JPH0767853A - 磁気共鳴映像装置及び方法 - Google Patents

磁気共鳴映像装置及び方法

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JPH0767853A
JPH0767853A JP6141586A JP14158694A JPH0767853A JP H0767853 A JPH0767853 A JP H0767853A JP 6141586 A JP6141586 A JP 6141586A JP 14158694 A JP14158694 A JP 14158694A JP H0767853 A JPH0767853 A JP H0767853A
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    • G01R33/34Constructional details, e.g. resonators, specially adapted to MR
    • G01R33/34046Volume type coils, e.g. bird-cage coils; Quadrature bird-cage coils; Circularly polarised coils

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間的に変化する電界を発生することによっ
て磁界の傾斜を生成し、1つの物体のリアルタイムな画
像を発生するMRI装置を提供する。 【構成】 MRI装置において、互いに平行に設けられ
かつ円筒形状で形成された複数本の導体ワイヤと、上記
複数本の導体ワイヤを上記導体ワイヤの一端で接続する
第1のリング導体と、上記複数本の導体ワイヤを上記導
体ワイヤの一端と反対の他端で接続する第2のリング導
体と、上記物体のラーモア周波数よりも低い第1の周波
数を有し、時間的に変化する電界を発生するための手段
と、上記第1の周波数よりも非常に低い第2の空間周波
数で、上記時間的に変化する電界を互いに対向するワイ
ヤの対の間に連続的に印加するための手段とを備え、上
記時間的に変化する電界は上記物体において線形の磁界
の傾斜を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴映像装置(磁
気共鳴イメージング装置)及び方法に関し、より詳しく
は、映像体における傾斜した磁界を発生する装置及び方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に図示されかつ、参照文献としてこ
こに含まれる米国特許第4,952,878号において
開示された磁気共鳴映像装置(以下、MRI装置とい
う。)のような従来技術のMRI装置は、均一な静止磁
界H0を発生するための磁石システム2と磁石供給電源
6とを備える。磁石システム4と供給電源8とは、傾斜
した磁界を発生し、高周波増幅器12に接続された高周
波コイル10は無線周波数の交番磁界を発生する。磁石
システム2と磁石供給電源6によって発生された均一な
磁界H0はz軸に沿って映像体内に形成され、当該物体
内にz軸に沿って整列するような傾向で複数の核を生じ
させる。当該複数の核は、次の数1に従ってそれらのラ
ーモア周波数でz軸の回りで歳差運動をする。
【0003】
【数1】
【0004】ここで、ω0は磁界強度H0におけるラーモ
ア(Larmor)周波数であり、γは磁気回転比又は回転磁
気比である。磁気回転比γは定数であり、原子よりも小
さい特定の粒子又は分子の特性を示す。例えば、水の陽
子に対する磁気回転比γは4.26kHz/ガウスであ
る。従って、1.5テスラの分極磁界H0において、水
の陽子の共鳴(共振)周波数又はラーモア周波数は約6
3.9MHzである。典型的な映像化(イメージング)
のシーケンスにおいては、複数の高周波コイル10はラ
ーモア周波数ω0に中心周波数を有する高周波信号を発
生するために用いられる。この高周波信号と組み合わせ
たときに、磁界の勾配又は傾斜Gzは、ラーモア周波数
ω0で中心周波数を有する共鳴周波数を有するx−y平
面に沿った物体を介して選択されたスライス(薄い一切
れ)におけるただ複数の核が励起されエネルギーを吸収
するように、複数の勾配コイル4を用いて発生される。
次いで、勾配コイル4は、x軸とy軸に沿って磁界の傾
斜を生成するために用いられる。一般的に言えば、x軸
の勾配Gxは、周波数によって連続的に歳差運動する複
数の核を空間的に符号化し、y軸の勾配Gyは上記複数
の核をパルス位相符号化するために用いられる。
【0005】複数の高周波コイル10は図2において図
示されているように、“鳥かご”又は“リスかご”の形
状の設計で形成することができる。他の高周波コイルの
設計はまた、米国特許第4,717,881号と、米国
特許第4,757,290号と、米国特許第4,83
3,409号と、米国特許第4,916,418号と、
米国特許第5,017,872号と、米国特許第5,0
41,790号と、米国特許第5,057,778号
と、米国特許第5,081,418号のような文献にお
いて公知である。複数の高周波コイル10は、当該コイ
ルの複数本のアンテナワイヤ30にわたってラーモア周
波数の近傍の周波数で回転する円偏波の高周波磁界を発
生する。複数の高周波コイル10はまた、物体からの複
数の信号を検出するために用いられ、上記検出された複
数の信号を信号増幅器14及び位相検出整流器16を介
して通過させ、制御装置18に出力する。
【0006】上記の処理の説明は、以下に詳細に与えら
れる。複数の核のスピンは、次の数2によって磁気回転
比γを用いてそれらの磁気モーメントμbに関係してい
る。当該明細書において、本来記号の上に上線を引くバ
ーを、記号の次に続いてbを付しており、例えば、記号
μに続いてbを付してμbとしている。
【0007】
【数2】
【0008】図3を参照すれば、1個の核1は磁気モー
メント3を有する。すべてのスピンには次の数3によっ
て定義される全体の周囲の磁界Hbが印加されている。
【0009】
【数3】
【0010】全体の磁界Hbの結果として、トルクTb
は各スピン上に生成される。図3を参照すれば、全体の
磁界Hbは核1上にトルクTbを生成して、複数の核1
に対して歳差運動を生じさせる。生成されたトルクTb
は次の数4によって定義される。
【0011】
【数4】
【0012】上記の数式を代入しかつそれを変形するこ
とによって次の数5及び数6を得る。
【0013】
【数5】 又は
【数6】
【0014】上記数6から、各スピンの微分の空間的な
位相増分dΦbは、各スピンΦbの方向と、磁気回転比
γによって乗算された周囲の磁界Hbとのクロス乗積
(交差積、外積、又はベクトル積ともいう。)に関係し
ている。上記の数式を代入することによって次の数7及
び数8を得る。
【0015】
【数7】 又は
【数8】
【0016】ここで、dθbはz軸に垂直な軸の回りの
μbの歳差運動の空間位相の微分増分であり、dφbは
z軸7の回りのμbの歳差運動の空間位相の微分増分で
ある。従って、各磁気モーメントμbの時間的に変化す
る(時変)角度の関係は印加される周囲の磁界Hbによ
って制御される。ibhx+jbhyがラーモア周波数で
φbと同期して回転しているとき、μbの微分増分dθ
bが生成される。しばしば、複数の高周波コイル10は
ibhx+jbhyの値を選択的に選ぶことによってラー
モア周波数ω0で回転するそのような円偏波高周波磁界
を生成するために用いられる。結果として、相互作用の
エネルギーWmは上記複数のスピンに伝送され、次の数
9と数10とによって与えられる。
【0017】
【数9】
【数10】
【0018】もし複数のスピンが、ibhx+jbhy
印加の前に最小のエネルギーWmの状態を緩和、弛緩又
は軽減させることを可能にする周囲を取り巻く媒体に接
続されるならば、複数のスピンの離散的な体積又は容積
に対するθbの平均値は最小値となるであろう。このと
き、ある離散的な体積における各磁気モーメントμbの
ベクトル和は、z軸に沿って整列している正味の磁化M
bを生成するであろう。z軸に垂直な軸の回りにibh
x+jbhyによって生成された複数のスピンθbの歳差
運動は、上記正味の磁化Hmと、空間位相φを有する横
断面の成分の磁化MTbとを与える。横断面の磁化MT
の強度は、各離散的なサンプルの体積におけるスピンの
数と、これらの複数のスピンの以前の励起と弛緩の履歴
との関数である。横断面の磁化MTbは、自由空間の誘
電率μ0の誘電体を介した全体の回転する磁束密度BT
の強度の成分である。ここで、
【0019】
【数11】
【0020】もしアンテナループがz軸に垂直なその領
域ベクトルを用いて置かれるならば、当該アンテナルー
プはBTbの時間導関数に比例しかつ、当該導通性アン
テナループの幾何形状の関数であり、それぞれBTbの
たった1つの値を含んでいる離散的なサンプルの体積の
空間的な分布の関数である、アンテナループに誘起する
電圧を有するであろう。この関数的な依存性は、マック
スウエル−ファラディーの方程式と、実験によって決定
することができる当該アンテナの幾何形状のベクトル受
信磁界とによって与えられる。上記横断面の磁化MT
は、次の数12及び数13で示すように瞬時の回転周波
数を有する。
【0021】
【数12】
【数13】
【0022】磁極のベクトル磁界Gbはhzの勾配又は
傾斜として定義され、次の数14に従って決定される。
【0023】
【数14】
【0024】図1を参照して上述したように、複数の勾
配磁石4又は他のタイプの“勾配コイル”は、画像体の
各離散的な成分に対する空間的なアドレスを提供する。
数14によって定義される成分Gx,Gy及びGzを有す
る磁極のベクトル磁界Gbは、より長いパルス間隔にわ
たって複数の勾配コイルを駆動することによって、もし
くは、上記駆動電流の振幅をインクリメントすることに
よって、連続的にインクリメントされる。上記画像体か
らの複数の信号はフーリエ変換又は他の積分変換によっ
て解析され、これによって、複素平面において横断面の
磁化MTbの空間的なアドレスの数学的な表現を生成す
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多くの
従来技術における問題は、当該画像を生成するために必
要な時間が、例えば約6分のように、比較的長いという
ことである。この時間中に、例えば患者である画像化さ
れるべき物体は、じっと動かないままにしている必要が
ある。
【0026】従来技術のMRI装置はまた、傾斜した磁
界が生成される方法による欠点を有している。例えば図
1の電源供給システム8と勾配磁石システム4のよう
な、傾斜した磁界を発生するシステムはこれらの電流の
振幅を精密に制御しながら、大電流を高速パルス化する
必要がある。大電流のパルス化は、しばしば耳栓でブロ
ックする必要があるドシンドシンと強打するような、い
わゆるパウンディングノイズ(pounding noise)を生成
する。多くのタイプのMRIパルスシーケンスはある画
像を走査するために必要な時間を減少させることを援助
することができるが、これらの電源供給システムにおけ
る回路は、大電流の精密な制御を提供するために、非常
に高価であるとともに、極めて複雑になる。
【0027】多くのMRIシステムにおける付加的な問
題は、それらが放射再構築画像捕捉技術に対して十分に
線形的である回転する傾斜した磁界を発生することがで
きないということである。従って、これらのMRIシス
テムは、そのような放射再構築のような技術によって複
数の画像を生成することができないが、この代わりに、
1つの画像を生成するために、2次元又は3次元のフー
リエ級数の一部が省略されたフーリエ級数とフーリエ変
換にたよる必要がある。
【0028】従来技術のMRIシステムはさらに、複数
の傾斜した磁界は所望された線形の傾斜した磁界の1次
の近似のみに対して生成されるという欠点を有してい
る。生成された傾斜した磁界はただ単に、上記所望され
た線形の磁界を近似するので、従来技術のシステムにお
いて用いられる画像再構築システムの幾つかは、その結
果として上記欠点を有していた。
【0029】従って、本発明の目的は、上記従来技術に
おける他の問題点を同様の問題点を解決することができ
るMRI装置を提供することにある。本発明の1つの目
的は、複数の線形の磁界の傾斜を発生することができる
装置を提供することにある。本発明の1つの目的はま
た、時間的に変化する複数の電界を発生することによっ
て複数の磁界の傾斜を生成する装置を提供することにあ
る。本発明の別の目的は、1つの物体の“リアルタイ
ム”な画像を発生する装置を提供することにある。本発
明のもう1つの目的は、放射再構築技術によって1つの
物体の画像を発生する装置を提供することにある。本発
明のまたもう1つの目的は、2次元又は3次元のフーリ
エ変換にたよる必要なしに1つの画像を発生することが
でき、1つの物体から検出された複数の信号を処理する
代替の方法を使用するMRI装置を提供することにあ
る。本発明のまた別の目的は、磁気共鳴を含む他のアプ
リケーションにおけるのと同様に分光学においても有用
である複数の磁界の傾斜を発生するための装置を提供す
ることにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の装置は、物体の磁気共鳴映像化において用いるため
に複数の磁界の傾斜を発生するための装置であって、互
いに平行に設けられかつ円筒形状で形成された複数の導
体ワイヤと、上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワ
イヤの一端で接続する第1のリング導体と、上記複数の
導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端と反対の他端
で接続する第2のリング導体と、上記物体のラーモア周
波数よりも低い第1の周波数を有し、時間的に変化する
電界を発生するための手段と、上記第1の周波数よりも
非常に低い第2の空間周波数で、上記時間的に変化する
電界を互いに対向するワイヤの対の間に連続的に印加す
るための手段とを備え、上記時間的に変化する電界は上
記物体において線形の磁界の傾斜を発生することを特徴
とする。
【0031】また、請求項2記載の装置は、請求項1記
載の装置において、上記複数の導体ワイヤは、上記ラー
モア周波数に同調された鳥かご形状で設けられているこ
とを特徴とする。さらに請求項3記載の装置は、請求項
1記載の装置において、さらに、上記ラーモア周波数の
近傍の周波数で中心を有する周波数を有する高周波磁界
を発生するための手段と、上記高周波磁界を上記複数の
導体ワイヤに印加するための手段とを備え、上記高周波
磁界は円偏波となり、上記複数の導体ワイヤの回りで回
転することを特徴とする。またさらに、請求項4記載の
装置は、請求項1記載の装置において、さらに、上記複
数の導体ワイヤの間の上記第1のリング導体上に接続さ
れ、上記複数の導体ワイヤを上記ラーモア周波数の近傍
の周波数に同調させるための第1の組の複数のフィルタ
と、上記印加するための手段と上記第1のリング導体と
の間に接続され、上記第1の周波数を通過させるととも
に、上記ラーモア周波数をろ波除去するための第2の組
のフィルタとを備えたことを特徴とする。また、請求項
5記載の装置は、請求項1記載の装置において、上記複
数の導体ワイヤは上記物体によって発生された複数の信
号を検出し、上記装置はさらに、上記物体の画像を生成
するために、上記検出された複数の信号を処理するため
の手段を備えたことを特徴とする。
【0032】本発明に係る請求項6記載のMRI装置
は、物体の画像を生成するためのMRI装置であって、
第1の軸に沿って均一な磁界を発生するための手段と、
上記均一な磁界と上記物体によって決定されたラーモア
周波数に等しい第1の周波数を有する第1の変調された
電圧を発生するための手段と、上記第1の周波数よりも
低い第2の周波数を有する第2の変調された電圧を発生
するための手段と、上記第1の電圧と上記第2の電圧と
を受信し、上記第1の周波数を有する第1の電界と、上
記第2の周波数を有する第2の電界とを発生するための
手段と、上記第1の電圧と上記第2の電圧とを選択的に
上記受信するための手段に印加するための制御手段と、
上記第1の電圧と上記第2の電圧の印加の後に、上記物
体によって放射された複数の信号を検出するための手段
とを備え、上記第2の電界は、上記物体において線形の
磁界の傾斜を生成し、上記制御手段はさらに、上記検出
された複数の信号を処理して画像を発生するための手段
を備えたことを特徴とする。
【0033】また、請求項7記載のMRI装置は、請求
項6記載のMRI装置において、上記第1の電界とを上
記第2の電界とを発生するための手段は、互いに平行に
設けられかつ円筒形状で形成された複数の導体ワイヤ
と、上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一
端で接続するための第1のリング導体と、上記複数の導
体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端と反対の他端で
接続するための第2のリング導体とを備え、上記第1の
電界は、上記ラーモア周波数で上記複数の導体ワイヤの
回りで回転し、上記第2の電界は、上記第2の周波数よ
り非常に低い第3の周波数で上記複数の導体ワイヤの回
りで回転することを特徴とする。
【0034】さらに、請求項8記載のMRI装置は、請
求項6記載のMRI装置において、上記第1の電界と上
記第2の電界とを発生するための手段はまた上記検出す
るための手段であることを特徴とする。またさらに、請
求項9記載のMRI装置は、請求項6記載のMRI装置
において、上記処理するための手段は、上記物体の画像
を生成するための放射再構築技術を用いることを特徴と
する。また、請求項10記載のMRI装置は、請求項6
記載のMRI装置において、上記処理するための手段
は、上記検出された複数の信号を処理して上記物体の画
像を生成するときに、ベッセル関数を含む少なくとも1
つのルックアップテーブルを用いることを特徴とする。
さらに、請求項11記載のMRI装置は、請求項6記載
のMRI装置において、上記処理するための手段は、上
記検出された複数の信号を処理して上記物体の画像を生
成するときに、ゾンマーフェルトの積分に対する解を含
む少なくとも1つのルックアップテーブルを用いること
を特徴とする。
【0035】またさらに、請求項12記載のMRI装置
は、請求項6記載のMRI装置において、上記検出する
ための手段は、上記第2の電圧が第1の極性を有すると
きに上記複数の信号を検出し、上記第2の電圧が上記第
1の極性とは反対の第2の極性を有するときに上記複数
の信号を検出し、上記制御手段は、互いに反対の極性で
検出された上記複数の信号を加算し、これによって、上
記複数の信号におけるエラー成分をキャンセルすること
を特徴とする。また、請求項13記載のMRI装置は、
請求項6記載のMRI装置において、上記検出するため
の手段は、上記第2の電圧が第1の極性を有するときに
上記複数の信号を検出し、上記第2の電圧が上記第1の
極性とは反対の第2の極性を有するときに上記複数の信
号を検出し、上記制御手段は、互いに反対の極性で検出
された上記複数の信号を引き算して上記複数の信号にお
けるエラー成分を決定し、上記エラー成分は上記画像の
品質を制御するために用いられることを特徴とする。
【0036】本発明に係る請求項14記載の方法は、物
体の磁気共鳴映像化において用いるために複数の磁界の
傾斜を発生するための方法であって、複数の導体ワイヤ
を互いに平行でかつ円筒形状で設けることと、上記複数
の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端で第1のリ
ング導体を用いて接続するステップと、上記複数の導体
ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端と反対の他端で第
2のリング導体を用いて接続するステップと、上記物体
のラーモア周波数よりも低い第1の周波数を有し、時間
的に変化する電界を発生するステップと、上記第1の周
波数よりも非常に低い第2の周波数で、上記時間的に変
化する電界を互いに対向するワイヤの対の間に連続的に
印加するステップとを含み、上記時間的に変化する電界
は上記物体において線形の磁界の傾斜を発生することを
特徴とする。
【0037】また、請求項15記載の複数の磁界の傾斜
を発生するための方法は、請求項14記載の方法におい
て、上記複数の導体ワイヤを、上記ラーモア周波数に同
調させるステップをさらに含むことを特徴とする。さら
に、請求項16記載の複数の磁界の傾斜を発生するため
の方法は、請求項14記載の方法において、さらに、上
記ラーモア周波数の近傍の周波数で中心を有する周波数
を有する高周波磁界を発生するステップと、上記高周波
磁界を上記複数の導体ワイヤに印加するステップとを含
み、上記高周波磁界は円偏波となり、上記複数の導体ワ
イヤの回りで回転することを特徴とする。
【0038】さらに、請求項17記載の複数の磁界の傾
斜を発生するための方法は、請求項14記載の方法にお
いて、さらに、上記複数の導体ワイヤを上記ラーモア周
波数の近傍の周波数に同調させるための第1の組の複数
のフィルタを、上記複数の導体ワイヤの間の上記第1の
リング導体上に接続するステップと、上記第1の周波数
を通過させるとともに、上記ラーモア周波数をろ波除去
するための第2の組のフィルタを、上記印加するための
手段と上記第1のリング導体との間に接続するステップ
とを備えたことを特徴とする。
【0039】またさらに、請求項18記載の複数の磁界
の傾斜を発生するための方法は、請求項14記載の方法
において、さらに、上記複数の導体ワイヤを用いて、上
記物体によって発生された複数の信号を検出するステッ
プと、上記物体の画像を生成するために、上記検出され
た複数の信号を処理するステップとを含むことを特徴と
する。
【0040】本発明に係る請求項19記載の方法は、磁
気共鳴を用いて物体の画像を発生するための方法であっ
て、第1の軸に沿って均一な磁界を発生するステップ
と、上記均一な磁界と上記物体によって決定されたラー
モア周波数に等しい第1の周波数を有する第1の変調さ
れた電圧を発生するステップと、上記第1の周波数より
も低い第2の周波数を有する第2の変調された電圧を発
生するステップと、上記第1の電圧と上記第2の電圧と
を受信し、上記第1の周波数を有する第1の電界と、上
記第2の周波数を有する第2の電界とを発生するステッ
プと、上記第1の電圧と上記第2の電圧とを選択的に上
記受信するための手段に印加するステップと、上記第1
の電圧と上記第2の電圧とを選択的に印加するステップ
の後に、上記物体によって放射された複数の信号を検出
するステップと、上記検出された複数の信号を処理して
上記物体の画像を発生するステップとを含み、上記第2
の電界は、上記物体において線形の磁界の傾斜を発生す
ることを特徴とする。
【0041】また、請求項20記載の画像を発生するた
めの方法は、請求項19記載の方法において、複数の導
体ワイヤを互いに平行でかつ円筒形状で設けるステップ
と、上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一
端で第1のリング導体を用いて接続するステップと、上
記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端と反
対の他端で第2のリング導体を用いて接続するステップ
とを含み、上記第1の電界は、上記ラーモア周波数で上
記複数の導体ワイヤの回りで回転し、上記第2の電界
は、上記第2の周波数より非常に低い第3の周波数で上
記複数の導体ワイヤの回りで回転することを特徴とす
る。
【0042】さらに、請求項21記載の画像を発生する
ための方法は、請求項19記載の方法において、上記第
1の電界と上記第2の電界とを発生するステップは、上
記複数の信号を検出するステップをまた実行するアンテ
ナ構造によって実行されることを特徴とする。またさら
に、請求項22記載の画像を発生するための方法は、請
求項19記載の方法において、上記処理するステップ
は、上記物体の画像を生成するための放射再構築技術を
用いることを特徴とする。また、請求項23記載の画像
を発生するための方法は、請求項19記載の方法におい
て、上記処理するステップは、上記検出された複数の信
号を処理して上記物体の画像を生成するときに、ベッセ
ル関数を含む少なくとも1つのルックアップテーブルを
用いることを特徴とする。さらに、請求項24記載の画
像を発生するための方法は、請求項19記載の方法にお
いて、上記処理するステップは、上記検出された複数の
信号を処理して上記物体の画像を生成するときに、ゾン
マーフェルトの積分に対する解を含む少なくとも1つの
ルックアップテーブルを用いることを特徴とする。
【0043】またさらに、請求項25記載の画像を発生
するための方法は、請求項19記載の方法において、上
記複数の信号を検出するステップは、上記第2の電圧が
第1の極性を有するときと、上記第2の電圧が上記第1
の極性とは反対の第2の極性を有するときに、上記複数
の信号を検出するステップを含み、上記複数の信号を処
理して画像を発生するステップは、上記検出された複数
の信号におけるエラー成分をキャンセルするために、互
いに反対の極性で検出された上記複数の信号を加算する
ステップを含むことを特徴とする。さらに、請求項26
記載の画像を発生するための方法は、請求項19記載の
方法において、上記複数の信号を検出するステップは、
上記第2の電圧が第1の極性を有するときと、上記第2
の電圧が上記第1の極性とは反対の第2の極性を有する
ときに上記複数の信号を検出するステップを含み、上記
複数の信号を処理して画像を発生するステップは、上記
検出された複数の信号におけるエラー成分を決定するた
めに、互いに反対の極性で検出された上記複数の信号を
引き算するステップを含み、上記エラー成分は上記画像
の品質を制御するために用いられることを特徴とする。
【0044】
【作用】前述及び他の目的を達成するために、本発明に
よれば、ここで以下において具体化され広く記述される
ように、本発明の装置は、z軸に沿って方向が向けられ
た均一な磁界を発生するための磁石又は電磁石システ
ム、もしくは従来のシステムを備える。複数のワイヤ
は、ラーモア周波数ω0の近傍の周波数で同調された典
型的な“鳥のかご”又は“リスのかご”の形状で形成さ
れかつ、z軸に沿って互いに平行となるように設けられ
る。
【0045】ラーモア周波数ω0の近傍の周波数で中心
周波数を有する円偏波高周波磁界は、それが複数のワイ
ヤ導体の回りで回転するように発生される。上記ラーモ
ア周波数ω0よりも低い周波数ωpを有する正弦波電圧源
は、角度の空間的な周波数ωsで、ちょうど対向する複
数のワイヤ導体の両端に、空間的な円筒の調波又は高調
波(ハーモニック)としてシーケンシャルで印加され、
ここで、ωsは周波数ω0及びωpよりも非常に低い。
【0046】周波数ωpの電圧源によって発生された電
流密度は、周期的にかつ空間的に順序づけされた磁界に
おいて各スピンの位相を変化する目的のために、1つの
磁界を生成する。複数の核の横断面の磁化MTbは、上
記複数のワイヤ導体によって検出された高周波信号を生
成した後、信号処理のための制御装置に印加される。
【0047】
【発明の効果】上記制御装置は、解析接続(analytic c
ontinuation)によって複素“K”平面の原点で、大き
な信号対雑音比を有し高速で繰り返された連続的な解析
関数として信号を解析することができる。また、上記制
御装置は、上記受信された複数の信号を、放射再構築に
よって横断面の磁化MTbの和の高速で回転する観測図
の連続する組として解析することができる。横断面の磁
化MTbの決定は、ベッセル関数を用いて又はゾンマー
フェルトの積分に対する解を用いて実行することがで
き、これら両方の方法はルックアップテーブルの使用を
可能にする。
【0048】従って、本発明は、時間的に変化する複数
の電界を高周波コイルアッセンブリに印加することによ
って必要な複数の磁界の傾斜を発生することができる。
それ故、従来の“勾配コイル”はもはや、MRI装置を
用いる複数の画像の形成において必要性はなくなる。し
かしながら、時間的に変化する複数の電界が従来の勾配
コイルとともに用いられているので、本発明の装置は、
必ずしも従来の勾配コイルを除去しない。例えば、複数
の電界によって生成された複数の傾斜した磁界は、従来
の複数の勾配コイルを用いて発生された位相符号化の幾
つかの位相をずらし、その性能を高めるために用いるこ
とができる。この結果として、MRI装置によって発生
された画像は、より狭くすることができ、従って、当該
装置は興味のある特定の領域に焦点をあてるとともに、
すべての他の領域を排除又は除外することができる。
【0049】本発明の付加的な目的や利点、及び新しい
特徴は、詳細後述された説明において記述され、この説
明を読み又は本発明を実用化することによって当業者に
明らかになるであろう。本発明の目的や利点は添付の特
許請求の範囲によって実現されかつ達成される。
【0050】
【実施例】以下、添付の図面に図示された例である本発
明の好ましい実施例を詳細に説明する。図4を参照すれ
ば、本発明のMRI装置は、均一な静止磁界H0を発生
するための磁石システム2と、動作電力を用いて上記磁
石システム2に対して電源供給するための供給電源6と
を備える。この磁石システム2は冷却管27を介して冷
却装置26への接続を必要とする超伝導タイプ又は超電
導タイプのものであってもよい。しかしながら、本発明
は、この特定のタイプの磁石システム2に限定されず、
とって代わって、例えば永久磁石や永久でない抵抗型磁
石などの他のタイプの磁石システムを用いるようにして
もよい。
【0051】位相検出整流器16は、発振器24からの
信号を受信し、その出力を制御装置18に供給する。制
御装置18は、制御装置18の制御のもと制御される変
調器20とともに、ラーモア周波数の近傍の周波数で変
調された信号を生成し、当該生成された信号は高周波増
幅器12を用いて増幅された後、インターフェース回路
15に供給される。
【0052】インターフェース回路15は、図2に図示
されているような、振幅及び位相制御ネットワーク42
を備えてもよい。インターフェース回路15は、高周波
コイルアッセンブリ13の一部を形成する複数の導体ワ
イヤ30のそれぞれに印加される複数の電圧を個々に制
御する。好ましくは、インターフェース回路15は、ラ
ーモア周波数ω0の近傍の周波数で中心を有する周波数
を有し、上記高周波コイルアッセンブリ13の複数の導
体ワイヤ30にわたって回転する円偏波高周波磁界を発
生する。
【0053】制御装置18はまた、制御装置18によっ
て制御される第2の変調器17とともに、周波数ωp
正弦波電圧を生成する。この信号はインターフェース回
路15に印加される前に低周波増幅器19によって増幅
される。インターフェース回路15は、図5において図
式的な形式で図示されかつ、上記正弦波電圧から複数の
電界を発生するための回路50を備える。回路50は、
電圧源Vpからその端子の間で、好ましくはVpsin
(ωpt)に等しい正弦波電圧信号である電圧を受信す
るための多相同期発生器52を備える。多相同期発生器
52は、電圧信号Vpを周波数ωsで回転し、当該電圧信
号Vpを、図5に図示されている1次巻線の回転周波数
ωsの空間的な円筒の調波(高調波)関数として、対向
する導体ワイヤ30の各対に連続的に印加する。
【0054】対向する複数の導体ワイヤ30を有するコ
イルアッセンブリ13は、例えば図2に図示されるよう
に、従来の“鳥かご”又は“リスかご”の形状で形成す
るようにしてもよい。上記コイルアッセンブリ13は、
ラーモア周波数ω0の近傍の周波数で発生された円偏波
高周波磁界が複数の導体ワイヤ30の回りで回転するよ
うにラーモア周波数ω0の近傍の周波数に同調される。
第1の組の複数の分離フィルタZ1はラーモア周波数ω0
の近傍の周波数で発生された円偏波の複数の電圧をろ波
除去するために用いられ、上記複数の導体ワイヤ30と
多相同期発生器52の複数の接点との間に接続される。
もう1つの組の複数のフィルタZ3はコイルアッセンブ
リ13の1つのリング導体34上の複数の導体ワイヤ3
0の間に接続される。これらのフィルタZ3は、ラーモ
ア周波数の近傍の周波数の複数の電圧がコイルアッセン
ブリ13の回りで回転しかつ、例えば電圧信号Vpのよ
うな他の複数の信号がコイルアッセンブリ13の回りい
回転することを防止するように、コイルアッセンブリ1
3をラーモア周波数ω0の近傍の周波数に同調させる。
ラーモア周波数ω0と、電圧信号Vpの周波数ωpと、多
相同期発生器が回転するときの周波数ωsとが次の数1
5の関係を満足するように選択される。
【0055】
【数15】
【0056】電気機械的な多相同期発生器52の形状は
ただ単に図式的に描かれているが、好ましくはトランジ
スタなどの半導体装置を用いた固体回路を用いて構成さ
れる。例えば、多相同期発生器52は、振幅及び位相制
御ネットワークと、一時的な周波数ωpを有する複数の
正弦波電圧の空間的な円筒の調波アレイを生成する電圧
分配ネットワークとに置き換えてもよい。このとき、当
該電圧分配ネットワークは、複数の正弦波電圧のアレイ
を、対向する複数の導体ワイヤ30に、角度の空間的な
周波数ωsで周期的に印加してもよい。これらの複数の
電圧は、空間的な角度αにわたって、周期的に印加され
る。ここで、
【0057】
【数16】
【0058】一方、周波数ω0とωpとを有する電磁界を
伝送するためにコイルアッセンブリ13を用いて、コイ
ルアッセンブリ13はまた、好ましくは、画像化すべき
1つの物体における複数の核によって放射される複数の
高周波信号を検出するための受信機として用いる。上記
高周波コイルアッセンブリ13を用いて検出された複数
の信号は、例えば送信又は位相変調のために意図された
もののような、所望されない複数の周波数や所望されな
い複数の信号をろ波除去するための1組の複数のフィル
タZ2に通過される。上記検出された複数の信号は高周
波増幅器14を用いて増幅され、整流器16を用いて整
流され、次いで、モニター22上に表示される物体の画
像を構築又は構成するために、制御装置18において処
理される。
【0059】図4及び図5に図示された実施例は、例え
ば、図1における勾配コイル4のような、従来の“勾配
コイル”を含んでいない。とって代わって、本実施例
は、高周波パルスを送信するための、また、複数の磁界
の傾斜を生成するための高周波コイルアッセンブリ13
を用いる。これらの複数の傾斜が生成されるときの方
法、並びに、上記検出された複数の信号が処理されると
きの方法は以下に詳細に記述されるであろう。次の数1
7によって示されるように、傾斜した磁界Gbは磁界H
bのz成分hzの勾配になるように定義される。
【0060】
【数17】
【0061】結果として、以下次の数18と数19とを
参照して、傾斜した磁界Gbの回転がゼロに等しくなる
必要があり、ストークスの定理を用いて、傾斜した磁界
Gbの閉じられた線積分はまたゼロに等しくなる必要が
ある。上記傾斜した磁界Gbの回転はゼロに等しくなる
が、磁界Hbの回転はゼロに等しくならない。すなわ
ち、次の数18及び数19の通りである。
【0062】
【数18】 並びに、
【数19】
【0063】ここで、デカルト座標系又はカルテシアン
座標系においては、微分パスの成分dLbは次の数20
のように定義される。
【0064】
【数20】
【0065】従って、上記印加された磁界Hbのz成分
zと傾斜した磁界Gbとの関係は次の数21で表され
る。
【0066】
【数21】
【0067】次いで、次の数22で表される円筒の対称
性を仮定する。
【0068】
【数22】
【0069】従って、傾斜した磁界Gbと磁界Hbとの
間の関係は次の数23で表されるという結論を得ること
ができる。
【0070】
【数23】
【0071】磁界Hbのz成分hzと上記印加された電
界Ebとの間の関係はまた決定することができる。複数
のマックスウエルの方程式の1つから、次の数24に示
すように、電流密度Jbは磁界Hbの回転に等しいとい
うことが知られている。
【0072】
【数24】
【0073】さらに、数25において示すように、全体
の電流密度JTbは多くの成分からなる。
【0074】
【数25】
【0075】ここで、
【数26】Jib=印加された(電源の)電流密度; Jieb=有効導通電流密度 =(σs+ωpε'')Eb;
【数27】Jdcb=有効変位電流密度 =jωpε'Eb;
【数28】ε=媒体の複素誘電率ε =ε'−jε''; 並びに、 σs=静的導電率。
【0076】電界Ebは次の数29に示すように指数関
数の形式で定義される。
【0077】
【数29】 ここで、
【数30】
【0078】電源の自由な領域を仮定し、上記印加され
る電流密度Jibはゼロであり、全体の電流密度JTbが
次の数31の形式に変形される。
【0079】
【数31】
【0080】より一般的な項で表された全体の電流密度
Tbは次の数32のようになる。
【0081】
【数32】
【0082】勾配Gbと磁界Hbのz成分hzとの間の
関係(数21)と、傾斜した磁界Gbと磁界との関係
(数23)とを用いることによって、磁界Hbのz成分
zは次の数33に示すように、電界Ebの項で表わす
ことができる。
【0083】
【数33】
【0084】従って、傾斜した磁界Gbを定義する磁界
Hbのz成分hzは複数の電界を物体に印加することに
よって発生することができる。所望されたz成分hz
電界Ebとの間の関係、従って、傾斜した磁界Gbと電
界Ebとの関係は数33によって決定される。この関係
を理解することを援助するために、2枚の大きな導電板
の間に印加される電圧Vによって発生される一様な又は
均一な電界Ebを考える。この2枚の導電板はx軸に対
して垂直であって、z軸に対して平行であり、距離Dだ
け離れている。このとき、この電圧Vによって生成され
る複数の電界の成分は次の数34に従って決定される。
【0085】
【数34】
【0086】位相φを時間の関数として解くために数1
2を積分することによって、次の数35を得る。
【0087】
【数35】
【0088】次いで、数33からの磁界Hbのz成分h
zの値を代入しかつ解くことによって、時間の調波(ハ
ーモニック)の形式で表される次の数36を得る。
【0089】
【数36】
【0090】もしくは、リアルタイムな形式で次の数3
7を得る。
【0091】
【数37】
【0092】複素(x,jy)平面におけるdxdyの
領域を有する物体における各成分によって生成される横
断面(横軸)の磁束密度BTbは次の数38のように知
られている。
【0093】
【数38】
【0094】従って、dxdyの各成分によってコイル
アッセンブリ13に誘起される電圧は、次の数39によ
って表される。
【0095】
【数39】
【0096】この数39を積分しかつ上記誘起された電
圧を解くことによって次の数40を得る。
【0097】
【数40】
【0098】数40において、v0(t)は制御装置1
8によって解析されたコイルアッセンブリ13によって
検出された出力電圧である。上記数40における成分B
(y,t)は制御装置18によってまた決定された空間と時
間の位相変調機能である。v0(t)とB(y,t)は変数で
あると知られているので、数40を解くことによって、
成分A(y)を決定することができ、従って、横断面の磁
化MTbの放射を決定することができる。このことは、
当該画像の放射再構築の1つの観測図を与える。もし上
記数40が例えばフーリエ変換などの複素空間変換の形
式になっているならば、上記複素K平面における解析的
な連続したセグメントを決定することができる。
【0099】この点までにおいて、あたかも複数の電界
が2枚の平行導体板から発生されたかのように、横断面
の磁化MTbが決定されている。図4の実施例は複数の
導体ワイヤ30を有しているので、対向する導体ワイヤ
30の各対は、当該物体におけるある微小の成分に対す
る1対の導体板を近似するであろう。当業者の1人の技
術内である等角写像変換(又は共形変換)を実行するこ
とによって、一般化された直交する直線状の空間は、位
相符号化電界Ebが画像化すべき物体の周囲の回りでz
軸に平行に配置される複数の導体のアレイによって生成
されることができるように、コーシー−ライマンの状態
方程式(Cauchy-Reimann condition equations)を介し
て直交する曲線空間に変換される。各磁化成分MTbの
空間アドレスはまた、同じ等角写像変換(又は共形変
換)の形式に書き換えることができる。等角写像変換の
目的は、2枚の平行導体板によって定義される関係を、
図4の実施例において存在している関係に変換すること
にある。
【0100】次に、空間の角度αだけ複数の導体ワイヤ
30の回りに電圧源Vpの電圧をゆっくりと回転するこ
とによって、放射再構築の観測図の連続した組が発生さ
れる。各観測図は、多数の画像の時間平均であり、これ
によって、信号対雑音比が改善される。電圧源Vpの電
圧の回転はまた、複素“K”平面の原点において中心を
有し、近接して所定の間隔だけ離れた複数のラインの
“n枚の葉のバラ(n-leaved rose)”のパターンを発
生するにつれて目に見えるように視覚化又は画像化され
る。空間的な分布MTbは連続的に計算することがで
き、これによって画像化されるべき物体に対して高周波
エネルギーを同時に印加し又は当該物体からの高周波エ
ネルギーを受信しながら、仮想的(バーチャル)であっ
て“リアルタイムな”画像を形成することができる。横
断面の磁化MTbを決定するための代替方法は、ベッセ
ル関数の使用を含む。平行する導体板の解析に話を戻す
と、時間の関数としての位相φは次の数41によって表
わすことができる。
【0101】
【数41】
【0102】磁界Hbのz成分hzに対する表現に置き
換えした後、位相の関数φは次の数42のようにリアル
タイムで表わすことができる。
【0103】
【数42】
【0104】また、横断面の磁束密度BTbは次の数4
3に等しいことが知られている。
【0105】
【数43】
【0106】もし1つのコイルがx−z平面において置
かれるならば、電圧V(t)は次の数44に等しいよう
に、当該コイルにおいて誘起されるであろう。
【0107】
【数44】
【0108】上記数42はφに対する表現を提供するの
で、上記数44におけるsinφは次の数45に示すよ
うに拡張することができる。
【0109】
【数45】
【0110】上記数45において、変数A及びω0はそ
れぞれ、次の数46に示すように定義される。
【0111】
【数46】
【0112】ベッセル関数を用いて、表現sinφは次
の数47及び数48に示すように、表わすことができ
る。
【0113】
【数47】 並びに、
【数48】
【0114】従来のシステムにおいては、自由誘起減衰
(崩壊)信号は、従来の勾配コイルによって吸収ライン
を広げることによって生成される。上記自由誘起減衰信
号は、勾配の傾斜に対して垂直に放射された横断面の磁
化MTbのフーリエ係数である。これに対して、図4の
実施例においては、電界Ebは位相の増分を変調し、ラ
ーモア周波数で中心を有するラインスペクトルを生成す
る。ラインスペクトルの複数の振幅は、ベッセル関数の
次数が各調波の次数でありかつベッセル関数の振幅が電
界Ebに対して垂直な傾斜に沿った放射の各成分の位置
に比例する、ベッセル関数によって重み付けされた電界
Ebに沿ってとられた磁化MTの放射の積分に等しい。
上記ラインスペクトルにおける各調波nに対して、上記
コイルアッセンブリ13によって検出された上側と下側
の側波帯の電圧出力の和は次の数49で表される。
【0115】
【数49】 ここで、
【数50】
【0116】上記数49と数50とから、横断面の磁化
Tbの放射を決定することができる。一旦横断面の磁
化MTbの放射が決定されると、当業者の1人の能力の
範囲内で物体の画像を発生することができる。制御装置
18が上記検出された複数の信号を処理して1つの物体
の画像を発生するときの第3の方法は、ゾンマーフェル
トの積分を使用することによってなされる。コイルアッ
センブリ13によって検出された出力である横断面の磁
界密度BTbは次の数53に示すように等しくなる。
【0117】
【数53】
【0118】横断面の磁界密度BTbのフーリエ変換を
実行することによって次の数54を得ることができる。
【0119】
【数54】
【0120】従って、もし次の変数がそれぞれ次の数5
5で定義されるならば、
【0121】
【数55】
【0122】このとき、数54の一部分は次の数56に
よって示されるように、ゾンマーフェルトの積分に簡略
化することができる。
【0123】
【数56】
【0124】従って、数54はさらに次の数57の形式
に簡単化することができる。
【0125】
【数57】
【0126】ここで、Zn(ρ)はゾンマーフェルトの
積分に対する解である。コイルアッセンブリ13を用い
て検出された電圧の周波数の内容は変数G(W)を決定
するであろう。また、yとnのそれぞれの値を用いて、
制御装置18は、ゾンマーフェルトの積分の種々の解に
対する公知の複数のルックアップテーブルと複数の方法
を用いることによって、Zn(ρ)の値を決定すること
ができる。従って、横断面の磁化MTbを決定すること
ができ、かつ当該物体の画像を発生することができる。
【0127】本発明のもう1つの実施例が図6において
図示されている。この図6において図示されているよう
に、MRI装置は、勾配コイル4と、傾斜した磁界を発
生するための供給電源8との従来技術の組を備える。こ
のMRI装置はさらに、複数の電界によって複数の傾斜
した磁界を発生する本発明に係る図4に図示された回路
を備える。図6のMRI装置は、図4の実施例と同様で
あるが、また、インターフェース回路15と、変調器1
7と、高周波増幅器19とを備える。複数の電界によっ
て生成された傾斜した磁界は、図6の実施例において、
従来の複数の勾配コイルによって発生された複数の傾斜
した磁界の幾つかを高め、又はその位相をずらすために
用いることができる。このことは、1つの画像が物体の
ただ単に小さい領域のものとして所望されるアプリケー
ションにおいては有益である。複数の電界によって生成
される複数の傾斜した磁界は、従来の複数の勾配コイル
によって生成された複数の傾斜した磁界と結合し、これ
によって結果として得られる複数の傾斜した磁界は、物
体におけるただ単に小さい領域に対して作用する。従っ
て、当該物体のその小さい所望された部分を明らかにす
るように視覚化しかつ、物体の他のすべての部分を削除
した物体のより狭い画像が生成される。
【0128】高周波コイルアッセンブリ13はまた、複
素誘電率の不均一性又は不均等性を補正して訂正するた
めに、また、異方性を補正して訂正するために用いるこ
とができる。これらのエラーは、上記印加される電界の
極性に依存して、“勾配の傾斜”を互いに反対の方向で
水平方向にシフトする、物体における不均一な複素誘電
率から生じるものである。従って、不均一な複素誘電率
の誘電体は高周波コイルアッセンブリ13によって生成
された複数の磁界の傾斜をゆがませて歪ませ、これによ
って上記複数の傾斜した磁界を非線形にすることができ
る。高周波コイルアッセンブリ13がどのようにこれら
のエラーを訂正するかを説明するために、まず第1に、
次の数58で表される位相φに対する表現を考える。
【0129】
【数58】
【0130】r+jsに等しくなるように第1の座標系
Tを定義すると、第1の検出された位相φ1は次の数5
9に等しくなる。
【0131】
【数59】
【0132】従って、ここで、変数C(r)は次の数60
のように定義される。
【0133】
【数60】 並びに、
【数61】
【0134】C(r)に対する表現を数59に置き換える
と、第1の検出された位相φ1に対する表現は次の数6
2に示すようになる。
【0135】
【数62】
【0136】もしu+jvに等しくなるように第2の座
標系Wを定義すれば、第2の検出された位相φ2は次の
数63に等しくなる。
【0137】
【数63】
【0138】従って、ここで、変数C(u)は次の数64
で表され、数64においてCは数65で表される。
【0139】
【数64】 並びに、
【数65】
【0140】次いで、C(u)に対する表現を数63に置
き換えた後、上記第2の検出された位相φ2に対する表
現は次の数66のようになる。
【0141】
【数66】
【0142】もし2つの座標系T及びWはそれぞれ、上
記印加された複数の電圧が反対の極性を有するときに生
じる反対の極性を有する複数の電界によって定義される
ならば、このとき、2つの座標系における次の複数の変
数は次の数67の表現に従って、相互に関連づけされ
る。
【0143】
【数67】T=−W;r=−u;s=−v;Es=−Ev
【0144】数66を用いて、上記第2の検出された位
相φ2に対する表現は次の数68の形式に変更すること
ができる。
【0145】
【数68】
【0146】上記数68は次の数69の形式に簡略化す
ることができる。
【0147】
【数69】
【0148】次の数70が真実で正確であるので、
【0149】
【数70】
【0150】上記第1の検出された位相φ1と上記第2
の検出された位相φ2との和は次の数71に示すように
表される。
【0151】
【数71】
【0152】上記数71はエラー信号によって影響を受
けない訂正された位相信号である。また、上記第1の検
出された位相φ1と上記第2の検出された位相φ2との
間の差は次の数72のように表される。
【0153】
【数72】
【0154】上記数72は、位相で符号化された信号
(又は位相符号化信号)からエラー信号を分離すること
を示している。上記印加された複数の電圧が互いに反対
の極性を有するものであるとき、上記複数の検出された
信号を引き算することによって、物体における不均一性
や異方性によって生じるエラーをキャンセルすることが
できる。従って、訂正された信号がより少ない歪を有す
るので、当該画像は改善される。
【0155】本発明の利点は、複数の傾斜した磁界は時
間的に変化する電圧Vpを高周波コイルアッセンブリ1
3に印加することによって生成されるので、従来のMR
I装置における高価であって複雑な複数の勾配コイルは
もはや必要がないということである。時間的に変化する
電圧Vpの結果として、複数の電界は物体において発生
され、不均一な曲線を有し時間的に変化する磁界を発生
する。従って、本発明の装置は複数の線形の磁界の傾斜
を生成する。
【0156】本発明のもう1つの利点は、上記検出され
た複数の信号の処理は、2次元又は3次元の一部が省略
又は削除されたフーリエ級数、又はフーリエ変換に限定
されないということである。むしろ、本発明の装置は、
放射技術によって上記検出された複数の信号を処理して
もよいし、横断面の磁化MTbを解くために、ベッセル
関数又はゾンマーフェルトの積分に対する解を用いても
よい。
【0157】本発明のもう1つの利点は、幾つかの画像
の生成物が除去、削除又は無視されるということであ
る。本発明は、もしもう一つの傾斜した磁界が上記印加
された電界の方向に沿って印加されないならば、全く位
相の分散又は離散が生じないので、複素誘電率の一成分
であるがz軸と上記傾斜した磁界Gbとの両方に対して
垂直である上記印加された電界を用いて、複数のスピン
の電荷と質量との相互作用から生じる複数のスピンの周
期的な変位によって生じる画像の生成物を生成すること
はない。図6の実施例におけるようにこれらの傾斜した
磁界を結合することによって、画像化される物体の体積
(又は画像体)における複数のスピンの幾つかを選択的
にその位相をずらすことができる。
【0158】画像はまた、印加された複数の電圧が反対
の極性を有するときに、位相で符号化された複数の信号
を検出することによって本発明を用いて改善することが
できる。上記印加された複数の電圧が反対の極性を有す
るときに検出された位相で符号化された複数の信号をと
もに加算することによって、上記複数の信号のエラー成
分は互いにキャンセルされ、これによって、訂正された
位相で符号化された信号を生成する。エラー信号はま
た、位相で符号化された2つの信号を互いに引き算する
ことによって位相で符号化された信号から分離するよう
にしてもよい。この訂正された位相で符号化された信号
はもはやエラー信号を含まないので、この訂正された位
相で符号化された信号はほとんど歪を有せず、これによ
って、物体の改善された画像を生成する。
【0159】本発明の好ましい実施例の前述の説明は図
示や説明の目的のために示している。本発明を、ここで
開示された精密な形式に徹底的に網羅させ又は限定させ
ることは意図されていない。多くの変形例や別の実施例
が、上記の開示の教えを参照して可能である。例えば、
複数の実施例は高周波パルスを使用するシステムを参照
して説明しているが、本発明は、連続的な波動のシステ
ムに等しく適用することができる。さらに、一定の周波
数ωpを有する電圧Vpを印加するよりはむしろ、上記印
加された電圧Vpの周波数を、物体の複素誘電体の分散
の共鳴を見つけだすために、また、物体における複素誘
電体を測定するために、変化してもよい。
【0160】また、複数の電界は1つの画像の発生のた
めの複数の磁界の傾斜を生成するために用いられてきた
が、複数の電界はまた画像の一部分を破壊するように機
能する複数の磁界の傾斜を発生するために用いることが
できる。従って、興味の無い物体の一部分を明らかにし
ない又は画像化しない、より狭い画像を発生することが
できる。1つの画像をより狭くするときの技術は分光学
において用いることができるが、これによって、特定の
種類のスピンの数を言い当てることができる。また、こ
の技術を用いることによって、特定の種類の荷電又は帯
電した粒子の移動度を識別することができる。
【0161】さらには、複数の電界を用いる複数の磁界
の傾斜の発生は、1つの物体を画像化することのほか
に、磁気共鳴を有する複数のアプリケーションを有す
る。例えば、磁気共鳴装置はまた、他の可能性のあるパ
ラメータの振幅と同様に、くだものが新鮮であるか否
か、チョコレートバーが凍って溶けたか否かを決定する
ために用いることができる。本発明はこれら他の磁気共
鳴のアプリケーションに等しく適用することができる。
【0162】本発明の原理やそれらの実用的なアプリケ
ーションを最善で説明するために、複数の実施例が選択
されかつ説明されているが、これによって、当業者は本
発明や種々の実施例を最善で利用することを可能にし、
特定の使用に最適である種々の変形例を考えることがで
きる。本発明の範囲は添付される特許請求の範囲によっ
てのみ限定されるということが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の磁気共鳴映像装置のブロック図で
ある。
【図2】 従来技術の高周波コイルアッセンブリの斜視
図である。
【図3】 処理を行う核スピンの斜視図である。
【図4】 本発明に係る第1の実施例の磁気共鳴映像装
置のブロック図である。
【図5】 複数の電界によって複数の磁界の傾斜を発生
するために用いられる回路の斜視図である。
【図6】 本発明に係る第2の実施例の磁気共鳴映像装
置のブロック図である。
【符号の説明】
2…磁石システム、 6…供給電源、 12…高周波増幅器、 13…高周波コイルアッセンブリ、 14…高周波増幅器、 15…インターフェース回路、 16…位相検出整流器、 17…変調器、 18…制御装置、 19…低周波増幅器、 20…変調器、 22…モニタ、 24…発振器、 26…冷却装置、 27…冷却管、 30…導体ワイヤ、 34…リング導体、 42…振幅及び位相制御ネットワーク、 50…回路、 52…多相同期発生器、 Z1…分離フィルタ、 Z2,Z3…フィルタ。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の磁気共鳴映像化において用いるた
    めに複数の磁界の傾斜を発生するための装置であって、 互いに平行に設けられかつ円筒形状で形成された複数の
    導体ワイヤと、 上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端で
    接続する第1のリング導体と、 上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端と
    反対の他端で接続する第2のリング導体と、 上記物体のラーモア周波数よりも低い第1の周波数を有
    し、時間的に変化する電界を発生するための手段と、 上記第1の周波数よりも非常に低い第2の空間周波数
    で、上記時間的に変化する電界を互いに対向するワイヤ
    の対の間に連続的に印加するための手段とを備え、 上記時間的に変化する電界は上記物体において線形の磁
    界の傾斜を発生することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の導体ワイヤは、上記ラーモア
    周波数に同調された鳥かご形状で設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記装置はさらに、 上記ラーモア周波数の近傍の周波数で中心を有する周波
    数を有する高周波磁界を発生するための手段と、 上記高周波磁界を上記複数の導体ワイヤに印加するため
    の手段とを備え、 上記高周波磁界は円偏波となり、上記複数の導体ワイヤ
    の回りで回転することを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 上記装置はさらに、 上記複数の導体ワイヤの間の上記第1のリング導体上に
    接続され、上記複数の導体ワイヤを上記ラーモア周波数
    の近傍の周波数に同調させるための第1の組の複数のフ
    ィルタと、 上記印加するための手段と上記第1のリング導体との間
    に接続され、上記第1の周波数を通過させるとともに、
    上記ラーモア周波数をろ波除去するための第2の組のフ
    ィルタとを備えたことを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 上記複数の導体ワイヤは上記物体によっ
    て発生された複数の信号を検出し、 上記装置はさらに、 上記物体の画像を生成するために、上記検出された複数
    の信号を処理するための手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 物体の画像を生成するためのMRI装置
    であって、第1の軸に沿って均一な磁界を発生するため
    の手段と、 上記均一な磁界と上記物体によって決定されたラーモア
    周波数に等しい第1の周波数を有する第1の変調された
    電圧を発生するための手段と、 上記第1の周波数よりも低い第2の周波数を有する第2
    の変調された電圧を発生するための手段と、 上記第1の電圧と上記第2の電圧とを受信し、上記第1
    の周波数を有する第1の電界と、上記第2の周波数を有
    する第2の電界とを発生するための手段と、 上記第1の電圧と上記第2の電圧とを選択的に上記受信
    するための手段に印加するための制御手段と、 上記第1の電圧と上記第2の電圧の印加の後に、上記物
    体によって放射された複数の信号を検出するための手段
    とを備え、 上記第2の電界は、上記物体において線形の磁界の傾斜
    を生成し、 上記制御手段はさらに、上記検出された複数の信号を処
    理して画像を発生するための手段を備えたことを特徴と
    するMRI装置。
  7. 【請求項7】 上記第1の電界とを上記第2の電界とを
    発生するための手段は、 互いに平行に設けられかつ円筒形状で形成された複数の
    導体ワイヤと、 上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端で
    接続するための第1のリング導体と、 上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端と
    反対の他端で接続するための第2のリング導体とを備
    え、 上記第1の電界は、上記ラーモア周波数で上記複数の導
    体ワイヤの回りで回転し、 上記第2の電界は、上記第2の周波数より非常に低い第
    3の周波数で上記複数の導体ワイヤの回りで回転するこ
    とを特徴とする請求項6記載のMRI装置。
  8. 【請求項8】 上記第1の電界と上記第2の電界とを発
    生するための手段はまた上記検出するための手段である
    ことを特徴とする請求項6記載のMRI装置。
  9. 【請求項9】 上記処理するための手段は、上記物体の
    画像を生成するための放射再構築技術を用いることを特
    徴とする請求項6記載のMRI装置。
  10. 【請求項10】 上記処理するための手段は、上記検出
    された複数の信号を処理して上記物体の画像を生成する
    ときに、ベッセル関数を含む少なくとも1つのルックア
    ップテーブルを用いることを特徴とする請求項6記載の
    MRI装置。
  11. 【請求項11】 上記処理するための手段は、上記検出
    された複数の信号を処理して上記物体の画像を生成する
    ときに、ゾンマーフェルトの積分に対する解を含む少な
    くとも1つのルックアップテーブルを用いることを特徴
    とする請求項6記載のMRI装置。
  12. 【請求項12】 上記検出するための手段は、上記第2
    の電圧が第1の極性を有するときに上記複数の信号を検
    出し、上記第2の電圧が上記第1の極性とは反対の第2
    の極性を有するときに上記複数の信号を検出し、 上記制御手段は、互いに反対の極性で検出された上記複
    数の信号を加算し、これによって、上記複数の信号にお
    けるエラー成分をキャンセルすることを特徴とする請求
    項6記載のMRI装置。
  13. 【請求項13】 上記検出するための手段は、上記第2
    の電圧が第1の極性を有するときに上記複数の信号を検
    出し、上記第2の電圧が上記第1の極性とは反対の第2
    の極性を有するときに上記複数の信号を検出し、 上記制御手段は、互いに反対の極性で検出された上記複
    数の信号を引き算して上記複数の信号におけるエラー成
    分を決定し、上記エラー成分は上記画像の品質を制御す
    るために用いられることを特徴とする請求項6記載のM
    RI装置。
  14. 【請求項14】 物体の磁気共鳴映像化において用いる
    ために複数の磁界の傾斜を発生するための方法であっ
    て、 複数の導体ワイヤを互いに平行でかつ円筒形状で設ける
    ことと、 上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端で
    第1のリング導体を用いて接続するステップと、 上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端と
    反対の他端で第2のリング導体を用いて接続するステッ
    プと、 上記物体のラーモア周波数よりも低い第1の周波数を有
    し、時間的に変化する電界を発生するステップと、 上記第1の周波数よりも非常に低い第2の周波数で、上
    記時間的に変化する電界を互いに対向するワイヤの対の
    間に連続的に印加するステップとを含み、 上記時間的に変化する電界は上記物体において線形の磁
    界の傾斜を発生することを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 上記複数の導体ワイヤを、上記ラーモ
    ア周波数に同調させるステップをさらに含むことを特徴
    とする請求項14記載の複数の磁界の傾斜を発生するた
    めの方法。
  16. 【請求項16】 上記方法はさらに、 上記ラーモア周波数の近傍の周波数で中心を有する周波
    数を有する高周波磁界を発生するステップと、 上記高周波磁界を上記複数の導体ワイヤに印加するステ
    ップとを含み、 上記高周波磁界は円偏波となり、上記複数の導体ワイヤ
    の回りで回転することを特徴とする請求項14記載の複
    数の磁界の傾斜を発生するための方法。
  17. 【請求項17】 上記方法はさらに、 上記複数の導体ワイヤを上記ラーモア周波数の近傍の周
    波数に同調させるための第1の組の複数のフィルタを、
    上記複数の導体ワイヤの間の上記第1のリング導体上に
    接続するステップと、 上記第1の周波数を通過させるとともに、上記ラーモア
    周波数をろ波除去するための第2の組のフィルタを、上
    記印加するための手段と上記第1のリング導体との間に
    接続するステップとを備えたことを特徴とする請求項1
    4記載の複数の磁界の傾斜を発生するための方法。
  18. 【請求項18】 上記方法はさらに、 上記複数の導体ワイヤを用いて、上記物体によって発生
    された複数の信号を検出するステップと、 上記物体の画像を生成するために、上記検出された複数
    の信号を処理するステップとを含むことを特徴とする請
    求項14記載の複数の磁界の傾斜を発生するための方
    法。
  19. 【請求項19】 磁気共鳴を用いて物体の画像を発生す
    るための方法であって、 第1の軸に沿って均一な磁界を発生するステップと、 上記均一な磁界と上記物体によって決定されたラーモア
    周波数に等しい第1の周波数を有する第1の変調された
    電圧を発生するステップと、 上記第1の周波数よりも低い第2の周波数を有する第2
    の変調された電圧を発生するステップと、 上記第1の電圧と上記第2の電圧とを受信し、上記第1
    の周波数を有する第1の電界と、上記第2の周波数を有
    する第2の電界とを発生するステップと、 上記第1の電圧と上記第2の電圧とを選択的に上記受信
    するための手段に印加するステップと、 上記第1の電圧と上記第2の電圧とを選択的に印加する
    ステップの後に、上記物体によって放射された複数の信
    号を検出するステップと、 上記検出された複数の信号を処理して上記物体の画像を
    発生するステップとを含み、 上記第2の電界は、上記物体において線形の磁界の傾斜
    を発生することを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 上記方法は、 複数の導体ワイヤを互いに平行でかつ円筒形状で設ける
    ステップと、 上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端で
    第1のリング導体を用いて接続するステップと、 上記複数の導体ワイヤを上記複数の導体ワイヤの一端と
    反対の他端で第2のリング導体を用いて接続するステッ
    プとを含み、 上記第1の電界は、上記ラーモア周波数で上記複数の導
    体ワイヤの回りで回転し、 上記第2の電界は、上記第2の周波数より非常に低い第
    3の周波数で上記複数の導体ワイヤの回りで回転するこ
    とを特徴とする請求項19記載の画像を発生するための
    方法。
  21. 【請求項21】 上記第1の電界と上記第2の電界とを
    発生するステップは、上記複数の信号を検出するステッ
    プをまた実行するアンテナ構造によって実行されること
    を特徴とする請求項19記載の画像を発生するための方
    法。
  22. 【請求項22】 上記処理するステップは、上記物体の
    画像を生成するための放射再構築技術を用いることを特
    徴とする請求項19記載の画像を発生するための方法。
  23. 【請求項23】 上記処理するステップは、上記検出さ
    れた複数の信号を処理して上記物体の画像を生成すると
    きに、ベッセル関数を含む少なくとも1つのルックアッ
    プテーブルを用いることを特徴とする請求項19記載の
    画像を発生するための方法。
  24. 【請求項24】 上記処理するステップは、上記検出さ
    れた複数の信号を処理して上記物体の画像を生成すると
    きに、ゾンマーフェルトの積分に対する解を含む少なく
    とも1つのルックアップテーブルを用いることを特徴と
    する請求項19記載の画像を発生するための方法。
  25. 【請求項25】 上記複数の信号を検出するステップ
    は、上記第2の電圧が第1の極性を有するときと、上記
    第2の電圧が上記第1の極性とは反対の第2の極性を有
    するときに、上記複数の信号を検出するステップを含
    み、 上記複数の信号を処理して画像を発生するステップは、
    上記検出された複数の信号におけるエラー成分をキャン
    セルするために、互いに反対の極性で検出された上記複
    数の信号を加算するステップを含むことを特徴とする請
    求項19記載の画像を発生するための方法。
  26. 【請求項26】 上記複数の信号を検出するステップ
    は、上記第2の電圧が第1の極性を有するときと、上記
    第2の電圧が上記第1の極性とは反対の第2の極性を有
    するときに上記複数の信号を検出するステップを含み、 上記複数の信号を処理して画像を発生するステップは、
    上記検出された複数の信号におけるエラー成分を決定す
    るために、互いに反対の極性で検出された上記複数の信
    号を引き算するステップを含み、上記エラー成分は上記
    画像の品質を制御するために用いられることを特徴とす
    る請求項19記載の画像を発生するための方法。
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