JPH076667B2 - 空調装置 - Google Patents
空調装置Info
- Publication number
- JPH076667B2 JPH076667B2 JP62101005A JP10100587A JPH076667B2 JP H076667 B2 JPH076667 B2 JP H076667B2 JP 62101005 A JP62101005 A JP 62101005A JP 10100587 A JP10100587 A JP 10100587A JP H076667 B2 JPH076667 B2 JP H076667B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- cold water
- humidity
- indoor set
- air conditioner
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、環境試験室等において、所定の温度および湿
度の範囲内で任意に温度および湿度を可変にできる空調
装置に関する。
度の範囲内で任意に温度および湿度を可変にできる空調
装置に関する。
[従来の技術] 従来、室内空間をある温度および湿度の所定の範囲内で
任意に温度および湿度を可変にするためには、与えられ
た温度および湿度の最も厳しい条件下でダクトサイズ、
冷凍機容量、再熱機容量等を設計していた。
任意に温度および湿度を可変にするためには、与えられ
た温度および湿度の最も厳しい条件下でダクトサイズ、
冷凍機容量、再熱機容量等を設計していた。
[発明が解決しようとする問題点] 第2図は湿り空気の性質を示した湿り空気線図である。
今、例えば、室内設定温度25〜30℃、湿度40〜60%とい
う広い範囲R内で可変にすることを考える。第2図でR1
〜R4は、範囲Rにおける最大および最小温度と最大およ
び最小湿度を組み合わせた湿り空気の状態を示し、S1〜
S4は、R1〜R4のそれぞれに対して、冷水コイル7を出た
時の空気の状態が最大の相対湿度90%に沿った湿り空気
の状態を示し、これは冷水コイル7の能力により必然的
に決まるものである。この場合、最大風量は、最も温度
差が小さいS1→R1、S2→R2(以下ケース1という)とい
った室内設定湿度60%の場合で決定され、吹出し温度差
Δtは約7℃しかとれない。一方、この風量でS3→R3、
S4→R4(以下ケース2という)といった室内設定湿度40
%の場合を処理するときは、吹出し温度差Δtは前者の
倍の約14℃になるため、同一負荷では約7℃の冷却、再
熱負荷が上乗せされてしまう。
今、例えば、室内設定温度25〜30℃、湿度40〜60%とい
う広い範囲R内で可変にすることを考える。第2図でR1
〜R4は、範囲Rにおける最大および最小温度と最大およ
び最小湿度を組み合わせた湿り空気の状態を示し、S1〜
S4は、R1〜R4のそれぞれに対して、冷水コイル7を出た
時の空気の状態が最大の相対湿度90%に沿った湿り空気
の状態を示し、これは冷水コイル7の能力により必然的
に決まるものである。この場合、最大風量は、最も温度
差が小さいS1→R1、S2→R2(以下ケース1という)とい
った室内設定湿度60%の場合で決定され、吹出し温度差
Δtは約7℃しかとれない。一方、この風量でS3→R3、
S4→R4(以下ケース2という)といった室内設定湿度40
%の場合を処理するときは、吹出し温度差Δtは前者の
倍の約14℃になるため、同一負荷では約7℃の冷却、再
熱負荷が上乗せされてしまう。
その結果、ケース2の場合は、空調器容量、ダクトサイ
ズもケース1の2倍を必要とし、必要風量がケース1で
満たされる場合には、ケース2でシステムを設計すると
明らかにオーバーデザインとなるという問題を有してい
る。
ズもケース1の2倍を必要とし、必要風量がケース1で
満たされる場合には、ケース2でシステムを設計すると
明らかにオーバーデザインとなるという問題を有してい
る。
本発明は上記問題を解決するものであって、冷却、再熱
負荷が最小になるように風量を制御して、省エネルギ、
省コスト化および省スペース化を図ることができる空調
装置を提供することを目的とする。
負荷が最小になるように風量を制御して、省エネルギ、
省コスト化および省スペース化を図ることができる空調
装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] そのために本発明の空調装置は、冷水発生装置に接続さ
れる冷水コイルと、ボイラに接続される蒸気コイルおよ
び加湿器と、これら冷水コイル、蒸気コイルおよび加湿
器にエアを通過させる送風量可変の送風機とを備え、室
内設定温度および室内設定湿度を所定の範囲内で可変に
する空調装置において、送風機の最大風量が最も高い室
内設定湿度で必要熱容量が得られるように設計され、室
内設定温度および室内設定湿度を可変にする場合には、
前記必要熱容量に等しくなるように送風機の風量が制御
されることを特徴とする。
れる冷水コイルと、ボイラに接続される蒸気コイルおよ
び加湿器と、これら冷水コイル、蒸気コイルおよび加湿
器にエアを通過させる送風量可変の送風機とを備え、室
内設定温度および室内設定湿度を所定の範囲内で可変に
する空調装置において、送風機の最大風量が最も高い室
内設定湿度で必要熱容量が得られるように設計され、室
内設定温度および室内設定湿度を可変にする場合には、
前記必要熱容量に等しくなるように送風機の風量が制御
されることを特徴とする。
[作用] 本発明においては、冷却、再熱負荷が最小になるように
風量を制御して、所定の温度および湿度の範囲内で任意
に温度および湿度を可変にする。
風量を制御して、所定の温度および湿度の範囲内で任意
に温度および湿度を可変にする。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。第1
図は本発明の空調装置が適用される空調系統図の例を示
す図、第2図は本発明の作用を説明するための湿り空気
線図である。
図は本発明の空調装置が適用される空調系統図の例を示
す図、第2図は本発明の作用を説明するための湿り空気
線図である。
図中、Aは冷水発生装置、B、Cは空調ユニット、D、
Eは室、1は冷却水ポンプ、2は冷却塔、3は冷凍機、
4は冷水槽、5、6はポンプ、7は冷水コイル、8はフ
ィルタ、9は蒸気コイル、10は加湿器、11は送風機を示
す。
Eは室、1は冷却水ポンプ、2は冷却塔、3は冷凍機、
4は冷水槽、5、6はポンプ、7は冷水コイル、8はフ
ィルタ、9は蒸気コイル、10は加湿器、11は送風機を示
す。
第1図は2室が空調可能な空調系統図を示しており、冷
水発生装置Aは冷却水ポンプ、冷却塔2、冷凍機3およ
び該冷凍機3と熱交換可能な冷水槽4からなり、冷水槽
4内の水をポンプ5により循環させ冷凍機3で冷却する
一方、冷水槽4内の冷水は、それぞれポンプ6、6によ
り空調ユニットB、Cの冷水コイル7内を循環するよう
に配管されている。さらに、空調ユニットB、Cは、フ
ィルタ8、蒸気コイル9、加湿器10および送風機11を備
え、蒸気コイル9および加湿器10には図示しないボイラ
から蒸気が供給され、また、送風機11の制御は、インバ
ータコントロールによる送風量可変(VAV)方式が採用
されている。そして、送風器11により、エアは冷水コイ
ル7、蒸気コイル9、加湿器10を通過する際に、所定の
温度、湿度に調整され、室D、E内に送風されるもので
ある。
水発生装置Aは冷却水ポンプ、冷却塔2、冷凍機3およ
び該冷凍機3と熱交換可能な冷水槽4からなり、冷水槽
4内の水をポンプ5により循環させ冷凍機3で冷却する
一方、冷水槽4内の冷水は、それぞれポンプ6、6によ
り空調ユニットB、Cの冷水コイル7内を循環するよう
に配管されている。さらに、空調ユニットB、Cは、フ
ィルタ8、蒸気コイル9、加湿器10および送風機11を備
え、蒸気コイル9および加湿器10には図示しないボイラ
から蒸気が供給され、また、送風機11の制御は、インバ
ータコントロールによる送風量可変(VAV)方式が採用
されている。そして、送風器11により、エアは冷水コイ
ル7、蒸気コイル9、加湿器10を通過する際に、所定の
温度、湿度に調整され、室D、E内に送風されるもので
ある。
次に、本発明による送風量可変方式について、再び第2
図により説明すると、熱源としての必要熱容量qcは温度
差Δtと風量Qの積で表され、 qc=0.29×Δt×Q(0.29は定数) となる。
図により説明すると、熱源としての必要熱容量qcは温度
差Δtと風量Qの積で表され、 qc=0.29×Δt×Q(0.29は定数) となる。
今、例えば、室内設定温度25〜30℃、湿度40〜60%とい
う広い範囲R内で可変にすることを考える。第2図でR1
〜R4は、範囲Rにおける最大および最小温度と最大およ
び最小湿度を組み合わせた湿り空気の状態を示し、S1〜
S4は、R1〜R4のそれぞれに対して、冷水コイル7を出た
時の空気の状態が最大の相対湿度90%に沿った湿り空気
の状態を示し、これは冷水コイル7の能力により必然的
に決まるものである。最大風量は、最も温度差が小さい
S1→R1、S2→R2(ケース1)といった室内設定湿度60%
の場合で決定され、吹出し温度差Δtは約7℃であり、
このときの必要熱容量qc1は、 qc1=0.29×Δt×Q=0.29×7×Q 一方、この風量でS3→R3、S4→R4(ケース2)といった
室内設定湿度40%の場合を処理するときは、吹出し温度
差Δtは約14℃であり、このときの必要熱容量qc2は、 qc2=0.29×Δt×Q=0.29×14×Q となる。
う広い範囲R内で可変にすることを考える。第2図でR1
〜R4は、範囲Rにおける最大および最小温度と最大およ
び最小湿度を組み合わせた湿り空気の状態を示し、S1〜
S4は、R1〜R4のそれぞれに対して、冷水コイル7を出た
時の空気の状態が最大の相対湿度90%に沿った湿り空気
の状態を示し、これは冷水コイル7の能力により必然的
に決まるものである。最大風量は、最も温度差が小さい
S1→R1、S2→R2(ケース1)といった室内設定湿度60%
の場合で決定され、吹出し温度差Δtは約7℃であり、
このときの必要熱容量qc1は、 qc1=0.29×Δt×Q=0.29×7×Q 一方、この風量でS3→R3、S4→R4(ケース2)といった
室内設定湿度40%の場合を処理するときは、吹出し温度
差Δtは約14℃であり、このときの必要熱容量qc2は、 qc2=0.29×Δt×Q=0.29×14×Q となる。
従って、ケース2の場合のqc2は、ケース1の場合のqc1
の倍の必要熱容量となる。本発明においては、検出(設
定)温度の値に沿って風量Qを絞ることにより、qc1=q
c2となるように風量を可変にするものである。その結
果、ケース2の場合はケース1で設定した風量の約半分
の風量で、S4のポイントから吹き出すことにより、R4の
状態が得られ、消費エネルギはケース1の場合と同じで
従来の設計の半分で済むことになる。
の倍の必要熱容量となる。本発明においては、検出(設
定)温度の値に沿って風量Qを絞ることにより、qc1=q
c2となるように風量を可変にするものである。その結
果、ケース2の場合はケース1で設定した風量の約半分
の風量で、S4のポイントから吹き出すことにより、R4の
状態が得られ、消費エネルギはケース1の場合と同じで
従来の設計の半分で済むことになる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明においては、冷却、再熱負荷
が最小になるように風量を制御して、所定の温度および
湿度の範囲内で任意に温度および湿度を可変にするた
め、従来のように空調器容量、ダクトサイズが大型化す
ることなく、また、オーバーデザインとなることもな
く、イニシャルコスト、ランニングコストを大幅に低減
させると共に、必要スペースを低減させることができ
る。
が最小になるように風量を制御して、所定の温度および
湿度の範囲内で任意に温度および湿度を可変にするた
め、従来のように空調器容量、ダクトサイズが大型化す
ることなく、また、オーバーデザインとなることもな
く、イニシャルコスト、ランニングコストを大幅に低減
させると共に、必要スペースを低減させることができ
る。
従って、省エネルギ、省コスト化および省スペース化を
達成することができるものである。
達成することができるものである。
第1図は本発明の空調装置が適用される空調系統図の例
を示す図、第2図は本発明の作用を説明するための湿り
空気線図である。 A…冷水発生装置、B、C…空調ユニット、D、E…
室、1…冷却水ポンプ、2…冷却塔、3…冷凍機、4…
冷水槽、5、6…ポンプ、7…冷水コイル、8…フィル
タ、9…蒸気コイル、10…加湿器、11…送風機。
を示す図、第2図は本発明の作用を説明するための湿り
空気線図である。 A…冷水発生装置、B、C…空調ユニット、D、E…
室、1…冷却水ポンプ、2…冷却塔、3…冷凍機、4…
冷水槽、5、6…ポンプ、7…冷水コイル、8…フィル
タ、9…蒸気コイル、10…加湿器、11…送風機。
Claims (1)
- 【請求項1】冷水発生装置に接続される冷水コイルと、
ボイラに接続される蒸気コイルおよび加湿器と、これら
冷水コイル、蒸気コイルおよび加湿器にエアを通過させ
る送風量可変の送風機とを備え、室内設定温度および室
内設定湿度を所定の範囲内で可変にする空調装置におい
て、送風機の最大風量が最も高い室内設定湿度で必要熱
容量が得られるように設計され、室内設定温度および室
内設定湿度を可変にする場合には、前記必要熱容量に等
しくなるように送風機の風量が制御されることを特徴と
する空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62101005A JPH076667B2 (ja) | 1987-04-23 | 1987-04-23 | 空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62101005A JPH076667B2 (ja) | 1987-04-23 | 1987-04-23 | 空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63267858A JPS63267858A (ja) | 1988-11-04 |
JPH076667B2 true JPH076667B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=14289138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62101005A Expired - Lifetime JPH076667B2 (ja) | 1987-04-23 | 1987-04-23 | 空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076667B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06137611A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-20 | Hitachi Air Conditioning & Refrig Co Ltd | 輻射利用空調装置 |
JP3519552B2 (ja) * | 1996-07-30 | 2004-04-19 | 高砂熱学工業株式会社 | Vav式空調システムおよびその制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6060445A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機の除湿運転制御装置 |
-
1987
- 1987-04-23 JP JP62101005A patent/JPH076667B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63267858A (ja) | 1988-11-04 |
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