JPH076399A - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JPH076399A
JPH076399A JP5140694A JP14069493A JPH076399A JP H076399 A JPH076399 A JP H076399A JP 5140694 A JP5140694 A JP 5140694A JP 14069493 A JP14069493 A JP 14069493A JP H076399 A JPH076399 A JP H076399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beams
light
recording
power level
optical
Prior art date
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Pending
Application number
JP5140694A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Tsujioka
強 辻岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5140694A priority Critical patent/JPH076399A/ja
Publication of JPH076399A publication Critical patent/JPH076399A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超低パワーの光による再生方式を実現するた
めの装置、特に媒体に照射する光のパワーを記録光のパ
ワーレベル(mW以上)、あるいは超低パワーレベル
(nW〜μW)のどちらの場合でも安定にレーザ強度を
制御できる記録再生装置を提供する。 【構成】 光記録再生用光源12と、該光源12の放射
ビーム101を略1対1の強度比でもって2つのビーム
102、103へと分割するビーム分割手段1と、前記
2つのビーム102、103の少なくとも一方に調整可
能な位相差を付与する位相制御手段3と、この位相制御
手段3により位相を制御されたビーム同士あるいは位相
を制御されたビームと制御されなかったビームとを再び
合成し且つこれら双方のビームを相互に干渉させるビー
ム合成手段5と、該ビーム合成手段5によって合成され
たビームを光記録媒体7上に集光する光学的手段6とよ
りなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフォトンモードで記録・
再生が行なえる光記録媒体の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】次世代の光記録技術としてフォトンモー
ドで反応するフォトクロミック材料を光記録媒体へと応
用するための研究が活発になされている。斯かるフォト
クロミック材料は特定は腸の光を照射すると光化学反応
によって分子構造が変化し、それに伴って吸収率等の光
学特性も変化し、また別波長の光照射により元の分子構
造に戻るといった性質を有している。
【0003】このように光化学反応で記録が行われる記
録技術は従来の相変化型光磁気型等の熱による記録(ヒ
ートモード記録)と区別するためにフォトンモード記録
技術と呼ばれている。
【0004】斯かるフォトンモード記録では、光の有す
る波長・偏光の自由度を生かして多重記録を行うことに
より高密度記録が可能になる。
【0005】また記録に熱が関与しないので高解像性を
有し、マークエッジ記録を適用した高密度記録にも適し
ているといえる。
【0006】ところでフォトンモード記録では記録エネ
ルギに閾値がないため、吸収変化が検出できるような波
長の再生光を繰り返し照射することで記録情報が破壊さ
れ、再生出力が低下してくるといった問題が存在してい
た。
【0007】この問題点に対して本発明者は先に特願平
4−199990号の明細書において超低パワーの光に
よる再生方式を用いた解決手段を提案した。同明細書に
おいて、超低パワーの光による再生方式は、波長・偏光
多重記録やマークエッジ記録に容易に適用可能であり、
また再生劣化を防ぐための特別な材料開発を行う必要が
ない等の種々のメリットを有するが、再生光のパワーを
超低パワーレベル(nW〜μW)に安定に保つことは通
常の半導体レーザを注入電流を下げて用いる限り困難で
あるという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の超低パワーの光による再生方式を実現するための装
置、特に媒体に照射する光のパワーを記録光のパワーレ
ベル(mW以上)、あるいは超低パワーレベル(nW〜
μW)のどちらの場合でも安定にレーザ強度を制御でき
る記録再生装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光記録再生用
光源と、該光源の放射ビームを略1対1の強度比でもっ
て2つのビームへと分割するビーム分割手段と、前記2
つのビームの少なくとも一方に調整可能な位相差を付与
する位相制御手段と、この位相制御手段により位相を制
御されたビーム同士あるいは位相を制御されたビームと
制御されなかったビームとを再び合成し且つこれら双方
のビームを相互に干渉させるビーム合成手段と、該ビー
ム合成手段によって合成されたビームを光記録媒体上に
集光する光学的手段とよりなる。
【0010】
【作用】上記の構成における作用について図2を用いて
説明する。同図において記録系では、光源からの放射ビ
ーム(平行光)101は例えばレーザ発振における閾値
よりも十分高い注入電流により駆動された半導体レーザ
からの放射光であり、十分に安定なものであるとする。
【0011】前記放射ビーム101はビーム分割手段と
してのハーフミラー1によって同一強度の2つのビーム
に102及び103へと分割される。これら分割された
ビーム102及び103は数1のような振幅強度A
102 、A103 を有するものとする。
【0012】
【数1】
【0013】前記ビーム102はミラー4で反射されて
ハーフミラー5へと入射し、ビーム103はミラー2で
反射されてやはりハーフミラー5へと入射し、反射後の
これらのビーム102、103は偏光面が一致した状態
で該ハーフミラー5で合成され、合成されたビームの一
部105は光学的手段としての対物レンズ6によって光
記録媒体7へと集光され、また残りの一部106は系外
へ放出される。
【0014】このとき前記ビーム104が位相制御手段
としての位相制御用素子3によって位相変位φだけ前記
ビーム102に対してずれているとすれば、ハーフミラ
ー5からの出射ビーム105の光パワーP105 は数2に
よって与えられる。
【0015】
【数2】
【0016】一方前記ビーム106の光パワーP106
前記ハーフミラー5による合成前の2つのビームの振幅
強度の和(2A0 2)が前記ビーム105及びビーム10
6の光パワーの和に等しいというエネルギー保存の法則
により、
【0017】
【数3】
【0018】が得られる。
【0019】このことは位相制御用素子3により位相φ
を調整することにより、ビーム105の光パワーP105
を最大2A0 2まで強く(逆にP106 は弱くなる)した
り、最小0にまで弱く(逆にP106 は強くなる)したり
できることを示している。
【0020】従ってフォトクロミック媒体に記録を行う
時はP105 を強くし、超低パワー再生を行う時にはP
105 を弱くすることが容易にできることになる。この場
合光源からの出力ビーム101は閾値よりも十分高いパ
ワーレベルなので十分安定な注入領域で使用できる。
【0021】
【実施例】以下本発明の光記録再生装置をその一実施例
について図2に基づき詳細に説明する。尚図2において
先の作用の項で説明した図1の構成と同一要素には同一
符号を節、詳細な説明は割愛する。
【0022】図2において本実施例の光記録再生装置が
再生モードで動作する時は、半導体レーザ12がレーザ
発振の閾値よりも高いレベルの注入電流により強度が一
定のレーザビームを放射し、コリメートレンズ11によ
り平行ビーム101へと整形される。
【0023】前述の作用の項で説明したように、略1対
1の振幅強度比で第1ビーム102及び第2ビーム10
3へ分割するハーフミラー1と、その一方の第2ビーム
103に調整可能な位相差を与えるミラー2及び位相制
御用素子(圧電素子)3と、これら前記第1ビーム10
2と第2ビーム103に位相差が与えられて得られたビ
ーム104を合成し且つ相互に干渉させるためのハーフ
ミラー5とを有する光学系とによって、前記ビーム10
1は超低パワーレベルにまで減衰させられたビーム10
5となり、偏光ビームスプリッタ9をP波で透過し、λ
/4板8により円偏光へと変換されて、光学的手段とし
ての対物レンズ系6によりフォトクロミック光記録媒体
7へと集光される。
【0024】こうして記録媒体7に記録された情報に応
じて強度変調された反射光は、再びレンズ6、λ/4板
8を通過し、偏光ビームスプリッタ9にS波で入射し
て、その後光検出器10側へと反射され、該光検出器1
0により光電変換され、再生出力を得る。
【0025】この時前記光検出器10は光電流の自己増
幅機能を有するものを使用し、該光検出器10に入射す
る光量に応じてその増幅率を決定することが望ましい。
【0026】また上記の構成では通常用いられるフォー
カストラッキングサーボ系の各構成は明示してはいない
が記録再生装置としては当然斯かるサーボ系を含んでい
ることは言うまでもない。
【0027】次に上記構成の装置を記録モードで動作す
る場合について説明する。記録モード時には前記ビーム
105は比較的高いパワーを有し、且つ記録信号に応じ
た強度変調を受けている必要があるが、本実施例の場合
にはこれを実現するために2つの方法が採れる。
【0028】その一つは通常行われるように半導体レー
ザ12への注入電流自体を記録信号に応じて変化させる
方法で、該レーザ12からの放射光101の強度自体が
変調されたものとなる。この場合ハーフミラー5による
ビーム102、104の干渉効果によって、ビーム10
5の平均強度が大きくなるように位相制御用素子3を制
御し、前記ビーム104の位相を調整する。
【0029】もう一つの方法は半導体レーザ12の放射
光101を高パワー一定値とした上で、記録信号によっ
て位相制御用素子3を駆動し、ビーム104の位相を変
調するもので、この場合はハーフミラー5による合成及
び干渉の結果、ビーム105が記録信号に応じて強度変
調されることになる。
【0030】上記2つの方法において、位相制御用素子
3の制御はその他の構成要素と独立に行っても良いし、
ビーム106の強度を別の光検出器でモニターし位相制
御用素子3の制御にフィードバックをかけたり、あるい
は前記光検出器10の出力を位相制御用素子3の制御の
フィードバックに用いても良い。このようにフィードバ
ックをかける方法の方がより高精度に制御ができるので
望ましい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明の如く本発明によれば、再生
用の光が超低パワーレベル(nW〜μW)でも安定にレ
ーザ強度を制御できるフォトクロミック光記録媒体の記
録再生装置が得られる効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を説明する基本構成ブロック図で
ある
【図2】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【符号の説明】 1、5 ハーフミラー 2、4 ミラー 3 位相制御用素子 6 対物レンズ 7 光記録媒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録再生用光源と、該光源の放射ビー
    ムを略1対1の強度比でもって2つのビームへと分割す
    るビーム分割手段と、前記2つのビームの少なくとも一
    方に調整可能な位相差を付与する位相制御手段と、この
    位相制御手段により位相を制御されたビーム同士あるい
    は位相を制御されたビームと制御されなかったビームと
    を再び合成し且つこれら双方のビームを相互に干渉させ
    るビーム合成手段と、該ビーム合成手段によって合成さ
    れたビームを光記録媒体上に集光する光学的手段とより
    なる光記録再生装置。
JP5140694A 1993-06-11 1993-06-11 光記録再生装置 Pending JPH076399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5140694A JPH076399A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 光記録再生装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5140694A JPH076399A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 光記録再生装置

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Publication Number Publication Date
JPH076399A true JPH076399A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15274579

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JP5140694A Pending JPH076399A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 光記録再生装置

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