JPH076620A - 平面取付け照明具のための締結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 異物の侵入を防止する。 【構成】 コンパス様式により配置された一対の腕によ
り構成され、第１拡大端部においてねじ込み棒を用いて
拘束され、照明具の側部支持表面において位置付けられ
るために適する平面取付け照明具のための締結装置１
２。さらに、該腕は、休止位置において、バネにより相
互に離間されている。該ねじ込み棒は、該内側腕１３′
に設けた通りボアと、該一対の腕の外側腕１３″に設け
たねじ付きボアに滑り込まされ、そしてそのようにし
て、該ねじ付きボアと結合して、腕締付け要素を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、平面取付け照明具のた
めの締結装置に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする問題点】平面
取付け照明具は、液体物質、例えば水、又は固体物質の
浸透に対して保護を施されて製造される。フック装置の
存在は、平面取付け照明具の構造に対して設計された所
望の保護度を減少させる。

【０００３】一般使用の締結形式は、滑りブラケットの
使用に基づき、２つの変形が存在する。第１変形によ
り、溝が、支持バンドを通して設けられ、一方、第２変
形により、該溝は同ブラケットを通して設けられる。

【０００４】該第１変形において、システムがタスクを
行うための必要な溝は、照明具がもはや堅固特性を有さ
ないために、非常に大きな欠点を生ずる。

【０００５】同一欠点は、また、上記の第２変形に影響
を与える。事実、該変形により、滑りブラケットが、平
面取付け照明具の内部から、操作のために接近されなけ
ればならない。もちろん、簡単に述べた如く、それは、
開口の存在であり、照明物品又は照明具を侵入する固体
又は液体材料の粒子に対して非保護体にする要素であ
る。

【０００６】照明具の別の締結装置は、双腕バネを備え
た形式であり、上記の欠点を克服することができる。し
かし、また、幾つかの問題を生じさせる。

【０００７】一つの問題は、照明具を設置しようする
時、特に、これらが熱可塑材料から作られる時、現れ
る。事実、バネによって加えられた推力は、非常に強力
であるために、本体の外形は変えられ、幾つかの付属品
の適用を不可能にさえする。

【０００８】この形式の固着によって顕示される別の欠
点は、照明具が締結されるバネと支持表面の間の摩擦に
起因する。そのような表面は、通常、幾つかの形式の仮
天井であり、軟材料、例えば、壁材から作製された時、
この形式の装置によって加えられた応力によって損傷さ
れる。

【０００９】別の欠点は、中央本体に関してオフセット
位置において連結された付属装置の全寸法に起因する。
仮天井に導入されなければならない時、そのような付属
装置を完備した全照明具は、傾斜されなければならな
い。結果は、操作能力を実質的に縮小するが、反対に、
照明具を設置するために絶対的に必要である楕円形状を
ボアに与えなければならないことである。

【００１０】本発明の目的は、照明具の締結のために使
用される伝統的な固着手段に影響を与える上記の欠点を
克服する、又は実質的に縮小することである。

【００１１】別の目的は、簡単かつ容易に設置され、照
明具の全寸法をあまり付加しない支持及び／又は締結装
置を設けることである。

【００１２】重要な目的は、基準平面に対して傾斜され
た、キャリヤ表面、例えば、仮天井への物品の強力かつ
信頼性ある固着を保証する締結装置を設けることであ
る。

【００１３】

【問題点を解決するための手段】上記の目的を達成する
ために、照明具の側部支持表面において位置付けられる
平面取付け照明具の締結装置が設けられ、コンパス様式
により配置された一対の腕、すなわち、外側腕と内側腕
によって構成され、第１拡大端部においてねじ込み棒を
用いて拘束され、休止位置において、バネにより相互に
離間され、該ねじ込み棒は、該内側腕を通して設けられ
た通りボアに滑り込ませ、該外側腕のねじ付きボアにね
じ込められるために適切であり、そして該ねじ付きボア
と該ねじ込み棒は、該両腕のための締付け要素を形成す
ることを特徴とする。

【００１４】本発明による装置の構造的及び機能的特性
と利点は、添付の図面を参照することにより為される次
の例示の非限定的な詳細な開示からより良く理解される
であろう。

【００１５】

【実施例】図１を参照すると、平面取付け照明具が、照
明具の側部支持表面に設置されるために適切な締結装置
を完備して表現され、該全体は、参照番号１０で示され
る。平面取付け照明具１１において、２つの正対向位置
において、２つの締結装置１２が取り付けられている。
装置１２の各々は、コンパス形状を有し、この実施態様
により、孤曲形状を有する穴あき金属シートから製造さ
れた一対の腕１３’、１３”により構成され、第１拡大
端部１５においてねじ込み棒１４を用いて拘束される。
図３と図４に見られる如く、棒１４は、照明具１１と補
強体／肩手段として作用する外側突出部分１７を通して
設けられた通りボア１６の内側に滑り込ませる。事実、
装置１２の組立て中、バネ１８により外側腕１３”に対
して弾力的に拘束された内側腕１３’は、部分１７に載
上させられる。このように、腕１３’と１３”は、休止
位置において、互いに密接に保持される。ねじ込み棒１
４はまた、内側腕１３’を通して設けた第１通りボア１
９’と、外側腕１３”において設けた第２ねじ付きボア
とを通して滑らされ、その両ボアは、拡大端部１５の中
心において設けられる。

【００１６】腕１３’と１３”の上端部１５の各々にお
いて、丸い部分２０が、引抜きにより設けられ、その内
面、すなわち、他方の腕に面する表面は、バネ１８のた
めの座として作用する。二重アルキメデスコイルバネで
あるバネ１８をフックするために、フック２１が、該バ
ネの各端部において設けてある。組立て時において、該
フック２１は、各々、丸い部分２０の縁に設けたそれぞ
れの穴２２に入れられる。

【００１７】ねじ付きボア１９”と結合して、該腕１
３’と１３”のための締付け要素として作用するねじ込
み棒１４は、好ましくは、鋼から作られ、そして図に示
された例示の実施態様において、通常、熱可塑性材料製
のちょうナット２５が取り付けられる六角頭２４を有す
る。ちょうナット２５は、ねじ込み棒１４に一体的に取
り付けられ、上記の該棒１４の六角頭２４のための座と
して作用する中央中空ゾーンを有する。さらに、ちょう
ナット２５の下面において、ゴム製のいわゆる「Ｏリン
グ２７」を収容するための座が設けられる。そのよう
に、気密シールが、ボア１６を締付ける腕１３’と１
３”において実現される。

【００１８】技術における当業者は、他の機械的等価手
段が、上記の例示の実施態様の代わりに使用されること
を認識するであろう。

【００１９】腕１３’と１３”は、休止位置において、
下降され、平面取付け照明具１１の縁に載上することに
なるが、反対に、組立て中、すなわち、設置中、図１に
おいて仮線で示された位置まで回転される。該引上げ腕
１３’と１３”は、照明具１１が内側に設置される中空
部に挿入又は滑り込まされる。挿入が完了する時、又は
照明具１１のための所望の位置が到達される時、両腕の
対は、解放される。腕１３’と１３”の回転中に荷重を
加えられた二重コイルバネ１８は、初期位置、すなわ
ち、休止位置まで戻ろうとする。このため、バネ１８
は、腕１３’と１３”を最初の休止位置の方に回転さ
せ、そのようにして、腕が対象表面の形状により自動配
置することができるために、必ずしも平面である必要は
ない筐体中空部の支持表面３３を押圧するようになる。

【００２０】該筐体中空部の内側の照明具の設置は、装
置１２をロックすることにより完成される。その目的の
ために、腕１３’と１３”は、ちょうナット２５に作用
することにより締められ、一体的な棒１４を回転させる
ことにより、ねじ付きボア１９”を保持する外側腕１
３”を突出部分１７にすでに載上している内側腕１３’
に接近させる。腕１３’と１３”の間の摩擦抵抗は、外
側腕１３”の拡大終端部の外側縁において設けた内側腕
１３’の方に折曲された２つの突出要素３１によって確
実にされる。さらに、突起３２が、引抜き部分２０の近
傍において同一腕において設けられ、内側腕１３’の方
に突出する。

【００２１】本発明による平面取付け照明具のための締
結装置により与えられる利点の一つは、容易に製造され
るほかに、平面取付け照明具の簡単な設置を可能にする
ことである。

【００２２】別の重要な利点は、既述した如く、腕は対
象表面の形状に応じて自動配置することができるため
に、必ずしも一定厚ではないキャリヤ表面、すなわち、
仮天井における設置の可能性によって与えられる。

【００２３】重要な利点が、特にゴムＯリングのおかげ
で、完全な堅固条件下で照明具を設置することを可能に
する装置の形状によって与えられる。

【００２４】本発明の主なる特徴及び利点は次のとおり
である。

【００２５】１．照明具の側部支持表面において位置付
けられる平面取付け照明具の締結装置において、コンパ
ス様式により配置された一対の腕、すなわち、外側腕と
内側腕によって構成され、第１拡大端部にねじ込み棒を
用いて拘束され、休止位置において、バネにより相互に
離間され、該ねじ込み棒は、該内側腕を通して設けられ
た通りボアに滑り込ませるために適切であり、該外側腕
のねじ付きボアにねじ込められ、該ねじ付きボアと該ね
じ込み棒は、該両腕のための締付け要素を形成すること
を特徴とする締結装置。

【００２６】２．該バネの各端部が、該腕の該拡大端部
に設けた穴の内側に拘束されることを特徴とする上記１
に記載の平面取付け照明具のための締結装置。

【００２７】３．該バネが二重コイルバネであることを
特徴とする上記１又は２に記載する平面取付け照明具の
ための締結装置。

【００２８】４．該引抜きゾーンの２つの相互に対向す
る表面が、該バネのための座として役立つことを特徴と
する上記２に記載の平面取付け照明具のための締結装
置。

【００２９】５．該外側腕の該拡大端部の外側縁におい
て、該内側腕の方に折曲された２つの突出する要素が設
けられることを特徴とする上記１に記載の平面取付け照
明具のための締結装置。

【００３０】６．該外側腕において、突起が引抜き部分
の近傍において設けられ、該内側腕の方に突出している
ことを特徴とする上記２に記載の平面取付け照明具のた
めの締結装置。

【００３１】７．該ねじ込み棒が六角頭棒であることを
特徴とする上記２に記載の平面取付け照明具のための締
結装置。

【００３２】８．該棒の該六角頭が、ちょうナット要素
に設けた中央中空部の内側に収容されることを特徴とす
る上記７に記載の平面取付け照明具のための締結装置。

【００３３】９．該ちょうナット要素が、その下面にお
いて、Ｏリングのための座を有することを特徴とする上
記８に記載の平面取付け照明具のための締結装置。

【００３４】１０．腕が孤曲形状を有することを特徴と
する上記１に記載の平面取付け照明具のための締結装
置。

【００３５】１１．該ねじ込み棒が鋼製であることを特
徴とする上記１に記載の平面取付け照明具のための締結
装置。

【００３６】１２．ちょうナットが熱可塑性材料製であ
ることを特徴とする上記８に記載の平面取付け照明具の
ための締結装置。

【００３７】１３．該ちょうナットがゴムのＯリングで
あることを特徴とする上記９に記載の平面取付け照明具
のための締結装置。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による締結装置を完備した平面取付け照
明具の側面図を示し、腕は２つの動作位置において示さ
れ、この場合（実線で示された）一つの位置が、装置の
休止位置に近く、そして（仮線で示された）他方の位置
が設置位置にある。

【図２】図１の装置の平面図を示す。

【図３】図１の切断線III−IIIにより作られた拡大詳細
の断面図を示す。

【図４】図１において仮線により示された位置の切断線
III−IIIにより作られた一層の断面図を示す。

【符号の説明】

１１ 照明 １２ 締結装置 １３’ 内側腕 １３” 外側腕 １４ 棒 １８ バネ １９’ ボア

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 照明具の側部支持表面において位置付け
   られる平面取付け照明具の締結装置において、コンパス
   様式により配置された一対の腕、すなわち、外側腕と内
   側腕によって構成され、第１拡大端部にねじ込み棒を用
   いて拘束され、休止位置において、バネにより相互に離
   間され、該ねじ込み棒は、該内側腕を通して設けられた
   通りボアに滑り込ませるために適切であり、該外側腕の
   ねじ付きボアにねじ込められ、該ねじ付きボアと該ねじ
   込み棒は、該両腕のための締付け要素を形成することを
   特徴とする締結装置。