JPH0766073B2 - γ線遮蔽材 - Google Patents

γ線遮蔽材

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JPH0766073B2
JPH0766073B2 JP60150066A JP15006685A JPH0766073B2 JP H0766073 B2 JPH0766073 B2 JP H0766073B2 JP 60150066 A JP60150066 A JP 60150066A JP 15006685 A JP15006685 A JP 15006685A JP H0766073 B2 JPH0766073 B2 JP H0766073B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は未硬化の状態で流動性であり、常温で硬化して
得られるγ線遮蔽材に関する。
[従来の技術] 従来、シリコーンゴムに鉛粉を充填したγ線遮蔽材は既
知である。しかし、鉛粉は有毒であり、これを取り扱う
ことは健康上の問題等から充分な注意を払う必要があ
る。
また、鉛粉は空気中で酸化しやすいので、保存中に酸化
による凝集を起こし、作業性及び硬化物の物性並びに耐
火性能に悪影響を及ぼす。従来技術による鉛粉を用いた
遮蔽材では配合量に限界があり、単位容積当たりの鉛粉
の含量は比較的少なく、従って、鉛粉では得られる遮蔽
材の密度を6以上に高めることができなかった。そこ
で、必要なγ線遮蔽能力を得るにはより厚さの薄い遮蔽
材の開発に対する要望があった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、健康上の注意を必要とする鉛粉を取り扱うこ
となく、より高い密度を有するγ線遮蔽材を目的とする
ものである。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決するために、本発明は三液性シリコ
ーンゴム組成物を使用することによって、必要な強度を
得ると共に、シリコーンゴム組成物にタングステン粉を
配合して高密度なγ線遮蔽材を得ることを目的とする。
すなわち本発明は、 (A):一般式 (式中Rは脂肪族不飽和結合を含有しない一価炭化水素
基、R′は一価炭化水素基、nは(A)の粘度が25℃に
おいて100〜50,000cStになる数を示す) で表わされるビニル基で両末端が封鎖されたポリオルガ
ノシロキサン100重量部、 (B):(R″)2SiO単位を含み又は含まず、(R″)
3SiO0.5単位とSiO2単位(式中R″は脂肪族不飽和結合
を含有しない一価炭化水素基及びビニル基から選ばれた
基を示す)よりなり、ケイ素原子の2.5〜10モル%はケ
イ素原子に直結するビニル基を有し、(R″)3SiO0.5
単位:SiO2単位の比が0.4:1〜1:1であるポリオルガノシ
ロキサン共重合体10〜100重量部、 (C):一般式 (式中Rは(A)におけるRと同じ意義をもち、mは2
以上の数であり、aは1.0〜2.0の値を有し、bは0.1〜
1.0の値を有し、(a+b)は1.9〜3.0であり、一分子
について平均2個を越える数のケイ素原子に直結する水
素を有する) で表わされ、(A)及び(B)のポリオルガノシロキサ
ンのビニル基1個についてケイ素原子に直結する水素原
子0.5〜5.0個となるに十分な量のポリオルガノ水素シロ
キサン、 (D):タングステン粉を[(A)+(B)+(C)]
100重量部に対し600〜3500重量部、及び (E):実効量の白金触媒 より成ることを特徴とするポリオルガノシロキサン組成
物を硬化して得られるγ線遮蔽材に関する。
[作用] 本発明の組成物は(A)及び/又は(B)と(C)と
(D)と(E)とが共存しなければ硬化しないので、そ
れらのいずれかを別の包装中に収容しておき、使用直前
に混合すればよい。例えば、第1包装が(D)の全量と
(A)及び(B)の大部分、第2包装が(C)のみ又は
(C)の全量と(A)及び(B)の一部分、第3包装が
(E)の全量と(A)及び(B)の残部から成り、使用
時に上記三者の包装を混合・硬化させることができる。
本発明において、ビニル鎖端ポリオルガノシロキサン成
分(A)のR及びR′によって表される一価炭化水素基
としてはアルキル基(例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ヘキシル、オクチル、及びデシル基)、ア
リール基(例えばフェニル、トリル及びキシリル基)、
シクロアルキル基(例えばシクロヘキシル及びシクロヘ
プチル基)、アラルキル基(例えばベンジル、β−フェ
ニルエチル及びβ−フェニルプロピル基)が例示され、
R′としてはさらにアルケニル基(ビニル及びアルリル
基)が例示に追加される。R及びR′はそれぞれ1種で
も2種以上を併用しても差し支えなく、また互いに同一
でも相異なっていてもよい。
R及びR′によって表わされる基の少なくとも50%はメ
チル及びビニルからなる群から選択され、好ましい特別
の組成物においてはR及びR′によって表わされる基の
全てがメチル基及びビニル基である。
nの値は、成分(A)の25℃における粘度が100〜50,00
0cSt、好ましくは500〜8,000cStになる範囲である。成
分(A)の粘度が100cSt未満では十分な物理特性が得ら
れず、50,000cStを越えると未硬化の状態での取り扱い
が困難になる。
本発明における成分(B)のポリオルガノシロキン共重
合体は、補強性充填剤を含有しなくても組成物に十分な
強度を与えるための成分で、脂肪族不飽和結合を含有し
ない一価炭化水素又はビニル基であることができるR″
基を含有し、R″基の少なくとも前述した割合がビニル
基であるポリオルガノシロキサン共重合体として定義し
うる。ビニル基でないR″基は成分(A)のR基と同じ
範囲のもの及びその類似の基であり、その好ましい実施
態様では脂肪族不飽和結合を含有しない一価炭化水素基
の全てがメチル基である。ビニル基は(R″)3SiO0.5
基の一部として、または(R″)2SiO基の一部として存
在することができ、あるいはその両方に存在することも
できる。
共重合体成分(B)中の各種のシロキサン単位は、
(R″)3SiO0.5単位:SiO2単位の比が0.4:1ないし1:1
にあるように選択する。(R″)3SiO0.5単位の比が0.4
未満では、成分(B)の安定性が悪くて制御よく合成す
ることが困難であり、1を越えると硬化物に良好な機械
的強度を与えることができない。
(R″)2SiO単位は共重合体中のシロキサン単位の全数
を基準にして0ないし10モル%に等しい量で存在する。
ケイ素結合ビニル基が共重合体中に位置している場所に
は無関係に、ケイ素結合ビニル基は共重合体成分(B)
の2.5ないし10.0モル%に等しい量で存在しているべき
である。
共重合体成分(B)は固体の樹脂状材料であり、多くの
場合はキシレン又はトルエンのごとき溶媒中の溶液とし
て、かつ一般には30〜75重量%溶液として製造されてい
る。組成物の取り扱いを容易にするため、共重合体成分
(B)のこの溶液は通常ビニル鎖端ポリシロキサン成分
(A)の一部又は全部中に溶解し、得られた溶液より溶
媒を留去して成分(A)と共重合体成分(B)の混合物
を造ってもよいし、予め溶媒を除いた成分(B)を用い
ても構わない。
成分(B)の量は、成分(A)100重量部に対して10〜1
00重量部、好ましくは10〜80重量部である。
γ線遮蔽材に機械的強度が必要な場合には、成分(B)
を10重量部以上配合しないと補強性充填剤なしでは充分
な強度が得られず、補強性充填剤を併用すると本発明で
意図するγ線の遮蔽に必要なタングステンの充填が不可
能になるからである。また、成分(B)の量が100重量
部を越えると、未硬化の状態の組成物の粘度が高くなっ
て取り扱いにくい。
本発明における成分(C)のポリオルガノ水素シロキサ
ンは、成分(A)及び(B)と反応して網状のポリシロ
キサンを構成するもので、そのために分子中に平均2個
を越える数のケイ素結合水素原子をもつものである。こ
のようなポリオルガノ水素シロキサンは、シロキサン骨
格が鎖状、分岐状、環状のいずれであってもよく、ケイ
素−水素結合をもつシロキサン単位のみからなる重合体
でも、これとトリオルガノシロキシ単位、ジオルガノシ
ロキシ単位、モノオルガノシロキシ単位及びSiO2単位の
うち1種又は2種以上との共重合体でもよい。Rとして
は、成分(A)におけるRと同様なものが例示され、1
種でも2種以上を併用しても差し支えないが、合成のし
やすさ、比較的低い粘度で硬化後の良好な物理特性を得
ることから、メチル基及びフェニル基が好ましく、特に
メチル基が好ましい。一分子中に平均2個を越える数の
ケイ素結合水素原子をもつためには、合成の容易さか
ら、mは2以上であることが必要で、好ましくは4〜1,
000の範囲である。mが4未満では揮発性が大きく、1,0
00を越えると合成、取り扱いが困難となる。aが1.0未
満のものや、bが1.0を越えるものは合成が困難であ
る。aが2.0を越えると成分(C)が必要なケイ素結合
水素原子を有しつつ所望のmをとることができず、bが
0.1未満では所望のケイ素結合水素原子を与えるための
mの数が大きくなって、成分(C)の取り扱いが困難に
なる。a+bの和が1.9未満のものは制御よく合成する
ことが困難であり、3.0を越えると必要な重合度が得ら
れない。
成分(C)の量は、成分(A)及び成分(B)に含まれ
るビニル基1個に対して成分(C)に含まれるケイ素原
子に直接結合した水素原子の量が0.5〜5.0個となるのに
十分な量である。0.5個未満ではゴム状弾性体が得られ
ず、5.0個を越えると発泡したり、機械的性質の低下を
もたらすからである。
本発明に使用する成分(D)はタングステン粉である。
平均粒径は好ましくは1μ〜0.5mmである。1μ未満の
タングステン粉では本発明で目的とする高密度が得られ
ず、また、0.5mmを越えると混合時の沈降速度が大きく
なり、均一な密度組成が得られない。
成分(D)の量は、成分(A)、(B)、(C)の合計
量100重量部に対して600〜3500重量部、好ましくは800
〜2500重量部の範囲である。600重量部未満では十分な
γ線遮蔽効果が得られず、3500重量部を越えると成分
(A)+(B)+(C)との混練りが困難となり、現場
での注入作業が困難となり、硬化した組成物の強度が低
下する。
本発明に使用する白金触媒成分(E)は、ケイ素−水素
結合とケイ素結合ビニル基との間の反応を行わせるのに
有効な公知の白金触媒の全てを含む。成分(E)として
は白金黒、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシロキ
サン錯体、白金−ホスフィン錯体及び白金−ホスファイ
ト錯体が例示される。使用する白金触媒の種類に関係な
く、触媒は通常組成物中のケイ素結合ビニル基1モルに
ついて白金10-3ないし10-6グラム原子となるに十分な量
で使用する。
[実施例] 以下実施例に基づき本発明を説明する。実施例におい
て、部はすべて重量部を示す。実施例中、Meはメチル
基、Viはビニル基を示す。
実施例1 25℃における粘度が3,000cStの両末端がビニル基で封鎖
されたポリジメチルシロキサン65部と、60モル%のSiO2
単位、37.2モル%のMe3SiO0.5単位及び2.8モル%のMeVi
SiO単位からなる共重合体35部を混合し、ビニル基含有
ポリオルガノシロキサン混合物を得た。この混合物を密
閉式ニーダーに仕込み、平均粒径が17μのタングステン
粉1,000部を仕込んで、均一になるまで密閉下に混合し
た。
これにMe3SiO[Me2SiO]6[MeHSiO]6・SiMe35部及びO価
の白金トリフェニルホスファイト錯体を白金原子に換算
して50/100万部を添加して混合し、本発明の組成物を得
た。この組成物を脱泡して厚さ130mmの型に注型し、30
℃で24時間放置することにより、本発明によるゴム状硬
化物を得た。この硬化物の密度は7.3であった。
このゴム状硬化物(試料)を図に示す測定装置に置き、
厚さ方向に60Coによるγ線を当ててその透過量を測定し
た。同様の測定を同一寸法のコンクリート試料について
行い、γ線透過量の比較を行ったところ、本発明による
ゴム状硬化物のγ線透過量はコンクリート試料の33%で
あった。図において、1は60Co線源、2は鉛遮蔽壁、3
は試料、4は線量計、5は試料を収容するチェンバー、
イは線源と線量計の距離(800mm)、ロは60Co線源側鉛
遮蔽壁の厚さ(150mm)、ハはチェンバーの奥行き(250
mm)、ニは線量計側鉛遮蔽壁の厚さ(100mm)、ヘはγ
線通路(直径20mm)、ホは試料の厚さ(130mm)であ
る。
実施例2 25℃における粘度が4,500cStの両末端がビニル基で封鎖
された、6モル%のジフェニルシロキサン単位と残余の
ジメチルシロキサン単位からなるポリオルガノシロキサ
ン55部と、52.5モル%のSiO2単位、44.5モル%のMe3SiO
0.5単位及び3.0モル%のMeViSiO単位からなる共重合体
の50%トルエン溶液90部を混合し、徐々に減圧にして10
0mmHgで30℃まで加熱することによりトルエンを留去し
て、ビニル基含有ポリオルガノシロキサン混合物を得
た。この混合物を密閉式ニーダーに仕込み、平均粒径14
7μのタングステン粉900部を仕込んで、密閉状態で均一
になるまで混合した。
これに 7.5部及び実施例1で用いたのと同じ白金触媒を白金原
子に換算して30/100万部を混合して本発明の組成物を得
た。この組成物を脱泡して実施例1と同様の型に注型
し、50℃で6時間放置したところ、密度6.7のゴム状硬
化物を得た。このゴム状硬化物のγ線透過量を実施例1
と同様の方法で測定したところ、コンクリート試料の36
%であった。
実施例3 25℃における粘度が2,000cStの両末端がビニル基で封鎖
されたポリジメチルシロキサン60部と実施例1で用いた
のと同じ共重合体40部を混合してビニル基含有ポリオル
ガノシロキサン混合物を得た。これに実施例1で使用し
たのと同じタングステン粉1,100部を密閉式ニーダー中
で混合して、金属缶に密閉して包装試料Aを得た。
次に、25℃における粘度が3,500cStの両末端がビニル基
で封鎖されたポリジメチルシロキサン100部に、実施例
1で用いたのと同じポリジメチル水素シロキサン100部
を混合してガラス瓶に密閉し、包装試料Bを得た。
また、上記と同じ両末端がビニル基で封鎖されたポリジ
メチルシロキサン100部に、白金−テトラメチルテトラ
ビニルシクロテトラシロキサン錯体を白金原子として50
0/100万部を混合して別のガラス瓶に密封し、包装試料
Cを得た。これらの包装試料A、B、Cをそれぞれの調
製後1箇月間室温で保存した後、重量比でA:B:C=110:
1:1の割合に混合、脱泡して実施例1と同様に注型し、3
0℃で24時間放置することにより、密度7.1のゴム状硬化
物を得た。
このゴム状硬化物のγ線透過量を実施例1と同様の方法
で測定したところ、コンクリート試料の34%であった。
実施例4 25℃における粘度が3,000cStの両末端がビニル基で封鎖
されたポリジメチルシロキサン65部と、60モル%のSiO2
単位、37.2モル%のMe3SiO0.5単位及び2.8モル%のMeVi
SiO単位からなる共重合体の50%トルエン溶液70部を混
合し徐々に減圧にして100mmHgで80℃まで加熱すること
によりトルエンを留去して、ビニル基含有ポリオルガノ
シロキサン混合物を得た。この混合物を密閉式ニーダー
に仕込み、平均粒径が17μのタングステン粉2,130部を
仕込んで、均一になるまで密閉下に混合した。
これにMe3SiO[Me2SiO]6[MeHSiO]6・SiMe35部及び塩化
白金酸と2−エチルヘキサノールの加熱生成物を白金原
子に換算して50/100万部を添加して混合し、本発明の組
成物を得た。この組成物を脱泡して厚さ130mmの型に注
型し、30℃で24時間放置することにより、本発明による
ゴム状硬化物を得た。この硬化物の密度は10.2であっ
た。
このゴム状硬化物1g当たりの水素量は3.8mg(ゴム状硬
化物1cm3当たりの水素量は28mg)であった。
このゴム状硬化物のγ線透過量を実施例1と同様の方法
で測定したところ、コンクリート試料の24%であった。
[発明の効果] 本発明によれば、使用するタングステン粉は鉛粉に比べ
毒性がなく、鉛の毒性の問題が解決される。また、タン
グステン粉は酸化しにくく耐火性能が均一に維持され
る。また、密度6以上の高密度遮蔽材が得られる。さら
に、同一密度の混和物においては鉛粉混和物に比べ水素
当量が多くなり、中性子遮蔽材にも有用である。
【図面の簡単な説明】
図は遮蔽材のγ線遮蔽効果を測定する装置の概略断面図
である。図中、 1は60Co線源、2は鉛遮蔽壁、3は試料、4は線量計、
5は試料を収容するチェンバー、イは線源と線量計の距
離(800mm)、ロは60Co線源側鉛遮蔽壁の厚さ(150m
m)、ハはチェンバーの奥行き(250mm)、ニは線量計側
鉛遮蔽壁の厚さ(100mm)、ヘはγ線通路(直径20m
m)、ホは試料の厚さ(130mm)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 久志 茨城県石岡市東光台4−13―1―105 (56)参考文献 特開 昭61−240197(JP,A) 特開 昭61−241699(JP,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A):一般式 (式中Rは脂肪族不飽和結合を含有しない一価炭化水素
    基、R′は一価炭化水素基、nは(A)の粘度が25℃に
    おいて100〜50,000cStになる数を示す) で表される、ビニル基で両末端が封鎖されたポリオルガ
    ノシロキサン100重量部、 (B):(R″)2SiO単位を含み又は含まず、(R″)
    3SiO0.5単位とSiO2単位(式中R″は脂肪族不飽和結合
    を含有しない一価炭化水素基及びビニル基から選ばれた
    基を示す)よりなり、ケイ素原子の2.5〜10モル%はケ
    イ素に直結するビニル基を有し、(R″)3SiO0.5
    位:SiO2単位の比が0.4:1〜1:1であるポリオルガノシロ
    キサン共重量体10〜100重量部、 (C):一般式 [式中Rは(A)におけるRと同じ意義をもち、mは2
    以上の数であり、aは1.0〜2.0の値を有し、bは0.1〜
    1.0の値を有し、(a+b)は1.9〜3.0であり、一分子
    について平均2個を越える数のケイ素原子に直結する水
    素を有する] で表され、(A)及び(B)のポリオルガノシロキサン
    のビニル基1個についてケイ素原子に直結する水素原子
    0.5〜5.0となるに十分な量のポリオルガノ水素シロキサ
    ン、 (D):[(A)+(B)+(C)]100重量部に対
    し、タングステン粉600〜3500重量部、及び (E):実効量の白金触媒 より成ることを特徴とするポリオルガノシロキサン組成
    物を硬化して得られるγ線遮蔽材。
  2. 【請求項2】(B)の量が10〜80重量部である特許請求
    の範囲第1項記載のγ線遮蔽材。
  3. 【請求項3】R、R′及びR″の少なくとも50%がメチ
    ル基である特許請求の範囲第1項記載のγ線遮蔽材。
  4. 【請求項4】R′及びR″がメチル基及びビニル基から
    成る特許請求の範囲第1項記載のγ線遮蔽材。
  5. 【請求項5】Aの粘度が25℃において500〜8,000cStで
    ある特許請求の範囲第1項記載のγ線遮蔽材。
  6. 【請求項6】mが4〜1,000である特許請求の範囲第1
    項記載のγ線遮蔽材。
  7. 【請求項7】タングステン粉の量が[(A)+(B)+
    (C)]100重量部当たり800〜2,500重量部である特許
    請求の範囲第1項記載のγ線遮蔽材。
  8. 【請求項8】タングステン粉の粒径が1μ〜0.5mmであ
    る特許請求の範囲第1項記載のγ線遮蔽材。
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