JP3025435B2 - 天井埋込型照明器具 - Google Patents

天井埋込型照明器具

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JP3025435B2
JP3025435B2 JP8168105A JP16810596A JP3025435B2 JP 3025435 B2 JP3025435 B2 JP 3025435B2 JP 8168105 A JP8168105 A JP 8168105A JP 16810596 A JP16810596 A JP 16810596A JP 3025435 B2 JP3025435 B2 JP 3025435B2
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利昭 原田
繁 松岡
一寿 石塚
崇 湯木
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、断熱施工された
天井に埋設する天井埋込型照明器具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、断熱施工された天井に、スポ
ットライト等の照明器具を埋設してなる天井埋込型照明
器具がある。ランプの下面は、グレアを防ぐため、天井
面より上方となるように埋設されている。また、天井埋
込型照明器具のランプ下面をセードで覆い、セードを透
過した拡散光を天井面に回り込ませる趣向性に富んだ照
明器具も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の天井埋
込型照明器具において、天井が断熱施工されている場
合、ランプ下面をセードで覆うことはできなかった。す
なわち、断熱施工された上に、さらに照明器具をセード
で覆うと、熱がこもって器具本体が高温になるという問
題が生じる。特に、VA分岐点である電源線接続端子で
は、60℃の高温に達し、電源線の絶縁被覆を損傷する
恐れが生じる。また、天井クロスが熱で変色し見栄えが
悪くなるという問題も起こる。
【0004】この発明の目的は、断熱施工された天井に
おいて、器具本体の異常な温度上昇を回避しながらセー
ドを取付けることができる天井埋込型照明器具を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の天井埋込
型照明器具は、上面が断熱施工された天井に開口部を形
成して器具本体を埋設し、ランプの下面をセードで覆っ
た埋込型照明器具であって、前記器具本体の下端に備え
た化粧枠が前記開口部の周囲の天井面に配置され、ラン
プの下面を前記化粧枠の下面と略面一かそれより下方に
突出させると共に、前記セードの下面に空気流通口を形
成し、前記化粧枠に間隔をあけて複数の取付具を取付
け、これらの取付具により前記セードを吊持すること
で、前記セードと前記天井面との間に通気スリットを形
成したことを特徴とするものである。
【0006】請求項1記載の天井埋込型照明器具による
と、セードの下面に空気流通口を形成し、化粧枠に間隔
をあけて複数の取付具を取付け、これらの取付具により
セードを吊持することで、セードと天井面との間に通気
スリットを形成したので、セードの下面からセード内に
空気が吸気され、セード上端の天井面との間から排気さ
れる。この空気の流通過程において、天井面と略面一か
それより下方に突出させたランプの熱を奪い、器具本体
の異常な温度上昇を防ぐことができる。また、ランプ下
面をセードにて覆ったので、セードを透過した拡散光が
天井面にもあたり、全体が明るくなる。また、ランプの
下面を化粧枠の下面と略面一かそれより下方に突出させ
たことで、ランプがより下方に位置し、天井面からの突
出量が増える。その結果、セード内を流れる空気によっ
てより多くの熱が奪われ、器具本体の異常な温度上昇を
より一層防止できる。また、天井面に回り込む光の量も
増え、明るさが一層増す。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を図1な
いし図3に基づいて説明する。図1ないし図3におい
て、10は天井であり、11は天井10の開口部13に
埋設した埋込型照明器具、12は天井10の上面に施工
した断熱材である。断熱材12は、グラスウールやロッ
クウール等からなる。
【0009】埋込型照明器具11は、ソケット14,反
射板15,その他の電気部品(図示せず)等を内蔵した
下向き開口の器具本体17と、器具本体17の側方にL
形金具18を介して設けたVA分岐点となる電源線接続
端子台16と、ランプ下面を覆うセード19にて構成さ
れている。器具本体17の下端縁にはパッキング23が
施され、開口部13の周囲の天井面22に当接して、天
井10と器具本体17の間からほこり等が天井裏に侵入
するのを防いでいる。なお、器具本体17は、外周に突
設した取付金具(図示せず)を天井10の上面に係止
し、当該取付金具と器具本体17の下端縁とで天井10
を挟持して設置されている。
【0010】ソケット14には、ミニクリプトン電球等
からなるランプ20が装着されている。また、反射板1
5の下端縁は、開口部13の周囲の天井面22にまで達
し、上向きに折曲して化粧枠21が形成されている。な
お、ランプ20の下面は、化粧枠21の下面より若干下
方に突出している。セード19は、拡散透光性の薄板
(例えば、紙や樹脂等)からなり、下面に通気口27を
有した逆円錐状に形成されている。セード19は、複数
の取付具24を介して器具本体17に吊持されている。
すなわち、図2に示すように、化粧枠21の下面に所定
間隔置きに複数の係止孔25を形成し、セード19には
取付孔29を開けておく。そして、取付具24の上端の
外向きに折曲した係止片30を係止孔25に挿通し、ば
ね鋼の復元力によって係止すると共に、取付具24の下
端のねじ孔31にセード19の取付孔29に挿通した留
め具26を締結することによりセード19を固定する。
なお、取付具24の長さは、セード19の上端と化粧枠
21の下面との間に空気流通用の通気スリット28が形
成されるように設定されている。
【0011】図3は、このようにして、埋込型照明器具
11を天井10に取付けた状態の見上げ図である。この
ように構成された天井埋込型照明器具によると、セード
19の下面の通気口27よりセード19内に入った上昇
気流が、セード19と化粧枠21との間の通気スリット
28より排気される。この空気の流通過程において、化
粧枠21の下面と略面一かそれより下方に突出させたラ
ンプ20の熱を奪い、埋込型照明器具11の温度上昇を
抑制することができる。よって、熱による天井面22の
変色を防止でき、また、電源線接続端子台16の差込部
の温度も45℃に抑えることができ、電源線の絶縁被覆
を損傷するのも防止できる。
【0012】また、ランプ20の下面をセード19にて
覆ったので、セード19を透過した拡散光が天井面22
にもあたり、全体が明るくなる。また、ランプ20の光
を天井面22に回り込ませることで、趣向性に富んだ照
明器具を提供できる。また、ランプ20の下面をセード
19にて覆ったので、ランプ20の直接光の出射は、セ
ード19の通気口27がある直下か、あるいはセード1
9の上端と化粧枠21との間の通気スリット28のいず
れかであり、通常の生活では照明器具を真下から見上げ
たり、セード19の上端の通気スリット28を覗き込む
ような特殊な状況はなく、よってグレアを防止できる。
【0013】また、ランプ20の下面を化粧枠21の下
面と略面一かそれより下方に突出させることで、ランプ
20の位置が下方に移行して器具本体17から離れるた
め、器具本体17の熱負荷を軽減できる。また、器具本
体17とセード19が別体であり、セード19を交換し
て趣向の変化に容易に対応できる。
【0014】さらに、ソケット14とランプ20が鉛直
方向にあり、ランプ20の交換が容易に行える。この発
明の他の実施の形態を図4ないし図8に示す。なお、前
記一実施の形態と同一部分は同一符号を付してその説明
を省略する。この実施の形態は、埋込型照明器具11の
周囲において、天井面22に反射板とは別に環状の化粧
枠40を設置したものである。ランプ20の下面は化粧
枠40の下面より下方に突出している。
【0015】また、セード19は複数の吊り具(取付
具)41にて吊持されており、またセード19の取付孔
29には補強がなされている。図5および図6は、取付
孔29の補強の様子を示しており、50は両端に一方が
大径で他方が小径の拡径部52,53を形成した補強用
筒体であって、取付孔29に補強用筒体50を挿通し、
小径の拡径部53に留め環51を嵌めて固定してある。
【0016】また、吊り具41は、図7および図8に示
すように、上端の係止片45を係止スリット25に係止
すると共に、セード19の孔29に挿通した補強用筒体
50ならびに吊り具41の下端の環部46に筒体43を
挿通するとともに、筒体43の外周に形成した溝44
(図4)に吊り具41の環部46を嵌入し、さらに留め
具42を筒体43に挿通し脚部42′を筒体43の他端
面に引っ掛けて固定してある。
【0017】このように構成された天井埋込型照明器具
においても、前記一実施の形態と同様の効果が得られ
る。なお、前記各実施の形態において、セード19は、
下端に開口を形成した逆円錐状であったが、このような
形状に限るものではなく、例えば、逆角錐状や筒状等で
あってもよい。また、セード19の下端の通気口27も
円形に限るものではなく、例えば四角形等であってもよ
い。
【0018】またランプ20の下面を天井面22より
下方に突出させておけば、セード19内を流れる空気に
よって熱が奪われ、照明器具の異常な温度上昇を防ぐこ
とができる。さらに、図1ないし図3に示した天井埋込
型照明器具におけるセード取付部の構造に代えて、図4
ないし図8に示した天井埋込型照明器具におけるセード
取付部の構造を適用してもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の天井埋込型照明器具によ
ると、セードの下面に空気流通口を形成し、化粧枠に間
隔をあけて複数の取付具を取付け、これらの取付具によ
りセードを吊持することで、セードと天井面との間に
気スリットを形成したので、セードの下面からセード内
に空気が吸気され、セード上端の天井面との間から排気
される。この空気の流通過程において、天井面と略面一
かそれより下方に突出させたランプの熱を奪い、器具本
体の異常な温度上昇を防ぐことができ、天井面の変色や
電源線の絶縁被覆を損傷するのを防止できる。また、ラ
ンプ下面をセードにて覆ったので、セードを透過した拡
散光が天井面にもあたり、全体が明るくなり、趣向性に
富んだ照明器具を提供できるという効果がある。また、
ランプの下面を化粧枠の下面と略面一かそれより下方に
突出させたことで、ランプがより下方に位置し、天井面
からの突出量が増える。その結果、セード内を流れる空
気によってより多くの熱が奪われ、器具本体の異常な温
度上昇をより一層防止できる。また、天井面に回り込む
光の量も増え、明るさが一層増すという効果がある。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態における天井埋込型照
明器具の断面図である。
【図2】この発明の一実施の形態におけるセード取付部
の断面図である。
【図3】この発明の一実施の形態における天井埋込型照
明器具の斜視図である。
【図4】この発明の他の実施の形態における天井埋込型
照明器具の分解斜視図である。
【図5】この発明の他の実施の形態におけるセードの補
強構造を示す断面図である。
【図6】この発明の他の実施の形態におけるセードの補
強部材の斜視図である。
【図7】この発明の他の実施の形態における取付具の正
面図である。
【図8】この発明の他の実施の形態におけるセード取付
部の断面図である。
【符号の説明】
10 天井 11 埋込型照明器具 12 断熱材 13 開口部 17 器具本体 19 セード 20 ランプ 21,40 化粧枠 22 天井面 27 通気口 28 通気スリット
フロントページの続き (72)発明者 湯木 崇 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−23018(JP,U) 実開 昭57−61710(JP,U) 実開 昭64−55511(JP,U) 実開 平2−99508(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21V 17/00 310 - 330 F21V 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が断熱施工された天井に開口部を形
    成して器具本体を埋設し、ランプの下面をセードで覆っ
    埋込型照明器具であって、前記器具本体の下端に備えた化粧枠が前記開口部の周囲
    の天井面に配置され、 ランプの下面を前記化粧枠の下面
    と略面一かそれより下方に突出させると共に、前記セー
    ドの下面に空気流通口を形成し、前記化粧枠に間隔をあ
    けて複数の取付具を取付け、これらの取付具により前記
    セードを吊持することで、前記セードと前記天井面との
    間に通気スリットを形成したことを特徴とする天井埋込
    型照明器具。
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