JPH0765853B2 - 連続焼成炉 - Google Patents

連続焼成炉

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JPH0765853B2
JPH0765853B2 JP2162137A JP16213790A JPH0765853B2 JP H0765853 B2 JPH0765853 B2 JP H0765853B2 JP 2162137 A JP2162137 A JP 2162137A JP 16213790 A JP16213790 A JP 16213790A JP H0765853 B2 JPH0765853 B2 JP H0765853B2
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JP
Japan
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fired
core tube
furnace
furnace body
continuous
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JP2162137A
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憲一 山崎
常男 天野
正嘉 勝部
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、シート状もしくは棒状等に連続した被焼成物
を連続的に焼成する焼成炉に関する。
<従来の技術> 従来の連続焼成炉は、トンネル炉と言われる横送り式の
ものが一般的である。その構造を第4図に示す。
同図に示すように、従来の連続焼成炉は、内部に複数の
加熱室1O0…を有する炉体20を備え、該炉体20には、ト
ンネル状の通路30が貫通して形成されている。40は通路
30の炉床であり、50はヒータである。
この焼成炉では、被焼成物は所定の大きさにカットされ
て、サヤSに収容される。被焼成物を収容したサヤS
は、台板D上に積み重ねられる。サヤSを載せた台板D
は、炉床40上に載置されて、プッシャー60により順次通
路30の内部に押し込まれる。
被焼成物は、サヤSに収容された状態で、所定の温度プ
ロフアイルに設定された複数の加熱室10を通過すること
で焼成される。
<発明が解決しようとする課題> ところで、上記のような連続焼成炉では、サヤSや台板
D等の熱容量の大きな治具を使用しており、これらの治
具を通じて被焼成物を加熱するため、焼成に時間がかか
るばかりでなく、治具とともに外部に持ち出される熱量
が多く、熱エネルギーの無駄が多い。
また、サヤS内部での被焼成物の収容位置や、サヤSの
積み重ね位置の違いに起因して、各被焼成物毎に熱履歴
が異なり、この熱履歴の差によって、各被焼成物毎にば
らつきが生じる。
さらに、サヤSを使用するため、サヤ詰めや、取り出し
の作業が必要で、効率を高めるには限度があり、コスト
の削減が難しかった。
このほか、サヤSを高温の熱サイクルにさらすため、高
価なサヤSの寿命が短く、これもコストを引き上げる要
因の一つとなっていた。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、サヤ等の治具を使用することなく、連続体となった
ままの被焼成物を直接的に焼成するようにして、少ない
熱エネルギーで短時間の焼成で、均質な品質の製品が得
られるようにすることを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明にかかる連続焼成炉は被焼成物の連続体を連続し
て焼成するものであって、直方体形状の炉体と、支持台
と、炉心管と、ガス送入管とを備えており、炉体は、ヒ
ータを具備した複数の加熱室が炉体の長手方向に並列配
置され、かつ、支持台によって軸心方向と直交する水平
軸周りに傾斜自在な状態で支持されたものであり、炉心
管は、炉体の長手方向に配置された複数の加熱室を貫通
して設けられ、かつ、傾斜した状態で支持された炉体の
上側に位置する前部開口から被焼成物の連続体が挿入さ
れるものであり、ガス送入管は、炉心管の軸心方向に沿
う中途位置に接続されて開口したものであることを特徴
としている。
<作用> 上記構成における炉体および炉心管は、あらかじめ所要
の角度をもって傾斜した状態とされたうえで固定支持さ
れており、炉心管の前部開口からはシート状等となった
被焼成物の連続体が一定の送り出し速度でもって送入さ
れる。そして、この被焼成物は、加熱室を貫通して設け
られた炉心管の内部を滑りながら、送り出し速度に応じ
た速度で下側へと向かって移動する。
炉心管の内部では、ガス送入管を通じて送入されるガス
により、排ガスの排出が促進されたり、雰囲気ガスが閉
じ込められたりして、各領域毎に雰囲気が制御されてい
る。これらの領域を通過することで、被焼成物の連続体
は連続的に焼成される。
<実施例> 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例に係り、第1図
は側面図、第2図は正面図、第3図は一部破断した拡大
側面図である。
これらの図に示すように、この実施例の連続焼成炉は、
炉体1と、支持台2と、炉心管3とを備えている。そし
て、炉体1の内部には、第2図で示すように、複数の加
熱室4,…が設けられており、これらの加熱室4,…は炉体
1の長手方向に配置されたものとなっている。また、こ
の炉体1の長手方向における外側面中央部から左右方向
に沿っては横軸、すなわち、長手方向と直交する水平軸
としての横軸が突出しており、これらの横軸を介したう
えで炉体1は横軸5周りに傾斜自在な状態として支持台
2によって支持されている。なお、6は、炉体1の傾斜
角度を任意に設定したうえで固定するための固定金具で
ある。さらに、この炉体1の内部に設けられた各加熱室
4内にはヒータ7と、温度検出用の熱電対8とが設けら
れている。
炉心管3は、アルミナ、ジルコニア、マグネシアなどの
セラミック製の角パイプもしくは丸パイプで構成されて
おり、炉体1内に並列配置された複数の加熱室4,…を貫
通した状態で設けられている。なお、炉心管3は1本で
もよいが、この例では、3本の炉心管3,…が並列して設
けられている。炉体1の内部では、炉心管3にガス送入
管9が接続されている。このガス送入管9は、この実施
例では2本あって、1本は、前部の加熱室4に対応する
脱脂領域の後端に開口し、他の1本は2番目の加熱室4
に対応する焼結領域の前部に開口している。このガス送
入管9は被焼成物の焼成条件に応じて炉心管3の軸心方
向に沿う中途位置に接続すればよく、少なくとも1本あ
ればよい。
そして、炉心管3は、傾斜状態にある炉体1の上側に位
置する前部開口に、シート状、棒状、チューブ状等の被
焼成物の連続体Mが挿入されるもので、炉心管3の前部
側には、被焼成物の連続体Mの供給手段として、被焼成
物送り出し装置10が配設されている。この被焼成物送り
出し装置は、被焼成物成形装置11で成形された連続体M
を所定の速度で送り出すようになっている。
上記の構成において、被焼成物送り出し装置10から炉心
管3の前部開口に被焼成物の連続体Mが送り込まれる。
ここで、炉体1および炉心管3の傾斜角度は、被焼成物
の連続体Mの表面粗さや重量により決定されており、被
焼成物の連続体Mは、炉心管3内面との摩擦力に抗して
滑動するようになっている。
したがって、被焼成物の連続体Mは、その後端部が常に
被焼成物い送り出し装置10に保持されているので、この
被焼成物送り出し装置10の送り出し速度に応じて、炉心
管3内面に沿って滑り移動する。そして、このように、
炉心管3内を滑り移動しながら、各加熱室4に対応する
加熱領域を通過する。この場合、被焼成物の連続体M
は、炉心管3内の雰囲気に触れて直接的に加熱されるの
で、急速に昇温する。
脱脂領域の下端では、ガス送入管9から炉心管3の内部
にガスが送入されているが、このガスは炉心管3内で上
下に分流し、上方に分流したガスは、脱脂領域での脱脂
作用を促進するとともに、脱脂により生じた排ガスの排
出を促進する。
また、脱脂領域の下端から下方に分流したガスは、焼結
領域での高温ガスの上昇を抑制し、焼結領域の雰囲気を
閉じ込めることになる。
さらに、焼結領域の前部の炉心管3には、別のガス送入
管9からガスが供給されるが、このガスは、焼結領域の
雰囲気を調整する。
このように、炉心管3は斜め上下に開放しているが、ガ
ス送入管9を通じてガスを送り込むことにより、その送
り込み位置より上方のガスの排出を促進したり、送り込
み位置より下方の雰囲気を閉じ込めたりすることにな
り、これによって、炉心管3の各部で雰囲気の制御が行
われる。
なお、図示の実施例では、炉心管3に直交するガス送入
管9によりガスを送り込むようにしたが、ガス送入管9
の接続角度を適宜変更することで、ガスの上下分流比の
変更設定が可能になる。また、ガス送入管9を通じての
ガスの送入量を変更することによっても、上下の分流量
を調整できる。
被焼成物の連続体Mは、雰囲気制御された各加熱領域を
滑り移動することで、連続的に焼成される。この場合、
各被焼成物は、炉心管3内の同一位置を通過するので、
焼成条件は同一であり、したがって、均質に焼成され
る。
また、被焼成物の連続体Mは、炉心管3の内面に全面的
に支持された状態で、自重による適度な張力をもって流
下するので、移動中、割れたり変形したりすることがな
い。
<発明の効果> 以上述べたように、本発明によれば、サヤや台板等の治
具を使用せずに、被焼成物を直接的に焼成するので、熱
効率がよく、外部への熱の持ち出しも少なく、熱エネル
ギーの消費量が少なくて済み、しかも、短時間で焼成を
行える。
また、被焼成物の連続体が炉心管内面の同一位置を滑り
移動しながら焼成されるので、各被焼成物の焼成条件が
同一となり、従来、サヤ等に収容して焼成した場合のよ
うな収容位置の違いによる品質いのばらつきがなく、品
質の揃った製品が得られる。
さらに、被焼成物を連続体のまま焼成するので、従来の
ようにサヤ詰めしたり取り出したりする作業が不要とな
り、作業コストを低減することができ、しかも、高価な
サヤを使用しなくて済むので、この点からもコストの低
減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例に係り、第1図
は側面図、第2図は正面図、第3図は一部破断した拡大
側面図である。 第4図は従来例の断面図である。 1……炉体、2……支持台、3……炉心管、9……ガス
送入管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被焼成物の連続体(M)を連続して焼成す
    る連続焼成炉であって、 直方体形状の炉体(1)と、支持台(2)と、炉心管
    (3)と、ガス送入管(9)とを備えており、 炉体(1)は、ヒータ(7)を具備した複数の加熱室
    (4)が炉体(1)の長手方向に並列配置され、かつ、
    支持台(2)によって炉長方向と直交する水平軸周りに
    傾斜自在な状態で支持されたものであり、 炉心管(3)は、炉体(1)の長手方向に配置された複
    数の加熱室(4)を貫通して設けられ、かつ、傾斜した
    状態で支持された炉体(1)の上側に位置する前部開口
    から被焼成物の連続体(M)が挿入されるものであり、 ガス送入管(9)は、炉心管(3)の軸心方向に沿う中
    途位置に接続されて開口したものである ことを特徴とする連続焼成炉。
JP2162137A 1990-06-20 1990-06-20 連続焼成炉 Expired - Fee Related JPH0765853B2 (ja)

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