1−C4 アルキ
ル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメ
チル、ヒドロキシ、カルボキシ、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル若しくはメチレンジオキシで置換さ
れていてもよいフェニル基又はC1 −C4 アルキル、C
1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、
ヒドロキシ、カルボキシ、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル若しくはメチレンジオキシで置換されてい
てもよいC7 −C10アラルキル基を示し、Aは、直鎖の
1 −C5 アルキレン基を示す。)を有する基である化
合物をあげることができる。
【0018】さらに好適には、(3)R1 がピロリジノ
又はピペリジノ基である化合物又は/及び(4)R2
式 CSNHR3 又はCO−A−NHCSNHR3 (式
中、R3 は、メチル基、エチル基、イソブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基、メ
チル、エチル、メトキシ、エトキシ、弗素、塩素、トリ
フルオロメチル、ヒドロキシ若しくはメチレンジオキシ
で置換されていてもよいフェニル基又はメチル、エチ
ル、メトキシ、エトキシ、弗素、塩素、トリフルオロメ
チル、ヒドロキシ若しくはメチレンジオキシで置換され
ていてもよいC7 −C9アラルキル基を示し、Aは、エ
チレン又はトリメチレン基を示す。)を有する基である
化合物をあげることができる。
【0019】特に好適には、(5)R1 がピペリジノ基
である化合物又は/及び(6)R2 が式 CSNHR3
又はCO−A−NHCSNHR3 (式中、R3 は、メチ
ル、メトキシ、弗素、塩素、トリフルオロメチル若しく
はメチレンジオキシで置換されていてもよいフェニル基
又はメチル、メトキシ、弗素、塩素、トリフルオロメチ
ル若しくはメチレンジオキシで置換されていてもよいC
7 −C8 アラルキル基を示し、Aは、エチレン又はトリ
メチレン基を示す。)を有する基である化合物をあげる
ことができる。
【0020】本発明の代表的化合物としては、例えば、
次の表1及び表2に記載する化合物を例示することがで
きる。なお、表1及び表2は、それぞれ一般式(Ia)及び
(Ib)を有する化合物を示し、略号は、以下の意味を示
す。
【0021】
【化4】
【0022】Adm :アダマンチル基 Aze :アゼチジノ基 Azi :アジリジノ基 Bu :ブチル基 Buc :シクロブチル基 Bui :イソブチル基 Bus :s−ブチル基 Et :エチル基 Hpc :シクロヘプチル基 Hx :ヘキシル基 Hxc :シクロヘキシル基 Hxi :イソヘキシル基 Me :メチル基 Naph:ナフチル基 Occ :シクロオクチル基 Ph:フェニル基 Pip :ピペリジノ基 Pn :ペンチル基 Pnc :シクロペンチル基 Pni :イソペンチル基 Pr :プロピル基 Prc :シクロプロピル基 Pri :イソプロピル基 Pyr :ピロリジノ基
【0023】
【表1】 ──────────────────────────────────── No. R13 ──────────────────────────────────── 1-1 Pip Me 1-2 Pip Et 1-3 Pip Pr 1-4 Pip Pri 1-5 Pip Bu 1-6 Pip Bui 1-7 Pip Bus 1-8 Pip Pn 1-9 Pip Pni 1-10 Pip Hx 1-11 Pip Hxi 1-12 Pip Prc 1-13 Pip Buc 1-14 Pip Pnc 1-15 Pip Hxc 1-16 Pip Hpc 1-17 Pip Occ 1-18 Pip Adm 1-19 Pip Ph 1-20 Pip 2-Me-Ph 1-21 Pip 3-Me-Ph 1-22 Pip 4-Me-Ph 1-23 Pip 2-MeO-Ph 1-24 Pip 3-MeO-Ph 1-25 Pip 4-MeO-Ph 1-26 Pip 2-F-Ph 1-27 Pip 3-F-Ph 1-28 Pip 4-F-Ph 1-29 Pip 2-Cl-Ph 1-30 Pip 3-Cl-Ph 1-31 Pip 4-Cl-Ph 1-32 Pip 4-Br-Ph 1-33 Pip 3,4-diMeO-Ph 1-34 Pip 2,3,4-triMeO-Ph 1-35 Pip 3,4-OCH2O-Ph 1-36 Pip 2-BuO-Ph 1-37 Pip 3-CN-Ph 1-38 Pip 2-OH-Ph 1-39 Pip 4-Pri-Ph 1-40 Pip 1-Naph 1-41 Pip 2-Naph 1-42 Pip CH2Ph 1-43 Pip CH2(4-Me-Ph) 1-44 Pip CH2(4-MeO-Ph) 1-45 Pip CH2(4-Cl-Ph) 1-46 Pip CH2(3,4-diMeO-Ph) 1-47 Pip CH2(3,4-OCH2O-Ph) 1-48 Pip CH2CH2Ph 1-49 Pip CH2CH2(4-Me-Ph) 1-50 Pip CH2CH2(4-MeO-Ph) 1-51 Pip CH2CH2(4-Cl-Ph) 1-52 Pip CH2(1-Naph) 1-53 Pip CH2(2-Naph) 1-54 Pip CH2CH2(1-Naph) 1-55 Pip CH2CH2(2-Naph) 1-56 Pyr Et 1-57 Pyr Bui 1-58 Pyr Prc 1-59 Pyr Buc 1-60 Pyr Pnc 1-61 Pyr Hxc 1-62 Pyr Adm 1-63 Pyr Ph 1-64 Pyr 4-Me-Ph 1-65 Pyr 4-MeO-Ph 1-66 Pyr 4-F-Ph 1-67 Pyr 4-Cl-Ph 1-68 Pyr 3,4-diMeO-Ph 1-69 Pyr 3,4-OCH2O-Ph 1-70 Pyr 1-Naph 1-71 Pyr CH2Ph 1-72 Pyr CH2(4-Me-Ph) 1-73 Pyr CH2(4-Cl-Ph) 1-74 Pyr CH2(3,4-OCH2O-Ph) 1-75 Pyr CH2CH2Ph 1-76 NMe2 Bui 1-77 NMe2 Ph 1-78 NMe2 4-Me-Ph 1-79 NMe2 4-MeO-Ph 1-80 NMe2 4-F-Ph 1-81 NMe2 4-Cl-Ph 1-82 NMe2 3,4-OCH2O-Ph 1-83 NMe2 CH2Ph 1-84 NMe2 CH2(4-Cl-Ph) 1-85 NMe2 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 1-86 NMe2 CH2CH2Ph 1-87 Azi Ph 1-88 Azi 4-Me-Ph 1-89 Azi 4-F-Ph 1-90 Azi 2-Cl-Ph 1-91 Azi CH2Ph 1-92 Azi CH2(4-Cl-Ph) 1-93 Azi CH2(3,4-OCH2O)-Ph 1-94 Aze Ph 1-95 Aze 2-Me-Ph 1-96 Aze 4-F-Ph 1-97 Aze 3-Cl-Ph 1-98 Aze CH2Ph 1-99 Aze CH2(3,4-OCH2O-Ph) 1-100 Aze CH2CH2Ph 1-101 Pip (CH2)3Ph 1-102 Pip (CH2)4Ph 1-103 Pip CH2CH2(2-Cl-Ph) 1-104 Pip CH2CH2(3,4-diMeO-Ph) 1-105 Pip CH2CH2(2-MeO-Ph) 1-106 Pip CH2CH2(3-Cl-Ph) 1-107 Pip CH2CH2(2,4-diCl-Ph) 1-108 Pip CH2CH2(4-F-Ph) 1-109 Pip CH2CH2(3,4-OCH2O-Ph) 1-110 Pip CH2CH2(4-OH-Ph) ────────────────────────────────────
【0024】
【表2】 ──────────────────────────────────── No. R1 n R3 ──────────────────────────────────── 2-1 Pip 3 Me 2-2 Pip 3 Et 2-3 Pip 3 Pr 2-4 Pip 3 Pri 2-5 Pip 3 Bu 2-6 Pip 3 Bui 2-7 Pip 3 Bus 2-8 Pip 3 Pn 2-9 Pip 3 Pni 2-10 Pip 3 Hx 2-11 Pip 3 Prc 2-12 Pip 3 Buc 2-13 Pip 3 Pnc 2-14 Pip 3 Hxc 2-15 Pip 3 Hpc 2-16 Pip 3 Occ 2-17 Pip 3 Adm 2-18 Pip 3 Ph 2-19 Pip 3 2-Me-Ph 2-20 Pip 3 3-Me-Ph 2-21 Pip 3 4-Me-Ph 2-22 Pip 3 2-MeO-Ph 2-23 Pip 3 3-MeO-Ph 2-24 Pip 3 4-MeO-Ph 2-25 Pip 3 2-F-Ph 2-26 Pip 3 3-F-Ph 2-27 Pip 3 4-F-Ph 2-28 Pip 3 2-Cl-Ph 2-29 Pip 3 3-Cl-Ph 2-30 Pip 3 4-Cl-Ph 2-31 Pip 3 4-Br-Ph 2-32 Pip 3 3,4-diMeO-Ph 2-33 Pip 3 2,3,4-triMeO-Ph 2-34 Pip 3 3,4-OCH2O-Ph 2-35 Pip 3 2-BuO-Ph 2-36 Pip 3 3-CN-Ph 2-37 Pip 3 2-OH-Ph 2-38 Pip 3 4-Pri-Ph 2-39 Pip 3 1-Naph 2-40 Pip 3 2-Naph 2-41 Pip 3 CH2Ph 2-42 Pip 3 CH2(4-Me-Ph) 2-43 Pip 3 CH2(4-MeO-Ph) 2-44 Pip 3 CH2(4-Cl-Ph) 2-45 Pip 3 CH2(3,4-diMeO-Ph) 2-46 Pip 3 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-47 Pip 3 CH2CH2Ph 2-48 Pip 3 CH2CH2(4-Me-Ph) 2-49 Pip 3 CH2CH2(4-MeO-Ph) 2-50 Pip 3 CH2CH2(4-Cl-Ph) 2-51 Pip 3 CH2(1-Naph) 2-52 Pip 3 CH2(2-Naph) 2-53 Pip 3 CH2CH2(1-Naph) 2-54 Pip 3 CH2CH2(2-Naph) 2-55 Pyr 3 Bui 2-56 Pyr 3 Hxi 2-57 Pyr 3 Prc 2-58 Pyr 3 Hxc 2-59 Pyr 3 Hpc 2-60 Pyr 3 Adm 2-61 Pyr 3 Ph 2-62 Pyr 3 4-Me-Ph 2-63 Pyr 3 4-MeO-Ph 2-64 Pyr 3 4-F-Ph 2-66 Pyr 3 3,4-diMeO-Ph 2-67 Pyr 3 3,4-OCH2O-Ph 2-68 Pyr 3 1-Naph 2-69 Pyr 3 CH2Ph 2-70 Pyr 3 CH2(4-Me-Ph) 2-71 Pyr 3 CH2(4-Cl-Ph) 2-72 Pyr 3 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-73 Pyr 3 CH2CH2Ph 2-74 NMe2 3 Bui 2-75 NMe2 3 Ph 2-76 NMe2 3 4-Me-Ph 2-77 NMe2 3 4-MeO-Ph 2-78 NMe2 3 4-F-Ph 2-79 NMe2 3 4-Cl-Ph 2-80 NMe2 3 3,4-OCH2O-Ph 2-81 NMe2 3 CH2Ph 2-82 NMe2 3 CH2(4-Cl-Ph) 2-83 NMe2 3 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-84 NMe2 3 CH2CH2Ph 2-85 Azi 3 Ph 2-86 Azi 3 4-F-Ph 2-87 Azi 3 4-Cl-Ph 2-88 Azi 3 CH2Ph 2-89 Azi 3 CH2(4-Cl-Ph) 2-90 Aze 3 Ph 2-91 Aze 3 3-Me-Ph 2-92 Aze 3 4-F-Ph 2-93 Aze 3 CH2Ph 2-94 Aze 3 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-95 Aze 3 CH2CH2Ph 2-96 Pip 1 Me 2-97 Pip 1 Pri 2-98 Pip 1 Bu 2-99 Pip 1 Bui 2-100 Pip 1 Pn 2-101 Pip 1 Hx 2-102 Pip 1 Prc 2-103 Pip 1 Buc 2-104 Pip 1 Pnc 2-105 Pip 1 Hxc 2-106 Pip 1 Hpc 2-107 Pip 1 Occ 2-108 Pip 1 Adm 2-109 Pip 1 Ph 2-110 Pip 1 2-Me-Ph 2-111 Pip 1 4-Me-Ph 2-112 Pip 1 3-MeO-Ph 2-113 Pip 1 4-MeO-Ph 2-114 Pip 1 2-F-Ph 2-115 Pip 1 3-F-Ph 2-116 Pip 1 4-F-Ph 2-117 Pip 1 4-Cl-Ph 2-118 Pip 1 3,4-diMeO-Ph 2-119 Pip 1 3,4-OCH2O-Ph 2-120 Pip 1 1-Naph 2-121 Pip 1 CH2Ph 2-122 Pip 1 CH2(4-Me-Ph) 2-123 Pip 1 CH2(4-MeO-Ph) 2-124 Pip 1 CH2(4-Cl-Ph) 2-125 Pip 1 CH2(3,4-diMeO-Ph) 2-126 Pip 1 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-127 Pip 1 CH2CH2Ph 2-128 Pip 1 CH2CH2(4-Me-Ph) 2-129 Pip 1 CH2CH2(4-MeO-Ph) 2-130 Pip 1 CH2CH2(4-Cl-Ph) 2-131 Pip 1 CH2(1-Naph) 2-132 Pip 1 CH2CH2(1-Naph) 2-133 Pyr 1 Pn 2-134 Pyr 1 Prc 2-135 Pyr 1 Hxc 2-136 Pyr 1 Adm 2-137 Pyr 1 Ph 2-138 Pyr 1 4-Me-Ph 2-139 Pyr 1 4-MeO-Ph 2-140 Pyr 1 4-F-Ph 2-141 Pyr 1 4-Cl-Ph 2-142 Pyr 1 3,4-diMeO-Ph 2-143 Pyr 1 3,4-OCH2O-Ph 2-144 Pyr 1 1-Naph 2-145 Pyr 1 CH2Ph 2-146 Pyr 1 CH2(4-Me-Ph) 2-147 Pyr 1 CH2(4-Cl-Ph) 2-148 Pyr 1 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-149 Pyr 1 CH2CH2Ph 2-150 NMe2 1 Bui 2-151 NMe2 1 Ph 2-152 NMe2 1 4-Me-Ph 2-153 NMe2 1 4-MeO-Ph 2-154 NMe2 1 4-F-Ph 2-155 NMe2 1 4-Cl-Ph 2-156 NMe2 1 3,4-OCH2O-Ph 2-157 NMe2 1 CH2Ph 2-158 NMe2 1 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-159 NMe2 1 CH2CH2Ph 2-160 Azi 1 Ph 2-161 Azi 1 4-F-Ph 2-162 Azi 1 4-Cl-Ph 2-163 Azi 1 CH2Ph 2-164 Azi 1 CH2(4-Cl-Ph) 2-165 Aze 1 Ph 2-166 Aze 1 4-Me-Ph 2-167 Aze 1 4-F-Ph 2-168 Aze 1 CH2Ph 2-169 Aze 1 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-170 Aze 1 CH2CH2Ph 2-171 Pip 2 Bui 2-172 Pip 2 Hxc 2-173 Pip 2 Adm 2-174 Pip 2 Ph 2-175 Pip 2 2-Me-Ph 2-176 Pip 2 3-Me-Ph 2-177 Pip 2 4-Me-Ph 2-178 Pip 2 4-MeO-Ph 2-179 Pip 2 4-F-Ph 2-180 Pip 2 4-Cl-Ph 2-181 Pip 2 3,4-diMeO-Ph 2-182 Pip 2 3,4-OCH2O-Ph 2-183 Pip 2 1-Naph 2-184 Pip 2 CH2Ph 2-185 Pip 2 CH2(2-Me-Ph) 2-186 Pip 2 CH2(4-MeO-Ph) 2-187 Pip 2 CH2(3-F-Ph) 2-188 Pip 2 CH2(4-Cl-Ph) 2-189 Pip 2 CH2(3,4-diMeO-Ph) 2-190 Pip 2 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-191 Pip 2 CH2CH2Ph 2-192 Pip 2 CH2CH2(4-Me-Ph) 2-193 Pip 2 CH2CH2(4-MeO-Ph) 2-194 Pip 2 CH2CH2(4-F-Ph) 2-195 Pip 2 CH2(1-Naph) 2-196 Pip 2 CH2CH2(2-Naph) 2-197 Pyr 2 Bui 2-198 Pyr 2 Hxc 2-199 Pyr 2 Adm 2-200 Pyr 2 Ph 2-201 Pyr 2 4-Me-Ph 2-202 Pyr 2 4-F-Ph 2-203 Pyr 2 1-Naph 2-204 Pyr 2 CH2Ph 2-205 Pyr 2 CH2(2-Me-Ph) 2-206 Pyr 2 CH2(4-Cl-Ph) 2-207 Pyr 2 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-208 Pyr 2 CH2CH2Ph 2-209 NMe2 2 Bui 2-210 NMe2 2 Ph 2-211 NMe2 2 4-Me-Ph 2-212 NMe2 2 CH2Ph 2-213 NMe2 2 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-214 NMe2 2 CH2CH2Ph 2-215 Azi 2 Ph 2-216 Azi 2 4-Cl-Ph 2-217 Azi 2 CH2Ph 2-218 Azi 2 CH2(4-Cl-Ph) 2-219 Azi 2 CH2CH2Ph 2-220 Aze 2 Ph 2-221 Aze 2 4-F-Ph 2-222 Aze 2 CH2Ph 2-223 Aze 2 CH2CH2Ph 2-224 Pip 4 Bui 2-225 Pip 4 Hxc 2-226 Pip 4 Adm 2-227 Pip 4 Ph 2-228 Pip 4 2-Me-Ph 2-229 Pip 4 3-Me-Ph 2-230 Pip 4 4-Me-Ph 2-231 Pip 4 4-MeO-Ph 2-232 Pip 4 4-F-Ph 2-233 Pip 4 4-Cl-Ph 2-234 Pip 4 3,4-diMeO-Ph 2-235 Pip 4 3,4-OCH2O-Ph 2-236 Pip 4 1-Naph 2-237 Pip 4 CH2Ph 2-238 Pip 4 CH2(4-Me-Ph) 2-239 Pip 4 CH2(4-MeO-Ph) 2-240 Pip 4 CH2(3-F-Ph) 2-241 Pip 4 CH2(4-Cl-Ph) 2-242 Pip 4 CH2(3,4-diMeO-Ph) 2-243 Pip 4 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-244 Pip 4 CH2CH2Ph 2-245 Pip 4 CH2CH2(4-Me-Ph) 2-246 Pip 4 CH2CH2(4-MeO-Ph) 2-247 Pip 4 CH2CH2(4-F-Ph) 2-248 Pip 4 CH2(1-Naph) 2-249 Pip 4 CH2CH2(2-Naph) 2-250 Pyr 4 Bui 2-251 Pyr 4 Hxc 2-252 Pyr 4 Adm 2-253 Pyr 4 Ph 2-254 Pyr 4 4-Me-Ph 2-255 Pyr 4 4-F-Ph 2-256 Pyr 4 1-Naph 2-257 Pyr 4 CH2Ph 2-258 Pyr 4 CH2(2-Me-Ph) 2-259 Pyr 4 CH2(4-Cl-Ph) 2-260 Pyr 4 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-261 Pyr 4 CH2CH2Ph 2-262 NMe2 4 Bui 2-263 NMe2 4 Ph 2-264 NMe2 4 4-Me-Ph 2-265 NMe2 2 CH2Ph 2-266 NMe2 2 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-267 NMe2 2 CH2CH2Ph 2-268 Azi 2 Ph 2-269 Azi 2 4-Cl-Ph 2-270 Azi 2 CH2Ph 2-271 Azi 2 CH2(4-Cl-Ph) 2-272 Azi 2 CH2CH2Ph 2-273 Aze 2 Ph 2-274 Aze 2 4-F-Ph 2-275 Aze 2 CH2Ph 2-276 Aze 2 CH2CH2Ph 2-277 Pip 5 Bui 2-278 Pip 5 Hxc 2-279 Pip 5 Adm 2-280 Pip 5 Ph 2-281 Pip 5 4-Me-Ph 2-282 Pip 5 4-F-Ph 2-283 Pip 5 1-Naph 2-284 Pip 5 CH2Ph 2-285 Pip 5 CH2(2-Me-Ph) 2-286 Pip 5 CH2(4-Cl-Ph) 2-287 Pip 5 CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-288 Pip 5 CH2CH2Ph 2-289 Pip 3 (CH2)3Ph 2-290 Pip 3 (CH2)4Ph 2-291 Pip 3 CH2(2-Cl-Ph) 2-292 Pip 3 CH2(4-F-Ph) 2-293 Pip 3 CH2CH2(2-Cl-Ph) 2-294 Pip 3 CH2CH2(3,4-diOMe-Ph) 2-295 Pip 3 CH2CH2(2-MeO-Ph) 2-296 Pip 3 CH2CH2(3-Cl-Ph) 2-297 Pip 3 CH2CH2(2,4-diCl-Ph) 2-298 Pip 3 CH2CH2(4-F-Ph) 2-299 Pip 3 CH2CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-300 Pip 3 CH2CH2(4-HO-Ph) 2-301 Pyr 3 CH2(4-F-Ph) 2-302 Pyr 3 CH2CH2(4-F-Ph) 2-303 Pyr 3 CH2CH2(3,4-OCH2O-Ph) 2-304 Pyr 3 CH2CH2(2-Cl-Ph) 2-305 Pyr 3 CH2CH2(3,4-diMeO-Ph) ──────────────────────────────────。
【0025】上記表において、好適には、化合物番号N
o.1−18、1−19、1−25、1−28、1−3
1、1−33、1−42、1−43、1−45、1−4
7、1−48、1−49、1−50、1−51、1−7
1、1−72、1−75、1−83、1−86、1−1
01、1−102、1−103、1−104、1−10
5、1−106、1−107、1−108、1−10
9、1−110、2−6、2−14、2−17、2−1
8、2−19、2−21、2−30、2−32、2−3
4、2−41、2−42、2−44、2−45、2−4
6、2−47、2−48、2−49、2−50、2−6
9、2−70、2−71、2−72、2−73、2−8
1、2−84、2−99、2−111、2−121、2
−122、2−124、2−127、2−128、2−
130、2−145、2−149、2−157、2−1
59、2−174、2−184、2−185、2−18
7、2−188、2−191、2−192、2−19
4、2−204、2−208、2−212、2−21
4、2−227、2−233、2−237、2−23
8、2−240、2−244、2−257、2−26
1、2−284、2−289、2−290、2−29
1、2−292、2−293、2−294、2−29
5、2−296、2−297、2−298、2−29
9、2−300、2−301、2−302、2−30
3、2−304及び2−305の化合物をあげることが
でき、さらに好適には、化合物番号No.1−19、1
−25、1−28、1−31、1−42、1−43、1
−45、1−48、1−49、1−51、1−71、1
−75、1−83、1−86、1−101、1−10
3、1−108、2−19、2−21、2−41、2−
42、2−44、2−47、2−48、2−50、2−
69、2−73、2−81、2−84、2−121、2
−127、2−149、2−157、2−159、2−
184、2−191、2−204、2−237、2−2
44、2−257、2−261、2−284、2−28
9、2−292、2−293、2−298、2−30
1、2−302及び2−304の化合物をあげることが
でき、さらにより好適には、化合物番号No.1−4
2、1−48、1−108、2−19、2−21、2−
41、2−42、2−44、2−47、2−69、2−
73、2−184、2−191、2−289、2−29
2、2−293、2−298、2−301、2−302
及び2−304の化合物をあげることができ、特に好適
には、化合物番号No.1−42:1−ベンジル−3−
[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
−シス−2−ブテニル]チオウレア、1−48:1−
(2−フェニルエチル)−3−[4−(4−ピペリジノ
メチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]
チオウレア、1−108:1−[2−(4−フルオロフ
ェニル)エチル]−3−[4−(4−ピペリジノメチル
−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]チオウ
レア、2−19:1−(2−メチルベンジル)−3−
[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリ
ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
ロピル]チオウレア、2−21:1−(4−メチルフェ
ニル)−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチ
ル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カル
バモイル]プロピル]チオウレア、2−41:1−ベン
ジル−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル
−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバ
モイル]プロピル]チオウレア、2−42:1−(4−
メチルベンジル)−3−[3−[N−[4−(4−ピペ
リジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテ
ニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア、2−4
4:1−(4−クロルベンジル)−3−[3−[N−
[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオ
ウレア、2−47:1−(2−フェニルエチル)−3−
[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリ
ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
ロピル]チオウレア、2−69:1−ベンジル−3−
[3−[N−[4−(4−ピロリジノメチル−2−ピリ
ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
ロピル]チオウレア、2−73:1−(2−フェニルエ
チル)−3−[3−[N−[4−(4−ピロリジノメチ
ル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カル
バモイル]プロピル]チオウレア、2−184:1−ベ
ンジル−3−[2−[N−[4−(4−ピペリジノメチ
ル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カル
バモイル]エチル]チオウレア、2−191:1−(2
−フェニルエチル)−3−[2−[N−[4−(4−ピ
ペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブ
テニル]カルバモイル]エチル]チオウレア、2−28
9:1−(3−フェニルプロピル)−3−[3−[N−
[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオ
ウレア、2−292:1−(4−フルオロベンジル)−
3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイ
ル]プロピル]チオウレア及び2−298:1−[2−
(4−フルオロフェニル)エチル)−3−[3−[N−
[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオ
ウレアの化合物をあげることができる。
【0026】本発明の化合物(I)は、以下の方法に従
って容易に製造される。
【0027】
【化5】
【0028】上記式中、R1 、R2 及びR3 は、前述し
たものと同意義を示し、R4 は、水素原子又は式 CO
−A−NH2 (式中、Aは、前述したものと同意義を示
す。)を有する基を示す。
【0029】A法は化合物(I) を化合物を製造する方法
である。第A1工程は、化合物(I) を製造する工程で、
不活性溶剤中、チオカルボニルジイミダゾールの存在
下、一般式(II)を有する化合物を一般式 (III)を有す
る化合物と反応させることによって達成される。
【0030】使用される不活性溶媒は、反応に関与しな
ければ特に限定されず、例えば、ベンゼン、トルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、
クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類、酢酸エチルのようなエステル類、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノールのようなアルコール類、アセ
トニトリルのようなニトリル類であり得、好適には、ハ
ロゲン化炭化水素類である。反応温度は、通常、−20
℃乃至100℃(好適には、0℃乃至50℃)であり、
反応に要する時間は、反応温度等によって異なるが通
常、30分間乃至10時間(好適には、1時間乃至5時
間)である。
【0031】反応終了後、本工程の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取することができる。例え
ば、反応混合物から溶剤を留去すること又は反応混合物
を水にあけ、水不溶性有機溶剤で抽出し、抽出液から溶
剤を留去することによって得ることができる。さらに、
必要に応じ、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマト
グラフィー等によって更に精製できる。
【0032】B法は化合物(I) を別途に製造する方法で
ある。第B1工程は、化合物(I) を製造する工程で、不
活性溶剤中、化合物(II)を一般式 (IV) を有する化合
物と反応させることによって達成される。
【0033】使用される不活性溶媒は、反応に関与しな
ければ特に限定されず、例えば、ベンゼン、トルエン、
キシレンのような芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、
クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、エーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類、酢酸エチルのようなエステル類、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノールのようなアルコール類、アセ
トニトリルのようなニトリル類であり得、好適には、芳
香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類又はアルコール
類である。反応温度は、通常、−20℃乃至100℃
(好適には、0℃乃至50℃)であり、反応に要する時
間は、反応温度等によって異なるが通常、30分間乃至
24時間(好適には、2時間乃至20時間)である。
【0034】反応終了後、本工程の目的化合物は、常法
に従って反応混合物から採取することができる。例え
ば、反応混合物から溶剤を留去すること又は反応混合物
を水にあけ、水不溶性有機溶剤で抽出し、抽出液から溶
剤を留去することによって得ることができる。さらに、
必要に応じ、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマト
グラフィー等によって更に精製できる。原料化合物(II)
は、公知であるか、公知の方法( 例えば、特開昭61-853
65号、特開昭 63-225371号、特開平4-364160号等) もし
くはそれらに類似した方法に従って製造される。
【0035】
【発明の効果】本発明のチオウレア誘導体は、すぐれた
ヒスタミンH2 拮抗作用、胃酸分泌抑制作用、粘膜防御
因子増強作用及び抗潰瘍作用並びにヘリコバクター ピ
ロリ(Helicobacter pylori)に対する抗菌活性を有を有
し、消化性潰瘍、急性又は慢性胃潰瘍、十二指腸潰瘍、
胃炎、逆流性食道炎、胃食道反射疾患、消化不良、胃酸
過多症、ゾーリンガー・エリソン症候群等の潰瘍性疾患
の予防、治療剤又は外科手術の際の潰瘍性疾患の予防剤
或はヘリコバクター ピロリ(Helicobacterpylori) に
対する抗菌剤として有用である。本発明の化合物(I) の
投与形態としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口投与又は注射
剤等による非経口投与を挙げることができる。これらの
製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、マンニット、トウモロ
コシデンプン、結晶セルロース等)、結合剤(例えば、
セルロース誘導体、アラビアゴム、ゼラチン等)、崩壊
剤(例えば、カルボキシメチルセルロースカルシウム
等)、滑沢剤(例えば、タルク、ステアリン酸マグネシ
ウム等)、安定剤、矯味矯臭剤、注射剤用溶剤(例え
ば、水、エタノール、グリセリン等)等の添加剤を用い
て周知の方法で製造される。その使用量は症状、年齢等
により異なるが、1日1mg〜1000mg(好適に
は、10〜500mg)を成人に対して、1日1回又は
数回に分けて投与することができる。以下に、実施例、
参考例及び試験例を挙げて本発明を更に具体的に説明す
る。
【0036】
【実施例】
実施例11−(4−メチルフェニル)−3−〔3−〔N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド
0.500gをエタノール10mlに溶解し、イソチオ
シアン酸4−メチルフェニル0.226gを加え、室温
で15時間撹拌した。反応液を減圧濃縮した後、得られ
た残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、エタノール−クロロホルム(1:20)で溶出し
て、目的化合物を油状物として0.53g得た(収率7
3%)。 NMRスぺクトル,δ ppm (CDCl3):1.35-1.88(6H,
m), 1.92(2H, quint, J=6.7Hz), 2.29(2H, t, J=6.7H
z), 2.43-2.85(4H, m), 3.47-3.77(2H, m), 3.69(2H,
q, J=6.0Hz), 3.97(2H, t, J=6.2Hz), 4.93(2H, d, J=
6.6Hz), 5.63-5.74(1H, m), 5.77-5.88(1H, m), 6.35-
6.47(1H, br), 6.47-6.60(1H, br), 6.82-6.93(1H, b
r), 6.93-7.06(1H, br), 7.12(2H, d, J=8.1Hz), 7.21
(2H, d, J=8.1Hz), 7.66-7.80(1H, br), 8.10(1H, d,J=
5.1Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3410, 3390, 29
30, 1660, 1610, 1532, 1510, 1480, 1415, 1400, 130
8, 1300, 1290。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:69−71℃。
【0037】実施例21−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−3−〔4
−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
ス−2−ブテニル〕チオウレア ピペロニルアミン0.289gをクロロホルム10ml
に溶解し、氷冷却下、チオカルボニルジイミダゾール
(純度90%)0.379gを加え、10分間撹拌し
た。4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキ
シ)−シス−2−ブテニルアミン0.500gのクロロ
ホルム5ml溶液を加え、室温で3時間撹拌した。反応
液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで脱水した後、濃縮
して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、エタノール−クロロホルム(1:20)で
溶出して目的化合物を油状物として0.68g得た(収
率78%)。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.40-1.50(2H,
m), 1.55-1.65(4H, m), 2.33-2.50(4H, m), 3.46(2H,
s),4.21-4.33(2H, m), 4.52-4.67(2H, br), 4.91(2H,
d, J=6.4Hz), 5.64-5.72(1H,m), 5.76-5.84(1H, m), 5.
90(2H, s), 6.72-6.80(3H, m), 6.82(1H, d, J=1.1Hz),
6.94(1H, dd, J=5.3, 1.1Hz), 8.04(1H, d, J=5.3Hz)
。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3320, 2940, 28
00, 1612, 1560, 1540, 1500, 1490, 1442, 1245, 103
8。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:70−75℃。
【0038】実施例31−イソブチル−3−〔3−〔N−〔4−(4−ピペリ
ジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド
とイソチオシアン酸イソブチルを用いて、実施例1と同
様に反応して、目的化合物を収率59%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):0.88-1.03(6H,
m), 1.36-1.57(2H, m), 1.57-1.80(4H, m), 1.84-2.02
(1H, m), 2.35(2H, quint, J=6.3Hz), 2.33-2.75(4H,
m), 2.35(2H, t, J=6.3Hz), 3.07-3.37(2H, m), 3.37-
3.75(4H, m), 4.01(2H, t, J=6.1Hz), 4.93(2H, d, J=
6.5Hz), 5.62-5.73(1H, m), 5.68-5.89(1H, m), 6.45-
6.60(1H, br), 6.85(1H, s),6.94(1H, d, J=5.2Hz), 8.
07(1H, d, J=5.2Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3410, 2920, 16
08, 1530, 1510, 1295, 1240, 1030。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:65−70℃。
【0039】実施例41−シクロヘキシル−3−〔3−〔N−〔4−(4−ピ
ペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブ
テニル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド
とイソチオシアン酸シクロヘキシルを用いて実施例1と
同様に反応して、目的化合物を収率55%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.10-2.10(20H,
m), 2.36(2H, t, J=6.2Hz), 2.40-3.00(4H, m), 3.17-
3.25(1H, m), 3.42-3.65(2H, br), 3.65-4.10(2H, m),
4.00(2H, t, J=6.2Hz), 4.94(2H, d, J=6.5Hz), 5.63-
5.77(1H, m), 5.77-5.88(1H, m), 6.47-6.62(1H, br),
6.95-7.22(1H, br), 7.05(1H, s), 8.08-8.23(1H, b
r)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3430, 3270, 29
30, 2850, 1665, 1610, 1558, 1495, 1415, 1400。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:69−71℃。
【0040】実施例51−アダマンチル−3−〔3−〔N−〔4−(4−ピペ
リジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテ
ニル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド
とイソチオシアン酸アダマンタンを用いて実施例1と同
様に反応して、目的化合物を収率59%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.37-1.50(2H,
m), 1.50-1.80(10H, m), 1.92-2.20(9H, m), 2.28-2.43
(6H, m), 3.42(2H, s), 3.70(2H, q, J=5.9Hz), 4.02(2
H, t, J=5.9Hz), 4.92(2H, d,J=6.6Hz), 5.62-5.76(1H,
m), 5.78-5.90(1H, m), 5.94-6.03(1H, br), 6.37-6.4
8(1H, br), 6.58-6.82(1H, br), 6.74(1H, s), 6.90(1
H, d, J=5.3Hz), 8.03(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3420, 3380, 29
20, 2850, 2440, 1655, 1612, 1525, 1495, 1420, 129
2。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:107−112℃。
【0041】実施例61−(2−フェニルエチル)−3−〔3−〔N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド
とイソチオシアン酸2−フェニルエチルを用いて実施例
1と同様に反応して、目的化合物を収率79%で得た。 融点:101−103℃。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.38-1.52(2H,
m), 1.55-1.70(4H, m), 1.80-1.94(2H, m), 2.20-2.55
(6H, m), 2.93(2H, t, J=7.2Hz), 3.35-3.58(4H, m),
3.62-3.83(2H, m), 3.98(2H, t,J=6.1Hz), 4.92(2H, d,
J=7.0Hz), 5.62-5.70(1H, m), 5.78-5.87(1H, m), 6.4
2-6.55(1H, br), 6.78(1H, s), 6.91(1H, d, J=5.3Hz),
7.17-7.34(5H, m), 8.03(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3440, 3270, 29
40, 1655, 1612, 1555, 1498, 1415, 1400, 1322, 130
0, 1288。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:101−103℃。
【0042】実施例71−フェニル−3−〔3−〔N−〔4−(4−ピペリジ
ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド
とイソチオシアン酸フェニルを用いて実施例1と同様に
反応して、目的化合物を収率66%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.41-1.52(2H,
m), 1.56-1.72(4H, m), 1.94(2H, quint, J=6.6Hz), 2.
29(2H,t, J=6.6Hz), 2.33-2.60(4H, m), 3.49(2H, s),
3.71(2H, d, J=5.8Hz), 3.96(2H, t, J=6.2Hz), 4.92(2
H, d, J=6.4Hz), 5.63-5.72(1H, m), 5.78-5.87(1H,m),
6.32-6.45(1H, br), 6.58-6.75(1H, br), 6.80(1H,
s), 6.93(1H, d, J=5.2Hz), 7.18-7.33(3H, m), 7.38-
7.46(2H, m), 7.75-7.95(1H, br), 8.06(1H, d,J=5.2H
z)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3410, 2945, 17
30, 1660, 1615, 1535, 1500, 1418, 1402, 1310, 129
9。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:56−59℃。
【0043】実施例81−(4−クロルフェニル)−3−〔3−〔N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド
とイソチオシアン酸4−クロルフェニルを用いて実施例
1と同様に反応して、目的化合物を収率76%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.40-1.52(2H,
m), 1.54-1.70(4H, m), 1.93(2H, quint, J=6.5Hz), 2.
31(2H,t, J=6.5Hz), 2.35-2.55(4H, m), 3.48(2H, s),
3.58-3.80(2H, m), 3.95(2H,t, J=6.0Hz), 4.91(2H, d
d, J=6.6, 0.9Hz), 5.62-5.69(1H, m), 5.77-5.88(1H,
m), 6.48-6.55(1H, br), 6.79(1H, s), 6.91(1H, dd, J
=5.2, 0.9Hz), 6.92-7.18(1H, br), 7.17-7.42(4H, m),
7.90-8.20(1H, br), 8.04(1H, d, J=5.2Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3500, 3250, 29
30, 1655, 1610, 1530, 1490, 1415, 1400, 1295。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:65−70℃。
【0044】実施例91−ベンジル−3−〔3−〔N−〔4−(4−ピペリジ
ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド
とイソチオシアン酸ベンジルを用いて実施例1と同様に
反応して、目的化合物を収率60%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.41-1.52(2H,
m), 1.57-1.68(4H, m), 1.90(2H, quint, J=6.4Hz), 2.
30(2H,t, J=6.4Hz), 2.35-2.70(4H, m), 3.45-3.67(4H,
m), 3.93(2H, t, J=6.2Hz),4.60-4.78(2H, m), 4.90(2
H, d, J=6.6Hz), 5.62-5.68(1H, m), 5.77-5.85(1H,m),
6.45-6.55(1H, br), 6.82-6.97(1H, br), 6.92(1H, d,
J=5.2Hz), 7.25-7.38(5H, m), 8.06(1H, d, J=5.2Hz)
。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3445, 3260, 29
30, 1730, 1650, 1612, 1555, 1415, 1400, 1298, 128
5。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:48−53℃。
【0045】実施例101−フェニル−3−〔4−(4−ピペリジノメチル−2
−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミンとイソチオシアン酸フェニル
を用いて実施例1と同様に反応して、目的化合物を油状
物として収率88%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.48-1.53(2H,
m), 1.53-1.75(4H, m), 2.30-2.60(4H, m), 3.47(3H,
s),4.46(2H, t, J=6.1Hz), 4.90(2H, d, J=6.3Hz), 5.7
0-5.79(1H, m), 5.79-5.90(1H, m), 6.22-6.33(1H, b
r), 6.70(1H, s), 6.87(1H, d, J=5.2Hz), 7.18-7.33(3
H, m), 7.33-7.46(2H, m), 7.69-7.80(1H, br), 7.86(1
H, d, J=5.2Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3390, 2930, 16
10, 1525, 1495, 1305, 1295, 1285。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:160−162℃。
【0046】実施例111−(2−フェニルエチル)−3−〔4−(4−ピペリ
ジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミンとイソチオシアン酸2−フェ
ニルエチルを用いて実施例1と同様に反応して、目的化
合物を油状物として収率79%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.38-1.48(2H,
m), 1.52-1.65(4H, m), 2.26-2.45(4H, m), 2.87(2H,
t, J=7.0Hz), 3.41(2H, s), 3.77(2H, d, J=5.5Hz), 4.
06-4.21(2H, m), 4.83(2H, d,J=6.6Hz), 5.54-5.65(1H,
m), 5.71-5.80(1H, m), 5.83-5.97(1H, br), 6.28-6.4
7(1H, br), 6.72(1H, s), 6.88(1H, d, J=5.2Hz), 7.14
(1H, d, J=6.8Hz),7.17-7.32(4H, m), 7.97(1H, d, J=
5.2Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3420, 2930, 28
50, 2790, 1610, 1555, 1540, 1495, 1415, 1400, 134
0, 1295, 1285。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:101−103℃。
【0047】実施例121−(4−メチルフェニル)−3−〔N−〔4−(4−
ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−
ブテニル〕カルバモイル〕メチルチオウレア 2−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕アセトアミド
とイソチオシアン酸4−メチルフェニルを用いて実施例
1と同様に反応して、目的化合物を収率99%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.35-1.50(2H,
m), 1.50-1.65(4H, m), 2.24-2.45(4H, m), 2.35(3H,
s),3.42(2H, s), 4.03(2H, t, J=6.3Hz), 4.33(2H, d,
J=4.6Hz), 4.91(2H, d, J=7.9Hz), 5.62-5.74(1H, m),
5.78-5.90(1H, m), 6.70-6.94(1H, br), 6.78(1H,s),
6.90(1H, d, J=5.3Hz), 7.11(2H, d, J=8.2Hz), 7.24(2
H, d, J=8.2Hz),7.81-7.94(1H, br), 8.07(1H, d, J=5.
3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3420, 3330, 29
40, 1655, 1612, 1560, 1512, 1480, 1418, 1400, 131
0, 1300, 1288。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:88−100℃。
【0048】実施例131−イソブチル−3−〔N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕カ
ルバモイル〕メチルチオウレア 2−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕アセトアミド
とイソチオシアン酸イソブチルを用いて実施例1と同様
に反応して、目的化合物を収率81%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):0.96(6H, d, J=6.
6Hz), 1.38-1.52(2H, m), 1.52-1.67(4H, m), 1.80-1.9
7(1H, m), 2.31-2.45(4H, m), 3.12-3.31(2H, m), 3.42
(2H, s), 4.06(2H, t, J=5.6Hz), 4.30(2H, d, J=5.3H
z), 4.92(2H, d, J=6.6Hz), 5.61-5.74(1H, m), 5.78-
5.91(1H, m), 6.30-6.55(1H, br), 6.69-7.04(1H, br),
6.75(1H, s), 6.90-7.04(1H, br), 6.91(1H, d, J=5.3
Hz), 8.07(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3430, 3320, 29
30, 1642, 1610, 1555, 1418, 1400, 1308, 1298, 128
5。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:173−175℃。
【0049】実施例141−ベンジル−3−〔N−〔4−(4−ピペリジノメチ
ル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕カル
バモイル〕メチルチオウレア 2−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕アセトアミド
とイソチオシアン酸ベンジルを用いて実施例1と同様に
反応して、目的化合物を収率85%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.50(2H,
m), 1.50-1.66(4H, m), 2.27-2.45(4H, m), 3.41(2H,
s),3.74-3.92(2H, br), 4.29(2H, d, J=5.3Hz), 4.86(2
H, d, J=6.6Hz), 5.50-5.65(1H, m), 5.73-5.88(1H,
m), 6.74(1H, s), 6.90(1H, d, J=5.3Hz), 6.93-7.12(2
H, br), 7.12-7.41(6H, m), 8.06(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3320, 2930, 16
62, 1610, 1555, 1415, 1406, 1340, 1298, 1288。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:108−109℃。
【0050】実施例151−(4−フルオロフェニル)−3−〔4−(4−ピペ
リジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテ
ニル〕チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、4−フルオロアニリン及び
チオカルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と同様
に反応して、目的化合物を収率59%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.35-1.90(6H,
m), 2.33-2.80(4H, m), 2.42-3.75(2H, br), 4.44(2H,
t, J=6.0Hz), 4.90(2H, d, J=6.4Hz), 5.71-5.95(2H,
m), 6.21-6.40(1H, br), 6.75-6.95(1H, br), 6.91(1H,
d, J=4.5Hz), 6.98-7.13(2H, m), 7.20-7.33(2H, m),
7.75-7.92(1H, br), 7.93(1H, d, J=4.5Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3390, 2930, 27
90, 1610, 1528, 1505, 1480, 1295, 1285。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:167−169℃。
【0051】実施例161−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−3−〔4
−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
ス−2−ブテニル〕チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン,3,4−メチレンジオキシ
アニリン及びチオカルボニルジイミダゾールを用いて実
施例2と同様に反応して、目的化合物を収率73%で得
た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.85(6H,
m), 2.30-2.66(4H, m), 3.52(2H, s), 4.45(2H, t, J=
6.0Hz),4.90(2H, d, J=6.5Hz), 5.68-5.76(1H, m), 5.7
8-5.88(1H, m), 6.01(2H, s),6.10-6.22(1H, br), 6.65
-6.82(4H, m), 6.80-7.00(1H, m), 7.50-7.60(1H, br),
7.92(1H, d, J=6.2Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3390, 2930, 16
10, 1528, 1500, 1485, 1032。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:74−85℃。
【0052】実施例171−(4−クロルフェニル)−3−〔4−(4−ピペリ
ジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン,4−クロルアニリン及びチ
オカルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と同様に
反応して、目的化合物を収率76%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.37-1.48(2H,
m), 1.53-1.63(4H, m), 2.25-2.43(4H, m), 3.37(2H,
s),4.16-4.30(2H, m), 4.71(2H, d, J=5.2Hz), 4.86(2
H, d, J=6.6Hz), 5.63-5.73(1H, m), 5.82-5.90(1H,
m), 6.30-6.40(1H, br), 6.48-6.62(1H, br), 6.65(1H,
s), 6.85(1H, dd,J=5.2, 0.9Hz), 7.18(2H, d, J=8.3H
z), 7.25(2H, d, J=8.3Hz), 7.95(1H, d, J=5.2Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):2930, 2790, 16
10, 1555, 1490, 1415, 1340, 1295, 1285。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:139−141℃。
【0053】実施例181−(4−メトキシベンジル)−3−〔4−(4−ピペ
リジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテ
ニル〕チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン,4−メトキシベンジルアミ
ン及びチオカルボニルジイミダゾールを用いて実施例2
と同様に反応して、目的化合物を収率81%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.38-1.47(2H,
m), 1.52-1.63(4H, m), 2.26-2.42(4H, m), 3.38(2H,
s),3.78(3H, s), 4.18-4.31(2H, br), 4.05-4.16(2H, b
r), 4.86(2H, d, J=6.8Hz),5.64-5.72(1H, m), 5.81-5.
90(1H, m), 6.14-6.24(1H, br), 6.28-6.43(1H, br),
6.67(1H, s), 6.83(2H, d, J=8.4Hz), 6.80-6.90(1H,
m), 7.18(2H, d, J=8.4Hz), 7.98(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3420, 2930, 16
10, 1555, 1540, 1495, 1415, 1400, 1340, 1295, 128
5。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:58−65℃。
【0054】実施例191−ベンジル−3−〔4−(ピペリジノメチル−2−ピ
リジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン,ベンジルアミン及びチオカ
ルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と同様に反応
して、目的化合物を収率84%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.38-1.48(2H,
m), 1.52-1.63(4H, m), 2.25-2.43(4H, m), 3.37(2H,
s),4.27-4.33(2H, m), 4.69(2H, d, J=4.0Hz), 4.86(2
H, d, J=6.8Hz), 5.63-5.73(1H, m), 5.79-5.90(1H,
m), 6.23-6.50(1H, br), 6.35-6.50(1H, br), 6.66(1H,
s), 6.85(1H, d, J=5.3Hz), 6.85(1H, dd,J=5.3, 1.0H
z), 7.25-7.35(5H, m),7.96(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3420, 2940, 16
10, 1560, 1535, 1492, 1415, 1300, 1285。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:142−144℃。
【0055】実施例201−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−3−〔3
−〔N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジル
オキシ)−シス−2−ブテニル〕カルバモイル〕プロピ
ル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミ
ド,3,4−メチレンジオキシベンジルアミン及びチオ
カルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と同様に反
応して、目的化合物を収率61%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.40-1.48(2H,
m), 1.55-1.67(4H, m), 1.89(2H, quint, J=6.3Hz), 2.
30(2H,t, J=6.3Hz), 2.33-2.50(4H, m), 3.46(2H, s),
3.46-3.65(2H, m), 3.94(2H,t, J=6.1Hz), 4.50-4.70(2
H, m), 4.90(2H, dd, J=6.6, 0.9Hz), 5.61-5.67(1H,
m), 5.78-5.87(1H, m), 6.46-6.56(1H, m), 6.70-7.20
(2H, br), 6.72-6.82(3H,m), 6.85(1H, s), 6.90(1H,
d, J=5.2Hz), 8.03(1H, d, J=5.2Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3445, 3270, 29
40, 1730, 1650, 1610, 1555, 1500, 1490, 1440, 124
2, 1035。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:54−57℃。
【0056】実施例211−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−3−〔3
−〔N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジル
オキシ)−シス−2−ブテニル〕カルバモイル〕プロピ
ル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミ
ド,3,4−メチレンジオキシアニリン及びチオカルボ
ニルジイミダゾールを用いて実施例2と同様に反応し
て、目的化合物を収率68%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.42-1.52(2H,
m), 1.56-1.70(4H, m), 1.92(2H, quint, J=6.6Hz), 2.
28(2H,t, J=6.6Hz), 2.35-2.55(4H, m), 3.48(2H, s),
3.68(2H, d, J=5.7Hz), 3.98(2H, t, J=6.1Hz), 4.92(2
H, d, J=6.6Hz), 5.63-5.72(1H, m), 5.78-5.88(1H,m),
6.01(2H, s), 6.32-6.43(1H, br), 6.52-6.62(1H, b
r), 6.65-6.85(4H, m),6.92(1H, d, J=5.3Hz), 7.55-7.
75(1H, br), 8.05(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3410, 3380, 29
35, 1730, 1655, 1610, 1537, 1500, 1485, 1035。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:60−65℃。
【0057】実施例221−アダマンチル−3−〔4−(ピペリジノメチル−2
−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミンとイソチオシアン酸アダマン
タンを用いて実施例1と同様に反応して、目的化合物を
収率82%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.38-1.47(2H,
m), 1.52-1.75(13H, m), 1.94-2.07(6H, m), 2.28-2.45
(4H, m), 3.40(2H, s), 4.37(2H, t, J=5.5Hz), 4.94(2
H, d, J=6.6Hz), 5.73-5.96(4H, m), 6.73(1H, s), 6.8
9(1H, dd, J=5.1, 0.9Hz), 8.05(1H, d, J=5.1Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):2930, 2850, 17
30, 1610, 1560, 1530, 1495, 1298, 1285。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:248−253℃(分解)。
【0058】実施例231−ベンジル−3−〔2−〔N−〔4−(4−ピペリジ
ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕カルバモイル〕エチル〕チオウレア 3−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕プロピオンア
ミドとイソチアン酸ベンジルを用いて実施例1と同様に
反応して、目的化合物を収率81%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.50(2H,
m), 1.50-1.66(4H, m), 2.27-2.44(4H, m), 3.41(2H,
s),3.76-3.99(4H, m), 4.52-4.70(2H, m), 4.88(2H, d,
J=6.6Hz), 5.55-5.70(1H,m), 5.76-5.90(1H, m), 6.42
-6.59(1H, m), 6.67-7.16(2H, br), 6.74(1H, s),6.89
(1H, d, J=5.3Hz), 7.22-7.39(5H, m), 8.00(1H, d, J=
5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 29
50, 2800, 1650, 1610, 1540, 1420, 1400, 1340。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加えて濃縮して、目的化合物の塩酸塩を
結晶として得た。 融点:62−68℃。
【0059】実施例241−(2−フェニルエチル)−3−〔2−〔N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕カルバモイル〕エチル〕チオウレア 3−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕プロピオンア
ミドをイソチアン酸2−フェニルエチルを用いて実施例
1と同様に反応して、目的化合物を収率85%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.37-1.50(2H,
m), 1.50-1.66(4H, m), 2.29-2.43(4H, m), 2.51(2H,
t, J=5.6Hz), 2.89(2H, t, J=6.9Hz), 3.41(2H, s), 3.
55-3.73(2H, m), 3.73-3.90(2H, m), 3.99(2H, t, J=5.
9Hz), 4.89(2H, d, J=6.6Hz), 5.60-5.73(1H, m),5.76-
5.88(1H, m), 6.40-6.57(1H, m), 6.74(1H, s), 6.74-
6.75(1H, br), 6.89(1H, d, J=5.3Hz), 7.14-7.37(6H,
m), 7.99(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 29
50, 2800, 1660, 1610, 1540, 1420, 1400, 1340。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加えて濃縮して、目的化合物の塩酸塩を
結晶として得た。 融点:72−76℃。
【0060】実施例251−ベンジル−3−〔4−〔N−〔4−(4−ピペリジ
ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕カルバモイル〕ブチル〕チオウレア 5−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ペンタンアミ
ドとイソチアン酸ベンジルを用いて実施例1と同様に反
応して、目的化合物を収率67%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.37-1.50(2H,
m), 1.50-1.77(8H, m), 2.21(2H, t, J=6.6Hz), 2.31-
2.43(4H, m), 3.41(2H, s), 3.43-3.58(2H, m), 3.96(2
H, t, J=6.3Hz), 4.74(2H, br.d, J=4.6Hz), 4.91(2H,
d, J=6.6Hz), 5.57-5.71(1H, m), 5.75-5.88(1H, m),6.
14-6.31(1H, br), 6.31-6.42(1H, br), 6.42-6.58(1H,
br), 6.73(1H, s),6.89(1H, d, J=5.3Hz), 7.25-7.40(5
H, m), 8.01(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 30
50, 2925, 2800, 1650, 1610, 1550, 1420, 1400。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加えて濃縮して、目的化合物の塩酸塩を
結晶として得た。 融点:85−89℃。
【0061】実施例261−フェニル−3−〔4−〔N−〔4−(4−ピペリジ
ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕カルバモイル〕ブチル〕チオウレア 5−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ペンタンアミ
ドとイソチアン酸2−フェニルエチルを用いて実施例1
と同様に反応して、目的化合物を収率65%で得た。 融点:73−76℃。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.38-1.51(2H,
m), 1.51-1.80(8H, m), 2.23(2H, t, J=6.6Hz), 2.32-
2.44(2H, m), 2.92(2H, t, J=6.9Hz), 3.32-3.49(2H, b
r), 3.41(2H, s), 3.65-3.81(2H, m), 4.00(2H, t, J=
5.9Hz), 4.92(2H, d, J=6.6Hz), 5.60-5.74(1H, m), 5.
77-5.91(1H, m), 5.94-6.07(1H, br), 6.16-6.31(1H, b
r), 6.31-6.47(1H, br),6.74(1H, s), 6.89(1H, d, J=
5.3Hz), 7.17-7.37(5H, m), 8.02(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 30
50, 2925, 2800, 1650, 1610, 1550, 1420, 1400, 134
0。
【0062】実施例271−(2−メチルベンジル)−3−〔2−〔N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕カルバモイル〕エチル〕チオウレア 3−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕プロピオンア
ミド,2−メチルベンジルアミン及びチオカルボニルジ
イミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的
化合物を収率87%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.38-1.50(2H,
m), 1.50-1.67(4H, m), 2.32(3H, s), 2.29-2.46(4H,
m),2.53(2H, t, J=5.3Hz), 3.40(2H, s), 3.80-4.00(4
H, m), 4.49-4.64(2H, m),4.88(2H, d, J=7.3Hz), 5.56
-5.69(1H, m), 5.74-5.90(1H, m), 6.73(1H, s),6.82-
7.01(1H, br), 6.88(2H, d, J=5.3Hz), 7.07-7.33(5H,
m), 7.99(1H, d,J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3300, 2950, 24
10, 2075, 1650, 1610, 1540, 1420, 1400, 1340。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加えて濃縮して、目的化合物の塩酸塩を
結晶として得た。 融点:102−107℃。
【0063】実施例281−(4−クロルベンジル)−3−〔4−〔N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕カルバモイル〕ブチル〕チオウレア 5−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ペンタンアミ
ド,4−クロルベンジルアミン及びチオカルボニルジイ
ミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的化
合物を収率53%で得た。 融点:85−88℃。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.50(2H,
m), 1.50-1.75(8H, m), 2.22(2H, t, J=6.3Hz), 2.28-
2.45(4H, m), 3.41(2H, s), 3.42-3.55(2H, m), 3.94(2
H, t, J=5.9Hz), 4.69(2H, br.d, J=5.3Hz), 4.90(2H,
d, J=6.6Hz), 5.55-5.67(1H, m), 5.74-5.90(1H, m),6.
23-6.39(1H, m), 6.47-6.61(1H, br), 6.41-6.77(1H, b
r), 6.74(1H, s),6.89(1H, d, J=5.3Hz), 7.18-7.35(4
H, m), 8.00(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 30
50, 2925, 2800, 1650, 1610, 1550, 1490, 1420, 140
0。
【0064】実施例291−(4−クロルベンジル)−3−〔3−〔N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミ
ド,4−クロルベンジルアミン及びチオカルボニルジイ
ミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的化
合物を収率47%で得た。 融点:84−87℃。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.37-1.50(2H,
m), 1.50-1.67(4H, m), 1.80-1.95(2H, m), 2.20-2.45
(6H, m), 3.41(2H, s), 3.34-3.62(2H, br), 3.93(2H,
t, J=6.3Hz), 4.59-4.81(2H, br), 4.91(2H, d, J=6.6H
z), 5.55-5.69(1H, m), 5.76-5.90(1H, m), 6.35-6.51
(1H, br), 6.74(1H, s), 6.81-7.14(1H, br), 6.89(1H,
d, J=5.3Hz), 7.20-7.40(4H, m), 8.01(1H, d, J=5.3H
z) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3275, 30
75, 2925, 2775, 1650, 1610, 1560, 1490, 1420, 140
0。
【0065】実施例301−(2−メチルベンジル)−3−〔3−〔N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕カルバモイル〕プロピル〕チオウレア 4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミ
ド,2−メチルベンジルアミン及びチオカルボニルジイ
ミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的化
合物を収率66%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.50(2H,
m), 1.50-1.66(4H, m), 1.82-1.98(2H, m), 2.21-2.43
(6H, m), 2.35(3H, s), 3.43-3.67(2H, br), 3.91(2H,
t, J=5.9Hz), 4.47-4.73(2H, br), 4.89(2H, d, J=6.6H
z), 5.55-5.67(1H, m), 5.74-5.88(1H, m), 6.36-6.54
(1H, br), 6.73(1H, s), 6.89(1H, d, J=5.3Hz), 7.05-
7.35(6H, m), 8.01(1H,d,J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 29
25, 2800, 1650, 1610, 1550, 1420, 1400, 1340。
【0066】実施例311−(2−クロルベンジル)−3−[3−[N−[4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−クロルベンジルアミン及びチオカルボニルジイ
ミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的化
合物を収率60%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.38-1.50(2H, m), 1.
50-1.64(4H, m), 1.91(2H, quint, J=6.6Hz), 2.23-2.4
5(6H, m), 3.39-3.72(2H, br), 3.41(2H, s), 3.93(2H,
t, J=6.3Hz), 4.65-4.93(2H, br), 4.84(2H, d, J=5.7
Hz), 5.55-5.70(1H, m), 5.76-5.90(1H, m), 6.33-6.52
(1H, br), 6.73(1H, s), 6.89(1H, d, J=5.3Hz), 7.18-
7.27(2H, m), 7.33-7.39(1H, m), 7.42-7.49(1H, m),
8.01(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 2950,
2800, 1650, 1610, 1560, 1480, 1440, 1420, 1400。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え、濃縮して、目的化合物の塩酸塩を
結晶として得た。 融点:72−76℃。
【0067】実施例321−[2−(4−メトキシフェニル)エチル]−3−
[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリ
ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
ロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、4−メトキシフェネチルアミン及びチオカルボニル
ジイミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目
的化合物を収率46%で得た。 融点:87−89℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.64(4H, m), 1.80-1.94(2H, br), 2.22-2.46(6H,
m), 2.87(2H, t, J=7.3Hz), 3.35-3.57(2H, br), 3.41
(2H, s), 3.57-3.81(2H,br), 3.78(3H, s), 3.99(2H,
t, J=6.3Hz), 4.92(2H, d, J=6.6Hz), 5.60-5.73(1H,
m), 5.78-5.92(1H, m), 6.35-6.67(1H, br), 6.74(1H,
s), 6.84(2H, d, J=8.6Hz), 6.89(1H, d, J=5.3Hz), 7.
16(2H, d, J=8.6Hz), 8.01(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3250, 2950,
1650, 1610, 1550, 1510, 1420, 1400, 1340。
【0068】実施例331−[2−(4−クロロフェニル)エチル]−3−[3
−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジル
オキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピ
ル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、4−クロルフェネチルアミン及びチオカルボニルジ
イミダゾールを用いて、実施例2と同様に反応して、目
的化合物を収率55%で得た。 融点:81−84℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.38-1.50(2H, m), 1.
50-1.65(4H, m), 1.75-1.93(2H, m), 2.19-2.47(6H,
m), 2.92(2H, t, J=7.3Hz), 3.33-3.54(2H, br), 3.41
(2H, s), 3.62-3.83(2H, br), 3.98(2H, t, J=5.9Hz),
4.92(2H, d, J=5.9Hz), 5.59-5.73(1H, m), 5.79-5.91
(1H, m), 6.36-6.57(1H, br), 6.74(1H, s), 6.89(1H,
d, J=5.3Hz), 7.12-7.28(4H, m), 8.01(1H, d, J=5.3H
z) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3250, 2950,
2800, 1650, 1610, 1560, 1490, 1420, 1400, 1340。
【0069】実施例341−(4−メチルベンジル)−3−[3−[N−[4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、4−メチルベンジルアミン及びチオカルボニルジイ
ミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的化
合物を収率68%で得た。 融点:104−106℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.65(4H, m), 1.92-1.96(2H, m), 2.21-2.42(6H,
m), 2.32(3H, s), 3.41(2H, s), 3.45-3.64(2H, br),
3.94(2H, t, J=6.3Hz),4.49-4.70(2H, br), 4.91(2H,
d, J=6.3Hz), 5.56-5.70(1H, m), 5.75-5.89(1H,m), 6.
34-6.52(1H, br), 6.73(1H, s), 6.89(1H, d, J=5.3H
z), 7.13(2H, d, J=7.9Hz), 7.23(2H, d, J=7.9Hz), 8.
01(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 2950,
2800, 1650, 1610, 1550, 1420, 1400, 1340。
【0070】実施例351−(4−フルオロベンジル)−3−[3−[N−[4
−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
ス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレ
4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、4−フルオロベンジルアミン及びチオカルボニルジ
イミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的
化合物を収率55%で得た。 融点:82−85℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.67(4H, m), 1.81-1.96(2H, m), 2.21-2.45(6H,
m), 3.37-3.65(2H, br), 3.41(2H, s), 3.93(2H, t, J=
5.9Hz), 4.54-4.81(2H, br), 4.91(2H, d, J=6.6Hz),
5.55-5.70(1H, m), 5.76-5.90(1H, m), 6.39-6.58(1H,
br), 6.73(1H, s), 6.89(1H, d, J=5.3Hz), 6.94-7.07
(2H, m), 7.26-7.39(2H, m), 8.00(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 3075,
2925, 2800, 1650, 1610, 1560, 1510, 1420, 1400。
【0071】実施例361−(3−フェニルプロピル)−3−[3−[N−[4
−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
ス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレ
4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、3−フェニルプロピルアミン及びチオカルボニルジ
イミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的
化合物を収率78%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.65(4H, m), 1.76-2.05(4H, m), 2.21-2.45(8H,
m), 2.70(2H, t, J=7.3Hz), 3.29-3.67(2H, br), 3.40
(2H, s), 3.99(2H, t, J=6.3Hz), 4.91(2H, d, J=6.6H
z), 5.58-5.72(1H, m), 5.77-5.91(1H, m), 6.41-6.58
(1H, br), 6.74(1H, s), 6.89(1H, d, J=5.3Hz), 7.12-
7.37(5H, m), 8.01(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3275, 2925,
2800, 1650, 1610, 1560, 1500, 1420, 1400, 1360。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:56−58℃。
【0072】実施例371−(4−フェニルブチル)−3−[3−[N−[4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、4−フェニルブチルアミン及びチオカルボニルジイ
ミダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的化
合物を収率63%で得た。 融点:71−73℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.99(10H, m), 2.23-2.47(6H, m), 2.64(2H, t, J=
7.3Hz), 3.27-3.70(4H, br.), 3.41(1H, s), 3.99(2H,
t, J=6.3Hz), 4.92(2H,d, J=6.6Hz), 5.59-5.73(1H,
m), 5.76-5.91(1H, m), 6.40-6.57(1H, br.),6.74(1H,
s), 6.90(1H, d, J=5.3Hz), 7.11-7.22(3H, m), 7.22-
7.33(2H, m),8.02(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3275, 3050,
2925, 2800, 1650, 1610, 1560, 1500, 1420, 1400, 1
340, 1300。
【0073】実施例381−ベンジル−3−[3−[N−[4−(4−ピロリジ
ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル]カルバモイル]プロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピロリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミド
とイソチオシアン酸ベンジルを用いて実施例1と同様に
反応して、目的化合物を収率73%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.71-1.97(6H, m), 2.
29(2H, t, J=6.3Hz), 2.47-2.50(4H, m), 3.42-3.67(2
H, br.), 3.58(2H, s), 3.93(2H, t, J=5.9Hz), 4.57-
4.77(2H, br.), 4.91(2H, d, J=6.6Hz), 5.57-5.70(1H,
m), 5.75-5.89(1H, m), 6.30-6.48(2H, br.), 6.74(1
H, s), 6.90(1H, d, J=5.3Hz), 7.20-7.39(5H, m), 8.0
3(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 2950,
2800, 1650, 1610, 1560, 1420, 1400, 1350, 1310。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え、濃縮して、目的化合物の塩酸塩を
泡状物として得た。
【0074】実施例391−[2−(4−メチルフェニル)エチル]−3−[3
−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジル
オキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピ
ル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−(4−メチルフェニル)エチルアミン及びチオ
カルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と同様に反
応して、目的化合物を収率50%で得た。 融点:98−101℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.36-1.50(2H, m), 1.
50-1.64(4H, m), 1.78-1.94(2H, m), 2.19-2.46(6H,
m),2.30(3H,s),2.88(2H,t,J=6.9Hz), 3.38-3.57(2H, b
r.), 3.41(2H, s), 3.57-3.78(2H, br.), 3.99(2H, t,
J=6.3Hz), 4.92(2H, d, J=6.6Hz), 5.59-5.73(1H,m),
5.76-5.91(1H, m), 6.33-6.59(1H, br.), 6.74(1H, s),
6.89(1H, d, J=5.3Hz), 7.02-7.18(4H, m), 8.01(1H,
d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3250, 3050, 2950,
2625, 2525, 1610, 1560, 1510, 1480, 1420, 1340。
【0075】実施例401−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−3−
[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリ
ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
ロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−(4−フルオロフェニル)エチルアミン及びチ
オカルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と同様に
反応して、目的化合物を収率39%で得た。 融点:103−106℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.65(4H, m), 1.77-1.93(2H, m), 2.19-2.47(6H,
m), 2.91(2H, t, J=7.3Hz), 3.32-3.54(2H, br.), 3.41
(2H, s), 3.62-3.81(2H,br.), 3.98(2H, t, J=6.3Hz),
4.93(2H, d, J=6.6Hz), 5.58-5.73(1H, m), 5.78-5.92
(1H, m), 6.40-6.60(1H, br.), 6.74(1H, s), 6.90(1H,
d, J=5.3Hz),6.91-7.03(2H, m), 7.16-7.27(2H, m),
8.01(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3275, 2950,
2800, 1650, 1610, 1560, 1510, 1420, 1400, 1340,13
00。
【0076】実施例411−[2−(2,4−ジクロルフェニル)エチル]−3
−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピ
リジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]
プロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−(2,4−ジクロルフェニル)エチルアミン及
びチオカルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と同
様に反応して、目的化合物を収率36%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.51(2H, m), 1.
51-1.64(4H, m), 1.77-1.93(2H, m), 2.21-2.46(6H,
m),3.06(2H, t, J=7.3Hz), 3.31-3.55(2H, br.), 3.41
(2H, s), 3.65-3.88(2H,br.), 3.97(2H, t, J=6.3Hz),
4.92(2H, d, J=6.6Hz), 5.60-5.73(1H, m), 5.78-5.91
(1H, m), 6.37-6.57(1H, br.), 6.74(1H, s), 6.89(1H,
d, J=5.3Hz),7.11-7.39(3H, m), 8.01(1H, d, J=5.3H
z)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3250, 2925,
2800, 1650, 1610, 1560, 1470, 1420, 1400, 1340,13
00。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮し、目的化合物の塩酸塩を泡状
物として得た。
【0077】実施例421−[2−(3−クロルフェニル)エチル]−3−[3
−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジル
オキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピ
ル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−(3−クロルフェニル)エチルアミン及びチオ
カルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と同様に反
応して、目的化合物を収率38%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.64(4H, m), 1.77-1.93(2H, m), 2.20-2.47(6H,
m), 2.94(2H, t, J=7.3Hz), 3.30-3.54(2H, br.), 3.41
(2H, s), 3.62-3.87(2H,br.), 3.99(2H, t, J=5.9Hz),
4.93(2H, d, J=6.6Hz), 5.59-5.74(1H, m), 5.77-5.91
(1H, m), 6.37-6.57(1H, br.), 6.74(1H, s), 6.90(1H,
d, J=5.3Hz),7.09-7.33(4H, m), 8.01(1H, d, J=5.3H
z)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3650, 3450, 3275,
2925, 2800, 1650, 1610, 1560, 1480, 1420, 1400, 1
340, 1300。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え、濃縮して、目的化合物の塩酸塩を
泡状物として得た。
【0078】実施例431−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイ
ル]プロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチルアミン
及びチオカルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と
同様に反応して、目的化合物を収率32%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.63(4H, m), 1.78-1.84(2H, m), 2.21-2.43(6H,
m), 2.87(2H, t, J=6.9Hz), 3.33-3.57(2H, br.), 3.41
(2H, s), 3.60-3.79(2H,br.), 3.85(3H, s), 3.87(3H,
s), 3.99(2H, t, J=6.3Hz), 4.92(2H, d, J=6.6Hz), 5.
58-5.72(1H, m), 6.40-6.57(1H, br.), 6.74(1H, s),
6.79(3H, s),6.89(1H, d, J=5.3Hz), 8.01(1H, d, J=5.
3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3275, 2950,
1650, 1610, 1560, 1510, 1460, 1410, 1340。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え、濃縮して、目的化合物の塩酸塩を
泡状物として得た。
【0079】実施例441−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]−3−
[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリ
ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
ロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−(2−メトキシフェニル)エチルアミン及びチ
オカルボニルジイミダゾールを用いて、実施例2と同様
に反応して、目的化合物を収率45%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.34-1.50(2H, m), 1.
50-1.64(4H, m), 1.83-1.98(2H, m), 2.21-2.42(6H,
m),2.91(2H,t,J=6.9Hz),3.41(2H,s),3.43-3.68(4H,m),
3.87(3H,s),3.98(2H, t, J=5.9Hz), 4.92(2H, d, J=6.6
Hz), 5.59-5.73(1H, m), 5.76-5.90(1H, m), 6.31-6.49
(1H, br.), 6.49-6.62(1H, br.), 6.62-6.83(1H, br.),
6.73(1H, s), 6.83-6.97(3H, m), 7.11-7.27(2H, m),
8.02(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3425, 3300, 2925,
1650, 1610, 1560, 1490, 1460, 1420, 1400, 1340。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を泡
状物として得た。
【0080】実施例451−[2−(2−クロルフェニル)エチル]−3−[3
−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジル
オキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピ
ル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−(2−クロルフェニル)エチルアミン及びチオ
カルボニルジイミダゾールを用いて、実施例2と同様に
反応して、目的化合物を収率64%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.68(4H, m), 1.77-1.94(2H, m), 2.21-2.45(6H,
m), 3.08(2H, t, J=7.3Hz), 3.35-3.57(2H, br.), 3.41
(2H, s), 3.64-3.85(2H, m), 3.98(2H, t, J=6.3Hz),
4.92(2H, d, J=6.6Hz), 5.60-5.73(1H, m), 5.77-5.91
(1H, m), 6.39-6.58(1H, br.), 6.74(1H, s), 6.89(1H,
d, J=5.3Hz), 7.09-7.40(4H, m), 8.01(1H, d, J=5.3H
z)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3275, 2950,
2800, 1650, 1610, 1560, 1470, 1420, 1340, 1300。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を泡
状物として得た。
【0081】実施例461−[2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]−3−
[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリ
ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
ロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−(4−ヒドロキシフェニル)エチルアミンとチ
オカルボニルジイミダゾールを用いて、実施例2と同様
に反応して目的化合物を収率49%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.38-1.50(2H, m), 1.
50-1.66(4H, m), 1.74-1.90(2H, m), 2.15-2.28(2H,
m), 2.36-2.47(4H, m), 2.83(2H, t, J=6.6Hz), 3.32-
3.49(2H, br.), 3.44(2H,s), 3.57-3.74(2H, br), 3.89
(2H, t, J=5.9Hz), 4.88(2H, d, J=6.6Hz), 5.52-5.69
(1H, m), 5.75-5.90(1H, m), 6.07-6.21(1H, br.), 6.7
3(2H, d, J=8.6Hz),6.79(1H, s), 6.91(1H, d, J=5.3H
z), 7.05(2H, d, J=8.6Hz), 8.03(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3250, 2925, 1650,
1610, 1560, 1510, 1420, 1400, 1340, 1300。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を泡
状物として得た。
【0082】実施例471−[2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)エチ
ル]−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル
−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバ
モイル]プロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミ
ド、2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)エチル
アミンとチオカルボニルジイミダゾールを用いて、実施
例2と同様に反応して目的化合物を収率49%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.65(4H, m), 1.78-1.95(2H, m), 2.22-2.48(6H,
m), 2.85(2H, t, J=6.9Hz), 3.37-3.55(2H, br.), 3.42
(2H, s), 3.59-3.77(2H,br), 4.00(2H, t, J=5.9Hz),
4.93(2H, d, J=6.6Hz), 5.60-5.73(1H, m), 5.78-5.92
(1H, m), 5.91(2H, s), 6.39-6.53(1H, br.), 6.66-6.8
1(4H, m), 6.90(1H,d, J=5.3Hz), 8.02(1H, d, J=5.3H
z) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3275, 2950,
2800, 2450, 2075, 1650, 1610, 1560, 1500, 1490,14
40, 1420, 1400。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を泡
状物として得た。
【0083】実施例481−ベンジル−3−[3−[N−[4−(4−ジメチル
アミノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテ
ニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ジメチルアミノメチル−
2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンア
ミドとイソチオシアン酸ベンジルを用いて実施例1と同
様に反応して、目的化合物を収率76%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.80-2.00(2H, m), 2.
20-2.32(2H, m),2.24(6H, s), 3.37(2H, s), 3.42-3.69
(2H, br.), 3.90(2H, t, J=5.9Hz), 4.53-4.81(2H, b
r.), 4.90(2H, d, J=6.6Hz), 5.54-5.67(1H, m), 5.73-
5.88(1H, m), 6.32-6.57(1H, br.), 6.71(1H, s), 6.88
(1H, d, J=5.3Hz), 7.21-7.38(5H, m), 8.03(1H, d, J=
5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 2950,
2825, 2775, 1650, 1610, 1560, 1450, 1420, 1400, 1
350, 1310。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を泡
状物として得た。
【0084】実施例491−(2−フェニルエチル)−3−[3−[N−[4−
(4−ピロリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア 4−アミノ−N−[4−(4−ピロリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミド
とイソチオシアン酸2−フェニルエチルを用いて実施例
1と同様に反応して、目的化合物を収率60%で得た。 融点:84−89℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.71-1.93(6H, m), 2.
22-2.38(2H, m), 2.48-2.65(4H, m), 2.93(2H, t, J=7.
3Hz), 3.37-3.57(2H, br.), 3.61(2H, s), 3.62-3.82(2
H, br.), 3.99(2H, t,J=5.9Hz), 4.93(2H, d, J=6.6H
z), 5.60-5.72(1H, m), 5.77-5.90(1H, m), 6.33-6.49
(1H, br.), 6.77(1H, s), 6.91(1H, d, J=5.3Hz), 7.15
-7.36(5H, m),8.03(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3275, 2950,
2800, 2450, 1650, 1610, 1560, 1420, 1400, 1350,13
10。
【0085】実施例501−[3−[N−[4−(4−ジメチルアミノメチル−
2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモ
イル]プロピル−3−(2−フェニルエチル)チオウレ
4−アミノ−N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]ブタンアミド
とイソチオシアン酸2−フェニルエチルを用いて実施例
1と同様に反応して、目的化合物を収率64%で得た。 融点:94−96℃。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.76-1.95(2H, m), 2.
17-2.35(2H, m), 2.24(6H, s), 2.93(2H, t, J=7.3Hz),
3.35-3.53(2H, br.), 3.38(2H, s), 3.60-3.82(2H, b
r.), 3.98(2H, t, J=6.3Hz), 4.92(2H, d, J=6.3Hz),
5.60-5.73(1H, m), 5.77-5.90(1H, m) ,6.32-6.53(1H,
br.), 6.72(1H, s), 6.89(1H, d, J=5.3Hz), 7.15-7.35
(5H, m), 8.04(1H,d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3425, 3275, 2950,
2825, 2775, 1650, 1610, 1550, 1450, 1410, 1400,13
50, 1310。
【0086】実施例511−(4−フェニルブチル)−3−[4−(4−ピペリ
ジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、4−フェニルブチルアミン
とチオカルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と同
様に反応して、目的化合物を油状物として収率87%で
得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.35-1.49(2H, m), 1.
49-1.68(8H, m), 2.28-2.42(4H, m), 2.59(2H, t, J=7.
3Hz), 3.33-3.56(2H, m), 3.40(2H, s), 4.24(2H, br.
t, J=5.3Hz), 4.91(2H, d, J=6.6Hz), 5.63-5.77(1H,
m), 5.80-6.03(2H, m), 6.11-6.40(1H, br.),6.73(1H,
s), 6.90(1H, d, J=5.3Hz), 7.09-7.33(5H, m), 8.03(1
H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3425, 3050, 2925,
2800, 1610, 1550, 1490, 1450, 1415, 1400, 1370,13
40, 1300。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:123−125℃。
【0087】実施例521−[2−(4−メチルフェニル)エチル]−3−[4
−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
ス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、2−(4−メチルフェニ
ル)エチルアミンとチオカルボニルジイミダゾールを用
いて実施例2と同様に反応して、目的化合物を油状物と
して収率85%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.66(4H, m), 2.28-2.44(4H, m), 2.30(3H, s),2.83
(2H, t, J=6.9Hz), 3.40(2H, s), 3.62-3.83(2H, br.),
4.04-4.25(2H, br.), 4.84(2H, t, J=6.6Hz), 5.54-5.
69(1H, m), 5.70-5.85(1H, m), 5.85-5.99(1H, br.),
6.24-6.41(1H, br.), 6.72(1H, s), 6.88(1H, d, J=5.3
Hz), 6.99-7.16(4H, m), 7.98(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3425, 2925, 2850,
2800, 1610, 1550, 1490, 1440, 1415, 1400, 1340,13
00。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:137−139℃。
【0088】実施例531−[2−(2−クロルフェニル)エチル]−3−[4
−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
ス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、2−(2−クロルフェニ
ル)エチルアミンとチオカルボニルジイミダゾールを用
いて実施例2と同様に反応して、目的化合物を油状物と
して収率89%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.35-1.50(2H, m), 1.
50-1.67(4H, m), 2.23-2.46(4H, m), 3.03(2H,t,J=6.9H
z), 3.40(2H, s), 3.67-3.86(2H, br.), 4.05-4.27(2H,
br), 4.84(2H, d,J=5.9Hz), 5.57-5.70(1H, m), 5.72-
5.86(1H, m), 5.96-6.14(1H, br.), 6.30-6.57(1H, b
r.), 6.72(1H, s), 6.88(1H, d, J=5.3Hz), 7.07-7.37
(4H, m), 7.99(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3425, 3075, 2950,
2800, 2100, 1610, 1550, 1495, 1475, 1440, 1415,14
00, 1340, 1300。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:119−123℃。
【0089】実施例541−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキ
シ)−シス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、2−(3,4−ジメトキシ
フェニル)エチルアミンとチオカルボニルジイミダゾー
ルを用いて、実施例2と同様に反応して目的化合物を油
状物として収率91%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
56-1.67(4H, m), 2.28-2.43(4H, m), 2.82(2H, t ,J=6.
9Hz), 3.40(2H, s), 3.68-3.81(2H, br.), 3.85(2H,
s), 4.07-4.23(2H, br.), 4.85(2H, d, J=6.6Hz), 5.53
-5.69(1H, m), 5.73-5.86(1H, m), 5.86-5.99(1H, b
r.), 6.27-6.51(1H, br.), 6.63-6.82(4H, m), 6.88(1
H, d, J=5.3Hz),7.97(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3350, 2925, 2850,
2800, 1610, 1550, 1510, 1460, 1440, 1415, 1400,13
40, 1300。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:121−123℃。
【0090】実施例551−[2−(2−メトキシフェニル)エチル]−3−
[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
−シス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、2−(2−メトキシフェニ
ル)エチルアミンとチオカルボニルジイミダゾールを用
いて実施例2と同様に反応して、目的化合物を油状物と
して収率80%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.67(4H, m), 2.27-2.44(4H, m), 2.90(2H, t, J=6.
9Hz), 3.40(2H, s), 3.48-3.71(2H, br.), 3.82(3H,
s), 4.07-4.37(2H, br.), 4.89(2H, d, J=6.6Hz), 5.61
-5.75(1H, m), 5.78-5.93(1H, m), 6.07-6.40(2H, b
r.), 6.72(1H, s), 6.80-6.94(3H, m), 7.07-7.15(1H,
m), 7.17-7.27(1H, m), 8.02(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3425, 3350, 2925,
2850, 2800, 1610, 1550, 1490, 1460, 1440, 1420,14
00, 1340, 1300。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:99−104℃。
【0091】実施例561−[2−(3−クロルフェニル)エチル]−3−[4
−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
ス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、2−(3−クロルフェニ
ル)エチルアミンとチオカルボニルジイミダゾールを用
いて実施例2と同様に反応して、目的化合物を油状物と
して収率98%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.66(4H, m), 2.29-2.43(4H, m), 2.85(2H, t, J=6.
9Hz), 3.41(2H, s), 3.70-3.85(2H, m), 4.06-4.25(2H,
br.), 4.83(2H, d, J=6.6Hz), 5.52-5.69(1H, m), 5.7
2-5.86(1H, m), 5.94-6.11(1H, br.), 6.43-6.67(1H, b
r.), 6.72(1H, s), 6.90(1H, d, J=5.3Hz), 6.97-7.29
(4H, m), 7.97(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3350, 2950, 2800,
2100, 1650, 1550, 1495, 1480, 1420, 1400, 1340,13
00。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:116−119℃。
【0092】実施例571−[2−(2,4−ジクロルフェニル)エチル]−3
−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキ
シ)−シス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、2−(2,4−ジクロルフ
ェニル)エチルアミンとチオカルボニルジイミダゾール
を用いて実施例2と同様に反応して、目的化合物を油状
物として収率94%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.36-1.50(2H, m), 1.
50-1.65(4H, m), 2.28-2.46(4H, m), 2.99(2H, t, J=6.
9Hz), 3.41(2H, s), 3.69-3.83(2H, m), 4.06-4.27(2H,
br.), 4.84(2H, d, J=6.6Hz), 5.53-5.70(1H, m), 5.7
2-5.87(1H, m), 6.01-6.18(1H, br. t, J=5.3Hz), 6.41
-6.68(1H, br.), 6.73(1H, s), 6.89(1H, d, J=5.3Hz),
7.16(2H, s),7.31(1H, s), 7.97(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3325, 2950, 2800,
1610, 1560, 1495, 1470, 1420, 1400, 1390, 1340,13
00。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:131−133℃。
【0093】実施例581−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−3−
[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
−シス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、2−(4−フルオロフェニ
ル)エチルアミンとチオカルボニルジイミダゾールを用
いて実施例2と同様に反応して、目的化合物を油状物と
して収率58%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.67(4H, m), 2.27-2.45(4H, m), 2.84(2H, t, J=7.
3Hz), 3.41(2H, s), 3.67-3.83(1H, m), 4.04-4.26(2H,
br.), 4.84(2H, d, J=6.6Hz), 5.53-5.68(1H, m), 5.7
1-5.84(1H, m), 5.92-6.09(1H, br.), 6.36-6.65(1H, b
r.), 6.73(1H, s), 6.90(1H, d, J=5.3Hz), 6.91-7.00
(2H, m), 7.05-7.15(2H, m), 7.97(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 2950, 2800,
1610, 1550, 1510, 1415, 1400, 1340, 1300。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:120−122℃。
【0094】実施例591−[2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)エチ
ル]−3−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジ
ルオキシ)−シス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、2−(3,4−メチレンジ
オキシフェニル)エチルアミンとチオカルボニルジイミ
ダゾールを用いて実施例2と同様に反応して、目的化合
物を油状物として収率96%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.50(2H, m), 1.
50-1.66(4H, m), 2.28-2.43(4H, m), 2.78(2H, t, J=6.
9Hz), 3.41(2H, s), 3.62-3.79(2H, m), 4.09-4.22(2H,
br.), 4.85(2H, d,J=6.6Hz), 5.55-5.69(1H, m), 5.72
-5.87(1H, m), 5.87-5.98(1H, br.), 5.92(2H, s), 6.3
2-6.47(1H, br.), 6.52-6.78(4H, m), 6.89(1H, d, J=
5.3Hz),7.97(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3425, 2925, 2800,
2075, 1610, 1550, 1490, 1440, 1415, 1400, 1340,13
00。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:93−97℃。
【0095】実施例601−(2−フェニルエチル)−3−[4−(4−ジメチ
ルアミノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブ
テニル]チオウレア 4−(4−ジメチルアミノメチル−2−ピリジルオキ
シ)−シス−2−ブテニルアミンとイソチオシアン酸2
−フェニルエチルを用いて実施例1と同様に反応して、
目的化合物を油状物として収率83%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):2.24(6H, s), 2.87(2
H, t, J=6.9Hz), 3.38(2H, s), 3.68-3.86(2H, m), 4.0
2-4.26(2H, br.), 4.84(2H, d, J=5.9Hz), 5.53-5.67(1
H, m), 5.70-5.82(1H, m), 5.87-6.03(1H, br.), 6.27-
6.51(1H, br.), 6.70(1H, s), 6.87(1H, d, J=5.3Hz),
7.09-7.36(5H, m), 8.00(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 2950, 2775,
1610, 1540, 1495, 1455, 1415, 1400, 1360, 1310。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:106−111℃。
【0096】実施例611−(2−フェニルエチル)−3−[4−(4−ピロリ
ジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル]チオウレア 4−(4−ピロリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミンとイソチオシアン酸2−フェ
ニルエチルを用いて実施例1と同様に反応して、目的化
合物を油状物として収率36%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.71-1.90(4H, m), 2.
44-2.65(4H, m), 2.87(2H, t, J=6.9Hz), 3.59(2H, s),
3.69-3.86(2H, m), 4.03-4.27(2H, br.), 4.84(2H, d,
J=6.6Hz), 5.53-5.67(1H, m), 5.70-5.84(1H, m), 5.88
-6.01(1H, br.), 6.26-6.46(1H, br.), 6.75(1H,s), 6.
90(1H, d, J=5.3Hz), 7.09-7.36(5H, m), 7.99(1H, d,
J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3425, 2950, 2800,
1610, 1550, 1490, 1415, 1400, 1350, 1310。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:89−93℃。
【0097】実施例621−[2−(4−ヒドロキシフェニル)エチル]−3−
[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
−シス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、2−(4−ヒドロキシフェ
ニル)エチルアミンとチオカルボニルジイミダゾールを
用いて実施例2と同様に反応して、目的化合物を油状物
として収率82%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.37-1.55(2H, m), 1.
55-1.73(4H, m), 2.40-2.60(4H, m), 2.77(2H, t, J=6.
1Hz), 3.42(2H, s), 3.70-3.90(2H, br.), 3.95-4.13(2
H, br.), 4.77(2H, d,J=5.9Hz), 5.57-5.82(4H, m), 6.
55(2H, d, J=8.3Hz), 6.72(1H, s), 6.84(1H,d, J=5.3H
z), 8.94(2H, d, J=8.3Hz), 7.68-7.90(1H, br.) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3325, 2950, 2800,
1610, 1550, 1515, 1495, 1445, 1420, 1400, 1345,13
00。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を泡
状物として得た。
【0098】実施例631−ベンジル−3−[4−(4−ジメチルアミノメチル
−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]チオウ
レア 4−(4−ジメチルアミノメチル−2−ピリジルオキ
シ)−シス−2−ブテニルアミンとイソチオシアン酸ベ
ンジルを用いて実施例1と同様に反応して、目的化合物
を油状物として収率91%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):2.23(6H, s), 3.34(2
H, s), 4.25(2H, br.t, J=5.6Hz), 4.69(2H, br.d, J=
5.6Hz), 4.87(2H, d, J=6.6Hz), 5.63-5.75(1H, m), 5.
77-5.91(1H, m), 6.21-6.35(1H, br.), 6.35-6.51(1H,
br.), 6.64(1H, s), 6.85(1H, d, J=5.3Hz),7.19-7.38
(5H, m), 7.99(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 2950, 2800,
1615, 1550, 1495, 1455, 1415, 1400, 1360, 1310。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を泡
状物として得た。
【0099】実施例641−ベンジル−3−[4−(4−ピロリジノメチル−2
−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]チオウレア 4−(4−ピロジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
ス−2−ブテニルアミンとイソチオシアン酸ベンジルを
用いて実施例1と同様に反応して、目的化合物を油状物
として収率37%で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.71-1.87(4H, m), 2.
43-2.62(4H, m), 3.56(2H, s), 4.26(2H, br.t, J=5.6H
z), 4.70(2H, br.d, J=5.3Hz), 4.87(2H, d, J=6.6Hz),
5.63-5.76(1H, m),5.78-5.91(1H, m), 6.22-6.35(1H,
br.), 6.35-6.50(1H, br.), 6.69(1H, s),6.86(1H, d,
J=5.3Hz), 7.20-7.39(5H, m), 7.99(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3450, 2950, 2800,
1610, 1550, 1490, 1450, 1420, 1400, 1370, 1350,13
10。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を泡
状物として得た。
【0100】実施例651−(3−フェニルプロピル)−3−[4−(4−ピペ
リジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテ
ニル]チオウレア 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン、3−フェニルプロピルアミ
ンとチオカルボニルジイミダゾールを用いて実施例2と
同様に反応して、目的化合物を油状物として収率93%
で得た。 NMR スペクトル,δppm (CDCl3):1.34-1.49(2H, m), 1.
49-1.64(4H, m), 1.87(2H, quint, J=7.3Hz), 2.25-2.4
2(4H, m), 2.63(2H, t, J=7.3Hz), 3.39(2H, s), 3.39-
3.54(2H, br.), 4.07-4.27(2H, br.), 4.91(2H, d, J=
7.3Hz), 5.62-5.76(1H, m), 5.81-6.03(2H, m), 6.12-
6.34(1H, br.), 6.73(1H, s), 6.88(1H, d, J=5.3Hz),
7.08-7.33(5H, m), 8.02(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル,νmax cm-1 (CHCl3):3425, 3325, 3050,
2925, 2850, 2800, 1610, 1550, 1490, 1450, 1415,14
00, 1370, 1340, 1300。 目的化合物をエタノールに溶解し、等モルの4N−塩酸
−酢酸エチルを加え濃縮して、目的化合物の塩酸塩を結
晶として得た。 融点:125−127℃。
【0101】参考例14−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド (1−a)4−クロル−N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブ
タンアミド 酢酸エチル200mlに4−(4−ピペリジノメチル−
2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニルアミン1
0.0gとトリエチルアミン5.34mlを加え、氷冷
却下、塩化4−クロル酪酸4.29mlを滴下した。室
温で2時間撹拌した後、反応液を水洗し、無水硫酸マグ
ネシウムで脱水し、減圧濃縮した後、得られた残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、メタノー
ル−酢酸エチル(1:20)で溶出して、目的化合物を
油状物として10.7g得た(収率83%)。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.35-1.53(2H,
m), 1.53-1.78(4H, m), 2.06-2.17(2H, m), 2.33-2.41
(2H, m), 2.41-2.52(4H, m), 3.50(2H, s), 3.61(2H,
t, J=6.1Hz), 4.04(2H, t, J=6.1Hz), 4.93(2H, d, J=
6.8Hz), 5.62-5.73(1H, m), 5.77-5.89(1H, m), 6.07(1
H,d, J=4.9Hz), 6.08-6.26(1H, br), 6.78(1H, s), 6.9
5(1H, d, J=4.9Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3440, 2920, 16
60, 1610, 1415, 1295。 (1−b)4−フタルイミド−N−〔4−(4−ピペリ
ジノメチル−2−ピリジ ルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕ブタンアミド ジメチルホルムアミド200mlに4−クロル−N−
〔4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド10.7g,フタ
ルイミドカリウム塩6.46g及びヨウ化ナトリウム4
8mgを加え、90℃で15時間撹拌した。不溶物を濾
過した後、減圧濃縮して、得られた残留物に酢酸エチル
を加え、水洗し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、減圧
濃縮した。得られた残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに付し、メタノール−酢酸エチル(1:2
0)で溶出して、目的化合物を油状物として6.0g得
た(収率40%)。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.38-1.50(2H,
m), 1.50-1.68(4H, m), 2.05(2H, quint, J=6.6Hz), 2.
14-2.29(2H, m), 2.30-2.46(4H, m), 3.40(2H, s), 3.7
5(2H, t, J=6.6Hz), 4.01(2H, t, J=6.6Hz), 4.92(2H,
d, J=6.6Hz), 5.58-5.73(1H, m), 5.76-5.92(1H,m), 6.
25-6.34(1H, br), 6.72(1H, s), 6.86(1H, d, J=5.3H
z), 7.62-7.76(2H,m), 7.78-7.90(2H, m), 8.02(1H, d,
J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):2930, 1768, 17
10, 1662, 1610, 1395。 (1−c)4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブ
タンアミド エタノール70mlに4−フタルイミド−N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕ブタンアミド6.0gと抱水ヒドラジ
ン3mlを加え、4時間加熱還流した。不溶物を濾去
し、減圧濃縮した。残留物にクロロホルムと10%水酸
化ナトリウム水溶液を加え、クロロホルム層を硫酸マグ
ネシウムで脱水し、減圧で濃縮して、目的化合物を油状
物として3.90g得た(収率89%)。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.49(2H,
m), 1.53-1.63(4H, m), 1.82(2H, quint, J=6.8Hz), 2.
20-2.45(6H, m), 2.79(2H, t, J=6.8Hz), 3.40(2H, s),
4.02(2H, t, J=6.0Hz),4.91(2H, d, J=6.5Hz), 5.61-
5.72(1H, m), 5.78-5.87(1H, m), 6.57-6.77(1H,br),
6.73(1H, s), 6.88(1H, d, J=5.8Hz), 8.03(1H, d, J=
5.8Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3440, 2980, 29
30, 1640, 1610, 1560, 1510, 1415, 1400, 1310, 129
8, 1285。
【0102】参考例24−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド (2−a)4−t−ブトキシカルボニルアミノ−N−
〔4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド ジメチルホルムアミド50mlに4−(4−ピペリジノ
メチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニルア
ミン5.01g及び4−t−ブトキシカルボニルアミノ
酪酸3.895gを溶解し、氷冷却下、5分間撹拌し
た。シアノリン酸ジエチル3.44gおよびトリエチル
アミン2.35gをこの溶液に加え、室温で5時間撹拌
した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫
酸マグネシウムで脱水した。減圧濃縮し、得られた結晶
を酢酸エチルから再結晶して、目的化合物を5.89g
得た。(収率67%)。 融点:95−97℃。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.30-1.87(6H,
m), 1.43(9H, s), 1.83(2H, quint, J=6.8Hz), 2.20-2.
80(4H,br), 2.23(2H, t, J=6.8Hz), 3.16(2H, q, J=6.8
Hz), 3.33-3.70(2H, br), 4.03(2H, t, J=6.1Hz), 4.67
-4.86(1H, br), 4.93(2H, d, J=6.8Hz), 5.62-5.76(1H,
m), 5.76-5.91(1H, m), 6.32-6.52(1H, br), 6.72-6.87
(1H, br), 6.87-7.10(1H, br), 8.07(1H, d, J=4.9Hz)
。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3460, 2980, 29
40, 1700, 1665, 1612, 1540, 1510, 1418, 1400, 136
8, 1248, 1165。 (2−b)4−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブ
タンアミド メタノール50mlに4−t−ブトキシカルボニルアミ
ノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジル
オキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド5.00
gを溶解し、室温で4N−塩酸−ジオキサン20mlを
加え、20分間撹拌した。減圧濃縮し、得られた残留物
に、水を加え、中和した後に、酢酸エチルで抽出し、無
水硫酸マグネシウムで脱水した。減圧濃縮して、目的化
合物を油状物として2.15g得た(収率56%)。N
MRスペクトル及びIRスペクトルは参考例1で得られ
た目的化合物のそれらと一致した。
【0103】参考例32−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕アセトアミド (3−a)2−クロル−N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ア
セトアミド 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミンと塩化クロルアセチルを用い
て参考例(1−a)と同様に反応して、目的化合物を油
状物として収率92%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.37-1.50(2H,
m), 1.50-1.64(4H, m), 2.30-2.43(2H, m), 3.41(2H,
s),4.06(2H, s), 4.11(2H, t, J=6.6Hz), 4.94(2H, d,
J=6.6Hz), 5.62-5.75(1H, m), 5.84-5.97(1H, m), 6.69
-6.92(1H, br), 6.74(1H, s), 6.88(1H, d, J=4.6Hz),
8.06(1H, d, J=4.6Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3420, 2920, 16
65, 1610, 1525, 1400, 1285。 (3−b)2−フタルイミド−N−〔4−(4−ピペリ
ジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕アセトアミド 2−クロル−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕アセトアミド
及びフタルイミドカリウム塩を用いて参考例(1−b)
と同様に反応して、目的化合物を油状物として収率58
%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl):1.37
-1.50(2H, m), 1.50-1.65(4H, m), 2.28-2.44(4H, m),
3.40(2H, s),4.08(2H, t, J=5.9Hz), 4.37(2H, s), 4.9
2(2H, d, J=6.6Hz), 5.61-5.74(1H,m), 5.76-5.89(1H,
m), 6.58-6.76(1H, br), 6.72(1H, s), 6.87(1H, d, J=
5.3Hz), 7.69-7.78(2H, m), 7.83-7.92(2H, m), 8.02(1
H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 2925, 28
00, 1780, 1720, 1610, 1560, 1520, 1470, 1420。 (3−c)2−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ア
セトアミド 2−フタルイミド−N−〔4−(4−ピペリジノメチル
−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕アセト
アミド及び抱水ヒドラジンを用いて参考例(1−c)と
同様に反応して、目的化合物を油状物として収率98%
で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.49(2H,
m), 1.49-1.64(4H, m), 2.27-2.39(4H, m), 3.36(2H,
s),3.40(2H, s), 4.08(2H, t, J=6.6Hz), 4.94(2H, d,
J=6.6Hz), 5.60-5.74(1H, m), 5.79-5.93(1H, m), 6.73
(1H, s), 6.87(1H, d, J=5.3Hz), 7.26-7.52(1H, br),
8.06(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3350, 2950, 28
00, 2450, 1660, 1610, 1560, 1520, 1480, 1440。
【0104】参考例43−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕プロピオンア
ミド (4−a)3−クロル−N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕プ
ロピオンアミド 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン及び塩化3−クロルプロピオ
ン酸を用いて参考例(1−a)と同様に反応して、目的
化合物を油状物として収率82%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.37-1.51(2H,
m), 1.51-1.66(4H, m), 2.30-2.46(4H, m), 2.65(2H,
t, J=6.6Hz), 3.42(2H, s), 3.82(2H, t, J=6.6Hz), 4.
07(2H, t, J=6.0Hz), 4.94(2H, d, J=6.6Hz), 5.63-5.7
5(1H, m), 5.78-5.90(1H, m), 6.27-6.57(1H, br),6.74
(1H, s), 6.90(1H, d, J=5.3Hz), 8.04(1H, d, J=5.3H
z) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 29
50, 2800, 2450, 1670, 1610, 1560, 1510, 1480, 142
0, 1400。 (4−b)3−フタルイミド−N−〔4−(4−ピペリ
ジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕プロピオンアミド 3−クロル−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕プロピオンア
ミド及びフタルイミドカリウム塩を用いて参考例(1−
b)と同様に反応して、目的化合物を結晶として収率2
9%で得た。 融点:99−101℃。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.50(2H,
m), 1.50-1.64(4H, m), 2.27-2.42(4H, m), 2.64(2H,
t, J=7.3Hz), 3.41(2H, s), 3.94-4.07(4H, m), 4.89(2
H, d, J=6.6Hz), 5.59-5.70(1H, m), 5.73-5.85(1H,
m), 6.25-6.42(1H, m), 6.71(1H, s), 6.88(1H, d, J=
5.3Hz), 7.67-7.76(2H, m), 7.78-7.90(2H, m), 8.03(1
H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 2950, 28
00, 1770, 1710, 1670, 1610, 1560, 1510, 1400, 137
0。 (4−c)3−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕プ
ロピオンアミド エタノール60mlに3−フタルイミド−N−〔4−
(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
−2−ブテニル〕プロピオンアミド1.85gと抱水ヒ
ドラジン2.56mlを加え、室温で一夜撹拌した。溶
媒を減圧下留去し、残渣にクロロホルムと10%水酸化
ナトリウム水溶液を加え、クロロホルム層を無水硫酸マ
グネシウムで脱水し、減圧下で濃縮して目的化合物を油
状物として1.32g得た(収率99%)。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.37-1.51(2H,
m), 1.51-1.65(4H, m), 1.76-2.07(2H, br), 2.24-2.49
(4H,m), 2.94-3.12(2H, m), 3.41(2H, s), 3.96-4.12(4
H, m), 4.92(2H, d, J=6.6Hz), 5.62-5.74(1H, m), 5.7
6-5.90(1H, m), 6.73(1H, s), 6.88(1H, d, J=5.3Hz),
7.17-7.46(1H, br), 8.04(1H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 29
50, 2800, 1650, 1610, 1560, 1510, 1480, 1420, 140
0。
【0105】参考例55−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ペンタンアミ
(5−a)5−クロル−N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ペ
ンタンアミド 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミン及び塩化5−クロル吉草酸を
用いて参考例(1−a)と同様に反応して、目的化合物
を油状物として収率85%で得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.50(2H,
m), 1.50-1.67(4H, m), 1.67-1.89(4H, m), 2.16-2.28
(2H, m), 2.28-2.43(4H, m), 3.41(2H, s), 3.47-3.59
(2H, m), 4.04(2H, t, J=5.9Hz),4.93(2H, d, J=6.6H
z), 5.62-5.76(1H, m), 5.78-5.91(1H, m), 5.92-6.18
(1H,br), 6.74(1H, s), 6.89(1H, d, J=5.3Hz), 8.04(1
H, d, J=5.3Hz)。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3300, 29
50, 2800, 1710, 1660, 1610, 1560, 1510, 1480, 142
0, 1400。 (5−b)5−フタルイミド−N−〔4−(4−ピペリ
ジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
ル〕ペンタンアミド 5−クロル−N−〔4−(4−ピペリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ペンタンアミ
ド及びフタルイミドカリウム塩を用いて参考例(1−
b)と同様に反応して、目的化合物を結晶として定量的
に得た。 融点:105−108℃。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl):1.36
-1.48(2H, m), 1.48-1.63(4H, m), 1.63-1.81(4H, m),
2.18-2.29(2H, m), 2.29-2.42(4H, m), 3.41(2H, s),
3.70(2H, t, J=5.3Hz), 4.02(2H, t, J=6.3Hz), 4.92(2
H, d, J=6.6Hz), 5.59-5.72(1H, m), 5.74-5.88(1H,
m), 5.97-6.18(1H, br), 6.72(1H, s), 6.88(1H, d, J=
5.3Hz), 7.65-7.76(2H, m), 7.76-7.88(2H, m), 8.03(1
H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 2950, 28
00, 1770, 1710, 1660, 1610, 1560, 1510, 1400, 137
0。 (5−c)5−アミノ−N−〔4−(4−ピペリジノメ
チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ペ
ンタンアミド 5−フタルイミド−N−〔4−(4−ピペリジノメチル
−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ペンタ
ンアミド及び抱水ヒドラジンを用いて参考例(4−c)
と同様に反応して、目的化合物を油状物として定量的に
得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.36-1.47(2H,
m), 1.47-1.63(6H, m), 1.63-1.77(2H, m), 2.23(2H,
t, J=7.3Hz), 2.28-2.42(4H, m), 2.57-2.88(4H, m),
3.40(2H, s), 4.00(2H, t, J=6.3Hz), 4.91(2H, d, J=
5.9Hz), 5.57-5.74(1H, m), 5.74-5.88(1H, m), 6.47-
6.67(1H, br), 6.72(1H, s), 6.88(1H, d, J=5.3Hz),
8.02(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3450, 3100, 29
50, 1660, 1610, 1560, 1510, 1480, 1420, 1400, 134
0。
【0106】参考例64−アミノ−N−〔4−(4−ピロリジノメチル−2−
ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンアミド 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミンの代わりに、4−(4−ピロ
リジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテ
ニルアミン(特開昭63-225371 号公報記載の化合物)を
用いて、参考例(2−a)及び(2−b)と同様に反応
して、目的化合物を油状物として得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.67-1.86(6H,
m), 2.29(2H, t, J=7.3Hz), 2.43-2.59(4H, m), 2.77(2
H, t,J=6.6Hz), 3.57(2H, s), 4.02(2H, t, J=5.9Hz),
4.93(2H, d, J=6.6Hz), 5.62-5.73(1H, m), 5.77-5.89
(1H, m), 6.38-6.58(1H, br), 6.74(1H, s), 6.90(1H,
d, J=5.3Hz), 8.05(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3650, 3300, 29
50, 2800, 2450, 1650, 1610, 1560, 1510。
【0107】参考例74−アミノ−N−〔4−(4−ジメチルアミノメチル−
2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル〕ブタンア
ミド 4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−
シス−2−ブテニルアミンの代わりに、4−(4−ジメ
チルアミノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−
ブテニルアミン(特開昭63-225371 号公報記載の化合
物)を用いて、参考例(2−a)及び(2−b)と同様
に反応して、目的化合物を油状物として得た。 NMRスペクトル,δ ppm (CDCl3):1.73-1.89(2H,
m), 2.18-2.33(2H, m), 2.24(6H, s), 2.77(2H, t, J=
6.9Hz),3.37(2H, s), 4.03(2H, t, J=5.9Hz), 4.93(2H,
d, J=6.6Hz), 5.62-5.74(1H, m), 5.78-5.90(1H, m),
6.38-6.57(1H, br), 6.71(1H, s), 6.88(1H, d, J=5.3H
z), 8.06(1H, d, J=5.3Hz) 。 IRスペクトル, νmax cm-1 (CHCl3):3650, 3300, 29
50, 2850, 2800, 2775, 2450, 1650, 1610, 1560, 151
0,1480。
【0108】試験例1モルモットの心房テスト 自発性搏動を行なっているモルモットの右心房を摘出
し、40mlのクレブス−ヘンセライト(Krebs-Henseli
te) 溶液中に懸垂し、トランスジューサーとの間に1g
の張力を負荷した。37℃にて一定の通気を行なった。
10-5Mヒスタミンを投与し、コントロールとして心搏
数を記録した。被験化合物を1μg/mlの濃度になる
ように加え、3分間後に10-5Mヒスタミンを投与した
時の心搏数を計測した。対照群に対する抑制率(R%)
を次式で算出した。 R=(1−B/A)×100 A:対照群の心搏数 B:被験薬物投与群の心搏数 実施例番号2,3,11,18及び19の化合物は50
%以上の強力な抑制作用を示した。
【0109】試験例2ヘリコバクター ピロリに対する抗菌作用 抗菌力評価は、ヘリコバクター ピロリ(Helicobacter
pylori) の菌株としてNCTC 11367株を用い、
本発明化合物のMIC(Minimum InhibitoryConcentrati
on : 最小発育阻止濃度)値を求めることによった。ヘ
リコバクター ピロリを寒天平板培地上で3日間培養し
た。培地にはブレインハートインヒュージョン寒天(D
ifco社製)を規定量の蒸留水に溶解し、オートクレ
ーブで滅菌した後、ウマ血液(日本生物材料社製)を7
%となるように分注して固化したものを用いた。微好気
条件下(5%の酸素濃度)、37℃で4日間培養したヘ
リコバクターピロリを滅菌生理食塩水中で菌量が約10
8 CFU/mlとなるように懸濁した。懸濁液を100
倍希釈し、その約10μlをMIC測定用培地上に接種
した。MIC測定用培地には、前培養用培地と組成が同
じものを用いた。本発明化合物をジメチルスルホキシド
(DMSO)に溶解し、DMSOで2倍希釈系列にした
溶液と培地とを1:99の割合で混合し、シャーレ上で
固化したものをMIC測定用培地とした。前培養と同様
にしてヘリコバクター ピロリを微好気条件下、37℃
において3日間培養した。培養終了後、接種部分の菌の
生育を肉眼で観察し、菌の生育のみられなかった本発明
化合物の最小濃度をMICとした。実施例番号6,9,
11,17,18、19、36及び65の化合物は強力
な抗菌力を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田端 敬一 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 宇津井 幸男 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、 R1 は、3−7員環状アミノ基又はジ(C1 −C6 アル
    キル)アミノ基を示し、 R2 は、式 CSNHR3 又は式 CO−A−NHCS
    NHR3(式中、R3 は、C1 −C6 アルキル基、C3
    −C10シクロアルキル基、置換されてもよいC6 −C10
    アリール基又は置換されてもよいC7 −C11アラルキル
    基を示し、Aは、C1 −C5 アルキレン基を示す。)を
    有する基を示す。]を有するチオウレア誘導体又はその
    薬理上許容される塩。
  2. 【請求項2】R1 がピロリジノ、ピペリジノ、ジメチル
    アミノ又はジエチルアミノ基である請求項1のチオウレ
    ア誘導体。
  3. 【請求項3】R2 が式CSNHR3 又はCO−A−NH
    CSNHR3 (式中、R3 は、C1−C4 アルキル基、
    3 −C6 シクロアルキル基、アダマンチル基、C1
    4アルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、トリ
    フルオロメチル、ヒドロキシ、カルボキシ、メトキシカ
    ルボニル、エトキシカルボニル若しくはメチレンジオキ
    シで置換されていてもよいフェニル基又はC1 −C4
    ルキル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオ
    ロメチル、ヒドロキシ、カルボキシ、メトキシカルボニ
    ル、エトキシカルボニル若しくはメチレンジオキシで置
    換されていてもよいC7 −C10アラルキル基を示し、A
    は、直鎖のC1 −C5 アルキレン基を示す。)を有する
    基である請求項1のチオウレア誘導体。
  4. 【請求項4】R1 がピロリジノ、ピペリジノ、ジメチル
    アミノ又はジエチルアミノ基であり、 R2 が式CSNHR3 又はCO−A−NHCSNHR3
    (式中、R3 は、C1−C4 アルキル基、C3 −C6
    クロアルキル基、アダマンチル基、C1 −C4アルキ
    ル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメ
    チル、ヒドロキシ、カルボキシ、メトキシカルボニル、
    エトキシカルボニル若しくはメチレンジオキシで置換さ
    れていてもよいフェニル基又はC1 −C4 アルキル、C
    1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、
    ヒドロキシ、カルボキシ、メトキシカルボニル、エトキ
    シカルボニル若しくはメチレンジオキシで置換されてい
    てもよいC7 −C10アラルキル基を示し、Aは、直鎖の
    1 −C5 アルキレン基を示す。)を有する基である請
    求項1のチオウレア誘導体。
  5. 【請求項5】R1 がピロリジノ又はピペリジノ基である
    請求項1のチオウレア誘導体。
  6. 【請求項6】R2 が式 CSNHR3 又はCO−A−N
    HCSNHR3 (式中、R3 は、メチル基、エチル基、
    イソブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、
    アダマンチル基、メチル、エチル、メトキシ、エトキ
    シ、弗素、塩素、トリフルオロメチル、ヒドロキシ若し
    くはメチレンジオキシで置換されていてもよいフェニル
    基又はメチル、エチル、メトキシ、エトキシ、弗素、塩
    素、トリフルオロメチル、ヒドロキシ若しくはメチレン
    ジオキシで置換されていてもよいC7 −C9 アラルキル
    基を示し、Aは、エチレン又はトリメチレン基を示
    す。)を有する基である請求項1のチオウレア誘導体。
  7. 【請求項7】R1 がピロリジノ又はピペリジノ基であ
    り、 R2 が式 CSNHR3 又はCO−A−NHCSNHR
    3 (式中、R3 は、メチル基、エチル基、イソブチル
    基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アダマンチ
    ル基、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、弗素、塩
    素、トリフルオロメチル、ヒドロキシ若しくはメチレン
    ジオキシで置換されていてもよいフェニル基又はメチ
    ル、エチル、メトキシ、エトキシ、弗素、塩素、トリフ
    ルオロメチル、ヒドロキシ若しくはメチレンジオキシで
    置換されていてもよいC7 −C9 アラルキル基を示し、
    Aは、エチレン又はトリメチレン基を示す。)を有する
    基である請求項1のチオウレア誘導体。
  8. 【請求項8】R1 がピペリジノ基である請求項1のチオ
    ウレア誘導体。
  9. 【請求項9】R2 が式 CSNHR3 又はCO−A−N
    HCSNHR3 (式中、R3 は、メチル、メトキシ、弗
    素、塩素、トリフルオロメチル若しくはメチレンジオキ
    シで置換されていてもよいフェニル基又はメチル、メト
    キシ、弗素、塩素、トリフルオロメチル若しくはメチレ
    ンジオキシで置換されていてもよいC7 −C8 アラルキ
    ル基を示し、Aは、エチレン又はトリメチレン基を示
    す。)を有する基である請求項1のチオウレア誘導体。
  10. 【請求項10】R1 がピペリジノ基であり、 R2 が式 CSNHR3 又はCO−A−NHCSNHR
    3 (式中、R3 は、メチル、メトキシ、弗素、塩素、ト
    リフルオロメチル若しくはメチレンジオキシで置換され
    ていてもよいフェニル基又はメチル、メトキシ、弗素、
    塩素、トリフルオロメチル若しくはメチレンジオキシで
    置換されていてもよいC7 −C8 アラルキル基を示し、
    Aは、エチレン又はトリメチレン基を示す。)を有する
    基である請求項1のチオウレア誘導体。
  11. 【請求項11】チオウレア誘導体が1−ベンジル−3−
    [4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
    −シス−2−ブテニル]チオウレアである請求項1のチ
    オウレア誘導体。
  12. 【請求項12】チオウレア誘導体が1−(2−フェニル
    エチル)−3−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピ
    リジルオキシ)−シス−2−ブテニル]チオウレアであ
    る請求項1のチオウレア誘導体。
  13. 【請求項13】チオウレア誘導体が1−[2−(4−フ
    ルオロフェニル)エチル]−3−[4−(4−ピペリジ
    ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
    ル]チオウレアである請求項1のチオウレア誘導体。
  14. 【請求項14】チオウレア誘導体が1−(2−メチルベ
    ンジル)−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメ
    チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カ
    ルバモイル]プロピル]チオウレアである請求項1のチ
    オウレア誘導体。
  15. 【請求項15】チオウレア誘導体が1−(4−メチルフ
    ェニル)−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメ
    チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カ
    ルバモイル]プロピル]チオウレアである請求項1のチ
    オウレア誘導体。
  16. 【請求項16】チオウレア誘導体が1−ベンジル−3−
    [3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリ
    ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
    ロピル]チオウレアである請求項1のチオウレア誘導
    体。
  17. 【請求項17】チオウレア誘導体が1−(4−メチルベ
    ンジル)−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメ
    チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カ
    ルバモイル]プロピル]チオウレアである請求項1のチ
    オウレア誘導体。
  18. 【請求項18】チオウレア誘導体が1−(4−クロルベ
    ンジル)−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメ
    チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カ
    ルバモイル]プロピル]チオウレアである請求項1のチ
    オウレア誘導体。
  19. 【請求項19】チオウレア誘導体が1−(2−フェニル
    エチル)−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノメ
    チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カ
    ルバモイル]プロピル]チオウレアである請求項1のチ
    オウレア誘導体。
  20. 【請求項20】チオウレア誘導体が1−ベンジル−3−
    [3−[N−[4−(4−ピロリジノメチル−2−ピリ
    ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
    ロピル]チオウレアである請求項1のチオウレア誘導
    体。
  21. 【請求項21】チオウレア誘導体が1−(2−フェニル
    エチル)−3−[3−[N−[4−(4−ピロリジノメ
    チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カ
    ルバモイル]プロピル]チオウレアである請求項1のチ
    オウレア誘導体。
  22. 【請求項22】チオウレア誘導体が1−ベンジル−3−
    [2−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリ
    ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]エ
    チル]チオウレアである請求項1のチオウレア誘導体。
  23. 【請求項23】チオウレア誘導体が1−(2−フェニル
    エチル)−3−[2−[N−[4−(4−ピペリジノメ
    チル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カ
    ルバモイル]エチル]チオウレアである請求項1のチオ
    ウレア誘導体。
  24. 【請求項24】チオウレア誘導体が1−(3−フェニル
    プロピル)−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノ
    メチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]
    カルバモイル]プロピル]チオウレアである請求項1の
    チオウレア誘導体。
  25. 【請求項25】チオウレア誘導体が1−(4−フルオロ
    ベンジル)−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジノ
    メチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]
    カルバモイル]プロピル]チオウレアである請求項1の
    チオウレア誘導体。
  26. 【請求項26】チオウレア誘導体が1−[2−(4−フ
    ルオロフェニル)エチル)−3−[3−[N−[4−
    (4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
    −2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア
    である請求項1のチオウレア誘導体。
  27. 【請求項27】請求項1のチオウレア誘導体又はその薬
    理上許容される塩を有効成分とする抗潰瘍剤。
  28. 【請求項28】有効成分が、 R1 がピロリジノ、ピペリジノ、ジメチルアミノ又はジ
    エチルアミノ基であり、 R2 が式CSNHR3 又はCO−A−NHCSNHR3
    (式中、R3 は、C1−C4 アルキル基、C3 −C6
    クロアルキル基、アダマンチル基、C1 −C4アルキ
    ル、C1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメ
    チル、ヒドロキシ、カルボキシ、メトキシカルボニル、
    エトキシカルボニル若しくはメチレンジオキシで置換さ
    れていてもよいフェニル基又はC1 −C4 アルキル、C
    1 −C4 アルコキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、
    ヒドロキシ、カルボキシ、メトキシカルボニル、エトキ
    シカルボニル若しくはメチレンジオキシで置換されてい
    てもよいC7 −C10アラルキル基を示し、Aは、直鎖の
    1 −C5 アルキレン基を示す。)を有する基であるチ
    オウレア誘導体又はその薬理上許容される塩である請求
    項27の抗潰瘍剤。
  29. 【請求項29】有効成分が、 R1 がピロリジノ又はピペリジノ基であり、 R2 が式 CSNHR3 又はCO−A−NHCSNHR
    3 (式中、R3 は、メチル基、エチル基、イソブチル
    基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、アダマンチ
    ル基、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、弗素、塩
    素、トリフルオロメチル、ヒドロキシ若しくはメチレン
    ジオキシで置換されていてもよいフェニル基又はメチ
    ル、エチル、メトキシ、エトキシ、弗素、塩素、トリフ
    ルオロメチル、ヒドロキシ若しくはメチレンジオキシで
    置換されていてもよいC7 −C9 アラルキル基を示し、
    Aは、エチレン又はトリメチレン基を示す。)を有する
    基であるチオウレア誘導体又はその薬理上許容される塩
    である請求項27の抗潰瘍剤。
  30. 【請求項30】有効成分が、 R1 がピペリジノ基であり、 R2 が式 CSNHR3 又はCO−A−NHCSNHR
    3 (式中、R3 は、メチル、メトキシ、弗素、塩素、ト
    リフルオロメチル若しくはメチレンジオキシで置換され
    ていてもよいフェニル基又はメチル、メトキシ、弗素、
    塩素、トリフルオロメチル若しくはメチレンジオキシで
    置換されていてもよいC7 −C8 アラルキル基を示し、
    Aは、エチレン又はトリメチレン基を示す。)を有する
    基であるチオウレア誘導体又はその薬理上許容される塩
    である請求項27の抗潰瘍剤。
  31. 【請求項31】有効成分が、 1−ベンジル−3−[4−(4−ピペリジノメチル−2
    −ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニル]チオウレア
    又はその薬理上許容される塩、 1−(2−フェニルエチル)−3−[4−(4−ピペリ
    ジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
    ル]チオウレア又はその薬理上許容される塩、 1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−3−
    [4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)
    −シス−2−ブテニル]チオウレア又はその薬理上許容
    される塩、 1−(2−メチルベンジル)−3−[3−[N−[4−
    (4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
    −2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア
    又はその薬理上許容される塩、 1−(4−メチルフェニル)−3−[3−[N−[4−
    (4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
    −2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア
    又はその薬理上許容される塩、 1−ベンジル−3−[3−[N−[4−(4−ピペリジ
    ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
    ル]カルバモイル]プロピル]チオウレア又はその薬理
    上許容される塩、 1−(4−メチルベンジル)−3−[3−[N−[4−
    (4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
    −2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア
    又はその薬理上許容される塩、 1−(4−クロルベンジル)−3−[3−[N−[4−
    (4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
    −2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア
    又はその薬理上許容される塩、 1−(2−フェニルエチル)−3−[3−[N−[4−
    (4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
    −2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア
    又はその薬理上許容される塩、 1−ベンジル−3−[3−[N−[4−(4−ピロリジ
    ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
    ル]カルバモイル]プロピル]チオウレア又はその薬理
    上許容される塩、 1−(2−フェニルエチル)−3−[3−[N−[4−
    (4−ピロリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
    −2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレア
    又はその薬理上許容される塩、 1−ベンジル−3−[2−[N−[4−(4−ピペリジ
    ノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス−2−ブテニ
    ル]カルバモイル]エチル]チオウレア又はその薬理上
    許容される塩、 1−(2−フェニルエチル)−3−[2−[N−[4−
    (4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シス
    −2−ブテニル]カルバモイル]エチル]チオウレア又
    はその薬理上許容される塩、 1−(3−フェニルプロピル)−3−[3−[N−[4
    −(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
    ス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレ
    ア又はその薬理上許容される塩、 1−(4−フルオロベンジル)−3−[3−[N−[4
    −(4−ピペリジノメチル−2−ピリジルオキシ)−シ
    ス−2−ブテニル]カルバモイル]プロピル]チオウレ
    ア又はその薬理上許容される塩或は 1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル)−3−
    [3−[N−[4−(4−ピペリジノメチル−2−ピリ
    ジルオキシ)−シス−2−ブテニル]カルバモイル]プ
    ロピル]チオウレア又はその薬理上許容される塩である
    請求項27の抗潰瘍剤。
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