JPH076344U - スレート瓦型太陽電池モジュール - Google Patents

スレート瓦型太陽電池モジュール

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JPH076344U
JPH076344U JP3462493U JP3462493U JPH076344U JP H076344 U JPH076344 U JP H076344U JP 3462493 U JP3462493 U JP 3462493U JP 3462493 U JP3462493 U JP 3462493U JP H076344 U JPH076344 U JP H076344U
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昌史 森実
信宏 奥田
聡生 柳浦
博之 田中
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 瓦としての強度や風圧に対する信頼性を維持
しつつ軽量化を図り、また、取り付け辺がない形状を実
現し、更に高い放熱効果を備えるスレート瓦型太陽電池
モジュールを提供することを目的とする。 【構成】 補強用のリブ1aが形成された金属板1にて
本体を構成し、この金属板1が瓦として屋根上で重ね合
わされる後部領域を除いた領域上に太陽電池2を貼り付
けて透明なカバーガラス4で封着し、上記重合領域には
屋根に取り付けるためのビス止め用穴1bを形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、瓦として家屋の屋根に配置されて太陽光発電を行うスレート瓦型太 陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭の家屋の屋根に配置して太陽光発電を行う太陽電池としては、通常の 家屋の屋根に配置されている和瓦と同じ曲面形状を持つ和瓦タイプの太陽電池モ ジュールと、スレート瓦のように平板形状を持つスレート瓦タイプの太陽電池モ ジュールが提案されている。
【0003】 和瓦タイプは通常の和瓦とそのまま置き換えることができるので、屋根への設 置には格別の配慮は不要である反面、太陽電池の受光面が曲面形状となるために その製造プロセスが複雑となり、コスト面で難点があるとされている。
【0004】 一方、スレート瓦タイプのものは、受光面が平坦であるので、太陽電池の形成 は容易であるが、それを屋根に配置するための手段が不可欠である。その最も一 般的な方法は、その本体であるガラス基板に直接に取り付け用の孔を設け、その 孔を介して屋根表面にねじ止めする方法であるが、作業環境が極めて悪い屋根の 上での作業であるので、そのねじ止めが一定に行われにくく、締めつけ不足で雨 漏りの原因となったり、或いは逆に締めつけすぎてガラス基板そのものを割って しまうなどの問題があった。
【0005】 そこで、上記欠点を解消するものとして、透明ガラス基板に太陽電池パネルを 屋根表面に取り付けるための複数の取り付け片を突設し、その取り付け片を介し て太陽電池パネルを屋根表面に取り付ける構造のものが提案されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、従来のスレート瓦タイプの太陽電池では、透明ガラス基板から 上記取り付け片が突設されるために、かかる取り付け片の無い方形状のままで構 成された太陽電池モジュールに比べて屋根上での取り付けの作業性が悪くなり、 また梱包の作業性や輸送効率も低下する。更に、上記の取り付け片として高い剛 性が必要なために肉厚の厚い鉄板が用いられ、このために太陽電池モジュールの 重量が重くなる。殊に、本体が透明ガラス基板からなり重量物であるのに更に重 量が重くなることは、輸送コストの増加や屋根上での作業性の一層の低下をもた らす。また、従来より、温度上昇による太陽電池の出力低下を防止すること、及 び、太陽電池モジュールのコスト低減も重要な課題とされている。
【0007】 本考案は、上記の事情に鑑み、瓦としての強度や風圧に対する信頼性を維持し つつ軽量化と価格低減を図り、また、取り付け辺がない形状を実現し、更に高い 放熱効果を備えるスレート瓦型太陽電池モジュールを提供することを目的とする 。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のスレート瓦型太陽電池モジュールは、上記の課題を解決するために、 瓦として家屋の屋根に配置されて太陽光発電を行うスレート瓦型太陽電池モジュ ールにおいて、屋根の傾斜方向に補強用の凹凸部が形成された金属板にて本体を 構成し、上記金属板が瓦として屋根上で重ね合わされる後部領域を除いた領域上 に太陽電池を貼り付けて透明なカバーガラスで封着して成り、上記後部領域には 屋根に取り付けるための取付部を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
上記の構成によれば、取り付け片の無い構成とすることができるので、梱包や 取り付けの作業性が向上する。また、本体は補強用の凹凸部が形成された金属板 から成り、本体がガラス基板から成るものと同等の強度及び耐風圧性を保持しつ つ軽量化することができるため、屋根上での取り付けの作業性向上及び輸送コス トの低減が図れる。更に、本体が金属板から成るので、本体がガラス基板からな るものに比べてコストが割安であり、また、熱伝導性が良好となる。これにより 、価格を低減できると共に、放熱性が向上するので太陽電池の温度上昇を抑制し て出力低下を防止することができる。この放熱性は、例えば、上記凹凸部の数を 増やして金属板の表面積を増やすことにより、また、金属板として熱伝導の良い ものを用いることによって一層高めることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案をその実施例を示す図に基づいて説明する。
【0011】 図1は、本考案のスレート瓦型太陽電池モジュール10を示す図であって、同 図(a)はその平面図、同図(b)はA−A矢視断面図、同図(c)はB−B矢 視断面図である。
【0012】 図中1は、スレート瓦型太陽電池モジュールの本体を成す金属板であり、ステ ンレス板や防錆塗装が施された鉄板などから成る。この金属板1のサイズは、長 辺約60〜90cm、短辺約40cm、厚み0.5〜1mm程度である。また、 この金属板1には、補強用のリブ1aが形成されている。リブ1aは幅及び高さ 共に約2〜5mmとし、形成間隔は約150〜200mmとしている。上記リブ 1aは、例えば平板の金属板1をプレス加工することにより形成できる。なお、 上記のサイズは例示であってこれに限定されることはない。
【0013】 図中2は、金属板1の長辺の一側に沿って表面側から貼着された太陽電池であ り、大面積化のために通常アモルファスシリコンにて構成されている。この太陽 電池2は、金属板1の下半分、若しくはそれ以下の面積に設けられている。この ように太陽電池2の貼着面積が金属板1の全表面の半分、若しくはそれ以下であ る理由は、通常スレート瓦タイプの屋根を葺く場合は、屋根の勾配が和瓦の場合 などに比べて相当緩いために、スレート瓦同士の隙間から雨水がしみ込むのを防 止する必要性から瓦同士の重ね合わせ部分を極端に大きく採っているからである 。具体的には、後の説明からも明らかになるであろうが、金属板1の太陽電池2 が設けられていない後部領域の殆どが瓦同士の重合領域となる。
【0014】 次に、上記太陽電池2の貼着構造について説明する。この貼着構造は、図1の (b)(c)に示したように、金属板1上に設けられた接着剤からなる第1の接 着剤層3aと、この第1の接着剤層3a上に設けられた太陽電池2と、この太陽 電池2上に設けられた接着剤からなる第2の接着剤層3bと、この第2の接着剤 層3b上に載置されたカバーガラス4とにより構成されるものであり、この構造 により太陽電池2の密封構造が実現されている。
【0015】 このような構造は、以下の方法で製造される。例えば、柔軟なシリコンシート で上室と下室とに分離した真空容器内の下室内に、カバーガラス4、第1の接着 剤層3aとなるEVA(エチレンビニルアセテート)シート、太陽電池2、第2 の接着剤層3bとなるEVAシート、及び金属板1をこの順でセットし、上室, 下室ともに真空とする。そして、ヒーターにより上記サンプルを100℃程度に 加熱し、EVAシートを溶融させる。次に、上室をリークして大気圧とする。こ のとき、上室と下室とを分離しているシリコンシートが上室と下室の差圧でサン プルに押し付けられ、これによりサンプルが密着一体化する。最後にサンプルを 150℃,30分間程度加熱し、EVAを架橋構造化(安定化)させる。これに より、上記の貼着構造が得られる。
【0016】 金属板1における太陽電池2が設けられていない箇所、即ち、瓦同士が重ね合 わされる後部領域には、当該金属板1を屋根に取り付けるためのビス止め用穴1 bが2箇所以上形成されている。また、ビス止め用穴1bから金属板1の前端ま での距離Qは、ビス止め用穴1bから金属板1の後端までの距離Rよりも長く設 定されており、従って、屋根上への取り付けに際して上記ビス止め用穴1bの下 方に、先に配置した太陽電池モジュール10の金属板1が位置してしまうのを防 止することができる。
【0017】 また、本実施例では、ビス止め用穴1bはリブ1a上に形成しているので、例 えば、風圧によって屋根から剥がれようとするときの力は上記リブ1aに加わる ことになり、リブ1a以外の場所に加わる場合に比べて屋根上での取り付け強度 が向上する。
【0018】 次に、このような構成の太陽電池モジュール10を家屋の屋根に設置する場合 について説明する。設置する際の基本構成は、例えば、図2に示すように、野地 板11の上に千鳥配置に並べ置く構成とされる。そして、配置された各々の太陽 電池モジュール10は、そのビス止め用穴1bに図示しないビスが打ち込まれて 野地板11に固定される。なお、本実施例では、上記の配置構成において、後に 配置するモジュール10の前端部が先に配置されたモジュール10のカバーガラ ス4の後端上縁部分に重なるように配置することによって、カバーガラス4の側 面同士を合わせた場合に生じる隙間は、本実施例の場合には形成されないことに なる。
【0019】 以上説明したように、本考案の太陽電池モジュール10は、取り付け片の無い 構成とすることができるので、梱包や取り付けの作業性が向上する。また、本体 は補強用のリブ1aが形成された金属板1から成り、本体がガラス基板から成る ものと同等の強度及び耐風圧性を保持しつつ軽量化することができるため、屋根 上での取り付けの作業性向上及び輸送コストの低減が図れる。更に、本体が金属 板から成ることから、本体がガラス基板からなるものに比べてコストが割安であ あり、また、熱伝導性が良好となる。これにより、価格を低減できると共に、放 熱性が向上し太陽電池2の温度上昇を抑制して出力低下を防止することができる 。この放熱性は、例えば、上記リブ1aの数を増やして金属板1の表面積を増や すことにより、また、金属板1として熱伝導の良いものを用いることによって一 層高めることができる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、曲げに対する強度および風圧に対する信頼性 を維持しつつ、軽量化および取り付け辺がない形状とにより、当該太陽電池モジ ュールの梱包や屋根上での取り付けの作業性を向上できると共に輸送コストの低 減をも図ることができる。更に、放熱性の向上によって太陽電池の出力低下を防 止できるという効果、並びに高価なガラス基板を用いないことによる価格低減の 効果も併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)は本考案太陽電池モジュールの平面
図、同図(b)はそのA−A矢視断面図、同図(c)は
そのB−B矢視断面図である。
【図2】本考案太陽電池モジュールの取り付け状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 金属板 1a リブ(補強用の凹凸部) 1b ビス止め用穴(取付部) 2 太陽電池 3a 第1の接着剤層 3b 第2の接着材層 4 カバーガラス 10 スレート瓦型太陽電池モジュール 11 野地板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瓦として家屋の屋根に配置されて太陽光
    発電を行うスレート瓦型太陽電池モジュールにおいて、
    屋根の傾斜方向に補強用の凹凸部が形成された金属板に
    て本体を構成し、上記金属板が瓦として屋根上で重ね合
    わされる後部領域を除いた領域上に太陽電池を貼り付け
    て透明なカバーガラスで封着して成り、上記後部領域に
    は屋根に取り付けるための取付部を設けたことを特徴と
    するスレート瓦型太陽電池モジュール。
JP1993034624U 1993-06-25 1993-06-25 スレート瓦型太陽電池モジュール Expired - Fee Related JP2588550Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002151725A (ja) * 2000-11-14 2002-05-24 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの設置方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002151725A (ja) * 2000-11-14 2002-05-24 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの設置方法

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