JPH0768222A - 小包を処理するためのシステムおよび方法 - Google Patents

小包を処理するためのシステムおよび方法

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JPH0768222A
JPH0768222A JP5209470A JP20947093A JPH0768222A JP H0768222 A JPH0768222 A JP H0768222A JP 5209470 A JP5209470 A JP 5209470A JP 20947093 A JP20947093 A JP 20947093A JP H0768222 A JPH0768222 A JP H0768222A
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    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
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    • G06V10/98Detection or correction of errors, e.g. by rescanning the pattern or by human intervention; Evaluation of the quality of the acquired patterns
    • G06V10/987Detection or correction of errors, e.g. by rescanning the pattern or by human intervention; Evaluation of the quality of the acquired patterns with the intervention of an operator

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Abstract

(57)【要約】 【目的】OCRを利用した小包の自動分類率を向上させ
ること。 【構成】宛先住所ブロックを含むラベル付きの小包と少
なくとも宛先住所ブロックを含む発送命令とをOCRで
スキャンし、この宛先住所ブロックに応じて当該小包を
自動的に分類する主ラインのプロセスに加えて、この主
ラインで認識できなかった小包を回復させるオフライン
のプロセスを設け、このオフラインのプロセスでラベル
と発送命令のスキャン済みイメージ相互間のファジー・
キー・マッチングを行い、再試行が成功する場合は、当
該小包を主ラインへ分岐させ、再試行が成功しない場合
には、操作員に対し当該小包の手動的回復を行うように
指示するとともに、当該小包を主ラインへ分岐させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小包の自動化処理に係
り、さらに詳細に説明すれば、小包のラベル内にある情
報を認識するために光学式文字認識(OCR)の処理を
改良されたモードで使用して、小包の分類および追跡を
容易にするためのシステムおよび方法に係る。
【0002】
【従来の技術】今日では、各国の公共郵便サービスおよ
び宅配便業者によって、非常に多数の小包が配送されて
いる。このような小包の配送は、郵便事業の中でもっと
も成長率の高い分野であり、事実、各国における成長率
は毎年2桁に達している。
【0003】このように多量で且つ急速に増大する小包
を扱うために、自動化手段を利用する幾つかの方法が制
限的な動作環境に導入され、実験されてきた。現在で
は、小包の分類の殆ど全ては手動的に行われている。自
動化技術を導入しようとする幾つかの試みは、主とし
て、コンベア・ベルトの近傍に操作員用の作業ステーシ
ョンを設けることに向けられている。すなわち、ラベル
が上を向くように手動的に操作された小包が、この作業
ステーションに座っている操作員の目の前を通過すると
き、操作員はラベルを観察して、少なくともこの小包に
対応する郵便番号の情報を入力しなければならない。そ
の後、この小包は、分類用のコンベア・ベルトへ分岐さ
せることができる。
【0004】この操作員を補助する分類モードは、人間
工学的要素や、精度や、生産性等の点で問題がある。生
産性は、1操作員の1作業時間当たり数百個の小包に制
限される。操作員は住所ラベルを見るために首を伸ばさ
なければならず、また「生産ライン」と同等の圧力下
で、誤った分類データを入力することが多い。一般的に
言えば、操作員に全面的に依存するこのような動作は,
入力可能なデータが制限されるという点で不利である。
したがって、(宛先地区の配送所または分配ハブにおけ
る配送小包の分類に必要な、完全な住所、顧客および受
取人フィールドの如き)追跡情報は、1回の符号化では
獲得することができない。かかる追跡情報に関する制限
は、配送網を通しての小包の進行を積極的に監視し且つ
確認するという、小包を追跡するための重要な要件に影
響する。
【0005】前述の操作員を補助する分類モードの代替
方法は、ラベル上の幾つかまたは全ての情報をバー・コ
ード化する、というものである。もし、これを顧客の場
所で行うことができれば、分類プロセスを自動化するこ
とができよう。しかしながら、適正な品質基準を維持す
るために、この代替方法は、殆どの顧客が持っていない
ような特殊なソフトウエアや印刷能力を必要とする。一
方、発送地区の配送所(以下単に「発送地区」とも称
す)でラベルをバー・コード化するようにすると、これ
が作業上の隘路となり、かくて前述のような操作員に全
面的に依存する環境が再び作り出されてしまう。配送の
ために小包が郵便局へ持込まれるような通常の方法で
は、即時のバー・コーデイングは不可能であり、郵便係
がこれを行うようにすると利用者を長時間待たせること
になろう。
【0006】小包の分類とOCR技術とを組み合わせれ
ば、当該分野における技術水準の格段の進歩が得られる
とともに、小包の配送産業に重要な経済的影響を与える
であろう。過去20年の間、OCRは、封書等の郵便物
の自動分類を可能にする方法として発展してきた。この
ようなOCRを利用した自動的な郵便物処理方法の1例
が、米国特許第5,031,223号に開示されてい
る。本明細書では、この米国特許の開示内容を援用す
る。
【0007】理想的な状況における小包の分類は、概念
的に下記の複数の段階に分けることができる。
【0008】段階1(イメージ・スキャンおよび獲
得):これは主としてハードウエアの仕事であり、小包
の上面をスキャンしてそこに印刷されている文字を電子
ファクシミリへ変換し、これを計算機化されたロジック
で処理できるようにする。
【0009】段階2(イメージ・データの分析):電子
ファクシミリ中の情報のうち、特に関心のある領域を求
める。
【0010】段階3(イメージ・データの解釈):市町
村郡、街路名および受取人名を含むような、宛先に対応
する住所ブロック中の情報フィールドを画定および解釈
する。
【0011】段階4(小包の分類):段階3で得られた
情報を用いて、小包の配送を容易にするような所望のレ
ベルまで、これらの小包を機械的に分類する。
【0012】段階2および3において、郵便物処理シス
テムは、小包の上面で普通の「妨害」に遭遇するとして
も、住所情報の位置を見いだすために複雑な「パターン
認識およびマッチング」を実行しなければならない。一
旦、住所情報の位置が決定され、文字情報フィールドが
識別され且つ光学的に認識されると、その構成要素であ
る住所フィールドを(非定形フォーマットまたは住所に
無関係な情報が存在しようとも)確実に見いださなけれ
ばならない。このことは、最初から高度に正確なOCR
を遂行しなければならないことを意味する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ラベルの属性を使用す
る場合、グレイ・レベルおよびコントラスト強化技術を
使用してラベルを位置づけることができるような、見込
みのある幾つかの方法が存在する。しかしながら、仮に
ラベルが位置づけられ且つそのイメージがデスキューさ
れたとしても、光学レンズから1メートル以上離れてい
る小包から、一貫性のある、クリアで、分解能の高いイ
メージを得ることは、現技術水準では困難である。これ
はOCRの品質を退化させ、またこれが郵便小包読取り
用のOCRに接近して置かれていたとしても、文字を誤
読する傾向があるばかりか、住所ブロック中のラインを
識別することが困難となる場合もある。小包をスキャン
する際のOCRの信頼度が低いという理由で、小包を分
類するためにOCRのみの使用を基礎とするシステム
は、まだ実用化されていない。
【0014】したがって、本発明の目的は、OCRを利
用した小包分類の信頼度を商業的に利用可能なレベルま
で改良するようにした、システムおよび方法を提供する
ことにある。
【0015】本発明の他の目的は、追跡を容易にするた
めに住所ラベル中の全ての情報フィールドを獲得するよ
うにした、システムおよび方法を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、イメージ品質が低下
するとしても、小包を離れた場所からスキャンするとと
もに、その結果を用いて小包の自動的な分類が行えるよ
うにすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の前記および他の
目的は、本明細書に開示する小包ラベルのイメージの処
理を改良するためのシステムおよび方法によって達成さ
れる。小包の物理的な取扱い作業およびこれを支援する
事務処理(paperwork)チャネルは、インタロ
ック用の「イメージ・バックボーン」を与えられる。そ
れぞれの小包および事務処理用イメージ・オブジェクト
を利用すると、小包の分類動作を自動化することができ
る。このシステムまたは方法は「順向イメージ獲得」
(Proactive Image Acquisit
ion:以下「PIA」と略す)と呼ばれ、小包の自動
分類におけるコストおよび性能を著しく改善する。ここ
で、本明細書で「事務処理」という一般用語は,至急小
包のセッテイングにおいてPIAを定義するために、
「発送命令」型の文書によって類型化される。郵便小包
についてPIAが適用される場合、発送命令に続いてP
IAが導入される。
【0018】特に、本発明の小包を処理するための方法
は、宛先住所ブロック付きのラベルを有する小包ととも
に、少なくとも前記宛先住所ブロックを含む発送命令を
受取り、前記小包のラベルおよび前記発送命令をOCR
でスキャンして前記小包を処理するため、主ラインの自
動化プロセスおよび該主ラインで認識されない小包を回
復するオフラインのプロセスを含み、前記オフラインの
プロセスにおいて、前記ラベルのスキャン・イメージと
前記発送命令のスキャン・イメージとの間で自動的なフ
ァジー・キー・マッチングを行うステップと、再試行が
成功する場合には、当該小包を前記主ラインのプロセス
へ分岐させるステップと、再試行が成功しない場合に
は、操作員に対し小包の手動回復を指示するとともに、
当該小包を前記主ラインのプロセスへ分岐させるステッ
プとを含むことを特徴としている。
【0019】更に詳細に説明すれば、本発明の小包を処
理するための方法は、少なくとも宛先地区を指定する第
1のルーテイング部分および少なくとも受取人を指定す
る第2のルーテイング部分から構成される宛先住所ブロ
ック付きのラベルを有する小包とともに、少なくとも前
記宛先住所ブロックを含む発送命令を受取り、前記小包
のラベルおよび前記発送命令をOCRでスキャンして前
記小包を処理するため:前記小包の発送地区で、前記ラ
ベル上にある前記宛先住所ブロックの第1のイメージお
よび前記発送命令上にある前記宛先住所ブロックの第2
のイメージを捕捉するステップと、前記小包および前記
発送命令を識別タグでマークするステップと、前記第1
のイメージを分析して前記宛先地区を表す第1の信号を
発生するステップと、前記宛先地区へ運搬するために、
前記発送地区で、前記第1の信号に応答して前記小包を
分類するステップと、前記小包を前記宛先地区へ運搬す
るステップと、前記第1のイメージをさらに分析して前
記受取人を表す第2の信号を発生するステップと、前記
第2の信号を前記宛先地区へ伝送するステップと、前記
小包を前記宛先地区の配送所で受取り、前記識別タグを
読取って前記小包および前記発送命令を識別するととも
に、前記受取人へ配送するために前記第2の信号に応答
して前記小包を分類するステップとを含み、前記第1の
イメージを分析して前記第2の信号を発生するステップ
が、前記第1および第2のイメージのファジー・キー・
マッチングを自動的に行うステップを含んでいることを
特徴としている。
【0020】
【実施例】本明細書の以下の記述は、1992年9月2
5日に欧州特許局へ出願された欧州特許出願第9248
0134.3号の開示内容を含んでいる。
【0021】各小包に関連付けられる事務処理チェーン
は、通常は郵便局(または宅配便業者)の要請に応じて
顧客によって作成される文書を反映し、小包の宛先や請
求明細を確認したり、追跡等を可能にするためのもので
ある。事務処理の中核は「発送命令」であり、これは発
送者名/受取人名や、重さやサイズ等の請求明細を含ん
でいる。この発送命令は、周知の電子データ交換、デイ
スケットまたは主に小包に付随する紙の形態で送られ
る。PIAは、以下のようにして小包のルーテイングお
よび事務処理のエントリに適用される。
【0022】一般的に説明すれば、ラベルの処理では、
全ての文字またはバー・コード化されたイメージを、機
械で読取り可能なデータへ変換することが試みられる。
各動作の実際の優先性は、動作環境および顧客の制約に
よって異なる。しかしながら、PIAのこの段階で分類
および追跡データが獲得されるものと仮定すると、以下
の情報がラベルから解明されることになる。
【0023】宛先地区の配送所(郵便番号または部分的
な郵便番号) 配送すべき街路番号および受取人名 発送者名(追跡のため) PIAプロセスの全体は、図1に概略的に示されてい
る。
【0024】PIAが基礎をおいているのは、小包と発
送命令とのイメージ・スキャンをできるだけ早い機会に
獲得することである。小包については、これは小包が発
送地区、すなわち発送地区の郵便局(または配送所)へ
持込まれた直後となる傾向があり、紙の形態の発送命令
については、これが発送地区のピックアップに到着する
時点となる傾向がある。一旦、イメージが獲得される
と、PIAシステムは、非常に高速の自動認識を行って
再キーイングの生産性を著しく向上させることができ
る。これがPIAシステムの効率が高い所以である。
【0025】イメージの高機能処理のために必要な解像
度は、1インチあたりほぼ200ドット(dpi)で、
4ビットのグレー・レベルを有するものである。小包の
表面は縦横ともに60cmであるから、光学的およびデ
ータ処理技術の両方の観点からすれば、解像度の高いイ
メージ・スキャンを獲得するのは困難である。したがっ
て、PIAシステムに入力されるラベル・イメージの品
質が、標準的なOCR処理を許容するに十分な鮮鋭度を
持っていないものと仮定するのが無難である。
【0026】小包の自動分類を妥当な率で行うため、P
IAシステムは、通常のOCR方法を先験的データ、す
なわちアプリオリ・データで補充することにより、「光
学的文字ラベル識別」を行う。これは、使用中にDOC
R(Deferred processing of
OCR scanned mail:OCRでスキャン
された郵便物の据置き処理)および知識ベース型の操作
員補助による曖昧さ除去・妥当性検査プロセス(前掲の
米国特許第5,031,223号参照)へ統合的に結合
されるような、PIAシステムの中心部分である。
【0027】説明の便宜上、DOCRプロセスのステッ
プ全般を以下にリストする。
【0028】1.小包が入力され、通常のOCR装置に
よってスキャンされる。これにより、住所の市町村郡/
都道府県/郵便番号のラインが解明されるので、この段
階で宛先地区の郵便局を特定することが可能となる。次
いで、各小包は識別番号で以てバー・コード化され、そ
の宛先地区の郵便局へ移送される。
【0029】2.住所ブロックのイメージ・スキャン
(これは住所情報のうち残りの3−4行を含む)が捕捉
され、圧縮された後、前述の識別番号と関連付けてデイ
スクに記憶される。
【0030】3.物理的な小包が(トラック、汽車、飛
行機または同じ郵便局の運搬車等を介して)宛先地区に
あるそれぞれの郵便局へ移送されている間、これらの小
包の住所ブロック・イメージは、発送地区または遠隔地
区に設置された専用ワークステーションでオフライン的
に処理される。
【0031】ワークステーションでは、各住所ブロック
・イメージを処理して、次のようにして配送順序まで分
類を細分化する。
【0032】a.ワークステーシヨンまたはLANサー
バ・プロセッサで、当該住所ブロックの残りの3−4行
についてオフライン式のOCRが行われる。
【0033】b.この住所データは、郵便局の知識ベー
スを利用して調べられる。もし、明白なOCRの誤読が
なければ、システムは以下のことを行う。
【0034】− 受取人名を含む全ての住所フィールド
の妥当性検査とクロス・チェックを行う。
【0035】− 不完全な住所のような、住所に関する
すべての曖昧さを解明する。
【0036】− 建物内の配送順序を決定する。
【0037】c.もし、OCRの誤読があれば、システ
ムは以下のことを行う。
【0038】− スペル検査用アルゴリズムを使用し
て、OCRの誤読内容を訂正する。この訂正 候
補の情報を、原イメージとともに、ワークステーション
の操作員に表示する。 操作員は、最終的な訂正
の決定を行う。このようにすると、操作員は再キーイン
ングによって住所を訂正する必要がないから、
キー・ストロークを省略すること ができるばか
りか、操作員のエラーをも防止することができる。
【0039】− 知識ベースを使用して、不完全な住所
データの曖昧さを除去する。
【0040】4.ステップ3の完了時には、当該小包を
その配送順序まで機械で分類するに必要な全ての住所デ
ータが、解明されている筈である。次いで、この情報は
発送地区の郵便局によって一括処理され、高速の通信ネ
ットワークを介して宛先地区にあるそれぞれの郵便局へ
伝送される。
【0041】5.物理的な各小包が前もってバー・コー
ド化された識別番号を付けて宛先地区の郵便局へ到着す
るとき、その住所情報は当該小包と再び関連付けられ
る。したがって、この物理的な小包はその分類情報と一
体となって到着するので、その分類を完全な配送順序ま
で細分化することができる。
【0042】以下では、まず至急小包のセッテイングの
例を取って、PIAシステムを説明する。
【0043】至急小包の適用業務では、各小包に発送命
令が付随しており、この発送命令には発送者名、受取人
名および請求明細情報が含まれる。「光学的文字ラベル
識別」プロセスのために、発送命令が発送地区に到着す
ると、これはすぐにフラットベッド・スキャナでスキャ
ンされてシステムへ入力される。これらの発送命令は、
OCRおよび知識ベース型の操作員補助による曖昧さ除
去・妥当性検査プロセスを介して、機械で読取り可能な
情報へ変換される。かくて、これらの発送命令は、「光
学的文字ラベル識別」プロセスを駆動するためのデータ
ベースとなる。
【0044】かかる発送命令のデータベースは、有効な
ラベルを識別するためのデイレクトリとして使用され
る。スキャンされ且つOCRで完全に読取られなかった
各小包ラベルの識別情報を回復するため、OCRによる
当該ラベルの誤読結果は、発送命令のデイレクトリに対
するファジー・マッチング用のキーとして使用される。
このプロセスは、図2に示されている。発送命令とのマ
ッチングは、光学文字のイメージを機械で読取り可能な
シンボル(英数字)へ直接的にマッピングすることに基
づくラベルの内容の解明ではなく、ラベルを認識/識別
することと実質的に同じである。このように特定の発送
命令に対するファジー・キー・マッチングを行うことに
より、分類および追跡に必要なラベルの指定された構成
データ(発送者名、受取人名および住所)が獲得され
る。
【0045】同様に、OCRで読取れないラベルのDO
CRによる予測性再キーイングは発送命令のデータベー
スへ結合され、これにより知識ベース型の操作員補助に
よる曖昧さ除去・妥当性検査プロセスのうちの予測性キ
ーイングの側面がさらに増強される。
【0046】図3には、郵便局から郵送される小包に対
するこの増強されたPIAプロセスが示されている。郵
便局から郵送される通常の小包については、PIAは、
郵便局のカウンタ・トップへブリッジする。これは、
「光学的文字ラベル識別」プロセスを駆動するために後
で使用される、そのアプリオリ情報(ルックアヘッド)
を得るためである。このアプリオリ情報を得るには、郵
便小包が郵便局へ持込まれるとき、そのラベルを(手動
スキャナまたは計量機へ接続されたオーバーヘッド・ス
キャナを介して)単にスキャンすればよい(ロジステイ
ックな問題を考慮して、DOCRプロセス中でラベルを
スキャンするとき小包上にバー・コードを付与すると、
当該小包を後にスキャンして自動分類する際の識別が容
易となる。)。暫くの間、郵便局のカウンタで変換され
たラベル・イメージは、発送命令が至急小包シナリオに
あったかのようにして処理され、かくてその日の後で行
われるリアルタイム式の小包分類プロセスの間にスキャ
ンされるような、全てのラベルのデイレクトリを与え
る。分類中の小包は、「光学的文字ラベル識別」プロセ
スのファジー・マッチングまたはオプションのDOCR
プロセス中に識別バー・コードを介して識別される。
【0047】もし、発送地区で最初に宛先郵便番号の2
−3桁だけが捕捉され且つ市町村郡の名称で以てその妥
当性が検証されれば、PIAの最大のコスト対効果比が
得られる。残りの全ての郵便番号、街路番号名/番号、
受取人名および発送者名/住所は、DOCRプロセスと
して解明される。小包が移送中であり且つ宛先地区の配
送所でラベル全体の「光学的文字ラベル識別」プロセス
を駆動する準備が完了している間、このプロセスは「移
送時間」(前掲の米国特許第5,031,223号参
照)を用いて、発送命令OCR/知識ベース型の操作員
補助による曖昧さ除去・妥当性検査プロセスを完了す
る。最初の宛先分類判断(郵便番号の2−3桁)も、こ
の知識ベース型の操作員補助による曖昧さ除去・妥当性
検査プロセスを利用して行われることになろう。テスト
結果によれば、このプロセスは、図4の「到着小包の分
類」判断に入る2400個の小包/操作員/時間を支援
することができる。
【0048】図5は、PIAシステムの流れ図を示す。
アプリオリ情報のデイレクトリは、スキャン装置100
を介してイメージを獲得することにより、コンパイルさ
れる。スキャン装置100は、フラットベッド・スキャ
ナ、ファックスまたは電子データ交換源のいずれでもよ
い。その目的は、後で小包ラベルとして遭遇するよう
な、住所情報の全体の必須部分をコンパイルすることで
ある。至急小包に関する説明中の例では、かかる情報は
発送命令から導かれる。
【0049】カウンタ上の郵便小包に対するシナリオで
は、高品質のイメージを与える可搬式または固定式スキ
ャナを使用する郵便係によって、ラベルが最初に1つず
つスキャンされる。これらのイメージはOCRで読取ら
れるか、または知識ベース型の操作員補助による曖昧さ
除去・妥当性検査プロセスへ与えられる。これは、至急
小包のシナリオにおいて発送命令が役割を果たすように
するためである。
【0050】電子式データ交換を除く全ての現状況にお
いて、スキャン装置100により獲得される情報はイメ
ージ形式であり、電子式ストア200へ与えられ、そこ
でプロセッサ300により処理される。プロセッサ30
0は、ソフトウエアOCRを呼出して、文字のイメージ
を機械で読取り可能な形式へ変換する。OCRの処理に
合格しないようなフィールドは、LAN500上の操作
員用ステーション400へ与えられ、そこで知識ベース
型の操作員補助による曖昧さ除去・妥当性検査プロセス
が遂行される。操作員の再キーイングによるOCR出力
の訂正および妥当性検査は、記憶装置600に常駐する
顧客デイレクトリおよび郵便番号デイレクトリをアクセ
スして行われる。この結果として得られる、発送命令の
機械で読取り可能な要約は「光学的文字ラベル識別」プ
ロセス用の付帯データとして、表の形式で示された内容
を追加されて記憶装置200に記憶される。
【0051】小包のラベル・データは,スキャン装置7
00からシステムに入力される。このラベルのイメージ
はプロセッサ300へ送られ、そこでソフトウエアOC
Rによって処理される。前述したような理由で、認識品
質は高い認識率を与えないことが予測される。したがっ
て、スキャン装置700がイメージを変換する場合、プ
ロセッサ300で遂行されるOCRの品質は、自動分類
に必要なレベル以下まで減少されよう。これを回復する
には、プロセッサ300中で発送命令(または郵便局の
カウンタでスキャンされたラベル)を介してファジー・
マッチングを呼出せばよい。このファジー・マッチング
は、機械で読取り可能な形式へアプリオリに変換され且
つ記憶装置200に記憶されているデータとの間で行わ
れるものである。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、小包に
付されたラベルと発送命令のイメージ・スキャン相互間
でファジー・キー・マッチングを行うことにより、自動
分類プロセスに合格しなかった小包を回復させることが
できるので、全体として小包分類の自動化率を格段に向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】至急小包に適用した場合の本発明のPIAシス
テムを示す図である。
【図2】PIAシステムにおける光学式文字ラベル識別
プロセスの要部であるファジー・マッチング・プロセス
を示す図である。
【図3】郵便局のカウンタへ小包を置くようにした通常
の郵便局へ適用されるPIAシステムを示す図である。
【図4】PIAおよび光学的文字ラベル識別が移送時間
処理ウインドウの間に行われる場合の、ロジステイック
・ステップのシーケンスを示す図である。
【図5】PIAシステムの流れ図である。
【符号の説明】 100・・・・・フラットベッド・スキャナ 200・・・・・電子式ストア 300・・・・・プロセッサ 400・・・・・操作員ステーション 500・・・・・LAN 600・・・・・記憶装置 700・・・・・スキャナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも宛先地区を指定する第1のルー
    テイング部分および少なくとも受取人を指定する第2の
    ルーテイング部分から構成される宛先住所ブロック付き
    のラベルを有する小包とともに、少なくとも前記宛先住
    所ブロックを含む発送命令を受取り、前記小包のラベル
    および前記発送命令をOCRでスキャンして前記小包を
    処理するための方法であって:前記小包の発送地区で、
    前記ラベル上にある前記宛先住所ブロックの第1のイメ
    ージおよび前記発送命令上にある前記宛先住所ブロック
    の第2イメージを捕捉するステップと;前記小包および
    前記発送命令を識別タグでマークするステップと;前記
    第1のイメージを分析して前記宛先地区を表す第1の信
    号を発生するステップと;前記宛先地区へ運搬するため
    に、前記発送地区で、前記第1の信号に応答して前記小
    包を分類するステップと;前記小包を前記宛先地区へ運
    搬するステップと;前記第1のイメージをさらに分析し
    て前記受取人を表す第2の信号を発生するステップと;
    前記第2の信号を前記宛先地区へ伝送するステップと;
    前記小包を前記宛先地区の配送所で受取り、前記識別タ
    グを読取って前記小包および前記発送命令を識別すると
    ともに、前記受取人へ配送するために前記第2の信号に
    応答して前記小包を分類するステップとを含み;前記第
    1のイメージを分析して前記第2の信号を発生するステ
    ップが、前記第1および第2のイメージのファジー・キ
    ー・マッチングを自動的に行うステップを含んでいるこ
    とを特徴とする、小包を処理するための方法。
  2. 【請求項2】前記第1のイメージを分析して前記第1の
    信号を発生するステップが、前記第1および第2のイメ
    ージのファジー・キー・マッチングを自動的に行うステ
    ップを含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の
    小包を処理するための方法。
  3. 【請求項3】宛先住所ブロック付きのラベルを有する小
    包とともに、少なくとも前記宛先住所ブロックを含む発
    送命令を受取り、前記小包のラベルおよび前記発送命令
    をOCRでスキャンして前記小包を処理するため、主ラ
    インの自動化プロセスおよび該主ラインで認識されない
    小包を回復するオフラインのプロセスを含む方法であっ
    て:前記オフラインのプロセスにおいて、前記ラベルの
    スキャン・イメージと前記発送命令のスキャン・イメー
    ジとの間で自動的なファジー・キー・マッチングを行う
    ステップと;再試行が成功する場合には、当該小包を前
    記主ラインのプロセスへ分岐させるステップと;再試行
    が成功しない場合には、操作員に対し小包の手動回復を
    指示するとともに、当該小包を前記主ラインのプロセス
    へ分岐させるステップと;を含むことを特徴とする、小
    包を処理するための方法。
  4. 【請求項4】少なくとも宛先地区を指定する第1のルー
    テイング部分および少なくとも受取人を指定する第2の
    ルーテイング部分から構成される宛先住所ブロック付き
    のラベルを有する小包とともに、少なくとも前記宛先住
    所ブロックを含む発送命令を受取り、前記小包のラベル
    および前記発送命令をOCRでスキャンして前記小包を
    処理するためのシステムであって:前記小包の発送地区
    で、前記ラベル上にある前記宛先住所ブロックの第1の
    イメージおよび前記発送命令上にある前記宛先住所ブロ
    ックの第2のイメージを捕捉する手段と;前記小包およ
    び前記発送命令を識別タグでマークする手段と;前記第
    1のイメージを分析して前記宛先地区を表す第1の信号
    を発生する手段と;前記宛先地区へ運搬するために、前
    記発送地区で、前記第1の信号に応答して前記小包を分
    類する手段と;前記小包を前記宛先地区へ運搬する手段
    と;前記第1のイメージをさらに分析して前記受取人を
    表す第2の信号を発生する手段と;前記第2の信号を前
    記宛先地区へ伝送する手段と;前記小包を前記宛先地区
    の配送所で受取り、前記識別タグを読取って前記小包お
    よび前記発送命令を識別するとともに、前記受取人へ配
    送するために前記第2の信号に応答して前記小包を分類
    する手段とを備え;前記第1のイメージを分析して前記
    第2の信号を発生する手段が、前記第1および第2のイ
    メージのファジー・キー・マッチングを自動的に行う手
    段を含んでいることを特徴とする、小包を処理するため
    のシステム。
  5. 【請求項5】前記第1のイメージを分析して前記第1の
    信号を発生する手段が、前記第1および第2のイメージ
    のファジー・キー・マッチングを自動的に行う手段を含
    んでいることを特徴とする、請求項4に記載の小包を処
    理するためのシステム。
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