JPH0767229B2 - インバ−タ式発電機 - Google Patents

インバ−タ式発電機

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JPH0767229B2
JPH0767229B2 JP61258570A JP25857086A JPH0767229B2 JP H0767229 B2 JPH0767229 B2 JP H0767229B2 JP 61258570 A JP61258570 A JP 61258570A JP 25857086 A JP25857086 A JP 25857086A JP H0767229 B2 JPH0767229 B2 JP H0767229B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、交流発電機の交流出力を整流した後、イン
バータにより任意周波数の交流に変換して出力するイン
バータ式発電機に関する。
〔従来の技術〕
従来、商用周波数の交流出力を得る携帯用の発電機とし
て、例えば小形エンジンと発電機を組み合わせたものが
知られている。この携帯用発電機において出力周波数を
商用周波数に合わせる場合、エンジンの回転数を比較的
低い領域で安定させる必要があり、エンジンの運転効率
が悪く、また負荷変動あるいはエンジンの脈動などによ
ってエンジンの回転数は変動しやすく、このため出力周
波数を一定に保持させることが難かしく、発電機も大き
くせざるをえない。そこで、エンジンは回転数の高い領
域にて運転させると共に、発電機の出力を一旦直流に変
換した後、インバータにより再び任意周波数の交流に変
換して出力するようにしたものが、例えば実開昭59−13
2398号公報あるいは特開昭60−82098号公報に示されて
いる。このインバータ発電機は、出力段のインバータが
トランジスタなどの半導体スイッチング素子で構成され
ており、この半導体素子を過電流から保護するための回
路、例えばNFB(ノーヒューズブレーカ)を設けること
が必要となっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のインバータ式発電機にあっては、
インバータの過電流状態を検出して保護する際、負荷と
してモータなど突入電流の立上りの早い負荷が接続され
た場合には、その一時的な突入電流のため過電流状態が
検出されてNFBの作動により出力が停止し、従って突入
電流の大きな負荷を使用する際のNFB等の保護動作点の
設定がたいへんむずかしいという問題点があった。
この発明は、このような問題点に着目してなされたもの
で、インバータを過電流から確実に保護できると共に、
回路部品の動作に支障のない範囲での突入電流の大きい
負荷が接続された場合でも確実に運転可能なインバータ
式発電機を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明のインバータ式発電機は、交流発電機の交流出
力を整流する整流回路と、整流して得られた直流を駆動
信号に従って任意周波数の交流に変換するインバータ
と、このインバータに流れる平均電流を検出してインバ
ータの過電流状態を検出する平均電流検出手段と、前記
インバータに流れる尖頭電流の有無を検出する尖頭電流
検出手段とを有し、この尖頭電流検出手段によって設定
された値を越えた時に前記インバータへの駆動信号を遮
断して所定の短時間のみ出力を停止させた後に前記イン
バータへの駆動信号供給を復帰させると共に、前記平均
電流検出手段により過電流状態が所定時間継続したこと
が検出された時あるいは前記尖頭電流検出手段により尖
頭電流が検出されて前記インバータへの駆動信号の遮
断、復帰が繰り返されていることが検出された時に前記
インバータへの駆動信号を停止させる駆動信号停止手段
を具備し、かつ前記平均電流検出手段の過電流状態検出
中においては前記尖頭電流による駆動信号の停止を早め
るように構成したものである。
〔作用〕
交流発電機の出力は整流回路によって直流に変換された
後、インバータに与えられる。インバータはその直流を
駆動信号に従って再び任意周波数の交流に変換する。そ
の際、平均電流検出手段はインバータに流れる平均電流
から過電流状態を検出しており、その過電流状態が所定
時間継続すると、駆動信号停止手段はインバータへの駆
動信号を停止する。また、尖頭電流検出手段はインバー
タに尖頭電流が流れたときに検出信号を出力し、設定さ
れた値を越えるとインバータへの駆動信号を遮断して所
定の短時間のみ出力を停止させた後にインバータへの駆
動信号の供給を復帰させる。また平均電流検出手段が過
電流状態を検出している時は、その尖頭電流による駆動
信号の停止を早める。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面について説明する。
第1図はこの発明の一実施例のインバータ式発電機を示
す回路構成図である。図において、1はエンジン等によ
って駆動される交流発電機で、三相交流を出力する出力
巻線L1および制御用の補助巻線L2を有しており、出力巻
線11の三相交流出力はサイリスタからなる三相整流回路
2によって全波整流された後、パワートランジスタによ
り構成されたインバータ3に与えられ、また、補助巻線
L2の単相交流出力は整流回路4で整流された後定電圧回
路5で安定化され、インバータ3を駆動する発振器6等
に与えられる。上記定電圧回路5の出力側には比較器7
を有した定電圧制御回路が設けられており、発電機出力
電圧の変動を検知して三相整流回路2における各サイリ
スタの導通角を制御し、その整流出力を一定の電圧レベ
ルに保持している。具体的には、三相整流回路2の出力
電圧を比較器7にて予め設定された基準電圧と比較し、
その出力電圧が設定電圧と等しくなるように各サイリス
タの導通角を制御する。ここで、上記のように制御系統
を主回路系統と別個に設けており、発電機1の出力電圧
が低下しても制御系統には支障がないようになってい
る。
上記出力段のインバータ3は、トランジスタQ1,Q2から
の駆動信号に従って制御され、入力された直流を任意周
波数の交流に変換する。これらのトランジスタQ1,Q
2は、それぞれ出力周波数に応じて、例えば商用周波数
の信号で交互に出力される発振器6の出力パルスおよび
尖頭電流検出手段としてのオペアンプ(演算増幅器)8
の出力によってスイッチング制御される。即ち、トラン
ジスタQ1,Q2のベースはそれぞれ、駆動信号停止手段を
構成するオア(OR)ゲート9,10の出力側と抵抗R1,R2
介して接続され、各オアゲート9,10の一方の入力側は上
記発振器6と、他方の入力側はオペアンプ8の出力側と
それぞれ接続されている。そして、インバータ3への直
流電流が流れる直流母線には抵抗(分流器)R3が介装さ
れており、この抵抗R3の両端がそれぞれ抵抗R4,R5を介
して上記オペアンプ8の反転入力側(−)および非反転
入力側(+)と接続されている。また、上記抵抗R4,R5
と直列にそれぞれ抵抗R6,R7が接続されており、更に抵
抗R5とR7の直列回路と並列にダイオードD1が接続され、
これらの並列回路と直列にコンデンサC1が接続されてい
る。
また、オペアンプ11がインバータ3の過電流状態を検出
する平均電流検出手段として設けられており、その反転
入力側は抵抗R8を介して抵抗R3の後段側と接続され、非
反転入力側は前述した直流母線と抵抗R9を介して接続さ
れている。更に、これらの入力側と直流母線との間に
は、それぞれコンデンサC2,C3が介装されている。そし
て、上記抵抗R8と直列に抵抗R10が接続され、これらの
抵抗R8,R10によって分圧された電圧が基準電圧値として
オペアンプ11に入力される。
上記オペアンプ11の出力側は抵抗R11とコンデンサC4
直列回路が接続され、その接続点はオペアンプ12の非反
転入力側に接続されると共に、ダイオードD2を通して電
源ラインと接続されている。このオペアンプ12の反転入
力側は上記直流母線と抵抗R12を介して接続され、抵抗R
12と直列して抵抗R13が接続されている。また、オペア
ンプ12の出力側は、抵抗R14を介してオペアンプ8の非
反転入力側と接続されており、更に上記オペアンプ11の
非反転入力側はオペアンプ8の出力側と抵抗R15を介し
て接続されている。
次に動作について説明する。交流発電機1の三相交流出
力は、上述したように三相整流回路2で直流に変換され
た後、インバータ3に入力される。そして、このインバ
ータ3でトランジスタQ1,Q2を通して与えられる駆動信
号に従って所定周波数の交流に再び変換され、モータ、
白熱球等の負荷に供給される。その際、上記トランジス
タQ1,Q2は発振器6の出力パルスによってオン(ON),
オフ(OFF)を交互に繰り返し、これと共にインバータ
3の各パワートランジスタがスイッチング制御され、所
望の電圧、周波数のパターンの交流出力が得られる。ま
た、インバータ3に流れる電流Iは抵抗R3の両端の電
圧降下となって表われ、この電圧値が設定値を越えた
時、つまりインバータ3に流れる電流値が設定値を越え
た時には過電流状態と判別され、直ちにオペアンプ8か
らの信号によりインバータ3への駆動信号がコンデンサ
C1の放電タイマによる所定時間のみ停止され、インバー
タ3が保護される。
その際、オペアンプ11はペアンプ8と共にインバータ3
の過電流状態を検出するが、オペアンプ8がインバータ
3の通電電流の立ち上りに即応して尖頭値を検出するの
に対して、オペアンプ11はコンデンサC2で平均化された
通電電流の平均値を検出している。そして、各オペアン
プ8,11は各々の検出値(電圧値)を基準値(抵抗R4,R6
および抵抗R8,R10で分圧された電圧値)と比較し、検出
値が設定値を越えていれば過電流状態と判別する。この
過電流状態が検出されると、上述したように何れの場合
でもオペアンプ8からの出力によりインバータ3が停止
する。即ち、負荷への出力電流I0が増加すると抵抗R3
流れる電流Iも増加し、この電流値が所定値を越える
とオペアンプ8,11の出力が反転し、オアゲート9,10の出
力が変化してトランジスタQ1,Q2が共にオフとなる。こ
の時、コンデンサC1およびダイオードD1がオペアンプ8
の出力側に接続されているので、尖頭電流が過電流とな
って出力が停止しても、所定時間(コンデンサC1の充電
時間)後にはインバータ動作が再開される。このため、
突入電流の大きい負荷であっても確実に始動させること
ができる。また、オペアンプ11の出力側に抵抗R11,コン
デンサC4を接続してあるので、平均電流が過電流となっ
てもインバータ動作は直ちに停止されることはなく、上
記抵抗R11とコンデンサC5の時定数によって決定される
時間の間、インバータ動作は継続され、コンデンサC4
よる充電タイマ時間経過後に停止される。さらに、尖頭
電流が過電流となってオペアンプ8の出力によりインバ
ータ動作が所定時間のみ停止される場合において、この
オペアンプ8の出力信号は抵抗R15を介してオペアンプ1
1の非反転入力端子へ入力され、コンデンサC3に蓄積さ
れる。したがって、尖頭電流の存在を示すオペアンプ8
からの出力信号によるコンデンサC3の充電蓄積量が多く
なると、平均電流の過電流状態のいかんに拘らず、オペ
アンプ11を動作させ、平均電流が過電流状態であるのと
同様に、インバータ動作を自動復帰できないように停止
させる。復帰させるには一旦エンジンを止めるなどして
発電機1を停止させなければならない。この時、ダイオ
ードD2が設けられているので、発電機1の停止時にはコ
ンデンサC4の電荷がこのダイオードD2を通して放電され
る。
次に上述したインバータ3の通電電流から過電流状態を
検出する動作について詳細に述べる。この実施例では、
インバータ3の通電電流の平均電流と尖頭電流の両方を
それぞれオペアンプ11,8によって検出しており、各々つ
いて過電流を検出している。
先ず平均電流の検出について説明すると、出力電流I0
抵抗R3に流れる電流Iと対応し、抵抗R3の両端電圧V
(V=|R3|×I)(|R3|は抵抗R3の抵抗値:以下
同様とする)となって表われる。この電圧Vは十分高
い抵抗値を持つ抵抗R8を通してオペアンプ11の検出入力
側(−)に加えられるが、この電圧値はコンデンサC2
よって平滑されたもの、つまり平均値となっている。こ
の時オペアンプ11の反転入力側には、電源ライン電圧を
ccとすると既に の電圧が加わっており、非反転入力側はオペアンプ8の
出力がL(Low level)の時OVとなっている。従って、
出力電源I0が増加して上記平均値 となった時点、つまり設定電流を越えた時点でオペアン
プ11の出力がLからH(High level)となり、コンデン
サC4が抵抗R11を通して徐々に充電され、コンデンサC4
の端子電圧Vc4はOVから上昇していく。そして、この端
子電圧Vc4が抵抗R12,R13による分圧値より高くなると オペアンプ12の出力がLからHになり、オペアンプ8の
非反転入力側に の電圧が与えられる。この時 と設定しておけば、オペアンプ8出力はオペアンプ12の
出力がHに保持される。このオペアンプ8の出力がHと
なるとオアゲート9,10の出力は両方共Hとなり、インバ
ータ3は停止する。また、オペアンプ8の力は抵抗R15
を通してオペアンプ11の非反転入力側に の電圧となって加えられるが、この時 と設定すればオペアンプ11の出力はHとなり、このルー
プによってインバータ3は停止されたままとなる。この
インバータ3の停止動作は、上記抵抗R3を流れる電流I
が過大電流となっても直ぐには行われず、抵抗R11
よびコンデンサC4の時定数により決定される時間が経過
した後行われる。そして、一旦インバータ3が停止する
と、上述したように自動的には復帰せず、従ってNFBの
機能と同様の保護動作を行っている。
また、尖頭電流の検出について説明すると、上記抵抗R3
の端子電圧Vは抵抗R4を通してオペアンプ8の反転入
力側に加わる。このオペアンプ8の反転入力側には、出
力電流I0が0の時 の電圧が加わっており、非反転入力側は、オペアンプ12
の出力がLの時OVとなっている。従って、出力電流I0
増加し、 (ただし、|R6|》|R4|》|R3|とする)となると、周波数
8の出力はLからHとなり、インバータ3は直ちに停止
する。この時、コンデンサC1および抵抗R7,R5を経由す
ると正帰還回路により、オペアンプ8の出力がHからL
に復帰するまでにタイムラグがあり、インバータ3が停
止してI=0となっても、直ぐには出力は再開されな
い。そして、インバータ3の出力が再開された後、出力
電流I0が増加して再び規定値を越えると出力停止とな
り、上記の動作を繰り返す。また、オペアンプ8のHの
出力は抵抗R15を通り、抵抗R9で分圧された形でコンデ
ンサC3を充電する。これにより、オペアンプ11の非反転
転入力側の電圧が持上げられ、この時 (dはオペアンプ8のHの出力のデューティ比)となる
ように設定すれば、通電電流の尖頭値が設定値を越える
負荷条件の場合にもオペアンプ11の出力はHとなり、上
述した平均電流が設定値を越えた時の動作と同じくNFB
としての機能が働く。
上記のように尖頭電流検出の際、インバータ3に二つの
機能、即ち、出力電流の尖頭値を検出して、これが設定
された値を越えた時に出力を速断させる機能と、その時
ある短い時間のみ出力を停止させてその後出力を復帰さ
せる機能とが組み合わされているので、出力側が過負荷
状態あるいは短絡状態となった場合でも出力段のインバ
ータ3の素子の安全動作領域を越えることなく、必要な
出力を確保することができる。従って、インバータ3を
過電流から確実に保護することができると共に、出力を
完全停止させないので白熱電球,モータなど突入電流の
大きな負荷を使用した場合でも確実に運転させることが
できる。
なお、上述のインバータ3の保護回路は、三相整流回路
2、など他の保護回路と兼用することが可能である。
第2図はこの発明の他の実施例を示す図である。この実
施例は、発電機1の回転上昇に伴って上昇する発電機1
の整流出力電圧を各オペアンプ8,11の検出信号に重畳さ
せたもので、インバータ3の過電流保護機能を定格出力
の変化に応じて可変させるものである。即ち、第2図に
示すように、オペアンプ8,11の反転入力側に接続された
各抵抗R6,R10の他方側が、整流回路4の平滑用コンデン
サC5とそれぞれ接続されている。このコンデンサC5の両
端電圧は、交流発電機1の補助巻線L2の出力を整流した
電圧であり、エンジン回転数(発電機出力)に比例して
いる。このため、オペアンプ8,11で比較される過電流設
定値(基準値)は、交流発電機1の出力変化に応じて相
対的に変化し、例えばオペアンプ8,11の比較基準電圧を
OVにした場合には、過電流設定値はエンジン回転数に比
例する。このように、交流発電機1の出力変化に対応し
て過電流の検出レベルが自動的に変化するので、インバ
ータ3を確実に保護することが可能となる。従って、エ
ンジン発電機であれば、そのエンジン回転数が例えば30
00rpm(サイレントモード)の時は定格出力150w、4500r
pm(パワーモード)の時は定格出力300wとして各々別個
に過電流の設定を行うことができる。なお、過電流の設
定は、このような2位置固定ではなく、連続的に可変す
ることもできる。
また、この実施例においては、抵抗R9と電源ラインとの
間に抵抗R16が直列に接続され、その接続点とオペアン
プ11の非反転入力側が接続されている。更に、抵抗R8
電源ラインとの間に抵抗R17が直列に接続され、その接
続点がオペアンプ11の反転入力側と接続されている。こ
のため、過電流設定値とエンジン回転数の比例関係を変
化させることができる。即ち、抵抗R10とは別に抵抗R17
からオペアンプ11の検出入力側(非反転入力側)に固定
電圧によるレベルシフトを追加すると、エンジン回転数
に対する過電流設定値の変化が鈍くなる。また、抵抗R
16を通してオペアンプ11の比較基準電圧を持ち上げる
と、エンジン回転数に対する過電流設定値の変化は鋭く
なる。
このように、交流発電機1の回転数を変化させて定格出
力を切り換える場合、自動的に過電流の設定レベルも切
り換えられるので、希望する定格出力に合わせて過電流
の保護機能も変化し、発電機1およびインバータ3を確
実に保護することができる。また、過電流設定レベルを
切り換えるための外部スイッチ等も不要となり、安価で
信頼性の高いものとなる。なお、インバータ3の保護回
路は上述したように他の整流回路2等のものを兼用可能
であり、またプロテクタ1個で調整不要となり、NFB的
機能を持たせるにあたって、(イ)平均電流の過電流動
作時間がむずかしい、(ロ)例えば1msec以下の即応性
を有するものが必要という条件に対して、1個の保護シ
ステムで両者を兼用してトランジスタのバイアス補償に
よるインバータ保護(飽和させて使用する)と発電機自
体の保護(出力を取りすぎない)とを同時に行うことが
できる。
以上、各実施例について説明したが、上述のように平均
電流が設定値を越えても一定時間は出力を停止させない
ので、突入電源の大きな負荷を使用できることは勿論、
速答性のある尖頭電流の検出によりインバータ3の半導
体素子の過電流による破壊を未然に防止することがで
き、またタイマ機能を持たせることにより過負荷による
異常発熱から各回路素子を保護できると共に、NFB機能
をインバータ回路を利用して構成することができる。つ
まり、平均電流の過電流状態が所定時間継続した時にイ
ンバータ3への駆動信号を停止させるので、発電機本体
および各回路部品の保護を確実に行うことができ、また
上記のような過大な尖頭電流に対しては一時的に停止さ
せ、繰り返し過大な尖頭電流が流れる場合には完全に停
止させるので、インバータ3の保護が確実なものとな
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、インバータに
流れる平均電流を検出してインバータの過電流状態を検
出し、その過電流状態が所定時間継続した時にインバー
タへの駆動信号を停止させるようにしたため、インバー
タを過電流から確実に保護することができると共に、突
入電流の大きな負荷を使用する場合でも確実に始動させ
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路構成図、第2図
はこの発明の他の実施例を示す回路構成図である。 1……交流発電機 2……三相整流回路 3……インバータ 8……オペアンプ(尖頭電流検出手段) 11……オペアンプ(平均電流検出手段) 9,10……オアゲート(駆動信号停止手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流発電機の交流出力を整流する整流回路
    と、整流して得られた直流を駆動信号に従って任意周波
    数の交流に変換するインバータを備えたインバータ式発
    電機において、前記インバータに流れる平均電流を検出
    してインバータの過電流状態を検出する平均電流検出手
    段と、前記インバータに流れる尖頭電流の有無を検出す
    る尖頭電流検出手段とを有し、この尖頭電流検出手段に
    よって設定された値を越えた時に前記インバータへの駆
    動信号を遮断して所定の短時間のみ出力を停止させた後
    に前記インバータへの駆動信号供給を復帰させると共
    に、前記平均電流検出手段により過電流状態が所定時間
    継続したことが検出された時あるいは前記尖頭電流検出
    手段により尖頭電流が検出されて前記インバータへの駆
    動信号の遮断、復帰が繰り返されていることが検出され
    た時に前記インバータへの駆動信号を停止させる駆動信
    号停止手段を具備し、かつ前記平均電流検出手段の過電
    流状態検出中においては前記尖頭電流による駆動信号の
    停止を早めるように構成したことを特徴とするインバー
    タ式発電機。
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