JPH0765865A - 2次電池収納可能な機器および2次電池 - Google Patents

2次電池収納可能な機器および2次電池

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JPH0765865A
JPH0765865A JP5214209A JP21420993A JPH0765865A JP H0765865 A JPH0765865 A JP H0765865A JP 5214209 A JP5214209 A JP 5214209A JP 21420993 A JP21420993 A JP 21420993A JP H0765865 A JPH0765865 A JP H0765865A
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JP
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battery
secondary battery
electrode
charging
accommodating
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JP5214209A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Koshiishi
新一郎 輿石
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次電池への適正な充電を可能にする。 【構成】 1次電池10と2次電池15とが内蔵可能で、か
つ2次電池15を内蔵した状態で充電可能なカメラにおい
て、1次電池10の電極11,22と、2次電池15の電極16,
17,23とにおいて、電極数および電極設置位置を異なら
せ、充電可能な電池のみが充電用端子20に接続可能にな
り、充電されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1次電池と2次電池を
電源電池として使用可能な2次電池収納可能な機器およ
びその機器に使用される2次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】機器内に2次電池を内蔵し、この電池を
取り出して充電するのではなく、内蔵したまま機器本体
ごと、または機器本体に充電器を接続することにより、
時間的にはゆっくりではあるが充電することがある。特
に時間的には急がないが、使用するときには十分な充電
量(満充電)であってほしい機器に、このような充電方法
が採用される(ページャ,ハンディターミナル,カムコ
ーダ等)。
【0003】一方、使用するときのことを考えると、電
池の寿命は可能な限り長い(容量が多い)ことが望まれ
る。しかし、コスト,重さ等を考え合わせると必ずしも
電池は1種類になりにくい。すなわち、高容量(重い,
大きい,高価)タイプと、低容量(軽い,小型,安価)タ
イプとに分かれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
電池の性能進化が著しく、高容量といえども重いとは限
らなくなってきており、使用状況によって適宜選択さ
れ、機器に既に内蔵されている電池とは異なる種類の電
池が内蔵されることもある。
【0005】このような状況下でも、機器に内蔵した電
池にゆっくり充電するときには、その電池の種類を特定
し、これに適合した充電方法をとる必要がある。
【0006】本発明の目的は、適正な充電が可能な2次
電池収納可能な機器および2次電池を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の2次電池収納可能な機器は、1次電池と2
次電池が内蔵可能であり、かつ2次電池を内蔵した状態
で充電可能な2次電池収納可能な機器において、電池の
種類に対応させて電極数あるいは電極位置を変えたこと
を特徴とする。
【0008】また前記2次電池収納可能な機器におい
て、充電用の電極以外に電池識別用電極を備えたことを
特徴とする。
【0009】また前記2次電池収納可能な機器におい
て、電池の種類に対応させて充電用の電極の形状を変え
たことを特徴とする。
【0010】また前記2次電池収納可能な機器におい
て、充電制御回路に電池内部のショート発生時の保護手
段を設けたことを特徴とする。
【0011】さらに前記目的を達成するため、本発明の
2次電池は、機器本体に内蔵された状態で充電可能な2
次電池において、充電制御回路を設けたことを特徴とす
る。
【0012】また前記2次電池において、残容量検出回
路を設け、この残容量検出回路からの検出信号を受けて
残容量を報知可能にしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】前記構成の2次電池収納可能な機器では、電池
の種類によって電極の数あるいは設置位置が異なるの
で、充電可能な電池のみが充電用電極に連結され、しか
もその電池に適合した充電方法で充電が行われることが
可能になる。
【0014】また電池識別用電極で電池を識別し、充電
可能な電池に対してのみ、その電池に適合した充電方法
で充電が行われることが可能になる。
【0015】また電極の形状によって、充電可能な電池
と不可能な電池との識別が可能になる。
【0016】また電池が異常状態になったときに保護機
能が働き、電池を収納した機器あるいは充電用アダプタ
の破壊が防止され、常に適正な充電がなされる。
【0017】さらに前記構成の2次電池では、電池が充
電制御回路を有することにより、常に適正な充電がなさ
れ、しかも電池を収納する機器あるいは充電用アダプタ
の回路構成が簡単になる。
【0018】また電池の残容量が報知されるので、充電
必要時期の判断が容易かつ確実になり、充電不足による
使用ミス等を防げる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1は本発明の2次電池収納可能な機器の
第1実施例であるカメラにおける要部の構成図であり、
1はカメラの構成部材を駆動するためのカメラ駆動部、
2はカメラ駆動部1と電気的に接続されているコモン電
極、3と4はコモン電極2と平行に設置された第1電極
と第2電極、5は第1電極3と第2電極4と独立して設
置された第3電極、6は、コモン電極2に対して摺動す
る第1摺接片6a、および第1電極3,第2電極4と第
3電極5とのいずれかに接触する第2,第3摺動片6
b,6cからなるスライド・スイッチ(SW)である。
【0021】前記第1電極3は1次電池10のプラス電極
11に接続している。第2電極4は2次電池15のプラス電
極16に接続している。また2次電池15のプラス電極16に
は充電電極17が接続され、この充電電極17は抵抗Rとダ
イオードDとを介して充電用端子20に接続している。さ
らに第3電極5は電源用端子21に接続している。なお、
22と23はグランド(GND)電極である。
【0022】図2は図1の1次電池10と2次電池15の各
電極の設置状態を示す説明図であり、図2(a)に示した
1次電池10と図2(b)に示した2次電池15とは、側部が
略同一形状をなし、GND電極22,23が電池側部の同一
位置に設置されているが、1次電池10のプラス電極11
は、設置位置が2次電池15のプラス電極16と充電電極17
との間に相当する位置となるように設けられている。
【0023】前記第1実施例において、2次電池15がカ
メラ内に収納され、図示しない充電用アダプタが取り付
けられたときには、スライドSW6は第3電極5との接
触位置に移動されており、第1電極3と第2電極4とか
ら離れている。この状態で充電用端子20から、抵抗Rと
ダイオードDを通してプラス電極16に電圧が印加され、
2次電池15にて消費電流がないときには比較的長い時間
をかけて充電される。この長い時間をかけるのは、長時
間放置され過充電状態になっても電池が異常状態になら
ない程度の少ない電流に抑えるためである。
【0024】1次電池10は、カメラ内に収納されても充
電用電極がなく、さらに充電用の回路がある電極位置に
プラス電極11がないため、充電用端子20からの回路が形
成されず充電されることはない。
【0025】このように1次電池10,2次電池15が同一
形状でも図2(a),(b)に示したようにプラス電極11,16
の位置をずらすか、2次電池15に充電用の専用電極(充
電電極)17を設けることによって、不用意な充電が行わ
れることがなくなる。
【0026】図3は本発明の2次電池収納可能な機器の
第2実施例であるカメラにおける要部の構成図、図4は
図3の1次電池(図4(a))と2次電池(図4(b))の各電極
の設置状態を示す説明図であり、この第2実施例では、
2次電池30には、第1GND電極31と第2GND電極32
とプラス電極33とが設けられており、充電用端子20は、
トランジスタ(PNP)Trのエミッタ,ベースを介して
第2GND電極32から2次電池30のマイナス側を通って
第1GND電極31に接続され、さらにトランジスタTr
のコレクタが抵抗RとダイオードDを介して2次電池30
のプラス電極33に接続されている。
【0027】1次電池10は第1実施例と同様の構成であ
って、プラス電極11とGND電極22を有している。1次
電池10のプラス電極11と2次電池30のプラス電極33とが
コモン電極35に対する第1電極36に接続されている。こ
の第1電極36と独立して電源用端子21と接続する第2電
極37が設置され、一対の摺動片38a,38bからなるスライ
ドSW38にてコモン電極35に対する第1電極36と第2電
極37との接続切換がなされるようになっている。
【0028】第2実施例において、2次電池30がカメラ
内に収納され、充電用アダプタが取り付けられたときに
は、スライドSW38が第2電極37との接触位置に移動さ
れており、また第2GND電極32がトランジスタTrの
ベースに接続してトランジスタTrが導通しているた
め、充電用端子20からはトランジスタTr,抵抗R,ダ
イオードDを通して2次電池30に充電される。
【0029】しかし、1次電池10は、第2GND電極32
がないためトランジスタTrが導通することはなく、2
次電池30と同様に使用されても充電されることはない。
【0030】図5は本発明の2次電池収納可能な機器の
第3実施例であるカメラにおける要部の構成図、図6は
図5の1次電池(図6(a))と2次電池(図6(b))の各電極
の設置状態を示す説明図であり、この第3実施例では、
温度センサ(サーミスタ)Rthによって電池セル内の温度
を検出しながら充電制御するタイプの2次電池(例え
ば、ニッケル水素電池)41を用いている。このような2
次電池41では過充電状態にすることができない。
【0031】そこで第3実施例では、2次電池41に電池
識別用電極となるRth用電極42を設け、このRth用電極
42の有無を、プルアップ抵抗Rpを設けたインバータ44
で検出するようにし、検出抵抗があればインバータ出力
がハイ(High)になり、検出抵抗がなければロウ(Low)
になって、ロウになったときのみ第2実施例(以下、第
2実施例にて説明した部材に対応する部材には同一符号
を付して詳しい説明は省略する)において説明したよう
に、トランジスタTrを導通させて充電させるようにし
ている。
【0032】また1次電池10には、Rth用電極42がない
ため検出抵抗があって、インバータ出力がハイとなって
トランジスタTrが導通することはなく、2次電池41と
同様に使用されても充電されることはない。
【0033】図7は本発明の2次電池収納可能な機器の
第4実施例であるカメラにおける要部の構成図、図8は
図7の1次電池(図8(a))と2次電池(図8(b))の各電極
の設置状態を示す説明図であり、この第4実施例では、
充電可能な2次電池50には電気的に中立の信号電極(シ
ョートバー)51a,51bを設け、この信号電極51a,51bの
有無により充電/非充電となる。この信号電極51a,51b
があると、充電回路52は導通し、充電アダプタが取り付
けられたときには2次電池50に充電される。しかし、こ
の信号電極51a,51bがないと充電回路52が形成されない
ので充電は行われない。
【0034】図9は本発明の2次電池収納可能な機器の
第5実施例であるカメラにおける要部の構成図、図10は
図9の電池58の電極の設置状態を示す説明図であり、こ
の第5実施例では、充電制御端子(プラス電極55,GN
D電極56)や複数(図では3個を示してある)の信号電極5
7a,57b,57cを充電可能な電池58の側面(一般的な電池
ではプラス,マイナス電極の設置面)に形成しており、
さらに、この電池58がカメラに収納されたときに検知で
きるように、カメラ側にも検知用の信号電極59a,59b,
59cが設けられている。
【0035】電池58の信号電極57a〜57cは電気的には中
立で、カメラ側のCPU60が、これらの信号電極57a〜5
7cを検知することで電池58の種類を判断し、充電切換回
路61を制御して、電池58に適合した充電方法を設定す
る。信号電極57a〜57cを中立にしたのは、電池の携帯時
や、破棄時に不用意に外部の金属片(ネックレス,信号
コード等)が触れても安全であるようにするためであ
る。
【0036】図11は本発明の2次電池収納可能な機器の
第6実施例であるカメラにおける要部の構成図、図12は
図11の電池65の電極の設置状態を示す説明図であり、こ
の第6実施例では、充電可能な電池65に形成される信号
電極66の形状を特殊形状にし、この形状を電池の種類に
よって変化させるようにしている。本実施例では逆L字
形状をなす信号電極66を形成しており、信号電極66の設
置方向を変え、またカメラ側のCPU67の信号電極68a
〜68dを4箇所に設けることにより、4通りの電池の種
類を表現できる。なお55はプラス電極、56はGND電極
である。
【0037】前記信号電極66の形状,位置を第5実施例
と同様の方法で検知することにより、CPU67が充電切
換回路61を制御して、電池65に適合した充電方法を設定
する。信号電極66を既述したように電気的に中立にする
ことも可能である。
【0038】図13は本発明の2次電池収納可能な機器の
第7実施例であるカメラにおける要部の構成図、図14は
1次電池(図14(b))と2次電池(図14(a))の電極の接続の
説明図、図15は図13の1次電池(図15(a))と2次電池(図
15(b))の各電極の設置状態を示す説明図であり、この第
7実施例では、図7に示した第4実施例における信号電
極51a,51bを電池のプラス電極33と共通に使用するよう
にしている。
【0039】第4実施例では各信号電極51a,51bのため
に専用の部品が必要であるが、この第7実施例では図1
4,図15に示したように、2次電池70のプラス電極71と
1次電池72のプラス電極73とを、形状(クランク状)を同
一にして設置方向,設置状態を変えるようにしている。
なお、22,31はGND電極である。
【0040】このため、2次電池70ではプラス電極71が
充電回路52に接続するので充電可能であり、1次電池72
ではプラス電極73が充電回路52に接続されないので、誤
って充電されてしまうことがない。
【0041】このようにプラス電極71,73の形状を変え
ることにより電池の識別が可能になる。さらに第7実施
例ではプラス電極71,73として共通部品を使用できるの
で、部品点数の増加を抑えることになる。
【0042】図16は本発明の2次電池収納可能な機器の
第8実施例であるカメラにおける要部の構成図、図17は
図16の1次電池(図17(a))と2次電池(図17(b))の各電極
の設置状態を示す説明図であり、この第8実施例では、
GND電極の形状を変えて電池の識別を行うようにした
ものである。
【0043】すなわち、2次電池75のGND電極76を大
面積とし、充電回路52のトランジスタTrのベースから
の電極が接続されて充電を可能にする。また1次電池77
のGND電極78を小面積にすることで、前記ベースとの
接続がなされず充電状態にならない。前記GND電極7
6,78は第7実施例と同様に共通部品を利用できる。な
お11,33はプラス電極である。
【0044】図18は本発明の2次電池収納可能な機器の
第9実施例であるカメラにおける要部の構成図であり、
図18において、充電用アダプタが接続されて2次電池80
が充電可能な状態にあるとする。トランジスタ(PNP)
Trのベースは、抵抗R2を介して充電用端子20に接続さ
れ、また抵抗R3を介して2次電池80のGND電極81,8
2に接続されている。さらにトランジスタTrのエミッタ
は抵抗R1を介して充電用端子20に接続され、コレクタ
は2次電池80のプラス電極83に接続されている。
【0045】前記第9実施例では、2次電池80において
ショートが発生して充電電流が異常に流れたとすると、
トランジスタTrのコレクタ電流が増加して抵抗R1での
電圧降下が増大し、トランジスタTrのベース電圧が抵
抗R2と抵抗R3の分圧で決定される電圧以下になると、
トランジスタTrは、それ以上のコレクタ電流を流せな
くなり、定電流動作になる。
【0046】このようにして異常電流が流れ続けるのを
防ぎ、カメラ内部および充電アダプタの破壊を防ぐ。正
常動作時には、電池内部の起電力があるので抵抗R1で
決定された電流までしか流れない。
【0047】図19は本発明の2次電池収納可能な機器の
第10実施例であるカメラにおける要部の構成図であり、
2次電池85(電極81〜83は第9実施例と同一構造である)
が収納されているカメラを充電状態で(充電用アダプタ
を取り付ける)、アンプ(電圧比較器)86に給電される
と、抵抗R3に並列に接続されているコンデンサCが完
全に放電しているため、アンプ86のプラス端子はGND
レベルになり、マイナス端子には2次電池85の端子電圧
が加わるのでプラス端子より高くなって出力としてはロ
ウとなる。このレベルは、トランジスタTrのベースを
引くことになってトランジスタTrがオン(導通)し、2
次電池85への充電が始まる。
【0048】そして前記コンデンサCへの充電が十分に
なされ、アンプ86のプラス端子の電圧が抵抗R2と抵抗
R3の分圧電圧になった後、2次電池85への充電電流が
大きくてトランジスタTrと抵抗R1による電圧降下がア
ンプ86のプラス端子の設定電圧よりも低くなったときに
は、アンプ86の出力がハイレベルとなり、トランジスタ
Trはオフとなって充電電流を切る。このときアンプ86
のマイナス端子はプラス端子より益々低くなって、アン
プ86のオフが確実になる。同時にアンプ86のハイレベル
の出力でLED88を点灯させ、異常事態であることの表
示をする。また正常動作時には2次電池85の内部の起電
力があるので、アンプ86のマイナス端子はプラス端子よ
り低くなることはなく、充電が完了する。
【0049】図20は本発明の2次電池収納可能な機器の
第11実施例であるカメラにおける要部の構成図であり、
前記第10実施例と基本的構成は同様であるが、アンプ86
の出力がアンド回路90の一方の入力に接続され、他方の
入力には発振器(OSC)91の出力が接続されている。前
記アンド回路90の出力はカウンタ92の入力に接続されて
おり、OSC出力を積算する。カウンタ92がフルになる
とC(キャリー:ハイ)出力を出す。このC出力は、トラ
ンジスタTrのベースに入るとトランジスタTrがオフ
し、充電が行われなくなる。
【0050】しかし異常電流が流れてアンプ86がハイに
なっている間、アンド回路90はOSC出力をカウンタ92
へ出力するが、カウンタ92がフルになるまでC出力はロ
ウのままである。
【0051】このように充電電流が異常を示してもカウ
ンタ92がフルになるまでは、充電電流を止めないディレ
イを設定できる。当然、カウンタ92がフルになる前に充
電電流が正常になれば積算は止まり、図示しないがカウ
ンタ92はリセットされることになる。
【0052】図21は本発明の2次電池(充電制御回路具
備)の第1実施例の要部の構成図であり、この第1実施
例では、パック電池95に充電電極96を設け、パック電池
95内に充電電極96と電池97のプラス端子との間に抵抗R
とダイオードDとからなる充電制御回路98を接続してい
る。なお93はプラス電極、94はGND電極を示す。
【0053】このためカメラ側の充電用電極から見た電
極がどのような種類であっても、前記抵抗Rとダイオー
ドDの特性値を適宜設定することで、電池自体が最も自
体に適した充電方法で充電することになるので、カメラ
側では充電制御回路が不要となって構成が簡単になる。
【0054】なお充電できない電池においては、充電端
子を設けないか、充電制御回路を設けないようにする。
【0055】図22は本発明の2次電池(充電制御回路具
備)の第2実施例の要部の構成図であり、この第2実施
例では、パック電池100の充電電極101に電圧が印加され
ると、タイマ102がトランジスタTrをオン状態にし、電
池103は抵抗Rを通して所定時間充電し、その後、トラ
ンジスタTrをオフにして充電停止させる充電制御回路1
04が設けられている。
【0056】図23,図24に示した2次電池の第3,第4
実施例は、図21,図22の電池97,103に直列にダイオー
ドD2を設け、このダイオードD2の逆方向に前記充電制
御回路98,104を設けたパック電池95′,100′の構成を
示しており、正常使用時にはダイオードD2の順方向に
電流を流して用い、充電時においては、電池97,103
の出力端(プラス側)とGNDに十分高い分圧を加える
と充電制御回路98,104が動作することになる。
【0057】図23において、プラス電極93に印加した電
圧に対して抵抗Rで制限された電流を流し込むことにな
る。また、図24において、プラス電極93に電圧を印加す
ると、タイマ102が作動してトランジスタTrを所定時間
オンし、抵抗Rで制限された電流を流し込むことにな
る。
【0058】いずれにしてもカメラ側では、充電制御用
の機能を持たせる必要はなく、外部の電源用端子の電圧
を、そのまま電池97,103に印加できることになり、構
成が簡単になる。
【0059】図25は本発明の2次電池(充電制御回路具
備)の第5実施例の要部の構成図であり、この第5実施
例は、図22のパック電池100におけるタイマ102部分にC
PU110を設けたパック電池111であって、充電用電極96
に電圧が印加されるとCPU110が起動し、CPU110
は、電池103のプラス端子の電圧をA/D(アナログ/デ
ジタル)変換端子で取り込みながら電池103を充電する。
そして、CPU110は、電圧変化が所定の量(満充電を示
すような値,電圧の変化)になったときに、トランジス
タTrをオフにし、充電を停止する。
【0060】図26は本発明の2次電池(充電制御回路具
備)の第6実施例の要部の構成図であり、この第6実施
例のパック電池115では、CPU116は、第1A/D変換
端子(A/D1)で抵抗R1に流れる電流による電圧低下
を読み込み、D/A(デジタル/アナログ)変換端子(D
/A)で電圧低下分が一定になるようにトランジスタTr
のベース電圧を制御する。
【0061】また電池118には温度を測定する抵抗(サー
ミスタ)Rthと充電用電極119とを温度で抵抗値の変化し
ない抵抗R2を介して接続し、その分圧点をCPU116の
第2A/D変換端子(A/D2)で読み込む。この分圧点
はRthの値で変化するが、前記A/D2から得られる値
を監視していれば、電池118の温度が所定値になったこ
とが検出できる。さらにCPU116の第3A/D変換端
子(A/D3)によって電池118のプラス端子の電圧も読
み込む。前記電池温度と端子電圧とから、温度の上昇が
大きければ端子電圧の高さに関係なく充電を止めたり、
温度が上昇していなくても端子電圧が所定値になれば充
電を止める等を制御する。
【0062】さらに図26において、CPU116にはシリ
アルにてデータを入出力する入出力端子119を設ける。
この入出力端子119の動作は、外部からその立ち下がり
の周期が一定で立ち上がりの周期が可変する信号を入れ
る。これは、例えば、立ち下がりに対し立ち上がりが接
近していたら“1”の意味を持たせ、離れていたら
“0”の意味を持たせる(図27参照,tは周期)。このよ
うにして外部からCPU116と通信することにより充電
のパターンを変えたり、そのときの充電状況を読み出し
たりする。このようにして、必要に応じて急速充電をし
たり、充電のレベルを読み出したりすることによって、
充電器側から見たときの電池の状況がつかめるので、外
部の条件(環境温度)に応じた充電が可能となり、しかも
充電状態の表示等がより正確になる。
【0063】図28,図29は本発明の2次電池(残容量検
出回路具備)の第7実施例,第8実施例の要部の構成図
であり、第7,第8実施例のパック電池120,130では、
GND電極121,131に小さな抵抗値の電流検出用の抵抗
R1を設け、この抵抗R1での電圧を測定することによ
り、電池122,132に消費電流が発生している(負荷が接
続されている)か否かを検出するようにしている。前記
抵抗R1の設置位置は電池122,132のプラス端子側でも
よい。
【0064】図28において、抵抗R1に負荷電流が流れ
ると、抵抗R2,R3の分圧点(アンプ123のマイナス入
力)よりもアンプ123のプラス入力側の方が高くなり、ア
ンプ123の出力はハイとなり、アンド回路124はOSC12
5の信号を通し、この信号がCPU126で積算される。
【0065】電池122につながれる負荷の種類が限られ
ていて、各通電で負荷電流が変化しないような場合に
は、このように通電時間のみを積算することで使用電流
容量を求めることができる。このCPU126は電池電圧
によりバックアップされており、トータルの通電時間は
常に記憶され、外部からの要求により出力可能になって
いる。ここで負荷電流の検出回路に抵抗R2,R3の分圧
を用いたのは、電池122の負荷側の微小な電流消費時(カ
メラのスタンバイ状態等、通常の動作とみなせない消費
電流のとき)には動作しないようにするためである。
【0066】図29において、抵抗R1に負荷電流が流れ
ると、抵抗R2,R3の分圧点(アンプ133のマイナス入
力)よりもe点(プラス入力)の方が高くなり、アンプ133
の出力(E)はe点部分に比例した値となる(比例常数=
1+R2/R3)。この出力をCPU134のA/D1で積算
すると、電池132が消費した電流容量(単位=mAH)とな
る。電池132はそれぞれに固有の電流容量があり、この
消費した電流容量を固有の電流容量から引けば残容量が
算出できる。すなわち、電池132の全容量の何割を使用
したかがわかることになり、これを基にCPU134は、
LCD135等の表示体に棒グラフ等で残容量値を表示す
る。
【0067】さらに、CPU134は、通電時の電池端子
電圧もA/D2で読み込むようにしておき、充電される
前までの通電が充分容量を使いきって充電されるのかを
監視し、所定の端子電圧まで使った後、充電されたとき
は、その回の通電量(電流容量)を電池132の全容量とし
て、CPU134は内蔵しているEEPROM136に書き込
む。この値は、次回の残容量の表示のときに、電池132
の全容量のデータとして用いる。このようにすると、電
池132が充放電を繰り返していくうちに全容量が減少し
ていっても、残容量の表示としては全体として何割残っ
ているかを表示するので、常に正しい表示となる。
【0068】なお、上述した各実施例を適宜組み合わせ
て用いることによって、より適正な充電状態での電池の
使用が可能になる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の2次電池
収納可能な機器は、請求項1記載の構成によれば、電極
の位置,個数等で電池の種類を見分けることにより、充
電可能な電池にのみ、それぞれに適合した充電方法で充
電できる。
【0070】請求項2記載の構成によれば、電源以外の
電極を用い電極を識別することにより、充電可能な電池
にのみ、それぞれに適合した充電方法で充電できる。
【0071】請求項3記載の構成によれば、電極そのも
のの形状を変えることにより、充電可能な電池と不可能
な電池を識別でき、対応した電池にのみ充電できる。
【0072】請求項4記載の構成によれば、電池が異常
状態となったときの保護機能をカメラ内の充電制御回路
に持たせることにより、機器の構成部材および充電用ア
ダプタの破壊を防げる。
【0073】さらに本発明の2次電池は、請求項5記載
の構成によれば、電池内部に充電制御回路を持つことに
より、充電用アダプタおよび収納される機器側の回路を
簡素化できる。
【0074】請求項6記載の構成によれば、電池個々に
通電容量を積算でき、どのような状態の電池を用いてい
ても、常にどの程度の容量が残っているかを知ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2次電池収納可能な機器の第1実施例
における要部の構成図である。
【図2】図1の1次電池と2次電池の各電極の設置状態
を示す説明図である。
【図3】本発明の2次電池収納可能な機器の第2実施例
における要部の構成図である。
【図4】図3の1次電池と2次電池の各電極の設置状態
を示す説明図である。
【図5】本発明の2次電池収納可能な機器の第3実施例
における要部の構成図である。
【図6】図5の1次電池と2次電池の各電極の設置状態
を示す説明図である。
【図7】本発明の2次電池収納可能な機器の第4実施例
における要部の構成図である。
【図8】図7の1次電池と2次電池の各電極の設置状態
を示す説明図である。
【図9】本発明の2次電池収納可能な機器の第5実施例
における要部の構成図である。
【図10】図9の2次電池の各電極の設置状態を示す説
明図である。
【図11】本発明の2次電池収納可能な機器の第6実施
例における要部の構成図である。
【図12】図11の2次電池の各電極の設置状態を示す説
明図である。
【図13】本発明の2次電池収納可能な機器の第7実施
例における要部の構成図である。
【図14】1次電池と2次電池の電極の接続の説明図で
ある。
【図15】図13の1次電池と2次電池の各電極の設置状
態を示す説明図である。
【図16】本発明の2次電池収納可能な機器の第8実施
例における要部の構成図である。
【図17】図16の1次電池と2次電池の各電極の設置状
態を示す説明図である。
【図18】本発明の2次電池収納可能な機器の第9実施
例における要部の構成図である。
【図19】本発明の2次電池収納可能な機器の第10実施
例における要部の構成図である。
【図20】本発明の2次電池収納可能な機器の第11実施
例における要部の構成図である。
【図21】本発明の2次電池の第1実施例の要部の構成
図である。
【図22】本発明の2次電池の第2実施例の要部の構成
図である。
【図23】本発明の2次電池の第3実施例の要部の構成
図である。
【図24】本発明の2次電池の第4実施例の要部の構成
図である。
【図25】本発明の2次電池の第5実施例の要部の構成
図である。
【図26】本発明の2次電池の第6実施例の要部の構成
図である。
【図27】図26の入出力端子の入力信号の波形図であ
る。
【図28】本発明の2次電池の第7実施例の要部の構成
図である。
【図29】本発明の2次電池の第8実施例の要部の構成
図である。
【符号の説明】
10,72,77…1次電池、 11,16,33,55,71,73,8
3,93…プラス電極、 15,30,41,50,58,65,70,7
5,80,95,95′,100,100′,111,115,120,130…
2次電池、 17,96,101…充電電極、 20…充電用端
子、 21…電源用端子、 22,23,31,32,56,76,7
8,81,82,94…GND電極、 42…Rth用電極、 51
a,51b,57a〜57c,66…信号電極、 52…充電回路、
60,67,110,116,126,134…CPU、 61…充電切換
回路、 98,104…充電制御回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次電池と2次電池が内蔵可能であり、
    かつ2次電池を内蔵した状態で充電可能な2次電池収納
    可能な機器において、電池の種類に対応させて電極数あ
    るいは電極位置を変えたことを特徴とする2次電池収納
    可能な機器。
  2. 【請求項2】 1次電池と2次電池が内蔵可能であり、
    かつ2次電池を内蔵した状態で充電可能な2次電池収納
    可能な機器において、充電用の電極以外に電池識別用電
    極を備えたことを特徴とする2次電池収納可能な機器。
  3. 【請求項3】 1次電池と2次電池が内蔵可能であり、
    かつ2次電池を内蔵した状態で充電可能な2次電池収納
    可能な機器において、電池の種類に対応させて充電用の
    電極の形状を変えたことを特徴とする2次電池収納可能
    な機器。
  4. 【請求項4】 1次電池と2次電池が内蔵可能であり、
    かつ2次電池を内蔵した状態で充電可能な2次電池収納
    可能な機器において、充電制御回路に電池内部のショー
    ト発生時の保護手段を設けたことを特徴とする2次電池
    収納可能な機器。
  5. 【請求項5】 機器本体に内蔵された状態で充電可能な
    2次電池において、充電制御回路を設けたことを特徴と
    する2次電池。
  6. 【請求項6】 機器本体に内蔵された状態で充電可能な
    2次電池において、残容量検出回路を設け、この残容量
    検出回路からの検出信号を受けて残容量を報知可能にし
    たことを特徴とする2次電池。
JP5214209A 1993-08-30 1993-08-30 2次電池収納可能な機器および2次電池 Pending JPH0765865A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266006A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 表示記録媒体および画像書込装置

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JP4736334B2 (ja) * 2004-03-16 2011-07-27 富士ゼロックス株式会社 表示記録媒体

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