JPH0768056B2 - セメント系粉体材料の湿式微粒化装置 - Google Patents
セメント系粉体材料の湿式微粒化装置Info
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- JPH0768056B2 JPH0768056B2 JP16377289A JP16377289A JPH0768056B2 JP H0768056 B2 JPH0768056 B2 JP H0768056B2 JP 16377289 A JP16377289 A JP 16377289A JP 16377289 A JP16377289 A JP 16377289A JP H0768056 B2 JPH0768056 B2 JP H0768056B2
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- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、土木工事においてグラウト材として使用す
るセメント系スラリーあるいはプレキャストコンクリー
ト部材を製造する場合に使用するセメント系スラリーに
おける粉体材料を湿式で微粒化する装置に関するもので
ある。
るセメント系スラリーあるいはプレキャストコンクリー
ト部材を製造する場合に使用するセメント系スラリーに
おける粉体材料を湿式で微粒化する装置に関するもので
ある。
従来、セメント系スラリーにおける粉体材料の湿式微粒
化装置としては、第12図および第13図に示すように、横
方向に延長する円筒状ケーシング1の中間上部に金属粒
子供給口20が設けられ、前記ケーシング1内の中心部に
配置されて減速機付き電動機からなる電動式駆動装置3
により回転される回転軸4に、多数の撹拌用盤体5が固
定され、前記ケーシング1の一端部に被微粒化セメント
系スラリーを供給する被微粒化スラリー供給口6が設け
られると共に、前記ケーシング1の他端部に微粒化処理
済みセメント系セラリーを排出する排出口7が設けら
れ、下部シリング21および上部シリンダ22からなる複合
シリンダ23の下端部が、前記金属粒子供給口20に接続さ
れ、中空ピストン杆24の下端部に固着されている供給用
ピストン25が下部シリンダ21に昇降自在に嵌合されると
共に、前記中空ピストン杆24の上端部に固定されている
上部ピストン26が上部シリンダ22に昇降自在に嵌合さ
れ、下部シリンダ21の上端部に通気孔27が設けられると
共に上部シリンダ22の下端部に通気孔28が設けられ、各
通気孔27,28は給排気用切換弁29を介して圧縮空気供給
源に接続され、前記中空ピストン杆24の上端部の外周
に、キャップ30またはホッパ31を螺合連結するための雄
ねじが設けられ、また前記ケーシング1における長手方
向の中間上部に設けられた開口部に、筒体95の下端部が
接続され、その筒体95の上端部に蓋96がボルトにより着
脱自在に取付けられ、最初に金属粒子をケーシング1内
に装入する場合は、前記蓋96が取外されて、金属粒子が
前記筒体95からケーシング1内に供給され、その筒体95
の内部はケーシング1内の部分を点検する際の点検孔と
しても用いられるように構成されている湿式微粒化装置
が知られている。
化装置としては、第12図および第13図に示すように、横
方向に延長する円筒状ケーシング1の中間上部に金属粒
子供給口20が設けられ、前記ケーシング1内の中心部に
配置されて減速機付き電動機からなる電動式駆動装置3
により回転される回転軸4に、多数の撹拌用盤体5が固
定され、前記ケーシング1の一端部に被微粒化セメント
系スラリーを供給する被微粒化スラリー供給口6が設け
られると共に、前記ケーシング1の他端部に微粒化処理
済みセメント系セラリーを排出する排出口7が設けら
れ、下部シリング21および上部シリンダ22からなる複合
シリンダ23の下端部が、前記金属粒子供給口20に接続さ
れ、中空ピストン杆24の下端部に固着されている供給用
ピストン25が下部シリンダ21に昇降自在に嵌合されると
共に、前記中空ピストン杆24の上端部に固定されている
上部ピストン26が上部シリンダ22に昇降自在に嵌合さ
れ、下部シリンダ21の上端部に通気孔27が設けられると
共に上部シリンダ22の下端部に通気孔28が設けられ、各
通気孔27,28は給排気用切換弁29を介して圧縮空気供給
源に接続され、前記中空ピストン杆24の上端部の外周
に、キャップ30またはホッパ31を螺合連結するための雄
ねじが設けられ、また前記ケーシング1における長手方
向の中間上部に設けられた開口部に、筒体95の下端部が
接続され、その筒体95の上端部に蓋96がボルトにより着
脱自在に取付けられ、最初に金属粒子をケーシング1内
に装入する場合は、前記蓋96が取外されて、金属粒子が
前記筒体95からケーシング1内に供給され、その筒体95
の内部はケーシング1内の部分を点検する際の点検孔と
しても用いられるように構成されている湿式微粒化装置
が知られている。
そして被微粒化セメント系スラリーが、ポンプPにより
被微粒化スラリー供給口6からケーシング1内に連続し
て供給され、かつ通気孔28から上部ピストン26の下部に
供給される空気圧により、上部ピストン26,中空ピスト
ン杆24および供給用ピストン25が上限位置に押上げられ
た状態で、中空ピストン杆24の上端部にホッパ31が連結
され、そのホッパ31から中空ピストン杆24および下部シ
リンダ21内に金属ビーズ等の金属粒子が供給され、次い
で中空ピストン24の上端部からホッパ31が取外されて、
キャップ30が中空ピストン杆24に取付けられたのち、通
気孔27から供給用ピストン25の上部に供給される空気圧
により、供給用ピストン25,中空ピストン杆24および上
部ピストン26が下降すると共に、供給用ピストン25によ
り下部シリンダ21内の金属粒子がケーシング1内に供給
され、そのケーシング1内で、多数の撹拌用盤体5の高
速回転により金属粒子とセメント系スラリーとが撹拌さ
れて、金属粒子によりセメント系スラリー中の粉体材料
が微粒化され、次いでそのセメント系スラリーはケーシ
ング1の排出口7からフィルタ32を通って排出されたの
ち、グラウトに使用される。
被微粒化スラリー供給口6からケーシング1内に連続し
て供給され、かつ通気孔28から上部ピストン26の下部に
供給される空気圧により、上部ピストン26,中空ピスト
ン杆24および供給用ピストン25が上限位置に押上げられ
た状態で、中空ピストン杆24の上端部にホッパ31が連結
され、そのホッパ31から中空ピストン杆24および下部シ
リンダ21内に金属ビーズ等の金属粒子が供給され、次い
で中空ピストン24の上端部からホッパ31が取外されて、
キャップ30が中空ピストン杆24に取付けられたのち、通
気孔27から供給用ピストン25の上部に供給される空気圧
により、供給用ピストン25,中空ピストン杆24および上
部ピストン26が下降すると共に、供給用ピストン25によ
り下部シリンダ21内の金属粒子がケーシング1内に供給
され、そのケーシング1内で、多数の撹拌用盤体5の高
速回転により金属粒子とセメント系スラリーとが撹拌さ
れて、金属粒子によりセメント系スラリー中の粉体材料
が微粒化され、次いでそのセメント系スラリーはケーシ
ング1の排出口7からフィルタ32を通って排出されたの
ち、グラウトに使用される。
前記フィルタ32は、ケーシング1の軸線方向に延長する
楔形断面の多数のスクリーンバーにより構成され、スク
リーンバー間の間隙は外側に向かって拡開し、ワイヤー
ブラシによる清掃が容易であるように構成されている。
楔形断面の多数のスクリーンバーにより構成され、スク
リーンバー間の間隙は外側に向かって拡開し、ワイヤー
ブラシによる清掃が容易であるように構成されている。
また第14図に示すように、横方向に延長する円筒状のケ
ーシング1の中空上部に金属粒子供給口20が設けられ、
前記ケーシング1内の中心部に配置されて減速機付き電
動機からなる電動式駆動装置3により回転される回転軸
4に、多数の撹拌用盤体5が固定され、前記ケーシング
1の一端部に、被微粒化セメント系スラリーを供給する
被微粒化スラリー供給管85が接続され、その供給管85は
ポンプPに接続され、前記ケーシング1の他端部に微粒
化処理済みセメント系スラリーを排出する排出口7が設
けられると共に、その排出口7にフィルタ32が設けら
れ、垂直な金属粒子供給筒86の下端部が前記金属粒子供
給口20に接続され、金属粒子供給筒86の上端部に開閉弁
87を介して供給ホッパ88が接続されている構造の微粒化
装置も提案されている。
ーシング1の中空上部に金属粒子供給口20が設けられ、
前記ケーシング1内の中心部に配置されて減速機付き電
動機からなる電動式駆動装置3により回転される回転軸
4に、多数の撹拌用盤体5が固定され、前記ケーシング
1の一端部に、被微粒化セメント系スラリーを供給する
被微粒化スラリー供給管85が接続され、その供給管85は
ポンプPに接続され、前記ケーシング1の他端部に微粒
化処理済みセメント系スラリーを排出する排出口7が設
けられると共に、その排出口7にフィルタ32が設けら
れ、垂直な金属粒子供給筒86の下端部が前記金属粒子供
給口20に接続され、金属粒子供給筒86の上端部に開閉弁
87を介して供給ホッパ88が接続されている構造の微粒化
装置も提案されている。
そしてこの微粒化装置において、ケーシング1内に金属
粒子を供給する方法について説明すると、ケーシング1
内に充満している金属粒子は撹拌用盤体5の回転に基づ
く遠心力の作用により金属粒子供給筒86内の金属粒子と
平衡を保つので、金属粒子供給筒86内の金属粒子はケー
シング1内に落下することなく停滞している。
粒子を供給する方法について説明すると、ケーシング1
内に充満している金属粒子は撹拌用盤体5の回転に基づ
く遠心力の作用により金属粒子供給筒86内の金属粒子と
平衡を保つので、金属粒子供給筒86内の金属粒子はケー
シング1内に落下することなく停滞している。
しかし、撹拌用盤体5の回転によりケーシング1内の金
属粒子が摩耗して、ケーシング1内の大径の金属粒子が
少なくなると、ケーシング内の金属粒子の充填率が減少
して駆動装置3の電動機の電流が低下するので、その電
流値が制御装置89の電流計90により検知され、その電流
計90の信号により作動するスイッチ91により駆動装置3
およびポンプPの運転が停止される。駆動装置3の運転
が停止されて撹拌用盤体5の回転が停止すると、ケーシ
ング1内の金属粒子の遠心力が無くなるので、金属粒子
供給筒86内の金属粒子がケーシング1内に落下する。
属粒子が摩耗して、ケーシング1内の大径の金属粒子が
少なくなると、ケーシング内の金属粒子の充填率が減少
して駆動装置3の電動機の電流が低下するので、その電
流値が制御装置89の電流計90により検知され、その電流
計90の信号により作動するスイッチ91により駆動装置3
およびポンプPの運転が停止される。駆動装置3の運転
が停止されて撹拌用盤体5の回転が停止すると、ケーシ
ング1内の金属粒子の遠心力が無くなるので、金属粒子
供給筒86内の金属粒子がケーシング1内に落下する。
前記駆動装置3における電動機の運転が停止される時間
をタイマー92により設定し、その停止時間中に金属粒子
をケーシング1内に供給し、次に駆動装置3の電動機お
よびポンプPを再起動し、微粒化装置の運転を再開す
る。
をタイマー92により設定し、その停止時間中に金属粒子
をケーシング1内に供給し、次に駆動装置3の電動機お
よびポンプPを再起動し、微粒化装置の運転を再開す
る。
第12図および第13図に示す従来の湿式微粒化装置におい
て、円筒状ケーシング1内に金属粒子および被微粒化セ
メント系スラリーを収容した状態で、駆動装置3により
各撹拌用盤体5を高速回転させると、金属粒子の遠心力
により、円筒状ケーシング1の内周に半径方向の外向き
圧力が発生する。そのため供給用ピストン25を空気圧に
より押下げて、下部シリンダ21内の金属粒子を円筒状ケ
ーシング1内に供給する場合、空気圧が低過ぎると、供
給用ピストン25が下降しないので、金属粒子を円筒状ケ
ーシング1内に供給することができず、また空気圧が高
過ぎると、供給用ピストン25が急速に下降して、一度に
多量の金属粒子が円筒状ケーシング1内に供給されるの
で、排出口7に取付けられたフィルタ32が破損すること
がある。
て、円筒状ケーシング1内に金属粒子および被微粒化セ
メント系スラリーを収容した状態で、駆動装置3により
各撹拌用盤体5を高速回転させると、金属粒子の遠心力
により、円筒状ケーシング1の内周に半径方向の外向き
圧力が発生する。そのため供給用ピストン25を空気圧に
より押下げて、下部シリンダ21内の金属粒子を円筒状ケ
ーシング1内に供給する場合、空気圧が低過ぎると、供
給用ピストン25が下降しないので、金属粒子を円筒状ケ
ーシング1内に供給することができず、また空気圧が高
過ぎると、供給用ピストン25が急速に下降して、一度に
多量の金属粒子が円筒状ケーシング1内に供給されるの
で、排出口7に取付けられたフィルタ32が破損すること
がある。
湿式微粒化装置の連続運転中は、金属粒子の摩耗による
消費量が一定であるので、単位時間当り一定微少量の金
属粒子を円筒状ケーシング1内に補充供給すればよい
が、空気圧により供給用ピストン25を制御する場合は、
その供給用ピストン25の下降速度を微小制御することが
できないので、前述のような弊害が発生する。
消費量が一定であるので、単位時間当り一定微少量の金
属粒子を円筒状ケーシング1内に補充供給すればよい
が、空気圧により供給用ピストン25を制御する場合は、
その供給用ピストン25の下降速度を微小制御することが
できないので、前述のような弊害が発生する。
また第12図および第13図に示す従来の湿式微粒化装置の
場合、撹拌用盤体5の回転中に、供給用ピストン25の上
部に作用する空気圧により、その供給用ピストン25を押
下げて、下部シリンダ21内の金属粒子をケーシング1内
に供給しようとすると、一度に大量に金属粒子がケーシ
ング内に供給されて、前記盤体5の回転トルクが大きく
なり過ぎるので、再起動が不可能になることがある。
場合、撹拌用盤体5の回転中に、供給用ピストン25の上
部に作用する空気圧により、その供給用ピストン25を押
下げて、下部シリンダ21内の金属粒子をケーシング1内
に供給しようとすると、一度に大量に金属粒子がケーシ
ング内に供給されて、前記盤体5の回転トルクが大きく
なり過ぎるので、再起動が不可能になることがある。
さらにまた、前記第12図および第14図に示す従来の微粒
化装置の場合は、駆動装置3による撹拌用盤体5の回転
を停止した時、下部シリンダ21または金属粒子供給筒86
内の金属粒子を下降しないように保持しておく装置を備
えておらず、かつ微粒子装置の運転停止時にはケーシン
グ1内に遠心力が発生していないので、ケーシング1内
の空隙の分だけ下部シリンダ21または金属粒子供給筒86
内の金属粒子が自重により円筒状ケーシング1内に落下
し、そのため微粒化装置を再起動するとき撹拌用盤体5
に作用する抵抗が大きくなって駆動装置3にオーバーロ
ードが作用するという問題がある。
化装置の場合は、駆動装置3による撹拌用盤体5の回転
を停止した時、下部シリンダ21または金属粒子供給筒86
内の金属粒子を下降しないように保持しておく装置を備
えておらず、かつ微粒子装置の運転停止時にはケーシン
グ1内に遠心力が発生していないので、ケーシング1内
の空隙の分だけ下部シリンダ21または金属粒子供給筒86
内の金属粒子が自重により円筒状ケーシング1内に落下
し、そのため微粒化装置を再起動するとき撹拌用盤体5
に作用する抵抗が大きくなって駆動装置3にオーバーロ
ードが作用するという問題がある。
また円筒状ケーシング1内に金属粒子が前記の理由で入
り過ぎた場合、ケーシング1の内圧が上昇し、金属粒子
がフィルタ32に強く押付けられ、スクリーンが目詰まり
を起こし易くなる。スクリーンが目詰まりを起こすと、
ケーシング1の内圧がますます上昇してスクリーンを破
損することがあり、そのためスクリーンの目詰まりを強
制的に解除する装置を付属させる必要があり、また通常
の場合でも、フィルタが目詰まりを起こし易いので、フ
ィルタの掃除を頻繁に行なう必要があった。
り過ぎた場合、ケーシング1の内圧が上昇し、金属粒子
がフィルタ32に強く押付けられ、スクリーンが目詰まり
を起こし易くなる。スクリーンが目詰まりを起こすと、
ケーシング1の内圧がますます上昇してスクリーンを破
損することがあり、そのためスクリーンの目詰まりを強
制的に解除する装置を付属させる必要があり、また通常
の場合でも、フィルタが目詰まりを起こし易いので、フ
ィルタの掃除を頻繁に行なう必要があった。
さらにまた、第14図に示す従来の微粒化装置の場合は、
駆動装置3の電動機の電流値を設定し、その電流値を検
知する電流計90の電気信号により駆動装置3の運転を停
止し、かつタイマー92の作動により再起動させ、駆動装
置3の停止時間内に金属粒子をケーシング1内に自由落
下させているが、停止時間の設定は、ケーシング内の金
属粒子の充填度合および金属粒子供給筒86内の金属粒子
の自重との相関関係により決まるものであるので、駆動
装置の停止時間の設定が非常に難しく、ケーシング1内
に金属粒子が入り過ぎるために、再起動するとき駆動装
置3にオーバーロードが作用することが度々発生してい
た。そのため駆動装置3の停止時間が長くなって運転効
率が悪くなるという問題がある。
駆動装置3の電動機の電流値を設定し、その電流値を検
知する電流計90の電気信号により駆動装置3の運転を停
止し、かつタイマー92の作動により再起動させ、駆動装
置3の停止時間内に金属粒子をケーシング1内に自由落
下させているが、停止時間の設定は、ケーシング内の金
属粒子の充填度合および金属粒子供給筒86内の金属粒子
の自重との相関関係により決まるものであるので、駆動
装置の停止時間の設定が非常に難しく、ケーシング1内
に金属粒子が入り過ぎるために、再起動するとき駆動装
置3にオーバーロードが作用することが度々発生してい
た。そのため駆動装置3の停止時間が長くなって運転効
率が悪くなるという問題がある。
この発明は、駆動装置3の運転を停止させることなく、
撹拌用盤体の回転中に、金属粒子をケーシング内に微少
量ずつ連続して自動的に供給することができ、かつ撹拌
用盤体の回転を停止したとき、金属粒子を収容している
縦筒から金属粒子がケーシング内に落下するのを防止で
きるセメント系スラリーの微粒化装置を提供することを
目的とするものである。
撹拌用盤体の回転中に、金属粒子をケーシング内に微少
量ずつ連続して自動的に供給することができ、かつ撹拌
用盤体の回転を停止したとき、金属粒子を収容している
縦筒から金属粒子がケーシング内に落下するのを防止で
きるセメント系スラリーの微粒化装置を提供することを
目的とするものである。
前記目的を達成するために、この発明のセメント系スラ
リーの微粒化装置においては、横方向に延長する円筒状
ケーシング1の中間上部に磁性金属粒子供給口2が設け
られ、前記ケーシング1内の中心部に配置されて駆動装
置3により回転される回転軸4に、多数の撹拌用盤体5
が固定され、前記ケーシング1の一端部に被微粒化セメ
ント系スラリーを供給する被微粒化スラリー供給口6が
設けられると共に、前記ケーシング1の他端部に微粒化
処理済みセメント系スラリーを排出する排出口7が設け
られ、前記磁性金属粒子供給口2に下端部が接続されて
いる縦筒8内に、供給用ピストン9が昇降自在に嵌設さ
れ、その供給用ピストン9は昇降用縦螺杆10の下端部に
取付けられ、前記縦筒8の上部に固定された支持部材11
に、ピストン下降用駆動装置12によりウオーム13を介し
て回転されるウオーム歯車14が取付けられ、そのウオー
ム歯車14の中心の雌ねじ孔に前記縦螺杆10が螺合され、
前記縦筒8の下部に、磁性金属粒子を落下許容状態およ
び落下防止状態に切換える磁石装置が設けられている。
リーの微粒化装置においては、横方向に延長する円筒状
ケーシング1の中間上部に磁性金属粒子供給口2が設け
られ、前記ケーシング1内の中心部に配置されて駆動装
置3により回転される回転軸4に、多数の撹拌用盤体5
が固定され、前記ケーシング1の一端部に被微粒化セメ
ント系スラリーを供給する被微粒化スラリー供給口6が
設けられると共に、前記ケーシング1の他端部に微粒化
処理済みセメント系スラリーを排出する排出口7が設け
られ、前記磁性金属粒子供給口2に下端部が接続されて
いる縦筒8内に、供給用ピストン9が昇降自在に嵌設さ
れ、その供給用ピストン9は昇降用縦螺杆10の下端部に
取付けられ、前記縦筒8の上部に固定された支持部材11
に、ピストン下降用駆動装置12によりウオーム13を介し
て回転されるウオーム歯車14が取付けられ、そのウオー
ム歯車14の中心の雌ねじ孔に前記縦螺杆10が螺合され、
前記縦筒8の下部に、磁性金属粒子を落下許容状態およ
び落下防止状態に切換える磁石装置が設けられている。
またフィルタの目詰まりを防止するために、駆動装置16
により回転される円筒体17の全周に多数のスリット18を
設けて、回転フィルタ19を構成し、その回転フィルタ19
を円筒状ケーシング1の排出口7内に配置する。
により回転される円筒体17の全周に多数のスリット18を
設けて、回転フィルタ19を構成し、その回転フィルタ19
を円筒状ケーシング1の排出口7内に配置する。
ピストン下降用駆動装置12によりウオーム13を介してウ
オーム歯車14が回転されると共に、そのウオーム歯車14
の回転により、これに螺合された縦螺杆10およびその縦
螺杆10に取付けられた供給用ピストン9が低速度で下降
移動され、その供給用ピストン9の下降移動により磁性
金属粒子供給用縦筒8内の磁性金属粒子が円筒状ケーシ
ング1内に微量ずつ連続して供給され、被微粒化セメン
ト系スラリーはポンプにより被微粒化スラリー供給口6
から円筒状ケーシング1内に連続して供給され、円筒状
ケーシング1内で回転される多数の撹拌用盤体5によ
り、円筒状ケーシング1内の磁性金属粒子および被微粒
化セメント系スラリーが撹拌され、その磁性金属粒子に
よりセメント系スラリー中の粉体材料が微粒化処理さ
れ、円筒状ケーシング1内で微粒化処理されたセメント
系スラリーは、排出口7および回転フィルタ19を通って
排出される。
オーム歯車14が回転されると共に、そのウオーム歯車14
の回転により、これに螺合された縦螺杆10およびその縦
螺杆10に取付けられた供給用ピストン9が低速度で下降
移動され、その供給用ピストン9の下降移動により磁性
金属粒子供給用縦筒8内の磁性金属粒子が円筒状ケーシ
ング1内に微量ずつ連続して供給され、被微粒化セメン
ト系スラリーはポンプにより被微粒化スラリー供給口6
から円筒状ケーシング1内に連続して供給され、円筒状
ケーシング1内で回転される多数の撹拌用盤体5によ
り、円筒状ケーシング1内の磁性金属粒子および被微粒
化セメント系スラリーが撹拌され、その磁性金属粒子に
よりセメント系スラリー中の粉体材料が微粒化処理さ
れ、円筒状ケーシング1内で微粒化処理されたセメント
系スラリーは、排出口7および回転フィルタ19を通って
排出される。
また微粒化装置の運転を停止する場合は、磁石装置によ
り磁性金属粒子供給用縦筒8内の磁性金属粒子を落下し
ないように保持する。
り磁性金属粒子供給用縦筒8内の磁性金属粒子を落下し
ないように保持する。
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第1図ないし第9図はこの発明の一実施例に係るセメン
ト系スラリーの湿式微粒化装置を示すものであって、両
端を閉塞した水平な円筒状ケーシング1およびこれを囲
む冷却ジャケット形成用外筒33の中間上部に円形の磁性
金属粒子供給口2が設けられ、かつ外筒33は支持フレー
ム34に固定され、前記円筒状ケーシング1の中心線上に
配置された回転軸4は、ケーシング1の端板に設けられ
たゴム製シールリングに挿通されると共に、支持フレー
ム34に固定された軸受35により支承され、前記支持フレ
ーム34に固定された減速機付き電動機からなる電動式駆
動装置3の出力軸に駆動プーリ36が固定され、さらに前
記回転軸4に固定された従動プーリ37と駆動プーリ36と
にわたって伝動用ベルト38が巻掛けられている。
ト系スラリーの湿式微粒化装置を示すものであって、両
端を閉塞した水平な円筒状ケーシング1およびこれを囲
む冷却ジャケット形成用外筒33の中間上部に円形の磁性
金属粒子供給口2が設けられ、かつ外筒33は支持フレー
ム34に固定され、前記円筒状ケーシング1の中心線上に
配置された回転軸4は、ケーシング1の端板に設けられ
たゴム製シールリングに挿通されると共に、支持フレー
ム34に固定された軸受35により支承され、前記支持フレ
ーム34に固定された減速機付き電動機からなる電動式駆
動装置3の出力軸に駆動プーリ36が固定され、さらに前
記回転軸4に固定された従動プーリ37と駆動プーリ36と
にわたって伝動用ベルト38が巻掛けられている。
前記円筒状ケーシング1内において、回転軸4に多数の
撹拌用盤体5が嵌合され、各盤体5は回転軸4に対し回
動しないようにボルトにり固定され、各盤体5の周囲
に、円筒状ケーシング1の長手方向の中央側から端部側
に向かって拡大する多数のテーパー孔39が設けられ、か
つ前記ケーシング1の一端部に被微粒化セメント系スラ
リーを供給する被微粒化スラリー供給口6が設けられる
と共に、前記ケーシング1の他端部に微粒化処理済みセ
メント系スラリーを排出する排出口7が設けられ、前記
磁性金属粒子供給口2に下端部が接続されている縦筒8
内に、供給用ピストン9が昇降自在に嵌設され、その供
給用ピストン9は昇降用縦螺杆10の下端部の外周に嵌合
固定されている。
撹拌用盤体5が嵌合され、各盤体5は回転軸4に対し回
動しないようにボルトにり固定され、各盤体5の周囲
に、円筒状ケーシング1の長手方向の中央側から端部側
に向かって拡大する多数のテーパー孔39が設けられ、か
つ前記ケーシング1の一端部に被微粒化セメント系スラ
リーを供給する被微粒化スラリー供給口6が設けられる
と共に、前記ケーシング1の他端部に微粒化処理済みセ
メント系スラリーを排出する排出口7が設けられ、前記
磁性金属粒子供給口2に下端部が接続されている縦筒8
内に、供給用ピストン9が昇降自在に嵌設され、その供
給用ピストン9は昇降用縦螺杆10の下端部の外周に嵌合
固定されている。
磁性金属粒子供給用縦筒8の上端部に固定された支持部
材11に、ウオーム13およびこれに噛み合うウオーム歯車
14を支承しているハウジング40と、可変速減速機42およ
び電動機41からなるピストン下降用駆動装置12と、電動
機からなるピストン急速上昇用駆動装置43とが固定さ
れ、前記ウオーム13の一端部にピストン下降用駆動装置
12の出力軸が電磁クラッチ44を介して接続され、かつ前
記ウオーム13の他端部にピストン急速上昇駆動装置43の
出力軸が電磁クラッチ45を介して接続され、各電磁クラ
ッチ44,45は、一方が結合されているとき他方が分離さ
れる。
材11に、ウオーム13およびこれに噛み合うウオーム歯車
14を支承しているハウジング40と、可変速減速機42およ
び電動機41からなるピストン下降用駆動装置12と、電動
機からなるピストン急速上昇用駆動装置43とが固定さ
れ、前記ウオーム13の一端部にピストン下降用駆動装置
12の出力軸が電磁クラッチ44を介して接続され、かつ前
記ウオーム13の他端部にピストン急速上昇駆動装置43の
出力軸が電磁クラッチ45を介して接続され、各電磁クラ
ッチ44,45は、一方が結合されているとき他方が分離さ
れる。
前記縦螺杆10はウオーム歯車14の中央部に設けられた雌
ねじ孔に螺合され、かつ縦螺杆10にその長手方向に延長
する回り止め用縦溝46が設けられ、その縦溝46に嵌入さ
れた回り止め部材47はハウジング40に固定され、さらに
縦螺杆10内に挿入された支持杆48の下端部に、縦螺杆10
内の下端部に開閉する栓体49が固定され、また支持杆48
の上端部に、把手50が取付けられると共に、雌ねじを有
するキャップ51が回転自在に取付けられ、そのキャップ
51は縦螺杆10の上端の外周に設けられた雄ねじに螺合さ
れている。
ねじ孔に螺合され、かつ縦螺杆10にその長手方向に延長
する回り止め用縦溝46が設けられ、その縦溝46に嵌入さ
れた回り止め部材47はハウジング40に固定され、さらに
縦螺杆10内に挿入された支持杆48の下端部に、縦螺杆10
内の下端部に開閉する栓体49が固定され、また支持杆48
の上端部に、把手50が取付けられると共に、雌ねじを有
するキャップ51が回転自在に取付けられ、そのキャップ
51は縦螺杆10の上端の外周に設けられた雄ねじに螺合さ
れている。
前記縦螺杆10の上部に設けられた縦溝52に、ハウジング
40に固定された上限リミットスイッチLS1および下限リ
ミットスイッチLS2の操作片が挿入され、ピストン下降
用駆動装置12の運転によりウオーム13を介してウオーム
歯車14が正方向に低速回転されて、縦螺杆10が下限位置
まで下降移動されると、前記キャップ51により下限リミ
ットスイッチLS2が操作され、その下限リミットスイッ
チLS2の信号によりピストン下降用駆動装置12の運転が
停止されると共に電磁クラッチ44の結合が解かれる。ま
たピストン急速上昇用駆動装置43の運転によりウオーム
13を介してウオーム歯車14が逆方向に高速回転されて、
縦螺杆10が上限位置まで上昇移動されると、縦溝52の下
端部により上限リミットスイッチLS1が操作され、その
上限リミットスイッチLS1の信号によりピストン急速上
昇用駆動装置43の運転が停止されると共に電磁クラッチ
45の結合が解かれる。
40に固定された上限リミットスイッチLS1および下限リ
ミットスイッチLS2の操作片が挿入され、ピストン下降
用駆動装置12の運転によりウオーム13を介してウオーム
歯車14が正方向に低速回転されて、縦螺杆10が下限位置
まで下降移動されると、前記キャップ51により下限リミ
ットスイッチLS2が操作され、その下限リミットスイッ
チLS2の信号によりピストン下降用駆動装置12の運転が
停止されると共に電磁クラッチ44の結合が解かれる。ま
たピストン急速上昇用駆動装置43の運転によりウオーム
13を介してウオーム歯車14が逆方向に高速回転されて、
縦螺杆10が上限位置まで上昇移動されると、縦溝52の下
端部により上限リミットスイッチLS1が操作され、その
上限リミットスイッチLS1の信号によりピストン急速上
昇用駆動装置43の運転が停止されると共に電磁クラッチ
45の結合が解かれる。
前記ケーシング1および外筒33の中央下部に設けられた
金属粒子排出口54に低蓋53が着脱自在に嵌入されてボル
ト等により固定され、かつ金属粒子排出口54の下部に取
出口55を有する受皿56が配置され、その受皿56は前記支
持フレーム34に固定され、さらに前記磁性金属粒子供給
用縦筒8の下部の外側に一対の磁性金属粒子停止用磁石
15が配置され、各磁性金属粒子停止用磁石15を保持して
いる保持部材57は、磁性金属粒子供給用縦筒8の直径に
平行に配置された一対のガイド部材58に摺動自在に嵌設
され、各ガイド部材58の両端部は前記外筒33に対しブラ
ケット59を介して固定され、また外筒33に固定された支
持部材60と保持部材57とは磁石進退移動用流体圧シリン
ダ61を介して連結され、その流体圧シリンダ61により磁
性金属粒子停止用磁石15が磁性金属粒子供給用縦筒8に
向かって進退移動されるように構成され、前記流体圧シ
リンダ61によって進退移動される一対の磁石15により、
磁性金属粒子を落下許容状態および落下防止状態に切換
えるための磁石装置が構成されている。
金属粒子排出口54に低蓋53が着脱自在に嵌入されてボル
ト等により固定され、かつ金属粒子排出口54の下部に取
出口55を有する受皿56が配置され、その受皿56は前記支
持フレーム34に固定され、さらに前記磁性金属粒子供給
用縦筒8の下部の外側に一対の磁性金属粒子停止用磁石
15が配置され、各磁性金属粒子停止用磁石15を保持して
いる保持部材57は、磁性金属粒子供給用縦筒8の直径に
平行に配置された一対のガイド部材58に摺動自在に嵌設
され、各ガイド部材58の両端部は前記外筒33に対しブラ
ケット59を介して固定され、また外筒33に固定された支
持部材60と保持部材57とは磁石進退移動用流体圧シリン
ダ61を介して連結され、その流体圧シリンダ61により磁
性金属粒子停止用磁石15が磁性金属粒子供給用縦筒8に
向かって進退移動されるように構成され、前記流体圧シ
リンダ61によって進退移動される一対の磁石15により、
磁性金属粒子を落下許容状態および落下防止状態に切換
えるための磁石装置が構成されている。
周壁に多数の流通孔62を備えている円筒体63に複数の円
板状フランジ64が一体に設けられてフィルタ保持部材65
が構成され、そのフィルタ保持部材65は、前記排出口7
内に配置されると共に水平な回転軸66に嵌合されてボル
ト67により固定され、かつ前記ケーシング1における排
出口7の部分の周囲に、排出部ボックス68がボルト69に
より固定され、前記回転軸66は排出部ボックス68により
軸受70を介して死傷され、全周に多数のスリット18を備
えているステンレス鋼製円筒体17は、前記フィルタ保持
部材65における各円板状フランジ64の外面にわたって嵌
合されて、ビス71により帯状押え金具72を介して締付固
定されている。
板状フランジ64が一体に設けられてフィルタ保持部材65
が構成され、そのフィルタ保持部材65は、前記排出口7
内に配置されると共に水平な回転軸66に嵌合されてボル
ト67により固定され、かつ前記ケーシング1における排
出口7の部分の周囲に、排出部ボックス68がボルト69に
より固定され、前記回転軸66は排出部ボックス68により
軸受70を介して死傷され、全周に多数のスリット18を備
えているステンレス鋼製円筒体17は、前記フィルタ保持
部材65における各円板状フランジ64の外面にわたって嵌
合されて、ビス71により帯状押え金具72を介して締付固
定されている。
電動機73および減速機74からなる駆動装置16は前記排出
部ボックス68の上部に固定され、その駆動装置16の出力
軸に固定された駆動スプロケット75と前記回転軸66に固
定された従動スプロケット76とにわたって伝動用チェー
ン77が巻掛けられ、前記フィルタ保持部材65とこれに取
付けられたスリット18を有する円筒体17とからなる回転
フィルタ19は、前記駆動装置16により回転軸66を介して
回転される。
部ボックス68の上部に固定され、その駆動装置16の出力
軸に固定された駆動スプロケット75と前記回転軸66に固
定された従動スプロケット76とにわたって伝動用チェー
ン77が巻掛けられ、前記フィルタ保持部材65とこれに取
付けられたスリット18を有する円筒体17とからなる回転
フィルタ19は、前記駆動装置16により回転軸66を介して
回転される。
前記回転軸66に、フィルタ保持部材65の内側部分から回
転軸66の一端部にわたって延長する排出孔78が設けら
れ、かつ前記フィルタ保持部材65における円筒体63の中
間部と回転軸66との間に筒状室79が設けられ、さらに回
転軸66には、排出孔78と筒状室79とを連通させる多数の
流通孔80が設けられ、前記排出部ボックス68内の上部に
は円筒体17の上部外面に接触するフィルタ清掃用ブラシ
81が取付けられている。また円筒状ケーシング1と冷却
ジャケット形成用外筒33との間のウオータージャケット
には冷却用水が循環される。
転軸66の一端部にわたって延長する排出孔78が設けら
れ、かつ前記フィルタ保持部材65における円筒体63の中
間部と回転軸66との間に筒状室79が設けられ、さらに回
転軸66には、排出孔78と筒状室79とを連通させる多数の
流通孔80が設けられ、前記排出部ボックス68内の上部に
は円筒体17の上部外面に接触するフィルタ清掃用ブラシ
81が取付けられている。また円筒状ケーシング1と冷却
ジャケット形成用外筒33との間のウオータージャケット
には冷却用水が循環される。
前記磁性金属粒子供給用縦筒8内に鋼球等の磁性金属粒
子を供給する場合は、第9図に示すように、上限位置に
置かれている縦螺杆10の上端部にホッパ82が螺合連結さ
れ、多数の磁性金属粒子がホッパ82から縦螺杆10内を通
って縦筒8における供給用ピストン9よりも下側の部分
に供給され、次いで縦螺杆10の上端部からホッパ82が取
外されたのち、第4図に示すように、支持杆48が縦螺杆
10内に挿入されると共に、その支持杆48の下端に取付け
られている栓体49が縦螺杆10内の下端部に嵌合されて、
その縦螺杆10内の下端部が閉塞される。また前記縦筒8
の上端部に通気弁89が接続されている。
子を供給する場合は、第9図に示すように、上限位置に
置かれている縦螺杆10の上端部にホッパ82が螺合連結さ
れ、多数の磁性金属粒子がホッパ82から縦螺杆10内を通
って縦筒8における供給用ピストン9よりも下側の部分
に供給され、次いで縦螺杆10の上端部からホッパ82が取
外されたのち、第4図に示すように、支持杆48が縦螺杆
10内に挿入されると共に、その支持杆48の下端に取付け
られている栓体49が縦螺杆10内の下端部に嵌合されて、
その縦螺杆10内の下端部が閉塞される。また前記縦筒8
の上端部に通気弁89が接続されている。
前記ケーシング1における長手方向の中間上部に設けら
れた開口部に、筒体95の下端部が接続され、その筒体95
の上端部に蓋96がボルトにより着脱自在に取付けられ、
最初に金属粒子をケーシング1内に装入する場合は、前
記蓋96が取外されて、金属粒子が前記筒体95からケーシ
ング1内に供給される。
れた開口部に、筒体95の下端部が接続され、その筒体95
の上端部に蓋96がボルトにより着脱自在に取付けられ、
最初に金属粒子をケーシング1内に装入する場合は、前
記蓋96が取外されて、金属粒子が前記筒体95からケーシ
ング1内に供給される。
前述のように構成された湿式微粒化装置を使用してセメ
ント系スラリーの微粒化処理を行なう場合は、ピストン
下降用駆動装置12によりウオーム13を介してウオーム歯
車14が回転されると共に、そのウオーム歯車14の回転に
より、これに螺合された縦螺杆10およびその縦螺杆10に
取付けられた供給用ピストン9が低速度で下降移動さ
れ、その供給用ピストン9の下降移動により磁性金属粒
子供給用縦筒8内の磁性金属粒子が円筒状ケーシング1
内に微量ずつ連続して供給され、被微粒化セメント系ス
ラリーはポンプにより被微粒化スラリー供給口6から円
筒状ケーシング1内に連続して供給され、円筒状ケーシ
ング1内で回転される多数の撹拌用盤体5により、円筒
状ケーシング1内の磁性金属粒子および被微粒化セメン
ト系スラリーが撹拌され、その磁性金属粒子によりセメ
ント系スラリーの粗粒子が微粒化処理され、円筒状ケー
シング1内で微粒化処理されたセメント系スラリーは、
排出口7内に設けられた回転フィルタ19におけるスリッ
ト18から回転フィルタ19内に侵入し、次いで流通孔62,
筒状室79,流通孔80および排出孔78を通って排出され
る。
ント系スラリーの微粒化処理を行なう場合は、ピストン
下降用駆動装置12によりウオーム13を介してウオーム歯
車14が回転されると共に、そのウオーム歯車14の回転に
より、これに螺合された縦螺杆10およびその縦螺杆10に
取付けられた供給用ピストン9が低速度で下降移動さ
れ、その供給用ピストン9の下降移動により磁性金属粒
子供給用縦筒8内の磁性金属粒子が円筒状ケーシング1
内に微量ずつ連続して供給され、被微粒化セメント系ス
ラリーはポンプにより被微粒化スラリー供給口6から円
筒状ケーシング1内に連続して供給され、円筒状ケーシ
ング1内で回転される多数の撹拌用盤体5により、円筒
状ケーシング1内の磁性金属粒子および被微粒化セメン
ト系スラリーが撹拌され、その磁性金属粒子によりセメ
ント系スラリーの粗粒子が微粒化処理され、円筒状ケー
シング1内で微粒化処理されたセメント系スラリーは、
排出口7内に設けられた回転フィルタ19におけるスリッ
ト18から回転フィルタ19内に侵入し、次いで流通孔62,
筒状室79,流通孔80および排出孔78を通って排出され
る。
この場合、回転フィルタ19は回転されているので、微粒
化されたセメント系スラリーの流れに対し、スリット18
を有する円筒体17の全周を均一に当たらせて、広い面積
のフィルタにより濾過することができ、かつ前記スリッ
ト18を通過して円筒体17内に侵入したセメント系スラリ
ーは円筒体17の回転により撹拌されて流動性が保持され
るので、微粒化処理されたセメント系スラリーの流れの
停滞を防止してスムースに排出することができ、またス
リット18を有する円筒体17の外周面は、回転フィルタ19
の回転により前記微粒化されたセメント系スラリーに接
触した状態で、そのスラリーの流れに交差する方向に移
動するので、フィルタの目詰まりを少なくすることがで
き、しかもスリット18を有する円筒体17の外面は、その
円筒体17の上部に配置されたフィルタ清掃用ブラシ81に
より清掃されるので、フィルタの目詰まりをさらに少な
くすることができ、そのためフィルタにより濾過面積を
広くすると共にフィルタの目詰まりを殆んどなくして、
微粒化装置を安定状態で長時間運転することができる。
化されたセメント系スラリーの流れに対し、スリット18
を有する円筒体17の全周を均一に当たらせて、広い面積
のフィルタにより濾過することができ、かつ前記スリッ
ト18を通過して円筒体17内に侵入したセメント系スラリ
ーは円筒体17の回転により撹拌されて流動性が保持され
るので、微粒化処理されたセメント系スラリーの流れの
停滞を防止してスムースに排出することができ、またス
リット18を有する円筒体17の外周面は、回転フィルタ19
の回転により前記微粒化されたセメント系スラリーに接
触した状態で、そのスラリーの流れに交差する方向に移
動するので、フィルタの目詰まりを少なくすることがで
き、しかもスリット18を有する円筒体17の外面は、その
円筒体17の上部に配置されたフィルタ清掃用ブラシ81に
より清掃されるので、フィルタの目詰まりをさらに少な
くすることができ、そのためフィルタにより濾過面積を
広くすると共にフィルタの目詰まりを殆んどなくして、
微粒化装置を安定状態で長時間運転することができる。
なお前記回転軸66の排出孔78とスイベルジョイント83と
ホース84とを通って排出される微粒化処理済みセメント
系スラリーは、各種の土木工事において、基礎地盤や岩
盤等の間隙に充填されるか、あるいはプレキャストコン
クリート部材の製造に用いられる。
ホース84とを通って排出される微粒化処理済みセメント
系スラリーは、各種の土木工事において、基礎地盤や岩
盤等の間隙に充填されるか、あるいはプレキャストコン
クリート部材の製造に用いられる。
また微粒化装置の運転を停止する場合には、第6図およ
び第7図に示すように、各磁石進退移動用流体圧シリン
ダ61により各磁性金属粒子停止用磁石15が縦筒8に向か
って前進移動され、その磁石15の吸引力により縦筒8内
の磁性金属粒子がケーシング1内に落下しないように保
持される。
び第7図に示すように、各磁石進退移動用流体圧シリン
ダ61により各磁性金属粒子停止用磁石15が縦筒8に向か
って前進移動され、その磁石15の吸引力により縦筒8内
の磁性金属粒子がケーシング1内に落下しないように保
持される。
この発明を実施する場合、前記スリット18の寸法は、例
えば巾0.6mm,長さ20mmに設定され、かつスリット18のピ
ッチは例えば3mmに設定され、さらに前記磁性金属粒子
としては、例えば粒径0.8〜2.0mmの鋼球あるいは直径1.
0〜2.0mm鋼線が用いられる。
えば巾0.6mm,長さ20mmに設定され、かつスリット18のピ
ッチは例えば3mmに設定され、さらに前記磁性金属粒子
としては、例えば粒径0.8〜2.0mmの鋼球あるいは直径1.
0〜2.0mm鋼線が用いられる。
また流体圧シリンダ61により進退移動される磁石15とし
ては、永久磁石または電磁石の何れを使用してもよい。
ては、永久磁石または電磁石の何れを使用してもよい。
第10図および第11図は、磁性金属粒子を落下許容状態お
よび落下防止状態に切換える磁石装置の他の例を示すも
のであって、縦筒8がボルトにより連結された上部縦筒
8Aと下部縦筒8Bとにより構成され、かつ下部縦筒8B内の
下端部に、間隔をおいて水平方向に平行に延長する多数
の磁性材料製杆体93が架設固定され、下部縦筒8Bの外周
に前記磁製材料製杆体93を磁化するための磁化用コイル
94が嵌設され、このコイル94はスイッチを介して電源に
接続される。
よび落下防止状態に切換える磁石装置の他の例を示すも
のであって、縦筒8がボルトにより連結された上部縦筒
8Aと下部縦筒8Bとにより構成され、かつ下部縦筒8B内の
下端部に、間隔をおいて水平方向に平行に延長する多数
の磁性材料製杆体93が架設固定され、下部縦筒8Bの外周
に前記磁製材料製杆体93を磁化するための磁化用コイル
94が嵌設され、このコイル94はスイッチを介して電源に
接続される。
この発明は前述のように構成されているので、以下に記
載するような効果を奏する。
載するような効果を奏する。
ピストン下降用駆動装置12によりウオーム13を介してウ
オーム歯車14が回転されると共に、そのウオーム歯車14
の回転により、これに螺合された縦螺杆10およびその縦
螺杆10に取付けられた供給用ピストン9が低速度(磁性
金属粒子の消耗量と等しい供給量になる送り速度)で機
械力により下降移動されるので、駆動装置3により円筒
上ケーシング1内の撹拌用盤体5を連続回転しながら、
前記供給用ピストン9を一定の低速で下降移動させて、
磁性金属粒子供給用縦筒8内の磁性金属粒子を円筒状ケ
ーシング1内に微量ずつ連続して安定供給することがで
き、そのため一度に多量の金属粒子が円筒状ケーシング
1内に供給されることはないので、駆動装置3にオーバ
ーロードが作用するのを防止できると共に、排出口7に
設けたフィルタが破損するのを防止することができ、さ
らに微粒化装置の運転を停止する場合は、単に磁石装置
を作動させることにより、磁石装置の吸引力によって縦
筒8内の磁性金属粒子を落下しないように保持すること
ができ、そのため簡単な手段によって縦筒8内の磁性金
属粒子の落下を防止して、微粒化装置の運転を長時間停
止することができ、また駆動装置16により回動される円
筒体17の全周に多数のスリット18を設けて構成した回転
フィルタ19を、前記ケーシング1の排出口7内に配置す
ることにより、セメント系スラリーと金属粒子との混合
液の流れに対し、スリット18を有する円筒体17の全周を
均一に当たらせて、広い面積のフィルタにより濾過する
ことができ、かつ前記スリット18を通過して円筒体17内
に侵入したセメント系スラリーは円筒体17の回転により
撹拌されて流動性が保持されるので、微粒化処理された
セメント系スラリーの流れの停滞を防止してスムースに
排出することができ、またスリット18を有する円筒体17
の外周面は、回転フィルタ19の回転により前記混合流に
接触した状態で、その混合液の流れに交差する方向に移
動するので、フィルタの目詰まりを少なくすることがで
き、そのためフィルタにより濾過面積を広くすると共に
フィルタの目詰まりを少なくして、微粒化装置を安定状
態で長時間運転することができる。
オーム歯車14が回転されると共に、そのウオーム歯車14
の回転により、これに螺合された縦螺杆10およびその縦
螺杆10に取付けられた供給用ピストン9が低速度(磁性
金属粒子の消耗量と等しい供給量になる送り速度)で機
械力により下降移動されるので、駆動装置3により円筒
上ケーシング1内の撹拌用盤体5を連続回転しながら、
前記供給用ピストン9を一定の低速で下降移動させて、
磁性金属粒子供給用縦筒8内の磁性金属粒子を円筒状ケ
ーシング1内に微量ずつ連続して安定供給することがで
き、そのため一度に多量の金属粒子が円筒状ケーシング
1内に供給されることはないので、駆動装置3にオーバ
ーロードが作用するのを防止できると共に、排出口7に
設けたフィルタが破損するのを防止することができ、さ
らに微粒化装置の運転を停止する場合は、単に磁石装置
を作動させることにより、磁石装置の吸引力によって縦
筒8内の磁性金属粒子を落下しないように保持すること
ができ、そのため簡単な手段によって縦筒8内の磁性金
属粒子の落下を防止して、微粒化装置の運転を長時間停
止することができ、また駆動装置16により回動される円
筒体17の全周に多数のスリット18を設けて構成した回転
フィルタ19を、前記ケーシング1の排出口7内に配置す
ることにより、セメント系スラリーと金属粒子との混合
液の流れに対し、スリット18を有する円筒体17の全周を
均一に当たらせて、広い面積のフィルタにより濾過する
ことができ、かつ前記スリット18を通過して円筒体17内
に侵入したセメント系スラリーは円筒体17の回転により
撹拌されて流動性が保持されるので、微粒化処理された
セメント系スラリーの流れの停滞を防止してスムースに
排出することができ、またスリット18を有する円筒体17
の外周面は、回転フィルタ19の回転により前記混合流に
接触した状態で、その混合液の流れに交差する方向に移
動するので、フィルタの目詰まりを少なくすることがで
き、そのためフィルタにより濾過面積を広くすると共に
フィルタの目詰まりを少なくして、微粒化装置を安定状
態で長時間運転することができる。
第1図ないし第9図はこの発明の一実施例を示すもので
あって、第1図はセメント系粉体材料の湿式微粒化装置
の一部縦断側面図、第2図は第1図の一部を拡大して示
す縦断側面図、第3図は磁性金属粒子停止用磁石を後退
させたときの湿式微粒化装置を示す縦断正面図、第4図
は第3図のA−A線拡大断面図、第5図は湿式微粒化装
置の一部を示す側面図、第6図は磁性金属粒子停止用磁
石を前進させたときの湿式微粒化装置を示す縦断正面
図、第7図は第6図のB−B線断面図、第8図は排出口
内に設けられた回転フィルタを示す縦断側面図、第9図
は縦螺杆の上端にホッパを取付けた状態を示す一部縦断
側面図である。第10図は異なる例の磁石装置を備えてい
る湿式微粒化装置の縦断正面図、第11図は第10図のC−
C線拡大断面図である。第12図は従来の湿式微粒化装置
の一例を示す一部縦断側面図、第13図はその湿式微粒化
装置における金属粒子供給装置を示す縦断側面図、第14
図は従来の湿式微粒化装置の他の例を示す一部縦断側面
図である。 図において、1は円筒状ケーシング、2は磁性金属粒子
供給口、3は駆動装置、4は回転軸、5は撹拌用盤体、
6は被微粒化スラリー供給口、7は排出口、8は磁性金
属粒子供給用縦筒、9は供給用ピストン、10は縦螺杆、
11は支持部材、12はピストン下降用駆動装置、13はウオ
ーム、14はウオーム歯車、15は磁性金属粒子停止用磁
石、16は駆動装置、17は円筒体、18はスリット、19は回
転フィルタ、34は支持フレーム、43はピストン急速上昇
用駆動装置、44および45は電磁クラッチ、46は回り止め
用縦溝、47は回り止め部材、48は支持杆、49は栓体、50
は把手、51はキャップ、52は縦溝、57は保持部材、58は
ガイド部材、59はブラケット、60は支持部材、61は磁石
進退移動用流体圧シリンダ、62は流通孔、63は円筒体、
64は円板状フランジ、65はフィルタ保持部材、68は排出
部ボックス、70は軸受、71はビス、72は帯状押え金具、
78は排出孔、79は筒状室、80は流通孔、81はフィルタ清
掃用ブラシ、82はホッパである。
あって、第1図はセメント系粉体材料の湿式微粒化装置
の一部縦断側面図、第2図は第1図の一部を拡大して示
す縦断側面図、第3図は磁性金属粒子停止用磁石を後退
させたときの湿式微粒化装置を示す縦断正面図、第4図
は第3図のA−A線拡大断面図、第5図は湿式微粒化装
置の一部を示す側面図、第6図は磁性金属粒子停止用磁
石を前進させたときの湿式微粒化装置を示す縦断正面
図、第7図は第6図のB−B線断面図、第8図は排出口
内に設けられた回転フィルタを示す縦断側面図、第9図
は縦螺杆の上端にホッパを取付けた状態を示す一部縦断
側面図である。第10図は異なる例の磁石装置を備えてい
る湿式微粒化装置の縦断正面図、第11図は第10図のC−
C線拡大断面図である。第12図は従来の湿式微粒化装置
の一例を示す一部縦断側面図、第13図はその湿式微粒化
装置における金属粒子供給装置を示す縦断側面図、第14
図は従来の湿式微粒化装置の他の例を示す一部縦断側面
図である。 図において、1は円筒状ケーシング、2は磁性金属粒子
供給口、3は駆動装置、4は回転軸、5は撹拌用盤体、
6は被微粒化スラリー供給口、7は排出口、8は磁性金
属粒子供給用縦筒、9は供給用ピストン、10は縦螺杆、
11は支持部材、12はピストン下降用駆動装置、13はウオ
ーム、14はウオーム歯車、15は磁性金属粒子停止用磁
石、16は駆動装置、17は円筒体、18はスリット、19は回
転フィルタ、34は支持フレーム、43はピストン急速上昇
用駆動装置、44および45は電磁クラッチ、46は回り止め
用縦溝、47は回り止め部材、48は支持杆、49は栓体、50
は把手、51はキャップ、52は縦溝、57は保持部材、58は
ガイド部材、59はブラケット、60は支持部材、61は磁石
進退移動用流体圧シリンダ、62は流通孔、63は円筒体、
64は円板状フランジ、65はフィルタ保持部材、68は排出
部ボックス、70は軸受、71はビス、72は帯状押え金具、
78は排出孔、79は筒状室、80は流通孔、81はフィルタ清
掃用ブラシ、82はホッパである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 泰明 東京都中央区銀座6丁目15番1号 電源開 発株式会社内 (72)発明者 仲田 貞夫 東京都中央区銀座6丁目15番1号 電源開 発株式会社内 (72)発明者 永尾 公美 高知県高知市仁井田2164―5 (72)発明者 長尾 直 愛知県豊川市御油町汲ケ谷226
Claims (2)
- 【請求項1】横方向に延長する円筒状ケーシング1の中
間上部に磁性金属粒子供給口2が設けられ、前記ケーシ
ング1内の中心部に配置されて駆動装置3により回転さ
れる回転軸4に、多数の撹拌用盤体5が固定され、前記
ケーシング1の一端部に被微粒化セメント系スラリーを
供給する被微粒化スラリー供給口6が設けられると共
に、前記ケーシング1の他端部に微粒化処理済みセメン
ト系スラリーを排出する排出口7が設けられ、前記磁性
金属粒子供給口2に下端部が接続されている縦筒8内
に、供給用ピストン9が昇降自在に嵌設され、その供給
用ピストン9は昇降用縦螺杆10の下端部に取付けられ、
前記縦筒8の上部に固定された指示部材11に、ピストン
下降用駆動装置12によりウオーム13を介して回転させる
ウオーム歯車14が取付けられ、そのウオーム歯車14の中
心の雌ねじ孔に前記縦螺杆10が螺合され、前記縦筒8の
下部に、磁性金属粒子を落下許容状態および落下防止状
態に切換える磁石装置が設けられているセメント系粉体
材料の湿式微粒化装置。 - 【請求項2】駆動装置16により回転される円筒体17の全
周に多数のスリット18が設けられて、回転フィルタ19が
構成され、その回転フィルタ19が円筒状ケーシング1の
排出口7内に配置されている請求項1記載のセメント系
粉体材料の湿式微粒化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16377289A JPH0768056B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | セメント系粉体材料の湿式微粒化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16377289A JPH0768056B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | セメント系粉体材料の湿式微粒化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330842A JPH0330842A (ja) | 1991-02-08 |
JPH0768056B2 true JPH0768056B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=15780426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16377289A Expired - Fee Related JPH0768056B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | セメント系粉体材料の湿式微粒化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0768056B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106732972B (zh) * | 2016-12-15 | 2018-11-09 | 张鑫 | 一种婴儿辅食节能碾压装置 |
CN108000743B (zh) * | 2017-11-03 | 2020-03-13 | 安徽元枫管道科技股份有限公司 | 一种pvc生产用混合搅拌装置 |
CN112959500B (zh) * | 2021-03-16 | 2022-08-09 | 南阳中联水泥有限公司 | 一种流化式混料设备 |
CN114770701A (zh) * | 2022-05-26 | 2022-07-22 | 贵州贞丰仁都水泥有限责任公司 | 一种混凝土试块浇注装置及其使用方法 |
-
1989
- 1989-06-28 JP JP16377289A patent/JPH0768056B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0330842A (ja) | 1991-02-08 |
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