JPH0767369A - 同期電動機の同期始動方法 - Google Patents

同期電動機の同期始動方法

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JPH0767369A
JPH0767369A JP5230865A JP23086593A JPH0767369A JP H0767369 A JPH0767369 A JP H0767369A JP 5230865 A JP5230865 A JP 5230865A JP 23086593 A JP23086593 A JP 23086593A JP H0767369 A JPH0767369 A JP H0767369A
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JP
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synchronous motor
generator
synchronous
turbine
braking device
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JP5230865A
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Kenji Endo
研二 遠藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同期電動機と類似の容量を持つタービン発電機
が至近距離に有る場合に、この発電機を用いて同期電動
機を同期始動する方法を得る。 【構成】遮断器12を開路し、同期電動機2を転同しつ
つ励磁し低速度で低電圧を発生させ、主蒸気流路8によ
りタービン6を駆動して発電機7に同期電動機2と同じ
電圧を発生させて互いに接続し、補助蒸気流路9の蒸気
により同期電動機2の回転速度を維持しつつ主蒸気流流
路8の蒸気により同期電動機2の回転速度を高め同期速
度に達したとき系統電源に切り換え、遮断器12を開路
すれば、同期電動機2をタービン発電機により同期始動
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、反抗トルクが小さい
負荷を持つ同期電動機で類似の容量を持つタービン発電
機が至近距離にある場合、このタービン発電機を利用し
た同期電動機の同期始動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の始動用M−Gによる同期始
動方法を示す系統図である。負荷1を駆動する同期電動
機2を電動機3と発電機4からなる始動用M−Gにより
始動する。負荷1は低速域では反抗トルクが小さいの
で、電動機2は小容量の転動装置で低速回転下にある。
始動時には、同期電動機2を励磁して電圧を発生させ、
この電圧により始動用発電機4を励磁して停止状態にあ
る始動用発電機4を非同期始動し、次第に回転速度を上
げ同期並列させる。その後始動用電動機3に電圧を加
え、駆動力を与えて増速することにより、これらの始動
用M−Gと同期状態にある同期電動機を高速域まで回転
速度を上げ、電源系統に並列投入して同期電動機2の始
動を完了する。これは最も一般的な方法であるが、高価
な始動用M−G3,4を必要とする。
【0003】図5は従来のサイリスタ電源による同期始
動方法を示す系統図である。小容量の転動装置で低速回
転下にある同期電動機2にサイリスタ可変速電源5から
矩形状電圧を加えて中間速度域まで加速させ、さらにP
WMなどによる正弦波状電圧を与えて同期速度で加速
し、系統に並列投入させて始動完了する。サイリスタ可
変容量電源5は静止装置のため保守は比較的に容易であ
るが、高価な点は始動用M−Gと共通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4,図5のごとく始
動用M−Gまたはサイリスタ可変速度電源を用いる方法
では、これらの始動装置はいずれも高価であり、かつ始
動装置の稼働率は極めて低いので、これらの始動専用装
置を用いることなく、同期電動機を始動させる方法が望
まれている。
【0005】この発明は、同期電動機と類似の容量を持
つタービン発電機が至近距離にある場合に、このタービ
ン発電機を用いて同期電動機を同期始動する方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】タービン発電機から至近
距離に配置され、低速転動装置を備え前記発電機とほぼ
同じ容量の同期電動機、この同期電動機を前記タービン
発電機により同期始動させる同期電動機の同期始動方法
において、前記タービンの主蒸気流路及びこの主蒸気流
路に並列に配置された小出力発生用の補助蒸気流路とか
らなる蒸気系と、前記発電機と前記同期電動機とを接続
するケーブルと、このケーブルの途中に接続された遮断
器とを設け、前記遮断器を開路し、前記同期電動機を転
動しつつ励磁して低い回転速度で低電圧を発生させると
ともに、前記主蒸気流路により前記タービンを駆動して
前記発電機に前記同期電動機と同じ電圧を発生させ、両
機の電圧,周波数および位相を合わせて前記遮断器を閉
路する工程と、前記補助蒸気流路から前記タービンの負
荷に対応する蒸気を供給して前記同期電動機の回転速度
を保持しつつ前記主蒸気流路から蒸気を供給して前記同
期電動機の回転速度を高める工程と、前記同期電動機が
同期速度に達したとき前記同期電動機の電源を系統電源
に切り換え、前記遮断器を開路する工程とから上記目的
を達成する。
【0007】また、タービン発電機から至近距離に配置
され、低速転動装置を備え前記発電機とほぼ同じ容量の
同期電動機、この同期電動機を前記タービン発電機によ
り同期始動させる同期電動機の同期始動方法において、
前記発電機と前記同期電動機とを接続するケーブルと、
このケーブルの途中に接続された遮断器と、前記発電機
と同軸上に取り付けられた制動装置とを設け、前記遮断
器を開路し、前記同期電動機を転動しつつ励磁するとと
もに前記タービンを駆動して前記発電機に前記制動装置
により制動しながら前記同期電動機と同じ電圧を発生さ
せ、両機の電圧,周波数および位相を合わせてから前記
制動装置の制動を除去して前記遮断器を閉路する工程
と、前記同期電動機の回転速度を高める工程と、前記発
電機および前記同期電動機が同期速度に達したとき前記
同期電動機の電源を系統電源に切り換え、前記遮断器を
開路する工程とから上記目的を達成する。
【0008】さらに、タービン発電機から至近距離に配
置され、低速転動装置を備え前記発電機とほぼ同じ容量
の同期電動機、この同期電動機を前記タービン発電機に
より同期始動させる同期電動機の同期始動方法におい
て、前記発電機と前記同期電動機とを接続するケーブル
と、前記発電機の外部に配置された抵抗制動装置と、前
記ケーブルの途中に接続された遮断器と、前記発電機と
前記抵抗制動装置との間に接続された制動装置用遮断器
とを設け、前記制動装置用遮断器を閉路し、前記発電機
を前記抵抗制動装置に接続し、前記同期電動機を転動し
つつ励磁し、低い回転速度で低電圧を発生させるととも
に、前記タービンを駆動して前記発電機に前記同期電動
機と同じ電圧を発生させ、両機の電圧,周波数および位
相を合わせてから、前記制動装置用遮断器を開路して前
記遮断器を閉路し、前記発電機の出力を前記抵抗制動装
置から前記同期電動機へ切り換える工程と、前記同期電
動機の回転速度を高める工程と、前記発電機および前記
同期電動機が同期速度に達したとき前記同期電動機の電
源を系統電源に切り換え、前記発電機と前記遮断器を開
路する工程とから上記目的を達成する。
【0009】
【作用】この発明においては、タービンの主蒸気流路及
びこの主蒸気流路に並列に配置された小出力発電用の補
助蒸気流路とから蒸気系を構成し、同期電動機と発電機
の電圧,周波数および位相が一致したとき、遮断器を閉
路して発電機と同期電動機とを接続し、追従性を高めた
補助蒸気流路から蒸気を供給して回転速度を維持しつつ
主蒸気流路からの蒸気の到来をまって次第に回転速度を
上げ、同期速度に達するようにする。同期速度になって
から同期電動機の電源を系統電源に切り換え同期電動機
の同期始動を完了する。
【0010】また、この発明においては、発電機と同軸
に取り付けられた制動装置を設け、同期電動機と発電機
の電圧,周波数および位相を合わせてから制動装置の制
動を解除し、遮断器を閉路して発電機と同期電動機とを
接続し、次第に発電機および同期電動機の回転速度を高
める。同期電動機が同期速度に達したとき同期電動機を
系統電源に切り換え同期電動機の同期始動を完了する。
【0011】さらに、この発明においては、発電機の外
部に配置された抵抗制動装置と、発電機と同期電動機と
の間に接続された遮断器と、発電機と抵抗制動装置との
間に接続された制動装置用遮断器とを設け、まず同期電
動機を励磁し低電圧を発生させ、発電機の出力を抵抗制
動装置に接続して発電機に同期電動機と同じ電圧を発生
させ、両機の電圧,周波数および位相を合わせて、制動
装置用遮断器を開路して遮断器を閉路し、発電機の出力
を抵抗制動装置から同期電動機に切り換え、同期電動機
の回転速度を同期速度まで高め、同期電動機の電源を系
統電源に切り換えれば、同期電動機の同期始動を完了す
る。
【0012】
【実施例】実施例1 図1はこの発明の補助蒸気流路による同期始動方法に用
いる同期電動機の系統図である。図1において、図4と
同じ部位は同じ符号を付してある。図1の例は、タービ
ン6により発電機7を駆動しており、発電機7の容量は
同期電動機2の容量とほぼ同じである。タービン6の主
蒸気流路8およびこの流路8と並列に配置された小出力
発生用の補助蒸気流路9から蒸気系10を構成した。主
蒸気流路8はボイラからタービン6までの蒸気到達まで
に数秒を要し、始動時の迅速な負荷変化には追従できな
い。一方補助蒸気流路9は、ボイラから発生する蒸気を
蓄える蒸気溜を備え、迅速な負荷変化に一定時間追従し
できる特別な蒸気系を持つ工夫がされている。さらに発
電機7と同期電動機2とを接続するケーブル11と、ケ
ーブル11の途中に挿入された遮断器12とを設けた。
以下同期始動方法を説明する。先ず遮断器12を開路し
ておく。同期電動機2を転動しつつ励磁し、定格回転速
度の1/100 程度の電圧値と周波数とを持つ電圧を発生
させる。また主蒸気流路によりタービン6を駆動して発
電機7に同期電動機2と同じ電圧を発生させる。両機の
電圧,周波数および位相角を妥当な値に合わせておき、
始動開始の指令とともに遮断器12を投入する。投入す
ると発電機7には同期電動機7による負荷がかかる。従
来の主蒸気流路8では、ボイラからタービン6への蒸気
到達までに数秒かかり、タービン6の出力上昇が追従し
えずタービン6,発電機7は失速するが、本発明におい
ては蒸気溜などの蒸気の追従性を向上させた構造を持つ
補助蒸気流路9により蒸気が供給され、負荷の増大に応
じて即時に蒸気量を増し、タービン6,発電機7は同期
電動機2と発電機7とを同期状態に保ったまま徐々に回
転速度を高めてゆく。同期電動機2が同期速度に達した
とき電源を系統電源に切り換え、遮断器12を開路して
始動を完了する。
【0013】実施例2 図2はこの発明の発電機と同軸の制動装置による同期始
動方法に用いる同期電動機の系統図である。図2におい
て図4と同じ部位は同じ符号を付してある。図2の例
は、発電機7と同軸上に制動装置13を設けた。発電機
7と同期電動機2とを接続するケーブル11と、ケーブ
ル11の途中に接続された遮断器12とを設けた。以下
同期始動方法を説明する。先ず遮断器12を開路してお
く。同期電動機2を転動しつつ励磁し、定格回転速度の
1/100 程度の電圧値と周波数とを持つ電圧を発生させ
る。主蒸気流路8から供給される蒸気によりタービン6
を駆動し、制動装置13により制動をかけながら発電機
7を転動させる。両機の電圧,周波数および位相角が同
じ条件となったとき、制動装置13の制動を除去して遮
断器12を投入する。この間主蒸気流路8からは高出力
に対応する流量の蒸気が供給されているので、駆動力は
この間変化せず、蒸気系の即時応答性は不要である。同
期電動機2を発電機7と同期状態に保ったまま徐々に回
転速度を高めてゆく。同期電動機2が同期速度に達した
とき電源を系統電源に切り換え、遮断器122を開路し
て始動を完了する。制動装置13は、同期電動機の軸に
結合された発電機7とこの発電機7に接続された抵抗と
を組合わせた電気制動式のものまたはブレーキシューの
ような機械制動式でもよい。
【0014】実施例3 図3はこの発明の発電機の外部の抵抗制動装置による同
期始動方法に用いる同期電動機の系統図である。図3に
おいて、図4と同じ部位は同じ符号を付してある。発電
機7と同期電動機2とを接続するケーブル11と、ケー
ブル11の途中に接続された遮断器12と、発電機7と
抵抗制動装置14との間に接続された制動装置用遮断器
12aと、発電機7の外部に配置された抵抗制動装置1
4を備える。同期電動機2を転動しつつ励磁し、定格回
転速度の1/100 程度の電圧値と周波数とを持つ電圧を
発生させる。主蒸気流路8から供給される蒸気によりタ
ービンを駆動し、制動装置用遮断器12aを閉路し抵抗
制動装置14へ接続し、発電機7を転動させる。両機の
電圧,周波数および位相角が同じ条件となったとき、制
動装置用遮断器12aを開路し、遮断器12を閉路し、
発電機7の出力を抵抗制動装置14から同期電動機2へ
切り換える。この間主蒸気流路8からは高出力に対応す
る流量の蒸気が供給されているので、駆動力はこの間変
化せず、蒸気系の即時応答性は不要である。同期電動機
2を発電機7と同期状態に保ったまま徐々に回転速度を
高めてゆく。同期電動機2が同期速度に達したとき電源
を系統電源に切り換え、遮断器12を開路して始動を完
了する。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、タービンの主蒸気流
路及びこの主蒸気流路に並列に配置された小出力発生用
の補助蒸気流路からなる蒸気系と、発電機と同期電動機
との間に接続された遮断器とを設け、先ず同期電動機と
発電機とを別々に駆動して低速で低電圧を発生させ、両
機の電圧,周波数および位相を合わせて互いに接続し、
補助蒸気流路から負荷の増大に応じて即時に蒸気量を増
し、補助蒸気流路からの蒸気によって発電機の回転速度
を上げ、同期速度に達したとき、同期電動機を系統電圧
に切り換える。このようにして至近距離にあるタービン
発電機により低速域でのタービン発電機の制御性を高め
同期電動機を始動させることができる。しかも特別な始
動装置を要しない。
【0016】また、この発明によれば、発電機と同軸上
に取り付けられた制動装置と、発電機と同期電動機との
間に接続された遮断器とを設け、先ず同期電動機と発電
機とを別々に駆動して低速で低電圧を発生させ、両機の
電圧,周波数および位相を合わせて互いに接続し、制動
装置の制動を除去して発電機の回転速度を上げ同期速度
に達したとき同期電動機を系統電源に切り換える。制動
装置により同期電動機と至近距離にあるタービン発電機
の低速域での制御性を高め、同期電動機を始動させるこ
とができる。
【0017】さらに、この発明においては、発電機の外
部に配置された抵抗制動装置と、発電機と同期電動機と
の間に接続された遮断器と、発電機と抵抗制動装置との
間に接続された制動装置用遮断器とを設け、同期電動機
を低速で転動させて低電圧を発生させるとともに、発電
機に抵抗制動装置を接続して発電機を低速で駆動して低
電圧を発生させ、両機の電圧,周波数および位相を合わ
せて発電機と同期電動機とを接続し、タービンにより発
電機を駆動して回転速度を上げ、同期速度に達したとき
同期電動機の電源を系統電源に切り換える。このように
外部の抵抗制動装置により、至近距離にあるタービン発
電機の低速域での制御性を高め、同期電動機を始動させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の同期始動方法に用いる同
期電動機の系統図である。
【図2】この発明の実施例2の同期始動方法に用いる同
期電動機の系統図である。
【図3】この発明の実施例3の同期始動方法に用いる同
期電動機の系統図である。
【図4】従来の同期始動方法に用いる同期電動機の系統
図である。
【図5】従来の他の同期始動方法に用いる同期電動機の
系統図である。
【符号の説明】 1 負荷 2 同期電動機 3 始動用M−Gの電動機 4 始動用M−Gの発電機 5 サイリスタ可変速電源 6 タービン 7 発電機 8 主蒸気流路 9 補助蒸気流路 10 蒸気系 11 ケーブル 12 遮断器 12a 制動装置用遮断器 13 発電機と同軸の制動装置 14 発電機外部の抵抗制動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービン発電機から至近距離に配置され、
    低速転動装置を備え前記発電機とほぼ同じ容量の同期電
    動機、この同期電動機を前記タービン発電機により同期
    始動させる同期電動機の同期始動方法において、前記タ
    ービンの主蒸気流路及びこの主蒸気流路に並列に配置さ
    れた小出力発生用の補助蒸気流路とからなる蒸気系と、
    前記発電機と前記同期電動機とを接続するケーブルと、
    このケーブルの途中に接続された遮断器とを設け、前記
    遮断器を開路し、前記同期電動機を転動しつつ励磁して
    低い回転速度で低電圧を発生させるとともに、前記主蒸
    気流路により前記タービンを駆動して前記発電機に前記
    同期電動機と同じ電圧を発生させ、両機の電圧,周波数
    および位相を合わせて前記遮断器を閉路する工程と、前
    記補助蒸気流路から前記タービンの負荷に対応する蒸気
    を供給して前記同期電動機の回転速度を保持しつつ前記
    主蒸気流路から蒸気を供給して前記同期電動機の回転速
    度を高める工程と、前記同期電動機が同期速度に達した
    とき前記同期電動機の電源を系統電源に切り換え、前記
    遮断器を開路する工程とからなることを特徴とする同期
    電動機の同期始動方法。
  2. 【請求項2】タービン発電機から至近距離に配置され、
    低速転動装置を備え前記発電機とほぼ同じ容量の同期電
    動機、この同期電動機を前記タービン発電機により同期
    始動させる同期電動機の同期始動方法において、前記発
    電機と前記同期電動機とを接続するケーブルと、このケ
    ーブルの途中に接続された遮断器と、前記発電機と同軸
    上に取り付けられた制動装置とを設け、前記遮断器を開
    路し、前記同期電動機を転動しつつ励磁するとともに、
    前記タービンを駆動して前記発電機に前記制動装置によ
    り制動しながら前記同期電動機と同じ電圧を発生させ、
    両機の電圧,周波数および位相を合わせてから前記制動
    装置の制動を除去して前記遮断器を閉路する工程と、前
    記同期電動機の回転速度を高める工程と、前記発電機お
    よび前記同期電動機が同期速度に達したとき前記同期電
    動機の電源を系統電源に切り換え、前記遮断器を開路す
    る工程とからなることを特徴とする同期電動機の同期始
    動方法。
  3. 【請求項3】タービン発電機から至近距離に配置され、
    低速転動装置を備え前記発電機とほぼ同じ容量の同期電
    動機、この同期電動機を前記タービン発電機により同期
    始動させる同期電動機の同期始動方法において、前記発
    電機と前記同期電動機とを接続するケーブルと、前記発
    電機の外部に配置された抵抗制動装置と、前記ケーブル
    の途中に接続された遮断器と、前記発電機と前記抵抗制
    動装置との間に接続された制動装置用遮断器とを設け、
    前記制動装置用遮断器を閉路し、前記発電機を前記抵抗
    制動装置に接続し、前記同期電動機を転動しつつ励磁
    し、低い回転速度で低電圧を発生させるとともに、前記
    タービンを駆動して前記発電機に前記同期電動機と同じ
    電圧を発生させ、両機の電圧,周波数および位相を合わ
    せてから、前記制動装置用遮断器を開路して前記遮断器
    を閉路し、前記発電機の出力を前記抵抗制動装置から前
    記同期電動機へ切り換える工程と、前記同期電動機の回
    転速度を高める工程と、前記発電機および前記同期電動
    機が同期速度に達したとき前記同期電動機の電源を系統
    電源に切り換え、前記遮断器を開路する工程とからなる
    ことを特徴とする同期電動機の同期始動方法。
JP5230865A 1993-08-24 1993-08-24 同期電動機の同期始動方法 Pending JPH0767369A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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