JPH0767193A - 発声発音練習用マイクロホン - Google Patents

発声発音練習用マイクロホン

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JPH0767193A
JPH0767193A JP4210873A JP21087392A JPH0767193A JP H0767193 A JPH0767193 A JP H0767193A JP 4210873 A JP4210873 A JP 4210873A JP 21087392 A JP21087392 A JP 21087392A JP H0767193 A JPH0767193 A JP H0767193A
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JP
Japan
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microphone
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absorbed
voice
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JP4210873A
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Yasumasa Shibata
泰正 柴田
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラオケの発声練習や外国語の発音練習に、
マイクロホンと再生装置とを使用するとき、スピ−カの
再生音や外部の音がマイクロホンに吸収されるのを防
ぎ、自分の声と再生される伴奏音、正しい発音とを正確
に聞き分ける。 【構成】 マイクロホン9を内蔵する消音機構13に、
練習者の発声発音が外部に洩れず、外部の音がマイクロ
ホンに吸収されないよう、口の周辺を覆う口当て4を取
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラオケ或いは外国
語の練習装置などに接続して、歌の発声や英語などの外
国語発音練習に用いるためのマイクロホンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばカラオケの練習では、以下のよう
な問題点があった。一つの歌曲を習得するために長時間
を要していた。その理由は、習得しようとする歌詞、曲
の流れと変化(リズムとテンポ)、強弱等を細部にわた
って巧みに、かつ正確に把握して何度も練習を重ねるこ
とによって、練習者の体に覚え込ませて初めて上手に歌
えることにある。
【0003】又カラオケの練習者は、自分自身の口から
外へ出た声を正確に理解することが極めて難しかった。
それは練習者自身の発声音が口から出ると同時に、練習
者の体の内部に於いても身体各部に共鳴音を生じ、その
共鳴音は発声と同時に直接身体の各部を伝って広がり、
練習者の聴覚器官へ伝達される。
【0004】従って練習者の発声音は口から外部へ出る
とともに、同時にその耳に吸収されるので、練習者の聴
覚器官は口から外部へ出た声と、身体各部を伝わって来
た声とを合成してその聴覚器官へ伝えることになる。
【0005】ほとんどの場合、練習者はこの合成された
発声音をすべて口から発声したものと誤認した状態で聞
いているため、発声が的確さを欠いたものであっても、
それを見逃してしまう欠点がある。
【0006】そこで一般には録音したテ−プを再生して
判断することが行われていたが、手数が掛かり不便であ
った。又長い項目を録音再生して判断する場合、練習者
は自分のそのときの発声状態の記憶が薄れてくるので、
度々録音再生を繰り返す必要があるため、その箇所をす
ぐに直すことは至難である。
【0007】さらにカラオケ練習に於いて、無視するこ
とができない自分の発声音の息漏れ現象を、すぐに感じ
とることができない欠点がある。
【0008】即ちカラオケの練習には、歌詞の発音或い
は曲の表現法及び曲の構成等によって、多数の部分で息
漏れを起こす箇所があり、これを無視して練習すること
は極めて不利で、表現力の不足した発声音となる。しか
し初心者は殆ど息漏れを気付くことなく、又息漏れを指
摘されてもすぐに直せない。
【0009】息漏れ状態は、口の前に適当な距離を保っ
てろうそくの炎をかざしたり、軽い紙片を下げて、それ
らが発声によって揺れ動くか否かで容易に知ることがで
きる。しかし手数が掛かるうえ、炎を用いると火災の危
険がある。
【0010】さらに又カラオケの練習は、実際に口の外
に声を出して行わないと効果が上がらない。しかし声を
出すと必ず他人の耳に入って迷惑をかけることが多い。
そこでカラオケ営業店で練習する場合も多いが、周囲の
状況によって大きな制約を受けるため、優れた練習効果
を得るは容易でない。
【0011】カラオケを練習する場合、マイクロホンを
使用することが多い。本来マイクロホンは外部のあらゆ
る音を敏感に吸収するものである。その音は音楽的効果
を発揮する再生装置或いは設備によって、スピ−カを通
じて外部へ放出されるのであるが、マイクロホンには、
スピ−カの再生音が再びマイクロホンに吸収される特性
が本質的にある。再生音がマイクロホンに連続的に吸収
されると、ハウリング現象を起こすことはよく知られて
いる。
【0012】このようにスピ−カの再生音がマイクロホ
ンに反復繰り返して吸収されると、スピ−カの再生音の
明瞭度を著しく損なう原因となる。そこでマイクロホン
を使用するときは、スピ−カの再生音の干渉を避けるた
め、スピ−カの前面での使用を避けてスピ−カの側方や
後方で使用するのが一般である。しかしこの場合でも、
周辺部からの反響音や各種の共鳴音の影響を除くことは
極めて至難であり、スピ−カの再生音の明瞭度を著しく
損なう結果、カラオケ練習者に悪影響を与える。
【0013】スピ−カの再生音以外の前記の音ととも
に、練習者の発声音も同時にマイクロホンに吸収され、
これらが相重なって反復吸収されるので、スピ−カの再
生音はますます不明瞭になる。このため元の歌曲の発声
音及び曲音等の微妙な部分まで、完全に一致しているか
否かを正確に認識する妨げになり、カラオケが速く習得
できない原因となっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、カラオケや外国語の練習にあたって再生
装置とマイクロホンとを使用するとき、スピ−カの再生
音や、周辺からの反響音、共鳴音などがマイクロホンに
吸収されないようにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明は、マイクロホ
ンを内蔵する消音機構に、練習者の発声発音が外部に漏
れず、外部の音がマイクロホンに吸収されないよう、口
の周辺を覆う口当てを取付けたことに特徴がある。
【0016】
【実施例】図1に於いて、1は硬質合成樹脂或いは金属
製の円筒状握りで、先端部に肉厚部2を有する前部は開
口され、閉塞された後部の中央には、マイクロホンコ−
ドを通す小孔3が貫設されている。
【0017】4は漏斗状の口当てであって、その基部5
は円筒状に形成されており、口当て4を練習者の口の周
辺に当てたとき、口の回りを覆って声が外へ漏れないよ
うにするとともに、外部の音が内部へ入らないようにす
るものである。従って口の回りの形状によくなじむよう
軟質合成樹脂、或いはゴムなどを材質とする。この口当
て4の内壁には、音を吸収させるために発泡ウレタンフ
ォ−ム、或いはスポンジなどの吸音層6が設けられてい
る。
【0018】7は内筒で、実施例では口当て4と一体に
形成されているが、別に設けてもよい。8は内筒7に貫
設された消音用小孔群である。但し必ずしも設ける必要
はない。
【0019】9は公知のマイクロホンであって、電磁
型、動電型、静電型などその種類を問わない。10は硬
質合成樹脂或いは金属製のマイクロホン支持具であり、
口当て4の基部5とマイクロホン9とは、握り1の肉厚
部2と支持具10とに設けた雌ねじに、ビス11を螺着
することによって握り1に固定されている。
【0020】12はフェルトの吸音材であり、握り1と
内筒7との間、及び内筒7内に充填されている。フェル
トに替えて発泡ウレタンフォ−ムなどを用いてもよい。
【0021】そこで吸音材12を充填された握り1と内
筒7とは、消音機構13を形成することになる。
【0022】14は口当て4に取付けられたリ−ド式の
笛を用いた警報器で、息漏れを検出する。警報器14を
他の形式の笛に替えたり、息漏れによって作動するマイ
クロスイッチに発光ダイオ−ドを接続することも任意で
ある。なお15はマイクロホン9へ接続されたコ−ドで
あり、図外カラオケ装置や外国語発音練習用の録音生再
生装置へ接続される。
【0023】
【作用】例えばカラオケの練習にあたって、口の前面に
口当て4を位置させて発声すると、発声音は外部に漏れ
ることなく口当て4の吸音層6で吸収され、さらに消音
機構13を通過する。このため練習者は自分の声を直接
耳で聞けないが、マイクロホン9を介してスピ−カから
出た音と、スピ−カの伴奏音とを明瞭に聞くことができ
る。
【0024】又スピ−カからの再生音、その他の雑音は
全て口当て4で遮蔽されてマイクロホン9に吸収されな
いため、ハウリング現象を起こさない。
【0025】息漏れがあったときは、息が警報器に作用
して警報器が信号を発するので容易に息漏れを感知し得
る。
【0026】
【発明の効果】発声が外部に漏れず、又再生音がマイク
ロホンに吸収されないため、極めて明瞭に自分の発声と
伴奏音を聞くことができるので、他人に迷惑をかけるこ
となく発声練習ができる。再生音をイヤホンで聞けばほ
とんど外部に音がでないので、静粛に練習ができる。
【0027】しかも自分の発声と伴奏音とを極めて明瞭
に聞けるので、両者の差異を正確にしかも瞬時に把握で
きるため、短時間で習得できる。さらに息漏れは警報器
によって検出できるので、歌唱の上達が速い。
【0028】発声発音を要する練習であればカラオケの
みならず、広く歌曲の発声練習、英語などの発音練習、
落語など芸能の稽古に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】長軸方向の断面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロホンを内蔵する消音機構に、練
    習者の発声発音が外部に漏れず、外部の音がマイクロホ
    ンに吸収されないよう、口の周辺を覆う口当てを取付け
    てなる発声発音練習用マイクロホン。
  2. 【請求項2】 口当てが、練習者の息漏れによって作動
    して信号を発する警報器を具備する請求項1の発声発音
    練習用マイクロホン。
JP4210873A 1992-07-14 1992-07-14 発声発音練習用マイクロホン Expired - Lifetime JP2671081B2 (ja)

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JP4210873A JP2671081B2 (ja) 1992-07-14 1992-07-14 発声発音練習用マイクロホン

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JP4210873A JP2671081B2 (ja) 1992-07-14 1992-07-14 発声発音練習用マイクロホン

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Publication Number Publication Date
JPH0767193A true JPH0767193A (ja) 1995-03-10
JP2671081B2 JP2671081B2 (ja) 1997-10-29

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ID=16596513

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104918171A (zh) * 2015-04-20 2015-09-16 李永南 降噪喇叭
JP2023074993A (ja) * 2021-11-18 2023-05-30 太郎 木島 防音マイクシステム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6093390U (ja) * 1983-11-29 1985-06-26 大森 忠孝 遮音カバ−付マイク
JPS61128893U (ja) * 1985-01-31 1986-08-12
JPH01151694U (ja) * 1988-04-12 1989-10-19

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JP2671081B2 (ja) 1997-10-29

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