JPH0763190A - 流体機械の流量制御装置 - Google Patents

流体機械の流量制御装置

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Publication number
JPH0763190A
JPH0763190A JP21284993A JP21284993A JPH0763190A JP H0763190 A JPH0763190 A JP H0763190A JP 21284993 A JP21284993 A JP 21284993A JP 21284993 A JP21284993 A JP 21284993A JP H0763190 A JPH0763190 A JP H0763190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic member
hollow
annular elastic
flow rate
pressure air
Prior art date
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Pending
Application number
JP21284993A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Sato
明夫 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0763190A publication Critical patent/JPH0763190A/ja
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体機械の流量制御に要する設備費を低減
し、構造を簡単にして信頼性を向上させるとともに、制
御設備の維持管理を容易にして維持管理費をも低減させ
る。 【構成】 合成ゴムのような弾性材料によって構成した
中空環状の弾性部材10を、横軸軸流ポンプ1における
ケーシング4の出口4A内にブラケット11を介して取
付け、中空環状の弾性部材10の中空部10Aに高圧空
気供給源12Aから高圧空気を供給し、その供給量に応
じて出口4Aの断面積を局部的に小さくしたり、排気通
路13Aからの排気量に応じて出口4Aの断面積を局部
的に大きく制御できるようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプや送風機などの
流体機械の流量を制御する流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプや送風機などの流体機械において
なされている従来の流量制御手段として、ポンプおよび
送風機の羽根車を回転駆動するモータやエンジンなどの
原動機の回転数を制御する第1の制御手段、あるいはポ
ンプや送風機などの流体機械の吐出口に吐出弁を介設し
て、その開度を調整する第2の制御手段などが知られて
いる。
【0003】しかし、これら従来の制御手段において、
第1の制御手段は、減速機および電気的な制御機器を必
要とするため設備費が嵩む難点を有している。また、第
2の制御手段は、構造が複雑であるとともに、若干信頼
性に劣るなど欠点を有している。そして、第1の制御手
段および第2の制御手段ともに、維持管理が比較的煩わ
しく維持管理費が高くなる難点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、モータやエンジンなどの原動機の回転数を制御す
る手段では設備費が嵩み、吐出弁の開度を調整する手段
では構造が複雑になるとともに、若干信頼性に劣る。し
かも両手段ともに維持管理が比較的煩わしくそれだけ維
持管理費が高くなるなどの点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、流体機械の流
体通路に中空環状の弾性部材を配置し、この中空環状の
弾性部材の中空部に高圧流体供給系および排出系を接続
するとともに、前記高圧流体供給系から前記中空部に供
給される高圧流体量と前記排出系から排出される高圧流
体量を制御する制御器を備え、供給される高圧流体量と
排出される高圧流体量に基づく前記中空環状の弾性部材
の弾性変形によって前記流体通路の断面積を局部的に拡
縮するように構成したことを特徴とし、設備費を低減
し、構造の簡略化を図って信頼性を向上させるととも
に、維持管理を容易にして維持管理費をも低減する目的
を達成した。
【0006】
【作用】本発明によれば、制御器から出力される制御信
号によって排出系を開放して、中空環状の弾性部材の中
空部内の高圧流体を全て排出した中空環状の弾性部材の
自然状態では、流体通路の断面積が局部的に最も拡大さ
れる。したがって、原動機の等回転での流量は最大にな
る。一方、排出系を閉じて高圧流体供給系から前記中空
部内に高圧流体を供給することによって、中空環状の弾
性部材が弾性変形して膨らみ、流体通路の断面積を局部
的に縮小させる。この縮小量は前記中空部内に供給され
る高圧流体量に応じて変化する。つまり、中空環状の弾
性部材の中空部への高圧流体供給量の最大点で弾性変形
量が最大になり、流体通路の断面積が局部的に最も縮小
され、原動機の等回転での流量は最小になる。したがっ
て、中空環状の弾性部材の自然状態から高圧流体供給量
の最大点に至るまで高圧流体供給量を増量させることに
より、中空環状の弾性部材の弾性変形による膨らみが漸
増し、流体通路の断面積を局部的に漸減させ、原動機の
等回転での流量を最大値から最小値に移行させることが
できるとともに、排気系を開放して前記最大点から中空
環状の弾性部材の自然状態に至るまで中空部内の高圧流
体を排出させることにより、中空環状の弾性部材の弾性
変形による膨らみが漸減し、流体通路の断面積を局部的
に漸増させ、原動機の等回転での流量を最小値から最大
値に移行させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は流体機械として横軸軸流ポンプ1を示して
おり、この横軸軸流ポンプ1は、羽根車2を取付けた主
軸3がケーシング4に設けた封液軸受5とケーシング4
内の水中軸受6によって回転自在に支持されており、主
軸3の外端部はカップリング7を介してモータもしくは
エンジンなどの原動機8に連結されている。羽根車2の
直下流位置に複数の案内羽根角9,9が設けられ、この
案内羽根角9,9の直下流位置、つまり、ケーシング4
の出口4Aに、たとえば合成ゴムのような弾性材料によ
って構成された中空環状の弾性部材10がブラケット1
1を介して取付けられている。
【0008】中空環状の弾性部材10における密閉され
た中空部10Aに連通して、高圧空気供給系12および
排気系13が接続されている。すなわち、高圧空気供給
系12は、ブロワーあるいはエアーコンプレッサなど高
圧空気供給源12Aと、高圧空気供給源12Aの給気口
12aと中空部10Aの入口を接続する通路12Bを備
え、給気口12aの直下流位置に電磁弁もしくは電動弁
によってなる給気弁12Cが介設されている。そして、
排気系13は、通路12Bにおける給気弁12Cの下流
位置から分岐された排気通路13Aと、この排気通路1
3Aに介設した電磁弁もしくは電動弁によってなる排気
弁13Bによって構成されている。
【0009】高圧空気供給系12から中空環状の弾性部
材10における密閉された中空部10Aに供給される高
圧空気量および排出系13から排出される空気量は、制
御器14から出力される制御信号に基づいて制御され
る。つまり、制御器14から高圧空気供給系12の給気
弁12Cおよび排気系13の排気弁13Bに開閉制御信
号が出力される。また、中空部10Aの空気圧は圧力検
出手段15によって検出され、検出した圧力値信号は制
御器14に入力されるように構成されている。
【0010】このような構成であれば、制御器14から
出力される制御信号によって排気弁13Bを開き、給気
弁12Cを閉じることにより、中空環状の弾性部材10
の密閉された中空部10Aを大気に連通させ、中空部1
0A内の空気を全て排出した中空環状の弾性部材10の
自然状態では、図1および図2に示すように、ケーシン
グ4の出口4Aの断面積が局部的に最も拡大される。し
たがって、原動機8の等回転での流量は最大になり通常
運転を実行できる。このように中空環状の弾性部材10
が自然状態で、ケーシング4の出口4Aの断面積が局部
的に最も拡大されている通常運転状態は、圧力検出手段
15が大気圧を検出し、これが制御器14に入力される
ことによって確認できる。
【0011】一方、排気弁13Bを閉じ、給気弁12C
を開いて高圧空気供給源12Aを運転することにより、
高圧空気が通路12Bを通って中空部10A内に供給さ
れる。これにより、中空環状の弾性部材10が弾性変形
して膨らみ、ケーシング4の出口4Aの断面積を局部的
に縮小させる。この縮小量は中空部10A内に供給され
る高圧空気量に応じて変化する。つまり、中空環状の弾
性部材10の中空部10Aへの高圧空気供給量の最大点
で弾性変形量が最大になり、図3に示すように、ケーシ
ング4の出口4Aの断面積が局部的に最も縮小され、原
動機8の等回転での流量は最小になり最小流量運転を実
行できるる。このように中空環状の弾性部材10の弾性
変形量が最大で、ケーシング4の出口4Aの断面積が局
部的に最も縮小されている最小流量運転状態は、圧力検
出手段15が最大圧力値を検出し、これが制御器14に
入力されることによって確認できる。
【0012】本発明によれば、図2に示す中空環状の弾
性部材10の自然状態から、図3に示す高圧空気供給量
の最大点に至るまで高圧空気の供給量を増量させること
により、中空環状の弾性部材10の弾性変形による膨ら
みが漸増し、ケーシング4の出口4Aの断面積を局部的
に漸減させ、原動機8の等回転での流量を最大値から最
小値に移行させることができる。また、排気弁13Bを
開き、給気弁12Cを閉じて、高圧空気供給量の最大点
から中空環状の弾性部材10の自然状態に至るまで中空
部10A内の高圧空気を排出させることにより、中空環
状の弾性部材10の弾性変形による膨らみが漸減し、ケ
ーシング4の出口4Aの断面積を局部的に漸増させ、原
動機8の等回転での流量を最小値から最大値に移行させ
ることができる。すなわち、中空部10A内に供給され
る高圧空気量と中空部10Aから排出される空気量に基
づく中空環状の弾性部材10の弾性変形によって、ケー
シング4の出口4Aの断面積を局部的に拡縮させること
により、流量を調整することができる。しかも、従来の
第1の制御手段で使用していた減速機および電気的な制
御機器などを原動機8に付設する必要はないので、それ
だけ設備費が低減される。また、従来の第2の制御手段
と比較して構造が簡単であるため、故障の発生率が低く
なり信頼性を向上させることができるとともに、維持管
理が容易になるので維持管理費を低減できる。
【0013】なお、前記実施例では、流体機械として横
軸軸流ポンプ1を使用して説明しているが、本発明は前
記実施例にのみ限定されるものではなく、他の型式のポ
ンプまたは送風機などに使用することもできる。また、
ケーシング4の出口4Aに中空環状の弾性部材10を配
置した構成で説明しているが、ケーシング4の出口4A
に接続される吐出通路(図示省略)に中空環状の弾性部
材10を配置してもよい。さらに、高圧空気に代えて高
圧油を中空環状の弾性部材10の中空部10Aに供給す
るように構成してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、中空環
状の弾性部材の中空部内に供給される高圧流体量と中空
部から排出される流体量に基づく中空環状の弾性部材の
弾性変形によって、流体通路の断面積を局部的に拡縮さ
せることにより、流量を調整することができるので、減
速機および電気的な制御機器などを原動機に付設する必
要はないので、それだけ設備費が低減される。また、構
造が簡単であるため、故障の発生率が低くなり信頼性を
向上させることができるとともに、維持管理が容易にな
るので維持管理費を低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す系統図である。
【図2】通常運転実行時の中空環状の弾性部材を示す正
面図である。
【図3】最小流量運転実行時の中空環状の弾性部材を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 横軸軸流ポンプ(流体機械) 4 ケーシング(流体通路) 10 中空環状の弾性部材 10A 中空部 12 高圧空気供給系(高圧流体供給系) 13 排気系(排出系)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体機械の流体通路に中空環状の弾性部
    材を配置し、この中空環状の弾性部材の中空部に高圧流
    体供給系および排出系を接続するとともに、前記高圧流
    体供給系から前記中空部に供給される高圧流体量と前記
    排出系から排出される高圧流体量を制御する制御器を備
    え、供給される高圧流体量と排出される高圧流体量に基
    づく前記中空環状の弾性部材の弾性変形によって前記流
    体通路の断面積を局部的に拡縮するように構成したこと
    を特徴とする流体機械の流量制御装置。
JP21284993A 1993-08-27 1993-08-27 流体機械の流量制御装置 Pending JPH0763190A (ja)

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JP21284993A JPH0763190A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 流体機械の流量制御装置

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JP21284993A JPH0763190A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 流体機械の流量制御装置

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JPH0763190A true JPH0763190A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16629349

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JP21284993A Pending JPH0763190A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 流体機械の流量制御装置

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JP (1) JPH0763190A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102346560B1 (ko) * 2021-08-03 2022-01-06 (주)하백 펌프의 흡입구경 조절장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102346560B1 (ko) * 2021-08-03 2022-01-06 (주)하백 펌프의 흡입구경 조절장치

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