JP3552061B2 - ハンダ付け性試験装置及びハンダ付け性試験方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、リフローハンダ付け等において、電子部品等の被ハンダ付け物をクリームハンダでハンダ付けする際の、クリームハンダ及び被ハンダ付け物のハンダ付け性の良否を判断するためのハンダ付け性試験装置及びハンダ付け性試験方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば溶融したハンダの電子部品に対するハンダ付け性を測定する装置としては、メニスコグラフとして一般的に確定したものがある。
【0003】
しかしながら、ソルダーペーストやチップ部品のハンダ付け性を効率よく正確に測定する装置はなかった。ソルダーペーストを使用したハンダ付けの場合、ソルダーペースト自体が、あまり安定性のある製品ではないため、保存状態等によって、特性が変化してしまうことがある。
【0004】
このため、実際にハンダ付け実装を行なう前に、ソルダーペーストに対する部品のハンダ付け性を試験して、ハンダ付け不良等の発生を抑止する必要がある。
また、ハンダ付け性に優れた安定性の良いソルダーペーストを選定する必要がある。電子部品の電極も適当な表面処理を施して、ハンダ付け性を改良する必要がある。
【0005】
このようなハンダ付け性試験装置は、例えば本出願人による特開平05−072153号に開示されている。
このハンダ付け性試験装置は、図9に示すように構成されている。
【0006】
図9において、ハンダ付け性試験装置1は、外力検出手段としてのロードセル2と、部品保持手段3と、部品載置台4a,支持台4bを有するベースステージ4と、このベースステージ4を水平方向に移動させる水平移動手段5と、このベースステージ4を垂直方向に移動させる垂直移動手段6と、上記支持台4b上に載置されたテストプリント基板を加熱するための加熱手段7とから構成されている。
【0007】
このような構成のハンダ付け性試験装置1によれば、先づ部品載置台4a上に、測定対象となるチップ部品,QFP部品等の電子部品8を載置すると共に、支持台4b上に、部品接着部材であるテストプリント基板9を載置する。
そして、このテストプリント基板9の上面には、クリームハンダ9aが印刷されている。
【0008】
尚、部品載置台4aは、マイクロエレベータ4cによって、高さ調整されるようになっている。この場合、テストプリント基板9の厚さを考慮して、部品載置台4aの上面が、このテストプリント基板9の上面より、所望の、例えば数十ミクロンオーダーのギャップ、所謂マイクロギャップδだけ高くなるように調整される。
【0009】
続いて、垂直移動手段6を動作させて、ベースステージ4を上昇させ、部品保持手段3のエアピンセット3aの下面に、部品載置台4a上の電子部品8を当接させる。
さらに、ベースステージ4を上昇させると、電子部品8がエアピンセット3aを押し上げることになり、このベースステージ4が上方ストッパ4dに当接した位置で、このベースステージ4の上面4eの垂直移動が停止される。
同時に、この部品保持手段3のシリンダ3bが減圧され、エアピンセット3aが電子部品8を吸着保持することになる。
【0010】
この状態から、ベースステージ4が下降されると、エアピンセット3aは、電子部品8を保持し続けている。ここで、ロードセル2がゼロ調整される。
【0011】
その後、水平移動手段5により、ベースステージ4が図面にて右方に移動される。これにより、支持台4bが、部品保持手段3のエアピンセット3aの下方に位置されることになる。
【0012】
そして、再び垂直移動手段6により、ベースステージ4をその上面4eが上方ストッパ4dに当接するまで上昇させると、電子部品8の下面が、テストプリント基板9上のクリームハンダ9aに接触し、クリームハンダ中に侵入する。
この際、部品載置台4aの高さが、このテストプリント基板9の上面よりδだけ高く設定されていることから、電子部品8の下面は、このプリント基板9の上面に対して、δのギャップ間隔にて正確に位置決めされ、クリームハンダ9a内に所定の浸漬深さだけ進入することになる。
【0013】
この状態から、加熱手段7によって、このテストプリント基板9を加熱する。これにより、このクリームハンダ9aの熱的挙動が発生して、電子部品8に対する浮力,濡れ力等の力が作用し、この力が、ロードセル2によって、電気信号として出力される。
ここで、このロードセル2の出力の時間的変化は、例えば図10に示すように、得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成されたハンダ付け性試験装置1においては、マイクロギャップの調整は、テストプリント基板9の厚さや、電子部品8の長さに対応して、マイクロエレベータ4cを調整することにより行われる。
従って、電子部品8やテストプリント基板9が交換された場合、一定量のマイクロギャップδを得るために、その都度マイクロエレベータ4cを調整しなければならず、操作が面倒であるということを、電子部品やプリント基板の厚さのバラツキによって測定値にバラツキが生じるという問題があった。
【0015】
また、加熱手段7は、所謂雰囲気加熱であることから、テストプリント基板9の温度が不安定であると共に、大熱容量の加熱を行なう場合、所定温度への加熱を迅速に行なうことができず、また高精度の温度設定が困難であるという問題があった。
【0016】
尚、加熱手段としては、例えば熱板を押し当てる方法,赤外線投光による加熱,高周波誘導加熱,熱風加熱等の方法が考えられる。
しかしながら、熱板の押し当てによる加熱方法は、熱伝達性に5乃至10℃程度の温度差と熱平衡時間の遅れが生じてしまい、温度ムラが発生しやすいという問題があった。
【0017】
また、赤外線投光による加熱は、ハロゲンランプ等の局所加熱手段を使用したとしても、温度分布の不均一となり、温度制御の精度を高くすることが困難であり、さらに温度上昇速度もあまり高くすることができないという問題があった。
さらに、高周波誘導加熱は、装置のコストが高くなってしまうという問題があった。また、熱風加熱は、温度分布が不均一になってしまうと共に、温度上昇速度もあまり高くすることができないという欠点があった。
【0018】
本発明は、以上の点に鑑み、マイクロギャップが容易に所定値に調整されると共に、所定温度への加熱が、迅速にかつ高精度で行なわれ得るようにした、ハンダ付け性試験装置及びハンダ付け性試験方法を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るハンダ付け性試験装置は、試験片と接触する部分に断熱部を有し、熱の放散を防止して試験片が短時間で熱平衡に到達する構造の部品保持手段と、部品保持手段の下方にて部品接着部材を上下動可能に支持する支持部材と、支持部材の下方に配設された加熱手段とを備えるハンダ付け性試験装置において、部品保持手段に保持された電子部品等の試験片と部品接着部材の接触を検出する接触検出手段が備えられていることを特徴とする。
【0020】
本発明に係るハンダ付け性試験装置は、好ましくは、接触検出手段が、部品保持手段を支持する外力検出手段からの出力信号に基づいて、部品保持手段に保持された試験片と部品接着部材の接触を検出する構成となっている。
本発明に係るハンダ付け性試験装置は、好ましくは、外力検出手段による圧力測定値を記録するための記録装置が備えられている。
本発明に係るハンダ付け性試験装置は、好ましくは、部品接着部材の温度を検出するための温度センサが備えられていて、温度センサによる温度測定値が、記録装置に記録される構成とされている。
本発明に係るハンダ付け性試験装置は、好ましくは、接触検出手段は、試験片と部品接着部材とが当接することによって、これらが導通することにより、試験片と部品接着部材との接触を検出する構成とされている。
本発明に係るハンダ付け性試験装置は、好ましくは、加熱手段として溶融ハンダが用いられ、溶融ハンダによって部品吸着部材に収容されたソルダーペーストの急速加熱を達成し、ソルダーペーストと試験片との真のぬれ時間測定を可能とされている。
【0021】
また、本発明に係るハンダ付け性試験方法は、試験片と接触する部分に断熱部を有し、熱の放散を防止して試験片が短時間で熱平衡に到達する構造の部品保持手段と、部品保持手段に備えられた接触検出手段と、部品保持手段の下方にて部品接着部材を上下動可能に支持する支持部材と、支持部材の下方に配設された加熱手段とを備えるハンダ付け性試験装置を用いるハンダ付け性試験方法において、接触検出手段が、部品接着部材と電子部品等の試験片との接触を検出するまで、部品接着部材を上昇させ、次いで、部品接着部材を所定量だけ、相対的に下降させることにより、試験片と部品接着部材との間に、一定量の間隙を形成することを特徴とする。
【0022】
【作用】
上記構成によれば、接触検出部が、部品接着部材と電子部品等の試験片との接触を検出するまで、部品接着部材を上昇させた後、この部品接着部材を所定量だけ、相対的に下降させることにより、試験片と部品接着部材との間に、一定量の間隙が形成されるので、例えば試験片の寸法等に対応して、その都度調整を行なう必要がなく、所定のマイクロギャップが形成される。
【0023】
ここで、加熱は、その直下に配設された加熱手段によって直接的にまたは間接的に行われるので、比較的熱容量が大きい場合であっても、所定温度への加熱が迅速にかつ正確に行なわれ得ることになると共に、部品接着部材、試験片及びソルダーペーストが、均一に加熱されることになる。
【0024】
上記接触検出手段が、外力検出手段からの出力信号に基づいて、部品保持手段に保持された試験片と部品接着部材の接触を検出するようになっている場合には、この接触が、外力検出手段を利用して、その出力信号を電気的に処理するだけの簡単な構成により、検出されることになる。
【0025】
また、上記外力検出手段による圧力測定値を記録するための記録装置が備えられている場合には、検出した圧力変化が、視覚的に観察されることになる。かくして、圧力変化曲線が容易に把握されることになる。
【0026】
部品接着部材の温度を検出するための温度センサが備えられていて、この温度センサによる温度測定値が、上記記録装置に記録される場合には、温度変化曲線も同時に、視覚的に観察されるので、より一層ハンダ付け性の良否が容易に行なわれ得ることになる。
【0027】
【実施例】
以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図2を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0028】
図1は、本発明によるハンダ付け性試験装置の第1の実施例を示している。
図において、ハンダ付け性試験装置10は、外力検出手段としてのロードセル11と、部品保持手段12と、部品接着手段としてのマイクロポット13を保持する支持台14と、この支持台14を垂直方向に移動させる駆動装置15と、この駆動装置を制御するための駆動制御装置16と、この支持台14の下方に配設された加熱手段17と、この加熱手段17でマイクロポット13を所定温度に加熱するための温度制御装置18とを有している。
【0029】
上記ロードセル11は、固定部材11aを介して固定保持されている。さらに、このロードセル11の出力信号は、記録装置19に入力されることにより、圧力変化が記録されるようになっている。
また、このロードセル11の出力信号は、タッチセンサ回路20に入力されている。これにより、ロードセル11の負荷の変化がゼロになったとき、駆動制御装置16に制御信号が出力されるようになっている。
【0030】
この部品保持手段12は、ハンダ濡れ性試験金属片21または電子部品を保持するようになっている。
【0031】
また、マイクロポット13には、スキージングによって、一定量のクリームハンダが搭載される。
【0032】
上記温度制御装置18は、マイクロポット13に備えられた温度センサ(図示せず)からの検出温度に基づいて、加熱手段17への通電を制御することにより、マイクロポット13内のクリームハンダ22を、一定温度に保持し得るようになっている。
【0033】
本実施例によるハンダ付け性試験装置10は、以上のように構成されており、先づ部品保持手段12にハンダ濡れ性試験金属片21または電子部品(以下「金属片」という)を保持させると共に、マイクロポット13内に、一定量のクリームハンダ22を搭載して、支持台14上にセットする。
【0034】
この状態から、駆動装置15を動作させて、この支持台14を上方に移動させる。これにより、この支持台14の移動中に、上記金属片21の下端が、マイクロポット13内のソルダーペースト試料22を貫通してマイクロポット13の表面に当接すると、図2(A)に示すように、ロードセル11により検出される圧力は、B点にある。
A点は、ソルダーペースト試料22の表面に金属片21の下端が当接する点の圧力である。
【0035】
ここで、更に駆動装置15を動作させると、ロードセル11の荷重は、支持台14及びマイクロポット13によって支持されることになる。従って、ロードセル11の圧力は、徐々に増加して、図2(A)のB点で、圧力変化がなくなる。このB点が、タッチセンサ回路20によって、検出されて、その検出信号が、駆動制御装置16に入力される。
【0036】
これにより、駆動装置15が停止される。この際、ロードセルは、金属片21の下端21aが、マイクロポット13内のクリームハンダ22を押し退けるための必要な圧力、所謂初期圧力を検出することになる。そして、この初期圧力は、記録装置19によって記録される。
【0037】
続いて、駆動装置15を所定時間だけ動作させることにより、マイクロギャップδの分だけ、例えば数十μm乃至数百μmだけ、支持台14を下降させる。
これにより、この金属片21の下端とマイクロポット13の表面との間には、図示のように、マイクロギャップδが形成されることになる。この際、金属片をマイクロポット13の表面から引き離すために要する圧力、所謂初期圧力の減少圧力(図2(A)のC点からD点)が、ロードセル11により検出され、記録装置19に記録される。
【0038】
この場合、上記マイクロギャップδは、クリームハンダ22の厚さ以内であり、さらに好ましくは、クリームハンダの量,金属片21のクリームハンダ22への接触面積,金属片21とマイクロポット13の熱容量,温度調整装置18の設定温度等に基づいて、選定される。
【0039】
その後、図2(B)のa点にて、加熱手段17を動作させて、マイクロポット13、クリームハンダ22そして金属片21を加熱する。かくして、このマイクロポット13上に搭載されたクリームハンダ22は、設定温度まで急速に加熱され、溶解され溶融される。
【0040】
その際、ロードセル11は、上記初期圧力及び減少圧力の差分が作用した状態にある。尚、ロードセル11は、この時点で、上記差分にてゼロリセットされると共に、加熱、溶融したハンダの金属片21に対して作用する力を測定するため、その感度が例えば数100倍に切換えられる。
かくして、このクリームハンダ22が溶解する過程及び溶融状態にて、図2(B)のb点及びc点に示すような温度上昇と熱平衡状態に対応して、金属片21とクリームハンダ22との間に発生する浮力、濡れ力等の力が発生する。これらの力の変化が、圧力変化として、ロードセル11によって検出され、電気信号として出力されて、記録装置19にて記録される。
【0041】
このようにして得られたロードセル11で検出される圧力変化(図2(A)参照)と、温度センサで検出されるマイクロポット13の温度変化(図2(B))によれば、以下の状態を示していることがわかる。
【0042】
即ち、先づ図2(A)の圧力変化においては、A点からB点は、駆動装置15を動作させて支持台14を上昇させて、前以て一定量のクリームハンダ22を載置したマイクロポット13を金属片21に押し付ける際に、金属片21が、クリームハンダ22に接触(A点)してから、マイクロポット13に接触するまでの時間を示す。
【0043】
C点からD点は、駆動装置15を逆方向に動作させて、マイクロポット13を金属片21から所定のマイクロギャップδだけ引き離すまでの時間を示す。D点からE点は、加熱手段17の加熱によって、クリームハンダ22がマイクロポット13を介して加熱され、溶融を開始するまでの時間を示す。
E点からF点は、クリームハンダ22の溶融開始から金属片21の電極部21aに対する負の濡れ力が発生するまでの時間、F点からG点は、正の濡れ発生から、濡れ完了までの時間をそれぞれ示している。
通常E点からE’点までの時間(ゼロクロスタイム)t0を、一般に濡れ時間と称している。
【0044】
ここで、圧力変化は、A点からB点では、初期圧力を示し、C点からD点では、減少圧力を示している。さらに、圧力変化は、E点からF点では、、溶融したクリームハンダ22により金属片21に作用する浮力と負の濡れ力を示している。
F点からG点では、金属片21の電極部21aに対するクリームハンダ22の正の濡れ力による浮力減少から、平衡状態までの圧力変化が示されている。
【0045】
また、図2(B)の温度変化においては、a点における加熱開始、b点における加熱と温度上昇過程、c点における熱平衡による設定温度到達が示されている。
【0046】
このようにして記録装置19で得られた圧力変化及び温度変化に基づいて、圧力変化曲線のD点、F点及びG点,温度変化曲線のa点及びc点を読み取ることにより、D点からF点及びG点のトータル時間と、ac間のトータル時間,加熱温度等が求められる。
そして、これらのトータル時間、加熱温度と、実際のリフローハンダ付けの実施条件との比較が行なわれ、ソルダーペーストや電子部品のハンダ付け性の良否が判定される。
【0047】
これにより、実施条件のプレヒート後の実質的なリフロー加熱条件下の加熱時間よりもD点からG点のトータル時間が長い場合には、当該クリームハンダを使用した被ハンダ付け物のリフローハンダ付けは、ハンダ付け性が悪いと判断される。
【0048】
他方、ac間のトータル時間が、前記実施条件の加熱時間よりも長い場合には、本試験装置10の加熱条件が適切ではないと判断される。この場合、試験装置10の加熱手段17の加熱速度を速くする必要がある。
【0049】
好ましくは、試験装置10におけるac間のトータル時間と、実質的な加熱条件下での加熱時間とを一致させるように、当該試験装置10の温度制御装置18に、昇温時間を設定する機能が設けられる。
【0050】
尚、上述した実施例において、圧力変化曲線から読み取られたD点からG点のトータル時間と、実質的なリフロー加熱条件との差異を、図示しない制御回路等によって算出することにより、ハンダ付け性の判断が自動的に行なわれ得るようにすることも可能である。また、算出された差異に基づいて、この差異が所定値以上である場合に、ランプを点灯させる等の表示が行なわれるようしてもよい。
【0051】
このように、上述の実施例によれば、所定量のマイクロギャップは、試験片の下端を、一旦、部品接着部材の上面に当接させた後、所定量だけ、部品接着部材を相対的に下降させることにより、形成される。従って、使用する部品接着部材の厚さや、試験片の寸法等に関係なく、簡単な操作によって、所定量のマイクロギャップが形成されることになる。
また、クリームハンダの加熱が加熱手段によって直接的にまたは間接的に行なわれることから、加熱が迅速に、すなわち、図2(B)におけるbの時間が短く、かつ正確に行なわれる。このbの時間が長いと、濡れるために必要な温度までなかなか到達できず、濡れ時間にこの昇温時間が加味されるため、測定される時間が長くなり、真の濡れ時間が測定できない。
【0052】
また、部品保持手段に保持された試験片の下端に対して、部品接着部材を支持する支持台を上昇させ、この試験片と部品接着部材の接触が、ロードセルの検出出力に基づいて検出されたとき、この部品接着部材の上昇を停止させ、かつこの部品接着部材が所定量だけ下降されることにより、使用する部品接着部材、試験片等の寸法を考慮することなく、この試験片の下端と部品接着部材の上面との間には、所定量のマイクロギャップが形成されることになる。
【0053】
図3は、本発明によるハンダ付け性試験装置の第2の実施例を示している。
図において、ハンダ付け性試験装置30は、外力検出手段としての電子天秤31と、部品保持手段としてのチャック32と、部品接着手段としてのマイクロルツボ33を有しており、このマイクロルツボ33にはクリーム半田等の試験試料34が収容されるようになっている。
このチャック32には、ハンダ濡れ性試験金属片21または電子部品を保持するようになっている。
【0054】
上記マイクロルツボ33は例えば図示するように例えばラック部材にステー状の接続部36を介して接続され、このラック部材は、駆動機構35のピニオンと歯合されている。これにより、マイクロルツボ33は、図において上下に移動するようになっている。
また、このマイクロルツボ33の温度は温度変換手段39によって電気信号に変換されて出力されるようになっている。
【0055】
さらに、チャック32,マイクロルツボ33,接続部材36は導電材料で形成されており、導電性を有する試験片38が後述するようにマイクロルツボ33の底面に接触した場合に、この接触による導通を導電タッチセンサ41で検出できるようになっている。
この導電タッチセンサ41の検出信号は、駆動機構35の動力源42に与えられるようになっている。
【0056】
さらに、このハンダ付け性試験装置30は、部品接着手段としてのマイクロルツボ33の図において下方に加熱手段45を備えている。
この実施例の場合、加熱手段45は、例えば溶融ハンダ46aを収容するハンダバス(浸漬加熱バス)46と、このハンダバス46を上下に昇降駆動する駆動手段47と、温度センサ48bの検出温度に基づいてハンダバス46内の溶融ハンダをヒータ48aにより所定温度に加熱する温度制御手段48とを備えている。
【0057】
本発明の第2の実施例は、以上のように構成されており、先づ部品保持手段32にハンダ濡れ性試験金属片38を保持させると共に、マイクロルツボ33内に、一定量のクリームハンダ34を収容する。
【0058】
この状態から、駆動装置35の駆動源42を動作させて、マイクロルツボ33を上昇させる。このマイクロルツボ33の移動中に、上記金属片38の下端が、マイクロルツボ33のソルダーペースト試料34を貫通してマイクロルツボ33の底面に当接する。
これにより、金属片38、マイクロルツボ33、接続部材36は導通するので導電タッチセンサ41に信号が入り、上記金属片38がマイクロルツボ33の底面に接触したことが正確に検出される。
【0059】
この導電タッチセンサ41は、上記接触を検出すると、駆動部35に信号を送り、駆動源42はこの信号を受けてピニオンを逆転させる。
この場合、駆動源42は予め定められた回転数だけピニオンを回転させるので、図4に示すように上記金属片38とマイクロルツボ33の底面との間には、一定のマイクロギャップが形成される。
【0060】
この状態で、図3に示す駆動手段47を駆動させ、ハンダバス46を上昇させて、図4に示すようにマイクロルツボ33の外面が溶融ハンダ46a内に浸漬されるようにする。
そして、この溶融ハンダ46aを加熱手段45により所定温度に加熱しておくことにより、熱が伝達されマイクロルツボ33内のソルダーペースト試料34が加熱され急速に溶ける。加熱手段を接触させて加熱する方法と比較して、溶融ハンダを接触させるこの方法は、液体接触なので、熱伝導性が優れており、急速加熱が可能である。
【0061】
かくして、この溶けたソルダーペースト試料34と金属片38との間に働くぬれ力を電子天秤31によって荷重検出することにより、熱平衡到達時間の影響をほとんど含まない正確なぬれ力を計測することができる。
【0062】
図4に示すマイクロギャップを正確に形成する手段として、さらに、図5に示すような構成が考えられる。
図5は、図3のハンダ付け性試験装置と異なる構成を中心に図示しており、図3と同様の符号を付した箇所は共通の構成となっている。
図において、ハンダ付け性試験装置50には、マイクロルツボ33の上方で、かつチャック32よりも下方に、レーザ光等の光ビームを照射する発光部51と、この発光部51と対向して受光部52とが配置されている。
【0063】
受光部52は、レベル測定器53と接続されている。このレベル測定器53は、マイクロルツボ33を上下動させる駆動手段35と接続されている。したがって、発光部51から照射されたレーザ光が受光部52に到る光路L上に金属片38の先端が位置することにより、この金属片38の先端の位置(金属片38の長さ)をレベル測定器53が正確に検出して、その検出信号を駆動手段35に与える。
【0064】
駆動手段35は、レベル測定器53からの検出信号を受けて、金属片38の先端の正確な位置を得、この位置に対して、所定のギャップ(マイクロギャップ)を形成し得るように、所定距離マイクロルツボ33を上昇させる。
【0065】
尚、電子天秤31を上下に昇降させる昇降手段37を設けて、レベル測定器53からの検出信号を鎖線に示すように、この昇降手段37側に与えるようにしてもよい。この場合は、マイクロルツボ33は、駆動手段35により予め定められた位置に正確に移動させておき、この基準位置となるマイクロルツボ33の底面に対して所定のマイクロギャップを形成できるように、昇降手段37を駆動する。この際、目標位置にレーザ光の光路Lを合わせておき、レベル測定器53からの信号をモニタしながら昇降手段37を駆動して、金属片38を移動させ、金属片38の先端がこの光路Lに達したことを検出することになる。図6は上記図3のハンダ付け性試験装置30における試験結果を一例として記録したものである。この場合、金属片38は直径0.4mmの銅線をエメリーペーパー処理したものを用いている。この場合、低融点金属の融点から加熱を開始して30秒で摂氏250度に到達している。マイクロルツボ33内のソルダーペースト試料は0.2CCとし、金属片38の試料内浸漬深さ1mmで、データをとったものである。
【0066】
図7は、図2に示すような、長くて細い金属片を試験片として保持するために好適なチャック装置の具体例を示している。
このチャック装置60は、ホルダー61と、このホルダー61に対して基端側がビス止めされている板バネ62とを備えている。
このホルダー61の先端側には、円錐形の拡径部63が設けられており、この拡径部63の中心には貫通孔64が形成されている。
【0067】
この貫通孔64の内径は、試験片としての細い長尺の金属片38の外径より僅かに大きく形成されている。そして、拡径部63内部の貫通孔64の周囲65は断熱材が施されている。
すなわち、この断熱部65は、断熱材料,例えばテフロン(登録商標),デルリン(登録商標)等の樹脂材料や適宜のセラミック材料等で形成されている。
また、好ましくは、板バネ62もこれらの材料でコーティングされることにより、断熱処理されている。
【0068】
これにより、試験片38は、図7(A)に示すように、チャック装置60の拡径部63の貫通孔64に挿通されることにより、その向きが正しく案内されて位置決めされる。さらに、この試験片38の端部を板バネ62によって挟むことによって、試験片38はチャック装置60により確実に保持されることになる。
【0069】
しかも、チャック装置60の金属片38と接触する領域の一部もしくは全部が断熱材料で形成されているから、試験試料としてのハンダの熱が金属片38を介してチャック装置60側に逃げることがない。
このため、このチャック装置60を例えば図3のハンダ付け性試験装置30に装着して、ハンダのねれ性試験をする場合には、試験開始から短時間で熱平衡に達し、正確な試験結果が得られる。
【0070】
次に、図1および図3のハンダ付け性試験装置の他の使用例について説明する。
上述の実施例では、例えばクリームハンダのハンダ付け性に関して、そのぬれ力の測定を中心に説明したが、これらの装置は、ハンダの粘着力を測定する場合にも使用できる。
【0071】
すなわち、リフロー炉を使用したリフローソルダリングにあっては、実装基板等のランド上にソルダーペーストを施し、これに実装すべきチップ部品等を載置した状態で、リフロー炉まで運ばれる。
この間、チップ部品は実装基板上で、ソルダーペーストの粘着力により保持されている。
【0072】
したがって、ソルダーペーストの粘着力はどの程度であるかは、リフローソルダリングを行うにあたって有用な情報となる。
このような試験の実施方法について、例えば本発明の第2の実施例のハンダ付け性試験装置30を用いる場合について説明する。
先づ部品保持手段32に金属片38を保持させると共に、マイクロルツボ33内に、一定量のクリームハンダ34を収容する。
【0073】
この状態から、駆動装置35の駆動源42を動作させて、マイクロルツボ33を上昇させる。このマイクロルツボ33の移動中に、上記金属片38の下端が、マイクロルツボ33のソルダーペースト試料34を貫通してマイクロルツボ33の底面に当接する。
これにより、金属片38,マイクロルツボ33,接続部材36は導通するので導電タッチセンサ41に信号が入り、上記金属片38がマイクロルツボ33の底面に接触したことが正確に検出される。
【0074】
この導電タッチセンサ41は、上記接触を検出すると、駆動部35に信号を送り、駆動源42はこの信号を受けてピニオンを逆転させる。
この場合、駆動源42は予め定められた回転数だけピニオンを回転させるので、図4に示すように上記金属片38とマイクロルツボ33の底面との間には、一定のマイクロギャップが形成される。
【0075】
ハンダのねれ性試験の場合は、この状態で、図3に示す駆動手段47を駆動させてハンダバス46を上昇させ、図4に示すようにマイクロルツボ33の外面が溶融ハンダ46a内に浸漬されるようにするのであるが、粘着力試験の場合は、ハンダバス46を用いない。
【0076】
金属片38が、マイクロルツボ33内のクリームハンダと接触した状態から、駆動装置35の駆動源42を逆転させて、金属片38とマイクロルツボ33の底面との距離を相対的にゆっくりと離間させる。
【0077】
これにより、金属片38の先端に付着したハンダペーストが、マイクロルツボ33底面に塗られたハンダペースト34とのあいだで、いわば糸を引くようにして切れる瞬間の荷重を電子天秤31で計測する。かくして、図8に示されているように、A,B2種類のクームハンダについて、上記粘着力を荷重に換算した試験結果を得ることができる。
【0078】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、マイクロギャップが容易に所定値に調整でき、しかも、所定温度への加熱が、迅速にかつ高精度で行なえるようにした、ハンダ付け性試験装置及びハンダ付け性試験方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハンダ付け性試験装置の第1の実施例を示す概略図である。
【図2】図1のハンダ付け性試験装置により検出される(A)圧力変化曲線及び(B)温度変化曲線である。
【図3】本発明によるハンダ付け性試験装置の第2の実施例を示す概略図である。
【図4】図3の装置によりマイクロギャップを形成した状態を示す要部概略図である。
【図5】図3の装置の変形例を示す要部概略図である。
【図6】図3の試験装置による記録結果の一例を示す図である。
【図7】図3の装置に適用されるチャック装置の構成を示す(A)正面一部断面図,(B)側面図,(C)底面図である。
【図8】図1及び図3の装置によりハンダの粘着力を検出したようすを示す図である。
【図9】従来のハンダ付け試験装置の一例を示す概略図である。
【図10】図9の装置によるロードセル出力と各現象との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 ハンダ付け性試験装置、 11 ロードセル、 12 部品保持手段、 13 マイクロポット、 14 支持台、 15 駆動装置、 16 駆動制御装置、 17 加熱手段、 18 温度制御装置、 19 記録装置、 20 タッチセンサ回路、 21 金属片、 22 クリームハンダ、 30 ハンダ付け性試験装置、 33 マイクロルツボ、 35 駆動装置、 39 温度変換装置、 41 導電タッチセンサ、 45 加熱装置、 46 ハンダバス
Claims (7)
- 試験片と接触する部分に断熱部を有し、熱の放散を防止して試験片が短時間で熱平衡に到達する構造の部品保持手段と、
上記部品保持手段の下方にて部品接着部材を上下動可能に支持する支持部材と、
上記支持部材の下方に配設された加熱手段とを備えるハンダ付け性試験装置において、
上記部品保持手段に保持された電子部品等の試験片と上記部品接着部材の接触を検出する接触検出手段が備えられていることを特徴とするハンダ付け性試験装置。 - 上記接触検出手段が、上記部品保持手段を支持する外力検出手段からの出力信号に基づいて、上記部品保持手段に保持された試験片と上記部品接着部材の接触を検出する構成としたことを特徴とする請求項1記載のハンダ付け性試験装置。
- 上記外力検出手段による圧力測定値を記録するための記録装置が備えられていることを特徴とする請求項2記載のハンダ付け性試験装置。
- 上記部品接着部材の温度を検出するための温度センサが備えられていて、上記温度センサによる温度測定値が、上記記録装置に記録される構成としたことを特徴とする請求項3記載のハンダ付け性試験装置。
- 上記接触検出手段は、試験片と部品接着部材とが当接することによって、これらが導通することにより、試験片と部品接着部材との接触を検出する構成としたことを特徴とする請求項1記載のハンダ付け性試験装置。
- 上記加熱手段として溶融ハンダが用いられ、ソルダーペーストを上記部品接着部材に収容し上記溶融ハンダに浸漬することにより、上記ソルダーペーストの急速加熱を達成し、上記ソルダーペーストと上記試験片との真のぬれ時間測定を可能としたことを特徴とする請求項1記載のハンダ付け性試験装置。
- 試験片と接触する部分に断熱部を有し、熱の放散を防止して試験片が短時間で熱平衡に到達する構造の部品保持手段と、上記部品保持手段に備えられた接触検出手段と、上記部品保持手段の下方にて部品接着部材を上下動可能に支持する支持部材と、上記支持部材の下方に配設された加熱手段とを備えるハンダ付け性試験装置を用いるハンダ付け性試験方法において、
上記接触検出手段が、上記部品接着部材と電子部品等の試験片との接触を検出するまで、上記部品接着部材を上昇させ、
次いで、上記部品接着部材を所定量だけ、相対的に下降させることにより、上記試験片と上記部品接着部材との間に、一定量の間隙を形成することを特徴とするハンダ付け性試験方法。
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