JPH076897A - 高次モード共振抑制装置 - Google Patents

高次モード共振抑制装置

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JPH076897A
JPH076897A JP14587193A JP14587193A JPH076897A JP H076897 A JPH076897 A JP H076897A JP 14587193 A JP14587193 A JP 14587193A JP 14587193 A JP14587193 A JP 14587193A JP H076897 A JPH076897 A JP H076897A
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JP
Japan
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mode resonance
cavity
conductor
order mode
rod antenna
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JP14587193A
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English (en)
Inventor
Koji Inoue
浩司 井上
Takuya Kusaka
卓也 日下
Yasuhiro Wasa
泰宏 和佐
Kojin Furukawa
行人 古川
Kazuji Yokoyama
和司 横山
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波加速空洞に装着して空洞内に発生する
高次モード共振を有効に減衰させる高次モード共振抑制
装置を提供する。 【構成】 空洞10内に発生した高次モード共振波をロ
ッドアンテナ5に結合させ,該ロッドアンテナ5を開放
端の中心導体3とする同軸導波管路4に導き,該同軸導
波管路4を伝送させて終端部に接続された整合負荷7に
供給して熱エネルギーとして消費させる。同軸導波管路
4には分岐構造等がなく適切な長さに構成されているの
で,高次モード共振波は効率的に整合負荷7に伝送され
て消費される。又,中心導体3の冷却は,同軸導波管路
4の中間部に接続された給排水通路13が中空構造に形
成された中心導体3内を循環するように構成されるの
で,冷却水通路を確保するための同軸導波管路4の分岐
構造が必要でなく,同軸導波管路4の長さに影響を与え
ることなく構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,荷電粒子ビームを加速
する高周波加速空洞に装着され,高周波加速空洞内に発
生する高次モード共振を減衰させて安定したビーム加速
を行わせるための高次モード共振抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波加速空洞(以下空洞と略記する)
により加速する荷電粒子ビームを不安定にさせる原因と
して,荷電粒子ビームが加速空洞内を通過することによ
り誘起される高次モード共振があり,この高次モード共
振を減衰させるために高次モード共振抑制装置を空洞に
装着することがなされる。高次モード共振抑制装置は高
次モード共振の電磁場と結合し,その共振エネルギーを
減衰させるための装置で,空洞内の高次モード共振の高
周波電磁場と結合するアンテナと,該アンテナによって
捕らえた電磁波を空洞外に導く導波管路と,取り出され
た電磁波のエネルギーを消費するための整合負荷とによ
って主構成される。また,空洞は大電力で運転されるた
め,高次モード共振抑制装置における発熱も大きく,発
熱部分に冷却構造が採用される。図3は従来技術になる
高次モード共振抑制装置30が装着された高周波加速空
洞35の断面図である。同図に示すように,高次モード
共振抑制装置30は空洞35の胴部に設けられた取付け
ポート31に,真空フランジ32により空洞35内の真
空気密状態が保たれるようにして装着されている。この
高次モード共振抑制装置30は,ロッドアンテナ34を
高次モード共振の電磁場と結合させることにより取り出
し,この高次モード共振波を円筒導体33と中心導体3
7とにより構成される同軸導波管路から分岐同軸導波管
路38に伝送して整合負荷に導き,熱損失として減衰さ
せることにより,空洞35内の高次モード共振を抑制す
る。図4は,図3に示す高次モード共振抑制装置30を
拡大図示したものである。図示するように,中空状に形
成された円筒導体33の中心軸位置に中心導体37が配
設され,この中心導体37の空洞35側先端部にロッド
アンテナ34が形成されている。又,この中心導体37
と上記円筒導体33とによって同軸導波管路が形成され
ており,該同軸導波管路の中間部はT字型分岐構造によ
り分岐され,分岐同軸導波管路38が形成されている。
この分岐同軸導波管路38の終端部には図示しない整合
負荷が接続される。上記中心導体37及びその先端部の
ロッドアンテナ34は中空構造に形成されており,その
中空構造内に給水管36が配設され,給水口40から給
水される冷却水が給水管36を通じてロッドアンテナ3
4から中心導体37内を循環して排水口41から排水さ
れるよう冷却水管路が形成されている。尚,円筒導体3
3など他の発熱部分にも冷却手段が設けられるが,ここ
では省略する。上記円筒導体33の空洞35側端部に
は,取付けポート31内に挿入される装着部材39が形
成され,この装着部材39に溶接により接合された真空
フランジ32によって取付けポート31に取り付けられ
ることにより,高次モード共振抑制装置30が空洞35
に装着される。上記構成によって,空洞35内に発生し
た高次モード共振波は,空洞35内に突出するロッドア
ンテナ34に結合して同軸導波管路に導かれ,T字型分
岐から分岐同軸導波管路38内のセラミック窓42を透
過して図外の整合負荷に達し,熱損失として消費され
る。従って,空洞35内に発生する高次モード共振のエ
ネルギーは減衰するので,空洞35内の高次モード共振
が抑制される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来技術になる高次モード共振抑制装置30では,高次モ
ード共振波を整合負荷に導くための同軸導波管路にT字
型分岐構造が構成されていること,及び,取付けポート
への装着構造に係る以下に示すような問題点があった。 (1)同軸導波管路の中心導体を円筒導体の中心軸上に
支持すると共に,中心導体への冷却水路を確保するため
に,同軸導波管路にT字型分岐構造が構成されているた
め,円筒導体の中間部に,分岐同軸導波管路及びその端
部に接続される整合負荷が側方に大きく突出することに
なり,高次モード共振抑制装置が取付けポート上に占め
る体積が大きく,空洞への取り付け時の作業性が悪くな
ると同時に,空洞まわりの空間を広く確保することが必
要となる。 (2)T字型分岐構造部分で高次モード共振の電磁場の
乱れが生じて整合負荷への伝送効率が低下する。 (3)同軸導波管路が空洞の加速モードであるTM01
0モードの半波長と同程度の長さに形成されているの
で,同軸導波管路の長さを半波長とする周波数の整数倍
付近の高次モード共振を整合負荷に導入することができ
ず,高次モード共振の抑制可能な周波数帯に制限があ
る。 (4)取付けポート内に挿入される装着部材と真空フラ
ンジとは溶接により接合されているので,ロッドアンテ
ナの空洞内突出による加速モード周波数の変化を補償す
るための装着部材の取付けポート内への挿入量を調整す
ることが困難である。 本発明は,同軸導波管路に伝送効率を低下させる分岐構
造を設けることなく構成すると共に冷却水路を有効に配
設し,取付けポートに挿入される装着部材を交換可能に
構成して,上記従来装置の問題点を解決する高次モード
共振抑制装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する第1の手段は,高周波加速空洞の胴
部に開口された取付けポートに装着される中空状の円筒
導体と,上記円筒導体の上記中空部内に上記円筒導体に
対して電気的に絶縁されると共に上記円筒導体と同軸に
配設され,上記高周波加速空洞内側先端部にロッドアン
テナが形成された中心導体と,上記中心導体及びロッド
アンテナ内に形成された冷却水路と,上記中心導体と上
記円筒導体とにより構成される同軸導波管路に接続され
た整合負荷とを具備し,上記空洞内に発生する高次モー
ドの共振波を上記ロッドアンテナと上記同軸導波管路か
ら上記整合負荷に導き減衰させる高次モード共振抑制装
置において,上記整合負荷が上記同軸導波管路の上記高
周波加速空洞外側端部に接続され,且つ上記中心導体及
びロッドアンテナに形成された冷却水路への給排水通路
が上記同軸導波管路の中間部に接続されてなることを特
徴とする高次モード共振抑制装置として構成される。
又,本発明の第2の手段は,高周波加速空洞の胴部に開
口された取付けポートに装着される中空状の円筒導体
と,上記円筒導体の上記中空部内に上記円筒導体に対し
て電気的に絶縁されると共に上記円筒導体と同軸に配設
され,上記高周波加速空洞内側先端部にロッドアンテナ
が形成された中心導体と,上記中心導体及びロッドアン
テナ内に形成された冷却水路と,上記中心導体と上記円
筒導体とにより構成される同軸導波管路に接続された整
合負荷とを具備し,上記空洞内に発生する高次モードの
共振波を上記ロッドアンテナと上記同軸導波管路から上
記整合負荷に導き減衰させる高次モード共振抑制装置に
おいて,上記円筒導体の高周波加速空洞への装着端部
に,上記取付けポートへの装着部材を着脱自在に取り付
けてなることを特徴とする高次モード共振抑制装置とし
て構成される。
【0005】
【作用】本発明の第1の手段によれば,空洞内に発生し
た高次モード共振波をロッドアンテナに結合させ,該ロ
ッドアンテナが中心導体に連結された同軸導波管路に導
き,該同軸導波管路を伝送させて、その空洞外側端部に
接続された整合負荷に供給して熱エネルギーとして消費
させる。同軸導波管路には従来構成のごとく分岐構造を
設けることなく構成されているので,高次モード共振波
は効率的に整合負荷に伝送されて消費される。又,中心
導体の冷却は,同軸導波管路の中間部に接続された給排
水通路から供給される冷却水が中空構造に形成された中
心導体内を循環するように構成されるので,冷却水通路
を確保するための同軸導波管路の分岐構造が必要でな
く,同軸導波管路の長さに影響を与えることなく構成す
ることができる。又,第2の手段によれば,ロッドアン
テナを空洞内に突出させることによる加速モード周波数
に対する影響を効果的に補償するために,空洞の取付け
ポート内に挿入される装着部材を円筒導体の装着端部と
着脱自在に構成する。この構成により,装着部材を交換
可能にできるので,この装着部材の取付けポート内への
挿入長さを変化させて加速モード周波数を調整すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1
は本発明の第1実施例に係る高次モード共振抑制装置の
構成を示す断面図,図2は本発明の第2実施例に係る高
次モード共振抑制装置の構成を示す断面図である。図1
において,高次モード共振抑制装置1は,空洞10(仮
想線で示す)の胴部に形成された取付けポート11に装
着できるよう構成されている。この高次モード共振抑制
装置1の構成を図1を参照して説明する。中空状に形成
された円筒導体2の中心軸位置に,先端部がロッドアン
テナ5を形成する中心導体3が配設されて同軸導波管路
4が構成され,該同軸導波管路4の空洞外側端部付近に
円環状に形成されたセラミック窓6によって中心導体3
が円筒導体2の中心軸上に電気的に絶縁された状態に支
持される。このセラミック窓6は真空状態に保持される
空洞10内と連通する円筒導体2の中空部を外部と気密
構造に遮蔽すると共に,同軸導波管路4内を伝送されて
くる電磁波を透過させ,同軸導波管路4の終端部に接続
される整合負荷7に供給する。上記円筒導体2の空洞側
には,空洞10に形成された取付けポート11に装着す
るための鍔状の装着端部8が形成され,該装着端部8に
着脱自在に装着部材9が取り付けられる。この装着部材
9のフランジ部9aと装着端部8とを取付けポート11
にボルト締めによって固定することにより,当該高次モ
ード共振抑制装置1が空洞10に装着される。この装着
時に空洞10内の気密を保つために,図示するように要
所にガスケット12が装填される。又,装着部材9の内
筒部は円筒導体2の内壁と同径に形成され,円筒導体2
の延長部として中心導体3を中心軸に配した同軸導波管
路4の一部分を構成している。
【0007】この高次モード共振抑制装置1が装着され
る空洞10は大電力で運転されるため,その発熱は大き
く水冷構造が適用されるが,同時に高次モード共振抑制
装置1の発熱も大きいため冷却構造が要所に採用され
る。図示するように,ロッドアンテナ5及び中心導体3
を中空構造にして,その中空部に冷却水を循環させる給
排水通路13を設ける他,円筒導体2を冷却する冷却管
14,装着部材9を冷却する冷却水路15が構成されて
いる。上記給排水通路13は,同軸導波管路4の中間部
位置から中心導体3の中空部内に連通する管路内に給水
管13aが配置され,中空部内のロッドアンテナ5部分
から冷却水を供給してロッドアンテナ5及び中心導体3
内に循環させて有効に冷却できるよう構成されている。
又,この給排水通路13は,上記セラミック窓6と共に
中心導体3を円筒導体2の中心軸上に支持する役割を兼
ねている。尚,各冷却水管路の端部に図示する出入り矢
印は,冷却水の給水及び排水の方向を示している。上記
構成になる高次モード共振抑制装置1の高次モード共振
抑制の動作を次に説明する。空洞10により例えば電子
を加速モードのTM010モードで加速すると,電子が
空洞10内を通過することにより空洞10内に高次モー
ド共振が発生する。この高次モード共振は,電子ビーム
の軌道方向あるいは軌道と直交方向に加速力を及ぼし,
電子ビームの軌道を乱したり減速を与え,電子の運動を
不安定にする原因となる。そこで,電子の不安定性に関
与するTM011モードやTM111モードなどの高次
モード共振の電磁波を取り出すべく,空洞10内に露出
させたロッドアンテナ5に高次モード共振波に結合させ
る。該ロッドアンテナ5は,円筒導体2と中心導体3と
によって構成される同軸導波管路4の開放端に形成され
ており,取り出された高次モード共振波は,この同軸導
波管路4内に導かれて伝送され,同軸導波管路4の端部
付近に設けられたセラミック窓6を透過して終端部に接
続された整合負荷7に供給される。整合負荷7は同軸導
波管路4とインピーダンス整合させた負荷回路によって
構成され,伝送されてきた高次モード共振波を熱エネル
ギーとして消費する。図示するように整合負荷7には冷
却フィンが形成されており,強制空冷により熱エネルギ
ーの消費が助成される。
【0008】上記のように空洞10内に発生する高次モ
ード共振波は,高次モード共振抑制装置1内に取り出さ
れて熱エネルギーとして消費されるので,空洞10内は
加速モードによる電子の加速が有効に行われる。この高
次モード共振波の取り出しを効率的に行うためには,ロ
ッドアンテナ5及び同軸導波管路4から高次モード共振
波を効率よく整合負荷7に導く必要があり,本実施例で
は上記構成に示したごとく同軸導波管路4の構造及び長
さが適正に構成されているので,高次モード共振波の伝
送効率に優れている。即ち,従来装置に示したようなT
字型分岐がないので電磁波の乱れがなく,効率よく高次
モード共振波が整合負荷7に伝送される。又,給排水通
路13が円筒導体2と中心導体3を電気的に短絡してい
る部分の長さは導波管路の周波数特性を決定するので,
減衰させる高次モード共振の周波数に対応する長さで構
成することが肝要である。本実施例の構成によれば,従
来装置に比べて短く構成することができるので,減衰が
不可能となる周波数をより高く設定でき,使用可能な周
波数帯を広げることができる。ここで,高次モード共振
抑制装置を空洞に装着する際の注意点について考察す
る。従来装置の問題点としても指摘したが,ロッドアン
テナを空洞内に突出させたときに,加速モードであるT
M010モードの周波数に変化を及ぼす。これを補償し
て加速モード共振周波数を調整するために,取付けポー
ト内に挿入される装着部材の挿入量(装着部材の長さ)
を調整することが有効である。従来装置では装着部材3
9と真空フランジ32とが溶接により接合されているた
め,装着部材39を交換することは容易でなかった。本
実施例では,装着部材9と装着端部8(従来装置の真空
フランジ32に相当する)とが着脱自在に構成されてい
るので,円筒部材9をその長さが異なるものと交換する
ことは容易に実施できる。次に,本発明の第2実施例に
ついて説明する。上記第1実施例における中心導体3の
冷却効率を改善させた構成で,他の構成については第1
実施例と同様であるので,その説明は省略する。図2に
示すように,中心導体3aの中空部内に冷却水を供給す
る給水管18が同軸導波管路4aの中間部から中心導体
3aの先端部のロッドアンテナ5内に至る長さで形成さ
れている。給水口16から供給される冷却水は給水管1
8の先端からロッドアンテナ5及び中心導体3aの中空
内部を巡って,中心導体3aの終端部側に取り付けられ
た排水口17から排水される。本実施例では中心導体3
a内に中空部が長く形成されているので,広範囲に冷却
作用が及び中心導体3aの冷却効率を向上させることが
できる。
【0009】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば,高次
モード共振抑制装置の目的である高次モード共振波を効
率的に整合負荷に導いて減衰させるために,整合負荷と
空洞内とが高次モード共振の周波数に対して優れた伝送
特性に構成された同軸導波管路で連結される。従って,
高次モード共振波は効率よく整合負荷に伝送されて消費
される結果,高次モード共振の抑制がなされる。又,大
電力で運転される空洞に接続される高次モード共振抑制
装置の具備すべき要件である発熱対策を実施するに対し
ても,同軸導波管路から整合負荷への高次モード共振波
の効率的な伝送を損なうことなく効果的な冷却構造が構
成される。更に,高次モード共振抑制装置の要部である
アンテナを空洞内に突出させることによる加速モード周
波数への影響を補償すべく,取付けポートに挿入される
装着部材の交換を容易に構成して,加速モード周波数を
円筒部材の取付けポートへの挿入長さにより調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る高次モード共振抑
制装置の構成を示す断面図。
【図2】 本発明の第2実施例に係る高次モード共振抑
制装置の構成を示す断面図。
【図3】 従来例に係る高次モード共振抑制装置の空洞
への装着状態を示す断面図。
【図4】 従来例に係る高次モード共振抑制装置の構成
を示す断面図。
【符号の説明】
1…高次モード共振抑制装置 2…円筒導体 3…中心導体 4…同軸導波管路 5…ロッドアンテナ 7…整合負荷 8…装着端部 9…装着部材 10…高周波加速空洞 11…取付けポート 13…給排水通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 行人 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 横山 和司 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波加速空洞の胴部に開口された取付
    けポートに装着される中空状の円筒導体と, 上記円筒導体の上記中空部内に上記円筒導体に対して電
    気的に絶縁されると共に上記円筒導体と同軸に配設さ
    れ,上記高周波加速空洞内側先端部にロッドアンテナが
    形成された中心導体と, 上記中心導体及びロッドアンテナ内に形成された冷却水
    路と, 上記中心導体と上記円筒導体とにより構成される同軸導
    波管路に接続される整合負荷とを具備し, 上記空洞内に発生する高次モードの共振波を上記ロッド
    アンテナと上記同軸導波管路から上記整合負荷に導き減
    衰させる高次モード共振抑制装置において, 上記整合負荷が上記同軸導波管路の上記高周波加速空洞
    外側端部に接続され,且つ上記中心導体及びロッドアン
    テナに形成された冷却水路への給排水通路が上記同軸導
    波管路の中間部に接続されてなることを特徴とする高次
    モード共振抑制装置。
  2. 【請求項2】 高周波加速空洞の胴部に開口された取付
    けポートに装着される中空状の円筒導体と, 上記円筒導体の上記中空部内に上記円筒導体に対して電
    気的に絶縁されると共に上記円筒導体と同軸に配設さ
    れ,上記高周波加速空洞内側先端部にロッドアンテナが
    形成された中心導体と, 上記中心導体及びロッドアンテナ内に形成された冷却水
    路と, 上記中心導体と上記円筒導体とにより構成される同軸導
    波管路に接続された整合負荷とを具備し, 上記空洞内に発生する高次モードの共振波を上記ロッド
    アンテナと上記同軸導波管路から上記整合負荷に導き減
    衰させる高次モード共振抑制装置において, 上記円筒導体の高周波加速空洞への装着端部に,上記取
    付けポートへの装着金具を着脱自在に取り付けてなるこ
    とを特徴とする高次モード共振抑制装置。
JP14587193A 1993-06-17 1993-06-17 高次モード共振抑制装置 Pending JPH076897A (ja)

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