JPH0765846B2 - 固型製剤乾燥装置 - Google Patents
固型製剤乾燥装置Info
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- JPH0765846B2 JPH0765846B2 JP1250331A JP25033189A JPH0765846B2 JP H0765846 B2 JPH0765846 B2 JP H0765846B2 JP 1250331 A JP1250331 A JP 1250331A JP 25033189 A JP25033189 A JP 25033189A JP H0765846 B2 JPH0765846 B2 JP H0765846B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乾燥装置、殊に医薬品における錠剤、丸剤また
はカプセル剤等の固型製剤の乾燥装置に関するものであ
る。
はカプセル剤等の固型製剤の乾燥装置に関するものであ
る。
錠剤、丸剤、カプセル剤等の医薬における固型製剤の乾
燥装置としては、種々の形式が知られているが、例えば
カプセル剤、特に内部に油状薬品等が充填され、該カプ
セルのボデイ部とキャップ部の継目部分にバンドシール
が施されたハードゼラチンカプセル該は、その独特の形
態のためにその乾燥に際しては特殊な乾燥装置が用いら
れる。すなわち、水平状に横向きに倒された被乾燥カプ
セル剤の各々ボデイ部およびキャップ部の各閉鎖端部側
をそれぞれ保持して乾燥風洞内を連続的に移送するよう
にしたベルトコンベヤー式乾燥機が用いられている。
燥装置としては、種々の形式が知られているが、例えば
カプセル剤、特に内部に油状薬品等が充填され、該カプ
セルのボデイ部とキャップ部の継目部分にバンドシール
が施されたハードゼラチンカプセル該は、その独特の形
態のためにその乾燥に際しては特殊な乾燥装置が用いら
れる。すなわち、水平状に横向きに倒された被乾燥カプ
セル剤の各々ボデイ部およびキャップ部の各閉鎖端部側
をそれぞれ保持して乾燥風洞内を連続的に移送するよう
にしたベルトコンベヤー式乾燥機が用いられている。
しかしながら、前記ベルトコンベヤー式乾燥機は、被乾
燥カプセル剤を充分に乾燥するには充分な乾燥時間を確
保する必要からカプセル剤の搬送距離を充分に長くしな
ければならず、このために装置自体の大型化を避け得な
い。従って、必然的に乾燥機単体での取り扱いにも支障
を来し、他の装置との適合性にも劣る。また、かかるベ
ルトコンベヤー式乾燥機はカプセル剤専用機であって、
他の医薬品製剤の乾燥機としては使用できない。
燥カプセル剤を充分に乾燥するには充分な乾燥時間を確
保する必要からカプセル剤の搬送距離を充分に長くしな
ければならず、このために装置自体の大型化を避け得な
い。従って、必然的に乾燥機単体での取り扱いにも支障
を来し、他の装置との適合性にも劣る。また、かかるベ
ルトコンベヤー式乾燥機はカプセル剤専用機であって、
他の医薬品製剤の乾燥機としては使用できない。
本発明はこのような状況に鑑みて案出されたものであっ
て、装置が比較的小型であり、装置自体の取り扱いが容
易であって、例えばカプセル充填機等他の装置、機器と
の適合性のみならず、被乾燥物品との適応性にも優れた
乾燥装置を提供するとを目的とする。
て、装置が比較的小型であり、装置自体の取り扱いが容
易であって、例えばカプセル充填機等他の装置、機器と
の適合性のみならず、被乾燥物品との適応性にも優れた
乾燥装置を提供するとを目的とする。
本発明は最上部に投入された被乾燥物品を順次下方に移
送し、該移送中に所所の乾燥を行い、当該乾燥済物品を
その最下部から取り出すようにした固型製剤乾燥装置で
あって、 i.上部天板部に被乾燥物品投入口を有し、かつその最下
部に乾燥済物品取り出し口を備えた円筒状外套と、 ii.該円筒状外套をその軸線と直交する平面に沿ってほ
ぼ等間隔の複数の乾燥空間に区画すると共にその上面に
前記被乾燥物品を載置して前記外套の円周方向に移送す
る複数の同軸的回転円盤と、 iii.前記複数の乾燥空間には、該各々乾燥空間を形成す
る円筒状外套の側壁に開口した複数の乾燥用空気吹き出
し口とをそれぞれ有し、 iv.前記回転円盤は、前記円筒状外套の上方に位置する
もの程その回転速度が早く設計されており、 v.前記乾燥用空気吹き出し口は、前記円筒状外套の系外
に設備された送風機にそれぞれ連通しており、該送風機
からの乾燥用空気をそれぞれ対応する前記乾燥用空間に
送給し得るものであり、かつ、 vi.前記乾燥空間は、前記回転円盤上にそれぞれ近接し
て設けられた被乾燥物品掬い取り板に対応して設備され
た被乾燥物品移送シュートを介して各々当該乾燥空間の
直下の乾燥空間または被乾燥物品取り出し口に連通して
いるものであること、 を特徴とするものである。
送し、該移送中に所所の乾燥を行い、当該乾燥済物品を
その最下部から取り出すようにした固型製剤乾燥装置で
あって、 i.上部天板部に被乾燥物品投入口を有し、かつその最下
部に乾燥済物品取り出し口を備えた円筒状外套と、 ii.該円筒状外套をその軸線と直交する平面に沿ってほ
ぼ等間隔の複数の乾燥空間に区画すると共にその上面に
前記被乾燥物品を載置して前記外套の円周方向に移送す
る複数の同軸的回転円盤と、 iii.前記複数の乾燥空間には、該各々乾燥空間を形成す
る円筒状外套の側壁に開口した複数の乾燥用空気吹き出
し口とをそれぞれ有し、 iv.前記回転円盤は、前記円筒状外套の上方に位置する
もの程その回転速度が早く設計されており、 v.前記乾燥用空気吹き出し口は、前記円筒状外套の系外
に設備された送風機にそれぞれ連通しており、該送風機
からの乾燥用空気をそれぞれ対応する前記乾燥用空間に
送給し得るものであり、かつ、 vi.前記乾燥空間は、前記回転円盤上にそれぞれ近接し
て設けられた被乾燥物品掬い取り板に対応して設備され
た被乾燥物品移送シュートを介して各々当該乾燥空間の
直下の乾燥空間または被乾燥物品取り出し口に連通して
いるものであること、 を特徴とするものである。
本発明はこのような構成により上記目的を達成し得る。
以下、添付図面に基いて本発明をさらに具体的に説明す
る。
る。
第1図および第2図は本発明乾燥装置の概要を示す正面
図および側面図であって、本発明乾燥装置は同図に示す
とおり最上部に投入された被乾燥物品を順次下方に移送
し、該移送中に所定の乾燥を行い、当該乾燥済物品をそ
の最下部から取り出すようにした固型製剤乾燥装置であ
って、上部天板部21に被乾燥物品(図例ではカプセル
剤)投入口22を有し、かつその最下部に乾燥済物品取り
出し口23を備えた円筒状外套2と、該円筒状外套2を、
その軸線と直交する平面に沿ってほぼ等間隔の複数(図
例では10個)の乾燥空間31に区画すると共にその上面に
前記被乾燥物品を載置して前記外套2の円周方向に移送
する複数(図例では10枚)の同軸的回転円盤3と、前記
複数の乾燥空間31には、該各々乾燥空間を形成する円筒
状外套2の側壁に開口した複数の乾燥用空気吹き出し口
とをそれぞれ有し、前記回転円盤3は、前記円筒状外套
2の上方に位置するもの程その回転速度が早く設計され
ており、前記乾燥用空気吹き出し口は、前記円筒状外套
2の系外に設備された送風機4にそれぞれ連通してお
り、該送風機からの乾燥用空気をそれぞれ対応する前記
乾燥用空間31に送給し得るものであり、前記乾燥空間31
は前記回転円盤3上にそれぞれ近接して設けられた被乾
燥物品掬い取り板5に対応して設備された被乾燥物品移
送シュート51を介して各々当該乾燥空間の直下の乾燥空
間31または被乾燥物品取り出し口23に連通している。
図および側面図であって、本発明乾燥装置は同図に示す
とおり最上部に投入された被乾燥物品を順次下方に移送
し、該移送中に所定の乾燥を行い、当該乾燥済物品をそ
の最下部から取り出すようにした固型製剤乾燥装置であ
って、上部天板部21に被乾燥物品(図例ではカプセル
剤)投入口22を有し、かつその最下部に乾燥済物品取り
出し口23を備えた円筒状外套2と、該円筒状外套2を、
その軸線と直交する平面に沿ってほぼ等間隔の複数(図
例では10個)の乾燥空間31に区画すると共にその上面に
前記被乾燥物品を載置して前記外套2の円周方向に移送
する複数(図例では10枚)の同軸的回転円盤3と、前記
複数の乾燥空間31には、該各々乾燥空間を形成する円筒
状外套2の側壁に開口した複数の乾燥用空気吹き出し口
とをそれぞれ有し、前記回転円盤3は、前記円筒状外套
2の上方に位置するもの程その回転速度が早く設計され
ており、前記乾燥用空気吹き出し口は、前記円筒状外套
2の系外に設備された送風機4にそれぞれ連通してお
り、該送風機からの乾燥用空気をそれぞれ対応する前記
乾燥用空間31に送給し得るものであり、前記乾燥空間31
は前記回転円盤3上にそれぞれ近接して設けられた被乾
燥物品掬い取り板5に対応して設備された被乾燥物品移
送シュート51を介して各々当該乾燥空間の直下の乾燥空
間31または被乾燥物品取り出し口23に連通している。
前記円筒状外套2は、本発明乾燥装置における箱型基台
1上に載置、固定され、上部に被乾燥物品(例えばカプ
セル剤)投入口22を有し、かつ、その最下部に乾燥済物
品取り出し口23を備えている。前記被乾燥品投入口22は
通常図示するようにベルトコンベヤー7等の被乾燥物品
搬送装置を介して例えばカプセル充填機またはカプセル
封緘機等任意の固型製剤(カプセル剤)処理機(図示せ
ず)に接続される。もちろん、本発明乾燥装置は場合に
よっては前記搬送装置を介することなく、例えばカプセ
ル封緘機に直接接続して使用することも可能である。一
方、前記被乾燥物品取り出し口23には取り出しシュート
6が接続されており、乾燥済物品は該シュート6により
所定の容器へ導かれ収納される。
1上に載置、固定され、上部に被乾燥物品(例えばカプ
セル剤)投入口22を有し、かつ、その最下部に乾燥済物
品取り出し口23を備えている。前記被乾燥品投入口22は
通常図示するようにベルトコンベヤー7等の被乾燥物品
搬送装置を介して例えばカプセル充填機またはカプセル
封緘機等任意の固型製剤(カプセル剤)処理機(図示せ
ず)に接続される。もちろん、本発明乾燥装置は場合に
よっては前記搬送装置を介することなく、例えばカプセ
ル封緘機に直接接続して使用することも可能である。一
方、前記被乾燥物品取り出し口23には取り出しシュート
6が接続されており、乾燥済物品は該シュート6により
所定の容器へ導かれ収納される。
ところで、該円筒状外套2はその成形性(工作性)およ
び内部透視による作業の容易性から例えばアクリル樹脂
のように透明なプラスチック材料で製作するのが有利で
ある。また、円筒状外套2は図例のとおりその側面に開
閉扉24を具備し、前記送風機4との接続対向側面部にお
いて一部開閉自在に構成されている。図中25は該開閉扉
24の把手を示すものである。
び内部透視による作業の容易性から例えばアクリル樹脂
のように透明なプラスチック材料で製作するのが有利で
ある。また、円筒状外套2は図例のとおりその側面に開
閉扉24を具備し、前記送風機4との接続対向側面部にお
いて一部開閉自在に構成されている。図中25は該開閉扉
24の把手を示すものである。
前記回転円盤3は前述したとおり前記円筒状外套2の内
部にあって、当該円筒状外套2をその軸線と直交する平
面に沿ってほぼ等間隔の複数(図例では10個)の乾燥空
間31に区画している。すなわち、該回転円盤3は円筒状
外套2の内径とほぼ同じ外径を有する複数の円板体であ
って、前記円筒状外套2の軸線に沿って立設された回転
軸8を中心にしてそれぞれ同軸的に配設されている。従
って、各回転円盤3は円筒状外套2内において回転軸8
の回動に従動して回動する。ここで、該回転軸8の回動
は前記箱型基台1に設備された原動機81の回転が連動す
る減速ギヤー82、83、84、85、86を介して回転軸8に伝
達されて行われる。図例では前記減速ギヤーが2対組み
込まれているが、これは一方を高速ギヤー(83、85)、
他方を低速ギヤー(84、86)とし、かつ、前記回転軸も
内外2重の同軸回転軸に構成し、上方に位置する回転円
盤(図例では上部の2枚)を比較的高速に回転せしめ、
また下方の回転円盤を比較的低速に回転させようとする
ものである。
部にあって、当該円筒状外套2をその軸線と直交する平
面に沿ってほぼ等間隔の複数(図例では10個)の乾燥空
間31に区画している。すなわち、該回転円盤3は円筒状
外套2の内径とほぼ同じ外径を有する複数の円板体であ
って、前記円筒状外套2の軸線に沿って立設された回転
軸8を中心にしてそれぞれ同軸的に配設されている。従
って、各回転円盤3は円筒状外套2内において回転軸8
の回動に従動して回動する。ここで、該回転軸8の回動
は前記箱型基台1に設備された原動機81の回転が連動す
る減速ギヤー82、83、84、85、86を介して回転軸8に伝
達されて行われる。図例では前記減速ギヤーが2対組み
込まれているが、これは一方を高速ギヤー(83、85)、
他方を低速ギヤー(84、86)とし、かつ、前記回転軸も
内外2重の同軸回転軸に構成し、上方に位置する回転円
盤(図例では上部の2枚)を比較的高速に回転せしめ、
また下方の回転円盤を比較的低速に回転させようとする
ものである。
前記複数の回転円盤3によって区画形成される円筒状外
套2内の乾燥空間31は、該回転円盤3のある各位置にお
いて、それぞれ当該回転円盤上に近接して設けられた被
乾燥物品掬い取り板5に対応して設備された被乾燥物品
移送シュート51を介して当該乾燥空間の直下の乾燥空間
31または被乾燥物品取り出し口23に連通する。すなわ
ち、円筒状外套2における最下部の乾燥空間のみが前記
被乾燥物品位相シュート51を経て被乾燥物品取り出し口
23および乾燥済物品取り出しシュート6に連通してい
る。
套2内の乾燥空間31は、該回転円盤3のある各位置にお
いて、それぞれ当該回転円盤上に近接して設けられた被
乾燥物品掬い取り板5に対応して設備された被乾燥物品
移送シュート51を介して当該乾燥空間の直下の乾燥空間
31または被乾燥物品取り出し口23に連通する。すなわ
ち、円筒状外套2における最下部の乾燥空間のみが前記
被乾燥物品位相シュート51を経て被乾燥物品取り出し口
23および乾燥済物品取り出しシュート6に連通してい
る。
前記被乾燥物品掬い取り板5は、各々回転円盤の上面に
被乾燥物品の外径を越えない範囲の間隙をおいて配設さ
れており、当該回転円盤3の回動作用と協同して該円盤
上の被乾燥物9を次段(下段)の乾燥空間または乾燥済
物品取り出し口23に誘導するものである。
被乾燥物品の外径を越えない範囲の間隙をおいて配設さ
れており、当該回転円盤3の回動作用と協同して該円盤
上の被乾燥物9を次段(下段)の乾燥空間または乾燥済
物品取り出し口23に誘導するものである。
前記送風機4は前記円筒状外套2の近傍に配設され、箱
型基台1内に設備されたブロワー41からの乾燥用空気を
その側面に設けられた吹き出し口43からそれぞれ対応す
る各乾燥空間31に送給し得る。このブロワー41による乾
燥用空気は箱型基台1の側面に開口するエヤーフィルタ
ー42を通して吸気され、さらに必要ならばヒーター(図
示せず)で適当に温められてから温風として供給されて
もよい。
型基台1内に設備されたブロワー41からの乾燥用空気を
その側面に設けられた吹き出し口43からそれぞれ対応す
る各乾燥空間31に送給し得る。このブロワー41による乾
燥用空気は箱型基台1の側面に開口するエヤーフィルタ
ー42を通して吸気され、さらに必要ならばヒーター(図
示せず)で適当に温められてから温風として供給されて
もよい。
次にカプセル剤の乾燥について本発明装置の具体的作用
を詳述する。
を詳述する。
本発明乾燥装置は前述したとおりベルトコンベヤー7等
の被乾燥物品搬送装置を介して、または介することなく
例えばカプセル封緘機等の固型製剤処理装置、すなわ
ち、被乾燥物品供給機に直接接続されて使用される。こ
の場合、本発明装置は箱型基台下部に設けらたキャスタ
ー11によって他の装置との接続、離脱をきわめて容易に
行うことができる。
の被乾燥物品搬送装置を介して、または介することなく
例えばカプセル封緘機等の固型製剤処理装置、すなわ
ち、被乾燥物品供給機に直接接続されて使用される。こ
の場合、本発明装置は箱型基台下部に設けらたキャスタ
ー11によって他の装置との接続、離脱をきわめて容易に
行うことができる。
円筒状外套2の被乾燥物品投入口22から該円筒状外套2
内に投入されたカプセル剤等の被乾燥物品9は、最上段
の回転円盤3上に載置し、該回転円盤3の回転により順
次当該回転円盤3の円周方向へ移送される。この間、前
記被乾燥物品9は該回転円盤上の乾燥空間31内において
乾燥用空気に晒され所定の乾燥が行われる。さらに該回
転円盤3の回転が進み、盤上の被乾燥物品9が当該回転
円盤3の所定角位置に配設された被乾燥物品掬い取り板
5部分まで移送されると、前記被乾燥物品9は該掬い取
り板5により移送シュート51部分に誘導され、該移送シ
ュート51を経由して1段下方の回転円盤3に転送され、
前記と同様の処理が施される。以下このような動作が反
復実施されるので、被乾燥物品9はそれぞれ回転円盤上
において対応する乾燥用空気吹き出し口43からの乾燥用
空気を受けて、漸次乾燥されながら順次下段の回転円盤
上へと移送される。このようにして最下段の回転円盤3
上まで移送されてきた被乾燥物品、すなわち、乾燥済物
品9は前述の場合と同様に対応する掬い取り板5により
乾燥済物品取り出し口23に誘導され、次いで乾燥済物品
取り出しシュート6から所定の容器に収納される。
内に投入されたカプセル剤等の被乾燥物品9は、最上段
の回転円盤3上に載置し、該回転円盤3の回転により順
次当該回転円盤3の円周方向へ移送される。この間、前
記被乾燥物品9は該回転円盤上の乾燥空間31内において
乾燥用空気に晒され所定の乾燥が行われる。さらに該回
転円盤3の回転が進み、盤上の被乾燥物品9が当該回転
円盤3の所定角位置に配設された被乾燥物品掬い取り板
5部分まで移送されると、前記被乾燥物品9は該掬い取
り板5により移送シュート51部分に誘導され、該移送シ
ュート51を経由して1段下方の回転円盤3に転送され、
前記と同様の処理が施される。以下このような動作が反
復実施されるので、被乾燥物品9はそれぞれ回転円盤上
において対応する乾燥用空気吹き出し口43からの乾燥用
空気を受けて、漸次乾燥されながら順次下段の回転円盤
上へと移送される。このようにして最下段の回転円盤3
上まで移送されてきた被乾燥物品、すなわち、乾燥済物
品9は前述の場合と同様に対応する掬い取り板5により
乾燥済物品取り出し口23に誘導され、次いで乾燥済物品
取り出しシュート6から所定の容器に収納される。
ここで、本発明装置における前記回転円盤3の回転速度
について、具体的にその運転条件を示せば、上段2枚の
回転円盤は0.6rpm.、下段8枚が0.3rpm.で、被乾燥物品
が最上段の回転円盤上に投入されてから最下部の取り出
し口に達するまでの所要時間は約30分である。本発明装
置において前記上段の回転円盤を下段のものよりやや高
速に回転させる理由は、乾燥不充分な被乾燥物品同士の
重なり、くっつき等を防ぐためであって、当該回転円盤
上に投入された被乾燥物品9を該盤上に適当に散逸させ
ようとするものであるが、もとよりかかる具体的な運転
条件は被乾燥物品の物性等により適宜変更可能であるこ
とはいうまでもないが、前記回転円盤の回転速度につい
ては、その上部のもの程高速に回転させることが重要で
ある。また、乾燥所要時間の長短は、前記回転円盤の回
転速度を変えることのみならず、回転円盤の設備枚数を
変更することでも調整可能である。
について、具体的にその運転条件を示せば、上段2枚の
回転円盤は0.6rpm.、下段8枚が0.3rpm.で、被乾燥物品
が最上段の回転円盤上に投入されてから最下部の取り出
し口に達するまでの所要時間は約30分である。本発明装
置において前記上段の回転円盤を下段のものよりやや高
速に回転させる理由は、乾燥不充分な被乾燥物品同士の
重なり、くっつき等を防ぐためであって、当該回転円盤
上に投入された被乾燥物品9を該盤上に適当に散逸させ
ようとするものであるが、もとよりかかる具体的な運転
条件は被乾燥物品の物性等により適宜変更可能であるこ
とはいうまでもないが、前記回転円盤の回転速度につい
ては、その上部のもの程高速に回転させることが重要で
ある。また、乾燥所要時間の長短は、前記回転円盤の回
転速度を変えることのみならず、回転円盤の設備枚数を
変更することでも調整可能である。
以上の説明は主としてカプセル剤、特にボデイ部とキャ
ップ部の継目部分にバンドシールを有する特殊なカプセ
ル剤の乾燥について述べたが、本発明装置は必要に応じ
て、例えば糖衣もしくはフィルムコーティング等を施し
た錠剤、丸剤または顆粒剤等のその他の固型製剤の乾燥
にも適用することができる。
ップ部の継目部分にバンドシールを有する特殊なカプセ
ル剤の乾燥について述べたが、本発明装置は必要に応じ
て、例えば糖衣もしくはフィルムコーティング等を施し
た錠剤、丸剤または顆粒剤等のその他の固型製剤の乾燥
にも適用することができる。
本発明乾燥装置は以上詳述したような構成および作用を
有するので、装置が立体的であり小型に設計することが
でき、しかも乾燥時間を比較的長くとれるので、他の関
連装置との接続が容易である。従って、本発明乾燥装置
を使用すれば被乾燥物品同士の重なり、またくっつき等
移送上における種々のトラブルを生起させることなく物
品を次工程へ円滑に連続して供給することができ、固型
製剤に対する一連の処理をきわめて効率的に行うことが
可能となる。
有するので、装置が立体的であり小型に設計することが
でき、しかも乾燥時間を比較的長くとれるので、他の関
連装置との接続が容易である。従って、本発明乾燥装置
を使用すれば被乾燥物品同士の重なり、またくっつき等
移送上における種々のトラブルを生起させることなく物
品を次工程へ円滑に連続して供給することができ、固型
製剤に対する一連の処理をきわめて効率的に行うことが
可能となる。
第1図は本発明乾燥装置の正面図、第2図は同側面図、
第3図は一部断面平面図、第4図は要部拡大斜視図であ
る。 1:箱型基台、2:円筒状外套 3:回転円盤、4:送風機 5:掬い取り板、6:取り出しシュート 7:ベルトコンベヤー、8:回転軸 9:被乾燥物品
第3図は一部断面平面図、第4図は要部拡大斜視図であ
る。 1:箱型基台、2:円筒状外套 3:回転円盤、4:送風機 5:掬い取り板、6:取り出しシュート 7:ベルトコンベヤー、8:回転軸 9:被乾燥物品
Claims (1)
- 【請求項1】最上部に投入された被乾燥物品を順次下方
に移送し、該移送中に所定の乾燥を行い、当該乾燥済物
品をその最下部から取り出すようにした固型製剤乾燥装
置であって、 i.上部天板部に被乾燥物品投入口を有し、かつその最下
部に乾燥済物品取り出し口を備えた円筒状外套と、 ii.該円筒状外套をその軸線と直交する平面に沿ってほ
ぼ等間隔の複数の乾燥空間に区画すると共にその上面に
前記被乾燥物品を載置して前記外套の円周方向に移送す
る複数の同軸的回転円盤と、 iii.前記複数の乾燥空間には、該各々乾燥空間を形成す
る円筒状外套の側壁に開口した複数の乾燥用空気吹き出
し口とをそれぞれ有し、 iv.前記回転円盤は、前記円筒状外套の上方に位置する
もの程その回転速度が早く設計されており、 v.前記乾燥用空気吹き出し口は、前記円筒状外套の系外
に設備された送風機にそれぞれ連通しており、該送風機
からの乾燥用空気をそれぞれ対応する前記乾燥用空間に
送給し得るものであり、かつ、 vi.前記乾燥空間は、前記回転円盤上にそれぞれ近接し
て設けられた被乾燥物品掬い取り板に対応して設備され
た被乾燥物品移送シュートを介して各々当該乾燥空間の
直下の乾燥空間または被乾燥物品取り出し口に連通して
いるものであること、 を特徴とする固型製剤乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1250331A JPH0765846B2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 固型製剤乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1250331A JPH0765846B2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 固型製剤乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03113276A JPH03113276A (ja) | 1991-05-14 |
JPH0765846B2 true JPH0765846B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=17206325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1250331A Expired - Fee Related JPH0765846B2 (ja) | 1989-09-26 | 1989-09-26 | 固型製剤乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0765846B2 (ja) |
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- 1989-09-26 JP JP1250331A patent/JPH0765846B2/ja not_active Expired - Fee Related
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