JPH0763387B2 - テイコプラニン‐様誘導体 - Google Patents

テイコプラニン‐様誘導体

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JPH0763387B2
JPH0763387B2 JP63172849A JP17284988A JPH0763387B2 JP H0763387 B2 JPH0763387 B2 JP H0763387B2 JP 63172849 A JP63172849 A JP 63172849A JP 17284988 A JP17284988 A JP 17284988A JP H0763387 B2 JPH0763387 B2 JP H0763387B2
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ピエロ・アントニーニ
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グルポ・レペチツト・エス・ピー・エイ
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的は式 式中、Rは6−メチルオクタノイル及びn−ノナノイル
である、 の抗生物質テイコプラニン−様誘導体、その酸及び塩基
による付加塩である。
更に本発明の目的は該抗生物質を得る方法である。
テイコプラニンは、同化可能な炭素、窒素及び無機塩源
を含む培養媒質中で菌株アクチノプラネス・テイコミセ
テイカス(Actinoplanes teichomyceticus nov.sp.)AT
CC31121を培養することによつて得られる抗生物質であ
る。
上記の菌株から得られる主な生成物は、通常テイコプラ
ニンとして示される3種の生因子(A1、A2及びA3)の混
合物である(米国特許第4,239,751号)。
発酵汁から回収した生成物の精製によつて得られ且つグ
ラム陽性細菌に起因する感染の処置において化学療法的
用途に適するごく最近のテイコプラニン調製物[ウイリ
アムス(H.H.Williams)等;ジヤーナル・オブ・ホスピ
タル・インフエクシヨン(Journal of Hospital Infect
ion)、7(補足A)、101〜103(1986)]は大部分の
成分として、5種の構造的に類似した物質の複合体を含
み、このものは全体として通常テイコプラニン因子A2
して示される。上記の5種の類似した関連物質は相次い
で単離され、複合体の単一成分として同定され、このも
のは最近、科学誌及び特許文献において「テイコプラニ
ンA2」または「テイコプラニン複合体」として表示され
ている。
テイコプラニン複合体の5種の大部分の成分(通常の名
称:TA2−1、TA2−2、TA2−3、TA2−4及びTA2−5)
は上記の一般式(I)によつて表わすことができる: 但し、Rはそれぞれ次のとおりである: TA2−1):N−(Z−4−デセノイル); TA2−2):N−(8−メチルノナノイル); TA2−3):N−デカノイル; TA2−4):N−(8−メチルデカノイル); TA2−5);N−(9−メチルデカノイル)。
テイコプラニン複合体におけるその個々の比は、ヨーロ
ツパ特許出願公告(E.P.A.publication)第204179号に
記載された如く、発酵条件及び発酵媒質に加える前駆物
質に従つて変えることができる。
本発明の化合物はアクチノプラネス・テイコミセテイカ
ス菌株の発酵によつて得ることができる。殊に、社内コ
ードNo.A−184によつて特徴づけられるアクチノプラネ
ス・テイコミセテイカスの菌株は上記のテイコプラニン
−様誘導体の適当な生産菌である。該菌株の試料は、特
許方法の目的に対する微生物の寄託の国際的承認に関す
ブダペスト条約によつて定められた条件下で、ATCC[ア
メリカン・タイプ・カルチヤー・コレクシヨン(Americ
an Type Culture Collection、12301 Parklawn Drive、
Rockville、MD 20852 U.S.A.]に1987年7月21日に寄託
されており、このものはATCC No.53649で表示されてい
る。
ATCC No.53649によつて証明された上記の菌株は、N−
メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジンで処理
して得られ、そしてテイコプラニン複合体の5種の大部
分の成分とは異なるテイコプラニン−様抗生物質の実質
的な量を生産し得るその能力に基づいて選ばれたテイコ
プラニン・テイコミセテイカスATCC31121の人工的突然
変位体である。
突然変位体A−184は、米国特許第4,239,751号に記載さ
れた親菌株ATCC31121と同一の形態学的及び生理学的特
徴を示す。
また本発明の抗生物質の少量を適当な発酵条件下で親菌
株アクチノプラネス・テイコミセテイカスATCC31121に
よつて生産することができるが、しかし、該微生物によ
つて生産せれたテイコプラニン複合体の大部分の成分の
かなり多量から本化合物の少量を単離することは困難で
あり、実験目的及び実際の量に適する規模で所望の化合
物を得るためには実用的でない。
また突然変位体A−184は本発明の新規化合物と共に、
テイコプラニン複合体の大部分の成分のある量を生産す
るが、しかし、発酵汁におけるその相対比は親菌株から
得られる比よりもかなり低い。従つて、突然変位体A−
184の発酵汁から新規化合物の分離及び回収はより簡単
であり、新規のテイコプラニン−様誘導体の実質的な量
を得ることができる。
本発明の化合物を製造するために、アクチノプラネス・
テイコミセテイカスを生産する菌株を、同化可能な炭
素、窒素及び無機塩源を含む水性培養媒質中にて好気性
条件下で発酵させる。
好ましい炭素源はグルコース、マンノース、ガラクトー
ス、澱粉、トウモロコシ粉等である。好ましい窒素源は
アンモニア、ナイトレート、大豆粉、ペプトン、肉エキ
ス、酵母エキス、トリプトン、アミノ酸、等である。培
養媒質に配合し得る無機塩の中には、ナトリウム、カリ
ウム、鉄、亜鉛、コバルト、マンガン、マグネシウム、
カルシウム、アンモニウム、クロライド、アイオダイ
ド、カルボネート、サルフエート、ホスフエート、ナイ
トレート等のイオンを生じ得る普通の可溶性塩がある。
通常、抗生物質を生産する菌株をフラスコ中で予備培養
し、次に抗生物質の実質的な量を生産するために、この
培養液をびん発酵器に接種するために用いる。予備培養
に用いた媒質は多量発酵に用いる媒質と同一であること
ができるが、しかし、また他の媒質を用いることもでき
る。生産−菌株を20乃至40℃間、好ましくは26乃至32℃
間の温度で増殖させることができる。
発酵中の、抗生物質生産を、例えば生物検査、TLCまた
はHPLC方によつて、抗生物質活性に対する汁または菌糸
体試料を試験することによつて監視することができる。
試験細菌として、本発明の抗生物質に対して敏感な細
菌、例えば枯草菌(Bacillus subtills)及び黄色ブド
ウ球菌(S.aureus)を用いることができる。生物検査は
寒天プレート上で寒天拡散法によつて有利に行われる。
一般に、抗生物質活性の最大生産は接種後、2日乃至5
日間で起こる。
生産細菌の発酵汁から本発明の抗生物質の回収はそれ自
体公知の方法に従つて行われ、該方法には溶媒による抽
出、非溶媒の添加によるかまたは溶液のpH値の変化によ
る沈澱、分配クロマトグラフイー、逆相分配クロマトグ
ラフイー、イオン交換クロマトグラフイー、アフイニテ
イクロマトグラフイー等が含まれる。
好ましい方法には固定化されたD−アラニル−D−アラ
ニン上でアフイニテイクロマトグラフイー、続いて逆相
カラムクロマトグラフイーが含まれる。
本回収法に適する固定化されたD−アラニル−D−アラ
ニンマトリツクスはヨーロツパ特許出願公告明細書第12
2969号に記載されている。本方法における好ましいマト
リツクスは調節された細孔の交差結合したポリデキスト
ランでカツプリングしたD−アラニル−D−アラニンで
ある。
発酵汁を濾過後、または予備精製後、直接アフイニテイ
クロマトグラフイーにかけることができる。後者の方法
には、菌糸体に吸着した抗生物質を溶解するために、全
体の発酵塊を塩基性、好ましくはpH値9乃至11.5間に
し、次に濾過する方法が含まれる。透明な濾液をpH値7
乃至8間にし、次に固定化したD−アラニル−D−アラ
ニン上で、カラムまたは回分式でアフイニテイクロマト
グラフイーにかける。
溶離は水性塩基によつてより塩基性pH値(好ましくは9.
0乃至11.0間)で行われる。この水性塩基はアンモニ
ア、揮発性アミン、アルカリ金属もしくはアルカリ土類
金属水酸化物または随時有極性有機溶媒、例えば有極性
の水−混和性溶媒の存在下における塩基性緩衝溶液であ
ることができる。フラクシヨンを捕集し、酸(有機酸ま
たは無機酸、好ましくはギ酸)で中和し、そして本発明
の化合物の処理可能な量を含むフラクシヨンを個別化す
るためにHPLCによつて試験する(「処理可能な量」なる
用語は、テイコプラニン複合体の大部分の成分と共に溶
離した溶液中に含まれる所望の化合物(複数)の量が普
通の分離及び精製法によつて目に見えるほどの量で単離
を可能にするために十分な量であることを意味するもの
とする)。通常、テイコプラニン及びテイコプラニン−
様生成物に関して、全HPLC面積において所望の化合物の
1つの少なくとも2%を含有する溶離されたフラクシヨ
ンは所望の化合物の「処理可能な量」を含むものとみな
す。実施例2.2.3の条件下で、Rが6−メチルオクタノ
イルである式Iの化合物(化合物A)は19.93分の保持
時間(RT)値を有し、一方、Rがn−ノナノイルである
化合物(化合物B)は20.96分のRT値を有する。参照と
して、同一操作条件下で、TA2−2に対するRT値は24.71
分である。
所望の化合物の処理可能な量を含むフラクシヨンをプー
ルし、限外濾過によつて濃縮し、次に凍結乾燥する。
凍結乾燥による粗製の生成物を有極性の非プロトン性有
機溶媒に溶解し、次に移動相として有極性の非プロトン
性有機溶媒及び水性アンモニウム塩の勾配溶離混合物を
用いて、数回に分けて半分取HPLCにかける。
極性の非プロトン性有機溶媒の例は(C1〜C4)アルキ
ル、低級アルキルアミドまたはチオアミド、例えば好ま
しくはジメチルホルムアミドまたはジエチルホルムアミ
ドである。
アンモニウム塩の例はギ酸アンモニウム、酢酸アンモニ
ウム、ギ酸メチルアンモニウムであり;ギ酸アンモニウ
ムが好ましい。
この場合、固定相は好ましくはシラン化されたシリカゲ
ル、即ち、(C8〜C22)アルキル基で機能化したシリカ
ゲルである。
好ましい移動相は0.02Mギ酸アンモニウム/アセトニト
リル95:5及び0.02Mギ酸アンモニウム/アセトニトリル2
5:75の混合物によつて表わされる。
分取HPLCにかけた各部分の溶離液から、それぞれ化合物
A及びBを大部分の生成物として(HPLC分析)含むフラ
クシヨンを単離し、そして他の部分のフラクシヨンと合
わせる。例えば典型的な操作においては、2種の溶液が
得られ、その最初の溶液はn−ノナノイル化合物の少量
(約1.5%)と共に6−メチルオクタノイル誘導体約80
%を含有し、一方、第二の溶液は6−メチルオクタノイ
ル化合物約6%と共にn−ノナノイル化合物約90%を含
有する。
2種の溶液を減圧下で濃縮し、限外濾過し、次に凍結乾
燥し、2種の固体生成物が得られ、このものを更に半分
取HPLCにくり返しかけて精製し、式Iの純粋な化合物が
得られ、その特徴的なデータを実施例に示した。
すでに述べた如く、本発明の抗生物質は酸及び塩基性機
能を有し、普通の方法に従つて塩を生成させることがで
きる。
式Iの化合物の典型的且つ適当な酸付加塩には有機酸及
び無機酸の双方、例えば塩化水素酸、硫酸、リン酸、酢
酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、コハク酸、ク
エン酸、アスコルビン酸、乳酸、マレイン酸、フマル
酸、パルミチン酸、コール酸、パモイン酸、粘液酸、グ
ルタミン酸、シヨウノウ酸、グルタル酸、グリコール
酸、フタル酸、酒石酸、ラウリン酸、ステアリン酸、サ
リチル酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ソ
ルビン酸、ピクリン酸、安息香酸、ケイ皮酸等との標準
反応によつて生成した塩が含まれる。
塩基の典型的な例は次のものである:アルカリ金属また
はアルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム及び水酸化カルシウム;アンモニア
及び有機アミン、即ち、脂肪族、脂環式または芳香族ア
ミン、例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリエチ
ルアミン、ジメチルアニリン及びピコリン。
本発明の遊離アミノまたは非−塩化合物の対応する付加
塩への転化及びその逆、即ち、本発明の化合物の付加塩
の非−塩型への転化は通常の技術範囲内であり、そして
本発明に包含される。
例えば本発明の化合物を、その非−塩型を水性溶媒に溶
解し、そして選んだ酸または塩基のややモル過剰量を加
えることにより、対応する酸または塩基付加塩に転化す
ることができる。次に生ずる溶液または懸濁液を凍結乾
燥し、所望の塩を回収する。
非−塩型が溶解する有機溶媒に目的の塩が不溶性である
場合、選んだ酸または塩基の化学量論的量またはややモ
ル過剰量の添加後、非−塩型の有機溶液から濾過によつ
て塩を回収する。
非−塩型は水性溶媒に溶解した対応する酸または塩基塩
から、非−塩型を遊離させるために中和することによつ
て製造することができる。
中和に続いて脱塩を必要とする場合、普通の脱塩法を用
いることができる。
例えばシラン化したシリカゲル、非官能化したポリスチ
レン、アクリル性及び調節された細孔径のポリデキスト
ラン樹脂(例えばSephadex LH20)におけるクロマトグ
ラフイーまたは活性炭を有利に用いることができる。望
まぬ塩を水溶液で溶離した後、水及び有極性または非極
性有機溶媒の混合物の直線勾配溶離法または段階勾配溶
離法を用いて、例えばアセトニトリル/水の50:50から
アセトニトリル約100%までを用いて所望の生成物を溶
離する。
当該分野において公知の如く、有利な精製法として、製
薬学的に許容し得る酸(塩基)または製薬学的に許容し
得ぬ酸(塩基)による塩生成法を用いることができる。
生成させ、そして単離した後、式Iの抗生物質の塩型を
対応する非−塩または製薬学的に許容し得る塩に添加す
ることができる。
本発明のテイコプラニン−様化合物は多くの広い汎発性
感染に対して反応するグラム陽性バクテリアに対して活
性であり、従つて、本化合物は薬剤の製造に対して有用
である。しかしながら、本発明の化合物を動物生長促進
剤として、即ち、肉またはミルク生産動物の飼料量性を
増加させるために用いることができる。
本発明の化合物の抗バクテリア活性(antibacterial ac
tivity)を異なる細菌培養液について、標準希釈試験に
よつて試験管内で立証することができる。
MIC(最小抑制濃度)に対する培養媒質及び増殖条件は
次の通りである:ブドウ球菌(staphylococci)、大便
連鎖球菌)Strep.faecalis)及びグラム陰性パクテリア
[大腸菌(Escherichiacoli)]に対して、等感作試験
肉汁(Isosensitestbroth)[オキソイド(Oxoid)]、
24時間;他の連鎖球菌種に対して、トツド−ヘウイツト
(Todd−Hewitt)肉汁[デイフコ(Difco)]、24時
間;淋菌(Neisseria qonorrhoeae)に対して、GCベー
ス肉汁(Difco)+1%イソビタレツクス(Isovitale
x)(BBL)、48時間、CO2に富んだ雰囲気;インフルエ
ンザ菌(Haemophilus influenzae)に対して、脳心臓肉
汁(Difco)+1%補足(Supplement)C(Difco)、48
時間;接種物は肉汁希釈MIClml当り約104〜105集落−生
成単位であつた。
いくつかの細菌に対する上記のテイコプラニン−様誘導
体の最小抑制濃度(MIC、μg/ml)を次の第I表に示
す。
薬剤として用いる際、本発明のテイコプラニン−様誘導
体を、遊離化合物として、またはその製薬学的に許容し
得る塩の形態で、異なる径路によつて投与することがで
きる。一般に非経腸投与が好ましい径路である。
この目的のために、本発明の化合物は好ましくは、普通
の担体を用いて、投与する製薬学的組成物に調製物化す
ることができる。
注射用組成物が好ましく、該組成物は油または水性賦形
剤中の懸濁液、溶液または乳液としての形態であること
ができ、補助剤、例えば懸濁液、安定剤及び/または分
散剤を含ませることができる。
また、活性成分は、適当な賦形剤、例えば無菌水をこれ
に加えて、使用時に再生するための粉末、形態であるこ
とができる。
投与径路に応じて、本化合物を種々な投与形態に調製物
化することができる。
ある場合には、経口投与のために本発明の化合物を腸溶
皮投与形態に調製物化することが可能であり、該調製物
は当該分野において公知の如くして製造することができ
る[例えば「レミグトンズ・フアーマシユーテイカル・
サイエンシイーズ」(“Remington′s Pharmaceutical
Sciences")、1614頁、第15版、マツク・パブリツシン
グ・カンパニイー(Mack Publishing Company)、East
on,pennsylvania,USA参照]。
腸管内で抗微生物物質の吸収が胃管を通して未変化で通
過することが殊に望ましい場合に、特に上記のことが可
能である。
投与する活性物質の量は種々な因子、例えば処置する患
者の大きさ及び症状、投与経路及び回数、並びに含まれ
る薬剤に依存する。
本発明の抗生物質及びその生理学的に許容し得る塩は一
般に患者の体重1kg当り約1乃至20mg間の1日当りの投
薬量で有効であり、場合によつては、1日当り1〜4回
に分けて投与する。
殊に望ましい組成物は単位当り約50乃至2000mgを含有す
る投与単位として調製したものである。
徐放性調製ものは当該分野において公知の如く、異なる
機構及び方法に基づいて製造することができる。
本発明のテイコプラニン−様抗生物質を含む徐放性調製
物を製造する好ましい方法には水性または油性媒質に懸
濁させた抗生物質の水不溶性型の使用が含まれる。
生長促進剤として使用するために、本発明の化合物を適
当な飼料として経口的に投与する。用いる正確な濃度
は、飼料の正常量を消費する場合、生長促進有効量にお
いて活性剤を与えるために必要な濃度である。
動物飼料に本発明の活性化合物の添加は、好ましくは活
性化合物の有効量を含む適当な飼料予備混合物を製造
し、この予備混合物を完全飼料に配合することによつて
行われる。
また、活性成分を含む中間濃厚物または飼料補足物を司
郎に配合することができる。
かかる飼料予備混合物及び完全飼料を製造し、そして投
与し得る方法は参考図書に記載されており[例えば「ア
プライド・アニマル・ヌートリツシヨン」(“Applied
Animal Nutrition")、ダブリユ・エイチ・フリードマ
ン・アンド・カンパニイー(W.H.Freedman and Co.)、
サンフランシスコ(S.Francisco)、USA、1969、または
「ライブストツク・フイーズ・アンド・フイーデイン
グ」(“Livestock Feeds and Feeding")、オー・アン
ド・ビー・ブツクス(O and B Books)、カルバリス(C
orvallis)、オレゴン(Oregon)、USA、1977)]、そ
して、これを本明細書に参照として加える。
実施例1 アクチノプラネス・テイコミセテイカス突然変異体菌株
A−184)(ATCC53649)の単離 1ml当り108〜109個の細胞を含むS/ビス培養汁中の微生
物菌株アクチノプラネス・テイコミセテイカスATCC3112
1の細胞懸濁液をリン酸塩剤(pH7.0)の存在下において
N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン
(100μg/ml)で60分間処理した。
次に、懸濁液の試料0.1mlを新しいS/ビス培養媒質、 グルコース 10 g/ バクト・ペプトン・デイフコ 4 g/ バクト酵母エキス・デイフコ 4 g/ MgSO4・7H2O 0.5g/ KH2PO4 2 g/ K2HPO4 4 g/ pH=7、滅菌後 の10mlに再懸濁させ、そしてSM媒質、 グルコース 10 g/ バクト・ペプトン・デイフコ 4 g/ バクト酵母エキス・デイフコ 4 g/ MgSO4・7H2O 0.5g/ KH2PO4 2 g/ K2HPO4 4 g/ 寒天デイフコ 20 g/ 滅菌:121℃で5分間 に異なる希釈率(生理学的溶液中10-3〜10-6)で塗布
し、20℃で13日間培養した。
得られた集落を無作為に取り出し、媒質C、 グルコース(a) 2 g/ 酵母エキス 5 g/ アスパラギン 1.5g/ MgSO4・7H2O 0.5g/ CaCO3 5 g/ NaCl 0.1g/ CaCl2・2H2O 0.1g/ 鉱質補足物(b) 1 ml/ pH=6.9、滅菌後 (a) グルコースを別個に滅菌した (b) 鉱質補足組成物: ホウ酸 0.50g/ CuSO4・5H2O 0.40g/ KI 0.10g/ FeCl3・6H2O 0.20g/ MnSO4・H2O 0.40g/ FeSO4・7H2O 0.40g/ モリブデン酸アンモニウム 0.20g/ の100mlを含有する容量500mlのエルレンマイヤーフラス
コ中で発酵させた。
次に培養汁を実施例2の方法に従つて、HPLCによつて分
析し、テイコプラニン複合体の5種の大部分の成分、個
とにRT値19.93及び20.96をそれぞれ示化合物から異なる
テイコプラニン−様化合物をこれらの培養液が生産した
ことを確認した。
該培養を選び、別に保持し、そして凍結した。
実施例2 Rが6−メチルオクタノイル(化合物A)及びn−ノナ
ノイル(化合物B)である式Iの化合物の製造 2.1 発酵 2.1.1 培養質 S/ビス: グルコース 10 g/ バクト・ペプトン・デイフコ 4 g/ バクト酵母エキス・デイフコ 4 g/ MgSO4・7H2O 0.5g/ KH2PO4 2 g/ K2HPO4 4 g/ pH=7、滅菌後 媒質C: グルコース(a) 2 g/ 酵母エキス 5 g/ アスパラギン 1.5g/ MgSO4・7H2O 0.5g/ CaCO3 5 g/ NaCl 0.1g/ CaCl2・2H2O 0.1g/ 鉱質補足物(b) 1 ml/ pH=6.9、滅菌後 (a) グルコースを別個に滅菌した (b) 鉱質補足組成物: ホウ酸 0.50g/ CuSO4・5H2O 0.40g/ KI 0.10g/ FeCl3・6H2O 0.20g/ MnSO4・H2O 0.40g/ FeSO4・7H2O 0.40g/ モリブデン酸アンモニウム 0.20g/ 2.1.2 発酵条件 菌株A−184の凍結した保存培養液(2.5ml)を植物性媒
質(S/ビス)100mlを含有する容量500mlのエルレンマイ
ヤーフラスコに接種するために用いた。培養液を振盪機
によつて200rpm及びストローク5cmで、28℃にて48時間
培養した。
この培養液(400ml)を生産媒質(媒質C)を含有する
発酵器に接種するために用いた。びんを無菌の空気によ
つて流速2l/分で通気し、温度を28℃に保持しなが
ら、900rpmを攪拌した。
2.2 単離 2.2.1 回収 4個の発酵器からの培養汁を接種して4日後に回収し、
2N NaOHの添加によつてpH11に調節した後、15分間攪拌
し、次に吸引濾過した。合液した濾過汁(14)のpHを
2.5N HClで7.5に調節した。セフアロース−アシル−D
−アラニル−D−アラニンアフイニテイ樹脂[コルテイ
(A.Corti)、カサニイ(G.Gassani)、D−アラニル−
D−アラニン−フガロースの合成及び特製(Synthesis
and characterization of D−alanyl−D−agarose):
グリコペプチド抗生物質のアフイニテイクロマトグラフ
イーに対する新規の生物選択的吸着剤(a new bioselec
tive adsorbent for affinity chromatography of glyc
opeptide antibiotics)、アプライド・バイオケミスト
リイ・アンド・バイオテクノロジイ(Appl.Biochem.Bic
tec.)11、101−109(1985)]の適当な量(200ml)を
加え、4℃で一夜攪拌した。次に樹脂を吸尽した汁から
分離し、クロマトグラフイーカラムに入れた。カラムを
樹脂の5倍容量のトリス−HCl(Tris−HCl)緩衝剤(0.
05M、pH7.5)、次に同容量のトリス塩基溶液(0.05M)
で洗浄した。次にカラムをNH4OH水溶液(1%w/v)で溶
離し、200mlフラクシヨンを捕集し、分析用HPLCで調べ
た(2.2.3参照)。所望の抗生物質を含むフラクシヨン
(2〜6)を選び、プールし、ギ酸で中和した後、限外
濾過によつて70mlに濃縮した(2.2.2参照)。凍結乾燥
によつて粗製の生成物2.53gが得られた。この粗製の生
成物はHPLC分析により、テイコプラニン及びテイコプラ
ニン−様生成物に関して、全HPLC面積においてそれぞれ
約4%及び12%に対応する量で化合物A及びBの存在を
示した。次にこの粗製の生成物を半分取HPLCに付した
(2.3.1参照)。
2.2.2限外濾過 中和した溶離液を、1000ダルトンの名目上の分子量限界
(NMWL)を有するピイ・シイ・エイ・シイ・ペリコン
(PCAC Pellicon)限外濾過膜を備えた142mmハイ−フラ
ツクスU−Fセル・ミリポア(Hi−Flux U−F Cell Mil
lipore)装置で濃縮した。
2.2.3分析用HPLC 装置:ヒユーレツト・パツカード(Hewlett Packard)
液体クロマトグラフ、モデル1084B;UV検出器は254nmに
固定した。
カラム:エルバシル(Erbasil)C18 5μm、150×4.6mm
(Carlo Erba)。
移動相: A:0.02M NaH2PO4/CH3CN(95:5) B:0.02M NaH2PO4/CH3CN(25:75) 勾配溶離 分 %B 0 8 40 40 45 55 48 8 50 停止 流速:1.5ml/分 カラム圧:200気圧 注入容量:20μ 減衰:8 チヤート・スピード:0.5cm/分 基準:テイコプラニンA2複合体[ボルジ(A.Borghi)
等、ザ・ジヤーナル・オブ・アンテイビオテイクス(Th
e Journal of Antibiotics)、Vol.37、No.6、615〜620
頁(1984年6月)]を水に溶解し、1156.5μg/mlの濃度
の溶液を生成させた。
これらの条件下で、化合物Aは保持時間(RT)19.93分
を示し、一方、化合物BはRT20.96分を示した。
2.3 精製及び特性 2.3.1 半分取HPLC 凍結乾燥により得られた粗製の生成物を300mgの部分標
本に再分し、ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、これ
に水/アセトニトリルの混合物(1:1、v/v)1mlを加え
た。次に各部分を次の条件下で半分取HPLCに付した: 装置:ヒユーレツトパツカード液体クロマトグラム、モ
デル1084B;UV検出器は254nmに固定した。
カラム:リクロソルブ(Lichrocorb)RP−187μm、250
×10mm(Merck) 移動相: A:0.02M HCOONH4/CH3CN(95:5) B:0.02M HCOONH4/CH3CN(25:75) 勾配溶離: 分 %B 0 25 18 25 22 65 29 65 30 25 31 停止 流速:4ml/分 カラム圧:130気圧 注入容量:200μ 減衰:1024 チヤート・スピード:0.5cm/分 RT値10.2(フラクシヨンNo.1)及び12.4分)(フラクシ
ヨンNo.2)にそれぞれピーク中心の心に対応する2つの
フラクシヨンを単離した。各注入による溶離液を合液
し、分析用HPLCでチエツクした(2.3.3参照)。
次の容量及び濃度を有する2種の溶液が得られた。
アセトニトリルの大部分を溶液1及び2から真空下で除
去し、次に限外濾過によつて濃縮し、凍結乾燥し、それ
ぞれの固体生成物を得た。
上記の半分取HPLCを、上記2.1.2に述べた同一の大きさ
の他の3個の発酵及び回収バツチから得られた粗製の凍
結乾燥体についてくり返し行った。
次に各バツチの溶液1及び2から得られた固体生成物を
合わせ、上記同様の条件下で更に半分取HPLC操作に再び
付して精製した。それぞれ収量は化合物A35.2mg及び化
合物B28.9mgであり、このものをNMR分光学及び高速原子
緩衝法(FAB)によつて特性を明らかにした。
NMR及びFABスペクトルは、化合物Aの構造式が側鎖とし
て6−メチルオクノイル部分を有するテイコプラニン
(式I、R=6−メチルオクタノイル)の構造であるこ
と、そして化合物Bの構造式が側鎖にn−ノナノイルを
有するテイコプラニン(式I、R=n−ノナノイル)の
構造であることを明白に立証した。
2.3.2 NMR分光学 装置はアレイ・プロセツサー(Array processor)、250
MHzでのマグネツト及びコンピユーター化されたコンソ
ール・アスペクト3000を有するブルーカー(Bruker)モ
デルAM−250である。基準としてトリメチルシランを用
い、25℃にてDMSO−d6溶液中でスペクトルを得た。
第1図及び第2図はそれぞれ化合物A及びBの1H−NMR
スペクトルを示す。
最も顕著なピークの帰属はテイコプラニンスペクトルの
比較に基づいて、そして2次元分光学、即ち1H同核相関
分光学に基づいて示される。化合物A及び化合物Bのス
ペクトルは脂肪族鎖領域においてのみテイコプラニンA2
複合体成分と異なる。実際に、化合物Aにおいて、2個
のメチル基がδ=0.8ppm(J=6.4Hz)でほとんど一致
してCH2−CH3部分による三重線及び(CH)−CH3部分に
よる二重線によつて示されることがわかる。加えて、4
個のCH2基が、スペクトル全体から推論されるように、
鎖中に存在する。
化合物Bにおいては、鎖の末端メチル基がδ=0.83ppm
(J=6.5Hz)で(CH2)−CH3による三重線で示され
る。スペクトル全体によつて示される如く、鎖中に7個
のCH2基が存在する。
2.3.3 高速原子衝撃−質量スペクトル 装置はマトリツクスとしてチオグリセリン:グリセリン
混合物(2:1、v/v)を用いるVG70/250である。衝撃ガ
ス;Xe;キネテイク・エネルギー6〜8KeV;加速電圧6KV。
正イオンスペクトルをm/z600〜2000から捕集した。
カチオン化された分子イオン(MH+またはMNa+)及びFAB
−MASによつて測定したマトリツクスとの付加物は、NMR
データと一致して、双方の化合物に対して分子量1863
(最低の同位元素組成)を示した。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1.式 式中、Rは6−メチルオクタノイル及びn−ノナノイル
である、 のテイコプラニン−様誘導体或いはその酸または塩基に
よる付加塩。
2.薬剤として使用するための上記1に記載の化合物。
3.動物生長因子としての上記1に記載の化合物の使用。
4.菌株アクチノプラネス・テイコミセテイカス(Actino
planes teichomyceticus)を好気性条件下で、同化可能
な炭素、窒素及び無機塩源を含む栄養媒質中にて20℃乃
至40℃間の温度で培養し、そしてクロマトグラフ的方法
によつて、濾過した発酵汁から粗製の分離物の他の成分
より2種以上の生成物を分離することからなる上記1に
記載の化合物の製造方法。
5.菌株アクチノプラネス・テイコミセテイカスがアクチ
ノプラネス・テイコミセテイカスATCC53649或いは上記
1に記載の化合物を産生し得る突然変異体または変種で
ある上記4に記載の如く方法。
6.濾過した発酵汁から組成の分離物を、該濾過した発酵
汁をpH値9乃至11間で固定したD−アラニル−D−アラ
ニンアフイニテイマトリツクスと接触させ、上記1に記
載のテイコプラニン−様化合物の処理可能な量を含むフ
ラクシヨンを捕集し、プールしたフラクシヨンを限外濾
過によつて濃縮し、そして濃縮物を凍結乾燥することに
よつて得る上記4または5に記載の方法。
7.濾過した発酵汁から組成の分離物他の成分より上記1
に記載の化合物の分離を、移動相として水性ギ酸アンモ
ニウム;アセトニトリル混合物の直線勾配混合物を用い
て、半分取HPLCによつて行う上記4〜6のいずれかに記
載の如き方法。
8.移動相として用いる混合物が0.02Mギ酸アンモニウム
/アセトニトル95:5及び0.02Mギ酸アンモニウム/アセ
トニトリル25:75である上記7に記載の如き方法。
9.アクチノプラネス・テイコミセテイカスATCC53649。
10.アクチノプラネス・テイコミセテイカスATCC53649の
菌株或いは回収し得る量において上記第1に記載の化合
物を生産し得る突然変異性または変種の生物学的に純粋
な培養体。
11.抗生物質として用いる薬剤を製造するために上記1
に記載の化合物の使用。
12.上記1に記載の化合物を製薬学的に許容し得る担体
との混合物として含んでなる製薬学的組成物。
【図面の簡単な説明】
第1図は化合物Aの1H−NMRスペクトルを示す。 第2図は化合物Bの1H−NMRスペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/20 C12R 1:045)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 式中、Rは6−メチルオクタノイル及びn−ノナノイル
    である、 のテイコプラニン−様誘導体或いはその酸または塩基に
    よる付加塩。
  2. 【請求項2】アクチノプラネス・テイコミセテイカス
    (Actinoplanes teichomyceticus)ATCC53649の菌株或
    いは回収し得る量において特許請求の範囲第1項記載の
    化合物を生産し得る突然変異体または変種の生物学的に
    純粋な培養物。
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