JPH0767263B2 - 永久磁石形同期電動機 - Google Patents
永久磁石形同期電動機Info
- Publication number
- JPH0767263B2 JPH0767263B2 JP29929986A JP29929986A JPH0767263B2 JP H0767263 B2 JPH0767263 B2 JP H0767263B2 JP 29929986 A JP29929986 A JP 29929986A JP 29929986 A JP29929986 A JP 29929986A JP H0767263 B2 JPH0767263 B2 JP H0767263B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- slot
- permanent magnet
- armature core
- synchronous motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小形,軽量,高トルクが要求される例えばロ
ボット等のFA機器用モータの電機子に係り、またブラシ
レスを形成することからDCモータが広く使用されるOA機
器分野においてもこれに代わり、さらに鉄損が小さくな
るので高速モータとされうる永久磁石形同期電動機に関
する。
ボット等のFA機器用モータの電機子に係り、またブラシ
レスを形成することからDCモータが広く使用されるOA機
器分野においてもこれに代わり、さらに鉄損が小さくな
るので高速モータとされうる永久磁石形同期電動機に関
する。
従来の一般的な永久磁石形同期電動機の回転子径方向断
面図を第7図に表わす。
面図を第7図に表わす。
この従来例は3相6極の同期電動機であり、固定子側電
機子コア7には周方向に18個のスロット9が形成されて
いる。
機子コア7には周方向に18個のスロット9が形成されて
いる。
これらスロット9内には、第8図に示すように(a)u
相,(b)v相,(c)w相各相6コイルの巻線構成と
なっている。例えば、第2図(a)u相のコイル1は図
示のようにスロット番号#16に下コイル辺2が入り、ス
ロット飛びt=3で、スロット番号#1に下コイル3が
埋設されている。
相,(b)v相,(c)w相各相6コイルの巻線構成と
なっている。例えば、第2図(a)u相のコイル1は図
示のようにスロット番号#16に下コイル辺2が入り、ス
ロット飛びt=3で、スロット番号#1に下コイル3が
埋設されている。
また、コイル2においてもスロット番号1に下コイル辺
5が、前記下コイル辺2と電流の流れが同方向となるよ
うに入り、これも、スロット飛びt=3でスロット番号
#4上コイル辺6が埋設され、この法則にしたがってu
相の6個のコイルは配置されている。
5が、前記下コイル辺2と電流の流れが同方向となるよ
うに入り、これも、スロット飛びt=3でスロット番号
#4上コイル辺6が埋設され、この法則にしたがってu
相の6個のコイルは配置されている。
同様に、(b)V相も(a)U相に対し電気的に2/3π
[rad]位相を持って配置され、(c)w相もこの
(b)v相に対し電気的に2/3π[rad]位相を持ち配置
される。
[rad]位相を持って配置され、(c)w相もこの
(b)v相に対し電気的に2/3π[rad]位相を持ち配置
される。
そして、これら3相のコイル群は人結線もしくはΔ結線
され、u,v,w巻線の3つの端子に3相平衡電流を流す
と、電機子巻線には3相平衡起磁力が発生し、これが回
転することにより、回転子側の界磁永久磁石8をそなえ
るロータヨーク10が回転する。このロータヨーク10は図
示しないシャフトに固着され、シャフトは軸受により回
転自在に支承されている。
され、u,v,w巻線の3つの端子に3相平衡電流を流す
と、電機子巻線には3相平衡起磁力が発生し、これが回
転することにより、回転子側の界磁永久磁石8をそなえ
るロータヨーク10が回転する。このロータヨーク10は図
示しないシャフトに固着され、シャフトは軸受により回
転自在に支承されている。
ところで、このような従来例において、次に示す隘路が
見受けられる。
見受けられる。
電動機の小形,軽量,高トルク化を追及するさい、
トルクを入力銅損の平方根で除した値である電動機定数 を向上させることが必要となる。
トルクを入力銅損の平方根で除した値である電動機定数 を向上させることが必要となる。
この電動機定数CMを最大にするギャップ直径Dgは極数に
よって異なるが、 “ギャップ直径Dg/電動機コア外径D0”で表わすと、 Dg/D0≒0.65〜0.75 に設定される。
よって異なるが、 “ギャップ直径Dg/電動機コア外径D0”で表わすと、 Dg/D0≒0.65〜0.75 に設定される。
したがって、スロット形状は深溝形スロットとなり、こ
れにコイルを施すときに深溝なるが故の作業の困難性が
ある。
れにコイルを施すときに深溝なるが故の作業の困難性が
ある。
また、巻線作業を容易にするには、コイルエンドを
長くし、巻線のスロット内占積率を低下させるようにす
るが、これは銅損が増加し、したがって電動機定数CMは
低下する。
長くし、巻線のスロット内占積率を低下させるようにす
るが、これは銅損が増加し、したがって電動機定数CMは
低下する。
特に、コア外径が非常に小さいマイクロモータの領
域においては、コア内径が小さくなる従来例の電動機の
スロット内にコイルを埋設するのは、作業がむつかし
い。
域においては、コア内径が小さくなる従来例の電動機の
スロット内にコイルを埋設するのは、作業がむつかし
い。
従来例のコイルにおいては、1コイルの両コイル辺
はいずれもスロット内に埋設され、コイル成形上コイル
エンドが長くなってしまうので、電動機のトルク発生に
寄与しない銅損が、この部分で増加し、電動機の効率は
低下する。
はいずれもスロット内に埋設され、コイル成形上コイル
エンドが長くなってしまうので、電動機のトルク発生に
寄与しない銅損が、この部分で増加し、電動機の効率は
低下する。
前述のように従来例においては、電動機定数CMを最
大にするにはスロット形状が深溝スロットになる。
大にするにはスロット形状が深溝スロットになる。
通常電動機のティース部磁束密度Btは Bt=1.6〜1.8[T] となるように設定される。
しかして、深溝スロットの場合は、その深溝に比例して
ティース長も長くなり、鉄損が増加し、電動機効率を低
下させる。
ティース長も長くなり、鉄損が増加し、電動機効率を低
下させる。
本発明は、つぎの手段をそなえる。
本発明は1つのコイルの片コイル辺をスロットに収
納し、他の片コイルはステータの内周面に分布させる。
納し、他の片コイルはステータの内周面に分布させる。
すなわち、電動機の要部の正断面において、第9図を従
来例とすれば、本発明は第1図に表わされる。
来例とすれば、本発明は第1図に表わされる。
まず、1つのコイルの片コイル辺が全て埋設できるよう
にスロット9の断面積を決め、コア材として用いた磁性
材料のB−H特性を考慮し、磁気回路が飽和しないよう
にスロット形状を決定する。この場合ティースの長さつ
まりスロット高さはスロット内に1コイル分の導体のみ
埋設するので、従来例におけるものの約1/2の深さとす
る。
にスロット9の断面積を決め、コア材として用いた磁性
材料のB−H特性を考慮し、磁気回路が飽和しないよう
にスロット形状を決定する。この場合ティースの長さつ
まりスロット高さはスロット内に1コイル分の導体のみ
埋設するので、従来例におけるものの約1/2の深さとす
る。
また、電機子コアのティース長さが従来例に対し約1/2
の長さにできるから、スロット9が浅くなり、巻線作業
は容易となり、かつスロット内導体占積率の向上とな
り、ロスが少ない高効率モータを実現できる。
の長さにできるから、スロット9が浅くなり、巻線作業
は容易となり、かつスロット内導体占積率の向上とな
り、ロスが少ない高効率モータを実現できる。
さらに、従来例でのモータコア径が非常に小さいマイク
ロモータを作るときに、モータコア内径から巻線作業が
困難となるが、本発明では従来例よりモータコア内径を
大きくでき巻線作業は大きく改善される。
ロモータを作るときに、モータコア内径から巻線作業が
困難となるが、本発明では従来例よりモータコア内径を
大きくでき巻線作業は大きく改善される。
本発明はさらに望むべくは1つのコイルは台形状を
なす。
なす。
コイル配置としては、一方のコイルの片コイル辺2(下
コイル辺)はスロット9内に埋設され、他方の片側コイ
ル辺3(上コイル辺)はステータ内周面のギャップ部に
配置されるので、第2図に示すような台形のコイル形状
をとり、従来例の第10図に比べて著しい特長をもつ。つ
まり、片側のコイル辺3はスロット9に入らないから、
1つのコイル形状はスロット9に埋設される側のコイル
辺5(下コイル辺)を、ギャップ部に配置される側のコ
イル辺3(上コイル辺)の長さより、短い台形のコイル
とする。
コイル辺)はスロット9内に埋設され、他方の片側コイ
ル辺3(上コイル辺)はステータ内周面のギャップ部に
配置されるので、第2図に示すような台形のコイル形状
をとり、従来例の第10図に比べて著しい特長をもつ。つ
まり、片側のコイル辺3はスロット9に入らないから、
1つのコイル形状はスロット9に埋設される側のコイル
辺5(下コイル辺)を、ギャップ部に配置される側のコ
イル辺3(上コイル辺)の長さより、短い台形のコイル
とする。
本発明は、 従来例に対しトルク重量比が2倍となり、 鉄損を小さくし、高効率となる、つまり許容ロスを一定
にすれば電動機の回転数を高くし出力パワが向上され、 低速か高速回転までの幅広い速度範囲において高トルク
化され、低速大トルクを必要とするダイレクトドライブ
用電動機から小形高出力となる高速モータの域まで適用
可能となる。
にすれば電動機の回転数を高くし出力パワが向上され、 低速か高速回転までの幅広い速度範囲において高トルク
化され、低速大トルクを必要とするダイレクトドライブ
用電動機から小形高出力となる高速モータの域まで適用
可能となる。
本発明の一実施例における要部の正断面図を第3図に表
わし、そのコイルの巻線形態図を第4図に示す。
わし、そのコイルの巻線形態図を第4図に示す。
すべての図面において、同一符号は同一もしくは相当部
分を表わす。
分を表わす。
この一実施例は、3相6極の電動機で毎極毎相のスロッ
ト数q=1である。したがって、電機子コア7には番号
#1〜#18までの18個のスロット9が等間隔に設けられ
ている。しかし、このスロット9の深さは従来例とは異
なり浅い。
ト数q=1である。したがって、電機子コア7には番号
#1〜#18までの18個のスロット9が等間隔に設けられ
ている。しかし、このスロット9の深さは従来例とは異
なり浅い。
これは、本発明の特長とする下コイル辺2,5はスロット
9内に埋設されるが、3,6の上コイル辺はギャップ部に
配置される。
9内に埋設されるが、3,6の上コイル辺はギャップ部に
配置される。
したがって、スロット断面積としては、片コイル辺2,5,
…が入るだけの断面積でよく、2層コイル辺(例えば5,
3)が埋設される従来例に対しほぼ1/2の断面積となる。
…が入るだけの断面積でよく、2層コイル辺(例えば5,
3)が埋設される従来例に対しほぼ1/2の断面積となる。
したがって、スロット9の深さは従来例に対し、ほぼ1/
2の深さとなる。
2の深さとなる。
巻線手順は、スロット番号#1にはコイルの下コイル辺
5が埋設され、コイル飛びt=3としスロット番号#4
の中心線のギャップ部に上コイル辺6が配置され、この
ときのコイル形状は第2図に示す台形コイルをとる。
5が埋設され、コイル飛びt=3としスロット番号#4
の中心線のギャップ部に上コイル辺6が配置され、この
ときのコイル形状は第2図に示す台形コイルをとる。
また、スロット番号#1の中心線のギャップ部にはコイ
ルの上コイル辺3が、それを流れる電流が下コイル辺5
と同方向になるように配置し、これと対をなす下コイル
辺2はコイル飛びt=3となるスロット番号#16のスロ
ット9に埋設される。
ルの上コイル辺3が、それを流れる電流が下コイル辺5
と同方向になるように配置し、これと対をなす下コイル
辺2はコイル飛びt=3となるスロット番号#16のスロ
ット9に埋設される。
上述の規則に従って、第4図(a)に表わすようにu相
の6個のコイルは配置され、v相,w相についても第4図
(b),(c)に示すように配置される。すなわち、v
相はu相に対し電気的に2/3π[rad]の位相差を持ち、
w相はこのv相に対し電気的に2/3π[rad]の位相差を
持つように配設される。
の6個のコイルは配置され、v相,w相についても第4図
(b),(c)に示すように配置される。すなわち、v
相はu相に対し電気的に2/3π[rad]の位相差を持ち、
w相はこのv相に対し電気的に2/3π[rad]の位相差を
持つように配設される。
以上の手段により全18個のコイルは、電機子コア7のス
ロット9またはギャップ部に配置されるとともに、相互
に接続された各相帯のコイル群の片端を人結線もしくは
Δ結線して3相平衡巻線を形成する。
ロット9またはギャップ部に配置されるとともに、相互
に接続された各相帯のコイル群の片端を人結線もしくは
Δ結線して3相平衡巻線を形成する。
つぎにロータは、ギャップ部に配置された上コイル辺3,
6,…のコイル層とは、機械的ギャップを設けて界磁永久
磁石8が6個等間隔に配置され、互いに隣に配置される
磁石の着磁方向は反対とし、この永久磁石8の磁石厚み
は電機子コア7の内面と永久磁石8の表面間が所望のギ
ャップ磁束密度となるように設定される。なお、この6
個の永久磁石8は磁路が飽和しない厚みのロータヨーク
10の外周面に等間隔に固着される。
6,…のコイル層とは、機械的ギャップを設けて界磁永久
磁石8が6個等間隔に配置され、互いに隣に配置される
磁石の着磁方向は反対とし、この永久磁石8の磁石厚み
は電機子コア7の内面と永久磁石8の表面間が所望のギ
ャップ磁束密度となるように設定される。なお、この6
個の永久磁石8は磁路が飽和しない厚みのロータヨーク
10の外周面に等間隔に固着される。
ところで、第10図の従来例におけるコイル形状は、コイ
ルの両コイル辺がいずれもスロット内に埋設されるため
矩形(長方形)となり、この1コイルの全周長Lc1を計
算すると、 Lc1=2(αλ+2Le+L) ただし、α=t−1でtはコイル飛びを表わし、λはス
ロットピッチを示す。
ルの両コイル辺がいずれもスロット内に埋設されるため
矩形(長方形)となり、この1コイルの全周長Lc1を計
算すると、 Lc1=2(αλ+2Le+L) ただし、α=t−1でtはコイル飛びを表わし、λはス
ロットピッチを示す。
となる。
これに対し本発明のコイル形状は第2図の台形をとり、
一方の片コイル辺(下コイル辺2)はスロット9内に埋
設されるが、他方の片コイル辺(上コイル辺3)はギャ
ップ部にに配設され、スロット内に埋設される側はその
電機子コア7よりはみ出す長さがギャップ部に配置され
る側より短い。
一方の片コイル辺(下コイル辺2)はスロット9内に埋
設されるが、他方の片コイル辺(上コイル辺3)はギャ
ップ部にに配設され、スロット内に埋設される側はその
電機子コア7よりはみ出す長さがギャップ部に配置され
る側より短い。
その1コイルの全周長Lc2は、 で表わせるから、Lc1,Lc2を比較すると、 となるので、従来例に比し本発明はコイルエンド部を短
縮でき、この部分に発生する銅損を低減し、電動機の効
率を向上させる。
縮でき、この部分に発生する銅損を低減し、電動機の効
率を向上させる。
本発明の他の実施例の正断面図を第5図に表わす。
電機子コア7をオープンスロットとし、さらにスロット
形状を図示のように幅aの平行スロットとする。
形状を図示のように幅aの平行スロットとする。
このようにして、半閉スロットの場合に比べ、コイルが
スロットに入れ易くなるので、スロット内導体占積率を
増大し、電動機銅損を低減し、電動機効率をさらに向上
できる。
スロットに入れ易くなるので、スロット内導体占積率を
増大し、電動機銅損を低減し、電動機効率をさらに向上
できる。
第6図は本発明の別の実施例の一部の斜視図,正断面図
である。
である。
この別の実施例は、オープンスロット,平行スロット形
状とすることで、予め外部でコイルを成形し、このコイ
ルを前述の手順で配置して行く。
状とすることで、予め外部でコイルを成形し、このコイ
ルを前述の手順で配置して行く。
これにより巻線作業がさらに容易となり、この成形コイ
ル内を整列巻線として、導体占積率を増大させ、電動機
銅損を低減し、電動機の効率をさらに向上させる。
ル内を整列巻線として、導体占積率を増大させ、電動機
銅損を低減し、電動機の効率をさらに向上させる。
しかして、電機子はモータフレームに取り付け固定し、
ロータはシャフトに嵌合固着させて一体とし、このシャ
フトは負荷側,反負荷側ブラケットに支持配設されたベ
アリングに回転自在に支承され、永久磁石形同期電動機
を構成することは云うまでもない。
ロータはシャフトに嵌合固着させて一体とし、このシャ
フトは負荷側,反負荷側ブラケットに支持配設されたベ
アリングに回転自在に支承され、永久磁石形同期電動機
を構成することは云うまでもない。
かくして本発明によれば、次に掲げる格段の効果を奏す
ることができる。
ることができる。
本発明のティース部の磁束密度Btを従来例と同一に
した場合に、同じ寸法のコア外径,コア積とすれば、本
発明は従来例に比べそのティース部の容積が約1/2にな
っているので、電動機回転時にこの部分に発生する鉄損
を約1/2に低減できる。ただし、この場合ヨーク磁束密
度Byはティース部磁束密度Btに比べて著しく小さいと考
える。
した場合に、同じ寸法のコア外径,コア積とすれば、本
発明は従来例に比べそのティース部の容積が約1/2にな
っているので、電動機回転時にこの部分に発生する鉄損
を約1/2に低減できる。ただし、この場合ヨーク磁束密
度Byはティース部磁束密度Btに比べて著しく小さいと考
える。
スロット部が浅くなるから巻線作業が容易になり、
スロット内導体占積率が増大し、電動機の銅損を低減さ
れ、電動機の効率を向上できる。
スロット内導体占積率が増大し、電動機の銅損を低減さ
れ、電動機の効率を向上できる。
コイルの片コイル辺はギャップ部に配置され、電動
機コア内径は従来例に比べ大きくなり、従来例と同等の
アペアコンダクタacを確保し、ギャップ磁束密度Bgも同
等となるように界磁永久磁石のパーミアンス係数を設定
すると、発生トルクTは、 T∝Φ・ac また、Φ∝Di 2L ただし、Φは磁束、Lはコア積厚、Diはコア内径であ
る。
機コア内径は従来例に比べ大きくなり、従来例と同等の
アペアコンダクタacを確保し、ギャップ磁束密度Bgも同
等となるように界磁永久磁石のパーミアンス係数を設定
すると、発生トルクTは、 T∝Φ・ac また、Φ∝Di 2L ただし、Φは磁束、Lはコア積厚、Diはコア内径であ
る。
で決定されるので、コア内径Diの増加分の2乗で発生ト
ルクTを増大させる。
ルクTを増大させる。
コイル形状を台形とするからコイルエンド部が短縮
し、銅損の低減による電動機の効率の向上が図られる。
し、銅損の低減による電動機の効率の向上が図られる。
コア内径Diが大きくとれるから、マイクロモータ等
の場合に巻線作業が極めて有利である。
の場合に巻線作業が極めて有利である。
第1図は本発明の基本的構成を表わす要部の正断面図、
第2図は1つのコイルの形状図、第3図は本発明の一実
施例の正断面図、第4図はコイル分布図、第5図は本発
明の他の実施例の一部の正断面図、第6図は本発明の別
の実施例の斜視図,整列コイル横断面図、第7図ないし
第10図は従来例の説明図である。 1,4…コイル、2,5…下コイル辺、3,6…上コイル辺、7
…電機子コア、8…永久磁石、9…スロット、10…ロー
タヨーク。
第2図は1つのコイルの形状図、第3図は本発明の一実
施例の正断面図、第4図はコイル分布図、第5図は本発
明の他の実施例の一部の正断面図、第6図は本発明の別
の実施例の斜視図,整列コイル横断面図、第7図ないし
第10図は従来例の説明図である。 1,4…コイル、2,5…下コイル辺、3,6…上コイル辺、7
…電機子コア、8…永久磁石、9…スロット、10…ロー
タヨーク。
Claims (3)
- 【請求項1】固定子は電機子コアにコイルを施し回転子
は磁性体のロータヨーク外周面に2の倍数個の界磁永久
磁石を隣接する磁極が互いに異極着磁となるよう固着し
た電磁構成をもつ同期電動機において、 1つのコイルの下コイル辺を電機子コアのスロット内に
埋設させ、 上コイル辺は電機子コアの内周面と界磁永久磁石外周面
間のギャップに界磁永久磁石と接触しないように所定の
コイル飛びを持たせて配置させることを特徴とする永久
磁石形同期電動機。 - 【請求項2】電機子コアに形成したスロットの開口部を
オープンスロットとし、このスロットおよびギャップ部
に予めスロット外部で成形したコイルを配置する 特許請求の範囲第1項記載の永久磁石形同期電動機。 - 【請求項3】1つのコイルの成形された形状は、スロッ
トに埋設される側の電機子コアからはみ出す長さが、ギ
ャップ部に配置される側の電機子コアからはみ出す長さ
より、短くした台形となる 特許請求の範囲第1項記載の永久磁石形同期電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29929986A JPH0767263B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 永久磁石形同期電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29929986A JPH0767263B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 永久磁石形同期電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63154051A JPS63154051A (ja) | 1988-06-27 |
JPH0767263B2 true JPH0767263B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=17870732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29929986A Expired - Lifetime JPH0767263B2 (ja) | 1986-12-16 | 1986-12-16 | 永久磁石形同期電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0767263B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2682150B2 (ja) * | 1989-07-12 | 1997-11-26 | 株式会社安川電機 | リニアモータの電機子 |
DE102016100744B3 (de) * | 2016-01-18 | 2016-09-29 | Otto-Von-Guericke-Universität Magdeburg | Elektrische Maschine |
-
1986
- 1986-12-16 JP JP29929986A patent/JPH0767263B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63154051A (ja) | 1988-06-27 |
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