JPH0764138B2 - カード及び画像形成方法 - Google Patents

カード及び画像形成方法

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JPH0764138B2
JPH0764138B2 JP1255745A JP25574589A JPH0764138B2 JP H0764138 B2 JPH0764138 B2 JP H0764138B2 JP 1255745 A JP1255745 A JP 1255745A JP 25574589 A JP25574589 A JP 25574589A JP H0764138 B2 JPH0764138 B2 JP H0764138B2
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厚 木島
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は任意の情報の画像表示を可能とするカードおよ
び画像形成方法に関し、とくに偽造を困難とするカード
に関する。
<従来技術> 最近、磁気カードを中心としてクレジットカード、銀行
カード、IDカード、プリペイドカード等に見られるよう
にカードが広く利用されるようになってきており、カー
ド自体に相当な価値を有するものも出てきている。この
ため、カードの偽造、変造、改竄、不正利用といった悪
用を防止する手段として様々なセキュリティー方法が提
案され、実用にされている。
例えば、悪用防止手段としてカードに予め識別情報を保
持させるもので、目視では識別不可能な非可視情報、目
視可能であるが複製、偽造、変造、改竄を困難とする可
視情報がある。例えば前者には磁気記録層を多層化する
方法、磁気遮蔽層による磁気記録層を隠蔽する方法、或
いは光学的、電気的、磁気的に検知可能な非可視識別情
報をカード上またはカード内に設け、これをセンサーに
より検知する判別方法がある。後者は顔写真の埋設、彫
刻、転写する方法、微細・精密印刷、蛍光印刷による特
殊印刷による絵柄を複雑化する方法、またはホログラム
のような特殊加工を施す方法、磁気記録層にウオーター
マークを設ける方法などにより識別情報をカード上に設
けることにより、カードの悪用を防止してきた。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、非可視情報を設ける場合には製造の複雑
化、識別情報の判別に専用の装置を必要とし、現行のシ
ステムに変更を加えなければならないという問題を有す
る。また、可視情報は判別のための特別な装置は必要と
しないが、カード一枚毎に情報を変更することは難し
く、微細・精密印刷、蛍光印刷による特殊印刷はコスト
と偽造防止の効果に問題があり、ホログラムはコストに
問題がある。
即ち、カードを発行する上でかかるコストが最も問題と
される比較的少量発行の場合、簡単に識別でき、しかも
特別な装置を必要としない効果的な偽造防止方法が求め
られていた。
そこで本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもの
で、カードに発行者独自の識別情報を設定できるととも
に、目視による判別が可能な、偽造防止効果の高いカー
ドを提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために本発明は、 1)カードの片面もしくは両面に、金属反射層、サーモ
トロピック性を示す高分子液晶層、偏光フィルム層を順
次積層してなる表示部を有するカードであり、 2)カード上に金属反射層、サーモトロピック性を示す
高分子液晶層、偏光フィルム層を順次積層し形成せしめ
た表示部に対して、前記偏光フィルム層上から任意の文
字絵柄等の画像パターン状に一定方向に加熱・加圧印字
し、前記高分子液晶層を配向せしめ、前記表示部に画像
を形成する画像形成方法である。
<作用> 本発明では、カード上に金属反射層、高分子液晶層、偏
光フィルム層を順次積層し、表示部を形成するため、偏
光フイルム上から一定方向に加熱加圧印字することによ
り、高分子液晶層の構造を部分的に分子配向させ、任意
の絵柄の形成が可能となり、また偏光フィルムを通して
直線偏光となった白色照射光が部分的に分子配向に異方
性をもたせた高分子液晶層を透過し、楕円偏光に変わ
り、金属反射層により反射され、再度偏光フィルムを通
して透過反射光が得られる。この透過反射光は波長によ
って光の強さが異なるため、多彩な色相を有する画像が
得られ、また配向方向と分子配向された高分子液晶層と
の角度により視覚的に異なった色相の画像が得られる。
<実施例> 以下、本発明を図面の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明によるカードの部分拡大断面図を示した
もので、カード基材(2)上に金属反射層(3)、高分
子液晶層(4)、偏光フィルム(5)が順次積層したも
のであり、必要に応じて偏光フィルム(5)上に保護層
(6)を形成してもよい。
カード基材(2)は公知のカード材料として用いられて
いるものを使用することができ、例えばPET(ポリエチ
レンテレフタレート)、ポリエステル、塩化ビニル、ア
クリル等の樹脂、或いは紙等があるが、上記に挙げたも
のに限定されるものではい。
金属反射層(3)は反射性を有するものであれば、とく
に限定されるものではなく、各種金属、合金等の蒸着
膜、スパッタ膜等を用いることができる。例えば金属と
してAl,Cr,Ni,Cu,Ag等があり、また合金としてはPt−R
h、Ni−Cr等がある。
高分子液晶層(4)は80〜200℃程度の融点を有し、サ
ーモトロピック性を示すものが好ましく、例えばポリエ
ステル共重合体、ポリエーテル、ポリカーボネート、ポ
リイソシアネート、ポリグルタミン酸エステル等のサー
モトロピック性高分子材料がある。
偏光フィルム(5)はPVA延伸フィルムにヨードを吸収
させたPVA−沃素型、二色性染料型、金属または金属化
合物含有型、ポリエン型などの高分子多結晶型が考えら
れ、特にPVA−沃素型、二色性染料型フィルムが用いら
れる。
保護層(6)は必要に応じて設けることができ、透明フ
ィルム、例えばポリカーボネート、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンメタクリレート等を積層しても
よい。
カードの表面に反射層となる金属反射層(3)を既知の
蒸着手段により形成し、金属反射層(3)上に高分子液
晶層(4)となるサーモトロピック性高分子材料は、例
えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、ノズルコータ
ー法、ノズルコーター法等の既知の塗布手段により塗布
する。通常に塗布した状態では、特定の結晶構造を有し
ないランダムな分子状態に形成されている。これに偏光
フィルム(5)を第4図に示すように印字時のカードの
進行方向(12)(加熱加圧印字時の高分子液晶層の分子
配向方向と同じ)に対して配向方向(13)が一定の角度
θ(0゜〜90゜)に合わせてラミネード等により積層
し、表示部(7)を有するカード(1)が得られる。
表示部(7)は、外見上、画像を形成していない場合は
表面の偏光フィルター固有の色相を呈しており、画像を
形成した場合は偏光フィルターの中に多彩な色相を呈し
た画像が得られる。
表示部(7)はカード全面あるいは部分的に、またカー
ド両面あるいは片面に、カード上に積層あるいはカード
内に嵌合して設けることができる。
次に本発明の画像形成方法について説明する。
この表示部(7)に対しサーマルヘッドのような部分的
に加熱加圧印字手段により、印字されると前述のサーモ
トロピック性高分子材料は加熱溶融時に液晶性を示し、
さらにサーマルヘッド動きに応じて一定方向に力が加わ
るとその加熱加圧された部分に一定方向の配向が生じ
る。したがって、このサーマルヘッドにより任意の文字
・絵柄等の画像パターンを描くことが可能となる。
上記の表示部(7)を有するカードは、第2図に示すよ
うにカード(1)をサーマルヘッド(10)と圧力ローラ
ー(11)の間に通し、サーマルヘッド(10)により表示
部(7)に所定の文字・絵柄等画像パターンに対応する
ように加熱加圧印字すると、サーマルヘッドの印字方向
に、即ちカードの進行方向に加熱加圧された部分の高分
子液晶層(4)に分子配向が生じ、表示部(7)に文字
・絵柄等の画像パターンが構成される。
第3図は本発明のカードの層間、偏光フィルム(5)、
高分子液晶層(4)、金属反射層(3)との間の光路の
状態を概念的に説明した図である。このように光源
(M)より偏光フィルム(5)を通して直線偏光となっ
た白色照射光(8)が部分的に分子配向に異方性をもた
せた高分子液晶層(4)を透過し、楕円偏光に変わり、
金属蒸着層(3)により反射され、再度偏光フィルム
(5)を通して透過反射光(9)が得られる。この透過
反射光(9)は波長によって光の強さが異なるため、多
彩な色相を有する画像が得られる。また、偏光フィルム
の配向方向と分子配向された高分子液晶層との角度によ
っても見える色相が異なってくる。このような表示部
(7)を有するカードは不可逆的な画像であるため、一
旦所定の画像を形成すれば、改竄は困難であり、また判
別を視覚的な特徴に依存するため、印刷、コピーによる
偽造は不可能である。さらに高分子液晶層は美しい色調
を有するためカード全面に設ければ、より高度な美装性
を付加することも可能である。
カードは画像の形成前は共通であるため、カードの大量
の生産により、製造コストも下げることが可能となり、
カードの少量発行であっても光学的に識別可能な、所謂
IDカードを低いコストで多種発行することができる。
<発明の効果> 以上述べたように、本発明は偏光フィルム層、高分子液
晶層により視覚的な特徴をしめすため、通常の偽造手
段、例えば印刷、コピーによる偽造は困難で、かつ視覚
による特徴の判別が可能なため、真偽の判定が極めて容
易である。また、多種類のカードの発行も少量であって
も、コストを低くすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカードの部分拡大断面図であり、第2
図は本発明の画像形成方法にかかる説明図であり、第3
図は本発明のカードの層間における光路の状態を概念的
に説明した図であり、第4図は偏光フィルムの配向方向
と分子配向された高分子液晶層との角度の関係を示す説
明図である。 (1)……カード (2)……カード基材 (3)……金属反射層 (4)……高分子液晶層 (5)……偏光フィルム (6)……保護層 (7)……表示層 (8)……白色照射光 (9)……透過反射光 (10)……サーマルヘッド (11)……圧力ローラー (12)……印字時のカードの進行方向 (13)……偏光フィルムの配向方向 (M)……光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/00 9464−5D 7/24 501 7215−5D (56)参考文献 特開 昭63−98852(JP,A) 特開 昭63−51193(JP,A) 特開 昭63−129308(JP,A) 特開 昭59−111113(JP,A) 特開 昭62−175939(JP,A) 特開 平1−214492(JP,A) 実公 昭62−944(JP,Y2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カードの片面もしくは両面に、金属反射
    層、サーモトロピック性を示す高分子液晶層、偏光フィ
    ルム層を順次積層してなる表示部を有することを特徴と
    するカード。
  2. 【請求項2】カード上に金属反射層、サーモトロピック
    性を示す高分子液晶層、偏光フィルム層を順次積層し形
    成せしめた表示部に対して、前記偏光フィルム層上から
    任意の文字・絵柄等の画像パターン状に一定方向に加熱
    ・加圧印字し、前記高分子液晶層を配向せしめ、前記表
    示部に画像を形成することを特徴とする画像形成方法。
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