JPH0768079A - 全自動洗濯機の回転制御機構 - Google Patents

全自動洗濯機の回転制御機構

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Publication number
JPH0768079A
JPH0768079A JP21672193A JP21672193A JPH0768079A JP H0768079 A JPH0768079 A JP H0768079A JP 21672193 A JP21672193 A JP 21672193A JP 21672193 A JP21672193 A JP 21672193A JP H0768079 A JPH0768079 A JP H0768079A
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JP
Japan
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clutch
shaft
fan shaft
housing
rotation
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21672193A
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English (en)
Inventor
Shigeo Yamamoto
繁雄 山本
Shunei Goto
俊英 後藤
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0768079A publication Critical patent/JPH0768079A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転制御機構の簡略化、コンパクト化を図
る。 【構成】 2方向2段クラッチAは内外径にそれぞれ2
方向クラッチ部を有するもので、軸方向に所定の間隔を
隔てて対向配置された一対の固定輪1、一対の固定輪1
間に組込まれ、固定輪1に対し回転方向に揺動移動可能
な可動輪2、固定輪1および可動輪2の内径部に形成さ
れた複数の内側カム溝1a、2aに配された複数の内側
ローラ3a、外径部に形成された複数の外側カム溝1
b、2bに配された複数の外側ローラ3bを主要な要素
として構成される。内側ローラ3aの内径にはファン軸
5が挿通され、外側ローラ3bの外径には筒状スリーブ
6を介してハウジング6’が外挿される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動洗濯機において
洗濯脱水槽の回転制御を行なう回転制御機構に関し、詳
しくは、ファン軸に対する筒状槽軸の正逆両回転方向の
ロック又は空転制御機能と、ハウジングに対する筒状槽
軸の正逆両回転方向のロック又は空転制御機能とを同時
に備えた2方向2段クラッチを用いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】全自動洗濯機では洗濯物の洗い・すすぎ
(洗濯)および脱水が一つの洗濯脱水槽で行なわれるた
め、洗濯脱水槽は洗濯時は停止し、脱水時にのみ回転す
るようになっている。この洗濯脱水槽の回転制御は、そ
の底面中央部から下方に延びた筒状槽軸の回転を制御す
ることによりなされる。すなわち、図9に示すように、
筒状槽軸31には回転源に正逆回転自在に連結されたフ
ァン軸32が挿通されており、洗濯時、切替えレバー3
4の切替え操作によってスプリングクラッチ33をOF
Fに切替えると共に(この時、スプリングクラッチ33
のスプリング33aが縮径して筒状槽軸31とタイトに
なる)、筒状槽軸31の正逆回転を1方向クラッチ35
とブレーキベルト36とでロックしながらファン軸32
のみを正逆回転させ、脱水時には、スプリングクラッチ
33をONに切替え(この時、スプリングクラッチ33
のスプリング33aが拡径して筒状槽軸31がフリーに
なる)、さらに、ブレーキベルト36のロックを解除す
ると共に、ファン軸32を1方向クラッチ35のフリー
方向に回転させて、筒状槽軸31をファン軸32と同期
回転(伴回り)させるのである。そして、脱水が完了す
ると、ブレーキベルト36を作動させて筒状槽軸31の
回転を停止させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、洗濯
脱水槽の回転制御には、正逆両回転方向のロック(拘
束)機能と空転機能とが同時に要求され、従来、1方向
クラッチ、スプリングクラッチ、およびブレーキベルト
を併用することによってこの要求を達成するようにして
いる。ところが、洗濯時(筒状槽軸のロック時)、洗濯
脱水槽は1方向クラッチでロックされる方向には動かな
いが、ブレーキベルトでロックされる方向には少しづつ
動き、ファン軸が正逆回転を繰り返すうちに徐々に締ま
ってゆく。そのため、長時間使用するとブレーキベルト
の劣化や、ブレーキドラムの摩耗が生じたりする可能性
がある。
【0004】また、スプリングクラッチを使用している
ことにより、スプリングクラッチおよびその切替え機構
の配置に必要なスペース分だけ回転制御機構が大型化
し、また、制御も複雑化する。
【0005】そこで、本発明の目的は、洗濯脱水槽の回
転制御機構における耐久性の向上、構造の簡略化による
低コスト化およびコンパクト化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の、全自動洗濯機
の回転制御機構は、洗濯兼脱水を行なう洗濯脱水槽の底
部中央から下方に延び、洗濯機内部のハウジングに回転
自在に支持された筒状槽軸と、筒状槽軸の内径部に回転
自在に挿通され、回転源からの回転動力を受けて正逆回
転可能なファン軸と、ファン軸の外周面とハウジングの
内周面との間に介在し、その端面側に筒状槽軸を連結し
た2方向2段クラッチであって、ファン軸に対し当該ク
ラッチを拘束又は空転可能な内側2方向クラッチ部、お
よび、ハウジングに対し当該クラッチを拘束又は空転可
能な外側2方向クラッチ部を有する2方向2段クラッチ
と、2方向2段クラッチを切替え可能な切替え機構とを
備えたものである。
【0007】
【作用】2方向2段クラッチは、ファン軸に対し当該ク
ラッチを拘束又は空転可能な内側2方向クラッチ部と、
ハウジングに対し当該クラッチを拘束又は空転可能な外
側2方向クラッチ部とを有する。洗濯時は、外側2方向
クラッチ部を拘束、内側2方向クラッチ部を空転に切替
え、筒状槽軸を当該クラッチを介してハウジングに対し
正逆両回転方向に拘束(ロック)しながら、ファン軸の
みを正逆回転させる。脱水時は、外側2方向クラッチ部
を空転、内側2方向クラッチ部を拘束に切替え、ファン
軸に対し当該クラッチを正逆両回転方向にロックすると
同時に、ハウジングに対し当該クラッチを正逆両回転方
向にフリーにし、筒状槽軸を当該クラッチを介してファ
ン軸と一体に同期回転させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0009】図1(a、b)は、この実施例に係わる全
自動洗濯機の回転制御機構に用いる2方向2段クラッチ
Aを示す。この2方向2段クラッチAは内外径にそれぞ
れ2方向クラッチ部を有するもので、軸方向に所定の間
隔を隔てて対向配置された一対の固定輪1、一対の固定
輪1間に組込まれ、固定輪1に対し回転方向に揺動移動
可能な可動輪2、固定輪1および可動輪2の内径部に形
成された複数の内側カム溝1a、2aに配された複数の
内側ローラ3a、外径部に形成された複数の外側カム溝
1b、2bに配された複数の外側ローラ3bを主要な要
素として構成される。内側ローラ3aの内径には洗濯機
のファン軸5が挿通され、外側ローラ3bの外径には洗
濯機内部のハウジング6が外挿される。
【0010】図2に示すように、固定輪1は、内径部の
円周等配位置に複数の内側カム溝1aを備え、内側カム
溝1a部分で、ファン軸5の外周面と同図で左回転方向
にくさび空間を形成すると共に、外径部の円周等配位置
に複数の外側カム溝1bを備え、外側カム溝1b部分
で、ハウジング6の内周面と同図で右回転方向にくさび
空間を形成する。固定輪1には複数の連結用穴1cが形
成され、図1bに示すように、一対の固定輪1は連結用
穴1cに嵌入された連結軸7によって一体に連結され
る。この連結軸7の一方の軸端部は同図で軸方向左側の
固定輪1を貫通して外部に延び、この固定輪1の端面側
に配置された環状の出力軸8に連結される。図4に示す
ように、可動輪2は、内径部の円周等配位置に固定輪1
の内側カム溝1aと位相を同じくする複数の内側カム溝
2aを備え、内側カム溝2a部分で、ファン軸5の外周
面と同図で右回転方向にくさび空間を形成すると共に、
外径部の円周等配位置に固定輪1の外側カム溝1bと位
相を同じくする複数の外側カム溝2bを備え、外側カム
溝2b部分で、ハウジング6の内周面と同図で左回転方
向にくさび空間を形成する。可動輪2には連結軸7より
も径の大きな複数の貫通穴2cが形成され、さらに、切
替えレバー軸9が固定される。図1bに示すように、可
動輪2は貫通穴2cに遊嵌された連結軸7を介して、可
動輪2に対し回転方向への揺動移動を許容された状態で
連結される。また、図1aに示すように、切替えレバー
軸9の他方の軸端部は、軸方向右側の固定輪1に貫通形
成された例えば円形の窓1dを貫通して外部に延び、こ
の固定輪1の端面側に配置された環状の切替えレバー1
0に連結される。窓1dの径は切替えレバー軸9よりも
大きく、切替えレバー10を揺動操作すると、切替えレ
バー軸9が窓1d内で回転方向に移動し、これにより、
可動輪2が固定輪1に対し揺動移動する。可動輪2の揺
動範囲は、切替えレバー軸9と窓1dとの係合、また
は、連結軸7と貫通穴2cとの係合によって制限され
る。尚、切替えレバー軸9と窓1dとの係合構造は少な
くとも1箇所に設ければ良いが、望ましくは、円周等配
位置の複数箇所に設けるのが良い。
【0011】内側ローラ3aは、位相の合致した固定輪
1の内側カム溝1aと可動輪2の内側カム溝2aとに収
容され、出力軸8の内径および切替えレバー10の内径
に嵌着された一対の焼結含油軸受11によって軸方向の
両側から抜け止め規制される。また、外側ローラ3b
は、位相の合致した固定輪1の外側カム溝1bと可動輪
2の外側カム溝2bとに収容され、出力軸8の端面およ
び切替えレバー10の端面によって軸方向の両側から抜
け止め規制される。
【0012】出力軸8には、例えば図3に示すような態
様で、洗濯機の筒状槽軸12の下端が連結される。同図
では、出力軸8の内径部に設けた複数の凹部8aに、筒
状槽軸12の下端に設けた複数の突部12bを嵌め合わ
せてある。
【0013】図5〜図7は、固定輪1の内・外側カム溝
1a、1b(実線)と可動輪2の内・外側カム溝2a、
2b(点線)を示している。内側ローラ3aは位相の合
致した内側カム溝1aと内側カム溝2aの双方に収容さ
れ、外側ローラ3bは位相の合致した外側カム溝1bと
外側カム溝2bの双方に収容されている。
【0014】図5に示すように(図5は、固定輪1に対
する可動輪2の中立位置を示している。)、内側カム溝
1aは、同図で左回転方向にくさび角α1を有するカム
面1a1、カム面1a1から連続した両側壁のうち、右
回転方向の側壁に設けられた保持部1a2を有する。保
持部1a2は、カム溝1aに収容された内側ローラ3a
のピッチ円Pを越えて内径側に延び、かつ、内側ローラ
3aの外周面の曲率と略同じ曲率の円筒面になってい
る。また、内側カム溝2aは、この実施例においては、
内側カム溝1aと対称形状であり、同図で右回転方向に
くさび角α2(α2=−α1)を有するカム面2a1、
カム面2a1から連続した両側壁のうち、左回転方向の
側壁に設けられた保持部2a2を有する。保持部2a2
は、内側カム溝2aに収容された内側ローラ3aのピッ
チ円Pを越えて内径側に延び、かつ、内側ローラ3aの
外周面の曲率と略同じ曲率の円筒面になっている。外側
カム溝1bは、同図で右回転方向にくさび角α’1を形
成するカム面1b1、カム面1b1から連続した両側壁
のうち、左回転方向の側壁に設けられた保持部1b2を
有する。保持部1b2は、外側カム溝1bに収容された
外側ローラ3bのピッチ円Pを越えて外径側に延び、か
つ、外側ローラ3bの外周面の曲率と略同じ曲率の円筒
面になっている。また、外側カム溝2bは、この実施例
においては、外側カム溝1bと対称形状であり、同図で
左回転方向にくさび角α’2(α’2=−α’1)を有
するカム面2b1、カム面2b1から連続した両側壁の
うち、右回転方向の側壁に設けられた保持部2b2を有
する。保持部2b2は、外側カム溝2bに収容された外
側ローラ3bのピッチ円Pを越えて内径側に延び、か
つ、外側ローラ3bの外周面の曲率と略同じ曲率の円筒
面になっている。くさび角α1とα2、くさび角α’1
とα’2、くさび角α1とα’1、くさび角α2とα’
2は、それぞれ、向きが相反している。
【0015】まず、図5に示す状態から、可動輪2を同
図で左回転方向に僅かに揺動させると(図6参照)、内
側ローラ3aがカム溝2aにより形成されるくさび空間
側に移動し、カム面2a1およびファン軸5の外周面に
圧接する。これにより、クラッチAがファン軸5が対し
左回転方向にロックされる。同時に、内側ローラ3aが
カム面2a1との摩擦力によってカム溝1aにより形成
されるくさび空間側に押しやられ、カム面1a1および
ファン軸5の外周面に圧接する。これにより、クラッチ
Aがファン軸5に対し右回転方向にロックされる。この
時の、カム面1a1と内側ローラ3aとの接触角はβ
1、カム面2a1と内側ローラ3aとの接触角はβ2
(β2=−β1)である。このようにして、クラッチA
がファン軸5に対し左右両回転方向にロックされる。一
方、外側ローラ3bは外側カム溝1bおよび外側カム溝
2bにより形成されるくさび空間の双方から離脱する。
そのため、クラッチAがハウジング6に対し左右両回転
方向にフリーになり、クラッチAがファン軸5と一体と
なってハウジング6に対し回転可能となる。したがっ
て、出力軸8を介してクラッチAに連結された筒状槽軸
12がファン軸5と一体となって回転可能となる。この
時、外側ローラ3bは保持部1b2と保持部2b2とに
よって左右両回転方向からカム面1b1、2b1側に掬
い上げられ、ハウジング6の内周面と非接触になる。
【0016】つぎに、図5に示す状態から、可動輪2を
同図で右回転方向に僅かに揺動させると(図7参照)、
内側ローラ3aが内側カム溝1aおよび内側カム溝2a
により形成されるくさび空間の双方から離脱する。これ
により、クラッチAがファン軸5に対し左右両回転方向
にフリーになる。この時、内側ローラ3aは保持部1a
2と保持部2a2とによって左右両回転方向からカム面
1a1、2a1側に掬い上げられ、ファン軸5の外周面
と非接触になる。一方、外側ローラ3bは外側カム溝2
bにより形成されるくさび空間側に移動し、カム面2b
1およびハウジング6の内周面に圧接する。これによ
り、クラッチAがハウジング6に対し右回転方向にロッ
クされる。同時に、外側ローラ3bがカム面2b1との
摩擦力によって外側カム溝1bにより形成されるくさび
空間側に押しやられ、カム面1b1およびハウジング6
の内周面に圧接する。これにより、クラッチAがハウジ
ング6に対し左回転方向にロックされる。この時の、カ
ム面1b1と外側ローラ3bとの接触角はβ’1、カム
面2b1と外側ローラ3bとの接触角はβ’2(β’2
=−β’1)である。このようにして、クラッチA(お
よび筒状槽軸12)がハウジング6に対し左右両回転方
向にロックされると同時に、ファン軸5がクラッチA
(およびハウジング6)に対し左右両回転方向にフリー
になる。
【0017】以上のように、この2方向2段クラッチA
は、ファン軸5に対する当該クラッチA(筒状槽軸1
2)の正逆両回転方向のロックおよび空転制御機能と、
ハウジング6に対する当該クラッチA(筒状槽軸12)
の正逆両回転方向のロックおよび空転制御機能とを同時
に備え、しかも可動輪2を僅かに揺動させるだけでこれ
ら機能の切替えを極めて容易に行なうことができるとい
う利点がある。さらに、空転時、内側ローラ3aとファ
ン軸5の外周面、外側ローラ3bとハウジング6の内周
面とがそれぞれ非接触になるので、ファン軸5およびハ
ウジング6の摩耗が少なく、かつ、低騒音・低振動であ
る。
【0018】図8は、上記2方向2段クラッチAを用い
た全自動洗濯機の回転制御機構を示す。筒状槽軸12
は、図示されていない洗濯脱水槽の底面中央部に連結さ
れ、一対の転がり軸受22でハウジング6に対し回転自
在に支持される。筒状槽軸12の中央部は大径となって
ブレーキドラム12aを構成し、ブレーキドラム12a
の外径にブレーキベルト24が配置されている。このよ
うな筒状槽軸12にファン軸5が回転自在に挿通され、
図示されていない回転源からの回転動力をプーリー26
を介して受けて正逆回転する。このファン軸5の下端部
はクラッチAの内側ローラ3aの内径に挿通される。そ
して、クラッチAの外側ローラ3bの外径に、筒状のス
リーブ6’(ハウジング6の内周面に嵌合固定され
る。)を介してハウジング6が外装され、クラッチAの
上端面側に筒状槽軸12の下端部が連結される。従来構
成におけるスプリングクラッチは配置されていない。
尚、筒状スリーブ6’は必ずしも必須ではなく、ハウジ
ング6の精度および強度が確保し得る場合には、ハウジ
ング6を直接クラッチAの外径に外挿しても良い。
【0019】筒状槽軸12の回転制御は、クラッチAに
よりなされる。すなわち、洗濯時は、切替えレバー10
でクラッチAの可動輪2を図7に示す状態に揺動操作す
ることにより、筒状槽軸12をクラッチAを介してハウ
ジング6に対し正逆両回転方向にロックすると同時に、
ファン軸5をクラッチAに対し正逆両回転方向にフリー
にしながら、ファン軸5のみを正逆回転させる。脱水時
は、切替えレバー10でクラッチAの可動輪2を図6に
示す状態に揺動操作することにより、クラッチAをファ
ン軸5に対し正逆両回転方向にロックすると同時に、ク
ラッチAをハウジング6に対し正逆両回転方向にフリー
にしながら、筒状槽軸12をクラッチAを介してファン
軸5と一体に同期回転(正逆いずれか一方向)させる。
そして、脱水が完了すると、ブレーキベルト24を作動
させて筒状槽軸12の回転を停止させる。尚、クラッチ
Aの切替え(洗濯・脱水の切替え)操作は切替えレバー
10を揺動操作することにより行なうが、例えば、脱水
時をOFF、洗濯時をONとして、切替えレバー10を
常時OFF状態に設定し(バネなどを用いて予圧を与え
る)、洗濯時にON状態となるような制御を行なう。
【0020】以上のように、この実施例の回転制御機構
を採用することにより、従来構成におけるスプリングク
ラッチを不要にすることができるので、回転制御機構の
構造簡略化、コンパクト化を図ることができる。また、
ブレーキベルト24は脱水完了時の停止用にのみ使用す
れば良いので、長時間使用によるブレーキベルトの劣
化、ブレーキドラムの摩耗といった弊害が生じにくい。
さらに、空転時、クラッチAの内側ローラ3aとファン
軸5、外側ローラ3bと筒状スリーブ6’(又はハウジ
ング6)とが非接触になるので、ファン軸25および筒
状スリーブ6’(又はハウジング6)の摩耗が抑制さ
れ、かつ、騒音・振動が低減される。
【0021】尚、上記実施例の2方向2段クラッチAに
おいては、内側2方向クラッチ部(内側ローラ3aと内
側カム溝1aおよび2a)、外側2方向クラッチ部(外
側ローラ3bと外側カム溝1bおよび2b)をローラ・
カム溝構造としてあるが、これに代えて、ボール・カム
溝構造、正逆両回転方向のカム面を備えたスプラグ構造
とすることも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転制御
機構は、ファン軸に対する当該クラッチ(筒状槽軸)の
正逆両回転方向のロックおよび空転制御機能と、ハウジ
ングに対する当該クラッチ(筒状槽軸)の正逆両回転方
向のロックおよび空転制御機能とを同時に備えた2方向
2段クラッチを使用しているので、ブレーキベルトの劣
化や、ブレーキドラムの摩耗が生じにくく(ブレーキベ
ルトは、脱水完了時の停止用にのみ使用すれば足りるた
め)耐久性に優れている。しかも、従来構成におけるス
プリングクラッチを不要にすることができるので、回転
制御機構の構造簡略化による低コスト化およびコンパク
ト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる2方向2段クラッチを
示す縦断面図(図a:図2、図4におけるO−X断
面)、(図b:図2、図4におけるO−Y断面)であ
る。
【図2】2方向2段クラッチの固定輪を示す横断面図
(図1aにおけるX−X断面)である。
【図3】2方向2段クラッチの出力軸と筒状槽軸との連
結状態を示す側面図である。
【図4】2方向2段クラッチの可動輪を示す横断面図
(図1aにおけるY−Y断面)である。
【図5】2方向2段クラッチの固定輪の内外側カム溝お
よび可動輪の内外側カム溝を示す拡大図である。
【図6】2方向2段クラッチの可動輪を図5に示す状態
から左回転方向に揺動させた時の状態を示す図である。
【図7】2方向2段クラッチの可動輪を図5に示す状態
から右回転方向に揺動させた時の状態を示す図である。
【図8】本発明の実施例に係わる全自動洗濯機の回転制
御機構を示す断面図である。
【図9】従来の全自動洗濯機の回転制御機構を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 固定輪 1a 内側カム溝 1a1 カム面 1a2 保持部 1b 外側カム溝 1b1 カム面 1b2 保持部 2 可動輪 2a 内側カム溝 2a1 カム面 2a2 保持部 2b 外側カム溝 2b1 カム面 2b2 保持部 3a 内側ローラ 3b 外側ローラ 5 ファン軸 6 ハウジング 12 筒状槽軸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】全自動洗濯機では洗濯物の洗い・すすぎ
(洗濯)および脱水が一つの洗濯脱水槽で行なわれるた
め、洗濯脱水槽は洗濯時は停止し、脱水時にのみ回転す
るようになっている。この洗濯脱水槽の回転制御は、そ
の底面中央部から下方に延びた筒状槽軸の回転を制御す
ることによりなされる。すなわち、図9に示すように、
筒状槽軸31には回転源に正逆回転自在に連結されたフ
ァン軸32が挿通されており、洗濯時、切替えレバー3
4の切替え操作によってスプリングクラッチ33をOF
Fに切替えると共に(この時、スプリングクラッチ33
のスプリング33aが拡径して筒状槽軸31がフリーに
なる)、筒状槽軸31の正逆回転を1方向クラッチ35
とブレーキベルト36とでロックしながらファン軸32
のみを正逆回転させ、脱水時には、スプリングクラッチ
33をONに切替え(この時、スプリングクラッチ33
のスプリング33aが縮径して筒状槽軸31とタイトに
なる)、さらに、ブレーキベルト36のロックを解除す
ると共に、ファン軸32を1方向クラッチ35のフリー
方向に回転させて、筒状槽軸31をファン軸32と同期
回転(伴回り)させるのである。そして、脱水が完了す
ると、ブレーキベルト36を作動させて筒状槽軸31の
回転を停止させる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図1(a、b)は、この実施例に係わる全
自動洗濯機の回転制御機構(図9参照)に用いる2方向
2段クラッチAを示す。この2方向2段クラッチAは内
外径にそれぞれ2方向クラッチ部を有するもので、軸方
向に所定の間隔を隔てて対向配置された一対の固定輪
1、一対の固定輪1間に組込まれ、固定輪1に対し回転
方向に揺動移動可能な可動輪2、固定輪1および可動輪
2の内径部に形成された複数の内側カム溝1a、2aに
配された複数の内側ローラ3a、外径部に形成された複
数の外側カム溝1b、2bに配された複数の外側ローラ
3bを主要な要素として構成される。内側ローラ3aの
内径には洗濯機のファン軸5が挿通され、外側ローラ3
bの外径には筒状スリーブ6を介して洗濯機内部のハウ
ジング6’が外挿される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図2に示すように、固定輪1は、内径部の
円周等配位置に複数の内側カム溝1aを備え、内側カム
溝1a部分で、ファン軸5の外周面と同図で左回転方向
にくさび空間を形成すると共に、外径部の円周等配位置
に複数の外側カム溝1bを備え、外側カム溝1b部分
で、筒状スリーブ6の内周面と同図で右回転方向にくさ
び空間を形成する。固定輪1には複数の連結用穴1cが
形成され、図1bに示すように、一対の固定輪1は連結
用穴1cに嵌入された連結軸7によって一体に連結され
る。この連結軸7の一方の軸端部は同図で軸方向左側の
固定輪1を貫通して外部に延び、この固定輪1の端面側
に配置された環状の出力軸8に連結される。図4に示す
ように、可動輪2は、内径部の円周等配位置に固定輪1
の内側カム溝1aと位相を同じくする複数の内側カム溝
2aを備え、内側カム溝2a部分で、ファン軸5の外周
面と同図で右回転方向にくさび空間を形成すると共に、
外径部の円周等配位置に固定輪1の外側カム溝1bと位
相を同じくする複数の外側カム溝2bを備え、外側カム
溝2b部分で、筒状スリーブ6の内周面と同図で左回転
方向にくさび空間を形成する。可動輪2には連結軸7よ
りも径の大きな複数の貫通穴2cが形成され、さらに、
切替えレバー軸9が固定される。図1bに示すように、
可動輪2は貫通穴2cに遊嵌された連結軸7を介して、
固定輪1に対し回転方向への揺動移動を許容された状態
で連結される。また、図1aに示すように、切替えレバ
ー軸9の他方の軸端部は、軸方向右側の固定輪1に貫通
形成された例えば円形の窓1dを貫通して外部に延び、
この固定輪1の端面側に配置された環状の切替えレバー
10に連結される。窓1dの径は切替えレバー軸9より
も大きく、切替えレバー10を揺動操作すると、切替え
レバー軸9が窓1d内で回転方向に移動し、これによ
り、可動輪2が固定輪1に対し揺動移動する。可動輪2
の揺動範囲は、切替えレバー軸9と窓1dとの係合、ま
たは、連結軸7と貫通穴2cとの係合によって制限され
る。尚、切替えレバー軸9と窓1dとの係合構造は少な
くとも1箇所に設ければ良いが、望ましくは、円周等配
位置の複数箇所に設けるのが良い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】まず、図5に示す状態から、可動輪2を同
図で左回転方向に僅かに揺動させると(図6参照)、内
側ローラ3aがカム溝2aにより形成されるくさび空間
側に移動し、カム面2a1およびファン軸5の外周面に
圧接する。これにより、クラッチAがファン軸5に対し
左回転方向にロックされる。同時に、内側ローラ3aが
カム面2a1との摩擦力によってカム溝1aにより形成
されるくさび空間側に押しやられ、カム面1a1および
ファン軸5の外周面に圧接する。これにより、クラッチ
Aがファン軸5に対し右回転方向にロックされる。この
時の、カム面1a1と内側ローラ3aとの接触角はβ
1、カム面2a1と内側ローラ3aとの接触角はβ2
(β2=−β1)である。このようにして、クラッチA
がファン軸5に対し左右両回転方向にロックされる。一
方、外側ローラ3bは外側カム溝1bおよび外側カム溝
2bにより形成されるくさび空間の双方から離脱する。
そのため、クラッチAが筒状スリーブ6に対し左右両回
転方向にフリーになり、クラッチAがファン軸5と一体
となって筒状スリーブ6に対し回転可能となる。したが
って、出力軸8を介してクラッチAに連結された筒状槽
軸12がファン軸5と一体となって回転可能となる。こ
の時、外側ローラ3bは保持部1b2と保持部2b2と
によって左右両回転方向からカム面1b1、2b1側に
掬い上げられ、筒状スリーブ6の内周面と非接触にな
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】つぎに、図5に示す状態から、可動輪2を
同図で右回転方向に僅かに揺動させると(図7参照)、
内側ローラ3aが内側カム溝1aおよび内側カム溝2a
により形成されるくさび空間の双方から離脱する。これ
により、クラッチAがファン軸5に対し左右両回転方向
にフリーになる。この時、内側ローラ3aは保持部1a
2と保持部2a2とによって左右両回転方向からカム面
1a1、2a1側に掬い上げられ、ファン軸5の外周面
と非接触になる。一方、外側ローラ3bは外側カム溝2
bにより形成されるくさび空間側に移動し、カム面2b
1および筒状スリーブ6の内周面に圧接する。これによ
り、クラッチAが筒状スリーブ6に対し右回転方向にロ
ックされる。同時に、外側ローラ3bがカム面2b1と
の摩擦力によって外側カム溝1bにより形成されるくさ
び空間側に押しやられ、カム面1b1および筒状スリー
ブ6の内周面に圧接する。これにより、クラッチAが筒
状スリーブ6に対し左回転方向にロックされる。この時
の、カム面1b1と外側ローラ3bとの接触角はβ’
1、カム面2b1と外側ローラ3bとの接触角はβ’2
(β’2=−β’1)である。このようにして、クラッ
チA(および筒状槽軸12)が筒状スリーブ6に対し左
右両回転方向にロックされると同時に、ファン軸5がク
ラッチA(および筒状スリーブ6)に対し左右両回転方
向にフリーになる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】以上のように、この2方向2段クラッチA
は、ファン軸5に対する当該クラッチA(筒状槽軸1
2)の正逆両回転方向のロックおよび空転制御機能と、
筒状スリーブ6を介してハウジング6’に対する当該ク
ラッチA(筒状槽軸12)の正逆両回転方向のロックお
よび空転制御機能とを同時に備え、しかも可動輪2を僅
かに揺動させるだけでこれら機能の切替えを極めて容易
に行なうことができるという利点がある。さらに、空転
時、内側ローラ3aとファン軸5の外周面、外側ローラ
3bと筒状スリーブ6の内周面とがそれぞれ非接触にな
るので、ファン軸5および筒状スリーブ6の摩耗が少な
く、かつ、低騒音・低振動である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図8は、上記2方向2段クラッチAを用い
た全自動洗濯機の回転制御機構を示す。筒状槽軸12
は、図示されていない洗濯脱水槽の底面中央部に連結さ
れ、一対の転がり軸受22でハウジング6’に対し回転
自在に支持される。筒状槽軸12の中央部は大径となっ
てブレーキドラム12aを構成し、ブレーキドラム12
aの外径にブレーキベルト24が配置されている。この
ような筒状槽軸12にファン軸5が回転自在に挿通さ
れ、図示されていない回転源からの回転動力をプーリー
26を介して正逆回転する。このファン軸5の下端部は
クラッチAの内側ローラ3aの内径に挿通される。そし
て、クラッチAの外側ローラ3bの外径に、筒状スリー
ブ6(ハウジング6’の内周面に嵌合固定される。)を
介してハウジング6’が外挿され、クラッチAの出力軸
8に筒状槽軸12の下端部が連結される。従来構成にお
けるスプリングクラッチは配置されていない。尚、筒状
スリーブ6は必ずしも必須ではなく、ハウジング6’の
精度および強度が確保し得る場合には、ハウジング6’
を直接クラッチAの外径に外装しても良い。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】以上のように、この実施例の回転制御機構
を採用することにより、従来構成におけるスプリングク
ラッチを不要にすることができるので、回転制御機構の
構造簡略化、コンパクト化を図ることができる。また、
ブレーキベルト24は脱水完了時の停止用にのみ使用す
れば良いので、長時間使用によるブレーキベルトの劣
化、ブレーキドラムの摩耗といった弊害が生じにくい。
さらに、空転時、クラッチAの内側ローラ3aとファン
軸5、外側ローラ3bと筒状スリーブ6(又はハウジン
グ6’)とが非接触になるので、ファン軸5および筒状
スリーブ6(又はハウジング6’)の摩耗が抑制され、
かつ、騒音・振動が低減される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる2方向2段クラッチを
示す縦断面図(図a:図2、図4におけるO−X断
面)、(図b:図2、図4におけるO−Y断面)であ
る。
【図2】2方向2段クラッチの固定輪を示す横断面図
(図1aにおけるX−X断面)である。
【図3】2方向2段クラッチの出力軸と外側軸との連結
状態を示す側面図である。
【図4】2方向2段クラッチの可動輪を示す横断面図
(図1aにおけるY−Y断面)である。
【図5】2方向2段クラッチの固定輪の内外側カム溝お
よび可動輪の内外側カム溝を示す拡大図である。
【図6】2方向2段クラッチの可動輪を図5に示す状態
から左回転方向に揺動させた時の状態を示す図である。
【図7】2方向2段クラッチの可動輪を図5に示す状態
から右回転方向に揺動させた時の状態を示す図である。
【図8】本発明の実施例に係わる全自動洗濯機の回転制
御機構を示す断面図である。
【図9】従来の全自動洗濯機の回転制御機構を示す断面
図である。
【符号の説明】 5 ファン軸 6’ ハウジング 12 筒状槽軸 A 2方向2段クラッチ
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】全自動洗濯機では洗濯物の洗い・すすぎ
(洗濯)および脱水が一つの洗濯脱水槽で行なわれるた
め、洗濯脱水槽は洗濯時は停止し、脱水時にのみ回転す
るようになっている。この洗濯脱水槽の回転制御は、そ
の底面中央部から下方に延びた筒状槽軸の回転を制御す
ることによりなされる。図9に示すように、筒状槽軸3
1には回転源に正逆回転自在に連結されたファン軸32
が挿通されている。洗濯・脱水の切替えは切替えレバー
34の操作により行なう。切替えレバー34は常時は洗
濯位置となっており、洗濯時、スプリングクラッチ33
はOFF状態(この時、スプリングクラッチ33のスプ
リング33aが拡径して筒状槽軸31とフリーになる)
で、筒状槽軸31の正逆回転を1方向クラッチ35とブ
レーキベルト36とでロックしながらファン軸32のみ
を正逆回転させる。脱水時には、スプリングクラッチ3
3をONに切替え(この時、スプリングクラッチ33の
スプリング33aが縮径して筒状槽軸31とタイトにな
る)、さらに、ブレーキベルト36のロックを解除する
と共に、ファン軸32を1方向クラッチ35のフリー方
向に回転させて、筒状槽軸31をファン軸32と同期回
転(伴回り)させる。そして、脱水が完了すると、切替
えレバー34の操作により、ブレーキベルト36を作動
させて筒状槽軸31の回転を停止させる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯兼脱水を行なう洗濯脱水槽の底部中
    央から下方に延び、洗濯機内部のハウジングに回転自在
    に支持された筒状槽軸と、筒状槽軸の内径部に回転自在
    に挿通され、回転源からの回転動力を受けて正逆回転可
    能なファン軸と、ファン軸の外周面とハウジングの内周
    面との間に介在し、その端面側に筒状槽軸を連結した2
    方向2段クラッチであって、ファン軸に対し当該クラッ
    チを拘束又は空転可能な内側2方向クラッチ部、およ
    び、ハウジングに対し当該クラッチを拘束又は空転可能
    な外側2方向クラッチ部を有する2方向2段クラッチ
    と、2方向2段クラッチを切替え可能な切替え機構とを
    備えたことを特徴とする全自動洗濯機の回転制御機構。
JP21672193A 1993-08-31 1993-08-31 全自動洗濯機の回転制御機構 Withdrawn JPH0768079A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100839137B1 (ko) * 2004-12-10 2008-06-20 우수이 고쿠사이 산교 가부시키가이샤 자석식 팬 클러치의 제어 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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