JPH076663A - 安全スイッチ - Google Patents

安全スイッチ

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JPH076663A
JPH076663A JP14779693A JP14779693A JPH076663A JP H076663 A JPH076663 A JP H076663A JP 14779693 A JP14779693 A JP 14779693A JP 14779693 A JP14779693 A JP 14779693A JP H076663 A JPH076663 A JP H076663A
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Ikuo Shibuya
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個の安全カバー等を同時にロック制御可
能で、取付自由度が大きく、かつ、ロック方式は二重ロ
ック構成とした安全スイッチを提供すること。 【構成】 スイッチ本体1の中心部に該スイッチ本体1
へ挿通される操作キー30のロック及び解除を行なうロ
ック部材3を摺動可能に設け、該ロック部材3の下部に
操作キー30のロック及び解除時におけるロック部材3
の摺動作動に応じて作動するスイッチ装置9を設け、ス
イッチ本体1の上部に持込みキー27の挿通作動により
ロック部材3を操作キーのロック位置に位置させるとと
もに、持込みキー27の引抜き作動によりロック部材3
を操作キー27の解除位置に位置させる係止部材20を
設け、ロック位置に位置した係止部材20を固定及び開
放可能とする制御装置34を該係止部材20に連通して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランスファマシン等に
おいて、刃具交換,修理点検作業,あるいは品質チェッ
ク作業等の安全を確保するため、装置周囲に設置する安
全カバー,扉,安全柵などとインターロックをとって、
前記各作業に際しては、安全カバー等の開放は可能とす
るが、機械装置の各駆動部は起動不能に維持する安全ス
イッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の安全スイッチとしては、
例えば特開昭64−14834号公報に開示されたもの
があり、この発明は図11に示すように、スイッチユニ
ット61はケース62とヘッド63を具備し、両者はネ
ジ64,65,66により連結してあって、ケース62
に対しヘッド63の向きを変更可能としてある。また、
安全カバー等に取付けたキー67をロック及び解除する
縦形のスライドロッド68は、下端に取付けた水平状の
結合部69を介して、ケース62内のスイッチ装置70
を作動させるプッシュロッド71と連結され、該プッシ
ュロッド71を上下させるカム72は、ヘッド63のほ
ぼ中央側に回転可能に位置させてあるので、スライドロ
ッド68はヘッド63の中心部ではなく、側方に偏った
位置にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の安全スイッ
チの構成では、キー67をロック又は解除するスライド
ロッド68は、スイッチユニット61の中心部に位置し
ていないため、スイッチユニット61に対するキーの挿
入位置が限定され、適用し得る安全カバー,安全扉等は
1個となって利用範囲が狭く、また、場合によっては安
全カバー等の位置に応じてネジ64〜67を外してヘッ
ド63の向きを変更せねばならないので、手間がかかる
等の問題がある。
【0004】更に、スイッチユニット61に挿入されて
スライドロッド68によりロックされたキー67は、該
スライドロッド68を下方へ押し下げることにより、ロ
ックを解除する構成であるから、スライドロッド68を
作動させる機構に誤作動を生じた場合、機械部分の運転
中に安全カバー等が開放されるというような危険を生ず
る可能性がある。
【0005】本発明は、前記課題を解決するものであっ
て、複数個の安全カバー等に同時に適用でき、取付け自
由度が大きいとともに、誤作動による安全カバー等の開
放を生じないような安全スイッチを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の安全スイッチにおいては、スイッチ本体の
中心部に該スイッチ本体へ挿通される操作キーのロック
及び解除を行なうロック部材を摺動可能に設け、該ロッ
ク部材の下部に前記操作キーのロック及び解除時におけ
るロック部材の摺動作動に応じて作動するスイッチ装置
を設け、前記スイッチ本体の上部に持込みキーの挿通作
動により前記ロック部材を操作キーのロック位置に位置
させるとともに、前記持込みキーの引抜き作動により前
記ロック部材を操作キーの解除位置に位置させる係止部
材を設け、ロック位置に位置した前記係止部材を固定及
び開放可能とする制御装置を該係止部材に連通したもの
である。
【0007】
【作用】上記のように構成された安全スイッチの制御装
置に通電して持込みキーにより係止部材を回動させる
と、ロック部材は下降してキー通路が開放される。そこ
で、機械装置の安全カバーを閉じると、該安全カバーに
所定の位置として取付けてある操作キーは、前記キー通
路へ挿通される。そこで、持込みキーにより係止部材を
逆回転させるとともに、制御装置の電源を切ると、ロッ
ク部材は上昇してロック位置へ達し、操作キーをロック
して安全カバーは開放不可能となる。同時に係止部材が
制御装置のロックピンにより固定されて前記操作キーは
二重ロックされ、また、このときのロック部材の上昇に
よりスイッチ装置が切換えられて機械装置の起動が可能
となる。
【0008】機械装置各部の点検修理等を行うときは、
制御装置の電源を入れるとともに持込みキーにより係止
部材を再び回動させると、前記ロックピンによる係止部
材の固定が解除されるとともに、ロック部材が下降して
ロック会場の位置へ移行し、キー通路が開放される。こ
れで操作キーの引抜きが可能となって安全カバーは開放
でき、同時にロック部材の下降によるスイッチ装置の切
換えが行われて機械装置は起動不可能となる。
【0009】
【実施例】以下、操作キーを2組とした場合の実施例に
ついて図面を参照して説明すると、図1〜7において、
安全スイッチの四角柱状のスイッチ本体1の中心位置に
は、その長手方向の軸線を中心線とする段付の案内孔2
が設けてあり、これにロック部材3の円柱状の本体4が
摺動自在に挿通してある。
【0010】該ロック部材3は本体4上部に続くフラン
ジ5を有し、その下面と前記段付部との間には、ロック
部材3を上方へ付勢するコイルばね6が装着してあり、
また、案内孔2の上部側には、後記する操作キー30,
30、挿通用のキー通路7,8が互いに直交して水平に
上下隣接して形成してある(図3参照)。
【0011】ロック部材3の下部には、スイッチ装置9
がスイッチ本体1に形成した空間10内に位置して設け
てあり、スイッチ装置9は、スイッチ本体1に保持され
る固定部11と、ロック部材3に連結棒12を介して取
付けた昇降部13を有し、固定部11には、上下に端子
14,15が配設してあり、かつ、昇降部13には端子
14,15に対するスイッチ本体16が取付けてある。
このスイッチ装置9は、操作キー30のロック及びその
解除のためにのロック部材3の摺動作動に連動する昇降
部13の昇降により、そのスイッチ本体16が固定部1
1の端子14,15に交互に接触し、図示されない機械
装置の駆動部回路を開閉するようになっている。
【0012】ロック部材3のフランジ5上部中央には、
両操作キー30と係合してこれらを係止するロック部1
7が設けてあり、これはキー通路7,8の幅より小さい
直径の円柱より形成してある。
【0013】そして、スイッチ本体1の上部側であるロ
ック部材3上方のケース18には、ロック部材3と同心
とされたピン孔18aが形成してあり、該ピン孔18a
には従動ピン19が摺動自在に挿通させてある。また、
ケース18内の中央上部側にピン孔18aに連通して形
成された空洞部21を有し、空洞部21には、水平の軸
孔22が形成してある。
【0014】更に、空洞部21内には、カム軸23を該
軸孔22に軸支された円弧カム24が回動自在に支持さ
れており、円弧カム24のカム外形面には、従動ピン1
9先端がコイルばね6の弾発力によりロック部材3を介
して常時当接させてある。
【0015】カム軸23の中心部には、図2に示すよう
に円弧カム24のカム頂点と軸孔22の中心とを結ぶ線
に並行に溝25が形成してあり、これに対し軸孔22に
も図4,5に示すように、前記溝25に続く溝26,2
6が垂直方向として対向形成してある。これら溝25,
26は、図3に示す持込みキー27を挿通可能な形状,
寸法としてあり、29は持込みキー27を溝25,26
に挿通して回動させた場合、持込みキー27先端の係止
凸部28の回転通路を形成するために、軸孔22外周側
に設けられる環状溝である。
【0016】そして、図5に示すように、カム軸23を
持込みキー27により回転させて、その溝25と溝2
6,26を一致させるとき、これによる円弧カム24の
回動により、従動ピン19を介してロック部材3が押下
げられて下降位置(操作キー30の解除位置)となる。
このカム軸23を時計方向に90度回転すると図4の状
態となり、ロック部材3はコイルばね6の弾発力により
上昇位置(操作キー30のロック位置)となり、溝25
と溝26,26は一直線上になく、挿通された持込みキ
ーの抜き出しは不能となる。
【0017】図7はキー通路7,8に挿通可能とされた
操作キー30を示すもので、その挿通側に図6に示すよ
うに、従動ピン19は挿通可能とするが、ロック部17
は通過できない幅の切込み溝31が形成してある。更
に、操作キー30をそれぞれキー通路7,8に挿通して
所定の位置としたとき、ロック部17に対応する切込み
溝31部に、該ロック部17を挿通自在とする対向した
半月形部よりなる係止部32が形成してあり、30aは
安全カバー等の壁体Aへの取付孔である。
【0018】また、スイッチ本体1のケース18上に設
けたケース33には、ロック位置とされた係止部材20
を固定及び開放可能とする制御装置34が連設してあ
り、該制御装置34は実施例ではケース33に装着した
ソレノイド35に導線36,37により中心に位置され
たプランジャ38を上下させる電気方式の場合で、図示
されないボルト等でケース18へ取付けた同様なケース
33に設けた下部側のストッパ39により、上下摺動可
能に保持させてある。そして、ケース33の上部側のス
トッパ40との間に介装したコイルばね41により、該
プランジャ38は常時は下方のストッパ39側へ付勢さ
れて下部位置にあり、ソレノイド35への通電により、
コイルばね41の弾発力に抗して図3に示す上部位置へ
移行保持される構成としてある。
【0019】このプランジャ38の中心には、段付のロ
ックピン42が固定してあり、ストッパ39側である小
径部は、プランジャ38が下部位置に保持されていると
きは、ストッパ39より下方へ突出して図2,4に示す
ように、操作キー30のロック位置にある係止部材20
のカム面に形成した係止孔43に嵌入し、該係止部材2
0を固定可能としてある。
【0020】また、ロックピン42のストッパ40側で
ある大径部は、該ストッパ40に摺動可能に保持され、
ソレノイト35への通電によりプランジャ38が上昇し
たとき、前記大径部は上蓋44に設けた孔部45へ進入
可能とされ、この作動によりロックピン42の前記小径
部側は係止部材20の係止孔43から抜け出て係止部材
20が開放される。46は支柱等のフレームBへの取付
け用としてスイッチ本体1へ設けた取付け孔、47は空
洞部21に設けた円弧カム24のストッパ、48はスイ
ッチカバー、49,50はスイッチ本体1と各ケース1
8,33等の接続部においてソレノイド35用導線3
6,37を連結するプラグとジャックで、導線36,3
7の基端は図示されない操作盤のスイッチへ接続可能と
してある。
【0021】このように構成された安全スイッチにおい
て、所定の機械装置部を遮蔽する安全カバー等の壁体A
の交差部におけるフレームBにスイッチ本体1を取付
け、操作盤のスイッチを入れて導線36,37を経てソ
レノイド35へ通電すると、プランジャ38が上昇して
ストッパ40に当接し、ロックピン42が上昇位置とな
る。これで該ロックピン42の小径部が円弧カム24の
係止孔43より抜け出てこれを開放する。
【0022】ここで、持込みキー27によりカム軸23
を回転させてその溝25と軸孔22の溝26,26とを
一致させると、円弧カム24によりロック部17が従動
ピン19を介して押し下げられ、操作キー30の解除位
置へ達してキー通路7,8を開放する。同時に上記ロッ
ク部17の下降に連動して昇降部13も下降し、スイッ
チ体16により端子14側が断となるとともに、端子1
5側が接続し、機械装置の各駆動部回路が開いて起動不
能となる。なお、この状態では係止孔43がロックピン
42の作動線上より外れているので、ソレノイド35へ
の通電が断となってもロックピン42は下降できない。
【0023】この状態で作業者が各壁体Aを閉じると、
それぞれに所定の状態として取付けてある各操作キー3
0は、開放されているそれぞれのキー通路7,8へ挿通
され、各係止部32は図6に示すように、ロック部17
直上へ位置される。
【0024】次に、持込みキー27によりカム軸23を
時計方向へ回動させると、円弧カム24は図2,4の状
態となり、これに連動してロック部材3はコイルばね6
の弾発力により従動ピン19を伴って上昇して操作キー
30のロック位置へ達し、ロック部17は図1,2に示
すように、両操作キー30の係止部32中へ挿通され、
操作キー30は該ロック部17に係止されて引抜き不能
となり、両壁体Aは開放できなくなる。
【0025】同時に前記円弧カム24の回動により、そ
の係止孔43がロックピン42の作動線上へ復帰するの
で、この時点で操作盤のスイッチによりソレノイド35
へ通電を切ると、コイルばね41によりプランジャ38
と共にロックピン42が下降し、これらはストッパ39
により停止するとともに、前記小径部は係止孔43中へ
嵌入し、円弧カム24を固定する。
【0026】同時に前記ロック部材3の上昇に連動して
スイッチ装置9の昇降部13も上昇し、スイッチ体16
により端子15側が断となるとともに端子14側が接続
され、各駆動部が起動可能となって所定の加工作業が開
始される。この状態で持込みキー27は、カム軸23の
溝25が溝26,26に対し、ずれた位置となっている
ので(図4)、抜き出し不能でスイッチ本体1に係止保
持される。
【0027】機械装置の修理点検等の場合は、前記した
ようにソレノイド35へ通電してプランジャ38により
ロックピン42を上昇させると、その小径部が係止孔4
3より抜け出て円弧カム24が自由となる。
【0028】その後、挿通させてある持込みキー27を
反時計方向へ回動して図5の状態にすると、ロック部1
7は従動ピン19を介して下降して解除位置となり、キ
ー通路7,8を開放する。これで各操作キー30のロッ
クが解除され、同時に前記同様スイッチ装置9が切換え
られ、各駆動部は起動できなくなる。そこで、操作者
は、持込みキー27をカム軸23より引抜いて携行し、
壁体Aを開いて内部へ入り、所定の作業を行なう。
【0029】図8〜10は、本発明の他の実施例を示す
もので、前記実施例と同様なロック部材3及びスイッチ
装置9を備えたスイッチ本体1の上部に、前記制御装置
34を上下反対の構成とした制御装置34Aを位置させ
てある。
【0030】すなわち、ケース33Aのストッパ40A
側をスイッチ本体1のロック部材3へ位置させ、ロック
ピン42Aの大径部下端をロック部17上へ当接させる
とともに、小径部をストッパ39Aを貫通して常時はコ
イルばね41Aにより上方へ突出させてある。なお、ロ
ックピン42Aの前記大径部は、従動ピン19の場合と
同様に操作キー30の切込み溝31を通過可能な直径の
ものとしてある。
【0031】そして、ソレノイド35Aの通電によりプ
ランジャ38Aはロックピン42を伴って下降し、ロッ
クピン42Aの大径部はロック部17を押し下げるとと
ともに、小径部はストッパ39A内に退行する。
【0032】また、制御装置34Aの上方には、第1実
施例の係止部材20とほぼ同様な係止部材51が連設し
てあり、該係止部材51は前記同様のケース52を有
し、ケース52内には、ストッパ39A上面に開口する
空洞部53が形成してある。空洞部53には水平の軸孔
54が形成され、該軸孔54にカム軸55を軸支された
円弧カム56が空洞部53内に回動自在に挿入されてい
る。
【0033】円弧カム56のカム面には、前記ロックピ
ン42Aの小径部が嵌入可能な係止孔57が対応して形
成してあり、また、カム軸55及び軸孔54には、前記
同様に溝58,及び59,59がそれぞれ形成してあ
り、持込みキー27を挿通可能とそてあり、60は軸孔
54面に設けられる環状溝である。
【0034】以上の構成の実施例では、まず、導線3
6,37を経てソレノイド35Aへ通電すると、プラン
ジャ38Aと共にロックピン42Aが下降し、その小径
部がストッパ39A内へ退行するとともに、大径部がロ
ック部17を押し下げてキー通路7,8を開放し、図1
0に示す操作キー30のロック解除位置となる。これに
連動して前記同様にスイッチ装置9が切換えられて機械
装置の各駆動部が起動不能となる。この状態で持込みキ
ー27を前記同様にしてカム軸55へ挿通し、円弧カム
56を回動させてその係止孔57をロックピン42Aの
作動線上へ移し、その後、持込みキー27を引抜くと、
ロック部材3は、ソレノイド35Aへの通電が誤作動に
より断となっても上昇できず、前記解除位置に維持され
る。
【0035】次いで、作業者が各壁体Aを閉じると、各
操作キー30は前記同様にキー通路7,8へ挿通され
る。続いて、持込みキー27をカム軸55へ挿通して、
円弧カム56を回動させ、その係止孔57をロックピン
42Aの作動線上へ位置させると、持込みキー27は引
抜き不可となる。
【0036】その後、ソレノイト35Aへの通電を断と
すると、ロックピン42Aはコイルばね41Aの弾発力
によりプランジャ38Aと共に上昇し、その小径部が復
帰した係止部材51の係止孔57へ挿通され、これによ
り、該係止部材51はこの状態に固定される。また、ロ
ックピン42Aの上昇に追従してロック部材3はコイル
ばね6により上昇して操作キー30のロック位置へ達
し、ロック部17が操作キー30の係止部32へ挿通さ
れて該操作キー30がロックされ、壁体Aは開放できな
い。更に、ロック部材3の上昇に連動してスイッチ装置
9が切換えられ、各駆動部が前記同様に起動可能とな
る。
【0037】機械装置の修理点検等の場合は、ソレノイ
ド35Aへ通電してプランジャ38A,ロックピン42
Aを下降させ、ロック部17を押し下げてロック解除位
置へ保持してキー通路7,8を開放する。これで操作キ
ー30は引抜き可能となって壁体Aが開放できる。同時
にスイッチ装置9の回路が上記と逆に切換えられ、各駆
動部は起動不可となるとともに、ロックピン42Aの小
径部が係止孔57より抜け出て係止部材51は自由とな
る。
【0038】そこで、挿通されている持込みキー27に
より円弧カム56を回して係止孔57をロックピン42
Aの作動線外へ位置させてロックピン42Aを上昇不能
としておいて、該持込みキー27を引抜き、携行して所
定の点検作業を行なう。
【0039】なお、ロック部17は円柱状としてある
が、角柱その他の形状としてもよく、また、制御装置は
電気式であるが、流体圧作動によるシリンダ方式とする
こともでき、更に、適用壁体は、一面,三面,四面等の
場合にも利用できることはもちろんである。
【0040】また、各導線の接続は、スイッチ本体のそ
れぞれの区画部において、プラグ,ジャック方式で簡単
に行なえるので、スイッチ本体等の組み立ては容易であ
るとともに、各導線は内蔵されるので断線等の事故の心
配はなく、かつ、製作上,取扱上等の都合により、スイ
ッチ本体を適宜の分割構成とすることもできる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
はロック部材をスイッチ本体の中心に位置させてあるの
で、多方向より同条件で操作キーを挿通できて複数の機
械装置に対し安全カバー,扉等のロック制御を一個の安
全スイッチで処理できるので、極めて効率がよく、かつ
一台の機械装置でも二面の安全カバー等がロック制御で
きて修理点検等に便利であり、更に、取付けの自由度が
大であるから、種々の状態に対応でき、機械装置以外の
諸般の設備部門にも適用可能である。
【0042】また、係止部材を持込みキーにより操作す
ることにより、現場の機械装置周辺において安全カバー
等の開閉及びこれと関連する駆動部の起動,停止が制御
可能であるとともに、係止部材の固定及び解除を行なう
制御装置を操作盤側において制御可能とする二重のロッ
ク制御構成であるから、機械運転中に安全カバーが開く
というような誤作動は生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】安全スイッチのロック状態における縦断面図で
ある。
【図2】図1のII−II線による縦断面図である。
【図3】安全スイッチのロック解除の状態における縦断
面図である。
【図4】ロック状態におけるスイッチ本体上部の側面図
である。
【図5】ロック解除状態におけるスイッチ本体上部の側
面図である。
【図6】図2のVI−VI線によるスイッチ本体上部の平面
図である。
【図7】操作キーの側面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すロック状態における
一部切欠正面図である。
【図9】図8のIX−IX線による一部切欠側面図である。
【図10】ロック解除の状態における一部切欠正面図で
ある。
【図11】従来の安全スイッチの一部切欠斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 スイッチ本体 3 ロック部材 9 スイッチ装置 20,51 係止部材 27 持込みキー 30 操作キー 34,34A 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体の中心部に該スイッチ本体
    へ挿通される操作キーのロック及び解除を行なうロック
    部材を摺動可能に設け、 該ロック部材の下部に前記操作キーのロック及び解除時
    におけるロック部材の摺動作動に応じて作動するスイッ
    チ装置を設け、 前記スイッチ本体の上部に持込みキーの挿通作動により
    前記ロック部材を操作キーのロック位置に位置させると
    ともに、 前記持込みキーの引抜き作動により前記ロック部材を操
    作キーの解除位置に位置させる係止部材を設け、 ロック位置に位置した前記係止部材を固定及び開放可能
    とする制御装置を該係止部材に連通してなる安全スイッ
    チ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038936A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Idec Corp 扉一体型安全スイッチ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008038936A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Idec Corp 扉一体型安全スイッチ装置

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