JPH0764096A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0764096A
JPH0764096A JP21669693A JP21669693A JPH0764096A JP H0764096 A JPH0764096 A JP H0764096A JP 21669693 A JP21669693 A JP 21669693A JP 21669693 A JP21669693 A JP 21669693A JP H0764096 A JPH0764096 A JP H0764096A
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貢祥 平田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リバースチルトによる表示品位の低下を改善
し、なおかつ開口率の高い、表示品位の向上した液晶表
示装置を提供する。 【構成】 各絵素の各液晶層領域18、19において、
液晶層領域内側部分の液晶分子33aが液晶層33の厚
み方向の電界により向きを変える方向と、液晶分子33
aの平均の配向方向を基板31面に投影した平均配向方
向にある周縁近傍部分C、Dの液晶分子33aが走査線
12(または信号線13)からの電界により向きを変え
る方向とが同一方向となるように該プレチルト方向が規
定されている。このため、平均配向方向にある周縁近傍
部分C、Dの液晶分子33aの傾きは、その液晶分子3
3aの走査線12(または信号線13)に近い端が走査
線12(または信号線13)から遠ざかる方向となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶層を挟持する一対
の基板の少なくとも一方に配線が設けられた液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)は、対向配設さ
れた一対の基板間に液晶層が設けられてなり、液晶層の
液晶分子の配向方向を変化させて光学的屈折率を変える
ことにより表示を行う構成となっている。このような液
晶分子の配向制御をするために、いわゆるTN(ツイス
トネマティック)型の液晶表示装置が主として用いられ
ている。この液晶表示装置は、液晶分子を基板にほぼ平
行に、かつ両基板の近傍において約90°ねじれるよう
に予め配向させておき、対向する2基板に各々形成され
た電極に電圧を印加して、基板に垂直な方向に電界を発
させ、液晶の誘電違方性を利用して液晶分子を電界の方
向に変移させることにより配向を変え、光学的屈折率に
変化を起こすようになっている。
【0003】図6は従来のTN型のアクティブマトリク
ス型液晶表示装置を示す平面図であり、図7はA−A′
矢視断面図である。この液晶表示装置は、図7に示すよ
うに液晶層133を間に挟んで対向配設された一対の配
線基板131、132を有する。一方(図7の下側)の
配線基板131は、図6に示すように、ガラスからなる
絶縁性基板131aの上に、走査線112および信号線
113が相互に交差する状態に配線され、走査線112
及び信号線113で囲まれた領域に絵素電極114が配
置され、走査線112と信号線113との交差部分の近
傍に非線型スイッチング素子としての薄膜トランジスタ
(以後TFTと記す)120が設けられている。TFT
120のゲート電極115は走査線112に接続され、
ソース電極116は信号線113に、ドレイン電極11
7は絵素電極114に接続されている。
【0004】他方(図7の上側)の配線基板132は、
ガラスからなる絶縁性基板132aの上に、図6の破線
の内側に開口部を有する窓開き構造の遮光膜132dが
形成され、更にその上のほぼ全面に対向電極132bが
形成されている。なお、図7において、両配線基板13
1、132で挟まれた液晶層133における液晶分子1
33aの傾きは液晶の配向方向を表している。また絵素
電極131bと液晶層133との界面および対向電極1
32bと液晶層133との界面には各々図示しない配向
膜が形成されている。
【0005】更に、両配線基板131、132の端部
は、図示しない樹脂等からなるシール部材が設けられ、
このシール部材で液晶層133が封止されている。ま
た、液晶を駆動する周辺回路等が配線基板131、13
2の少なくとも一方に実装されている。
【0006】上記液晶分子133aの基板表面に対する
傾きは、マルチドメインによるディスクリネィションラ
インの発生を防止するために付けられており、有機配向
膜を琢磨布にてラビングする方法や、無機薄膜を斜方蒸
着する方法等によって得られる。また、この傾きによ
り、液晶分子の立ち上がる方向が予め方向付けられる。
かかる構成の液晶表示装置においては、マルチドメイン
によるディスクリネィションラインの発生を防止するた
めに付けられた液晶分子133aの基板表面に対する傾
きの存在により、電界を印加した状態で液晶表示装置を
見る角度によってコントラストが変化するという現象が
生じる。ここで、図7の左方向から見た場合(細長い液
晶分子の両端のうち基板131から遠ざかる方向の端が
ある方向(以下、これを傾き方向という)から液晶分子
を見た場合)を正視角方向、その逆方向から見た場合を
逆視角方向と呼ぶ。また、図6の液晶表示装置を紙面に
垂直方向から見たときの上側を12時として、正視角方
向の向きにより12時視角(正視角方向が上側)・6時
視角(正視角方向が下側)と呼ぶ。すなわち、液晶分子
の前記傾き方向と視角方向とは同意となる。この視角方
向は、ラビング等の液晶の配向を規定する処理において
任意に決めることができ、12時と6時には限らない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の液晶
表示装置は、絵素電極114の内側部分に相当する液晶
層部分では、本来の基板に垂直方向のみの電界が付与さ
れ、液晶に発生するトルクはプレティルト角によって方
向付けられた方向となる。しかし、図7に示すように、
配線基板131に形成された絵素電極114の周縁近傍
部分においては、信号線113または走査線112によ
る電界が液晶層133に印加されることにより、プレチ
ルト角によって方向付けられた方向とは反対方向の電気
力線が発生し、その結果、絵素の外周部の一部にリバー
スチルトと呼ばれる液晶の配向乱れが生じて、表示品位
が著しく低下することとなる。
【0008】従来より、このリバースチルトによる表示
品位の低下を隠すために、上述した遮光膜132dを設
けてきたが、リバースチルトによる表示品位の低下は絵
素電極131b内の広い面積にわたって発生するため、
遮光膜132dの開口部を狭くする必要があった。この
ために、実際に表示に寄与する開口部の全体に対する面
積率、つまり開口率を著しく低下させる結果となった。
また、開口率の低下は、表示品位の低下ばかりでなく、
バックライト等の消費電力の増加といった問題も引き起
こすため、開口率は高いほど良い。
【0009】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、リバースチルトによる表
示品位の低下を改善し、なおかつ開口率の高い、表示品
位の向上した液晶表示装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【問題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、液晶層を挟持する一対の基板の少なくとも一方に配
線が設けられ、絵素がマトリクス状に配されている液晶
表示装置において、該液晶層の厚み方向中央付近におけ
る液晶分子の平均の配向方向を該基板に投影した平均配
向方向に、プレチルト方向の異なる2以上の液晶層領域
が各絵素毎に形成され、かつ、各絵素の各液晶層領域に
おいて、液晶層領域の内側部分の液晶分子が液晶層の厚
み方向の電界により向きを変える方向と、液晶層領域の
周縁近傍部分のうち該平均配向方向にある箇所の液晶分
子が該配線からの電界により向きを変える方向とが同一
方向となるように該プレチルト方向が規定されているの
で、そのことにより上記目的が達成される。
【0011】この液晶表示装置において、前記平均配向
方向以外の方向においても、各絵素の各液晶層領域にお
いて、液晶層領域の内側部分の液晶分子が液晶層の厚み
方向の電界により向きを変える方向と、液晶層領域の周
縁近傍部分のうち該平均配向方向以外の該当する方向に
ある箇所の液晶分子が該配線からの電界により向きを変
える方向とが、同一方向となるように該プレチルト方向
が規定されている構成とすることができる。その構成
は、前記プレチルト方向の異なる2以上の液晶層領域
が、前記平均配向方向と交差する方向に延びた線で分割
されて形成されることによりなされる。その線として
は、略々矩形状をした前記絵素の対角線を使用すること
ができる。
【0012】
【作用】本発明によると、各絵素の各液晶層領域におい
て、液晶層領域の内側部分の液晶分子が液晶層の厚み方
向の電界により向きを変える方向と、液晶層領域の周縁
近傍部分のうち該平均配向方向にある箇所の液晶分子が
該配線からの電界により向きを変える方向とが同一方向
となるように該プレチルト方向が規定されている。この
ため、配線を有する基板に接した液晶分子の平均の配向
方向を該基板面に投影した平均配向方向にある周縁近傍
部分の液晶分子の傾きは、その液晶分子の配線に近い端
が配線から遠ざかる方向となる。その結果、配線から印
加される電界の電気力線と周縁近傍部分の液晶分子の傾
きが一致し、リバースチルトの発生が抑制されることと
なる。
【0013】また、平均配向方向以外の方向においても
同様にすると、平均配向方向にある周縁近傍部分だけで
なく、平均配向方向以外の方向にある周縁近傍部分の液
晶分子も、その周縁近傍部分に近い配線から印加される
電界の電気力線と液晶分子の傾きが一致し、リバースチ
ルトの発生が絵素の周辺のほぼ全域において抑制される
こととなる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を具体的に説明する。
【0015】(実施例1)図1は、本発明を適用したア
クティブマトリクス型液晶表示装置を示す平面図であ
り、図2は図1のA−A′矢視断面図である。この液晶
表示装置は、液晶層33を挟むアクティブマトリクス基
板31および対向基板32を有する。アクティブマトリ
クス基板31は、ガラスからなる絶縁性基板31aの上
に、走査線12および信号線13が相互に交差する状態
に配線され、走査線12および信号線13で囲まれた領
域に絵素電極14が配設されている。また、走査線12
と信号線13との交差部の近傍に、スイッチング素子と
してのTFT20が形成されている。このTFT20
は、絵素電極14を挟む2つの走査線12、12の一方
側に形成され、信号線13から絵素電極14に向けて分
岐されたソース電極16と、絵素電極14からソース電
極16に向けて分岐されたドレイン電極17とを有す
る。また、ソース電極16とドレイン電極17との下方
に位置し、走査線12から分岐されたゲート電極15を
有する。なお、本実施例ではTFT20としてアモルフ
ァスシリコンTFTを使用した。
【0016】上記走査線12、信号線13またはTFT
20などの上には、両基板31、32間の短絡、配線間
の短絡を防ぐために図示していない絶縁膜が形成され
る。この絶縁膜は絵素部分に窓開き構造にすることも可
能である。また、上記絵素電極14と対向させて付加容
量電極(図示せず)を設けて、液晶に印加される電圧を
補助的に蓄える付加容量を形成してもよい。
【0017】かかるアクティブマトリクス基板31に対
向配設される対向基板32は、ガラスからなる絶縁性基
板32aの上に、図1の破線の内側に開口部を有する窓
開き構造の遮光膜32dが形成され、更にその上のほぼ
全面に対向電極32bが形成されている。また、両基板
31、32で挟まれた液晶層33は、1絵素内にプレチ
ルト方向の異なる2つの液晶層領域18、19が形成さ
れている。なお、図2において、液晶分子33aの傾き
方向は液晶の配向方向を表している。また絵素電極14
と液晶層33との界面および対向電極32bと液晶層3
3との界面には各々図示しない配向膜が形成されてい
る。
【0018】更に、両基板31、32の端部は、図示し
ない樹脂等からなるシール部材が設けられ、このシール
部材で液晶層33が封止されている。また、液晶を駆動
する周辺回路等が基板31、32の少なくとも一方に実
装されている。なお、カラー表示を行う場合には、カラ
ーフィルタを設けた構成とすることができる。
【0019】かかる構成の液晶表示装置に製造は、例え
ば以下の工程により行うことができる。走査線12、信
号線13、TFT20および配向膜などを有するアクテ
ィブマトリクス基板31を形成する工程、遮光膜32
d、対向電極32bおよび配向膜などを有する対向基板
32を形成する工程、両基板31、32に形成した該配
向膜にラビング処理を行う工程、両基板31、32を貼
り合わせる工程、および両基板31、32間へ液晶を注
入して液晶層33を形成する工程を行い、最後に周辺回
路等を実装することにより、液晶表示装置が完成する。
【0020】これらの工程のいくつかの工程で、各絵素
内に、プレチルト方向の異なる2つの液晶層領域18、
19を形成する。1絵素内の2つの液晶層領域18、1
9は、液晶層33の厚み方向中央付近における液晶分子
33aの平均の配向方向を基板31(または32)に投
影した平均配向方向に沿って設けられている。かかる2
つの液晶層領域18、19の形成は、本実施例ではポリ
イミドよりなる配向膜を形成した後、任意の工程で配向
膜を2分する一方の部分に紫外線を照射することにより
行った。具体的には、アクティブマトリクス基板31の
液晶層領域19に相当する配向膜部分と、対向基板32
の液晶層領域18に相当する配向膜部分とに紫外線を照
射した。
【0021】かかる紫外線照射が行われた配向膜部分に
接する液晶分子のプレチルト角は低下する。このため、
アクティブマトリクス基板31の液晶層領域19におけ
る液晶分子のプレチルト角は低く、液晶層領域18にお
ける液晶分子のプレチルト角は高くなる。また、対向基
板32の液晶層領域18における液晶分子のプレチルト
角は低く、液晶層領域19における液晶分子のプレチル
ト角は高くなる。このとき、相対向する基板31、32
の配向膜に接する液晶分子のプレチルト角は、高い方の
配向規制力に従って決まる。
【0022】ここで、図2において、基板31、32に
接している斜線が各基板に接している液晶分子の傾きと
方向とを、楕円形が液晶分子の平均の傾きをそれぞれ模
式的に表しており、電界が印加された場合には液晶分子
が垂直方向に立ち上がる。破線は、走査線12より絵素
の端の部分に印加される電気力線を示した。
【0023】上述のごとく、液晶分子のプレチルト角
は、高い方の配向規制力に従って決まるため、液晶層領
域18では、液晶層33の厚み方向中央付近の液晶分子
は6時視角の状態に傾き、液晶層領域19では、逆方向
の12時視角の状態に傾むくことになる。よって、液晶
層領域18と19とにおいて、液晶分子の平均の配向方
向を基板面に投影した平均配向方向にある、液晶層領域
周縁近傍の周縁近傍部分C、D(図1参照)の液晶分子
は、図2に示すように、走査線12に近い方の端が走査
線12より遠ざかる方向に傾いた状態に形成される。ま
た、液晶層領域18の右辺側の周縁近傍部分eと液晶層
領域19の左辺側の周縁近傍部分fにおいては、基板3
1に近い部分の液晶分子が、周縁近傍部分C、Dにおけ
る液晶層厚み方向中央付近の液晶分子の向く方向に対し
てほぼ45゜傾いているので、信号線13に対して上記
とほぼ同様の状態となる。その結果、周縁近傍部分C、
Dにおける液晶分子の傾きと走査線12より印加される
電界の電気力線とが一致し、周縁近傍部分e、fにおけ
る液晶分子の傾きと信号線13より印加される電界の電
気力線とがほぼ一致し、リバースチルトの発生を抑制で
きる。また、本実施例においては、1絵素内に6時と1
2時の両方向の視角特性が形成されているので、表示特
性の観察角度による表示品位の低下を抑制することがで
きる。なお、前記配向規制力をコントロールすることに
より、液晶の立上がり方向を任意に制御することができ
る。
【0024】なお、上記液晶層領域18と19とは等面
積である必要はなく、図3および図4(図3のA−A′
矢視断面図)に示すように絵素電極14の端の部分のみ
に液晶層領域19を形成し、残りの広い部分に液晶層領
域18を形成してもよい。また、絵素電極14の端以外
の部分にさらに別の異なる配向を持つ領域を形成しても
よい。
【0025】(実施例2)本発明の別の実施例を以下に
説明する。本実施例2はリバースチルトの発生をより完
全に防止する場合である。
【0026】図5は、本実施例2に係る液晶表示装置を
示す平面図である。この液晶表示装置においては、アク
ティブマトリクス基板31に形成された絵素電極14の
平均配向方向における液晶層領域18、19の周縁近傍
部分C、Dについて、液晶分子が走査線12に近い端を
走査線12より遠ざかる方向に傾いた状態に形成する。
加えて、それ以外の方向における液晶層領域18、19
の周縁近傍部分E、Fにおいても、液晶分子が信号線1
3に近い端を信号線13より遠ざかる方向に傾いた状態
に形成する。
【0027】すなわち、液晶層領域18、19は、略々
矩形状をした絵素電極14の角を結ぶ2つの対角線のう
ち、TFT20の近傍を通らない方の対角線にて分割さ
れるように形成する。
【0028】本実施例による場合には、リバースチルト
の発生を抑制できる周縁近傍部分E、Fが、実施例1の
場合の周縁近傍部分e、fよりも長くなると共に、リバ
ースチルトの発生を抑制できない部分が無くなることと
なる。したがって、絵素電極14の全外周部において、
より完全にリバースチルトの発生を抑制できる。ただ
し、本実施例に係る図5においては、液晶層領域18と
19との境界がTFT20と交わるため、完全に対角線
とはならないが、TFT20部分には元々光による電気
特性の劣化を防ぐために遮光膜32dで覆われるため、
この部分でリバースチルトが発生しても隠蔽される。
【0029】なお、本実施例2では対角線により液晶層
領域18と19とを分割しているが、本発明はこれに限
らず、その対角線に対して時計方向または反時計方向に
傾いた線にて液晶層領域18と19とを分割してもよ
い。
【0030】上記説明では配向膜材料としてポリイミド
よりなる配向膜を用いたが、光照射によりプレチルト角
の変化する材料ならば任意のものを使用でき、材料によ
り最適の照射波長等を選べば良い。またレーザを用いれ
ばより効率的に制御できる。また、配向制御法としては
公知の他の方法を用いてもよく、例えば無機質膜に対し
て斜方蒸着を施してラビング処理を行う方式や、無機質
膜に対して部分的にマスクをしてフォトリソグラフィー
を使用することによりラビング処理を行う方式によって
本構造を達成することも可能である。
【0031】上記説明ではアクティブマトリクス型液晶
表示装置に対して適用しているが、本発明はこれに限ら
ず、単純マトリクス型液晶表示装置に対しも適用するこ
とができる。この場合には、対向する一対の基板の各々
に、各基板において相互に交差するように形成したスト
ライプ状の電極が交差する部分が絵素となり、その絵素
の周縁近傍部分において生じるリバースチルトの発生を
防止できる。
【0032】更に、本発明は、TN型に限らず、任意の
モードの液晶表示装置に対し、リバースチルトの発生を
防止する対策として適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、配線により印加される
電界の電気力線と、配線に近い液晶分子の傾きとが一致
し、リバースチルトの発生を抑制できる。また、1絵素
内に複数の視角方向の異なる液晶層領域を有するので、
視角特性を改善できる。更に、リバースチルトによる表
示不良を隠蔽するための遮光膜における遮光部の面積を
小さくできるため、液晶表示装置の開口率を高めること
ができ、バックライト等の消費電力を減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したアクティブマトリクス型液晶
表示装置を示す平面図。
【図2】図1のA−A’矢視断面図。
【図3】本発明を適用したアクティブマトリクス型液晶
表示装置の別の実施例を示す平面図。
【図4】図3のA−A’矢視断面図。
【図5】本発明を適用したアクティブマトリクス型液晶
表示装置の更に別の実施例を示す平面図。
【図6】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置例
を示す平面図。
【図7】図6のA−A’矢視断面図。
【符号の説明】
12 走査線 13 信号線 14 絵素電極 15 ゲート電極 16 ソース電極 17 ドレイン電極 18 液晶層領域 19 液晶層領域 20 TFT 31 アクティブマトリクス基板 31a 絶縁性基板 32 対向基板 32a 絶縁性基板 32b 対向電極 32d 遮光膜 33 液晶層 33a 液晶分子 C 周縁近傍部分 D 周縁近傍部分 E 周縁近傍部分 F 周縁近傍部分 e 周縁近傍部分 f 周縁近傍部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶層を挟持する一対の基板の少なくと
    も一方に配線が設けられ、絵素がマトリクス状に配され
    ている液晶表示装置において、 該液晶層の厚み方向中央付近における液晶分子の平均の
    配向方向を該基板に投影した平均配向方向に、プレチル
    ト方向の異なる2以上の液晶層領域が各絵素毎に形成さ
    れ、かつ、各絵素の各液晶層領域において、液晶層領域
    の内側部分の液晶分子が液晶層の厚み方向の電界により
    向きを変える方向と、液晶層領域の周縁近傍部分のうち
    該平均配向方向にある箇所の液晶分子が該配線からの電
    界により向きを変える方向とが同一方向となるように該
    プレチルト方向が規定されている液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記平均配向方向以外の方向において
    も、各絵素の各液晶層領域において、液晶層領域の内側
    部分の液晶分子が液晶層の厚み方向の電界により向きを
    変える方向と、液晶層領域の周縁近傍部分のうち該平均
    配向方向以外の該当する方向にある箇所の液晶分子が該
    配線からの電界により向きを変える方向とが、同一方向
    となるように該プレチルト方向が規定されている請求項
    1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記プレチルト方向の異なる2以上の液
    晶層領域が、前記平均配向方向と交差する方向に延びた
    線で分割されて形成されている請求項2に記載の液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記線が、略々矩形状をした前記絵素の
    対角線である請求項3に記載の液晶表示装置。
JP21669693A 1993-07-30 1993-08-31 液晶表示装置 Expired - Fee Related JP2955161B2 (ja)

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