JPH0768880B2 - 移動式桟橋装置 - Google Patents
移動式桟橋装置Info
- Publication number
- JPH0768880B2 JPH0768880B2 JP2206775A JP20677590A JPH0768880B2 JP H0768880 B2 JPH0768880 B2 JP H0768880B2 JP 2206775 A JP2206775 A JP 2206775A JP 20677590 A JP20677590 A JP 20677590A JP H0768880 B2 JPH0768880 B2 JP H0768880B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pier
- tunnel
- lower half
- rail
- gantry
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、上半部と下半部とに分けてトンネルを掘削す
る際に使用する移動式桟橋装置に関する。
る際に使用する移動式桟橋装置に関する。
［従来の技術］ 従来のトンネルより大きい断面のトンネルを施工するに
際し、掘削機械の施工性や能力から、いくつかの部分に
分けて施工することになる。そのうち、上下に分けた場
合は、工期を縮めるために、上半部、下半部を並行して
作業するために、下半部施工中でも、上半部の作業に与
える支障を最小限にするために、桟橋を使用している。
際し、掘削機械の施工性や能力から、いくつかの部分に
分けて施工することになる。そのうち、上下に分けた場
合は、工期を縮めるために、上半部、下半部を並行して
作業するために、下半部施工中でも、上半部の作業に与
える支障を最小限にするために、桟橋を使用している。
その桟橋としては、例えば掘削ズリで斜路を形成し、作
業の進展に伴い、斜路を除去したり、或いは、第３図又
は第４図に示すように、トンネルＴの中央又は片側に設
けた中央斜路ａ、片側斜路ｂを側方又は反対側に付け直
してトンネルの下半部の掘進に合せていた。
業の進展に伴い、斜路を除去したり、或いは、第３図又
は第４図に示すように、トンネルＴの中央又は片側に設
けた中央斜路ａ、片側斜路ｂを側方又は反対側に付け直
してトンネルの下半部の掘進に合せていた。
従来の２車線の自動車道のトンネルや新幹線のトンネル
（トンネル断面100平方メートル以内）では、上下に分
割施工に際し、下半部の高さは、２メートル前後であっ
たので、掘削ズリで斜路を設け、或いは、除去すること
は容易であった。
（トンネル断面100平方メートル以内）では、上下に分
割施工に際し、下半部の高さは、２メートル前後であっ
たので、掘削ズリで斜路を設け、或いは、除去すること
は容易であった。
しかし、更に、大きい断面（３車線トンネルやリニヤモ
ータカー用トンネル等で100平方メートル以上200平方メ
ートル前後）では、下半部の高さが４〜５メートルにも
なり、斜路を設けると延長40〜50メートルにも達し、ズ
リ量も非常に多くなる。また、斜路の設置、除去にも時
間を要する。
ータカー用トンネル等で100平方メートル以上200平方メ
ートル前後）では、下半部の高さが４〜５メートルにも
なり、斜路を設けると延長40〜50メートルにも達し、ズ
リ量も非常に多くなる。また、斜路の設置、除去にも時
間を要する。
一般にトンネル工事においてコンベヤ等を起伏自在に設
ける技術は知られている。しかしながら、掘進に伴い移
動可能な桟橋装置は従来知られていなかった。
ける技術は知られている。しかしながら、掘進に伴い移
動可能な桟橋装置は従来知られていなかった。
［発明が解決しようとする課題］ したがって、本発明の目的は、トンネル下半部作業中で
も上半部の作業を行うことができ、かつトンネルの掘進
に追従できる移動式桟橋装置を提供するにある。
も上半部の作業を行うことができ、かつトンネルの掘進
に追従できる移動式桟橋装置を提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、上半部（Ａ）と下半部（Ｃ）とに分け
てトンネル（Ｔ）を掘削する際に使用する移動式桟橋装
置において、トンネル（Ｔ）の床面に移動自在に敷設さ
れたレール（Ｒ）上を走行する走行装置（４）を有する
架台（２）よりなる台車（１）を備え、架台（２）の上
面（５）の前縁部および後縁部にはそれぞれ前部桟橋
（10）の後縁部および後部桟橋（11）の前縁部が枢着さ
れ、そしてそれらの桟橋（10、11）にはそれぞれ起伏手
段（13、14）が設けられ、かつ架台（２）とリフトして
レール（Ｒ）を前進させるためのアウトリガー（15）を
設けている。
てトンネル（Ｔ）を掘削する際に使用する移動式桟橋装
置において、トンネル（Ｔ）の床面に移動自在に敷設さ
れたレール（Ｒ）上を走行する走行装置（４）を有する
架台（２）よりなる台車（１）を備え、架台（２）の上
面（５）の前縁部および後縁部にはそれぞれ前部桟橋
（10）の後縁部および後部桟橋（11）の前縁部が枢着さ
れ、そしてそれらの桟橋（10、11）にはそれぞれ起伏手
段（13、14）が設けられ、かつ架台（２）とリフトして
レール（Ｒ）を前進させるためのアウトリガー（15）を
設けている。
［作用効果の説明］ したがって、トンネル上半部の施工に際し、前部桟橋を
上半部上に載置し、例えば材料、機械を後部桟橋から上
面を通して前部桟橋から上半部に移動させる。またこの
ような状態において、下半部の作業に支障がある場合
は、両桟橋を起こして架台を後方に移動させればよい。
その際、前部桟橋は下半部の前に床面に載置すれば良
い。
上半部上に載置し、例えば材料、機械を後部桟橋から上
面を通して前部桟橋から上半部に移動させる。またこの
ような状態において、下半部の作業に支障がある場合
は、両桟橋を起こして架台を後方に移動させればよい。
その際、前部桟橋は下半部の前に床面に載置すれば良
い。
そして、レールを前進させる場合は、アウトリガーで架
台を持ち上げてレールを前進させればよい。
台を持ち上げてレールを前進させればよい。
このように本発明によれば、トンネルの上半部と下半部
との作業を並行して行う事ができ、またレールも架台の
退避に必要な長さの物であれば良く、トンネルの掘進に
合わせてレールを移動させるので、作業性が向上する。
との作業を並行して行う事ができ、またレールも架台の
退避に必要な長さの物であれば良く、トンネルの掘進に
合わせてレールを移動させるので、作業性が向上する。
［実施例］ 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第１図及び第２図において、台車１の架台２には、複数
の車輪３および駆動輪4aを備えた走行装置４を備え、そ
れら車輪３および駆動輪4aは、トンネルＴの床面に移動
自在に敷設されたレールＲ、Ｒにガイドされている。
の車輪３および駆動輪4aを備えた走行装置４を備え、そ
れら車輪３および駆動輪4aは、トンネルＴの床面に移動
自在に敷設されたレールＲ、Ｒにガイドされている。
この架台２の上面５の幅は、後記する前部桟橋10、後部
桟橋11と共に図示しないショベル、ダンプトラック、ジ
ャンボー、その他の自走式機械等のトンネル施工用機械
が通行するのに充分な長さに形成されており、上面５の
一側には運転室６が設けられている。
桟橋11と共に図示しないショベル、ダンプトラック、ジ
ャンボー、その他の自走式機械等のトンネル施工用機械
が通行するのに充分な長さに形成されており、上面５の
一側には運転室６が設けられている。
その上面５の前縁部及び後縁部には、それぞれ前部桟橋
10の後縁部及び後部桟橋11の前縁部が枢着されている。
そして、両桟橋10、11と架台２との間には、起伏手段で
ある前部油圧シリンダ13、後部油圧シリンダ14がそれぞ
れ介装されている。なお、図中の符号15は架台２をリフ
トして車輪３及び駆動輪4aをレールＲから離し、レール
Ｒを前進させるためのアウトリガーである。
10の後縁部及び後部桟橋11の前縁部が枢着されている。
そして、両桟橋10、11と架台２との間には、起伏手段で
ある前部油圧シリンダ13、後部油圧シリンダ14がそれぞ
れ介装されている。なお、図中の符号15は架台２をリフ
トして車輪３及び駆動輪4aをレールＲから離し、レール
Ｒを前進させるためのアウトリガーである。
施工に際し、上半部Ａを施工する際は、台車１を走行し
て上半部Ａに接近し、前部桟橋10を位置10Aに起こして
前端部10aを上半部Ａの端縁A1に載置し、後部桟橋11は
伏せて後端部11aを床面Ｃに載置し、トンネル施工用機
械を後部桟橋11、台車１の上面５及び前部桟橋10により
上半部Ａ側に通行させて施工する。
て上半部Ａに接近し、前部桟橋10を位置10Aに起こして
前端部10aを上半部Ａの端縁A1に載置し、後部桟橋11は
伏せて後端部11aを床面Ｃに載置し、トンネル施工用機
械を後部桟橋11、台車１の上面５及び前部桟橋10により
上半部Ａ側に通行させて施工する。
また、下半部Ｃの施工に支障がある際は、両桟橋10、11
を起こして後方に移動し、前端部10a、後端部11aを床面
Ｃに載置して下半部Ｂの施工用機械を後部桟橋11、台車
１の上面５及び前部桟橋10により下半部Ｂ側に通行させ
る。
を起こして後方に移動し、前端部10a、後端部11aを床面
Ｃに載置して下半部Ｂの施工用機械を後部桟橋11、台車
１の上面５及び前部桟橋10により下半部Ｂ側に通行させ
る。
また、台車１を移動する際は、台車１がレールＲの端部
R1付近にきたら、アウトリガー15を延ばして台車１を自
立し、レールＲを前進させてセットし、更に、台車１を
移動する。なお、移動時は前部桟橋10の前端部10a及び
後部桟橋11の後端部11aを少し起こして行う（例えば後
部桟橋11を位置11Aに起こす）。
R1付近にきたら、アウトリガー15を延ばして台車１を自
立し、レールＲを前進させてセットし、更に、台車１を
移動する。なお、移動時は前部桟橋10の前端部10a及び
後部桟橋11の後端部11aを少し起こして行う（例えば後
部桟橋11を位置11Aに起こす）。
このように本発明では、トンネルの上半部および下半部
の作業を並行して行うことができ、桟橋装置を後退させ
れば下半部の作業の邪魔になることもない。
の作業を並行して行うことができ、桟橋装置を後退させ
れば下半部の作業の邪魔になることもない。
［発明の効果］ 以上の通り本発明によれば、下記の優れた効果を奏す
る。
る。
（ｉ）トンネル上半部と下半部との作業を並行して行う
ことができるので、作業性が向上する。
ことができるので、作業性が向上する。
（ii）桟橋装置が下半部の作業に邪魔になるとき、また
は下半部の前に材料は機械を送るときは後退させれば良
く、その作動も速やかに行うことができる。
は下半部の前に材料は機械を送るときは後退させれば良
く、その作動も速やかに行うことができる。
（iii）アウトリガーにより架台を持ち上げれば、レー
ルを簡単に移動でき、トンネル掘進に追従でき、短いレ
ールで目的を達成できる。
ルを簡単に移動でき、トンネル掘進に追従でき、短いレ
ールで目的を達成できる。
第１図及び第２図は本発明の一実施例を示す側面図及び
正面図、第３図及び第４図はそれぞれ従来のズリによる
斜路を示す平面図である。 １……台車、４……走行装置、10……前部桟橋、11……
後部桟橋、13……前部油圧シリンダ、14……後部油圧シ
リンダ、15……アウトリガー
正面図、第３図及び第４図はそれぞれ従来のズリによる
斜路を示す平面図である。 １……台車、４……走行装置、10……前部桟橋、11……
後部桟橋、13……前部油圧シリンダ、14……後部油圧シ
リンダ、15……アウトリガー
Claims (1)
- 【請求項１】上半部（Ａ）と下半部（Ｃ）とに分けてト
ンネル（Ｔ）を掘削する際に使用する移動式桟橋装置に
おいて、トンネル（Ｔ）の床面に移動自在に敷設された
レール（Ｒ）上を走行する走行装置（４）を有する架台
（２）よりなる台車（１）を備え、架台（２）の上面
（５）の前縁部および後縁部にはそれぞれ前部桟橋（1
0）の後縁部および後部桟橋（11）の前縁部が枢着さ
れ、そしてそれらの桟橋（10、11）にはそれぞれ起伏手
段（13、14）が設けられ、かつ架台（２）とリフトして
レール（Ｒ）を前進させるためのアウトリガー（15）を
設けたことを特徴とする移動式桟橋装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2206775A JPH0768880B2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 移動式桟橋装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2206775A JPH0768880B2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 移動式桟橋装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0492100A JPH0492100A (ja) | 1992-03-25 |
| JPH0768880B2 true JPH0768880B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=16528884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2206775A Expired - Fee Related JPH0768880B2 (ja) | 1990-08-06 | 1990-08-06 | 移動式桟橋装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768880B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5156523B2 (ja) * | 2008-07-29 | 2013-03-06 | 大成建設株式会社 | シールドトンネルにおける搬送システム。 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53143432U (ja) * | 1977-04-18 | 1978-11-13 | ||
| JPS6096500U (ja) * | 1983-12-01 | 1985-07-01 | 石川島播磨重工業株式会社 | トロツコの退避装置 |
| JPH0196419U (ja) * | 1987-12-21 | 1989-06-27 |
-
1990
- 1990-08-06 JP JP2206775A patent/JPH0768880B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0492100A (ja) | 1992-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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