JPH0763664A - はんだ濡れ性試験方法およびその装置 - Google Patents

はんだ濡れ性試験方法およびその装置

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JPH0763664A
JPH0763664A JP13196294A JP13196294A JPH0763664A JP H0763664 A JPH0763664 A JP H0763664A JP 13196294 A JP13196294 A JP 13196294A JP 13196294 A JP13196294 A JP 13196294A JP H0763664 A JPH0763664 A JP H0763664A
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sample
temperature
wettability
spread
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JP13196294A
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English (en)
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Hideyoshi Shimokawa
英恵 下川
Tasao Soga
太佐男 曽我
Akihiko Ishikawa
昭彦 石川
Masaaki Asano
匡昭 浅野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低融点金属でめっきされた試料や、電子回路部
品のリード部のように微小サイズの試料について、はん
だ濡れ性を試験する方法を提供する。 【構成】試料のはんだ濡れ性を試験する方法であって、
試料上に固体の状態のはんだを載せて、試料およびはん
だを加熱し、はんだを融解させ、融液が試料上を拡がり
始める温度a、b、c、dを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はんだ濡れ性の試験方
法及び試験装置に係わり、特に、電子回路基板に搭載さ
れる小型電子部品の接続用端子や基板パッド等、微小部
分のはんだ濡れ性を試験する方法及び試験装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子回路基板や電子回路部品等のはんだ
付け部位について、はんだ濡れ特性を試験することは、
はんだ付け工程の温度や時間を定めるために、さらに
は、製品の信頼性を高めるために重要である。従来、は
んだ濡れ性の試験方法として、試料上ではんだボールを
溶融し、はんだの拡がり面積を測定する試験方法(濡れ
拡がり法)や、試料をはんだ槽に浸漬させたときに試料
に加わる力を測定するメニスコグラフ法等が知られてい
る。メニスコグラフ法は、”電子材料のはんだ付技術
−その科学と技術−”大澤 直 著、工業調査会、p2
93〜p300に記載されている。
【0003】実際の電子回路基板等の製造工程では、部
品を短時間ではんだ付けすることが要求されており、部
品リード部等のはんだ付け部について、初期の濡れ拡が
り速度等の動的な濡れ特性を試験することが必要であ
る。そこで濡れ拡がり法においては、特開平5−126
715号公報のように、平衡時のはんだの拡がり面積の
みならず、拡がり面積の経時変化を測定し、銅板等のは
んだ濡れ特性について試験する試みもなされている。
【0004】後者のメニスコグラフ法では、試料をはん
だ槽に浸漬させたときに試料に加わる力を基にして、動
的な濡れ特性を試験することができるが、試料に加わる
力は試料の大きさに依存するため、比較が難しいという
問題があった。また、基板上に形成された基板パッドに
ついても、メニスコグラフ法では評価する必要のない基
板の部分まではんだに濡れてしまうため、基板パッドの
はんだ濡れ特性を簡単には試験できなかった。
【0005】メニスコグラフ法を微小部品のリード部の
濡れ性試験に応用した例として、サーキット・ワール
ド、16(1989年)第24頁から32頁(Circuit
World,16(1989)pp24−32)に記載されて
いるような、各種部品にあった専用治具を作製し、これ
を用いて濡れ性を試験する方法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の濡れ拡がり法
は、電子部品の接続端子や基板上のパッドが、銅などの
ようにはんだよりも高い融点の材料からなっている場合
には、はんだの拡がり方を観測しやすい。しかしなが
ら、各種電子部品の電気的接続端子や基板上のパッド
は、はんだ濡れ性を向上させるために、SnやSn−P
b合金等の低融点金属によって被覆されていることが多
い。これらの材質は、検出に用いるはんだボールの融点
近傍で溶融するため、溶融後のはんだの拡がり面積を測
定しにくく、濡れ拡がり法で、はんだの拡がり面積変化
と表面状態との間の相関を得にくいという問題があっ
た。
【0007】また、メニスコグラフ法で電子部品の接続
端子や基板上のパッドなどの微小なもののはんだ濡れ性
を試験するためには、上述したように部品の種類が異な
る毎に治具を作製しなければならず、汎用的に使う事が
できないという問題があった。
【0008】また、メニスコグラフ法は、試料の大きさ
に対して無限に近い量のはんだの融液を溜めたはんだ槽
に浸漬する方法のため、浸漬はんだ付け法に近い条件で
はんだ濡れ性を試験する。しかし、現在の主流であるリ
フローはんだ付け法は、はんだ量が限られた条件ではん
だ付けを行う。そのため、メニスコグラフ法は、リフロ
ーはんだ付けに対して適切な試験法とはいえない。
【0009】本発明の目的は、超小形電子部品等のよう
に微小なはんだ付け部位や、低融点金属で被覆された部
位のはんだ濡れ特性を試験することのできる方法および
そのための装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第一の態様によれば、試料のはんだ濡れ性
を試験する方法であって、試料上に固体の状態のはんだ
を載せて、試料およびはんだを加熱し、はんだを融解さ
せ、融液が試料上を拡がり始めるまでの時間、または温
度を検出する方法が提供される。
【0011】上記目的を達成するために、本発明の第二
の態様によれば、試料のはんだ濡れ性を試験する方法で
あって、試料上に固体の状態のはんだを載せて、試料お
よびはんだを加熱し、予め定めた時点から、はんだの拡
がり面積が予め定めた面積に達する時点までの時間、ま
たははんだの拡がり速度を試験する方法が提供される。
【0012】
【作用】試料に固体のはんだを載せて、これらを加熱し
たときの、はんだの濡れ拡がり挙動は、試料の材質や表
面清浄度、表面の酸化膜の厚さ、フラックスの種類、量
及び雰囲気等により影響を受ける。従って、はんだの融
液の試料上の拡がり面積の違いが、試料のはんだに対す
る濡れ性の違いを表していることになる。
【0013】従来、試料表面が低融点金属でめっきされ
ていない試料の場合には、はんだが試料上を拡がる速さ
を試験することによって、はんだの濡れ性を試験するこ
とができた。しかしながら、試料が低融点金属でめっき
されている場合には、はんだの拡がる速度ではんだの濡
れ性を試験することはできなかった。また、試料が低融
点金属でめっきされている場合、はんだの融点と試料の
めっき膜の融点とが近くはんだ融液の輪郭がはっきりせ
ず、はんだ融液の面積を求めることも困難であった。
【0014】発明者等は、実験から、低融点の金属(例
えばSn−Pb合金)めっきされた試料及びめっきされ
ていない銅板試料上でのはんだの拡がりモデルを推測し
て、図4に示した。はんだの拡がり過程は拡がり始め時
点を境いに2つの段階、ステップ1、ステップ2に分け
ることができる。Sn−Pbめっきされた試料、及び銅
板試料上にSn−Pb共晶はんだボールを置いて加熱し
た場合、温度が上昇してはんだボールが融点に達し溶融
しても、試料およびはんだの表面は、酸化膜で覆われて
いるため、すぐにはんだが拡がることはできない。しか
し、フラックスの還元作用により酸化膜が除去されて、
清浄な金属同士が接触すると、はんだが拡がり始める。
ここまでが、ステップ1とする。
【0015】はんだが試料上を拡がり始める温度は、試
料によって異なる。これは、清浄な金属同士が接触する
までの時間の違いを示していて、試料表面の表面酸化膜
厚に依存する値といえる。従って、ステップ1におい
て、Sn−Pbめっき試料と銅板試料は同じ挙動を示
す。
【0016】しかし、清浄な金属同士が接触した後(ス
テップ2)においては、Sn−Pbめっき試料の場合に
は、拡がり速さは酸化膜厚に依存しないものとなる。こ
れは、Sn−Pbめっき試料と溶融はんだの接触部にお
いて、めっき中のSn、Pbが溶融はんだに溶け込む作
用が強いので、フラックスによって表面の酸化膜が還元
されなくても、酸化膜の下をはんだが潜って拡がること
ができるためと考えられる。反対に銅板試料の場合に
は、溶融はんだ中に銅が溶け込む速さは、Sn−Pbめ
っき試料の場合より極端に遅いので、溶融したはんだ
は、銅の酸化膜の下を拡がることはできず、フラックス
が酸化膜を還元した部分に拡がっていく。従って、銅板
試料においてはんだの拡がり速さは、表面酸化膜に依存
するものとなる。
【0017】以上のように、Sn−Pbめっき試料とめ
っきされていない銅板試料とでは、はんだの拡がり挙動
が異なり、めっき試料の場合には、従来のようにはんだ
の拡がり速さ(図4のステップ2)を試験するのみで
は、試料の表面状態の違いを試験できない。よって、ス
テップ1のはんだが拡がり始めるまでの挙動も含めて試
験する必要がある。
【0018】本発明の第一の態様では、はんだの融液が
試料上を拡がり始めるまでの時間、または温度を試験す
ることによって、上述のステップ1の挙動をふくめたは
んだ濡れ性の試験を行う。これにより、めっきされた試
料のはんだ濡れ性の試験を可能にする。また、第二の態
様として、はんだが融解して拡がり試料上を拡がり始め
る前のあらかじめ定めた時点から、拡がり始めた後のあ
らかじめ定めた時点までの時間、またははんだの拡がり
速度を試験することにより、上述のステップ1のはんだ
の挙動を含めたはんだ濡れ性の試験を行う。これによ
り、めっきされた試料のはんだ濡れ性を試験することを
可能にする。
【0019】また、これらの方法は、試料上に載せたは
んだの拡がりの挙動を試験する方法であるため、メニス
コグラフ法のようなはんだ浴は必要ない。よって、微小
な試料について容易に試験が行えるとともに、試験条件
がリフローはんだ付けのプロセスに近く、リフローはん
だ付けを行う試料のはんだ濡れ性を試験するのに適して
いる。
【0020】
【実施例】
(実施例1)本発明の第1の実施例について説明する。
【0021】本実施例では、Snめっきを施した銅板を
酸洗浄した試料と、Snめっきを施した銅板を酸洗浄し
た後130℃で60分、1日、20日間それぞれ放置し
た試料の計4種類の試料を用意し、これらの試料のはん
だ濡れ性を試験した。Snめっき厚は約10μmであ
る。
【0022】はんだ濡れ性の試験は、以下の2つの方法
によって行った。ひとつの方法は、はんだボ−ルが融解
した後、試料上に拡がり始める温度を測定することであ
る。他のひとつの方法は、温度がはんだの融点に達した
時点から、はんだの面積が、融解前のはんだボールの投
影面積の2倍になった時点までの平均速度を測定する方
法である。
【0023】本実施例では、図1の試験装置を用いて、
はんだボ−ルが融解した後、拡がり面積の経時変化を測
定することによって、上述の2つの試験方法を一回の測
定で実施した。具体的には、直径0.3mmのSn−Pb共
晶はんだボール(Sn63wt%、Pb37wt%の合
金で構成されたはんだボール)を各試料上に載せ、Ar
ガス中、昇温速度50℃/分で加熱し、Sn−Pb共晶
はんだボ−ルが融解した後、拡がり面積の経時変化を測
定した。
【0024】図1のはんだ濡れ性試験装置の構成につい
て説明する。試料台1は、密閉性のある試料容器2に納
められており、試料台1の周りには加熱用のヒーター3
が巻きつけられている。試料台1は、直径10mm高さ5
mmの中空の円柱であり、内部に、はんだボール20を載
せた試料16を配置する。この試料台1は再現性よく検
出を行うために、温度ばらつきが±1℃/cm以下の高
い均熱性を有している。試料容器2には、ガス導入孔4
及びガス排出孔5が備えられている。ガス導入孔4は、
試料台1の内部および試料容器2の内部をArガスで置
換する事ができる。このとき、試料台1内の均熱性をあ
げるために、必要な場合には、Arガスを試料容器2内
に導入する前に、ガス加熱装置6によりArガスを加熱
することができる。試料台1の温度は熱電対7により常
にモニタリングされている。
【0025】制御装置8は、熱電対7とヒーター3とに
接続されており、熱電対7の検出した温度を用いて、試
料台1が予じめ設定された昇温速度で加熱されるよう
に、ヒーター3への出力を設定する。これにより、制御
装置8は、昇温速度を±1℃の精度で制御する。本実施
例では、制御装置8を、拡がり面積の経時変化などのデ
ータを管理させるために、パーソナルコンピュータで構
成した。
【0026】試料容器2には、観測窓14が設けられて
いる。観測窓の外側には、図示していない照明光学系
と、観測光学系9とが配置されている。観測光学系9に
は、CCDセンサ10、画像処理装置11、画像記録装
置12、画像モニタ13が接続されている。画像処理装
置11は、制御装置8とも接続されている。
【0027】試料台1中の試料には、図示しない照明光
学系により上から光が照射される。加熱された試料上の
はんだボールの挙動は、可変倍率機構を有する観測光学
系9を通してCCDセンサ10により映像信号に変えら
れ、画像処理装置11を介して画像記録装置12に記録
されると共に、画像モニタ13に映し出される。試料台
1から観測窓14までの距離が長いため、観測光学系9
に用いる対物レンズは作動距離が10mm以上あるものを
本実施例では用いている。
【0028】画像処理装置11においては、CCDセン
サ10からの映像信号を適正な値に設定した任意のしき
い値で、反射光の強度により2値化処理を行い、明るい
部分を、はんだに濡れていない平らな部分(試料16の
表面の反射光)と考え、暗い部分をはんだが存在する面
積(はんだの拡がり面積)として算出する。盛り上がっ
ているはんだの頂点が光っている場合には、その反射光
によりはんだの頂点部分が明るい部分になるため、2値
化処理の際に、はんだの拡がり面積に取り込まれない場
合も生じる。このような場合にははんだの頂点部分の画
像をあらかじめマスクして、暗い部分として処理するよ
うにする。このはんだ拡がり面積のデータは、RS23
2C回線15を通じて制御装置8に送られる。
【0029】制御装置8では、はんだの拡がり面積の測
定時間間隔ごとに傾きを自動的に求めその傾きの増加が
最も大きくなるときの温度を選出して、この温度をはん
だの濡れ拡がり開始温度(拡がり始め温度)とするプロ
グラムが予め格納されている。また、制御装置8には、
はんだの融点に達してから、はんだの拡がり面積が、予
め入力された融解前のはんだボールの投影面積の2倍の
値に達するまでの時間を求め、はんだの拡がり面積を上
記時間で割って平均速さを求めるプログラムも予め格納
されている。制御装置8は、温度と拡がり面積との関
係、上述の2つのプログラムに従ってもとめた、はんだ
拡がり開始温度、および、平均速度を出力し、画像モニ
タ13に表示させるとともに、画像記録装置12に記録
させる。
【0030】本実施例ではんだ濡れ性の試験する際の測
定手順と条件をさらに詳しく説明する。
【0031】まず、試料16にフラックスを塗布してS
n−Pb共晶はんだボール20を載せ、試料台1の中に
入れる。フラックスは、ウオーターホワイトロジン(w
wロジン)をイソプロピルアルコールで希釈したもの用
い、これを試料16にスピナーで塗布した。試料容器2
のふたをして、内部をArガスで置換し、試料台1を5
0℃/分の一定の昇温速度で加熱する。本実施例では、
試料容器2内に導入前のArガスの加熱は行わなかっ
た。試料台1の温度、即ち試料16及びはんだボールの
温度が該はんだの融点になると、はんだボールは溶融し
液滴となり、次第に試料上を濡れ拡がり始めた。このと
きのはんだの濡れ拡がり面積の経時変化を測定した。
【0032】上述の方法で測定したはんだの拡がり面積
の初期の経時変化を図12に示した。図12には横軸を
温度で示したが、試料16は一定の昇温速度50℃/分
で加熱されているため、この横軸は時間に置き換えるこ
とができる。図12からわかるように、共晶はんだボー
ルは、いずれの試料において、融点183℃を超えて
も、しばらくの間は、濡れ拡がることなく一定の面積を
保つが、ある特定の温度a、b、c、dに達してから急
激に拡がる。そして、熱処理時間の短い試料ほど、はん
だが拡がりを開始する温度a、b、c、dは低い。ま
た、はんだが拡がり開始した後の拡がり速度は、試料間
の差はほどんどなく、4種類の試料とも同じような速さ
であることがわかる。したがって、各試料において、は
んだの拡がり面積が一定の面積に到達するまでの温度
(時間)は、はんだの拡がり開始温度a、b、c、dに
依存しており、はんだの拡がり開始温度が、Snめっき
膜上のはんだの濡れ拡がり易さの違いを顕著に表してい
ることが分かる。
【0033】また、この4種類の試料の表面酸化膜厚を
オージェ分析にアルゴンイオンスパッタを組合わせた方
法により測定したところ、それぞれ1.1、3.2、6.5、11.
9nmであり、試料の高温処理時間の長い試料ほど、表
面酸化膜厚が厚かった。また、各試料の表面酸化膜厚
と、はんだの拡がり開始温度(拡がり始め温度)とを図
5に示す。図5のように、これらは比例関係があり、S
nめっき銅板の高温放置によって生じた表面酸化膜が、
はんだの濡れ性を劣化させていて、はんだが拡がりにく
くなっている事がわかる。したがって、はんだの拡がり
開始温度を検出することにより、試料がはんだに濡れ易
いかどうかを試験できると共に、試料のSnめっき膜の
表面酸化膜厚の厚い薄いを試験することができる。
【0034】一方、温度がはんだの融点に達した時点か
ら、はんだの面積が、融解前のはんだボールの面積の2
倍になった時点までの平均速度と、試料の表面酸化膜厚
との関係を図6に示した。図6から分かるように、表面
酸化膜厚が厚い試料ほど、平均速度が小さく、この平均
速度で試料のはんだ濡れ性が試験できることが示され
た。
【0035】ここで上記の例においては、はんだが融点
に達した時点から、はんだの拡がり面積が融解前の2倍
になった時点までの平均拡がり速度を求めたが、これに
限らず、平均速度の測定を開始する時点として、融点よ
り低い温度や、はんだが拡がり始めないことが実験等に
より既知であれば、その温度を用いることも可能であ
る。例えば、はんだの融点より3℃高い温度を平均束の
測定を開始する時点とすることができる。また、平均速
度の測定を終了する時点としては、はんだの面積がはん
だボールの投影面積の3倍や4倍等になる時点とするこ
とも可能である。
【0036】また、この評価においては、はんだボール
は直径0.3mmのものを用いたが、この大きさ以外の、更
に大きなもの、また、小さいはんだボールを用いても良
い。また昇温速度においても、50℃/分に限定される
ものではなく、はんだ融点付近で一定の昇温速度であれ
ば、実際のリフローはんだ付時の温度プロファイルと似
ているプロファイル、及びステップ状等の温度プロファ
イルを用いて、評価を行ってもよい。
【0037】さらに上記の例では、試料の加熱はヒ−タ
−により行ったが、この方法以外にも赤外、レ−ザ−、
光ビ−ムを用いて加熱してもよい。また、試料形状、材
質の影響により、試料温度と熱電対7の示す温度に差が
生じる場合には、熱電対7の変わりに非接触温度計を用
いて、実際のはんだが溶融する部分の温度を計測して、
温度制御を行ってもよい。
【0038】また、試料容器内はArガスに置換した
が、これに限定されず、N2ガス等の他の不活性ガス、
還元性ガス、酸素を含むガス等を用いてもよい。また、
大気雰囲気のまま評価を行うことも可能である。
【0039】また、制御装置8は、一定の温度間隔でデ
ータを測定する構成であるが、データ数が多い場合に
は、必要な温度に達してから測定を開始する構成にする
こともできる。
【0040】上述のように、本実施例のはんだ濡れ性試
験方法は、はんだの濡れ拡がり開始温度または一定面積
になるまでの平均拡がり速度を測定することによって、
はんだの濡れ易さを試験することが可能である。
【0041】また、本実施例のはんだ濡れ性試験方法
は、微小なはんだボールで検出を行うことができる。し
たがって、試料のサイズが微小なもの、例えば、電子回
路部品のリード部分や電子回路基板のはんだパッドにつ
いて、特別な治具等を用いることなく、はんだ濡れ性を
容易に試験することができる。
【0042】さらに、本実施例のはんだ濡れ性試験方法
は、リフローはんだ付けと同様に有限の大きさのはんだ
を、はんだ付けプロセスと同じように加熱し、その拡が
り挙動から試料のはんだ濡れ性を試験する方法であるた
め、リフローはんだ付けを行う試料については、特に正
確にはんだ濡れ性を試験できる。
【0043】(実施例2)本発明の第2の実施例とし
て、ICのリード部のはんだ濡れ性を試験した。
【0044】熱処理していないICリード部と、125
℃で10日間、30日間それぞれ熱処理したICリード
部の計3種類の試料を用いた。ICリード部の大きさ
は、0.8×3.0mmである。これらの試料上に、直径0.3mm
のSn−Pb共晶はんだボールを載せ、Arガス中、昇
温速度10℃/分で加熱した。はんだの融点を越えた時
点から、はんだの拡がり面積が融解前のはんだボールの
投影面積の2倍になる時点までの平均の拡がり速さを検
出した。他の測定条件および試験に用いた装置は、第1
の実施例と同じであるので説明を省略する。
【0045】試験結果を図7に示す。図7より、高温放
置時間が長くなるにつれて、平均速さは遅くなり、高温
放置処理した試料の濡れ性が劣化している事がわかる。
この様に、本実施例の試験方法を用いれば、特別な治具
を用いることなく小さなICリード部の濡れ性の違いを
顕著に試験する事が可能である。したがって、本実施例
の試験方法を用いることにより、例えば、ICのはんだ
濡れ性の受入れ検査を容易に行うことができる。
【0046】(実施例3)本発明を用いて、ガラスエポ
キシ基板の銅パッドを、水平型はんだレベラーによりS
n−Pb共晶はんだで表面コートした電極について、は
んだ濡れ性の試験を行った。基板の厚みは、1.6mmであ
る。パッドの大きさは0.25mm×2.0mmであり、はんだコ
ートの厚みはパッドにより異なっていて、それぞれ、
5、10、20μmである。
【0047】これらのパッドの上にそれぞれはんだボー
ルをのせて加熱し、はんだが拡がり始める温度を測定す
ることによって、実施例1と同様の方法ではんだ濡れ性
を試験した。雰囲気はN2ガス中、昇温速度は50℃/
分、はんだボールは、直径0.2mmのSn−Pb共晶はん
だボールを用いた。フラックスは、実施例1と同様のも
のを用いた。また、ガラスエポキシ基板が1.6mmと厚い
ため、図1の試料台の熱電対の示す温度と実際のはんだ
ボール周辺温度に差が生じていると考えられるので、熱
電対7の代わりに非接触温度計を用いて温度制御を行っ
た。具体的には、画像処理装置で、直径0.2mmのはんだ
ボールの位置を求め、その中心に非接触温度計のスポッ
トを合わせてからスポット径を1.0mmにしぼって、計測
を行った。
【0048】試験結果を図8に示した。図8のように、
はんだコートが厚くなるに従って、拡がり始める温度は
低くなることがわかった。つまり、はんだコートがうす
い場合には、Cuパットとはんだコ−トの界面で、Cu
とSnの化合物が成長して表面まで露出し、はんだの濡
れ性が劣化しているが、はんだコートが厚いと、化合物
が成長しても表面には影響しないので、濡れ性が良いこ
とがわかる。
【0049】また、試料の熱伝導が悪く、熱電対を用い
た場合、試料温度と熱電対の示す温度に差が生じるよう
な場合であっても、本実施例のように非接触温度計を用
いることにより、正確なはんだ濡れ性を試験できること
がわかった。
【0050】(実施例4)本発明の第4の実施例につい
て説明する。本実施例では、第1の実施例と同様の試験
方法であるが、第1の実施例の試験装置において、試料
16と試料台1の底面との、微妙な接触状態の違いによ
る温度ばらつきを低減させるために、図9に示した様
に、試料台1の底面上に熱伝導グリース51を約1mmの
厚みになるように塗布した。この熱伝導グリース51を
塗布した試料台1中においた試料16の温度上昇特性
を、熱伝導グリース51を塗布しなかった場合と比較し
た。
【0051】試験条件は、大気雰囲気中、昇温速度は6
0℃/分である。また、この実験で用いた熱伝導グリ−
ス51の熱伝導率は0.6W/m・℃である。このとき、
制御用熱電対7が200℃、220℃を示したときのそれぞれ
の試料の温度及び昇温速度を図10に示した。試料の温
度は、温度制御用熱電対7とは別の熱電対を用いて測定
した。これから熱伝導グリースを用いると、試料温度と
試料台の熱電対の示す温度の差が小さくなることがわか
った。また、高温になるほどこの温度差は大きくなり、
昇温速度にも差が生じてくるが、熱伝導グリースを用い
ればこの昇温速度差も小さくできることがわかった。
【0052】このような熱伝導グリ−スの効果を利用し
て、チップ抵抗のはんだ濡れ性の試験を行った。この試
験において、熱伝導グリースを用いた場合と、用いない
場合とを比較した結果を図11に示した。このチップ抵
抗の大きさは1.6mm×0.8mmである。試験条件はArガス
雰囲気中、昇温速度50℃/分で、直径0.2mmのSn−
Pb共晶はんだボールを用いて行った。また熱伝導グリ
ースは上記と同じものであり、同様に試料台と試料との
間に塗布した。試験指標は、はんだが拡がり始める時の
温度をとった。図11には、ばらつきを検討するため
に、10回の測定値をすべて示した。これから、熱伝導
グリースを試料台底面に塗布することにより、試料と試
料台との接触が安定化して、温度ばらつきが小さくなっ
たことがわかる。以上から、熱伝導グリースを用いた本
発明を用いれば、接触状態が安定しない試料について
も、再現性よく濡れ性の試験を行うことができることが
わかった。
【0053】この例では、熱伝導グリ−スを使用した
が、これに限定されず、Ga等の低融点金属等の熱媒体
を用いても良い。
【0054】(実施例5)第1の実施例では、Snめっ
きされた試料のはんだ濡れ性の検出について説明した
が、本発明のはんだ濡れ性の検出方法は、低融点金属に
めっきされていない試料についても用いることができ
る。このことを説明する。
【0055】まず、熱処理していない銅板と、130℃
で5分熱処理した銅板と、130℃で15分熱処理した
銅板の計3種類の試料を用意し、実施例1と同様に一定
の昇温速度で加熱し、はんだの拡がり面積を測定した。
その結果を図3に示す。
【0056】図3からわかるように、めっきされていな
い試料上のはんだは、はんだの融点183度を越えても
しばらくの間は、拡がらないが、ある温度を越えると、
熱処理時間が短い試料ほど速い速度で拡がり、熱処理時
間が短い試料ほどはんだに濡れやすいことがわかる。こ
のとき各試料上ではんだが拡がり始める温度e,f,g
は、熱処理の時間が短いものほど低温である。したがっ
て、本実施例のように、めっきされていない試料であっ
ても、はんだが拡がり始める温度を測定することによ
り、はんだ濡れ性を試験することが可能であることがし
めされた。
【0057】また、第1の実施例と同様の方法で、Sn
90−Pb10(Sn90wt%,Pb10wt%の合
金)でめっきされた試料についてもはんだ濡れ性を試験
することができることを図2を用いて説明する。
【0058】図2は、Sn90−Pb10でめっきされ
た銅板を、熱処理していないもの、130℃で1日間熱
処理したもの、130℃で25日間熱処理したものの計
3つの試料について、はんだボールを載せ、実施例1と
同様の方法ではんだの拡がり面積を測定した結果であ
る。図2のように、はんだが拡がり始める温度h,i,
jは、熱処理の時間が短い試料ほど低温である。これに
より、Sn90−Pb10でめっきされた銅板について
も、はんだの拡がり始める温度ではんだ濡れ性を試験可
能であることが示された。
【0059】上述の各実施例の検出方法を用いることに
より、リフローはんだ付けに対応した超小形電子部品等
における、低融点金属で被覆された0.1mm〜1mm幅程度の
微小端子部、及び基板上のパッド等の動的なはんだ濡れ
特性を試験する事が可能である。
【0060】更に、実際の製造プロセス中ではんだ付け
を行う前に、上述の各実施例の方法で電子部品のはんだ
濡れ性を試験することにより、はんだ濡れ性の悪い電子
部品を不良品として除外することができ、はんだ付け不
良を低減することができる。また、製造プロセスのはん
だ付けの温度や時間条件を定める前に、上述の実施例の
方法で電子部品のはんだ濡れ性を試験することにより、
その電子部品に適したはんだ付け条件を定めることが可
能になる。これにより、はんだ付け不良を低減すること
ができる。
【0061】
【発明の効果】上述のように、本発明を用いることによ
り、超小形電子部品等のように微小なはんだ付け部位
や、低融点金属で被覆された部位のはんだ濡れ特性を試
験することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のはんだ濡れ性試験装置の説
明図。
【図2】本発明の第5の実施例のはんだの拡がり面積と
温度の関係を示すグラフ。
【図3】本発明の第5の実施例のはんだの拡がり面積と
温度の関係を示すグラフ。
【図4】Sn−Pbめっき試料と銅板試料上のはんだ拡
がり方を説明する説明図。
【図5】本発明の第1の実施例のはんだの拡がり始め温
度と試料の表面酸化膜厚との関係を示すグラフ。
【図6】本発明の第1の実施例のはんだの拡がり速度と
試料の表面酸化膜厚との関係を示すグラフ。
【図7】本発明の第2の実施例のはんだの拡がり速度と
試料の処理日数との関係を示すグラフ。
【図8】本発明の第3の実施例のはんだの拡がり始め温
度と試料のはんだコート厚さとの関係を示すグラフ。
【図9】本発明の第4の実施例の検出装置の部分断面
図。
【図10】第4の実施例の熱伝導グリ−スの温度上昇特
性に及ぼす効果を示す説明図。
【図11】第4の実施例において、熱伝導グリ−スによ
る温度ばらつきの低減に及ぼす効果を示すグラフ。
【図12】本発明の第1の実施例においてはんだの拡が
り面積と温度との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 … 試料台、2 … 試料容器、3 … ヒータ、4 …
ガス導入孔、5 … ガス排出孔、6 … ガス加熱装置、
7 … 熱電対、8 … 温度制御装置、9 … 観測光学
系、10 … CCDセンサ、11 … 画像処理装置、1
2 … 画像記録装置、13 … 画像モニタ、14 … 観
測窓、16…試料、20…はんだボール、51… 熱伝
導グリ−ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 匡昭 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社日立 製作所AV機器事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料のはんだ濡れ性を試験する方法であっ
    て、 前記試料上に固体の状態のはんだを載せて、前記試料お
    よびはんだを加熱し、前記はんだを融解させ、融液が前
    記試料上を拡がり始める温度を検出することを特徴とす
    るはんだ濡れ性試験方法。
  2. 【請求項2】試料のはんだ濡れ性を試験する方法であっ
    て、 前記試料上に固体の状態のはんだを載せて、前記試料お
    よびはんだを一定の昇温速度で加熱し、前記はんだを融
    解させ、融液が前記試料上を拡がり始める時間を検出す
    ることを特徴とするはんだ濡れ性試験方法。
  3. 【請求項3】試料のはんだ濡れ性を試験する方法であっ
    て、 前記試料上に固体の状態のはんだを載せて、前記試料お
    よびはんだを加熱し、 予め定めた時点から、はんだの融液の試料上における拡
    がり面積が予め定めた面積に達する時点までの時間、ま
    たははんだの拡がり速度を検出することを特徴とするは
    んだ濡れ性試験方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記予め定めた時点
    は、予め定めた温度に試料の温度が達した時点であり、
    前記予め定めた温度は、はんだが試料上を拡がらないこ
    とが既知である温度であることを特徴とするはんだ濡れ
    性試験方法。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記予め定めた時点
    は、試料上はんだの温度が融点に達した時点であり、こ
    の時点から、はんだの融液が固体の状態のはんだの投影
    面積の2倍に拡がる時点までの時間、または速度を検出
    することを特徴とするはんだ濡れ性試験方法。
  6. 【請求項6】はんだを搭載した試料を支持する試料台
    と、前記試料を加熱するための加熱装置と、前記試料の
    温度を測定する温度測定装置と、前記試料上のはんだの
    面積を観察する観察装置と、前記温度測定装置の測定結
    果および観察装置の観察結果からはんだ濡れ性を判定す
    る判定装置とを有し、 前記判定装置は、前記観察装置の観察したはんだの面積
    からはんだの拡がり速度を求め、この拡がり速度が最も
    大きく増加する時の温度を求めることを有することを特
    徴とする試料のはんだ濡れ性を試験する装置。
  7. 【請求項7】はんだを搭載した試料を支持する試料台
    と、前記試料を加熱するための加熱装置と、前記試料の
    温度を測定する温度測定装置と、前記試料上のはんだの
    面積を観察する観察装置と、前記温度測定装置の測定結
    果および観察装置の観察結果からはんだ濡れ性を判定す
    る判定装置とを有し、 前記判定装置は、前記試料温度が予め定めた温度に達し
    た時点から、前記はんだの融液が予め定めた面積に達す
    る時点までの、はんだの拡がり速度を求めることを特徴
    とする試料のはんだ濡れ性を試験する装置。
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