JPH07673U

JPH07673U - 座金つき釘抜き具

Info

Publication number: JPH07673U
Application number: JP3672193U
Authority: JP
Inventors: 幸夫後藤
Original assignee: 幸夫後藤
Priority date: 1993-05-28
Filing date: 1993-05-28
Publication date: 1995-01-06

Abstract

(57)【要約】【目的】天井板（ボード）や化粧板等を、釘を抜いて
剥すときに、天井板（ボード）や化粧板に傷をつけるこ
となく再使用できるようにした。【構成】ニッパー本体（１）の支点部（２）に、幅広
で円弧状の座金（４）を支点部（２）を覆うように取り
付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、天井裏などの天井板（ボード）等の釘を抜いて剥すときに使用する、座金つき釘抜き具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、点検口のない天井裏の電機、通信工事や設備の点検や修理のとき、天井板（ボード）を剥すときに使用するために用いるの工具は、バールやニッパー（斜め刃ペンチ）で釘を抜いていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには、次のような欠点があった。釘を抜くときは、ニッパーの刃で釘の頭をはさみ、テコ動作で抜くが、支点部（２）が鋭角のため、天井板（ボード）等に、釘を抜いたあとの損傷が大きくて天井板（ボード）等の補修ができなくて、新しく取り替えなくてはならないという問題点があった。本考案は、上記の問題点を解決して、天井板（ボード）等の損傷を少なくして、再使用をすることを目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案を図面で説明すると、ニッパー本体（１）の支点部（２）に、幅広で円弧状の座金（４）を取りつけることを特徴としている。

【０００５】

【作用】

本考案は上記のような構成であるから、ニッパーを釘抜として使用するとき、ニッパーの刃（斜め刃）で釘の頭をはさんでテコの原理で抜くが、円弧状の座金が、鋭角である支点部（２）をカバーして、天井板（ボード）等の損傷を最小限にする作用がある

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。（イ）第１図のごとく、ニッパーの刃（５）（５′）のそれぞれに半円状に切込みを入れて、釘の頭をしつかりと挟むための、挟み穴（３）を形成する。第２図、第３図に示すごとく、幅広で円弧状の座金（４）を支点部（２）を覆うように取りつける。（ロ）第４図に示すごとく、バール本体（１′）の支点部（２）にもニッパーと同様に、幅広で円弧状の座金（４）を取りつける。（ハ）座金は着脱自在にすることもできる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案の構成は、幅広で円弧状の座金で構成された、釘抜き具であるので、次のような効果がある。（イ）天井板（ボード）等の損傷は、釘を抜いたときの傷がほとんどであるが、本考案で構成された釘抜き具であるニッパーやバールを使用すると、鋭角の支点部（２）がないので、取り外した天井板（ボード）等には、傷もほとんどなくて、天井板（ボード）等の再使用ができる。（ロ）現在、生産中止をしている石膏ボード系の柔らかい天井板には、ニッパー、合板、化粧板のときはバールの釘抜き具を使用すると効果が大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のニッパーの斜視図である。

【図２】本考案のニッパーを下からみた斜視図であ
る。

【図３】本考案のニッパー部分側面図である

【図４】本考案のバールの部分斜視図である。

【符号の説明】

（１）はニッパー本体（１′）はバール本体（２）は支点部（２′）は支点部（３）は挟み穴（４）は円弧状の座金（５）はニッパーの刃（５′）はニッパーの刃（６）はバールの引っ掛け部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ニッパー本体（１）の支点部（２）に、
幅広で円弧状の座金（４）を取りつけた、座金つき釘抜
き具。
【請求項２】バール本体（１′）の支点部（２）に、
幅広で円弧状の座金（４）を取りつけた請求項１記載の
座金つき釘抜き具。