JPH076712U - 往復直動する移動体の位置検出機構 - Google Patents

往復直動する移動体の位置検出機構

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JPH076712U
JPH076712U JP3504293U JP3504293U JPH076712U JP H076712 U JPH076712 U JP H076712U JP 3504293 U JP3504293 U JP 3504293U JP 3504293 U JP3504293 U JP 3504293U JP H076712 U JPH076712 U JP H076712U
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JP
Japan
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moving body
ball screw
fixed
rotary encoder
ball
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JP3504293U
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勝輝 荒木
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ARAKI TECHNICAL AND RESEARCH CO.,LTD
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ARAKI TECHNICAL AND RESEARCH CO.,LTD
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリーエンコーダを付設する適切な回転
駆動系がない往復直動機構において、悪環境下でも、ま
た移動体にブレがあっても、移動体の直動を回転運動に
変換してロータリーエンコーダで安定に移動体の位置・
変位を検出できるようにする。 【構成】 移動体2にその移動方向に軸線を合せてボー
ルナット3を固着するとともに、このボールナット3に
ボールネジ4をねじ結合して移動体2の移動方向に配置
する。ボールナット3に対して移動体2の移動方向に対
向している固定体1にロータリーエンコーダ5を固着
し、その回転軸5aをボールネジ4の延長線上に同軸に
配置する。ロータリーエンコーダ5の回転軸5aの先端
部とボールネジ5の一端部とを自在継手13で連結する
とともに、ボールネジ4の前記一端部の近傍を固定体1
に設けた軸受部7,8,9,10,11,12により回
転自在に支持し、かつその軸受部に含まれる球面軸受1
2によりボールネジの軸振れをある程度許容する構成と
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えばロール成形機やスピニング成形機などの各種の機械装置に おいて、往復直動する移動体の位置を検出する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の工作機械においては、加工ヘッドなどの機械体(移動体)が適宜な案内 機構に沿って往復直動するように設けられ、その移動体がモータや油圧シリンダ などのアクチュエータによって移動される機構が多用されている。そして移動体 の位置を精密に制御するために、移動体の位置を検出するなんらかのセンサ手段 を付設するとともに、その位置検出信号に従ってアクチュエータをフィードバッ ク制御するサーボ機構が多用されている。
【0003】 機械装置におけるこの種のサーボ機構の代表的なものでは、サーボモータを駆 動源とする送りネジ機構により移動体を往復直動させる構成とし、位置検出手段 としてはモータあるいは送りネジの回転系にロータリーエンコーダ(回転形位置 ・変位センサ)を付設している。また、油圧シリンダなどの直動式アクチュエー タで移動体を往復直動させる構成においては、移動体と固定部との間にインダク トシ(商品名)や磁気スケールを用いたリニア形位置・変位センサを設けている 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように従来においては、移動体を往復直動させる駆動機構に回転系を含 まない場合はロータリーエンコーダではなく、移動体に直接的にリニア形位置・ 変位センサを付設していた。ここで、磁気スケールなどを用いたリニア型位置・ 変位センサはその取り付け環境によって正しい検出動作が行えなくなるという問 題があった。切削油や研削液あるいは金属粉に晒されるような悪環境下ではスケ ールの読み取り動作に支障をきたす。また、移動体のガイド機構が超高精度であ れば問題ないが、移動体が若干ブレながら移動するような機構ではスケールと読 み取り器との間隔が一定に保たれず、やはり読み取り動作に支障をきたす。
【0005】 この考案は前述した従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、ロータ リーエンコーダを付設する適切な回転駆動系がない往復直動機構において、悪環 境下でも、また移動体にブレがあっても、移動体の直動を回転運動に変換してロ ータリーエンコーダで安定に移動体の位置・変位を検出することができる位置検 出機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこでこの考案では、移動体にその移動方向に軸線を合せてボールナットを固 着するとともに、このボールナットにボールネジをねじ結合して前記移動体の移 動方向に配置する。また、前記ボールナットに対して前記移動体の移動方向に対 向している固定体にロータリーエンコーダを固着し、その回転軸を前記ボールネ ジの延長線上に同軸に配置する。さらに、このロータリーエンコーダの回転軸の 先端部と前記ボールネジの一端部とを自在継手で連結するとともに、前記ボール ネジの前記一端部の近傍を前記固定体に設けた軸受部により回転自在に支持し、 かつその軸受部に含まれる球面軸受により前記ボールネジの軸振れをある程度許 容する構成とした。
【0007】
【作用】
前記ボールナットが前記移動体と一体に直動すると、ボールナットにねじ結合 している前記ボールネジが回転する。これは通常の送りネジ機構と逆の運動であ り、移動体の直動がボールネジの回転に変換されたことになる。ボールネジが回 転すると前記自在継手を介してロータリーエンコーダが回転され、位置・変位の 検出信号が得られる。この信号は移動体の位置・変位に高精度に対応している。 移動体の直動に伴ってブレが生じ、そのブレがボールネジに伝わっても、前記球 面軸受がその軸ブレを許容するし、前記自在継手がボールネジの軸端のブレ変位 を吸収する。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例による位置検出機構を図1に示している。機械装置におけ る固定体1に対して移動体2が適宜な案内機構(図示省略)に沿って矢印ABの うに所定範囲内で往復直動する。移動体2を駆動するアクチュエータ系も図示し ていないが、例えば油圧シリンダにより移動体2が直接的に直動されるものであ る。
【0009】 プレート状の移動体2の所定位置にボールナット3が固着されている。ボール ナット3はその軸線が移動体2の移動方向と平行に配設されている。ボールナッ ト3にはボールネジ4がねじ結合して装着されており、ボールネジ4は移動体2 に干渉せずにこれを貫通している。従ってボールネジ4の軸線は移動体2の移動 方向と平行である。
【0010】 移動体2の上方に位置する固定体1には取り付けベース6を介してロータリー エンコーダ5が固着されている。ロータリーエンコーダ5の回転軸5aは前記ボ ールネジ4の軸線上にあって下方に突出しており、以下のようにしてボールネジ 4の上端部と回転結合されている。
【0011】 前記固定体1側の取り付けベース6の下部には筒状のの軸受カバー7が固着さ れ、その軸受カバー7の下部にリング状の軸受ハウジング8が固着されている。 前記ボールネジ4の上端部分が軸受ハウジング8の中心を貫通し、スラストベア リング9、ニードルベアリング10、スラストベアリング11、球面ベアリング 12によってボールネジ4が片持ち状に回転自在に支持されている。
【0012】 球面ベアリング12の外輪が軸受ハウジング8に嵌合され、球面ベアリング1 2の内輪にニードルベアリング10が嵌合し、ニードルベアリング10の両端に 当接するように2つのスラストベアリング9および11が装着されている。なお 実際には、ニードルベアリング10とスラストベアリング9とが予め一体化され ている複合ベアリングを使用している。
【0013】 そして、前記の軸受機構を貫通しているボールネジ4の上端が自在継手13を 介してロータリーエンコーダ5の回転軸5aの下端に連結されている。
【0014】 以上の構成において、移動体2が駆動されて矢印AB方向に往復直動されると 、移動体2に固定されているボールナット3が回転することなくボールネジ4に 沿って移動する。するとボールネジ4がそのリードに従って回転することになる 。このボールネジ4の回転速度および回転量はボールナット3の移動速度および 移動量(すなわち移動体2の移動速度および移動量)に対応している。ボールネ ジ4の回転がロータリーエンコーダ5に伝わるので、ロータリーエンコーダ5の 出力信号を処理することで移動体2の位置・変位を高精度に検出することができ る。
【0015】 ここで注目すべきことは、ボールネジ4は前記のベアリング群のうちの球面ベ アリング12を介して最終的に固定部である軸受ハウジング8に片持ち状に支持 されているとともに、ボールネジ4の上端が自在継手13を介してロータリーエ ンコーダ5の回転軸5aに結合されていることである。
【0016】 先に述べたように、移動体2の案内機構があまり高精度でないと、移動体2を 移動させるのに伴ってブレが生じる(完全な直線運動ではなく、不規則に移動軌 跡が変化する)。この移動体2のブレはボールナット3を介してボールネジ4に 伝わり、ボールネジ4に軸ブレ力が加わる。ボールネジ4にブレ力が加わると、 球面ベアリング12の外輪の球面に沿ってコロおよび内輪が変位し、球面を中心 にしてボールネジ4のブレが起きるが、その回転にはなんら支障をきたすことが ない。このボールネジ4のブレによってその上端がラジアル方向に変位するが、 自在継手13を介してロータリーエンコーダ5に連結されているので、ボールネ ジ4はなんら支障なく回転するとともに、ロータリーエンコーダ5に軸方向に過 大な力が加わることがない。
【0017】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案によれば、移動体を往復直動させる駆動 系にサーボモータのような回転系が含まれていなくても、移動体の直動をボール ネジの回転運動に変換してロータリーエンコーダに入力するので、例えば切削液 や研削液あるいは金属粉などに晒される悪環境下でも、信頼性の高いロータリー エンコーダによって高精度にかつ安定に移動体の位置・変位を検出することがで きる。特に、ボールネジの一端部を球面軸受を含んだ軸受部で片持ち状に支持す るとともに、ボールネジ端部を自在継手を介してロータリーエンコーダに連結し たので、移動体の動作に伴ってボールネジに軸ブレ力が加わっても、その軸ブレ を吸収してボールネジの円滑な回転を妨げないので、移動体の案内機構があまり 高精度でない場合にもなんら問題なく、高精度で安定な位置・変位の検出動作を 実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による位置検出機構の概略
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定体 2 移動体 3 ボールナット 4 ボールネジ 5 ロータリーエンコーダ 6 取り付けベース 7 軸受カバー 8 軸受ハウジング 9 スラストベアリング 10 ニードルベアリング 11 スラストベアリング 12 球面ベアリング 13 自在継手

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜な案内機構に沿って所定範囲内で往
    復直動する移動体の位置を検出する機構であって、前記
    移動体にその移動方向に軸線を合せて固着されたボール
    ナットと、このボールナットにねじ結合して前記移動体
    の移動方向に配置されたボールネジと、前記ボールナッ
    トに対して前記移動体の移動方向に対向している固定体
    に固着され、その回転軸が前記ボールネジの延長線上に
    同軸に配設されたロータリーエンコーダと、このロータ
    リーエンコーダの回転軸の先端部と前記ボールネジの一
    端部とを連結する自在継手と、前記ボールネジの前記一
    端部の近傍を前記固定体に回転自在に支持するとともに
    前記ボールネジの軸振れを許容する球面軸受を含んだ軸
    受部とを備えたことを特徴とする位置検出機構。
JP3504293U 1993-06-28 1993-06-28 往復直動する移動体の位置検出機構 Pending JPH076712U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3504293U JPH076712U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 往復直動する移動体の位置検出機構

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JP3504293U JPH076712U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 往復直動する移動体の位置検出機構

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JPH076712U true JPH076712U (ja) 1995-01-31

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JP3504293U Pending JPH076712U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 往復直動する移動体の位置検出機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106949799A (zh) * 2017-04-12 2017-07-14 重庆邮电大学 一种数显圆筒式卡尺
CN109764023A (zh) * 2019-03-12 2019-05-17 韶关市伟光液压油缸有限公司 一种内置旋转编码器的水坝闸门油缸
JP2021031240A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 株式会社Screenホールディングス 導電装置およびローラコンベア装置

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