JPH0768764A - シリアルインクジェットプリンタ - Google Patents
シリアルインクジェットプリンタInfo
- Publication number
- JPH0768764A JPH0768764A JP22187893A JP22187893A JPH0768764A JP H0768764 A JPH0768764 A JP H0768764A JP 22187893 A JP22187893 A JP 22187893A JP 22187893 A JP22187893 A JP 22187893A JP H0768764 A JPH0768764 A JP H0768764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delay time
- key
- time
- nozzles
- operated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】各グループ間のノズルの印字位置を一致させる
調整を電気的に行うことにより調整作業の簡単化を図
る。 【構成】ＡＤＪＵＳＴキーを操作してＰＯＷＥＲキーを
操作すると、不揮発性メモリの遅延時間を基準にして、
その遅延時間及びその前後の遅延時間による動作タイミ
ングで各グループ間のノズルを動作して縦直線の往復印
字を行う。この状態でＦＯＮＴキーを操作すると設定す
べき遅延時間を小さくなる方に変更する。またＦＦキー
を操作すると設定すべき遅延時間を大きくなる方に変更
する。そして最後にＯＮ・ＬＩＮＥキーの操作を行うと
そのときの設定すべき遅延時間が不揮発性ＲＡＭに書き
込まれ、新たな遅延時間となる。
調整を電気的に行うことにより調整作業の簡単化を図
る。 【構成】ＡＤＪＵＳＴキーを操作してＰＯＷＥＲキーを
操作すると、不揮発性メモリの遅延時間を基準にして、
その遅延時間及びその前後の遅延時間による動作タイミ
ングで各グループ間のノズルを動作して縦直線の往復印
字を行う。この状態でＦＯＮＴキーを操作すると設定す
べき遅延時間を小さくなる方に変更する。またＦＦキー
を操作すると設定すべき遅延時間を大きくなる方に変更
する。そして最後にＯＮ・ＬＩＮＥキーの操作を行うと
そのときの設定すべき遅延時間が不揮発性ＲＡＭに書き
込まれ、新たな遅延時間となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インクをノズルから吐
出して印字を行うシリアルインクジェットプリンタに関
する。
出して印字を行うシリアルインクジェットプリンタに関
する。
【０００２】
【従来の技術】シリアルインクジェットプリンタは、イ
ンクを吐出する複数のノズルを縦方向に並べた印字ヘッ
ドをキャリアに搭載し、そのキャリアをプラテンに沿っ
て用紙の幅方向に移動制御しつつ前記各ノズルを選択動
作してインクを吐出させ印字を行うようになっている。
ンクを吐出する複数のノズルを縦方向に並べた印字ヘッ
ドをキャリアに搭載し、そのキャリアをプラテンに沿っ
て用紙の幅方向に移動制御しつつ前記各ノズルを選択動
作してインクを吐出させ印字を行うようになっている。
【０００３】このようなインクジェットプリンタではイ
ンクカードリッジから印字ヘッドのインク溜め部へのイ
ンクの供給量の限界から全てのノズルを同時に動作させ
ることができない。このため複数のノズルを配列順に複
数のグループに分け、グループ内のノズルについては同
時に動作させ、各グループ間では時間を遅延して動作す
るようになっている。
ンクカードリッジから印字ヘッドのインク溜め部へのイ
ンクの供給量の限界から全てのノズルを同時に動作させ
ることができない。このため複数のノズルを配列順に複
数のグループに分け、グループ内のノズルについては同
時に動作させ、各グループ間では時間を遅延して動作す
るようになっている。
【０００４】そしてこのように各グループ間で時間を遅
延して動作した場合、キャリアの移動との関係で、例え
ば全てのノズルを動作して縦直線を印字しようとしても
各グループ間で印字位置がずれてしまう。このようなこ
とから印字ヘッドの送り方向に垂直な方向に対してノズ
ルを斜めに傾けて配置し、ノズルを各グループ間で時間
を遅延して動作した場合に少なくともグループの上端あ
るいは下端のノズルについては同一位置でインクの吐出
ができるように調整可能になっている。
延して動作した場合、キャリアの移動との関係で、例え
ば全てのノズルを動作して縦直線を印字しようとしても
各グループ間で印字位置がずれてしまう。このようなこ
とから印字ヘッドの送り方向に垂直な方向に対してノズ
ルを斜めに傾けて配置し、ノズルを各グループ間で時間
を遅延して動作した場合に少なくともグループの上端あ
るいは下端のノズルについては同一位置でインクの吐出
ができるように調整可能になっている。
【０００５】すなわち、従来のシリアルインクジェット
プリンタは、図７に示すように、スライド軸１に移動自
在にキャリア２を設け、このキャリア２に複数のノズル
３，３，…を縦方向に並べた印字ヘッド４を搭載すると
ともにカートリッジホルダ５を搭載し、カートリッジホ
ルダ５にインクを収容したカートリッジ６を保持させて
いる。
プリンタは、図７に示すように、スライド軸１に移動自
在にキャリア２を設け、このキャリア２に複数のノズル
３，３，…を縦方向に並べた印字ヘッド４を搭載すると
ともにカートリッジホルダ５を搭載し、カートリッジホ
ルダ５にインクを収容したカートリッジ６を保持させて
いる。
【０００６】印字ヘッド４にカートリッジ位置決め板７
を取り付け、そのカートリッジ位置決め板７の一端側の
一側面とカートリッジホルダ５との間に板バネ８を介挿
し、そのカートリッジ位置決め板７の一端側の他側面を
キャリア２に取り付けられた調整ネジ９により押圧して
印字ヘッド４、すなわちノズル３の傾きを調整できるよ
うになっている。すなわちノズル列を複数のグループに
分け、各グループ間でノズルを時間的に遅延して動作さ
せるものでは、遅延時間が予め決められており、その遅
延時間に対応するようにノズルの傾きを調整ネジ９によ
り調整するようになっている。
を取り付け、そのカートリッジ位置決め板７の一端側の
一側面とカートリッジホルダ５との間に板バネ８を介挿
し、そのカートリッジ位置決め板７の一端側の他側面を
キャリア２に取り付けられた調整ネジ９により押圧して
印字ヘッド４、すなわちノズル３の傾きを調整できるよ
うになっている。すなわちノズル列を複数のグループに
分け、各グループ間でノズルを時間的に遅延して動作さ
せるものでは、遅延時間が予め決められており、その遅
延時間に対応するようにノズルの傾きを調整ネジ９によ
り調整するようになっている。
【０００７】なお、カートリッジ位置決め板７の他端側
にはキャリア２に取り付けられたスタッド１０が挿入さ
れている。
にはキャリア２に取り付けられたスタッド１０が挿入さ
れている。
【０００８】この従来装置では、予め決められている遅
延時間に合うようにノズルの傾きを調整する必要があ
り、そのためにキャリア２を往復移動させて印字ヘッド
４に縦直線の印字を行わせ、その結果を目視によりチェ
ックし、最適な縦直線印字ができる状態になるまで調整
ネジ９によりノズルの傾きを少しずつ調整して印字し、
目視によるチェックを繰り返し行っていた。
延時間に合うようにノズルの傾きを調整する必要があ
り、そのためにキャリア２を往復移動させて印字ヘッド
４に縦直線の印字を行わせ、その結果を目視によりチェ
ックし、最適な縦直線印字ができる状態になるまで調整
ネジ９によりノズルの傾きを少しずつ調整して印字し、
目視によるチェックを繰り返し行っていた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように調整
ネジ９を操作してノズル３の傾きを機械的に調整するも
のでは、調整作業が面倒でしかも時間がかかる問題があ
り、またこの調整を一般の使用者が行うことは実際上困
難であった。
ネジ９を操作してノズル３の傾きを機械的に調整するも
のでは、調整作業が面倒でしかも時間がかかる問題があ
り、またこの調整を一般の使用者が行うことは実際上困
難であった。
【００１０】そこで本発明は、各グループ間のノズルの
印字位置を一致させる調整を電気的に行うことにより、
調整作業が簡単で、しかも比較的短時間でできるシリア
ルインクジェットプリンタを提供する。
印字位置を一致させる調整を電気的に行うことにより、
調整作業が簡単で、しかも比較的短時間でできるシリア
ルインクジェットプリンタを提供する。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクを吐出
する複数のノズルを縦方向に並べた印字ヘッドをそのノ
ズル列が縦方向に傾斜して配置されるようにキャリアに
搭載し、そのノズル列を配列順に複数のグループに分
け、キャリアをプラテンに沿って用紙の幅方向に移動制
御しつつ各ノズルをグループ毎に同時に選択動作すると
ともに各グループ間で印字位置ずれを補うように時間を
遅延して動作させ、ノズルからのインク吐出により印字
を行うシリアルインクジェットプリンタにおいて、印字
位置ずれを補う遅延時間を可変する時間可変手段と、こ
の時間可変手段の操作によりキャリアに搭載した印字ヘ
ッドのノズル列の傾きに対応した遅延時間を設定する遅
延時間設定手段を設け、遅延時間設定手段により設定し
た遅延時間に基づいてノズル列の各グループ間の動作時
間を遅延することにより各グループの印字位置を一致さ
せることにある。
する複数のノズルを縦方向に並べた印字ヘッドをそのノ
ズル列が縦方向に傾斜して配置されるようにキャリアに
搭載し、そのノズル列を配列順に複数のグループに分
け、キャリアをプラテンに沿って用紙の幅方向に移動制
御しつつ各ノズルをグループ毎に同時に選択動作すると
ともに各グループ間で印字位置ずれを補うように時間を
遅延して動作させ、ノズルからのインク吐出により印字
を行うシリアルインクジェットプリンタにおいて、印字
位置ずれを補う遅延時間を可変する時間可変手段と、こ
の時間可変手段の操作によりキャリアに搭載した印字ヘ
ッドのノズル列の傾きに対応した遅延時間を設定する遅
延時間設定手段を設け、遅延時間設定手段により設定し
た遅延時間に基づいてノズル列の各グループ間の動作時
間を遅延することにより各グループの印字位置を一致さ
せることにある。
【００１２】
【作用】このような構成の本発明においては、時間可変
手段を操作してキャリアに搭載した印字ヘッドのノズル
列の傾きに対応した遅延時間を設定する。これにより各
ノズルは設定された遅延時間に基づいて各グループ単位
で動作タイミングがずれるが、そのタイミングのずれに
よりキャリアの移動、ノズル列の傾きの関係でノズル列
の各グループは同一の印字位置でインクの吐出を行うこ
とになる。
手段を操作してキャリアに搭載した印字ヘッドのノズル
列の傾きに対応した遅延時間を設定する。これにより各
ノズルは設定された遅延時間に基づいて各グループ単位
で動作タイミングがずれるが、そのタイミングのずれに
よりキャリアの移動、ノズル列の傾きの関係でノズル列
の各グループは同一の印字位置でインクの吐出を行うこ
とになる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１４】図１はシリアルインクジェットプリンタの
要部構成を示す斜視図で、インクを吐出する複数のノズ
ルを縦方向に並べた印字ヘッド１１をそのノズル列が縦
方向に傾斜して配置されるようにキャリア１２に着脱可
能に搭載し、そのキャリア１２をプラテン１３に沿って
平行に配置されたスライド軸１４に移動自在に取り付け
ている。前記印字ヘッド１１にはインクを収容したカー
トリッジが一体化されて組み込まれている。
要部構成を示す斜視図で、インクを吐出する複数のノズ
ルを縦方向に並べた印字ヘッド１１をそのノズル列が縦
方向に傾斜して配置されるようにキャリア１２に着脱可
能に搭載し、そのキャリア１２をプラテン１３に沿って
平行に配置されたスライド軸１４に移動自在に取り付け
ている。前記印字ヘッド１１にはインクを収容したカー
トリッジが一体化されて組み込まれている。
【００１５】前記キャリア１２には両側に配置された１
対のプーリ１５ａ，１５ｂ間に掛け渡された無端状のタ
イミングベルト１６が固定され、キャリアモータ１７で
一方のプーリ１５ａを回転駆動し、それによりタイミン
グベルト１６を回動して前記キャリア１２をスライド軸
１４に沿って移動制御するようになっている。
対のプーリ１５ａ，１５ｂ間に掛け渡された無端状のタ
イミングベルト１６が固定され、キャリアモータ１７で
一方のプーリ１５ａを回転駆動し、それによりタイミン
グベルト１６を回動して前記キャリア１２をスライド軸
１４に沿って移動制御するようになっている。
【００１６】前記プラテン１３はその回転軸１３ａの一
端に比較的大径の歯車１８を取り付け、この歯車１８に
紙送りモータ１９の回転軸に取り付けた比較的小径の歯
車２０を歯合している。そして紙送りモータ１９により
プラテン１３を回転させ、そのプラテン１３に巻装され
た用紙２１をキャリア１２の移動方向とは直交する方向
に紙送りするようになっている。
端に比較的大径の歯車１８を取り付け、この歯車１８に
紙送りモータ１９の回転軸に取り付けた比較的小径の歯
車２０を歯合している。そして紙送りモータ１９により
プラテン１３を回転させ、そのプラテン１３に巻装され
た用紙２１をキャリア１２の移動方向とは直交する方向
に紙送りするようになっている。
【００１７】図２は回路構成を示すブロック図で、３１
は制御部本体を構成するＣＰＵ（中央処理装置）、３２
はこのＣＰＵ１１が各部を制御するためのプログラムデ
ータを格納したＲＯＭ（リード・オンリー・メモリ）、
３３は印字データ等の処理データを一時格納するＲＡＭ
（ランダム・アクセス・メモリ）、３４は後述する設定
データ等を格納する不揮発性ＲＡＭ、３５はＡＳＩＣか
らなるコントローラである。
は制御部本体を構成するＣＰＵ（中央処理装置）、３２
はこのＣＰＵ１１が各部を制御するためのプログラムデ
ータを格納したＲＯＭ（リード・オンリー・メモリ）、
３３は印字データ等の処理データを一時格納するＲＡＭ
（ランダム・アクセス・メモリ）、３４は後述する設定
データ等を格納する不揮発性ＲＡＭ、３５はＡＳＩＣか
らなるコントローラである。
【００１８】前記ＣＰＵ３１とＲＯＭ３２、ＲＡＭ３
３、不揮発性ＲＡＭ３４及びコントローラ３５とはバス
ライン３６により電気的に接続されている。
３、不揮発性ＲＡＭ３４及びコントローラ３５とはバス
ライン３６により電気的に接続されている。
【００１９】前記コントローラ３５には、前記印字ヘッ
ド１１、この印字ヘッド１１のホームポジション移動位
置を検出するホームセンサ３７、前記キャリアモータ１
７を駆動するモータドライバ３８、前記キャリアモータ
１７の回転数を検出するエンコーダ３９、前記紙送りモ
ータ１９を駆動するモータドライバ４０、ホストコンピ
ュータに接続されるインターフェースコネクタ４１及び
操作パネル４２がそれぞれ接続されている。
ド１１、この印字ヘッド１１のホームポジション移動位
置を検出するホームセンサ３７、前記キャリアモータ１
７を駆動するモータドライバ３８、前記キャリアモータ
１７の回転数を検出するエンコーダ３９、前記紙送りモ
ータ１９を駆動するモータドライバ４０、ホストコンピ
ュータに接続されるインターフェースコネクタ４１及び
操作パネル４２がそれぞれ接続されている。
【００２０】前記操作パネル４２には、図３に示すよう
に、電源のオン、オフを行うＰＯＷＥＲキー４２ａ、Ｆ
ＯＮＴキー４２ｂ、ＯＮ・ＬＩＮＥキー４２ｃ、ＦＦキ
ー４２ｄ、ＡＤＪＵＳＴキー４２ｅ等が設けられてい
る。
に、電源のオン、オフを行うＰＯＷＥＲキー４２ａ、Ｆ
ＯＮＴキー４２ｂ、ＯＮ・ＬＩＮＥキー４２ｃ、ＦＦキ
ー４２ｄ、ＡＤＪＵＳＴキー４２ｅ等が設けられてい
る。
【００２１】前記印字ヘッド１１は多数のノズルを有す
るが、説明の都合上例えば１２個のノズル１１1 〜１１
12を有し、その各ノズル１１1 〜１１12が印字ヘッドの
送り方向（移動方向）に垂直な方向に対して図５の(a)
に示すように角度θだけ傾斜するように傾きを持ってキ
ャリア１２に搭載されている。そして上から４個のノズ
ル１１1 〜１１4 を１つのグループとし、次の４個のノ
ズル１１5 〜１１8 を１つのグループとし、残りの４個
のノズル１１9 〜１１12を１つのグループとしている。
るが、説明の都合上例えば１２個のノズル１１1 〜１１
12を有し、その各ノズル１１1 〜１１12が印字ヘッドの
送り方向（移動方向）に垂直な方向に対して図５の(a)
に示すように角度θだけ傾斜するように傾きを持ってキ
ャリア１２に搭載されている。そして上から４個のノズ
ル１１1 〜１１4 を１つのグループとし、次の４個のノ
ズル１１5 〜１１8 を１つのグループとし、残りの４個
のノズル１１9 〜１１12を１つのグループとしている。
【００２２】前記印字ヘッド１１をキャリア１２に取付
けた際、あるいはカートリッジのインクが消費されて印
字ヘッド１１を交換した際に必要に応じて前記ＣＰＵ３
１は図４に示すテスト印字処理を行うようになってい
る。すなわちＡＤＪＵＳＴキー４２ｅを押圧した状態で
ＰＯＷＥＲキー４２ａを操作すると、テスト印字処理モ
ードとなり、前記不揮発性メモリ３４に格納されている
各グループ間の動作遅延時間ｔを読出してＲＡＭ３３に
格納すると共にその遅延時間ｔを基準にして前後それぞ
れ２段の遅延時間をＲＡＭ３３に格納する。すなわち動
作遅延時間は例えばＲＯＭ３２に複数段設定されてお
り、例えば設定されている遅延時間ｔ＝ｔ5とすれば、
ｔ3 ，ｔ4 ，ｔ5 ，ｔ6 ，ｔ7 の５段階の遅延時間をＲ
ＡＭ３３に格納する。
けた際、あるいはカートリッジのインクが消費されて印
字ヘッド１１を交換した際に必要に応じて前記ＣＰＵ３
１は図４に示すテスト印字処理を行うようになってい
る。すなわちＡＤＪＵＳＴキー４２ｅを押圧した状態で
ＰＯＷＥＲキー４２ａを操作すると、テスト印字処理モ
ードとなり、前記不揮発性メモリ３４に格納されている
各グループ間の動作遅延時間ｔを読出してＲＡＭ３３に
格納すると共にその遅延時間ｔを基準にして前後それぞ
れ２段の遅延時間をＲＡＭ３３に格納する。すなわち動
作遅延時間は例えばＲＯＭ３２に複数段設定されてお
り、例えば設定されている遅延時間ｔ＝ｔ5とすれば、
ｔ3 ，ｔ4 ，ｔ5 ，ｔ6 ，ｔ7 の５段階の遅延時間をＲ
ＡＭ３３に格納する。
【００２３】そしてＲＡＭ３３に格納された各段の遅延
時間に基づいて各グループのノズルを動作して用紙２１
に縦直線の往復印字を行う。また印字内容を示すメッセ
ージも印字する。
時間に基づいて各グループのノズルを動作して用紙２１
に縦直線の往復印字を行う。また印字内容を示すメッセ
ージも印字する。
【００２４】この状態でキー入力に待機し、もしＦＯＮ
Ｔキー４２ｂの操作があると設定されている遅延時間ｔ
を１段小さく変更する。また、ＦＦキー４２ｄの操作が
あると設定されている遅延時間ｔを１段大きく変更す
る。（時間可変手段） また、ＯＮ・ＬＩＮＥキー４２ｃの操作があるとそのと
きの設定遅延時間ｔを不揮発性ＲＡＭ３４に書き込む。
（遅延時間設定手段） このような構成の実施例装置では、例えば最初不揮発性
メモリ３４に遅延時間ｔ＝ｔ5 が設定されている状態
で、ＡＤＪＵＳＴキー４２ｅを押圧しＰＯＷＥＲキー４
２ａを操作すると、ＲＡＭ３３にｔ3 ，ｔ4 ，ｔ5 ，ｔ
6 ，ｔ7 の５段階の遅延時間がセットされ、各遅延時間
ｔ3 〜ｔ7 に基づいて用紙２１に縦直線の往復印字が行
われる。
Ｔキー４２ｂの操作があると設定されている遅延時間ｔ
を１段小さく変更する。また、ＦＦキー４２ｄの操作が
あると設定されている遅延時間ｔを１段大きく変更す
る。（時間可変手段） また、ＯＮ・ＬＩＮＥキー４２ｃの操作があるとそのと
きの設定遅延時間ｔを不揮発性ＲＡＭ３４に書き込む。
（遅延時間設定手段） このような構成の実施例装置では、例えば最初不揮発性
メモリ３４に遅延時間ｔ＝ｔ5 が設定されている状態
で、ＡＤＪＵＳＴキー４２ｅを押圧しＰＯＷＥＲキー４
２ａを操作すると、ＲＡＭ３３にｔ3 ，ｔ4 ，ｔ5 ，ｔ
6 ，ｔ7 の５段階の遅延時間がセットされ、各遅延時間
ｔ3 〜ｔ7 に基づいて用紙２１に縦直線の往復印字が行
われる。
【００２５】すなわち、遅延時間ｔ3 では先ず上から４
個のノズル１１1 〜１１4 が動作されてインクの吐出が
行われ、続いてｔ3 時間後に次の４個のノズル１１5 〜
１１8 が動作されてインクの吐出が行われ、続いてｔ3
時間後に残りの４個のノズル１１9 〜１１12が動作され
てインクの吐出が行われる。こうして１本の縦直線印字
が行われる。
個のノズル１１1 〜１１4 が動作されてインクの吐出が
行われ、続いてｔ3 時間後に次の４個のノズル１１5 〜
１１8 が動作されてインクの吐出が行われ、続いてｔ3
時間後に残りの４個のノズル１１9 〜１１12が動作され
てインクの吐出が行われる。こうして１本の縦直線印字
が行われる。
【００２６】これをキャリア１２を往路移動させつつ所
定間隔で繰り返し行う。そして往路の印字が終了すると
今度はキャリア１２を復路移動させつつ同様に所定間隔
で繰り返し行う。
定間隔で繰り返し行う。そして往路の印字が終了すると
今度はキャリア１２を復路移動させつつ同様に所定間隔
で繰り返し行う。
【００２７】遅延時間ｔ3 の印字が終了すると今度は遅
延時間をｔ4 にして同様に往復印字させる。
延時間をｔ4 にして同様に往復印字させる。
【００２８】こうして各遅延時間ｔ3 〜ｔ7 に基づく縦
直線の往復印字が終了すると、さらにメッセージの印字
が行われる。こうして図６に示すような印字結果が得ら
れる。
直線の往復印字が終了すると、さらにメッセージの印字
が行われる。こうして図６に示すような印字結果が得ら
れる。
【００２９】そこでオペレータはこの印字内容を見てど
の遅延時間に設定すれば最適印字が可能かを判断する。
すなわちノズル列の傾きに対して設定すべき適切な遅延
時間を印字内容から判断する。
の遅延時間に設定すれば最適印字が可能かを判断する。
すなわちノズル列の傾きに対して設定すべき適切な遅延
時間を印字内容から判断する。
【００３０】例えばノズル１１1 〜１１12の傾きが図５
の(a) に示すようにθの印字ヘッドの場合に図６に示す
印字結果が得られたとすると、遅延時間ｔ＝ｔ5 が最適
な遅延時間と判断し、ＯＮ・ＬＩＮＥキー４２ｃを操作
する。これにより不揮発性メモリ３４に設定される遅延
時間は前と同様の遅延時間ｔ5 となる。
の(a) に示すようにθの印字ヘッドの場合に図６に示す
印字結果が得られたとすると、遅延時間ｔ＝ｔ5 が最適
な遅延時間と判断し、ＯＮ・ＬＩＮＥキー４２ｃを操作
する。これにより不揮発性メモリ３４に設定される遅延
時間は前と同様の遅延時間ｔ5 となる。
【００３１】このようにノズル１１1 〜１１12の傾きが
θの場合には適切な遅延時間はｔ5となり、オペレータ
はキー操作により簡単に遅延時間ｔ5 を設定できる。
θの場合には適切な遅延時間はｔ5となり、オペレータ
はキー操作により簡単に遅延時間ｔ5 を設定できる。
【００３２】そして遅延時間ｔ5 を設定することにより
各グループの一番上のノズル１１1，１１5 ，１１9 は
用紙２１の同一の縦直線上でインクを吐出することにな
る。こうして各グループ間の正確な印字位置決めがで
き、従って最適印字ができる状態となる。
各グループの一番上のノズル１１1，１１5 ，１１9 は
用紙２１の同一の縦直線上でインクを吐出することにな
る。こうして各グループ間の正確な印字位置決めがで
き、従って最適印字ができる状態となる。
【００３３】また、ノズル１１1 〜１１12の傾きが図５
の(b) に示すようにθ＋Δθであった場合は、その傾き
に適した遅延時間はｔでは無く、ｔ＋Δｔと変化する。
の(b) に示すようにθ＋Δθであった場合は、その傾き
に適した遅延時間はｔでは無く、ｔ＋Δｔと変化する。
【００３４】この場合にテスト印字結果から最適印字が
できる遅延時間がｔ7 であると判断した場合には、オペ
レータはＦＦキー４２ｄを２回操作して設定する遅延時
間をｔ5 からｔ7 に変更する。そして最後にＯＮ・ＬＩ
ＮＥキー４２ｃを操作する。これにより不揮発性メモリ
３４にｔ7 という遅延時間が新たに設定されることにな
る。
できる遅延時間がｔ7 であると判断した場合には、オペ
レータはＦＦキー４２ｄを２回操作して設定する遅延時
間をｔ5 からｔ7 に変更する。そして最後にＯＮ・ＬＩ
ＮＥキー４２ｃを操作する。これにより不揮発性メモリ
３４にｔ7 という遅延時間が新たに設定されることにな
る。
【００３５】こうしてノズル列の傾きがｔ＋Δｔの場合
には簡単なキー操作により遅延時間をｔ5 からｔ7 に変
更するのみで、各グループ間の印字位置を一致させるこ
とができる。
には簡単なキー操作により遅延時間をｔ5 からｔ7 に変
更するのみで、各グループ間の印字位置を一致させるこ
とができる。
【００３６】上記１回目のテスト印字で通常は最適な遅
延時間を選択することが可能であるが、もし１回目のテ
スト印字で最適な遅延時間を選択できない場合には不揮
発性ＲＡＭ３４に設定されている現在の遅延時間をＦＯ
ＮＴキー４２ｂ又はＦＦキー４２ｄとＯＮ・ＬＩＮＥキ
ー４２ｃを操作して変更し、再度テスト印字を上記手順
にて実行すればよい。
延時間を選択することが可能であるが、もし１回目のテ
スト印字で最適な遅延時間を選択できない場合には不揮
発性ＲＡＭ３４に設定されている現在の遅延時間をＦＯ
ＮＴキー４２ｂ又はＦＦキー４２ｄとＯＮ・ＬＩＮＥキ
ー４２ｃを操作して変更し、再度テスト印字を上記手順
にて実行すればよい。
【００３７】このようにキー操作により各グループの動
作タイミングを決める遅延時間を電気的に可変して各グ
ループ間の印字位置を一致させるようにしているので、
複数の遅延時間に基づく印字を１度のテスト印字で行う
ことができ、ノズル列の傾きをネジ等の機械的手段によ
り調整し、各調整毎にテスト印字し確認するものに比べ
て調整作業が簡単で、しかも比較的短時間で行うことが
可能となる。従ってユーザサイドでも調整を容易に実行
できる。
作タイミングを決める遅延時間を電気的に可変して各グ
ループ間の印字位置を一致させるようにしているので、
複数の遅延時間に基づく印字を１度のテスト印字で行う
ことができ、ノズル列の傾きをネジ等の機械的手段によ
り調整し、各調整毎にテスト印字し確認するものに比べ
て調整作業が簡単で、しかも比較的短時間で行うことが
可能となる。従ってユーザサイドでも調整を容易に実行
できる。
【００３８】なお、上記実施例の説明においては操作パ
ネルに設けられたＡＤＪＵＳＴキー４２ｅ、ＦＯＮＴキ
ー４２ｂ及びＦＦキー４２ｄを用いて調整作業を行った
がこれに限定されず、他のキーの組合わせにより調整作
業を行うことも可能である。
ネルに設けられたＡＤＪＵＳＴキー４２ｅ、ＦＯＮＴキ
ー４２ｂ及びＦＦキー４２ｄを用いて調整作業を行った
がこれに限定されず、他のキーの組合わせにより調整作
業を行うことも可能である。
【００３９】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、印
字ヘッドの各ノズルを複数のグループに分け、各グルー
プ間で動作タイミングをずらしてノズルからインクを吐
出させて印字を行うものにおいて、各グループ間のノズ
ルの印字位置を一致させる調整を電気的に遅延時間を可
変して行うことにより、調整作業が簡単で、しかも比較
的短時間でできるシリアルインクジェットプリンタを提
供できるものである。
字ヘッドの各ノズルを複数のグループに分け、各グルー
プ間で動作タイミングをずらしてノズルからインクを吐
出させて印字を行うものにおいて、各グループ間のノズ
ルの印字位置を一致させる調整を電気的に遅延時間を可
変して行うことにより、調整作業が簡単で、しかも比較
的短時間でできるシリアルインクジェットプリンタを提
供できるものである。
【図１】本発明の実施例を示す要部斜視図。
【図２】同実施例の回路構成を示すブロック図。
【図３】同実施例の操作パネルのキー構成を示す図。
【図４】同実施例のＣＰＵによるテスト印字処理を示す
流れ図。
流れ図。
【図５】同実施例の印字ヘッドのノズルの傾きと遅延時
間との関係を示す図。
間との関係を示す図。
【図６】同実施例のテスト印字の印字例を示す図。
【図７】従来例を示す要部構成図。
１１…印字ヘッド １１1 〜１１12…ノズル １２…キャリア １３…プラテン ３１…ＣＰＵ（中央処理装置） ３４…不揮発性ＲＡＭ ４２ａ…ＰＯＷＥＲキー ４２ｂ…ＦＯＮＴキー ４２ｃ…ＯＮ・ＬＩＮＥキー ４２ｄ…ＦＦキー ４２ｅ…ＡＤＪＵＳＴキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｊ 3/10 １０１ Ｆ １０６ Ｌ
Claims (1)
- 【請求項１】 インクを吐出する複数のノズルを縦方向
に並べた印字ヘッドをそのノズル列が縦方向に傾斜して
配置されるようにキャリアに搭載し、そのノズル列を配
列順に複数のグループに分け、前記キャリアをプラテン
に沿って用紙の幅方向に移動制御しつつ前記各ノズルを
グループ毎に同時に選択動作するととともに各グループ
間で印字位置ずれを補うように時間を遅延して動作さ
せ、ノズルからのインク吐出により印字を行うシリアル
インクジェットプリンタにおいて、前記印字位置ずれを
補う遅延時間を可変する時間可変手段と、この時間可変
手段の操作により前記キャリアに搭載した印字ヘッドの
ノズル列の傾きに対応した遅延時間を設定する遅延時間
設定手段を設け、前記遅延時間設定手段により設定した
遅延時間に基づいてノズル列の各グループ間の動作時間
を遅延することにより各グループの印字位置を一致させ
ることを特徴とするシリアルインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22187893A JPH0768764A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | シリアルインクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22187893A JPH0768764A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | シリアルインクジェットプリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0768764A true JPH0768764A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16773602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22187893A Pending JPH0768764A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | シリアルインクジェットプリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768764A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2002062581A1 (ja) * | 2001-02-06 | 2004-06-03 | オリンパス株式会社 | 画像形成装置 |
| US11724498B2 (en) | 2020-12-11 | 2023-08-15 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Liquid ejection device and image forming apparatus |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP22187893A patent/JPH0768764A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2002062581A1 (ja) * | 2001-02-06 | 2004-06-03 | オリンパス株式会社 | 画像形成装置 |
| US11724498B2 (en) | 2020-12-11 | 2023-08-15 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Liquid ejection device and image forming apparatus |
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